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はてなキーワード: やおいとは

2020-05-22

anond:20200522085928

BBAの昔語りだけど、

かつて女性向け同人と言えばBLやおい)で当たり前だった時代、腐の中には男女カプや女キャラを異常に嫌悪したり

同人と言えばやおいなのに男女なんて頭おかしい!」と言って男女カプ者を攻撃するのが一定数いたんだよ。

(今でもいるけど、昔は遥かに多かった)

NLノーマルラブ」にはそれに対する男女カプ者による

「いや男女カプこそが世の中の普通だろ、ノーマルだろ、それを攻撃するお前らがおかしいんだよ!」って反発も含まれてんだよね。

なので「ノーマルだなんて同性愛者への差別!」ってのも、それに対するただの男女カプ嫌悪腐女子による攻撃の口実って面もある。

なんでまあ、個人的には意識高いSUGEEEというよりは単なる同人女間の内ゲバで出てきた用語ってイメージ

実際はLGBTに興味なんかない癖にそれを盾にしている事には変わりないけど。

(その手の腐女子BLが嫌いという人に対しても同性愛差別とか言いたがる)

んで今となってはほぼ忘れられた歴史だけど。その頃に作られた「ノーマルラブ」って言葉と、「ノーマル差別」って言説だけが残ってるだけで。

anond:20200521094511

男女CP別称NLノーマルラブにしていることへの異議、しかし男女CP好きだってBLGLのような短い略称を使いたい。

単純にBLNLも混ざれるタグをほしがっているなら「CP」があるけれどそういう話ではないんでしょうね。

BGLなどの呼称提唱しても使用実績を伴わないと定着しないでしょうが、べつにアルファベット2字でそろえなくてもいいとは思います

GLよりも百合のほうが見たところ使用頻度が高い。

BLやおいって呼称のほうが腐向けよりも好きだけれどタグなどはBLよりも腐の字が多いのが実情。

そのBLも「この二人の間にあるのは恋愛とは呼べないクソデカ感情からBLだけどボーイズ・ラブとは違(ry」などと語る人々を見るから難しいもんです。

違う話だけれどTSクラスタ呼称問題で試行錯誤しています。 https://anond.hatelabo.jp/20200428013650

2020-03-28

男性向けエロ規制に対する男の「俺ロリに興味ないし別にいいわwwww」みたいなのはただの馬鹿だけど、BLやおいを好む女性精神性は一度学術的に調査されたほうがいいと感じる。

BL小説図書館から排除されようとしたとき抵抗オナホコミケ頒布したときの怒りなど色々無茶苦茶なので、そういう精神構造形成された文化を一度きちんと把握すべきだと思う。男のオタクはかなりやられたのに女のオタク(の一部)はあまり調査されてないと思う。

2020-03-19

むかし存在した硬派なオタクっていまどうしてんの?死んだの?

2020-03-18

えっち言葉に似てるけど普通言葉

女子A「ちんちん電車

女子B「のどちんこ

女子C「…万華鏡!」

女子A「1万戸の家屋浸水

女子B「オマーン国際空港

女子C「ケツマンコ」

女子A「ワレメのこと難しい言葉でなんて言うか知ってる?」

女子C「縦筋?」

女子A「陰裂。いんは陰で、れつは裂ける」

女子B「温泉行って、小学生とかまだ毛の生えてない子のワレメ、きれいでうらやましい」

女子C「毛の生えてきた子をじろじろ見ちゃう生理はもうあると思うけど、そのまま薄いままか、密林になるか」

女子A「私、毛より胸が恥ずかしかった。クラスの地味女組デブは胸も大きくて垂れてて乳輪大きかった。ガリまな板。でも体毛濃い」

女子B「妄想の中だと、ピンクでつるつるなんでしょ。ヲタク男が見たらイメージと違くて引かれそう」

女子A「BLさ、結局はエロなんだけど、カッコいい男と実際の自分エッチしてる妄想は忍び無いわけよ。そこに妄想でも他の女を出すこともないから受けの男を用意して、それに自分投射するわけよ、ブスは」

女子C「高校ときいじめでさあ、その女をラブホに連れ込んで」

女子A「レイフ?いじめポルノ?」

女子C「いやいや、そんな酷いことAVの中だけだって。私とそんときの男友達がね、エロエロするのをずっと見ててって」

女子B「それいじめ?」

女子C「すぐせっくすじゃなくて、私は男友達に弱みを握られてて、そいつの言うことを聞かなきゃいけなくて、女友達に観察させろも命令なわけ。でもその男友達オラオラの怖い系じゃなくて、伊達眼鏡も用意した頭良さ系で」

女子A「お前の趣味じゃん」

女子B「そいでそいで」

女子C「その女になんか見られても全然平気なわけ。その女も普通にエロいか知りたかったの」

女子B「普通にエロくておなにーもしてるんじゃい?」

女子C「んで、演技で私がその女のつもりで、女が自分がされてる気持ちと、いじめてる私がいじめられてるのダブル作用でどうなるか」

女子A「実は小さいときから性的虐待援交してて、余裕のエロだった」

女子B「裸にするとパイパンと縄の痕とか。それよりせの男友達ってなんなのよ。セフレ?」

女子C「話端折ると、パンツ脱がせるとぬるぬるでシミができるくらい」

女子A「で、男友達が貫通したの?」

女子C「たから無理やりとか命令とかつまらないじゃん」

女子B「でもそれ命令

女子C「男友達がさ、ちんこずっと勃起してるんだけど、」

女子A「あなたはどこまでされたの?」

女子C「その時点で、四つん這いでパンツさげられーの、服の上から胸もまれーの。んで、男友達が『興奮して濡れたんだ。名前は?(すすぎです)下の名前は?(なつえです)。上も脱いじゃおうね。兄妹は?(妹がいます)脇は、ちゃんと剃ってる。下の毛は薄いんだ。あっちの女の子ふつう』。その男友達もガマン汁が垂れてるんだけどねね」

女子A「3P?」

女子C「尋問タイムで、誰が好きか、おなにーしてるか?おかずは?んで、なんか漫画キャラが好きで、おなにーはそのやおいなんだって。男友達が「◯×と自分エッチしてるのは妄想しないの?」って聞いたら、それを横から見てる場面を想像して」だって。あと漫画も描いてるって、男友達ちんこ描かせたら、なんか血管とか浮いてて「修正入れないと」って黒い線二本付け足したり、のりのり

女子B「もしかして終わり?」

女子C「男友達にさあ、女を無理やり犯す振りしてって。頭を床に押しつけてお尻を突き上げさせて、『あなたの初めては知らない男に無理やり。一生忘れないし』って煽ったら、嫌がらないし泣かないし、なんかじっとしてるの。男友達も「なんか無理やりっていうか、なつえちゃんおまんこ、ぬるぬるでひくひくだし」。せっくすしたいの?(返事無し)ちんこ入ってもいい?(返事無し)。男友達のおちんちんならいいの?(うん。何回もこれからずっとされるなら。えっちなことされてもいい)。それで、男友達ちんこを女の顔にもっていくと、ちんこをもってフェラしようとするわけ。舐めたいの?って聞いたら(舐めます)って、命令してないから。エロ漫画の見過ぎだからそれから友達をおかずにしておなにーさせて、思ってること喋りながら、(そんなに大きいの入らないよ。毛が生えてる大人のおちんぽ。舐めたいな、かたくて大っき。入れるの。優しく入れて。キスして。好きって言って。(男友達「なつえちゃん可愛い。大好きだよ」)生で中で出していいよ。本当に中で出すの?赤ちゃんづきちゃうよ(男友達「なつえちゃん気持ちいい」)私も、あっ。びくんびくん。」

女子A「おかずの中では生で中よね」

女子C「普通でしたっ。って話し。ついでに女のブラも取っておっぱい見たら、ちょうどいい大きさ形だった。肛門普通だった」

女子A「男友達は性欲爆発しないの?」

女子C「途中おちんちんしこってて、おなにーって聞いたらおなにーって。女が射精見たいって。なんかもう、エロ展開してもよかったけど、しなくて悶々が良いかなと思ってたら、女が「近くで見てたら顔にかかったりして」とか、もう余裕、エロ仲良し。男友達「ごめんね」って言ってから女の顔に。女ドピッゆってでるの見て驚いてから、胸にかかった精液手で取って、匂いかいで、自分でなめて、私が「お掃除」って言うと、普通にちんこ舐めるの。『知らない男のちんこ舐めるんだ』(男友達さんカッコいいから。男友達さんなら初めての相手でもいい。男友達さんが初めてがいい)。(男友達「せっくすしたい?」)(せっくすしたい。おちんちん入れて欲しい)(どこに?)(私のまんこにおちんちん入れて欲し、入れて下さい)(処女なのに?)(Cさんだけずるい!私もエッチなことされたい。普通いじめられっ子って、無理、エロいことされますよね!」

女子C「私が男だったらちんこの思うがままいじめてるだろうけど、処女強奪責任もてないけど、女がもうやりたいってなってるし。男友達コンビニ薬局行ってもらって、その間クンニでもさせようかと思って、そう言えばいじめだったし、「舐めて」って言ったら普通にペロペロ舐めるの。

「Cさんのおまんこ綺麗」とか、いらんこと言わなくて良いから。「これからエロいじめだね」(エッチなことさせられたり)。知らない男に無理やりやられたり、おじさん相手の援交してお金嫁せがしたり。恥ずかしい動画ネットにあげたり親に送ったり。妊娠して中絶出きなくて父親わかんかい共産んだり。

女はどよーんとなっちゃってさ。泣き出してさ。やっと普通いじめに戻った感じ。

友達帰ってきて、どうしたの?泣いてるのお尻を上げさせて、箱から浣腸出して、先を舐めて、ぷすっと刺したん。(なんですかっ?)。浣腸。容器押して中の液を注入して、女は「あっあー」って。抜いて説明書読んで「しばらくがまん」(お腹痛くなってきた)。がまんね。女、自分の指で自分肛門抑えたりして。ウケる。なんかいいよって言わないとここで漏らしそうだからトイレ行きなよ。

前屈みで、でもドアを閉めさせなかったら、便器に座ってちょっと我慢してだけど、水流しながら、うんこしてた。下向いて。お腹痛そう。男友達は「うんちはするよ、誰でも」って。

20分くらい座ってて、他人うんこの後お尻拭くのも初めて見て、まあ拭いて確認拭いて確認。男友達ウォシュレット使わないの?って聞いたら、使ってた。

浴室連れてって、お尻を洗って、処女はかわいそうだからお尻ねって言ったら、(それもエロい)って。まーいっか、と思って、男友達肛門舐めて濡らして、指入れて二本入れて、私は女の顔を動画で撮りながら、いまされてることの非日常性、異常性、いじめだかんね、嬉しがってるでしょ、あんたのイメージと違うけど、本当のあんたはこうなんだよね。

自分で頭おかしエロいこと喋ってみ」(私いつも無視されたり物隠されたり悪口言われたり、いつか男の人に無理矢理裸にされておちんちんを口に入れられて胸を揉まれて何人も何回も正常位で犯されて、中で出されて、明日もなって置き去りにされて、家に帰ってもそれを思い出しておなにーして、好きな斉藤君が無理矢理お前もやれよって、ごめんって謝りながら、そのうち私と斉藤しかいなくて」

肛門

いじめられっ子はまんこちんこももらえずに、お前は肛門で遊ばれる程度の女の子だ。他の女の子ちゃんまんこなのに」

(男友達「してもいいのかな」)「無理やりやっちゃって」(なつえちゃん、ごめんね)(あっいっ痛い。ちょっと痛い)「あなた肛門におちんちん入れられてる、かわいそう」って言ったら、自分に同情したのか泣き出して、全部入ったみたいで、抜き差ししたら(なんか、出そう。出ちゃ)。

さっき浣腸たからうんちはもうでないけど、なんか可愛く見えたか肛門犯されて泣いてる女とキスしと、下絡めてやったわ。なんか悔しいから女のクリをおなにーみたいにいじったら、(お尻の穴犯されて、くり触られて、イっちゃって、でも普通ですよね、私普通ですよね

2020-03-02

DAPPI×Dr.ナイフ薄い本

もっと女性政治を興味持ってもらえるように政治クラスタ有名人やおい本を出してはどうだろうか

2019-11-04

anond:20191104142158

Cornellの議論は、ポルノグラフィ危害を認める一方で、ラディカル・フェミニズムの主張するような形での危害を相対化する。「さらに言えば、マッキノンによると、ポルノグラフィ男性レイプへと駆り立てることによって産業の外においても女性への直接的な暴力を引き起こす原因になるという。これから見ていくように、私はポルノグラフィの直接的効果としてレイプ輪郭づける因果モデルの適切性を疑問視する。……私は原因―結果モデル自体に関して疑問を呈したいのである。これほどまでに複雑で多層的に象徴が刻み込まれているセクシュアリティ世界でこのようなモデルを使うことは難しい。しかし、このモデルはドゥウォーキン/マッキノンの条例案の基礎として決定的な意味を持っているのである」 。実際に、McKinnonのポルノグラフィ観は、その表象性を(意図的に)無視したものであり、その点について法による規制という強力かつ一方的手段を用いることには強い疑問がある。「……しかし忘れてはならないのは、ポルノグラフィーは、「グラフィー」という接尾辞が示すように、何よりもまずひとつ表象、ひいては表現作品で……ある。人種差別と同列に語りうるのは性差別であってポルノグラフィーではない(性差別は様々な形をとりうる)。ところがマッキノンらにとっては、結局のところ、ポルノグラフィーと性差別同義語なのである彼女らが、ポルノグラフィーにおいて重要なのはそれが「する」ことであって「いう」ことではない、行為であって思想ではないと、ことさらに強調するのはそのためである。……ある表現物が「いう」ことは、なにも(一義的な)「思想」や「メッセージ」に限られるわけではない。言語というものは、自然言語であれ映像言語であれ、ある奥行きをもった立体であり、そこには多重な意味作用が畳み込まれうる……。マッキノンらの議論は、……ジョン・R・サールが「間接的言語行為」と呼んだような現象をいっさい捨象した議論である」 という批判は、言語行為の間に明確な区別を設けずに、ポルノグラフィ性差別のものであるという一種イデオロギー依存した議論に対する批判のものである

もちろん、McKinnonらの条例案は、ポルノグラフィという言葉制限的に定義することによって、そうした一般的議論ではなく、特に女性に対して酷薄もののみを定義域に含めている。しかし、それですらなお表象問題は不可避であり、言語行為限定なく同一視する立場には、疑念がある。まして、直接的効果が後年の研究によって疑問視されている状況にあって、規制根拠果たしてどこまでの力を持つといえるだろうか。仮に、McKinnonの主張がなされた当時においてそうした言語行為が一致するような時代的状況が存在したということを承認したとしても、その射程は現代日本には必ずしも及ばないだろう。つまり日本におけるポルノグラフィ製作必然的にそうした女性虐待表彰ではなく行為として含み、またそうして製作されたポルノグラフィ表象必然的に(fuckerとしての)男性レイプに至らしめ、(fuckeeとしての)女性従属化を固定化する構造を持っているということが実証的に明らかでない限り、法による規制という手段は困難であろうと考えられる。

また、Cornellの依拠するポストモダンフェミニズムは、立場としてのポストモダン主義を前提としており、そこでは、男性性/女性性といった二項対立的な概念整理はそれ自体批判対象となる。McKinnonらの議論は、女性解放というフェミニズム根底目的に対して、一定文化コードとしての女性性を再定義し書き込むものである、というのがCornellの分析である。そしてこれは、ポストモダニズムコミットするか否かというメタ的な問題を抜きにしても、汲むべきところのある議論であろう。つまりポルノグラフィ規制根拠として、加害者/fuckerとしての男性被害者/fuckeeとしての女性を暗黙裡に前提し、それを基盤として提示される議論は、必ずしも現代において盲目的に首肯されるべきものではないというところである

そもそもポルノグラフィは、男性のみによって消費されるものではない。これは、少なくとも現代日本においては議論に際して念頭に置かれてよいことであるように思われる。レディースコミックと言われるジャンルは、1980~90年代ごろから女性向けの(広義での )ポルノグラフィとして書店に並ぶこととなった。また、同人誌として、いわゆる「やおい本」や「BL」というジャンルもこの頃から一定勢力として存在していた。これらは全く女性使用し、消費することを前提に(そしてその多くは女性たちの手によって)制作されたものである。ここでは、ポルノグラフィ概念として当然に前提されていた男性消費者ということさえもが相対化されている。それは、女性性的欲望セクシュアリティがfuckeeとして規定されていたこから解放であるとも評価できるのではないだろうか。そこでは、主体として性的願望を抱く女性が前提されている。ここでは、主体-男性/客体-女性というメタ二項対立接続否定されている。これは、ポルノグラフィ危害論において、根底を掘り崩す事実であるのではないか、と考える。これに対して、メインストリーム男性製作し、男性が消費するポルノグラフィであるという反論はまた、十分に考えられる。しかし、仮にメインストリーム男性向けであって、女性けがサブストリームであるという主張を容れたとしても、なおポルノグラフィ必然的に男女を社会的構造化し、差別を直接的効果として助長し、あるいは引き起こすものであるという根本主張は、強く相対化されたものとしてとらえられなくてはならなくなるということは言ってよいように思われる。

4. 結び

前章において、ポルノグラフィの及ぼす危害について、その直接性が少なくとも現代日本においては相対化されるべきであることを示し、また、McKinnonやDworkinの議論それ自体に潜む女性性のコード化はフェミニズムの本義からしてなお批判可能性を有するものであるというポストモダンフェミニズム見解を紹介した。そのうえで、表現の自由という価値原理ポルノグラフィに対していかに向き合うべきかということを簡単に整理する。

日本において、表現の自由の価値は高く見積もられる 一方で、定義づけ衡量のもとでポルノグラフィを含む一定表現について規制肯定する。そして、ことポルノグラフィにおいてはそれが善良なる性風俗や最低限の社会道徳の維持という目的のもとに正当化されてきた歴史判例上有する。McKinnonらの議論において革新的であったのは、ポルノグラフィ規制道徳的な問題と訣別し、女性に対する危害の面から規制検討されるべきである、ということであった。この指摘は、法と道徳可能な限り切り分けようとする立場をとるならば高い妥当性を持つものであり、その危害現実的に認められる限りにおいて表現の自由に対する制約は当然に許されるものとして考えられる。しかし、この危害に関しても、「(リューベン・)オジアンの著作[ポルノグラフィーを考える(2003):筆者註]は、ポルノグラフィーに対する道徳哲学の立場からアプローチであるという点で注目に値する。彼は、ジョン・ステュアート・ミルの「危害原理harm principle」……の流れを汲む自身の「最小倫理éthique minimale」に基づいて、ポルノ規制正当化する議論……に反駁している。ポルノグラフィーがもたらすとされる「危害」について、オジアンが反ポルノフェミニストとは大きく見解を異にしていることは容易に想像できるだろう。興味ぶかいのは、オジアン同様「善」ではなく「正義」の問題として……ポルノグラフィーをとらえたはずのフェミニスト議論すらじつはある「善」概念を暗黙裡に前提していると彼が指摘している点である」 という指摘がある。つまり特定の善概念に基づいた特殊的な危害が主張されているに過ぎないのではないか、ということである。例えば、守旧派的なキリスト教における「善」の概念同性愛を悪と断じたことを考えれば、一定の善が前提されたうえで主張される危害は、相対化してとらえられるべきであろう。

こうした危害についての理解は、法規制についてネガティヴであるさらにMcKinnonらの主張には逆行することとなるが、むしろその主張における「道徳から危害へ」の転換は現在規制すら過剰なものであるという結論への親和性を有している。もちろんこれは、女性に対してポルノグラフィ制作現場において発生する暴力虐待を許容せよということを決して意味しない。むしろ、そうした事態が発生した場合に、適切に法が救済を与えることは、考えるまでもなく必要なことである。そのためにいかなる手段妥当であるかが問われるべきではないだろうか。

一部のフェミニストが主張するように、ポルノ出演や売春を含めたセックスワーカーである女性が、法規制対象となるのではなく、むしろつの職業」そのものであり、合法であるという社会的及び法的な認知必要となるのではないだろうか、と考える。それが社会的正業である認知されることは、その「職場」におけるハラスメント虐待を看過しないことにつながりうる。問題が発生した場合に、自らの「クリーンハンド」において司法の救済を要求することが可能となる。そして、そうした「解放」は男女(あるいは性的少数者性)を問わずに自らのセクシュアリティに対して真剣に向き合うことを要求する。それによって、直接的は生じないものの、間接的にあるいは無意識的に発生しうる「危害」は社会的に相対化されうるのではないだろうか。

以上のポルノグラフィ規制緩和論が、法が向き合うべき一つの筋道ではないだろうかという主張をもって、本レポートの結びとする。

参考文献

キャサリン・マッキノン,アンドレア・ドウォーキン中里見博,森田成也訳「ポルノグラフィ性差別」(青木書店, 2002)

・ドゥルシラ・コーネル仲正昌樹監訳「イマジナリー領域」(御茶の水書房, 2006)

大浦康介編「共同研究 ポルノグラフィー」(平凡社, 2011)

キャサリン・マッキノン森田成也ら訳「女の生、男の法」(岩波書店, 2011)

スーザン・J・ヘックマン著 金井淑子ら訳 ジェンダーと知 : ポストモダンフェミニズムの要素(大村書店,1995)

2019-10-26

片山愁の学園便利屋

知っている方は少ないと思われるが、80年代後半に新潮社ウィングス不定期連載している、漫画が好きだった。

新道高校の二年生の男子三人組が学園内の助っ人便利屋と称して小遣い稼ぎしているお話。連載されている漫画系統としては白泉社花とゆめ雰囲気が似ていたが、BL色は控えめで、親の前でも読みやすかった。

三人組のメインキャラを紹介すると、

スポーツ万能で熱血感の本田高弘、

元不良でクールな2枚目の川崎享、

頭脳明晰メガネリーダー鈴木

連載が終わって30年たち、読み返してみると、ひょっとしたら、このキャラクターは、この漫画の人がモデルかなあと思い出した。

熱血感の本田高弘→島本和彦炎の転校生滝沢昇。両者ともスポーツマンであり、頭に鉢巻きをしている。ちなみに炎の転校生も学園便利屋OVAも出していて、滝沢昇役も本田高弘役も関俊彦氏。

元不良の川崎享→新沢基栄奇面組、似蛭田妖。彼も普段クールで温厚。カラーだと髪の色が緑色であり、髪型類似している。似蛭田バイクカワサキ声優さんは違う人なので本田高弘ほど類似点は乏しい。

そして、自分が一押しだった、メガネインテリリーダー鈴木斉のモデルがわからなかった。並外れて頭がいいけれど人に対してあたりがキツく皮肉屋で詭弁が多い、勉強だけでなく身体能力も高くオールマイティ、彼にメロメロ彼女がいる。そして、メガネを外すともちろん美形だ。一筋縄はいかない魅力の彼のモデルは誰なのか。OVA鈴木斉役をしていた、古川登志夫氏の役から辿っていくと、性格的には諸星あたるが近い。メロメロになってくれる彼女持ちだし。だが、諸星あたるメガネ男子じゃないのだよ。屈折したメガネ男子モデルにしては、彼は翳りがなさ過ぎる。次点で、究極超人あーるの、鳥坂先輩の線も考えた。メガネの下の素顔は原作内では、ごくわずしか機会がないミステリアスさ、私生活匂いはまるでしないのに、小学生彼女がいる。ロボットを担いで肩の上でホールド出来るほどに身体能力が高い、だが、頭は良くない。……弁はたつけど。これといった決定打がないまま、あたるか、鳥坂先輩かと悩んでいた。ふとYoutubeで、ななこSOSを視聴したときピンク色のパーマをかけたロングヘアーメガネ青年が出てきたのだ。記憶喪失超能力少女を舌先三寸で、自身の家に連れ込み、スーパーガールカンパニーなる、秘密結社を作り上げ、世界征服を企む少年。こいつだ、こいつが、鈴木斉だ。「誰も悪い事ができないよう、先に我々が世界征服をしておくのだ」この詭弁、カッコいい!こういう得体の知れない雰囲気が、女の子男の子もついていきたいと思わせてしまうのだろうな。記憶喪失超能力少女メロメロになってるし。見たい、この少年もっと見たい。ちなみにモデル少年名前は、四谷永一郎。ピクシブで彼の作品を漁ったけど、二件しかヒットしなかった…。それはそれとして、初恋相手鈴木斉のモデルをこの人ではないかとおぼろげながら掴んだ嬉しさでいっぱいだ。四谷永一郎の声は、古川登志夫氏ではなく、三ツ矢雄二氏だった。……まあ、声の質は、近いっちゃ近いよね?

これは片山愁先生モデルはこの人だと断言していなくて、古のやおい好きが、勝手憶測をしただけど、モデル妄想してとても楽しかった。

蛇足だけど、なぜ、ななこSOSを視聴しようと思ったか?それは、私が谷山浩子さんのファンで、「恋のたまご」がななこSOSイメージソングで使われていたときたから。

背中で泣いてね、思い切り決めてね。そんなあなたを後ろで見つめていたいの」という歌詞が、ベタ惚れのダーリンを持つ、女心があっていい曲なんですよ。ニコニコ動画に置いてあるので、よろしければご視聴ください。

2019-10-24

フェミテロリスト危険思想

巨乳掲示する自由と、女性たちの恐ろしいまでの絶望について

http://hedgehogx.hatenablog.com/entry/2019/10/23/155621

政治的正しさを全て撤廃した私個人心理としては、女性搾取するような表現焚書にしたいし女性エロい目で見た男は打ち首獄門でいいと思っている。去勢した男だけがよい男」


フェミテロリストだな。

それじゃ、他のマイノリティもこういう態度でいいのか?

女性以外でこんなこと言ったら、袋叩きでお終いだろ。


例えば、同性愛者の男性が、

政治的正しさを全て撤廃した個人的な心理では、今までホモだオネェだやおいだのBLだので搾取されてエロ目線をしてきた女は打ち首獄門で、乳を切り取って女性器切除してもいい」

とか言ってもいいのかね?


フェミテロリスト意見では、被差別者であれば加害者に言ってもいいわけから、女が多数派になる加害者の時には言われても仕方ないとなる。


しかし考えてみれば、こういうフェミテロリストがいるほうが、フェミってやっぱり危険思想ということになって、

フェミニストなんか関わらないほうがいいとなるわけで、ウザいフェミ駆逐のためにはフェミテロリストを野放しに。


はてなは、フェミだけには危険思想でも甘いんだな。在日であっても、こんなこと日本人に言ったら叩いてるだろ。

2019-10-12

腐女子の人は「BLやおい)は性に傷つけられた者のための作品」にきちんと筋を通してほしい

いや別にただの欲望だろ。

2019-09-01

anond:20190901122518

やおい801)とBLの使い分けがなくなって、BL統一された辺りから勘違いが増えた気がする

今でも商業オリジナルBLだけを好んで二次創作は興味ない層ってのも一定数いるんだけど

そういう人の存在無視されてるというか

例えば単なるドラマ好きの延長でおっさんずラブ見てファンになったけど他のBLなんかは全然興味ない、って人は

自分腐女子である」と言う自覚なんかないだろうし、客観的に見ても単なるドラマ俳優ファンしかないと思うけど

そういう人がtwitterおっさんずラブ語りしたり、他のドラマと同じように感想絵描いたりしているのを見て

旧来の二次創作腐女子が「ナマモノルールを守っていない!」と怒ってたりするんだよね

元々文化が違うのに

ってか他のドラマについて語ったり絵描いたり、男女の恋愛ドラマみてこの二人くっついちゃえ!とか言うのはスルーされるのに

おっさんずラブ問題、とするならその方が同性愛差別じゃないか

anond:20190901120910

大昔、オリジナルは 「JUNE」(雑誌ジュネ由来)とか「耽美」だよな

その後も「BL」(これも確か雑誌由来)

そして2次創作は「やおい」(やまなしおちなしいみなし)で、

やおい女」(やおい作家/愛好家を指す)とか言う言葉があったはず。

ついでに801ちゃんなるものもあったはず。

一部の愛好家のみが嗜むものだったのが、流通改善インターネットで、多くの層に届いた結果、「腐」が定着したのは、

まぁ、たしかに、自傷云々と同性愛者に対する無配慮無神経と言えるかも知れない

2019-07-28

オタク向けエロヘイトスピーチから左派表現規制に反対できない

長くなったので要約

左派 → マイノリティ権利擁護尊重 → ヘイトスピーチ法規制に賛成 → オタク向け作品ヘイトスピーチっぽいのたくさんある → 左派としてそれらの作品法規制は受け入れざるを得ない → 左派表現規制反対は不可能

山田太郎議員当選きっかけに、「左派表現規制反対のオタク」を自称する人たちが「自分たち右派オタクとは違う立場表現規制に反対していく」などと主張しているのを見たけど、「左派」かつ「オタク向け作品への表現規制反対」という立場不可能だろう。

左派というのはすごく大雑把な括りだけど、おおむねマイノリティ(少数派・弱者)の権利擁護を重視する立場だよね?

マイノリティ権利擁護を重視するということは、マイノリティ集団として攻撃して侮辱して「尊厳とかアイデンティティとかを傷つける表現ヘイトスピーチ)」の「法規制」に賛成するよね?

マイノリティ尊厳を傷つける表現ヘイトスピーチ)」って、オタク向け作品特にエロで引っ掛かりそうな作品いっぱいあると思わない?

例えば「小生意気なメスガキに同人誌みたいな酷いこといっぱいしてアヘ顔ダブルピース出産させるエロ漫画」が好きなオタクなんてありふれてるけど(自己紹介)、こういう「オタク向け少女凌辱ポルノは「女性・こども」というマイノリティ侮辱するヘイトスピーチには当てはまらない」と主張するのはかなり苦しくないかな?

常識的に考えてこういうエロ漫画ヘイトスピーチなのだから法規制やむなし、だよね?

エロじゃなくても、マイノリティ民族宗教・性指向アイデンティティ侮辱して傷つけているオタク向け作品っていっぱいあるよね?

世界最高民族が最強のテコンドーで劣等民族チョッパリ殲滅するあの漫画とか、日本では少数派の宗教で崇められている女神破廉恥恰好の「サーヴァント召使い)」としてキャラ化してヒンドゥー教警察に叱られた世界的にオタク大人気のあのソシャゲとか、そもそも大部分がノンケ作家消費者LGBTオモチャにして遊んでいるBLやおい)・GL百合)とか。

左派表現規制反対のオタク」の人は、この辺、どう考えてるの?

街頭でデモやって「〇〇人はゴキブリ、国に帰れ」と叫ぶのは「法規制」されるべきヘイトスピーチだが、オタクオカズにするための「女性・こどもという弱者無茶苦茶な扱いされるエロ漫画」はヘイトスピーチにあたらないから「法規制」されるべきではなく、その悪は「法規制」ではなく自由な「対抗言論」で批判するのみにとどめるべきだ、

みたいな(私の目には)摩訶不思議理論武装を完成させているのかな?

だったら、煽りでも、踏み絵を迫るわけでもなく、その理論武装を私にも教えて使わせてもらえると、とてもありがたい。

法務省ヘイトスピーチに焦点を当てた啓発活動

http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00108.htm

ヘイトスピーチって何なの?

(中略)

 例えば,

(中略)

 (3)特定の国や地域出身である人を,著しく見下すような内容のもの   

特定の国の出身者を,差別的意味合い昆虫動物に例えるものなど)                                             

などは,それを見聞きした方々に,悲しみや恐怖,絶望感などを抱かせるものであり,決してあってはならないものです。

特定の国や地域出身である人」を「女性」や「こども」に置き換えたら、

「小生意気なメス(動物扱い)ガキに同人誌みたいな酷いこといっぱいしてアヘ顔ダブルピース出産させる(著しく見下している)エロ漫画

はやっぱりヘイトスピーチだね!

山田太郎氏は「右派オタク代表」としての自覚を持ってほしい

https://anond.hatelabo.jp/20190722182852

2019-05-22

anond:20190522022357

やおいという古語もいいところの言葉をひっぱりだしてきて何を主張したいのかさっぱりわからないのでたぶんおじさんの釣り創作

anond:20190522022357

なるほどのう…

やおい好きの中でもおっさん筋肉受けは少数派なのね

勉強になった

マイノリティがなぜマイノリティなのかという話

突然だが増田は俗に言う腐女子だが筋肉おっさん受けは地雷である

なぜ単体はともかくなぜ受けであらねばならないのか理解できないししたくないレベルである

ぶっちゃけ上記趣味の方たちは"""やばい"""と思ってすらいる。

これについてはタイトル関係しており、今日はそれについて吐き出したい。

別に差別をしたいわけではない。

増田は数年前にネット上の趣味の場でやおい好きの人と知り合った。

当時その場でこう言ったやおい趣味の方は少なく、増田Skypeでそのメンバーチャットルームを作ってキャッキャッしようと思ったのだ。

甘かった。

そう、筋肉おっさん受け好きの人間がいたのだ。

人間の嗜好について様々なのでそれについてはどうこう言わないし増田もそういう守備範囲人間がいるのは理解していたので触らないようにしつつ流そうとしていた。

のだが、彼女おっさん受けの魅力をチャットルームで熱く熱く語り、その内容は青年趣味(あとショタ)の増田トラウマを与えた。垂れた尻の魅力も加齢臭の魅力もわかりたくない。

一言趣味じゃない」と言えば良かったのかもしれない。もしくは増田がその部屋から出ていけばよかったのかもしれないが結局は別件で彼女とは喧嘩別れとなった。

元々そういった趣味以外でも価値観が合わない所が多々あり、本当に「やおい好き」「趣味しか接点がない状態だったのだ。

と、過去のことを話したがこの例で行くと「おっさん受けはなぜマイノリティになるのか」である

これについて人間本能である生殖行動には若さ必要」という刷り込み関係あると思っているのだが、おっさん受けについては逆に本能に逆らう形になっているのだ。

まり本能とは逆の時点で既に少数派になることが確定している。

これについては同性愛自体も同じことが言えるだろう。

何が言いたいかと言うと少数派になるということには必ず理由があり「なんで好きじゃないの!?」と言われても好きになれない理由が多いので仕方ないのである

ボーイズラブというもの自体に同じことが言えるのは増田理解しているので無闇やたらに布教もしないし垂れ流しはしていない。

ただ、少数派が布教しようとしてもそこに「なぜ少数派なのかという理由」を鑑みてからでないと逆に引かれるだけだというのをわかってほしい。

ちなみに増田はもうおっさん筋肉ホモを見たくない。

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