2020-04-25

コロナウイルス人類の敵ではない。彼らによって私たち進化する

100年に一度という未曾有のコロナウイルスショックに世界が見舞われている。

世界の多くの国でロックダウンが起こり、経済は停滞し、多くの企業経験したことのない困難に見舞われている。

リーマンショックどころの話ではない、世界の人々の生活スタイルを大きく変え、これまでの価値観が大きく変化している。

生活スタイルの変化に伴い、人々のニーズは大きく変わり、これまで必要とされていたビジネスはどんどんその価値を失い、その一方で新しいビジネス価値が高まりつつある。

しかし、この認識に対して私は違った視座を持っている。

私の視座はこうだ。

今回のコロナショックは「人類の壮大な過剰反応であると思っている。

今回問題になっている新型コロナウイルス人類にとって大きな敵ではない。

・これまでのインフルエンザと変わらない致死率

感染していても本人が気が付かず無症状で免疫を獲得している人々の存在

空気感染でなく接触感染もしくは飛沫感染を主な経路とした感染

こういったことが徐々に研究の結果見えてくるようになった。

今、アメリカでは大規模な抗体検査が行われている。

その結果、想定の50倍以上の人々が「知らず知らずのうちに感染免疫を獲得している」ということが分かってきた。

実際のところ、私たち人類がこのウイルスを脅威だと認識する以前から彼らは私たち人類感染し続けていた。

まるでステルスマーケティングのように私たちの知らないところでじわじわと拡大していた。

拡大しているにもかかわらず気がつかない理由

それは以下の二つ。

ウイルス感染しても本人が気がつかない

・極めて低い致死率

このウイルスは非常に特殊な「能力」を持っている。

ここでひとつ思考実験をしてみよう。

・もし世界インターネットがなかったら?

・もし人々がスマートフォンを持っていなかったら?

この二つの前提において、今回の新型コロナウイルス感染拡大したとしたら?

おそらく、ここまで世界中の経済を停滞させ、人々の生活スタイルを変えるほどのインパクトはなかっただろう。

人々は通常通り経済活動を行い、 低い致死率で一部の人々が亡くなり、 インフルエンザの延長ぐらいの感じで新しいウイルス流行っているのだと報道される程度であろう。

しかし実際はそうならなかった。

その理由は明白である

世界情報でつながっている」

これが唯一の理由である

その世界中をつなげる情報は必ずしも正しいものではない。

不安や、誤った認識や、 不信感。

それらも含めての情報である

我々はインターネットスマートフォンによって、身体的なつながりや、対面でのコミュニケーションで得られる範囲を超えて大きく繋がった。

そして、これによって不安や、誤った認識や、不信感も世界中で繋がっていく。

もし世界インターネット存在せず、普通の人々スマートフォンを持たなかったとしたら、不安や、誤った認識や、不信感も広がっていくことはなかっただろう。

そして、今回のように大規模に経済も止まることはなかっただろう。

これから日本でも抗体検査が行われるにつれ、すでに免疫を獲得している人がたくさんいることがはっきりしていくだろう。

免疫を獲得している人々は、いち早く経済活動に参画し普段通りの生活を行なっていくだろう。

そうやって一部の人を除いて経済は徐々に戻っていく。

しかしもう一つ大切なポイントがある。

いかいか別にして人類は壮大に過剰反応してしまった。

そして、それによって「人の移動が必要とされない側面」に気がついてしまった。

具体的に言うと、

飲食店食事に行くのではなくウーバーイーツなどのデリバリーで運んでもらう

飛行機で移動してビジネスホテルに泊まって出張するのではなく、会社からビデオチャット仕事をする

・平日毎日学校に行くのではなく、自宅でビデオ教材やオンライン授業で学習をする

病院に行って診察をしてもらうのではなく、電話スマホを使った遠隔診察をしてもらう

今回の「人類の過剰な反応」によってもたらされたメリットがあるとすれば、こういったことに人類が気づいたことだと思う。

アフターコロナ世界は、もう以前のようには戻れない。

「人が移動する価値」は、もう日常には必要とされない。

ほとんどの経済活動がオンライン化し、その反面「人が移動する価値」は「ラグジュアリー体験として」のみ存在価値を維持し続けると思う。

ただ泊まるだけのビジネスホテルは消滅するが「ラグジュアリー体験」としての旅行などの宿泊は高い価値を維持し続けるだろう。

ただ情報を伝えるだけの営業はどんどんオンライン化されていくだろうが「ラグジュアリー体験」としての対面接客は残り続けるだろう。

私たち新型コロナウイルスによって、新しい時代へと進化することができた。

世界はより効率的により快適になっていくだろう。

今我々がすべきことは何か。

新しい時代」を楽しもう。

新しい時代に、どんなビジネスができるのか。

新しい時代に、どんな家族のあり方があるのか。

新しい時代に、どんな働き方ができるのか。

もう一度言う。

新しい時代」を楽しもう。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん