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はてなキーワード: 生存権とは

2022-07-03

表現の自由が争点になるっておかしくねえか

基本的人権だろ。なんで今更それを否定するしないの話になってんだよ。

国民生存権を守ります、全ての人々には生きる権利があるんです。とかワンイシューで言い出す候補者がいたら何言ってんのってなるだろ。

レド松みたいなのが出てきたら他の候補含めた野党がうちだって表現の自由絶対守りますって言ってくれよ。

2022-06-29

親族内の生存権が一個空いたか

あのおっさんを生き返らせてみるかみたいなフランクな感じで、死後に未来ディストピアで復活させてほしいなって思いました

2022-06-28

anond:20220628163621

行き過ぎた表現の自由なんてもの存在しない

日本国憲法二十一

一項、集会結社及び言論出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

「一切の表現自由は、これを保証する」ってある以上、少なくとも今の日本に行きすぎた表現の自由存在し得ない。

公共の福祉を挙げるやつもいるだろうけどただこれは他人人権を侵す人権制限されうるっていうもので、雑に語れば人権同士の矛盾を発生させないためのものから

行きすぎた表現の自由なんて言ってるやつは行きすぎた生存権とか言い出してもおかしくないなw

2022-06-26

生活保護参政権はいらない

投票券なんか送ってこないで欲しい。生きているのが恥ずかしくなる。

そもそも、「日本国民様に活かして頂いている寄生虫」な訳よ、俺らは。日本国民じゃないのよ。それ以前に人じゃない。ムシケラ、ゴミクズゴキブリ

学もない、労働納税次世代への貢献もなにもしてない。ただ日本と言う素晴らしい国の資源を食いつぶしてるだけ。

そんなゴミクズが、何を間違えて「日本国民様」と同じ権利を与えられてるんだよ。選挙制度が狂ってるんだよ。

なんで生活保護から参政権を取り上げ生存権制限しろって「日本国民様」が言わないんだよ。

政治家やらせろ。それが参政権を持っている人間様の義務だろ。

頼むから、お情けでゴミクズを「人のように」扱ってくれるな。ゴミクズゴミクズらしく黙って言われるがままに生きていればいいんだよ。

2022-06-25

anond:20220625130505

中絶合法化されてる胎児中絶禁止週数を過ぎた胎児と生まれ赤ん坊の何が違うかって、あえて線を引くなら「胎児生存母親人権コンフリクトするか否か」が最大の違いなんじゃないの。

から中絶部分的禁止している国や自治体でも、適切な医療措置さえ施されていれば胎児単独生存可能な週数(本邦では22週)を過ぎていれば中絶犯罪とするし、週数を問わず禁止としている国でも、妊娠継続母体生命人権を脅かす場合妊娠継続により母体健康上の死の危険がある、性犯罪被害によって起きた妊娠であるなど)だけは例外として認められるのが一般的になっている。現在アメリカ保守州で次々通ってる禁止法はこの例外条項すら認めず、妊娠したのが子供だろうが性犯罪被害者だろうが一律に禁止して裁くような条文になってるから大きな非難を受けているわけだが。

人工子宮など、望まない妊娠をした女の胎内から医者がいつでも胎児を取り出して育てることができる技術がもし実現すれば、中絶も産まれた赤子を遺棄したり、中絶可能週数を過ぎた胎児中絶?/死産?したのと同じだけの罪に問われるような法改正が行われる可能性はある。

ただ今のところはそれが技術的に不可能なので、コンフリクトした人権のうち既に生きている母体人権を優先する運用がやむなくとられているだけと自分解釈している。

この先超少子高齢化子供が生まれ年寄りだらけになって日本が滅ぶのがわかりきっているとしても、今いる年寄りを全員ある一定の年齢で殺処分したり、年金を打ち切って年寄りを見殺しにし、社会保障費を減らすわけにいかないのと同じだ。今いる年寄り生存権を守る為に社会保障費を爆増させ、その結果若者経済的困窮で子供を作れなくなっても(いうなれば国に強要された社会的堕胎犠牲者となっても)誰も罪に問われることがないのと同じだ。

2022-06-18

anond:20220617014714

憲法生存権が認められてる。生活保護に異議があるなら改憲頑張ってくれ。できないならお前も生活保護貰えば良いだけの話。

2022-06-11

anond:20220611150916

オンナからしたら弱者男性なんて存在することさえ許せないキモさだから

そんなキモ生物最大級の温情で生存権をくれてやっているというのにそれ以上に何を望むの?せいぜい納税して恩を返せよって感じでしょ

2022-06-05

普通車の維持費は年間45万円(月間3.8万円)かかる(燃料代12万円、駐車場代0円、任意保険0円として計算)。甘えるのもいい加減にしろ納税者にも生存権財産権があるのだ。あなたが自腹を切って生活保護者を援助することに反対はしないので、好きにすればいい。

この考えいいな。生活保護納税者生存権財産権侵害。こう言う考えがどんどん広まって生活保護をどんどん受けづらく異世の中にしてけば少しはこんなクソみたいな税金の使われ方も減るだろう。働けない人間死ね、。

2022-05-24

anond:20220524080621

リターンがあるから支援必要なのではなく、

ひと一人が尊厳保たれた状態で生きていくために(人権とか生存権とか)必要って話なんではないの。

極論だけど将来まともに働かない、リターンの少ない障害児の支援とかは切るのか?という優生思想につながりかねないのでリターンを軸に考えるのはちょっと怖いなあと思う。

2022-05-22

https://anond.hatelabo.jp/20220522135853


  お前は俺とHしなかったら生存権を1ミリも具有しない東大経済卒、進研模試がよくできた最近の新入生。

2022-05-20

anond:20220520234249

人権的には、表現の自由生存権身体を害されず生活する権利ならば、人の死や苦しむ人を犠牲にする損益と、ただの娯楽を楽しむ利益は、前者の方が優先するんじゃないか

しか因果関係は立証するまでもないということでしたわよ。高度な蓋然性があることは言うまでもないからね

anond:20220520231605

実際に悪影響を受けない完全な部外者が口出せる問題じゃねえんだよなあ。それって現場問題なんだから

対岸の火事でなんか言ってもね

本当に死んだ人や苦しんだ人が大量にいるんだから意味ねえのよ。ウランだって危険だとわかる前はみんな飾りにしてたよな。立証なんてその程度のもん。今の科学限界ってだけ

人権的には、表現の自由生存権身体を害されず生活する権利ならば、人の死や苦しむ人を犠牲にする損益と、ただの娯楽を楽しむ利益は、前者の方が優先する。

2022-05-16

[] 一瞬、クソお嬢様自称フェミニストの言うことも一理あるなと思った

まりにも男男男男男男男男男女女女女女女女女女女女女ってやってるから

視界に入った際にでつい見てしまった

足の小指をぶつけた時のような感情になった。もちろん誰も悪くない、見た自分が悪い

一瞬、彼女の言うことに頷いて○○○○はアカンのでは?🤔とも思ったが、

よく考えるまでもなく、別にそんなことねーなとなった

真の経済的自立の達成をしていない人間が何を言っても不毛どんぐりから

しかもそれを口にしている彼女自身そもそも自力で得ていないので不毛の極みである

強いて言うなら自分の主はやはり自分のみかなぁくらい

でも1億円通帳に振り込んで欲しい。別に100億円でもいい

 

 

意識の高い系の人が魂がどうたらとか言いがちなのでスピリチュアルなことを考えてみる

 

ちゃん哲学かには興味はないがスピリチュアル家系的に親和性が高かった

自分小学校4年くらいの時に神様っていると思うかと尋ねると、

 

特定宗教信仰しておらず、強いて言えば先祖崇拝だが、生かされていると感じることがあるので神はいると思う。

 年を重ねれば重ねるほど生かされていると感じることが多くなっている』と言っていた

 

その時は生かされているの意味がよくわからなかったが、母ちゃん言葉の通り、

年を重ねれば重ねるほど、『死んでも不思議じゃなかったのによく生きてたな』とか『自分ラッキーだったんだな』とか

生かされているなぁと感じることが多くなった

 

生かされているだと妙にヒロイックというか厨二なので『たまたま生きてるんだなぁ』と置き換えてもいい*1

あと、たまたまから漏れしまった人の代わりに、他人に親切するとか、助けるとか、役に立つものを作るとか、身近な人を大事にするとか、

環境がどうたらというのにコミットした方がええんか・・・?とは割と思う。どれも出来ていないのでぼんやり罪悪感もある

 

でもやっぱり1億円通帳に振り込んで欲しい。別に100億円でもいいと思う

最低でも100年は生きたい。なんなら1000年でも生きたいので

 

 

*1 ただ、たまたま生きているのだからたまたま死んでもいいよね〜?・・・みたいな感情には微塵もならない。あらゆるものを出し切って勝ち得た生存権ではないが絶対に返却しない。最低でも100年は生きたい。なんなら1000年でも生きたい。しぶとく生き汚くいきたい

2022-05-09

氷河期世代自己責任唱えてた側だったよ

2000年前後空気感の話。

個人記憶思い込みの話だけど、当時の一青年として少なくともそう感じていたってことで聞いてくれ。

育児をしない男は父親じゃないってアレもだけど、有給なんて取る前提はなかったし、

残業転勤当たり前、家庭も家族企業の前では考慮するに値しない奴隷となるのが社会人だと思ってたよ。

転勤拒否したらクビ、これ当たり前。判決すら出てる。

今でこそブラック企業って言葉って言葉あるじゃん

昔はブラックしかないし、ブラックが当然だったから、そんな言葉自体なかったんだよ。

まぁ新卒即戦力を求めて落伍者は切り捨てるのが横行して、氷河期の後に生まれ概念じゃないかな。

古代ローマ奴隷の方が平成新卒より人として尊重されてるとか知らなかったよ。

浮浪者になって死ぬか、一生バイトで惨めに死ぬか、ブラック労働死ぬか、好きなのを選べ。

さもなくば氏ね

10年かけて磨いた学歴の竹槍を持たされて「現代戦場では通用しないけど後はヨロシクー」って学徒動員されるんですわ。

社会保障?いやいや生まれたての「子ども人権」も適用されずに育った世代ですよ?(日本1994年批准

から人権なしで育ってるんですわ。自分にも他人にも、人権なんて認める余裕のあるヤツの娯楽でしょう。

男は生計を立てられないのなら生きる価値もない。生存権は認めても良いが、生きる価値は認めないか氏ね

女は生計を立てられなくても社会的に認められるのに、社会進出で職を取り合ってイヤだなっていうのが正直な感想だった。

すごい世界観だよね。

自己責任で生きていけないなら死ぬしかない、それが氷河期世代

https://anond.hatelabo.jp/20220509175051

妊娠何週間目から生存権のある胎児と見なすか、というのはもちろんちゃんと考えれば根拠のないことなのだ。

しかプロライフ派が言うように、なぜ受精卵時点から権利があると見なせるかというと、なんとなく分かりやすいからというだけで、それもまた根拠が無い。

別に受精前の卵子精子の時点で権利を与えてもいい。これはどちらも「お気持ち」であり、「お気持ち」の多数決しか解決できない問題

中絶禁止から見た中絶擁護派のバカバカしさ(知能の低さ)

プロチョイス派はまったく感情論しか反論できておらず、「私はそれは嫌だ」としか言っていない。と言うか、そうとしか言えないことが、中絶自由を含む女権至上主義が、根本的に人権思想齟齬を発生させていることの現れだろう。理屈反論できているならばしているはずだからだ。これは中絶問題だけではなく、トランスジェンダー問題等、女権が他者の基礎的人権を著しく毀損していることの現れであり、もはや女権の一点突破では人権侵害が許されなくなってきていることにもつながっている。

は?こんなのただのミソジニーだろ

語るに落ちるとはこのことである思想信条個人自由であるので動機ミソジニーであろうがミサンドリーであろうが関係のないことだ。それはどのみち当人を含めて証明可能性は無いのだ。人権思想に則って論理展開をしているのであれば、その齟齬を提出すればいいのであって、しかフェミニズム関連ではほぼ100%毎度毎度このようなリアクションばかりであるこちらがミソジニーであろうがそちらがフェミニズムであろうが裁かれるのは行為だ、思想ではない。現に胎児を殺していることが批判されているのである

妊娠出産ってとてもつらいのよ~。そんなのを他人強制させるなんて…

生物種としての普通の営みである。私は出産強制したとしても、マクロでの影響はほぼ無いと思っている。ほとんどの女性出産していた昭和30年40年代50年代データにおいても男女の寿命格差は同程度だった。出産を間に組み込んだとしても女性は死ななさすぎるのである寿命格差是正と言う意味では、もっと死ぬべきだろう。数年単位寿命が短い(身体が弱い)男性に対して、最悪徴兵制およびそのバリエーションのような女性のみが受益者になる負担押し付けることが受忍限度内であれば、胎児生存権との比較で、出産女性が死んでもそれは受忍限度である。それが嫌ならば妊娠しなければいいのだ。

女が殺人罪ならば男も同罪だろ

私は別に同罪でもいいのだが、根本的には胎児生存権とのコンフリクトが誰との間で発生しているか問題だ。中絶殺人だとした場合殺人企画者(両親)と実行者(医師)が殺人罪になるのは当然である問題はその企画者に男性が含まれるのかどうかである男性同意必要である場合は、当然、企画者に含まれ得る。しかし多数のフェミニストが主張するように、男性同意必要なければ、当然、それは女性のみの責任に帰せられる。セックス関係ない。それは2人の成人同志の合意によるものであり、社会やまして胎児には関係のないことだからである私的契約なのだから、その範囲内であらかじめ条件や約定をつけておけばいいことであって、生物構造上、女性妊娠から逃げられないと言う事実それ自体は、男性には無関係である女性自身でそれを踏まえてうえで自己防衛するべきことであり、胎児にその負荷を負わせるべき理由は何もない。つまり中絶に関しては関係者すべてが罰せられるべきであって、男性医師場合によっては無関係者でいられるだけだ(非合法の飲み薬などで堕胎した場合)。ただし女性だけは逃げられない

これは女性専用車両などでアプリオリ痴漢案件とは無関係ゲイ男性などが負担強制から逃げられないのと同じことで、他人様に負担強制させておきながら、自分が選んだ結果で生じる負荷からも逃れたいと言う女たちはまさに「どの面下げて」と言う話である

2022-05-08

anond:20220508162349

死ねって言うと生存権を持ち出すのも主語デカいと思う

デカすぎる主語を持ち出すとグダりがちだから、死にたくないならもっと地に足がついた根拠を出してほしい

2022-05-06

中絶禁止の流れへの反論の何がおかしいのか 反論への再反論

https://anond.hatelabo.jp/20220503215621

アメリカ宗教右翼言及していない等等』

言及する必要が無い。人権敷衍してこの問題を考えれば、プロライフ派になりやすく、胎児人権人間規定恣意性と言う重要問題を孕むこの問題を、女権拡大の意味合いからそれらの問題をまるっきり無視しているのがプロチョイスである

宗教的頑迷問題になるのは、宗教的教義信条が、近代法根底にある人権思想人権原理毀損する場合であって、そうではない場合からクレームは、単に個々人の思想信条に過ぎない。善意からであろうが悪意からであろうが法理的に矛盾があるのであればそれは矛盾があるのであって、個々人の内面の思いにフォーカスするのは、それこそ宗教的悪魔である。内心のことは証明可能性が皆無であり、相手悪魔視してリンチしてやろうと言う下種な自身の心情をまずは問うべきではないか

プロライフ派とプロチョイス派の争いは人権派と女権派の争いである。近代法に適合している人権派が、自らの内心の潔白を証明するべき理由は何もない。

女性人権無視している』

無視していない。女性身体自由権胎児生存権比較して胎児生存権により重篤公益見出しているだけである

すでに体制ビルトインしているので女性意識しない傾向にあるが、男性に対する法的優遇措置は皆無である女性に対する法的行政優遇措置は多数ある。女性専用車両についても、その経済的負担身体労働からの転換物であるので、より寿命の短い男性たちに「女性権益のために奴隷労働を課している」と言う面が多々あるが、それらは公益のためには正当化され得る受忍限度内の責務とされているのである

中絶の件は、一方に乗せられているのが生存権と言う極めて最重要権利であるため、通常一方的保護される立場女性が、公共の福祉において市民的な負荷を課せられるべきであるというだけのことである

昨今、問題になっているトランスジェンダーの扱いの件、ハーグ条約関連の問題重要人権案件のほぼすべてが女権と人権対立周りにおいて生じている。これは女権が人権に根差しているのかどうか、女性市民社会の構成員としての責務を果たす覚悟があるのかどうかが問われているのである人権に根差さない女権は人権毀損するのでナチズムのものである

かに寿命の短い男性に課せられている負荷は受忍限度内とみなされるのであれば中絶案件受忍限度である。子を産んだからと言ってマクロでは女性寿命は1年も縮まない。そもそも子を産むかどうか、それに至る行為をするかどうかの選択肢を与えらていての話である

私は女子大学存在性差別のものでありとても問題があるとは考えているが、男性である私が支払った税金女子大学に注がない選択肢はない。

徴兵制アナロジーがしっくりこない』

徴兵制アプリオリ人権侵害と見なされていないこと自体問題なのである徴兵制の根幹は、不可避性である逃げられないと言うことだ。

徴兵で生じる給与はその不可避性を正当化しない。また、「ならば妊婦にも給与をくれ」と言う言い草ナンセンスなのはことことから自明であるが、母体保護法やそれ以外の立法措置行政支援において、既に給与相当分は得ているとも見なせる。逃げられないのは無関係第三者だ。

もしこのアナロジーで男女対立を煽るのであれば、それは中絶問題ではなく「産む性」としての保護優遇女性が得ていること自体問題視されるべきであろう。そして「負担をイーヴン」にするのであれば、産まなかった女性たちは、徴兵忌避者や脱走兵がそうされるように収監されたり銃殺されることを甘受すべきであろう。

それらの反論がまったく成り立っていないのは、そもそも不可避性を満たしていないからだ。

食べて働いて眠って、だけであれば絶対妊娠しないのである妊娠することをしない限りは絶対妊娠しないのだ。

それでいうならば徴兵制中絶禁止よりも「ひどい」と言うことになる。そして徴兵制アナロジー自体は今も公式非公式に残っている。「男は女を守れ」と言う強制である

男性にも罰を与えよ』

与えればいいじゃないか、としか思わない。ただそれは妊娠した女性vs妊娠させた男の間で発生するものであって、どうぞ好きに民事裁判でも何でも起こしてください。現行法でも可能だ。

中絶コンフリクト妊婦胎児との間で発生するので男は、胎児にとっては無関係、というだけのことである

※元記事は間違いなく私が書いたものであるが、私は5/3には記事は書いていない。つまり現在ブクマされている元記事赤の他人が私が書いた複数記事をまとめて、再アップロードしたものである

中絶禁止の流れへの反論への反論の何がおかしいのか

おい増田、要所要所に嘘を混ぜるのはやめろ。地金が出るぞ。

プロライフ派は強姦中絶禁止を本意としていない」という嘘



とはいえ強姦の結果としての妊娠出産まで強制するのはプロライフ派の大多数にとっても本意ではない

ローvsウェイドの司法判断が覆された場合保守的な22州で、速やかに中絶禁止州法法律化される見込みだ。そして、そのうち半数の11州ではレイプ近親相姦例外的許可する緊急避難条項が含まれていない。レイプだろうと近親相姦だろうと、6週目以後の中絶犯罪になるだろう。「強姦の結果としての妊娠出産まで強制すること」がプロライフ派の大多数にとって「本意でない」なら、そんなことになるわけがない。

そもそも増田の主張からすれば、「レイプによって生まれる子だったら中絶してもよいのだ」という結論は到底導けないはずだ。

①男女双方が妊娠出産に到る可能性についても含め合意のもとでなされた性交による妊娠

妊娠を望んではいなかったが合意のもとでなされた性交による妊娠

レイプ(forcible rape)による妊娠

この3つのパターンで、妊娠した胎児人権にどう差が付くというのか? 親が誰だろうと、妊娠に到る経緯がどうであろうと、子の人権多寡軽重には何ら関係がない。とにかく生んでもらって社会的ケアすべきだ、ということに当然なるはずだ。だが、この件についてだけは「性的被害記憶と結果が多大な負担と共に長期化し、心身ともに女性生存レベル危険に追い込むことに他ならない」という、母親の心身の危機への配慮みたいな話が持ち出され、しかも母の「心身の生存レベルでの危険」なる抽象概念保護が、子の生存権を上回るかのように設定される。場当たり的で卑怯な取り繕いだ。

米国キリスト教右派福音派右派南部バプテスト派など)はそんな姑息な誤魔化しは使わず、堂々と「強姦でも中絶禁止だ」と主張している。だから22州のうち半数が、強姦に関する緊急避難条項を盛り込んでいない。

ちなみに米国プロライフ推進派の内輪で、中絶禁止倫理的指針をめぐって議論になることが多いのは、レイプよりもむしろ近親相姦のほうだ。(彼らの聖書理解においては)レイプ聖書に反しないが、近親相姦は(中絶と同じく)聖書に反するからだ。つまり堕胎近親相姦聖書教義同士の衝突だから議論が紛糾するのだ。このことひとつ取っても、プロライフが「人権原理」を重視する人々ではなく宗教右派によって駆動されている運動だということがわかる。

「より人権原理的な立法措置が、アメリカヨーロッパでも徐々に取られつつある」という嘘



>私は、強姦案件での中絶合法、それ以外は違法、とするのが妥当だと思うが、その妥当な落としどころが「女性身体権の絶対性」主張派とは築くことが出来なかったがために、より人権原理的な立法措置が、アメリカヨーロッパでも徐々に取られつつあるのが現状である、と言う認識である

ここまで一回も出てきていない「ヨーロッパ」という言葉が(あたか中絶禁止先進国の潮流であることを印象づけるかのように)唐突に顔を出すが、EU27ヵ国のうち中絶を法的に禁止しているのはマルタポーランドだけだ。

https://ifura.net/abortion-in-europe/

マルタでは国民の98%近くがカトリックと言われ、2011年まで離婚する事は違法でした。ヨーロッパ人口妊娠中絶に最も厳格であるマルタでは、例え母親生命健康状態危険が及ぶ可能性があったり、胎児異常の可能性が高い場合近親相姦、望まない妊娠強姦など)他であっても一切の例外は無く、中絶をした本人や補助をした人(医師など)は、最長3年の懲役が科される(マルタ共和国刑法第241条他)があります

ポーランドでは2020年10月22日憲法裁判所が下した、「胎児異常でも、中絶する事は違憲」との判決により、実質的にほぼ全ての人工妊娠中絶禁止されていますポーランドでは強姦近親相姦母親生命及び健康リスクがある場合のみ、人口妊娠中絶が認められます



まり宗教保守が圧倒的に強い国での旧弊法制と、近年になって右傾化保守回帰が進んだ国での反動的法制化だ。米国もまた〈点〉としてのリベラルな都会を、広大な〈面〉としてのコンサバティブ田舎が取り巻く二重国家だ。そして、後者田舎保守回帰と反リベラルが進んだ結果としての、プロライフの再炎上なのだ

こういう事実をわかっていて(増田はわかっているはずだ)、どうして「より人権原理的な立法措置が、アメリカヨーロッパでも徐々に取られつつあるのが現状である、と言う認識」に到るのか。本気で書いてるなら増田は相当頭がおかしいが、本心ではないのだろう。とりあえず読み手を騙せればいいと思って、適当書き飛ばしている。

アメリカでも欧州一部国家でも、プロライフを推進しているのは主に宗教保守派(福音派南部バプテスト派保守的カトリックなど)と、必ずしも宗教的背景を持たないが宗教保守連携する保守的政治勢力(トランピスト・銃規制反対派・反連邦主義者白人優越主義者・ネオナチなど)だ。彼らの大多数は「リベラルによる社会破壊陰謀」を食い止めるための象徴問題として中絶マターを扱っている。

米国プロライフ派の中にはConsistent life ethic派という比較中道的な宗教運動もあり、ここはとにかく人命尊重という倫理を徹底し、死刑反対・暴力反対・安楽死反対・薬物濫用反対・戦争反対難民救済・人種差別反対・マスク着用推奨など、「人が死なない」ことを基本原理とした運動を展開する中で中絶反対という立場を取っているが、上記に列挙した方針を見ての通り、「人命尊重」を追求した結果リベラル的な色合いも強くなってくるため、プロライフの主軸である宗教右派とは折り合いが悪く、プロライフ運動の中ではほとんど力を持っていない。

もし本当に「人権原理」を重視する層がプロライフを推進しているなら、彼らは同時にLGBT人権なども容認擁護していてもおかしくないはずだが、実際にはプロライフ推進派の大多数は、苛烈LGBT批判し、セラピーで「回心」(reparative therapy)させ、時には法的に禁止しようとすらしている。BLM運動についても、当然批判側に立っている。だからこういう皮肉めいたコラム(「あれれ〜? プロライフ人達黒人人権について無関心だったりBLMを陰謀論扱いするのって何かおかしいよね?」)↓が成り立つ。

https://loyolamaroon.com/10029377/oped/pro-life-means-supporting-the-black-lives-matter-movement/

ちなみに米国には、中絶実施する医療機関医師に対して暴力テロ行為を行うArmy of God(神の軍隊)というクリスチャン団体があり、中絶実施するクリニックを爆破したり、炭疽菌だと言って粉末を送り付けたり、医師誘拐殺害したりしている。

https://en.wikipedia.org/wiki/Army_of_God_(United_States)

こんなことは、望まない妊娠中絶に対して賛否どの立場を取るかに関わらず、プロライフプロチョイス議論の初歩であって、米国での中絶禁止について解説しようとする増田が知らないはずがないのだ。知ってることをあえて書かず、嘘も交えて、事実とは違う印象を与えようとするのは本当に良くない。中絶禁止擁護するのはいいが、真正からやれ。

https://anond.hatelabo.jp/20220503215621

anond:20220506020147

まだ生きてない奴に生存権を認めようだとか

そのために女の人生まるごと犠牲にしても、生きてさえいればオッケーだから許されるとか

そんなの自明なわけないよね。

 

いや、「人権」的には自明で正しいんだよ。

ただ人権自明でないことが明らかになるだけで。

 

ていうかお前は、自分の言うことが全体にはぜんぜん受け入れられないって、判っていってるんだよね。

2022-05-04

中絶禁止フェミニズム市民社会に適合できるかどうかの試金石

フェミニズムを巡る疑念糾弾齟齬の根幹は、結局はそれが「女権のみ拡張主義であるのが普遍的人権思想に根差しているのかによる。「○○のみ拡張主義」はナチズムが「アーリア人権利のみ拡張主義」であったように最悪の結果をもたらすし、それによって公共が左右されることはファシズム以外の何物でもない。

「ならば男性男性自分たちで男権を主張してください」

この種のフェミナチたちは、誰かが対抗理屈(と言うか対抗屁理屈)を発明するとそれに群がって考えもせずに多用し始めるが、これが問題であるのは、「○○のみ拡張主義」で公共を左右しようとする試み自体ナチズム/ファシズムとして糾弾されるべきだからであって、常に公共への働きかけは普遍的人権思想に基づく公共の福祉の調整でなければならないかである

まり普遍的人権思想に根差して、公共の福祉の調整と言う観点に基づかない権利主張はすべてファシズムなのであって、他者に対する人権弾圧である

これが「女権のみ拡張主義」「ならば男性男性自分たちで男権を主張してください」の人たちが言葉の正確な意味合いにおいて社会害悪であり、積極的排除されなければならない根本的な理由だ。また、これが世界の主流派フェミニズムが急いで、ユニヴァーサリズムに方向転換しようとしている理由でもある。

ナチズム下においては、人権定義が大きく制約されることになった。通常の殺人範囲に含めないことでユダヤ人大量虐殺可能になったのである

従って、アフターナチス世界で求められるべき「人間」とは定義恣意的意図によって左右されない絶対性によって規定されるべきであろう。死刑廃止運動とはまさしくこの観点から為されている。死刑囚人権擁護のためではなく、「人間」の不可侵性を守ろうとする思想である死刑廃止運動においては、このことを理解しているリベラル中絶問題になれば、まったく態度を翻すのは理解しがたいことである

人間定義には政権イデオロギー恣意性に基づく冗長性があってはならないのであって、アプリオリ絶対的なものでなければならい

現在は、胎児は「全身が母体から出てからが人であってそれ以前は物」と言う考えが主流であるが、これは恣意性のもの定義である。例えば頭部のみが出ている段階で、赤ん坊ナイフで刺せば器物損壊罪で、1秒後に全身が出たところで刺せば殺人罪と言うのは科学的な説明がつかない。物体それ自体は同じだからである栄養従属であるかどうか、つまりは臍の緒でつながっているかどうかであれば、帝王切開をするかしないかでも他者による恣意性が入り込むことになる。

1秒前までは物、1秒後は人間、と言う科学的なアプリオリに基づかない恣意性から脱却するためには、結局のところ受精卵に人間性を求めるか、少なくとも胎盤への着床後にそれを求めるしかないのであって、理屈の方は中絶禁止派の方が科学的には通っている。

「女の体は女の物」

「私の体の決定権は私にある」

レイプされて子を産めなんて自殺する人も出てくる」

と言う人たちは、徴兵制によって徴兵されて死を強制されて来た男性兵士たちのことを考慮してみた方がいいと思う。彼らもまた、同じことを言いたかっただろう。現在徴兵制があるかどうかは問題ではない。それがあり得る政策として現在も許容されているということが問題なのである。そしてこれは、同時に、「女性のみが男性リソース負担をかける形で体育成績で優遇されている」「女性のみが需給法則雇用自由に逆らって男性の機会リソース負担をかける形で男女雇用機会均等法がある」「女性のみが男性権利侵害する形で女性専用列車がある」「女性のみが男性税金雇用機会に負担をかける形で女性センターがある」等など数え上げればきりがないが、最終的には男性身体性を毀損する形で、公共の福祉の観点から調整が図られているのだ。その結果が著しい性差が偏った寿命格差幸福度の差、自殺率の差であっても、許認されているのである

まり、利害が対立する局面において、他方の損失が生存に負荷をかけるような重篤性がある場合は、「女性がこの社会により適合性を持たないのは男性のせいでは無いが」、公共の福祉の観点から調整が正当化されるのである

それが市民社会なのであって、中絶問題はつまり女性が、他者利益のために公共の福祉を成立させる自己犠牲を受け入れられるかどうかが問われているのである

女性身体自由性、女性の心身の健康もかなり人権的には重篤レベル権利ではあるが、それが胎児生存権に優先され得るかどうかが問題になっているのだ。

胎児から人間ではないので胎児人権それ自体存在しない」

という主張は、既に見たようにアプリオリものでも無ければ科学的根拠に基づくものでもない。恣意性に基づいていると言うこと自体批判されるべきであるが、恣意性に基づいているのであれば別の恣意性によって動かし得るものなのである。そしてこれを免れ得ないので、中絶賛成派は、アプリオリ定義科学に基づく議論には決して深入りをせずにただ相手キチガイ呼ばわりしてそれでおしまいにするのだ。

女性身体不都合胎児生存権、どちらを優先するかは人権思想に基づくのであれば、後者とせざるを得ないのである。なぜならば私たちは二度とユダヤ人人間定義から外した恣意性に戻ってはならないかである

フェミニズム流派が言うように、フェミニズムヒューマニズムの一形態であるのであれば、ここが女性人権思想を本当に尊重し得るのか、市民社会プレイヤーとして相応しいのかどうかが問われる試金石になるだろう。他者生存権を尊重できないようであれば、フェミニズムイコール関係においてナチズムに他ならないのである

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