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はてなキーワード: 労働集約とは

2022-09-20

anond:20220919003110

その代わり失業率が低いというメリットもあるけどな。

要はこれ他の先進国なら仕事が見つからないような無能をかき集めて、労働集約型の産業生産性の低い仕事やらせてるだけの企業がめちゃくちゃ多いってことだからな。

なんでわざわざそんな儲からない事業をやるかといえば資本が足りなくて、もっと儲かる資本集約型の産業に移行できない中小企業が山のようにあるから

とりあえず働いてるというだけの人間が何かを生み出せる時代はもう終わった。

しか日本先進国としてはアメリカに次いで無駄に大きな人口を抱える国だからそういう穀潰しを養うための社会を維持してしまう。

フランスイタリアくらいの人口規模で十分なんだよ、マジで

そのくらいの人口収束するまで日本が復活するような動きは起こらないと思う。

人間がただの負債しかない時代なんだ。

2022-09-01

anond:20220901001529

栄光メーカーから落ちぶれたSIer経営者よ、「猿まね力」がないなら変革は無理だぞ

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00322/121300024/?P=2

 社名を出さないで「落ちぶれた」などと言っているのも感じが悪いので、はっきり書いてしまおう。メーカー落ちぶれ組とは、もちろん富士通NEC日立製作所のことだ。日立最近IT×重電」などでDX(デジタルトランスフォーメーション)に成功しつつあるとの評判だが、私は留保をつけさせてもらう。IT部隊だけを見ればSIerであることに変わりがないからだ。この3社にNTTデータを加えた4社が、ハイテク産業のふりをした労働集約産業であるIT業界親玉中の親玉として君臨しているわけだ。

2022-08-14

anond:20220814021432

島耕作の亀淵は、やらかした後に組織フォローで事なきを得るが、それはテープ貼りという労働集約率の高い仕事についてだった。

結果的デザイナーとして独立して成功した、って書き方になってるから、作者的にもどっちかというと日本的仕事に疑問を呈するような描き方だったね。

もちろん歴史上のほとんどは労働集約的な仕事農民)だったわけで、それを否定するつもりは全くないけど。

(コラム)「手が空いたら他人ヘルプ経営日本人生産性を下げる

① 池ポチャ後、キャディーは元の位置から打つ選択肢も考えられるためにゴルフバッグを残して、池まで行った。

② まだ、どちらから打つか決めていないのに、同伴競技者のキャディーが気を利かせたつもりで大西選手ゴルフバッグを持ってきてしまった。

大江キャディーは、元の位置から打つかもしれないのに、バッグを持ってきてしまった同伴競技者のキャディーに大声で注意した(「なんで持ってくるんだよ!」みたいに強めの口調だった?)

④ そのことに対して、大西選手大江キャディーに注意した。(18Hの会話で「(バッグを)持ってきてくれてありがとうで終わりじゃん。」と大西選手は言っている

https://www.youtube.com/watch?v=qzWMMV7qMZo

これは勝手に他の選手のバッグを持ってきたのが発端ですな

多くの職場でもこうしたことが起きていて、日本職場生産性を落としていることが多い

「手が空いたら他人仕事ヘルプ」は、専門性の低い労働集約ジョブでは意味があるが、

しかし、専門性のある仕事では逆効果になるのである

専門性のある仕事であればあるほど余計な事であり、優秀な人間の足を引っ張ることになる

たとえば60分かかる仕事10分で終わったら、50分を別のブルシットジョブに充てるというのは愚の骨頂である

経営者自体労働集約型の発想から抜け出せていないためである

SIer人月計算など、元来的に足を引っ張りあったほうが儲かるビジネス場合を除く)

おそらくアメリカなどはこの余剰リソースの考えが優れているか大国なのだと思う

余剰リソースを作った=優秀な人間、という評価が下されるのである

日本は逆で、余剰リソースを作らせない、全員が均等になるような方向で動く経営者が多い

根本論として「みんなで平均的でありましょう」という、「運動会みんなで一緒にゴール思想」があるためと思われる

この場合はキャディという専門的判断を要するプロ他人仕事に、勝手に手を出したことが原因だろう

ただしこの場合バッグを持ってくるというのが戦略的に致命的とも思えないので、

発端はほかにあれど、大声を出したのが失敗という結論でいいと思うが

2022-08-12

anond:20220812123714

事務職採用基準として

ブラインドタッチ

Office365かえる

 ・Excelマクロ あれば望ましい VBA

 ・Word

 ・PowerPoint

 ・(Access)より望ましい

くらいあっても良い。

現実は、日本語が話せてブラインドタッチできるだけの人材しかまらない。

マクロVBAも学ばないし、学べない。

結局、労働集約的な業務しかできない。

2022-07-23

anond:20220723105019

人間工業製品じゃないので個人差あるけれども

全員一律のパフォーマンス出すこと前提でシステム作る以上

下振れの激しい人は排除したいって話だと思うんだけど

労働集約型の産業ってクソだなと思いました

国が下振れの激しい人を預かって保護する形にして、法人税激上げするしか無いんじゃないか

2022-07-16

anond:20220715194323

まったくその通り。金で人を雇えるようにしないと宗教組織公明党共産党労組も)でもない限り普通労働集約的な選挙活動不可能

2022-07-03

日本プログラマって未だにライン工と同じ扱いなの?

別にライン工が悪いとは思っていない。

そもそも労働集約産業典型的スタッフなので、それ自体に良いも悪いもない。

そんなわけで表題の主旨について本来の言い方をするなら

知識集約産業であるはずのシステム開発を、日本じゃ未だに労働集約型のメソッドで回してんの?」

という問いかけになる。

というか日本プログラマと言ったら、現状その大半が顧客大企業の基幹システム新規開発ないしリプレースで、

2次請けか3次請け~末端でコード書いてる人達だと思うんだけど、その認識で合ってる?

そんでそういうところのプログラマって、申し訳程度の予備日しかないやたら細かい線表に実装レビューテストがみっちり詰め込まれスケジュール

=遅れるのがデフォな進捗で、終電近くまで貸し切りビルというタコ部屋に複数人が閉じ込められて作業するイメージしかないんだけど、

今もそんな感じでマネージメントしてんの?

こう書くとライン工のほうが数百倍はマシな仕事に思えるのはともかく、これなら必要なのは大卒みたいな肩書じゃなく気合で耐え抜く力だし、

実際日本語喋れて気合だけあれば誰でもなれそうだからあんまり人の確保にも困らなさそうで羨ましいわ。

まあ、客への誤魔化しと奴隷をうまく使うという意味で上位層で動いてるSEは優秀なんだろうし、優秀な人が数人で済むのであれば合理的なんだろうな。

クールジャパンと言うならいっそこういうのをもっと宣伝してGAFAに対抗すりゃいいのに。

2022-06-20

終わりのはじまり

俺は会社をやめて起業する。

後任は、隣の部署の有能な後輩に打診されたらしい。

の子から連絡来た。

退職するそうな。

大変面白い

壊れていくのを外から楽しく見られると思うとワクワクが止まらない。

もちろん会社全体はそんな程度でビクともしないけど、局所的には大変なことになるだろう。退職連鎖しそうで興奮しちゃう

楽しみすぎる。

一見何事もないように会社は回るんだろうけどさ、労働集約的な部分が大きい仕事なので人が足りなきゃどうにもならんことが多い。

アレらが牛耳る限り、この部署はこれ以上の成長はないだろう。みんな辞めていく。

でも、俺たちは会社上司への感謝だけ述べて爽やかに退職するよ。

もっと上はアレらとしか接触する機会がないので、実態わからんだろう。

楽しみすぎて興奮して眠れない。

2022-05-26

anond:20220526164302

おじいちゃんおばあちゃんでもスマホいじる時代からねえ・・・

現役バリバリ世代データ活用できない、IT使えないとか言ってたら経営自体が成り立たない時代になってくる

から労働集約的になんとかする新卒シャブ漬け戦略はもう役に立たない

2022-04-03

SPA的な手法コストを決定するのはスキルではなくIQ

https://foo-x.com/blog/is-spa-high-cost/

ぐうの音も出ない論駁だと思っていたら、はてブコメントがクソ煮込みうどんになっていてワロタ

IQの高い起業家に対しては、自分コードを書くことを薦めている。

そのときに明らかに学習コストが低く、当面のスケーラビティに困らない方法は、SPA(というか、NextJS等のSSG)+BaaS(Firebase等)。

Railsなんぞ使ったら、あらゆるレイヤ戦線が広がって、労働集約的になってしまって、IQゴリ押しできない。

正直、最近サービスは高IQ人間にとっては極めて快適だと思う。いわゆる文系の人でも、セキュアかつスケーラブルなサービスを容易に開発できると思う。

足を引っ張っているのは、低IQで声がでかい人間とそれが快適でぬるま湯に使っているサイレントIQ層だと思う。

2022-03-10

anond:20220310144124

一部の東アジア人が異常に働くのは密集地帯に住んで労働集約型のコメ栽培技術を発展させ生産能力の向上をシコシコやってた名残で

寒い土地生産性の向上しない超非効率農業をやらされてきたから真面目に働くのは馬鹿らしいと考えるようになった

とかどうよ。

実際ロシア農奴世界レベルで最悪の待遇だったのは事実

2022-02-18

anond:20220218133928

外国の状況はわからないが、確実に労働集約型が好まれる国ではあると思う

DXが進んだら国力が倍増するからそれを恐れてるアメリカ中国韓国妨害してくるとは思う

2022-02-09

SIerは多かれ少なかれ客を煙に巻いて金を巻き上げるビジネス

たとえば、今ホットエントリに入ってる「バックアップ」を例にとる。

実はLinuxWindowsの最新版では、強力なバックアップ機能最初からついている。

しかしこれを使うと運用シンプルになり、人月工数が稼げない。

からより複雑なバックアップソフトを入れませんか?となる。

そしてそのソフトが複雑だから、〇〇人月下さいね、と請求することができる。

客は「OS標準よりも、ソフト沢山入れたほうが重厚安心できそう!」と勘違いする。

しかし実はその逆なのである

LinuxWindowsの標準機能100%以上の要件が満たせるのである

こうしたビジネスは、ものすごく乱暴にいうと、

無知につけこんで、煙に巻いてふんだくる」という行為である

から、上のバックアップ担当者などはヤ〇ザっぽい反社人間をつけることが多い。

客がもし「この機能って本当にいるんですか・・・?」とか気づいても、

反社っぽい押しの強い対応で、なかったことにする。

SIerSESには、多かれ少なかれそういうビジネス要素がある。

ベースとなるのが、労働集約型のビジネスであるからである

「人売り」という戦前から手配師にヤ〇ザものが多かった時代となんら変わらない。

より深い理解には、

人月工数神話』という書籍が参考になるのでお勧めしたい。

逆に受託開発ビジネスとかは知らないのだけど、どうなのかな?

有識者から意見をお待ちしたい。

2022-02-08

anond:20220208105546

1%成功しないだろ。パッケージまわりの保守運用労働集約型のままギリギリ食えるかどうかの水準になれるのが1%いれば御の字というくらい。

マジでスケール成功するのは0.01%くらいでは。

2022-01-18

anond:20220118132555

なるほど。

介護一般的労働集約ビジネス典型といわれているし、

日本法律簡単従業員解雇できない事情もある。

そういう会社もあるだろうね。

2021-11-06

技能実習生を受け入れている農家を叩く奴は肥料にも劣る存在

[B! 労働] 技能実習生、農家「早く来て」 2人不足なら収入1千万円減:朝日新聞デジタル

でもお前らは中国産ほうれん草毒草を見るような目で見るし、

コロナ禍で技能実習生来日できず 野菜生産に影響 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタルによると実習生に時給1100円~1200円は払っているけれど、

時給1500円で募集しても日本人農場で働かないし、

(働くわけないよな。時給1500円って会社勤めなら年収300万円水準だもの

時給3000円なら働く奴もいるだろうが、

作目別経営収支試算例(島根だけど)ほうれん草を参考にすると、

時給1000円計算→3000円計算にするということは、小売価格ではだいたい4~5割上がることになり、

しかもそれが全作目で上がるんだけど、そうしたら間違いなく「野菜が高い」と文句をたれるだろ。

小売価格転嫁できないなら経営が成り立たないからと廃業しても、お前らはその農家従業員を、時給3000円どころか1500円でも雇いやしないし、

廃業して生産量が減れば需給バランスから価格が上がるけれどやっぱり「野菜が高い」と文句をたれるし、

そのくせ「食糧自給率ナンタラ」って文句をたれるんだろ。

大規模化機械化して効率化を」といっても、大規模化したくても平地の少ない日本では限界があるし、

コメと違って野菜労働集約的な産業から機械化にも限界があるし、

効率化をはかるということは、それだけその産業失業者を増やすことになるけれど、その失業者を適正な賃金で雇う気もないだろ。

技能実習生制度問題だらけだけど、この制度なしではにっちもさっちもいかない状況を無視して、あるいはちょっとでも考えることなく、

やれそんな農家は潰れろだのもっと金払えだの、よくも言えるよな。

恥を知れよ。

2021-10-26

anond:20211026053058

つっても労働集約型の産業以外じゃ優秀じゃない奴がいくらいてもお荷物やろ。

労働集約型の産業ガンガン外国人に置き換えられてくやろし。

2021-07-22

マルクス資本論』は何を間違えた?~商品価値を決めるのは労働

 この2018年は、共産主義の父といわれる哲学者経済学者カール・マルクスの生誕200年にあたります。出生地であるドイツトリーアで記念式典が開かれ、青年時代を描いた映画が各国で公開されるなど、話題を集めています

 先月創刊した、古典・名著をマンガ化する新シリーズ講談社まんが学術文庫」の初回刊行分にも、マルクスの主著『資本論』が入りました。近代資本主義興隆する19世紀英国舞台物語が展開し、『資本論』のエッセンス解説します。若い登場人物たちのドラマは楽しめます

 けれども、原作である資本論』が不朽の古典として扱われることには抵抗を感じます。今からみれば、経済について完全に誤った考えに基づいているからです。

 たとえば「等価交換」という考えです。マンガ版ではパン屋八百屋が売れ残ったパン野菜を交換し、その交換が成り立つのは互いの商品が同等の価値を持つからだと解説されます

 何となく納得してしまうかもしれません。しかし人が物を交換するのは、相手の物が自分の物と同じ価値を持つからではありません。もしそうなら、多くの買い物客がスーパーコンビニを出たとたん店に引き返し、不良品でもないのに、買ったばかりの商品を返し、お金を取り戻そうとするはずです。同等の価値を持つことが交換の理由なら、商品お金の交換を何度繰り返しても、人は満足するはずだからです。

 しか現実にはそんなことをする人はいません。買い物客は、払ったお金よりも買った商品価値が大きいと思うからです。一方、店の主が商品を手放すのは、逆に商品よりもお金価値が大きいと思うからです。

 つまり交換が成り立つのは、同じ物(お金も物の一種です)でも人によって価値の大小が違って見えるからなのです。

 ここからわかるのは、物の価値とは、それを作るためにかかった労働量などの客観的基準で決まるのではなく、人それぞれの主観によって決まるということです。この事実1870年代、オーストリア経済学者メンガーらによって明らかにされました。経済学の歴史上、革命的な発見といわれます

 しかし、それ以前の世代に属するマルクスは旧来の考えにとらわれたままでした。1867年に全3巻のうち第1巻が出版された『資本論』は誤った古い考えによって書かれたため、つじつまの合わないおかしな主張が多いのです。「等価交換」はその一つです。

もっとおかしな主張は「剰余価値」です。マルクスは『資本論』第1巻でこう述べます商品価値はすべて労働によって生み出され、その価値どおりに市場で売買される。ところが資本家商品を売って得た代金のうち、労働者には一部を賃金として支払うだけで、原材料費などを除いた残りは利潤として自分の懐に入れてしまう。いいかえれば、労働者が生んだ価値の一部には対価を払うが、残りの価値剰余価値)には払わない。これは実質的な不払い労働であり、不当な搾取である、と。

 これは商品価値労働によって決まるという、誤った考えから出発しています。実際には、商品市場価値を決めるのは労働者の働いた量ではありません。消費者の心に基づく選択です。私たちは買い物をするとき商品製造にかかった労働量を調べたりしません。

 もしマルクスのいうように商品価値労働量で決まるなら、大規模な設備を使い人手を省く資本集約産業よりも、サービス業など人手を要する労働集約型産業のほうが利益率は高くなるはずです。しかし実際にはそのようなことはなく、長期ではあらゆる産業利益率は均一化に向かいます。ある産業利益率が他より高ければ、その産業に参入する企業が増え、価格競争が広がって利益率が低下するからです。

 マルクス自身、『資本論』第1巻でこの矛盾を認め、あとの巻で解決を示すと約束しました。ところが第1巻を出版した後、なかなか続きを出さないまま、16年後の1883年に死んでしまます

 あとを引き継いだのは盟友フリードリヒ・エンゲルスです。エンゲルスマルクスの遺した草稿をもとに、第2巻を1885年出版します。しか矛盾解決は示されませんでした。読者が不審に感じることを警戒してか、エンゲルス序文で、解決は次の第3巻で示されると予告し、経済学者たちにこんな「挑戦状」を叩きつけます。この矛盾をどう解決するかわかる者がいたら、第3巻が出版されるまでに見せてもらいたい、と。

 そこから9年後の1894年、残りの草稿やメモを取りまとめ、ついに第3巻が出版されますエンゲルスはまた序文を書き、前巻での「挑戦状」に応えて多数の論者が矛盾について論考を発表したが、どれも的外れだった――と勝ち誇ります。それでは第1巻の刊行から27年もたってようやく出版された最終巻で、マルクス矛盾をどのように解決したのでしょうか。実は、解決できなかったのです。

 第3巻でマルクスは、商品価値は投じられた労働で決まるという理論と、異なる産業利益率は均一化するという現実は「一致しないかのように見える」と改めて述べますが、その矛盾解決は示しません。その代わり、資本主義が発達した国ほど利益率の均等化が迅速に進むという現実を認めるだけです。これは結局、商品価値労働で決まるという第1巻の理論放棄したものです。

 メンガーと同じオーストリア経済学者ベームバベルクは1896年出版した著書『マルクス体系の終結』で「マルクスの第3巻は、その第1巻を否認している」と指摘し、マルクス解決でなくごまかしを示したという他の経済学者の厳しい意見同意します。第1巻で述べた剰余価値理論が間違っているなら、それに基づき展開された、資本家労働者を搾取するという主張は根拠を失いますベームバベルクは『資本論』を「カルタ札で組み立てられた家」、すなわち砂上の楼閣だと切り捨てました。

 マルクスが第2巻以降を生前出版しなかったのは、この破綻が修復不能だと気づいたからともいわれます。そうだとすれば、学者としてかろうじて誠実だったといえるでしょう。

 今の世界ではこうした経緯を無視し、マルクスを見直そうと無責任な声が高まっています欧州連合EU)のユンケル欧州委員長は記念式典に出席し「平等の実現のために力を尽くした」と功績をたたえました。

 しか20世紀社会主義諸国崩壊が示すように、破綻した論理を土台に未来を築くことはできません。マルクス話題となる今、それこそがかみしめるべき教訓のはずです。

https://bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO3064412017052018000000

すばらしいまとめ。エンゲルス隠蔽手法は百家争鳴論を思い出す。矛盾ばかりで骨格ができていない思想だったから、虐殺国家が生まれしまったのだろう。

2021-06-03

anond:20210603190350

チンカス商事マーケティング関連のSaasだよ。

労働集約型ではなさそうに見えるかもしれないけど、例えばCSやらセールスやらは頭数そろえる必要はあるし、職種によっては労働集約的側面があると思うよ。

ただこの記事自体は(一部を除き)うちの会社に対してのお話ではないよ。

2021-06-02

anond:20210602223351

あとは労働集約型の経営しかしたことない人は、

人間の頭数以外に投資するという意味わからんことが多いのかもなあ

自動化=悪みたいなことを考える人も相当数いる

一例としてExcelマクロ作ったらズルだと怒られるような話ね

anond:20210602212743

労働集約人海戦術的にやるならそのビジネスモデルが終わりになった時にすぐ撤退できるようにすべきだし、

そうでないなら何かしらの投資して仕込みしておかないといけないしどっちもやってなかったんだとしたら

無理に続けてもらっても悪だよなぁ

2021-06-01

会社経営してるけど、元増田とはだいぶ意見が違う

同じく会社経営だけど、元増田とはだいぶ意見が違うので簡単に書いてみる。

最低賃金をめぐる経済学的な議論には、色々な立場がある。理論経済学的には、最低賃金を設定することで、死荷重最低賃金以下での雇用機会の損失による非効率)が発生し、労働市場効率が悪くなり、社会全体の効用が下がる、という予測が導き出されるけど、統計上はこの死荷重による負のインパクトははっきり観測されていない。最低賃金存在労働市場を歪めているという実証的な研究結果はない。

最低賃金という制度重要ポイントは「地域内では一律に設定される」という平等性にある。つまり、輸出中心の産業海外労働力コストと直接競争する産業)を除いたドメスティックな業種では、自社もその競合業種も、労働力調達コストにおいてみんな同条件の上方シフトを被る。これは、各企業がこれまでと同じ収益性雇用を維持し、同じ水準のサービス提供しようとした場合、そのコスト上昇をすべて販売価格転嫁しても競争力を失う可能性は低い、ということでもある。労働コストの上昇分を販売価格転嫁しない企業があるとすれば、「企業収益性を下げてでもシェアを取る」という選択をしたからで、これは人件費に限らず部材調達やその他諸経費の値上げなど、原材料費や外部経費のすべてに妥当する話だ。最低賃金に固有の問題ではないし、いずれは市場機能によって均衡する。

最低賃金が上がった場合経営側の行動変化

・時給1500円以下の仕事しかできない人は雇わなくなる

→これは短期的には正しい。人員1人あたりに期待される労働生産性が上がり、その水準に満たない人は雇用できなくなる。一方で、長期的には正しくない。最低賃金が上昇すると、社会全体での労働財の単位価値が上がり、それによって「時給1500円の仕事」の水準が相対的に下がるからだ。

・既に働いている生産性の高い人材給与は下がる

・既に働いている生産性の低い人材給与は上がる

労基法を遵守している企業なら、上のやつは不利益変更だからそもそもできない。普通正規雇用社員給与体系では、生産性の高い(職位が上、業績が良い)人材給与が下がって、生産性の低い人材給与が上がるような人件費の調整はできない。

元増田は、最低賃金アップを「生産性の高い/低い労働者間のバランスを変える問題」としてとらえているようだけど、認識がズレていると思う。ぶっちゃけ単位労働価格が上がることによって労働者間のバランスほとんど変わらない。労働コストが上昇したとき企業が取り組むのは「労働集約的なタスクを、技術集約/資本集約的なタスクに振り替える」ことだ労働コストが上がると、いままで人間がやってた仕事の中に、設備投資して機械化したりロボット化したりICT化して人を減らすほうが低コストになる仕事が増える。しかもその仕事は、必ずしもブルーカラー労働というわけではない。リンダ・グラットン『LIFE SHIFT』では、各業界市場成長や機械化の可能性をもとに予測すると、これから時代雇用数が減っていく職種は①機械操作肉体労働、②製造、③事務管理部門、④セールス、⑤管理職の5職種で、伸びるのは①介護、②警備、③専門職、④技術職、⑤食品/清掃の5職種とされている。

■結果として起こる社会情勢の変化

・低スキル人材/新卒/未経験者/中卒/高卒 等が失業する

→上で書いた通り、最低賃金アップは「生産性の高い/低い労働者のあいだの力関係を変える問題」ではない。最低賃金が変えるのは「人的労働機械化のあいだの力関係」で、その影響はスキルの高低や学歴職歴には関係なく、その職種の主なタスク定型性が高い(機械化と相性がよい)かどうかによって決まる。だからセールスだって管理職だって失業する。

企業の未経験者に対する職業訓練機会の減少

労働コストが上がると、労働者にはそれ相応の労働生産性を獲得してもらわないといけなくなるので、人材教育重要性が高まる社会変化によってスキル陳腐化が加速しても、やっぱり人材教育重要性は高まる。だから文科省産業界もやたらとリカレント教育と言い始めている。そもそも経験者を職業訓練しなければ、既存社員はどんどん高齢化して離脱していく。いまは経験年数の長いハイスキル人材流動性もすごく高まっていて(顧問名鑑などの高度人材紹介業がそういった人材活用している)、そういった人材を今の雇用条件で繋ぎ止めることは難しくなっていく。だから企業経営者として、将来的に職業訓練機会を減らしていくイメージが全く湧かない。逆にどれだけきちんと教育できるかを常に意識している。

失業保険/生活保護等の社会保障費の増加

失業保険は一時的問題からここでは措いておこう。生活保護については、最低賃金改定は、生活保護支給条件である「最低生活費以下の収入」に対して正のインパクトも負のインパクトも及ぼす。たとえば最低賃金を500円にした場合、月20日フルタイムで働くパートタイマーの月収は8万円となり、現在首都圏の最低生活費(約12万円)を下回る。最低賃金を下げることで、いまコンビニスーパー工場などで最低賃金で働いている非正規労働者が、みんな生活保護潜在的対象になってしまう。逆に最低賃金がアップすることで、この最低生活費以上の収入を得て生活保護を脱することができる人々も出てくるだろう。

最後陰謀論的な読み解きをしているけど、その前にこういう個別論点をきっちり検証していったほうがいいよ。それが経営者の仕事。間違った前提で間違った舵取りをして、従業員を不幸な目に遭わせてはいけない。

anond:20210601142224

最低時給は撤廃すべき。という経営側の意見を聞いたことがあるか

昨今の流れに逆らって

最低賃金撤廃すべきである

という話。

最低賃金が上がれば自分給与があがる。と勘違いしてるかたがたくさんいるようですから

※あと私、40人くらいの会社経営していますが、ポジショントークをするつもりはありません。

単純に、最低時給上がるとこうなるよ。という話です。

とはいえ実際に雇用者側ですから、そのあたりを考慮して読んでいただくのがよさそうです。

最低賃金が上がった場合経営側の行動変化は以下になるでしょう。

・時給1500円以下の仕事しかできない人は雇わなくなる

最低賃金以下の生産性の人を雇ったら赤字ですから当然ですね

・既に働いている生産性の高い人材給与は下がる

➤既に雇っている1500円以下の人給与上げなきゃいけませんから、当然ですね。

・既に働いている生産性の低い人材給与は上がる

お国がやれっていうのですからしょうがないですね。

※結果として以下のような社会情勢になることが想定されます

・低スキル人材/新卒/未経験者/中卒/高卒 等が失業する

➤これは、想像できますよね

企業の未経験者に対する職業訓練機会の減少

➤低スキル人材を雇わなくなりますから、当然ですね。

失業保険/生活保護等の社会保障費の増加

失業者や生活保護受給者が増えますから、もちろん政府社会保障費は増えるでしょう

あんまり働かなくても、とりあえず収入が増える人が一定数発生する

あくまでも生産性が低い方に限られる。というのがミソですね。。

さて、誰が得して誰が損するのでしょうか。

この提案推し進めているのは、このルールができたら得する人なのでしょうね。

[補足] 

私は生産性が高くちゃんと働いてるのに収入が最低時給以下なのである

という方もいらっしゃるでしょう。

そういった方は、ご転職なさるとよいと思います。仮に転職しても給与が上がらなかった、あるいは転職活動をしても内定がでない。

という方はつまり生産性が低く自身生産性よりも収入の方が高い」という状態にありますからそのままでいるほうがおトクかと思われます

■一方で最低賃金撤廃された場合経営側の行動変化は以下になるでしょう。

・多少生産性が低くても、採用数を増やす

➤安く雇えますから当然ですね。

・既に働いている生産性の高い人材給与は上がる

生産性の低い(または単価が安い)仕事を他の人に任せられるし、生産性が低い人の給与にも余剰ができますからね。

・既に働いている生産性の低い人材給与は下がる

➤働いた分だけ給与がもらえる状態ですが、生産性が低いのでまぁ減りますよね。

※結果として以下のような社会情勢になることが想定されます

就業機会の増加

特に最低賃金に満たない生産性しか持たない人にとって就業機会が間違いなく増えるでしょう。

高齢者学歴のない方、障碍者等の社会弱者といわれる方々にも直接的な就業機会がやってくるでしょう。

収入は少ないでしょうが、まったくないよりいくらかマシそうですね。

・同一企業内における収入格差の増大

生産性の低い人の収入が減少すると同時に、生産性の高いひとの収入は増えるでしょう

GDPおよび税収の増加

➤働くひとが増えて、安い労働力も増えて、出来る人の収入があがりますから、当然ですね

生産性が低い人の生活困窮

仕事生産性収入に直結するルールなので、これも当然ですね。

■不足時給に社会保障を。

さて、改めて見直してみると。最低賃金が上がった場合デメリットだらけで得する人は一握りである一方で、

最低賃金撤廃した場合メリット沢山でデメリットは少な目に見えますね。

もし、最も重大なデメリットである”低パフォーマー生活困窮”に対して社会保障でお手当できれば、最低賃金撤廃したほうが社会全体にとっておトクに見えそうですね。

例えば、

実際の時給と基準時給1500円の差分社会保障として給付する。というのはどうでしょうか。

結構お金がかかりそうなものですが、時給1500円以下の人たちが全額生活保護雇用保険よりも、いくらかは足しになりそうですし、さら企業内で就業機会や教育機会を得られて一石四鳥くらいじゃあないでしょうか。

また、GDPや税収に対しても好影響があるでしょうから、減税とセットでできれば完璧ですね。

ということで、「最低賃金を上げよ」という議論は、大企業労働者が加入する労働組合推し進めることになったわけですね。

だって生産性低いままで給与増えるし、労働組合が強いから最低時給以下の働きだったとしても辞めさせられることはない、そんな安全圏にいるんだもん。そりゃ最低賃金あげろー!ってやりますよ。

ただ問題は、この報道に対してなぜだか「自分給与が上がる」勘違いしている方々、あるいは社会全体の富が増えると勘違いしている方々など、最低時給が上がったら損してしまう側の立場の人たちが最低時給アップに賛成してしまっているってことなんですよね。

■[追記]いくつかのご意見に応えておこうと思います

誹謗中傷個人攻撃も含めて、みんな見てくれてありがとう

賛否あれど、はてな民にも同様の問題意識があってすごくうれしいです。

ざっと見て、だいたいのご意見とその回答をまとめました。

・時給1500円も払えない生産性の低い企業は潰れればよい

社会に富を還元できない企業は滅びるべきであるという意見でしたら心の底から同意します。

しか問題は、潰れたことで失業者が発生し、そのうちのほんの一部に時給1500円以上の生産性を持たない方がいることなのです。

最低時給を設けることで、残念ながらその方々の転職は叶わないでしょう。

最低時給さえなければ低い賃金からかもしれませんが職にありつき自身労働資本を増やしていくことができたはずなのに。

最低時給は企業ターゲットにしているように見えて、実は弱者ターゲットになってますよ。ということです。

・時給1500円ってド底辺じゃないか、こんなんじゃ生活できない!

➤正直私もそう思うのですが、悲しいことに時給1500円以下の仕事もつけない方々が日本にはたくさんいるのです。

そういった方々も、しっかり働けて自身スキルアップに取組めるような社会になったらいいよねと思います

そのためには、時給1500円以下の労働力しか持たない人もちゃん就職できるようなルールにしたらよいのでないでしょうか。

そう、最低時給を撤廃するのです!

給料下げたら転職する人でるよね。優秀な人とか。

➤その通りだと思いますし、そうあるべきだとも思います

同時に雇用がより流動的であれば、企業間での競争によって生産性が高い方の収入は増えるでしょうから賃金雇用はより流動的である方が望ましいと思います

最低賃金があると、賃金格差を付けにくくなるわけですから賃金自由度が下がり生産性が高い方の給与をあげにくくなるでしょう。

・それは労働集約型(もしくは収益性が低い)ビジネスをやっているかダメなのだ

資本集約型であっても、収益性が高くても、賃金以下の働きしかできない方が雇用されることはないでしょう。

営利企業が、資本集約型ビジネスであることを理由にあえて収益マイナス人材採用することは考えられません。

一方で、最低時給がなければ、すくなくともそれらの方々を雇用教育するインセンティブははたらくのではないでしょうか。

※今回の投稿は私の会社について語っているのではなく、一般的な話をしているのです。ということだけお断りをしておきますね。

企業生産性経営者がなんとかすべきである

➤これはその通りですね。企業収益性を高め、働く人の生活/収入、あるいは能力を上げていくことは経営者の一番重要仕事だと思います

ところで、今回の投稿ですが「会社生産性の良しあし」ではなく「最低賃金アップによる経営判断の変化およびその影響」

といったところなのです。

さて、一般労働市場において、最低時給以下の労働力しか持たない方々はどのように自身労働力を売ったらよいとおもいますか?

時給1500円以上の価格で売らなくてはいけないという価格制限が付いてしまますから弱者に対して極めて非道ルールだと思いませんか?

賃金アップでマイルドインフレを起こし消費を増やすためにやるのだ

上記議論には全面的に賛成です!一方それを最低賃金で実現しようとするのは乱暴すぎやしませんか?

という問題提起なのです。最低賃金アップで割りを食うのは

1:最低賃金以下の生産性しか持たない方々

2:生産性の高いプレーヤー

3:最低賃金で雇うと収支が合わず潰れてしま企業

でしょう。3点目の社会に対して貢献できていない企業が潰れる分には問題なさそうですし、生産性の高いプレーヤー転職してくれ。という話になりますね。

一方で1番の「時給分の働きができない人は失業してくれ」というのはあまりにもヒドイ話です。

賃金アップによる消費の増加と"最低"賃金アップによる消費増加は分けて議論する必要がありそうです。

失業者をへらさずに労働者全体の賃金があがる政策には賛成です。

ところで、最低時給を撤廃したら今まで働けなかった人たちが職にありつけまから失業率が低下し賃金の総額は増えそうですね。

・頭数合わせの仕事は最低時給が上がればその分価格転嫁されみんなハッピーになれるのでは

➤他の方が指摘するように企業は高額な人件費を削ろうとして自動/IT/効率化を進めるでしょう。

それ自体はよいことなのでどんどん推進したら良さそうです。

一方、IT化によって職を追われた方々は、最低時給があるばっかりに新しい仕事に就けなくなってしまますね。

最低時給がなければ企業就職職能開発の機会を得ることができたはずなのに。

・そんなもの奴隷制度のようなものけしからん

➤以下のどちらの社会ディストピアでしょうか。

1:時給1500円分の働きができない底辺就職するべから

2:時給1000円(+給付金500円)で企業内で職業訓練が受けられる

ほんとうに1番の方が良いとお考えなのですね。悲しいなぁ。

企業個人生産性をそこまで測れるとは思えない

➤これはその通りですね。なので雇用もっと流動化し、簡単転職されてしまうようなルールと一緒に進めたい所ですね。

求職者自身を適正に評価してもらえる企業入社するインセンティブが働けば、企業もまた適正な評価をせざるを得ないでしょう。

なので雇用の流動化をセットで進めたい所です。

➤以下、追記記事です。

https://anond.hatelabo.jp/20210603190030

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