はてなキーワード: 私服とは
昨日は首都圏で連続して飛び込み自殺が相次いだようで、船橋在住の私も三時間遅れの出社になった。その間、ぎゅうぎゅう詰めの代替輸送バスに揺られて、こっちが死にそうな思いをした。今日消化できなかった仕事については今週末、休日出勤せねばなるまい。
正直言って飛び込み自殺した人については憎悪しか感じなかった。
どれだけ多くの人に、迷惑という言葉では簡単に済ますことができないくらいの損害を与えたのか。
ただ、一日たって、少し気持ちもなだらかになってみれば、思うところも出てくる。東中山の件では、自殺したのは高校一年生の男子学生だったとのこと。月曜日、発作的にやってしまったのかとも思ったけど、私服だったらしく、死ぬつもりで駅に行ったのかも知れない。彼がどういう状況だったのかはわからないのだけど、15歳、16歳の少年に死を選ばせてしまったことについては、社会の側も彼に対して責任を問われないと言うことは無いと思う。
あれだけの被害をこうむったのだから、私にもなぜこういう事態が発生したのか知る権利はあると思う。そして知ったうえで考えたり、改めて判断しなおす機会を得る権利があると思う。
でも、報道はない。
「性犯罪に遭わないように自衛する」ことはよく「泥棒に入られないないよう家に鍵をかける」ことに例えられるけど、
性犯罪への自衛と施錠では実行する場合の難易度がかなり違うから、この例えを見るたびに違和感を覚える。
「鍵をかける」事は多くの人にとってはさほど手間でもないし、鍵をかける事で他のものを犠牲にすることもまあないだろう。
「鍵をかける」という行動自体が難しいという状況もあまり思い浮かばない。
しかし性犯罪への自衛としてよくあげられる「夜道を一人で歩かない」「男性といる時に酔っぱらわない」「欲情を煽る服装をしない」という行動を
多くの女性が実行することは、この社会で生きていく上で実際問題難しい部分も多いのではないだろうか。
「夜道を一人で歩かない」については、夜遅くまで残業をしなくてよい仕事に就ける人ばかりではない(ブラック企業の多さ、ブラックとまではいかなくとも看護師等職種の都合上夜働く女性も一定数存在する)、中学生・高校性も塾や部活で帰りが遅くなる事はある。同僚や友人に毎回家まで送ってもらうわけにも、家族に毎回迎えに来てもらう事も実際問題難しいだろう。
夜働かなくてよい仕事に就けた女性が「夜道を歩かない」事を徹底することは可能かもしれないが、日本に住む女性全員が「夜道を歩かない」事は実際問題難しいだろう。
「男性といる時に酔っぱらわない」「そもそも酒の出そうな集まりに顔を出さない」についても、ある程度の年齢の大人であれば食事の席で酒を断る事が難しいことも多々あるだろう。
もちろん「本当は飲めるけれど飲めないと嘘をつく」という処世術を使っている人も多いだろうが、それで納得してくれる相手ばかりでもない。
あまりに酒を断るとそれはそれで空気が読めない人だと思われる可能性もある。
酒を勧められて簡単に断れる場合ばかりなら、そもそも「アルハラ」なんて言葉も生まれないのではないだろか。
「欲情を煽る服装をしない」については、実際どのような服装が欲情を煽るかは加害者の好みの問題もありわからないという問題がある。
そもそも服装については「弱そう、おとなしそうに見える人が狙われる」「制服を校則通り着ている中学生・高校生の方が痴漢に遭いやすい」という説もある。
おとなしい恰好をすれば弱そうだと思われ被害に遭い、派手な格好をすれば欲情を煽り被害に遭う可能性がある、と言い換えられるのかもしれない。
そもそも服装というものもプライベートならともかく、通学・通勤の際にはある程度周囲に合わせた服装をしないといけないという問題もある。
「制服を着ていると痴漢に狙われやすい」からといって、全国の中学生・高校生が全員私服登校可能な学校に通うという事は現状不可能である。
「性犯罪に遭う事に比べれば、仕事が制限される事も、職場やプライベートでの人間関係への影響も、服装が周囲から浮くことも大した問題ではない」
という立場もあるだろう。
しかしそもそも世の中で言われている「性犯罪に対する自衛」を徹底的にではなくとも全員が実行するという事は上記のような理由から難しく、
それにもかかわらず「少し気を付ければいいだけ」「鍵をかけるのと同じ」と言われる事には違和感を感じる。
「それでも少しでも気を付ければその分リスクを減らせる」という意見もあるだろう。しかし「どうしても仕事が長引き灯りのない夜道を歩かないといけない」等の
自衛ができない状況は日常生活をおくっていれば普通に発生するだろう。
「性犯罪への自衛を勧めるアドバイス」を例えるなら、まだ「○才の時点でこれだけ貯金がないと老後の生活が厳しいというアドバイス」が近いのかもしれない。
確かに今後年金ももらえない可能性が高い、貯蓄はあった方がよいがそこまで貯金できるほど高収入の人ばかりでもない。もちろん実行できる人もいるのだろうが。
そもそもいくら貯金があった所で老後を迎える頃に社会の状況がどうなっているかは誰にもわからない。
「性犯罪への自衛を勧めるアドバイス」をすべて実行しても、性犯罪に遭う時は遭う。
自衛を実行したが性犯罪被害に遭った人(校則通りに露出の少ない制服の着方をしていたら朝通学電車の中で痴漢に遭った等)から
「実際問題多くの人が実行する事は難しい事を、簡単に実行できる確実性のある方法のように言われても困る」という事情から来る反発が起こっても
さもありなんと思う。
https://anond.hatelabo.jp/20170811183815
FDという位置づけなので前作が気に入った人向け、そこまで気に入らなかった人はやらなくていいかなという印象
ロープライスなのでBGMや基本の背景・立ち絵は使い回し、まあこのゲームで重要なのはHシーンとボイスだと思うのでそこまで問題なし
そもそも1作目のインストールファイルが5GBでかなり頑張っていだだろうし素材を使い回しても許されるだろう
システムの変化は余りないと思われるがキスの度に選択肢が出なくなり1作目よりは改善していた
兄の異常さは尺の関係もあってマイルドに感じた、まあFD買うような人は許容できてるか…
ハーレム後のシナリオなので妹と初Hに及ぶ際の背徳感などは一切感じられず、そういのが好きな自分は今作のHシーンはそこまで興奮できなかった
キャラ魅力はだいぶ平坦化されたように思える
■あさひ
1作目同様、比較的ブレの小さい安定感のある内容・Hシーンで他ヒロインと比較するとよく出来ていた
デートでは自然な展開で主人公の鑑定眼設定も活かし、他ヒロインにも配慮された展開はGOOD
Hシーンもアフターに相応しく濃いものだった、FDの中では一番頑張っていたように思う
一点、1~3回の選択肢の中で実写化の話題になるがああいうネタはわざわざ個別ルートでしなくてもいいかなあ
そもそもヒロインと関係ないし、その話に尺を割く必要ないだろうと
■まひる
このキャラは照れやデレが始まるとふにゃふにゃし過ぎて正直言って苦手になってしまった
一番妹キャラらしい性格なのだろうけれど、なんだろう他の姉妹のキャラが立ちすぎて霞んでしまう
FDでは取ってつけたようなHENTAI的な味付けも加えられて、正統派妹の雰囲気も失われてしまった
Hシーンも普通…あまり公式から優遇されていないのではと疑ってしまう
■さや
前作から思っていたがさやのトロ顔はあまり合っている気がしないのは自分だけだろうか
歯磨きや膝枕?のような眼をぱっちり開けている一枚絵の表情でHしていてくれた方が個人的にエロいと思う
というかHシーンになるとヒロインが殆どトロ顔になってしまうので、1人ぐらいノリノリ…いや普段のペースを崩さずにHしている様子が見たかった
つまりそれがさやであってほしかったのだが、どうも制作側はロリが性に溺れるシチュのが好きだったのかもしれない
まあロリ系のエロ漫画でも急にロリキャラがトロ顔なったりするし、そういうのに見飽きた・見たくなかったんだろう自分は
■やよい
鏡に向かって姉妹の真似をするシーンがまず可愛すぎて悶た人が多いだろう、前作に続き最カワヒロインの3女様
前作ではいちいち面倒な印象であったがFDまでくれば素直でないやり取りも予定調和で可愛いという感情以外湧いてこない
Hシーンは前作のが圧倒的にエロかったかな、唾液垂らしているのとデートの手コキは他にないものだったので割りと良かった
デートでは前作個別ルートのようなデレっぷりが見れたので◯、全体的に表情豊かになり満足
私服は…展開でフォローも入っていたのでなんともいえないかなあ、私服に関してはさやが良すぎて他はどっこいどっこい
総評…38/50
妹ゲーにおいてのHは背徳感があってこそと考えているので、FDにおけるHは普通にするといった構えは喜べないところ
妹要素は今作でも健在なので、前作で気に入ったキャラがいればプレイしても良いかと
メインシナリオは薄いので素直にキャラ萠え出来なければスルーが吉
… 10
そうだねx12とは、12人の閲覧者がこの書き込みに賛同したことを指す。
… 12
「日本で起きた犯罪の多くは中国韓国人の仕業である、そうでない場合は在日であり、日本人が犯罪をすることはない」
… 15
同上
… 17
… 18
突然の一人語りである
… 21
無念 Name としあき 17/07/28(金)17:51:28 No.499650335 del そうだねx3
また不法滞在者かよ
… 29
無念 Name としあき 17/07/28(金)18:20:41 No.499655260 del そうだねx1
私服ダサイな
被害者叩き
… 35
… 37
無念 Name としあき 17/07/28(金)19:05:57 No.499663058 del +
帰化人?
… 40
… 56
… 61
…(呆れ)
… 84
別の事件で日本人男性に殺害された中国人女性姉妹の事件について差別的な言及
… 93
無念 Name としあき 17/07/28(金)20:12:44 No.499677217 del そうだねx2
だれのせいだと思ってる?
… 94
無念 Name としあき 17/07/28(金)20:13:27 No.499677381 del +
>いやほんとリアルで中国人に何かするとかホントやめろよネトウヨの人ら
病院行く?ん?
… 96
… 97
無念 Name としあき 17/07/28(金)20:15:15 No.499677760 del そうだねx5
ならせめてその犯罪者集団叩いてくれよ
… 103
無念 Name としあき 17/07/28(金)20:17:51 No.499678384 del +
>なんで観光客風俗嬢呼ばわりしたり風俗嬢なら殺されても仕方ないみたいな物言いしてんの
… 104
… 112
… 114
無念 Name としあき 17/07/28(金)20:21:20 No.499679155 del そうだねx3
… 116
無念 Name としあき 17/07/28(金)20:21:59 No.499679292 del +
10元ぐらかね
大金だ
… 118
無念 Name としあき 17/07/28(金)20:23:43 No.499679704 del +
印象とは違う
(全部まとめたら)頭おかしなるで…
ってなわけで終わりっ!
第7話
マスダ:いわゆる水着回ですね。
シューゴ:実のところ楽なんだよな。制服や私服のときより線が少なくなるから。
マスダ:受け手も求めていて、作り手も楽ができる。ウィンウィンって奴ですね。
シューゴ:というか、普段の格好が線多すぎるんだよ。キャラデの奴、なんで作画の事情を考えないんだ。原作者とファンに褒められたからって調子乗るんじゃねえ(笑)
マスダ:ははは(笑)
シューゴ:それにしてもこの場面、冷静に考えてみると変だよな。
マスダ:予想外なデザインの水着に主人公が憤っているシーンですね。お約束の。
シューゴ:『ちょっと~、なによコレ~』って、何で着てからそんなこと言うんだ(笑)
マスダ:ああ、確かに。着る前に気づかなかったんでしょうかね(笑)
マスダ:で、入浴シーン。テレビ放送とかだと修正されていますが、円盤のほうはそういうの無くなっていますね。
シューゴ:無修正だが、思っていたほど過激ってわけではないなあ。
マスダ:まあ、湯気が多少薄くなっている位ですかね。
シューゴ:ここらへんは入浴シーンでのお約束みたいなもんだな。スタイルがどうとか、触りあいっこだとか。
マスダ:ただ、『女子ダベ』ってこういうのは茶化したがる作風ですよね。ややメタフィクション的。
シューゴ:ただその上で、結局はお約束に収束する構成だし、かえって会話シーンが冗長になっているキライはあるよな。
マスダ:そうさせないように、色々と工夫しているわけですね。
シューゴ:んー……そうなんだが、作っていくと不安になっていくんだよな、こういうのって。方向性は間違っていないはずなのに、本当にこれで受け手は満足できるのかなって。
マスダ:シューゴさんは一時期この手のアニメを連続して作っていましたから、若干ノイローゼ気味だったとか?
シューゴ:かもな。多くの同ジャンル作品に関わっていくと、いずれ同じ作品にしか見えなくなってくるんだよな。細かな差異はどうでもよくなって、こだわりすら薄れていく。坦々と作っていくしかなくなる。
あの企業の旧経営陣が強制起訴された件で、全員が「罪状認否」したそうですね。
あの方々は、「企業責任」を認めて言葉ではお詫びをしながらも、経営者であった個人としての「経営者責任」は
認めていないという事です。
認めない理由のひとつが「マンモス企業」であり、役割と責任は階層的であるとして、現場レベルの事は完全には
把握できる立場になかったという事を挙げているようですね。
現場レベルの事を把握していなかった事を公然と認めて、それを理由に自分には責任は無いと言っているようにも
聞こえます。
あの企業に限らず、日本の大企業は皆、同じような病巣を抱えているのかもしれませんが、あの企業の内情を、
……
1)兵卒~下士官 : 実際の現場において、その技術を行使したり、現場の監督を行う
2)下級士官 : 現場の監督者の更に上として、中央(本店)の指針に基づき具体的な方針を立て、
3)上級士官 : 本店(本社)において、全社的な指針を策定し、総括を行う。主として現場に対して
実働的な部分は委託する
→ 本店 or 本店直轄 (主任クラスが主、キャプテンは近年准管理職化された旧副長クラス)
4)将官 : 本店、または下部組織において、それぞれの実働や立案、意思決定に対して、決裁を
行う
→ 管理職(マネージャー、部長、所長など) ※近年は決裁権を持たない課長クラスも多いが
……
こうして挙げてみると、確かに、と思える部分も見えてきます。それは何か。
軍隊において、例え将軍と言えども、作戦の失敗に関して、「現場の事はわからない」とは言えないでしょう。
作戦の成否は、戦術レベルの理由よりも、戦略レベルで決する事が多いのですから。
あの重大事故に、あの企業の責任があるとすれば、それは戦略レベルか、もしくは更に上のレベルのミスがあった
ということになるでしょう。
……
上の構造が仮に正しいとした場合、戦略レベルのミスを犯したのは、管理職クラスの人々ということになります。
……
しかし、本当にそうなのでしょうか。
……
確かに、戦略レベルのミスも大きかったのでしょう。しかし、それよりも更に上の、政治的レベルでのミスも
大きかったのではないでしょうか。
……
役員クラス(つまり経営者)は、上の例で言うならば、「制服組ではない私服組」の半分政治家レベルの人達
なのです。それが良いかどうかはここでは問いませんが。
……
その彼らに、戦略レベル、政治レベルのミスの責任が無いとは、とても言い切れないのではないでしょうか。
……
事故当時、主として現場レベルで奮闘し、世間からの批判にさらされながらも、社会的責任を果たそうとしたのは
上記の例で言うと、1)兵卒~下士官、2)下級士官 のレベルの人々なのです。
……
当のマンモス企業の純粋な社員も、かつて40千人以上居たのが、32千人にまで減少しています。
……
https://anond.hatelabo.jp/20170624093754
Ⅰ
幼稚園児の頃。横浜のデパートで両親とはぐれて迷子になった時、黒ギャルに助けてもらった。
黒ギャルは泣いてる俺の手を引いて、お客様案内所まで連れて行ってくれた。
両親が迎えに来るまでの間、黒ギャルが俺の隣に座って一緒に待ってくれた。
黒ギャルは俺にノートとペンを貸してくれた。俺はそれに絵を描いた。
黒ギャルがその絵をやたらと褒めるもんだから、俺はうれしくなって、すっかり泣き止んで、得意気に絵の解説をした。
別れ際に黒ギャルが俺の頭を撫でた。とてもいい香りがしたのをはっきりおぼえてる。ココナッツオイルの匂いだったのかな。
Ⅱ
11年飼ってた猫が行方不明になったり、父親の会社が傾いたり、いろんな不幸が重なって、最低な時期だった。受験勉強なんて一切してなかった。
あまりに金が無かったから、短期のアルバイトをすることにした。夏だった。高田馬場でチラシ配り。資格の専門学校のチラシだった。
現地で学校の職員と待ち合わせて、ペアで仕事をするんだけど、そこに現れた職員が黒ギャルだった。一応スーツは着てたけど、どう見ても黒ギャル。学校の職員なのに黒ギャル。意外過ぎた。
もっと意外なことに、黒ギャルは始業後すぐに郵便局に行って、大量のチラシを自分の家に郵送してしまった。
そのまま黒ギャルが運転する社用車で湘南の海に行った。黒ギャルは私服に着替えた。ふたりで浜辺にビニールシートを敷いて、寝転がりながらいろんな話をした。
あの日は一体何だったんだろう。思い返すと、まるで現実感が無い。
もちろん黒ギャルがやったことは最低だ。それに従った俺も同罪。そんなことはわかってる。でも、めちゃくちゃ楽しかった。どん底の時期だったけど、すごく気分が上がった。
翌日からは猪瀬直樹みたいな不機嫌そうな顔の職員に見張られながら、炎天下、ひたすらチラシを配った。地獄だった。
黒ギャルとは二度と会えなかった。あんな調子だったから、とっくにクビになってるかも。いや、意外とうまくやってるのかな。
俺はあの日を境に真面目に受験勉強をするようになった。大学生になれば、もっと楽しいことがたくさんありそうな気がしたのだ。あの黒ギャルは俺にとって希望の象徴だった。とにかく輝いて見えたのだ。やってることは最低だったけど。
Ⅲ
これはけっこう最近の話。どうにか大学生になった俺はネットカフェでバイトしてるんだけど、うちの店、夜勤はワンオペなんだ。
狭い店だから普段はひとりで充分なんだけど、その日は急に体調が悪くなり、窮地に陥った。
まともに立ってられないほどつらかった。午前3時過ぎ。真夜中だ。代わってくれるスタッフもいない。
吐き気はするし、なんだか視界も歪んできた。頭が割れそうに痛い。これ、なんかヤバイ病気なんじゃねえか?
やっぱり誰か呼ぼう。それしかない。そんなことをぼんやり考えながらカウンターでしゃがみこんでたら、客が来た。
黒ギャルだった。たまに来る客だ。たぶん近くのガールズバーに勤めてるんだと思う。仕事終わりに店に寄り、始発を待って帰ってるんじゃないかな。
俺はこの黒ギャルが苦手だった。いつも不機嫌そうだし、金の払い方も乱暴。たまにめちゃくちゃイカツイ男と一緒に来ることもあって、単純に恐いというのもあった。
でもその日の黒ギャルはいつもと違った。俺を見るなり「なんか顔色やばくない?」と話しかけてきたのだ。それまで会話なんてしたことなかったのに。
「いやあ、かなり具合悪くて」と俺が言うと「休んだ方がいいよ」と心配してくれた。
代わりのスタッフがいないからどうすることもできない、俺は黒ギャルにそう説明した。
そしたら黒ギャルが言ったんだ。
「私が店番しようか?」
一瞬、耳を疑った。何を言ってるんだ。冗談にもほどがある。でも、黒ギャルは真顔だった。どうやら本気みたいだ。恥ずかしいけど、ちょっと泣きそうになった。
とはいえ、バレたら一発でクビだ。カウンターの様子は防犯カメラに録画されてる。万が一、店長にチェックされたら終わり。
「体調が悪かったので、お客さんにレジを代わってもらいました」
でも俺はあまりにしんどくて、朦朧としていて、まともな判断力を失ってた。
われながらどうかしてたとしか思えないんだけど、俺は黒ギャルに店番を代わってもらった。つらすぎて半ばやけくそになってたのかもしれない。とにかく少しでも横になりたかった。
俺は黒ギャルにレジの操作を説明して、入店と退店のやり方を教えて、空いてるフラットルームで寝かせてもらった。
それから朝まで、黒ギャルが店番をしてくれた。平日の深夜だから客の動きなんてほとんど無かったけど、それでもありがたかった。三時間ぐらい寝たら、頭痛も吐き気も治まった。
俺は黒ギャルに何度も礼を言い、どうして助けてくれたのかたずねた。なんか死にそうな顔してたし、この店よく使うし。黒ギャルはそう言って笑った。
黒ギャルが帰って、交代のスタッフが来て、俺は退勤後すぐに病院へ行った。ただの風邪だった。
後日、知人にこの話をしたら、窃盗のリスクを考えた方がいいと言われた。それは大丈夫と俺は応えた。根拠は無いんだけど。
とりあえず黒ギャルに何かお礼がしたいんだけど、あれからいちども店に来ない。
自宅から駅へ向かう途中、毎日同じ場所で寝ている野良猫がいて、いつもその猫を少しいじくってから出かけるのが習慣になっていた。
2年くらい経った頃だろうか。
あまりにいつも同じ場所で寝ているので、そこにいることが当たり前と思っていたその猫が、ふと姿を消した。
どうしたんだろう?場所変えちゃったのかな?それとも、ちょっと不健康そうだったから、亡くなっちゃったのかな?などと思いつつ、
1週間くらい、いつもの場所をさりげに通りながら通勤していた。
すると、ある日のこと。
その場所の前には個人経営の美容室があるのだが、私がそこの前を通ると、見知らぬお姉さんが元気に手を振りながら笑顔でこちらに向かってきた。
全く知らない人であったため、てっきり、自分の背後に違う人がいるのかと思い振り返ったが、誰もおらず、どうやら自分が目当てらしい。
呆気にとられていると、そのお姉さんは、
「いつもここで猫と遊んでたでしょう。あの猫ね、ガンで体調が悪くて、うちのお客さんが引き取って自宅に連れて行って、飼うことになったんだよ」
とのこと。
ああ、そうなんですか。てっきり死んじゃったのかなって。それは安心しました。などと言って、その場を離れた。
いずれにしても死に近い状況っぽいが、暖かくて安全なところで最後を迎えられたほうが良いだろうと思った。
向こうは一方的にこちらを数年間見ていたせいか、もはや知人くらいの感覚になっていた様子で、その一方で、
こちらは全くの他人だったため(光の具合で外から中はあまり見えない)、呆気にとられた出来事だった。
その店では、小型犬を飼っているみたいなので(窓際によく座っていた)、どうやら動物が好きな人なのだろう。
また、どことなく、親娘でやっているお店な様子だった。
それ以来、その場所から猫はいなくなり、以前は微妙に本来の道を外れてそこへ寄っていたため、その場所も、その美容室も、
すぐ近くに毎日みかけるものの、目の前にいくことはなくなっていた。
そして、それからまた1年半ほど経った昨日。
その美容室付近をたまたま通ると、丁度お店を閉めるタイミングだったらしく、
そのお姉さんっぽい人(視力が悪いため、少し遠目だとあまり見えない)が店の外でシャッターを閉めていた。
あれ?あの人かな?と目を細めていると、また元気にこちらに手を振ってくれて、あの時しか接点のない自分は、また呆気にとられてしまい、
あっ、っと一拍おくれて手を振り返した。
というのも、猫は毎日触っていたものの、その美容室の開いている時間に通るのは土日ばかりであり、私服姿であったため、
仕事帰りの今日はまるで出で立ちが異なっており、その上、だいぶ時間も経っていたので、向こうからこちらに気づくとは思っていなかったためだ。
たったこれだけのことで、少しドキっとしてしまい、この場所に引っ越して3年半程経つけれども、今度あの店に初めて行ってみようかしら?と、思っています。
自分の体型をはっきりと意識したのはいつくらいからだっただろうか
昔から細い体型だったことはなかったように思う
みんなで同じ格好するときが辛かった
私服と違って誤魔化しが効かないんだよね どうしても周りと自分を比べてしまう
担当の人が同じなら、もう私が抜いだときもあまり表情変えたりしないんだけど、違う人だとやっぱり一瞬固まっているのが分かる
でも、毛深いデブなんて最低だし、夏だから薄着しないと汗の量がすごいし、やっぱり行かないといけない
痩せようと思っているけど、痩せるのって本当に難しい
普通の人と同じように食べているだけだと絶対に痩せないんだよね
太っているから普通が普通じゃないんだろ?って思うかもしれないけど、そんなことないよ
朝なんてコンビニでおにぎり買うだけだし、お昼だって普通のお弁当に普通の量を詰めているだけ
夜は炭水化物控えめにしている
でもさ、やっぱり全然痩せないんだよね
考えてみれば当たり前だよね
普通の人はその食事で痩せていかないんだから、私だって普通の食事してるだけじゃ痩せもしないし太りもしないだけ
どうしても我慢したり、努力しないと痩せない そして明日急に痩せることもない
ずーーーーーーっと我慢して、やっと普通の身体になれるんだろうね
痩せている人が羨ましい
今痩せている人は、太らないように注意して生活した方がいいよ
私は面接会場に向かうために駅構内を歩いていたんだけど、歩きざまに手の甲を手の甲でスッと撫でられて、思わず振り返ってしまった。
「就活ですか?」「僕も就活してる大学生なんですよ」「大学この辺なんですか?」
就活中なことぐらいリクスー見りゃわかるだろ、ていうかお前私服じゃん、大学生とか嘘だろ老けすぎ。
「はい、面接あるんで。急いでるんです」と返事をして歩き続けた。
なのにめっちゃついてくる。歩きながらお尻触られたような気がした。
「どこ受けてるんですかー」「僕は中野に住んでてー」
胸の前にスマホを構えて、あーライン交換しようと言われるのだろうな、と思った。
面接を控えた緊張もあって、パニックになってほとんどコンコースを小走り状態。
でもずっとお尻には歩調に合わせた一定のタイミングで手が伸びてくる。
ここでやっとこれナンパじゃない、痴漢だ、こういうタイプの痴漢もあるのか、と気づいて
「何してるんですか」「なんなんですか本当に」「触るのやめてもらえませんか!」と言ったのに、「当たっちゃっただけですw」って言われた。
声を荒げた&改札を出たので振り切れたんだけど、怒りと気持ち悪さで涙目。
電車の中で、面接で言おうと思ってたこと復習してきたのに真っ白。
でも行かなくちゃならない。十数分後には、ニコニコ、ハキハキ感じよく喋らなくちゃならない。
30分と言われていた面接は15分で終わった。
面接官はなんだか疲れてそうだった。
面接をなんとか終えて、痴漢から一時間ほど経ったころにその駅の交番に行った。
何があったのかしゃべってきたけど、「その場で捕まえて、はっきりこの人がやったって言えないとあなたが不利になるから」って警察の人に言われた。
「まあ後はここでしばらくあなたの気持ちを落ち着けて」とかなんとか言われたけど、
警察のおっさんの前で「お尻触られたんです」って言ったのが恥ずかしかったからその場を早く去りたくて、
「もしまた他の子にこういうことがあったら、その時は宜しくお願いします」と言って去った。
帰路につくため改札内に入る。
そしたら!!!!!
さっきの痴漢まだいた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スマホ手に持ちながら歩いてた。ターゲット探してるみたいだった。
覚えてるよさっき交番でお前の特徴話してきたばっかりだもん。
お前のダサいリュックと、メガネと、スニーカーと、短パンと、ポロシャツ。背が低くて色白。
私に気づいたのか気づいてないのか、痴漢は中野行きの電車のホームへ。
「さっき、お話ししましたよね?」「中野に住んでらっしゃる方ですよね?」
「違いますよ」
それ以上何もできなかった。まぁ認めるわけないよね。
「すみません、人違いでした」
悔しい。腹が立つ。なんで私とっさに謝っちゃったの。たった一時間前のことなんだよ。覚えてるよ。
でも、もし本当に人違いだったら?そもそも相手が認めたとしてどうするの?腕を引っ張って交番まで連れて行くの?
というのを用意した。
仕事柄、自分のいる部署は服装は結構自由なので、毎日、公私とも変わらない格好をしている。
それでも年に数回ぐらいスーツ着て外出、という機会はあるので、その都度「適切な格好をどうしようかな」と慌ててしまう。
当たり障りない黒皮のバッグ(自立すること、書類が入ること、そして何より重くないことを重視すると、案外好みの物が少ない)
当たり障りない黒いヒール靴(足のサイズの関係であまり合うものがなかったため、これは吟味してセミオーダーした)
プラス、
スーツのインナー用Tシャツ(私服として単体で着るとイマイチなデザインだが、ジャケットを羽織ると首元の開きが良い感じ)
を揃えた。
もちろん、どれも今までどおり他の私服と組み合わせはできるけど
忙しい時にオシャレとか何も考えないでパッとこれらを身につければ良い。