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はてなキーワード: 青空とは

2020-05-20

よく調べもせずリモートやるとかとおなじで

ま、あべ政権はおれら、オタク秋葉家に所外独身でいてほしんだなぁと、

一族殺し ありがとう

せっかく、かわいいおんながいっぱいいる職場とおもったら、コロナおしまい。次の職場 終わってる つぎは男職場 わらう。呪われてんだろうな

 

国の金でリモート学ぶやつ

事故防止で、自費で学んだリモートノウハウ取られるやつ。

呪われてる この国。 ノウハウ無料なんだろうな。日本人にとって

 

子供向けの青空教師大人が混ざって、未経験者で実質子供ならともかく

いくら稼ぐんだろうな

ほとんどないけど、ビジネスのおな話をすることもありますから相手によります

2020-05-18

星空ってどうして美しいのかなあ

いや、青空も美しい

山も美しい

花も美しい

森も

川も海も

石も

外は美しいものだらけ

シルクも美しい

真珠も美しい

人が作るものも美しい

ミシャの絵も、ドビュッシー音楽も美しい

ダイヤモンド

シャンデリアも

人も美しい

思い出も美しい

美しくないものも、美しくなる

よく考えてみると、こんなに美しいものに囲まれている

2020-05-15

近所のスーパー銭湯に行ってきた

言うほど近所ではない。自転車20分くらいか

現在営業時間は短縮し、サウナマッサージなどは閉まっているけど、入浴は問題なくできる

行政の言うサウナダメだけど銭湯OKというのはそういう意味じゃないような気がするけれども、まあ都内じゃないからなんでもいいんだろう

どうやら朝9:00から営業しているという頭のおかし

一番風呂を目指す爺さん需要回避して10:00過ぎの到着を目指した

決して起きられなかったわけではない

一番空いていそうな時間を狙ったのだ

決して起きられなかったわけではない

もっとガラガラかと思ったけれど、空いているなりに人入りはあった

いくつかある湯船に、必ず誰か一人はいるくらい

平日の午前中から暇な奴らめ

暇なら暇なりにちゃんステイホームしてろよ


ジェットやら電気やら、薬草とか炭酸とか、ありがちな湯はひと通りあった

別府から湯を運んできてるとか正気の沙汰とは思えない湯まである

「硫化硫黄泉」という意味のわからない文字列が目についたが、見なかったことにした

このスーパー銭湯の優れている点をひとつ挙げるとすれば、露天風呂が充実していることだ

先ほどの別府の湯を含む4つの湯が屋外に設置されていて、それぞれ十分に広い

都市部で、さほど大規模でない、600円程度で入れる店舗で、これだけの露天風呂を用意しているところはそう多くない

景色こそ臨めないものの、空は大きく開かれていて、開放感がある

青空の下で入る風呂のなんと気持ちいいことか

頬をなでるそよ風がもまた気持ちいい

昼間っから何をやっているんだ

その後は軽くのぼせ気味になりながら、更衣室でグリーンダカラと麦茶を飲む

食堂もあり、時間柄それなりににぎわっていたけれども、今回は立ち寄らずに帰った

とても良かった

2020-05-13

anond:20200510191747

青空のもと広いグランドとかで台置いてすればいんじゃない。

2020-05-11

みんな、パソコンから目を離して外を見てみて

すごくいい天気だよ

女も男もキモオタデブハゲも、みんな手を取り合って生きてきたから生まれた突き抜けるような青空だよ

2020-05-07

anond:20200507172119

お日様が 高い空にあって

見渡すかぎり 青空

風もあったかけりゃ

そりゃ 気持ちよかったろうなぁ

なんだか 心の中まで あったかくなって

嫌なこと みんな 許してしまいたくなって

なんだか 泣きたくなる

毎日飽きないくらいの食材調味料の種類がない

毎日レシピを考えるのは大変だったりする。美味しいものでも飽きてくるのだ。

マルシェ青空を見ると世の中的には色んな種類の野菜はあるが、スーパーに並んでいる種類は少ない。

海外みたいに苦い野菜日本では売れないので、基本甘さしかない。


調味料も案外少ない。

さとう、塩、酢、醤油味噌スパイスの組み合わせしかない。

Amazonにいけばもっと種類があるのかと思ったら意外とないものなのだ


レシピサイトはたくさんあるが、飽きない組み合わせ順ってのを提示してくれるのはない。


そもそも調味料の入れ物が大きすぎるのだ。

駄菓子のヤッター!麺くらいの大きさで100種類くらいスーパーの棚に並んでいれば、分量を間違えて失敗するといったこともなくなる。

なんかスカッ青空なだけで嬉しくなる

こりゃなんなんだ、わたし光合成とかしてないのに。

今日青空だね

さっき空飛んでたら青色のランプの精に会ったよ。ジニーって言うんだって

おしゃべりなやつでJavaだとか情報家電を繋ぐだとかずっと喋ってた。

何だろうね。

グレイ👽

2020-05-04

今日は曇り空だね

僕は雲の上を飛ぶからいつも青空

今日もピューっと世界回ってくるね。

グレイ👽

2020-05-02

スーパー青空の下で一人分とか3人分とかの単位段ボールでまとめて売ればいいのに

普段通り密集させて買い物させるのはなんでだ

千円札だけで会計できる金額にすれば

2020-04-26

散歩しよう

ぷらぷら歩きながらコンビニビールつまみを買い

その足で公園に行き、青空の下で飲むつまむ

むはー最高ですぞ

2020-04-25

楽天ソリューション主義

「全国民セルフPCR検査無料)」を推奨する楽天は、非常時へのソリューションをまとめたパッケージをもって国に営業をかけてきた。

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/dai77/siryou5.pdf

検査キットを1万円とした場合、全部で5,000億円ほどの費用がかかるという。

検査キットは国民には「無料」だが、楽天は無利益検査キットを提供するとはいっていない。そして国が検査キットを買い上げる原資は国民税金だ。


さら楽天は「楽天トラベルによる軽症者・無症状者受入施設対応のご支援」を提示している。

行政自治体担当者様向けの問合せページを楽天トラベルにてご用意」し、「受入可能施設検索ページも提供」するそうだ。

だがシステムの利用料が無料であるとは資料に書いていない。



この危機にさいして、楽天は「全国民PCR検査体制を実現する、オンライン診療ホテル青空診療活用した非対面中心のコロナ感染症治療フロー(案)」というポンチ絵ソリューションとして国に提供しようとしているが、これを採用すると、いつのまにか楽天に多額のもうけが出るようになっているように見える。



このようなやり方は「ソリューション主義」とよばれ、結局のところ解決にはならないとして欧米言論空間批判されつつあるのだが、日本では思想的な立場からこれを批判する動きがみられない。

参考:COVID-19 ソリューション主義解決策にならない

https://anond.hatelabo.jp/20200414222438

2020-04-24

anond:20200424071658

自衛隊どうしたの?緊急事態制限でこうなったんだから政府責任自衛隊による市場なんてあたりまえでしょ?

3日1度ではなく、防疫した青空市場出せやじゃないの?政府要望したんだから政府要望する権利がある

2020-04-23

今日関東は天気いいね

見上げれば青空を背に飛行機雲だよ。

のどかのどか

そろそろ昼ご飯作るかな。

2020-04-10

1日中1人で公園花見

1日中1人で公園花見をしていた。

から自転車10分の公園が、花見宴会禁止になっていて

毎年人でぎっちりの桜並木に囲まれた芝生の上がほぼ貸し切り状態

(地方なので、自粛要請はなし)

 

仕事はもともと在宅ワークなので、桜が咲いてから

毎日のようにこの公園に来て、水筒お茶を飲みながら本を読むのが日課になっている。

いくら自粛要請がないとは言え、人が多いところに行くほど

不用意ではなく、運動不足解消にも役立てる。 

 

今日は定休日だったので、朝1番に起きて、公園に行く途中にあるお気に入りカフェ

ベーグルコーヒーの朝食を食べて、そのまま公園直行

今日もほぼ貸し切り状態公園ゆっくり歩いて、適当場所

腰を下ろして持ってきた本を読む。

芝生の上なので、疲れたストレッチをしたり、何なら寝転がって

桜の枝ごしに青空を眺めたりする。

 

 

パラパラいる家族連れが距離をとって花見を始める頃には、お昼になっていて

目をつけていた新しいコッペパンの店に出向くも残念ながら定休日

仕方ないんでそのまま自転車に戻って、公園のすぐそばにある所大型ショッピングモールへ。

 

 

テラスからフードコートに入って、手早く丼ものを注文して

受け取ったらすぐにテラスへ移動。

もちろん念のために、念入りに手を消毒している。

テラス席も人がまばらで、静かで快適。

桜は見えないけれども、青空を見ながら食事をして、フードコート

マックで食後のコーヒーを買って、しばしテラス日記などを書き散らす。

 

 

いい具合にお腹がこなれてきたので、席を立ってまた自転車に乗り

公園に戻って今度は桜に囲まれた池の側に移動してまた読書

本も1冊読み終わりかけた頃には、今日は少し寒く、防寒対策をしてても体が冷えたので

体を温めるため公園をまた一周ウォーキング

 

 

そうこうしてるうちに、家の猫と犬達のご飯時間になったので帰宅

全員にご飯をやって、私のご飯を食べ終わったのが今。

ちなみに夕飯のメニューは、今日1日あまり食べれなかった野菜がメインのポトフぶどう

 

 

そろそろ犬が散歩に連れて行けとそわそわし始めたので、犬の散歩をして、

帰ってくる頃にはきっと暗くなっているので、冬のダウンコートを出して

もう一度また公園に行くつもり。

毎年だったら、ぼんぼりがついて宴会客でやかましいだろうけど、今年は

ライトアップもなし。

多少薄暗いけれども、外灯はあるし、夜桜が綺麗だったと友人が言ってたので

今散り始めている1番きれいな時期を逃したくない。

 

 

今年、40年近く生きてきて、初めて本当の意味での花見をしたような気がする。

花が咲き始めてから毎日花見をしに公園まで来てるけども、桜がこんなに

れいだったなんて多分今年初めて知った。

 

 

もちろん日本人なので、毎年花見子供の頃からしてきたしきれいと思ってたけども

花より団子になってしまっていて、大人になってからは、アルコールも入っていたし

みんなでドンチャン騒ぎすることが楽しかたから多分あんまり花見てない。

 

 

今年は読書をしながらなのでほんとに端を見てるかと言ったら、違うかもしれないけども

しか見れないこの桜の姿を、この時間を、一緒に過ごしたいなと思って今日は1日

桜の木の下にいた。

満月は昨日だったと思うけども、きっと今夜の月も綺麗だと思う。

夜桜越しに見る月、とても楽しみだ。

 

 

来年コロナも落ち着いてるだろうし、きっと例年の宴会場と化すであろうこの公園の静けさを

今年は桜が散るまで、味わい尽くしたいと思う。

2020-04-06

anond:20190626224519

88

268日目

ふと青空を見上げたとき、その青の下地宇宙の闇であることをこの年になりようやく気づいた。

思えば、私は今まで子供が白い画用紙に絵の具を塗りたくるような感覚世界認識していた。

違ったのだ。

世界下地は闇で、画用紙の白ではないのだ。

散乱によりぶち撒けられた青い波長のレイヤーの下に真っ暗な宇宙の闇がある。

一度理解してしまえば、青の下に透けて見えるのは間違いなく宇宙の色だった。

理屈は分かっていたし、聞けばなんとなくそロジックが通ることは理解できていた。

だが、自分の目を通して見る景色にそれが反映される所にたどり着いたのが、ちょうど今日であった。

Q.作風変わった?

A.こんな日記に元々そんなものはない

2020-03-22

突然の死

から五年前、甥っ子が死んだ。豪雨の朝でその一報を聞き病院にかけこんだ。

1歳8か月だった。朝起きたら息をしていなかったという。

葬儀3月11日であの豪雨が嘘のような快晴

青空国旗半旗でなびいていたのを今でも鮮明に覚えている。

出産時のトラブルで重度の脳機能障害を持った甥っ子は自発呼吸は出来るもの意思疎通は出来ず、親より長生きは出来ないと言われていたそうだ。

それでも子供なのである

突然の死

冷たくなって小さな棺に収まった子の姿を私は一生忘れることは無いだろう。

さな棺でも余るほど幼く小さな子。

その隙間を埋めるように白い花を沢山詰めた。

2020-02-07

anond:20200207093721

海が見える家はだいたいカーテン空いてるぞ

ただ、だいたいUVカットされて明度が下がったり色付きだったりするので、

クリア青空みたいなのは期待出来ない

ホテル飲食店でも日焼け塩害対策は苦慮している印象を受ける

2020-01-09

窓のない部屋

 バスが止まると、乗客たちは押し黙ったまま次々と降りて行く。車窓から見える煤けた家々の影に吸い込まれて行く彼らを眺めていると、いつの間にかバスの中には僕と運転手けがとり残されていた。分かるはずもないポルトガル語でなにかを伝えようとする運転手の表情を見て、ようやくここが終点のモシンボアプライアだということに気付いた。

モザンビーク共和国の最北部タンザニアとの国境に最も近い街、モシンボアプライアナンプーからミニバスに揺られること10時間、日も傾き始めた午後4時頃、やっとのことで到着した。

21世紀になった今でもまだ未開の森が残っているというモザンビーク北部。小さな村と村を辛うじて繋ぐ細い道路は言うまでもなく未舗装で、その上を走るトヨタハイエースミニバスは、重ねて言うまでもなくオフロード向きの車ではない。乗車定員をまるで無視したぎゅうぎゅう詰めの車内で、膝の上に拷問器具さながらの重たいバックパックを載せて、しか悪路を走る振動に耐えながらの10時間は、気の遠くなるような長い時間だった。

 あわてて荷物を引っ張って外に出ると、空になったバスはそそくさと何処かへ行ってしまった。降り立った場所バスターミナルなんて大層なものではなく、石造りの家々が建ち並ぶ小さな村の一角にポツンと広がった、ただの砂地の広場だった。広場の端に植えられたヤシの木の陰には何人かの女性や老人が座っていて、サトウキビバリボリ齧りながらこちらをじっと見ている。ああ、ここ数日と同じだ。

 モザンビーク最大の都市首都マプトは、南北に長い国土の一番南の端にある。南アフリカから陸路入国した時、最初に到着した街もマプトだった。首都首都なりに近代的なガラス張りの高層ビルが建っていたりもするのだけど、そこから北へ向かって縦断を始めると、車窓から見える景色がどんどん田舎に、自然に近づいていくのがそれはもう如実に分かる。白人観光客がいるのはせいぜいマプトの次の街のイニャンバネ辺りまで。国土のちょうど真ん中辺りを東西流れるザンベジ川を超えると舗装道路ほとんど無くなる。北部の街キルマーニを超えるともう公共交通機関が当てにならないので、道端にはヒッチハイクの代行をして日銭を稼ぐ子供達が居たりする。モシンボアの手前のペンバ辺りまでは、自分以外の酔狂バックパッカーを見かけることもあった。しかし、ここに来てついに異邦人自分だけになってしまったらしい。

 いわゆる発展途上国場合自分のような旅行者は、バスから降りるなり土産物押し売りホテルタクシー客引きにもみくちゃにされてうんざりするのが常だ。しかアフリカのこんな僻地まで来てしまうと、そもそも旅行者が訪れることなほとんどないはず。外国人慣れしていない土地人達も、突然バスから降りてきた肌の色の違う人間に驚きつつもどう対処したらいいかからないのだろう。一挙手一投足を全方位から遠巻きに観察されているような視線は、動物園パンダにでもなったかのような気分にさせてくれる。

惚けていても始まらない。まずは今晩の宿を確保して、それから英語の分かる人間を探さないと。ここまでの街で集めた情報によれば、モシンボアからは毎朝早くに国境行きのバスが一台出ているらしい。できれば明日の朝そいつに乗り込みたい。ここ数日、ATMもなければクレジットカードも使えないような場所を通ってきたせいで、手持ちの現金はもうほとんど尽きかけていた。今はできるだけ早く駒を進める必要がある。とにかく、話のわかる奴を探して情報を聞き出さないといけない。僕は檻から抜け出すようにしてその広場を後にした。

 重い荷物を背負って村の中へ入って行くと、ここでも同じように奇異の目を向けられる。それでも、こういう時は一度誰かにしかけてしまえば後は簡単だ。それをきっかけに周りで見ていた人たちも次々話に入ってきて、いつの間にか自分の周りは人だかりになっている。その中には英語を喋る奴が大抵一人くらいはいもので、今回もその中の一人、僕と同い年くらいの青年を見つけた。彼が言うには、自分兄貴が毎朝国境行きの車を運転しているとのこと。この村に来る外国人十中八九陸路タンザニアへ向かおうとしている奴だから、客になりそうな外国人がいると聞いてすっ飛んで来たらしい。村の奥、青年の指差す方向には一台のピックアップトラックが止まっていた。手を引かれ、群衆をかき分けながら近づいていくと、荷台に腰掛けた白いタンクトップの男がサトウキビバリボリ齧りながらこちらに視線を投げている。トラックの前まで来ると、男はサトウキビの食べかすを地面に吐き捨て、挨拶もそこそこに言った。

あんた、国境に行くんだろ。300メティカル明日の朝こいつの荷台に載せて連れてってやるよ。早朝三時にここに来な」

 なんとなく予感はしていたが、国境へ行く手段というのはバスや乗り合いタクシーの事ではないらしい。このトラックの荷台に乗って、荷物のついでに運んでもらうということなのだ。トラックの荷台には、明日の同乗者になるのであろうコーラの空き瓶が入ったケースや何が詰まっているのかわからない大きな頭陀袋が山と積まれているだけで、当然ながら座席のようなものは見当たらない。今日の移動もなかなか骨だったが、明日今日に劣らずタフな一日になりそうだ。

 運賃として提示された300メティカル日本円にしておよそ500円少々。交渉が前提になっているようなひどく高い金額でもないし、村を歩いて探し回っても他の交通手段があるとは思えない。500メティカルなら、あと一日くらいこのモシンボアに泊まってゆっくり骨を休める余裕ができる。聞く所によればこの男は毎日国境まで行っているようだし、出発を一日先延ばしにしてもさほど問題にはならないはずだが、でもこの時はそうしなかった。前へ前へと懸命に移動することに、ある種の快感のようなものを覚え始めていたのかも知れない。とにかく僕はこのトラック明日の朝、国境まで行く事に決めたのだ。

 握手を交わすと、男は表情を和らげて言った。

「寝る場所必要だろう。弟に宿まで案内させるから今夜はそこで休め。寝坊しても起こしに行ってやるから安心しろ

 男が目配せをすると青年は頷き、ついて来いと言って歩き始めた。もう一つの懸案だった宿の方も、彼らが世話してくれるらしい。それもそのはず、人や荷物国境まで運ぶ商売をしていれば、僕のような旅行者を載せる機会も幾度と無くあっただろう。そんな旅行者への宿の斡旋も、彼らの商売の一部なのだ

 青年背中を追って歩いていくと、少しずつ村の中心に近づいていくのがわかった。舗装された道幅の広い道路があらわれ、ガソリンスタンドや錆びたコカコーラ看板商店食堂などが民家に混じって見え始める。顔を少し上げると、視界の端にわずかに入るヤシの木や、朽ちて傾いた丸太電信柱の向こうに、どことなく湿った雨期の青空がいっぱいに広がるのが見える。

10分も歩かないうちに、僕らは一つの建物の前で立ち止まった。周りに見える民家や商店より少し大きい、ちょうど郊外コンビニくらいの大きさのその建物は、宿泊施設としてはやや小さく思える。水色のペンキで塗り染められた石の外壁には大きなひびが入り、風雨や土埃に晒されてくすんだ色になっていた。やれやれ想像通りのボロさである

「ここが宿だ。少し汚いけどこの村には宿はここしかない。悪いけど我慢してくれよな」

青年はそれだけ言うと、あっけにとられる僕をその場に置いて来た道を逃げるように帰っていった。僕が宿にいちゃもんをつける前に立ち去りたかったのだろうか。

入り口にかかる簾をくぐり、薄暗い室内にに踏み込む。簾に付いた鈴が音を立てると、奥のカウンターの向こう側から一人の老人がゆらりと立ち上がった。部屋が欲しいんだと大袈裟ジェスチャーを交えながら伝えると、彼は黙ったまま横の壁の一点を指差した。目をやると、石の壁に赤のペンキで直接文字が書かれているのに気付いた。

"Single 1200. Twin 1600."

シングルの部屋が日本円にしておよそ2000円ほど。いままで泊まってきた宿の中では一番高い金額だが、さて、どうするべきか。村にある宿がここだけだと言う青年言葉は、この宿の大きさから考えて恐らく嘘だろう。ここより安いという確証はないが、土地人間が使うゲストハウス位はどこの村にも幾つかあるものだ。しかし、重い荷物を再び背負って表を歩き回るのはやはり億劫だった。壁に書かれた赤いペンキの文字酸化してほとんど茶色くなっていた。いつからこの値段でやっているのかは知らないが、少なくとも僕を金持ち旅行者と見てふっかけているわけではないようだ。値段の交渉は望み薄だが、僕は試しに聞いてみた。

「もう少し安くはならないの?」

老人は困ったような、それでいて僕がそう言い出すのを知っていたかのような苦笑いを浮かべ、少しの間を置いて言った。

「窓のついてない部屋が一つあるが、そこなら600でいいよ」

なんと、意外なほどあっさり宿賃が半値になってしまった。一泊1000円なら上出来じゃないか。窓が無いというのは、まあ多少風通しと明るさに問題があるとは思うがこの際妥協してもいいだろう。どうせ明日は日が登る前にここを発つのから

「部屋を見せてくれる?」

僕が言うと、老人は鍵を引き出しから取り出し、カウンターを出て奥へ伸びる暗い廊下を歩き始めた。僕もその後を追った。

つのドアの前で立ち止まると、老人はドアノブに鍵を突き刺して、ガチャガチャ乱暴に鍵穴をほじくり始めた。なかなか開かないようだ。このボロさでおまけに窓の一つも付いていないときたら、本当に地下牢のような荒んだ部屋なのだろう。そんなことを考えながら、鍵と格闘する老人の背中を眺めていた。しばらくして鍵が開く。額に汗した老人は僕の方を向いて意味深な笑みを浮かべ、ドアを開いて見せた。

開け放たれたドアの前から覗いた部屋は、想像通りとても簡素ものだった。だが、想像していたより酷くもなかった。六畳程度の部屋のど真ん中にはセミダブルくらいの大きなベッドが石の床に直接置かれ、部屋の隅にはちゃちな木製の小さな椅子と机が、客室の体裁を取り繕う申し訳のようにちょこんと置かれている。そして、奥の壁の大きな窓からレースのカーテン越しに差し込む夕陽が、数少ない部屋の調度品と埃っぽい室内を舞う無数の塵を照らしていた。しかしこの部屋、さっきと少し話が違うんじゃないか

「いや…ご主人、僕が見たいのは半額の部屋の方なんだけど」

「ん? この部屋は600メティカルだが」

だって窓が付いてるじゃないか

僕がそう言うと、老人は黙って部屋へ入って行き、カーテンをめくる。そこにはあったのは確かに窓だった。窓だったが…窓にはガラスが入っていなかった。僕は思わず笑ってしまった。窓が付いていないというのがまさかこういう意味だったとは。明るくて風通しの良いこの部屋は、僕が覚悟していた牢獄の様な部屋よりよっぽどマシに見えた。しかし、中と外の境界を作るのが鍵の掛けようのない無い薄いカーテン一枚というのは、やはり安全面に問題ありすぎる。こんな部屋でおちおち寝ていたら命が幾つあっても足りないだろう。強盗マラリア、野犬、その他諸々の野生動物危険は数え出したらキリがない。半笑いでそんな事を考えていると、いつの間にか隣に来ていた老人に小突かれた。

「で、どうするんだ」

「…窓が付いている部屋も見たいな」

「だろうな」

ニヤリと笑みを浮かべた老人は静かに扉を閉めると、一つ隣の部屋の扉を開けて僕に見せてくれた。さっき見たのと一見全く同じ部屋だが、こっちのほうが心なしか手入れがされているように見える。中に入ってカーテンをめくってみると、くすんだガラスがしっかりと嵌めこまれた窓と網戸が見えた。

「1200メティカルだけど、いいよな?」

振り返ると、勝ち誇ったような笑みを浮かべた老人と目が合った。やれやれこちらの完敗である

「…いいよ。この部屋にする」

宿賃を渡し、僕は笑ってそう答えた。老人は僕の肩にポンと手を置いて、隣の部屋のとはまるで違う綺麗に磨かれた鍵を渡してくれた。やっぱり、あの部屋には最初から客を泊めるつもりなんてなかったのだろう。

明日の昼まで停電から電気はつかないよ。ロウソクが引き出しにあるから使うといい」

「一本いくらですか?」

サービスだよ」

僕が皮肉半分に聞いたことを知ってか知らずか、老人はどうだ気前がいいだろうと言わんばかりの誇らしげな笑みを見せ、ドアの外へ消えて行った。やり返してやった気にはまるでならなかった。

靴や荷物についた砂を振り払い、ベッドに寝転んだ。疲れ切った身体を動かす体力はとうに尽きていたが、不思議と気分は高揚していた。蓄積した疲労の中に滲む自虐的とも言える旅の充足感に気付いたのだった。

2019-12-27

独断偏見で選ぶ2010年代ベストアニメ10

2010年代が終わるわけだが、2010年代アニメベスト10独断偏見で決めてみたくなった。ので増田に放流。

見てない作品は語れないので見た作品だけ挙げる。見た作品の数が少なくラインナップが偏っている結果チョイスが偏った点については先に謝っておく。また、順番は順位ではなく放映順である

魔法少女まどか☆マギカ』(2011年

長いゼロ年代の終わりを飾るというか10年代の始まりを告げるというか、とにかくエポックメイキング作品だった。紛れもなく一時代を画すアニメであり、こんなに議論が盛り上がって人々の印象に残ったのってマジでエヴァ以来なのではという衝撃があった。

Fate/Zero』(2011/2012年

2010年代にはFate/stay night [Unlimited Blade Works](2014/2015年)とFate/stay night [Heaven's Feel]』(2017, 2019年)がアニメ化され、さらにはFGOや『Fate/Apocrypha』に『ロード・エルメロイII世の事件簿』もアニメになり、いずれも素晴らしい出来だっただけにどれを入れようかすごい迷ったのだけれど、Fateシリーズに新しい客層を開拓したという点でZero存在感がなんだかんだで大きいかなと。切嗣重要台詞微妙原作改変でそれはどうなのかと思わなくもなかったがラストの桜ちゃん原作ではなくボツになった原案通りに作ってくれて素晴らしかったですね。人間オルガンちゃん再現されなかったのは残念だけど仕方ない。Heaven's Feelも本当に素晴らしかった……。何も言うことはない。俺たちの見たかった最高の桜ルートだ……。2010年代Fateアニメ化で盛り上がった10年だったと回顧できるだろう。セイバールートも作り直して。

おおかみこどもの雨と雪』(2012年

一作くらいは細田守を入れておいてもいいんじゃないかと思って挙げてみた。細田守はてなでは評判が微妙だが普通に『おおかみこども』は良い作品だと思うんだ。純粋家族愛物語として見ると違和感とかも出るのかもしれないけど、歪められた関係性も理想化された田舎も、すべては花の回想をもとにして雪が語ったことであって、花というある意味信頼できない語り手を通して見た世界なんだよね。加えて言うなら、花が雪より雨を構っていることに批判的な意見も多々見られ、それは雪から見ればそうなのだろうし実際にきょうだいより構われなかった思い出を持つ人にとっては良い気持ちはしないのだろうけれど、でも完璧人間でないと母親になってはならないか、といったら違うわけでしょう。母親欠点を持つひとりの人間だし、それでも母親なのだ、という話だと思いますよあれは。それらの偏愛や歪んだ世界像を卓越した映像美でくるんで提示してくるところに、細田守が色んなひとの神経をざわつかせる理由みたいなものがあるんじゃないのかな。

サカサマのパテマ』(2013年

アニメ映画を1つだけ挙げろ、と言われたらこれを推す。名作名作アンド名作。何を語ってもネタバレになりそうなので最高のSFアニメ映画だという当たり障りのないことしか言えない。ボーイミーツガールSFの傑作。いいから何も言わずに見やがれください。

SHIROBAKO』(2014/2015年

単純なアニメ業界楽屋ネタに留まら人間ドラマとしてしっかり作り込んでいてくれて良い作品だった。23話はみゃーもりにつられて泣いちゃうでしょ……。5人の歩く道は凸凹していて、正解はわからずに手探りで進んでいくしかなく、それでもアニメに関わりたいという意志を持って進んでいけば夢に手が届く。そういう話の筋としてはありふれた成長譚を細やかな人物造形と堅実な脚本で良いアニメにしてくれていた。「万策尽きたー!」「どんどんドーナツどーんといこう!」などのフレーズも印象に残る。ただアニメというフィルターを通してもなおアニメ業界ブラックさが滲み出ており「これは美談にしてはいけないやつでは」みたいな感もあって、アニメの放映スケジュールが狂うことがあちこちで頻発しているのを放映予定の変更とかで視聴者目線でも感じ取れるだけに複雑な気分である

放課後のプレアデス』(2015年

紛れもないジュヴナイルSFアニメの傑作。可愛らしい格好をした魔法少女たちが土星の輪に突入するとか太陽系外縁部を探査するとかブラックホールを反転させるとかのハードSF冒険を繰り広げるギャップがすごいし、荒唐無稽ファンタジイとリアル宇宙描写を融合させた映像美はアニメからこそ実現できるものだろう。ちょっと宇宙が出てくる魔法少女ものだと思って見始めたわけだけど土星の輪に穴を開けてエンジンを探し始めた辺りでガチSFをやろうとしてるんだと理解したし実際かなりSFだった。降着円盤温度まで考察されてるのすごくない……? そして根底には傷つきやすい繊細な心と他者を思いやる優しさが流れていて、映像の美しさと相まってリリカルさに心が洗われるような気持ちになる。放映終了後の喪失感は半端なかった。『サカサマのパテマ』と並ぶ2010年代SFアニメ金字塔ですわ。これが星雲賞を獲るべきだったのでは。

プリンセス・プリンシパル』(2017年

アクションのキレの良さ、百合描写の濃密さ、黒星紅白キャラの可愛さ、音楽テンポの良さ、細部の丁寧さ、どこをとっても娯楽アニメとして超一級の出来だったと言うほかない。特に5話の剣戟シーンはここ十年で一番の殺陣だと思う。梶浦由記オサレ音楽BGM美少女たちが流れるような作画チャンバラするの控えめに言って最高としか言えない。また「神は細部に宿る」を地で行くような作品であり、アンジェプリンセス手紙の遣り取りとか、脱出用の荷物に書かれた文字とか、さり気ない描写ひとつひとつに込められた情報量が半端なく、それによって世界観と百合に奥行きを持たせることに成功していた。アンプリ、いいよね……。劇場版むっちゃ楽しみ。

宇宙よりも遠い場所』(2018年

素晴らしい作品だった。2018年TVアニメ豊作の年でありゾンビランドサガ』『SSSS.GRIDMAN』などオリジナルの良作が次々と放映されたわけだが、なかでも別格だと思うのが『よりもい』。毎話毎話が最終回のごとき余韻を残し話ごとのメリハリも利いていて軽くシネマっすねという感じだったし、「先に行けって言われて先に行く薄情にはなりたくない!」「友達ってたぶんひらがな1文字だ!」などの印象に残る名台詞の数々は記憶に焼き付いて離れない。花田! 神回しか作れずに恥ずかしくないのか? 視聴者を泣かせて食うメシは美味いか? なかでも特筆すべきは12話で、まさか受信メールフォルダを映し出した画面に泣かされるなんて思ってもみなかったアニメ史に刻まれる名シーンですわ。

さよならの朝に約束の花をかざろう』(2018年

岡田麿里が本気を出してファンタジイをやったらなんかすごいのが出力されてきた。失ったものいつまでも抱いてしま妄執とか、恋と愛の区別あやふやになって煮えたぎる思いとか、無理やり連れ出されて見せられた世界の美しさとか、そういったドロドロした感情を叩き込んだ闇鍋から人は互いに織り上げあう物語であるというテーマを掬い上げて観客の前にどーんと呈示してくる素晴らしい映画作品。ただただ名作と言うほかない。15歳しか離れていない不老の種族美少女なお母さんに育てられたいだけの人生だった……

『天気の子』(2019年

君の名は。2016年)で俺たちの新海が一気に一般人にも知られるアニメ監督にのし上がってしまい、遠くに行っちゃったんだな……とゼロ年代に魂を囚われたオタクたちが訳知り顔でホロリとしていたところに投げ込まれた傑作。いや~原作PC版のクライマックスを忠実に再現してくれてましたね! 私は原作だと夏美ルートが好きで、彼女が晴れ渡った青空を見て浮かべる笑顔の爽やかさと、その青空意味を後続のルートで種明かしされて味わうことになる切なさがめちゃくちゃ印象に残ってるんですよね。でもやっぱりあの長編エロゲから1ルートを取り出して劇場アニメにするとなったら陽菜ルートになるのも納得がいくわけで(甲高い早口

……という感想を諸人こぞりて口にしはじめる辺り、完全にゼロ年代エロゲだったテン年代最後の年にゼロ年代を煮詰めたような要素てんこ盛りの作品を公開してしかもそこにセカイ系を力強く肯定するオチをつけるわけですよ。ゼロ年代の亡霊が昇華された感があり、なんというか新海誠すげえわ、一生ついてくわ。

変な恐怖症

ある?

俺はこれ

バスルームや脱衣場の濡れた床

・遮蔽物がない状態で寝転がって見る青空

・入浴できないのに人前に出なくてはいけない状況

トイレ便器に捨ててある飲食物

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