はてなキーワード: 発症とは
仕事の能力がなさすぎたのが2件、使用期間中にやっぱりもう1人の方が良い、
と言われて
内定を取り消されたのが一件、やけくそになって受けた時給800円のパートで
普通すぎるんだよと言われてクビになったのが一件。
ズタボロになったのを覚えてる。
一応ね、この地元ではそこそこ名の知れた大学をでたのにである。
就職氷河期に就職して、転職活動を始めてからリーマンショック。
もちろん自分に力がなかったのもあるけれども、私の実力以外のところで
あっさり切られたのはほんとに悔しかった。
いやいやながらも登録販売者の資格を取りつつ、本当はやりたかった
ドラッグストアの仕事って、休みが取れないし、何社か経験したけど
1番ひどいところが本当のブラックで、12時間労働の後、毎日3時間
上司に怒鳴られ続ける日々だった。
その間も通訳学校で毎日大量の課題をこなしてたし、プライベートなんかまるでなかったし
泣けるけど誕生日にクビを宣告された。
向いてないのはわかってたけど諦めきれなくて、安い給料でも
バイトしながら単発で通訳の仕事をいくつか受けて、でも次に繋がらなくて
通訳を諦めてからは、英語に少しでも関わろうと思って、外資系の企業に入ったけど
接客業ならできるんじゃないかと思ったけど、外国人もいっぱい来てるホテルで
ちなみにそこは京都だったんだけども、地方出身の私の方言を馬鹿にする同僚と
それに準ずるような外国人の同僚たちに囲まれて仕事もうまくいかず
ホテルの仕事も夜中起こされたりして大変で、一人暮らしのアパートで
家に帰るたびに家族や友達に泣きながら電話して毎日死にたいって泣きわめいて
3ヶ月後の試用期間終了と共に生きられて、家に帰ることになった。
もう人間と働くのが嫌だった。
でも唯一、在宅でできる今の仕事だけは、やりたいと思った。
英語学習に苦しむ人をサポートしたいってほんと心から思ったし、
これまで死ぬほど勉強してきた経験が活かせるんじゃないかと思った。
本社は東京だったけども、夜行バスで日帰りで往復1日かけて1カ月間毎週
研修に通って今の仕事について、正直これだけで食べていくのは収入的にきつかったけども
他の会社の仕事も引き受けることで何とか生活の目処がたったし、仕事で初めて評価されたし
そして今は、このコロナ騒ぎで、クライアントはますます増えてくるし
在宅でWi-Fiさえつながればどこでもできる仕事、しかも人と働かず自分のペースでできる
この仕事をしていて本当に良かったと思う。
羨ましがられることもある。
自慢かよと思われるかもしれないけど、ここに来るまでの苦労私は話したかった。
今仕事が減ったりクビになったりして苦しい人いっぱいいると思う。
でも誰も恨めないし今回のことに関しては、それに、悩む前に動くしかない。
社会不適合者なんだって本気で思ってたし、どこかおかしいんじゃないかと言われて、
でも支えになったのは友達がいたからと、後は、夢があったからだ。
結局その夢は、いちどだけかなって、やっぱり向いてないってことに気がついたんだけれども。
その時の全てが崩れ落ちるような絶望とそれでも何かしようと思ってきてきて
今の仕事に巡りあった。
その思いがあれば、絶対何とかなる。
私の場合は、実力不足って言う自業自得なのもあったから説得力ないかもしれないけど、
仕事が減ったりとか収入が減ったりとか仕事自体がなくなったりとか
いろいろあると思う。でも逆にできるのは時間だ。
この時間に何をするか?
社会に振り回されて、こんな目にあったと思うかもしれないけど、
今だからこそ、自分はどう生きたいのか本当に考える時間だと思う。
そのためにどうするべきか、それがわかれば、この先何があっても大丈夫な気がする。
周りの全部が敵だと思ってても、自分だけは味方だと思ってたし、
こういっちゃほんとに不謹慎かもしれないけども、
たかだか1社や2社、斬られた位でガタガタ言うんじゃない。
25歳でそう決めて、10年以上振り回されてきたけども、今やっと自分の居場所を見つけた気がする。
たとえ今の会社がなくなっても、自分の強みも弱みもよくわかったし
何とかなる自信がある。
アンテナを張って社会の流れなんかに負けないように、勉強してる。
そして何よりも言いたいのは、絶対なんとかなる。
いろんなとこで散々頭を打って苦しんできたからこそ見つけた。
向いてない場所は逃げればいい。
感染初期はクラスター追跡で無症状感染者や軽微発症者も追いかけられるけど、
もう捕捉しきれないぐらいたくさんの無症状感染者や軽微発症者がいて、捕捉しやすい重症者の数ばかりが増えて見かけ上の重症化率が上がる
椅子に座ったまま腕を伸ばせば隣の人の頬を殴れるぐらい近い。
真正面にも席があって顔を上げただけで前の人と目が合うような環境でいつも働いている。
隣にかかってきた電話の相手の声さえ容易に聞き取ることができる。
人と人の距離が近いほど職場内のコミュニケーションが活性化されると社長が誇らしげに語るのを聞いたことがあるが、
そんなものは建前で狭いオフィスに可能な限り人を詰め込んだほうが経済効率がよいからだろう。
パーソナルスペースがまったく考慮されない鶏舎のような職場は私にはただでさえストレスだった。
紙とはんこと固定電話がないと仕事にならない弊社にテレワークという選択肢は初めからなかった。
交代勤務も一応の検討はされたようだが人員に余裕がないということで実施されなかった。
毎日使い捨てにできるほどの在庫はないので消毒して繰り返して使うように指示があった。
自分でマスクを用意してもよいが、とにかく全社員のマスク着用が徹底された。
私の両隣の人はよく咳き込む。
喫煙者で肺の健康状態がよろしくないらしく前から咳をしていて新型コロナウイルスとは無関係かもしれないが、
隣がごほごほとするたびにそれが本当に無害なものか気になって仕方がない。
「熱はないから大丈夫」といわれてもそれをどこまで信用してよいものか。
マスクをしているからか咳をするときも遠慮がなく顔をそむけるそぶりもない。
私は真横だからまだいいが正面に座っているひとはたまったものではないのではないか。
もうひとりの隣の席のひとはコーヒー中毒で常にコーヒーを口にしながらでないと仕事ができない。
マスクのつけ外しが面倒なのか、マスクがしばらく外しっぱなしになっていて、
咳き込んでから思い出したようにマスクをつけるようなことをしている。
かれらの咳が無害なものでなければ私はいつかそれに感染してしまうだろう。
ささやかな抵抗として私はいつも閉め切られている窓をこっそり開けてみた。
だがすぐに窓は閉められた。窓を開けると寒いという人がいるのだ。
窓近くに座っているのは部長だった。
気が狂いそう。
https://note.com/qantasmz/n/na170878156cc
https://amp.review/2020/04/08/coronavirus-4/
https://togetter.com/li/1490084
https://www.vice.com/jp/article/y3mewb/coronavirus-patient-recovered-experience
https://encount.press/archives/37274/
ウイルスっていうのは、例のスパイクの部分がくっつける部分(受容体)を持つ細胞にだけとりつくことができるという。
その細胞が、新型コロナの場合は、嗅覚細胞、下気道の肺胞細胞、腸内細胞(正式名称は知らん。。)なんかにたくさんあるんじゃないかな。
みたいに初期症状が別れて、1ヵ所でも感染すれば、ウイルスは体内を巡って遅かれ早かれ
もちろん、感染が広まる前に免疫がウイルスを駆除してしまえば、発症すらしない。(無症状感染者の存在)
肺胞細胞や腸内細胞にしか感染しなかった人には、嗅覚異常が起こらない。
ウイルスは、侵入した宿主細胞のRNA転写機能等を使って増殖するので、
夜になると、宿主細胞を壊して新たな細胞への感染を広げようとし、免疫系と戦争する。
細胞外に流出したウイルスが一通り駆除されると、発熱はおさまる。
だが、免疫系と争っている間に、次の細胞への感染に成功し、細胞内に潜り込んだウイルスが若干存在する。
潜り込んだウイルスが増殖し、再び、宿主細胞を壊して新たな細胞への感染を広げようとすると、また戦争が始まる。
これを繰り返すから、
免疫系がそもそも勝てない=細胞外のウイルスがなかなか駆除できない人は高熱が何日も続く。
免疫系がギリギリで勝てる人は、勝てても、感染領域が拡大してしまう。
…というメカニズムが背後にあるのかなと思った。
風邪の原因となる昔から知られたコロナウイルスは、生涯に何度もかかる。
コロナウイルスだけではない。風邪の原因となるウイルスはRSウイルスもライノウイルスも全部そうだ。
もちろん、大抵は2回目以降の感染は軽く済む。乳幼児の風邪が重症化しやすいのはそのせいだ。
ワクチンではなく本当の感染が起きても免疫の力はその程度なのだ。
新型コロナウイルスのワクチンが開発されても、少し重症化しにくくするとか、発症を遅らせるとか、そんな程度だと思う。インフルエンザワクチンと同じくらいの期待しか持てないだろう。もちろん、それだって十分すぎるくらい福音だ。
じゃあどうして天然痘は撲滅できたんだ?麻疹風疹のワクチンはなぜ効くんだ?という疑問は湧くだろうが、その答えはさておきとりあえず先に話を進める。
どんなに頑張っても人類の1割にも満たないと思う。
重症化しないだけで軽症または無症状のままウイルスを撒き散らす人々のシワ寄せを、ワクチンを打ってない人がかぶるのだ。
アメリカ原住民がヨーロッパ人の持ち込んだ疫病で人口の9割が死んだように、貧困層はこれまで以上に新型コロナウイルスの被害を被るのだ。
幸い今の時点では私のことくらい認識できているが、家族の名前すら出てこないことが増えてきた
「死にたい」「私はもうなんの役にも立たない」「死ぬ準備をしなきゃ」今の祖母の口から出てくるのはそんな内容ばかり。
もちろん医師と家族でいろいろと相談してるが困ったことに処方される薬のすべてを疑っているらしく口にしたがらない
状況としては病識がない統合失調症患者が医師や役所の人間すら悪の組織の人間だと思いこんでて一切の治療や福祉を受けられない状態と似たような感じ。
初めて処方された場合は飲むだが、どんな薬を飲んでも必ず「この薬を飲んだせいでなんか調子が悪い」と言いだす
副作用なんて強いわけがないただのビタミン錠ですら「これを飲んだせいで気が狂いそうになる」「これのせいで腹痛が酷くなったから救急車呼んで」本当に体調が悪くなってるなら仕方ないのだが数分後にはケロッとして忘れてる
無理に飲ませようとすると頑なに拒否して暴れるのでもうどうしようもない。。。
投薬によって束の間ポジティブになることも、認知症の進行を遅らせることすら叶わない
最近転んで怪我して入院したが「じっと安静にしていてください」という医師の再三の注意を無視してすぐに追い出されてしまうことに
祖母が変なことしないよう見張ってる必要があるが、そうなるとあの死にたい攻撃を聞き続けることになる
もううちはダメだな
本当に人としての精神や魂という部分が死ぬのも多分すぐなんだろう
コロナとか関係ないところで別の絶望的な問題が着実に進んでて情報過多でこっちが鬱になりそう
いっそじわじわと死んでいく祖母を見続けるくらいならいっそコロナがこの状況を解決してくれればいいのになんて不謹慎なことまで頭をよぎる
孔なしトローチがつまってるかもとでもいったほうが早いだろ
今では医者も10代未満で発症~死亡するケースについて認知してるだろ、プロなら
道具がいくらあってもソフトウェア=人手がなければ人は救えない
人工呼吸器でもう出尽くした話だ
ちょっと咳っぽい。2日くらい前から、鎖骨の下あたりがもやもやと炎症を起こしているような感じだ。耳の下のリンパ腺を押してやるとちょっと痛い。食欲も少しだけ落ちたような気がする。ただ、熱はない。
半年前の世界なら、まあ単なる「風邪」ですね。これぐらいの症状じゃ休む理由にもならない。ところが、いまのこの世の中では、背筋にひやりとしたものが走る。いまいちばんヤバいアイツに罹るということがもたらすのは、肉体的なダメージ、それもさることながら社会的なダメージもかなり大きいからだ。
今朝、アパート(半分シェアハウスみたいな)のグループメッセージに、近所の交番でコロナ感染者が出た、と来た。消毒をしていると。怖いですねー、こんな近くまでもう来てるんですね、と別なメンバー。怖い、確かに怖いのだが、自分を感染したひとのその身に置き換えると、さらに怖い。プライバシーもへったくれもない。これがパンデミック下の世界なのか。
(まるで某ロードの歌詞のようだが)ちょうど3年前のいま頃、当時暮らしていた広島から、横浜に引っ越すにあたって準備を進めていた。そのまっただ中に風邪を引いてしまった。発熱、止まらない咳、食欲減退(食欲魔神のわたしとしては、これがいちばん辛かった)。
普段は近くのドラッグストアで風邪薬を買ってきて、安静にしとくくらいのことで終わりにしてしまうけど、なにしろ日程は決まっていて、悠長なことも言ってられない。やむなし、内科に行った。およそ3年ぶりくらいの来院だった。
センセが言うには、インフルエンザも陰性、単なる風邪、お薬出すから安静にしときなさい。まあ、安静になんてできないけど。何しろ旅立ちはもう4日後に迫っていた。いわゆる汚部屋状態のリカバーだったから、とにかくやることが多いのだ。
盛大に咳き込みながら引越し作業を進めた。その一方で、親しくしてくれた友人たちと飲みにも言った。美味しそうなものが並んでいるのに、食欲が全くわかず、酒ばっかり飲んでいた。締めにラーメン屋へ半ば強引に連れてかれたけれど、ひと口ふた口すすったくらいで吐きそうになってしまい、しょうがなし、残りを食べてもらった(これもいまの世の中ではNGですね)。いつもなら白飯追加で注文していただろうに。食べられないということがこれほどまでに辛いと感じたこともない。
当日になって、ようやく「むさし」のおにぎりを新幹線で頬張れる程度には回復したものの、咳は止まず、その後、新居に荷物を入れて、イケアやらヨドバシやら回って買い換えるものを買い替えて、そして1週間後、新しい職場で働き始めてからも、まだ続いていた。結局、完治といえる状態になったのは、発症から2〜3週間くらい経ってからだった。
別にインフルエンザでなくとも、タチの悪い風邪というものは、これくらいタチが悪い。正直、いまをときめく、新型のアイツの症状も、大部分の人間においてはこんなものか、もっと軽いだろう。肉体的なダメージで比べたら。
ただ少なくとも、このパンデミック下における世界とは、緊張感が全く違った。インフルエンザでもないなら、こちらの免疫力の問題で、人にうつして悪くなることもなかろう、とマスクすらしてなかった。
ちょっとぐらい体調が悪くても、気にも留めない。そんな牧歌的な世界が、いまは懐かしい。
いまは、ただピリピリしている。体調が少し崩れるごとに。お腹が空かないなんて、むしろダイエットのいいチャンスぐらいに考えていたのに。
このウィルスの特性上、ウィルスを持っている人を遠ざけるしかないから、人びとは防御的に動かざるを得ないのだろう。それが時として、過剰にヒステリックに見えて、怖くも思える。
いまや、咳が出るくらいの症状を「風邪ですね、お大事に」と流すことはできない(例え本当にただの風邪だったとしても)。そして、ただただ肝を冷やすばかりだ。世間の矢面に出ないように。
今回のCOVID-19感染症、武漢の流行から見てきての所感。日本国は、起きている事象を把握し、人・モノ・金の適切な投入がまるでできていない。4月8日に発表された緊急事態宣言そのものは、そんなに悪い内容ではないが、実効性のある政策としては、いくつか重要な漏れがある。
まずは長期戦略。国内のCOVID-19流行は、ここ数日で始まったわけではない。1カ月以上前から国家的危機が訪れる可能性は、十分に示唆されていた。それにも関わらず、現状としては「緊急事態を1カ月で脱出する」という緊急避難方針と、1カ月かけての「効果測定」が目標となっている。端的に言ってアホだ。
4月6日の、新型コロナウイルス感染症対策本部会合で安倍総理は「PCR検査の1日の実施数を現在の倍の2万件に増やす」「保健所の体制整備と合わせてクラスター対策を強化する」という方針は出ている。これは大変良い方針ではあるが、いつまでに、どう実現するかが不明瞭であり、4月8日の緊急事態宣言に伴う会見では、一切触れられていない。
ここ最近の、特に東京都の検査状況を見るに、「検査の実施数」「保健所の体制整備」については悲惨な状況が続いている。この両者の不足は、それこそ何週間も前から話題にはなっており、3月2日の国会答弁において「すべての患者が検査を受けられる十分な検査能力を確保する」と某総理大臣が明言したにも関わらず、国にしても、東京都にしても、改善の手は僅かにしか打ってこなかった。オリンピックを気にして、報告数を抑えるために放置していたのかもしれないが、現状はどこからどう見てもアホだ。
そして、ここを本気で改善する気があるのであれば、緊急事態宣言に伴う会見において、コミットメントは無理だとしても、何らかの責任ある発言はあってしかるべきだが、見事にスルーされた。
この「長期戦略がないアホ」と「検査能力不足のアホ」は密接に絡み合っている。軍事に例えて言うならば、作戦目標が不明瞭なうえに、スカウティング(偵察)能力も足りない部隊が、勝利できるだろうか。しかも今回の敵は、隙を見せれば指数関数的に増えるのだ。
ここで少し脱線。あくまで私の観測範囲だけかもしれないが、ネットを見ていると、今の東京はニューヨークのx月x日と一緒だ。日本の対策は緩すぎる。強力なロックダウンと、それを守らせる/守るための充実した補償をという意見が、個人・マスコミ含めて、とても多いように感じる。補償に使われるお金というのは、信用創造という仕組みで生み出すことはできるけど、信用についても、生産力や「生産に伴う徴税」により担保されている部分も大きい。もちろん、国の信用をすり減らして、一時的にお金を生み出すことはできるけれども、財が生産されない期間があれば、その分だけ国富は失われる。
もし仮に、強力なロックダウンを実施しないと、より多くの生産機会が失われたり、信用が失われるのであれば、強力なロックダウンは有効な仕組みだ。一方で、過剰に人の動きをとめて、全部補償するのは、莫大な富を失う、極めて不条理な行動になる。それでは、強力なロックダウンは必要なのだろうか。今回の非常事態宣言で十分かもしれないが、もしそうだとしても、いつまでつづければいいのだろう。行動抑制政策の緩和を決断したとして、やっぱり再開しなければいけないという判断はどうするのだろう。そう、あのアホが登場するのだ。「検査能力不足のアホ」
このアホがゆえに、正しい判断ができずに、ものすごく大きな国富をリスクに晒し、目隠しをしてのギャンブルをしなければいけない。それが日本国の実情だ。そして改善の兆しは見えず、現場は疲弊し、あるのは期限不明の方針だけだ。この検査能力は、この疫病との戦いで直接的・間接的に使える武器でもある。直接的には、緊急事態宣言の会見の中での言及もあった「クラスター対策による封じ込め」だ。言い換えると、検査・検査・検査、隔離。もしも陽性となり隔離ができれば、もう他の人に感染させることがなく、その接触者も自宅待機させることで感染を抑制できる。スピードも大事だ。早く隔離できれば、それだけ2次感染、3次感染は防げる。
(この「接触者」は発症するまでは検査不要という指針がWHOから出ているが、無症状の人が一定比率で存在し、その無症状者からの感染の報告もあり、「接触者の接触者」は待機していない現状からすると、検査能力や接触者調査能力に余力ができ、検査場での感染リスクが抑えられるのであれば、無症状の接触者も含めて検査実施の価値はある)
そして、検査を間接的に使う方法は、長文になるし、多くの人に知って貰うべき内容でもないので詳細は省くが「大きなレッドゾーン」を作り、感染確定者をひとまとめにし、人的リソースや、特に今後の枯渇リスクが高い、防護具を節約する運用体制を確立するための活用となる。病院におけるマスクをはじめとしたPPEの兵站は、現状ですら怪しい状況にあり、さらには輸入も途絶えつつある中で長期戦になることも明確だ。感染有無が不明確な患者がいると、1人づつ防護具を着替える必要があるが、こんなことを悠長にやっている余裕がないのは明瞭だろう。検査実施についても、検査の場所や日時を調整をするスタッフ、毎回着替えて検査を実施する医師、そのあとに検体を密封して運ぶ保健所職員等、人的リソースも含めて枯渇するのが当然な運用が続いている。
早急に専門検査場を用意し(閑古鳥のないているクリニックとか、公園に検診車とか)、完全予約制とし、防護具の脱着なしに毎回消毒液噴霧の体制とし、検査場内での感染リスクを排除しつつリソースの消耗を抑制する運用を確立するべきである。防護具の枯渇を防ぎ医療スタッフを守るのが、作戦遂行上、何よりも重要なのは、どんだけ戦略がなくても自明だろう。
ついでに、初乗り5000円とかでいいので、解雇多発のタクシー業界で、検査場までの安全な輸送手段も検討するといいだろう。長期戦確定なので、単純努力とか根性ではなくて、余剰な資源を生かす形で投資をし、今後ボトルネックとなりうる希少リソースを節約するオペレーションを考えるべきだ。この例だと、医療・保健所スタッフ・防護具を節約するために、感染疑い者の方を運び、感染不明瞭者をできるだけ病院に近づけないという方策だ。運転席と客席を気密隔離して、毎回消毒できるようなタクシーを改造するような投資は必要とはなるが、一定雇用が守れ、希少なスタッフや資材の消耗を防ぎつつ、感染者の移動に伴う感染拡大リスクも防げるだろう。
(余談になるけど、他国を見ていると、一定数以上の流行規模になると、いくらロックダウンしても病院周辺へ人が集まり、そこを中心に感染が持続しているように思える。家族の手を煩わせない感染疑い者/感染者の輸送手段確立や、病院内における「感染疑い者(本当は未感染)」への感染抑止も有効な感染抑止手段であり、そこにコストをかけるのはロックダウンに比べると格段に費用対効果が高いと思う。)
検査場の混雑を避けるための予約の仕組み。積極的疫学調査における行動歴や接触者の調査。これらはITを活用し、極力省力化や高度情報化をすすめて、長期戦を戦い抜く工夫も必要だ。国としても、もはや厚労省単独でことに当たる状況じゃないだろう。多省庁での連絡会議を定期開催し、長期戦前提でできることを早急に進めるべきだ。検査の機械化・自動化もあれば、文科省他所轄の感染研以外の研究所・大学等からの応援も必要だ。東京の検査能力の限界を超えれば、国交省所轄の業者でも自衛隊でもいい。検体を余力のある他県の検査室へ運ぼう。接触者調査なんかは、警察や警察OBも得意分野だ。
途中少し省略したけど、どうしても書かなければと思ったことを書きなぐったら、クソ長くなった。ソーシャルディスタンシングや、軽症者施設確保が進んだのはとても良いことだけど、まだまだ、やらなければいけないことは多数ある。日本は、国家債務も大きく、経済成長も乏しく、また国の信用の元である日銀資産にせよ、我々の老後を守る年金資産にしても、多くの国富が「日本社会の生産力」に投資されている。疫病を克服しつつ、「日本社会の生産力」を維持し回復しないと、「日本死ぬ」は、あっけなく現実のものになるだろう。
そのための総力戦に、まずは検査を。そして、人・モノ・金を適切に動かそう。ロックダウン&補償は最適解である可能性もあるが、大きく間違っている可能性もある。政治家や官僚、そしてマスコミも、普段の何倍も頭を使って、ゴールに一歩でも近づけるよう、死力を尽くして欲しい。
3月4日にこちらの増田(https://anond.hatelabo.jp/20200304212124)を投下する程度には病態を理解していたり、検査の過不足については2月末から指摘している(https://anond.hatelabo.jp/20200228013154)けど、ただの匿名ブロガー。
親がどこで見たのか知らんが、発症してない人はコロナ持ってても他人に移さないからマスクは不要って言い張ってる
同じ理由でマスクしてる人やマスク配布をめっちゃ馬鹿にしてるし
それほど遠くない未来、ある春。
その年の数年前には原発のメルトダウンがあったが、どこかなし崩しに、多くの人々からは忘れ去られていた。科学は発展しても人々はさして進化はしない。
「忘れ、目を背けることこそが人間の美徳なのだ」とネクタイを締めながら、N氏は思う。
N氏には身寄りがいなかった。友人と言える友人もおらず、複数の持病を抱え、身体も不自由だった。
N氏は身支度をしながら、鏡の前で剃り残した髭に気づいたが、そのままにしておくことにした。「どうせ、誰も気が付きやしない」とN氏は思っていた。
どうやら、今年はウイルスらしい。
「医療が崩壊しそうだ」「不要不急の外出は避けてください!」と、朝のテレビではニュースが騒ぎ立てる。
このウイルスは、感染力が強いが症状が出づらい。しかし、いったん発症すると急激に重度の肺炎になりやすく、治療効果のある薬が見つかっていないそうだ。
「まあ、それでも、私は仕事に行かなくてはいけないんだよな」とN氏は独りごちた。
政府がいうように遠隔操作で仕事が出来る人たちはいい。羨ましいくらいだ。N氏には不要不急の外出などどこにもない。インフラを支える仕事の下請けの下請けである。
といっても、そもそも、ウイルスが蔓延する前からN氏の年収は激減し、遊びに行く余裕などなかった。さらに、もともとの体力のなさもあり、休日は自宅で寝るだけで精一杯だった。
TVの中では「社会的距離をとりましょう!」とキャスターがヒステリックに叫んでいる。
続いて、中継で繋がっているコメンテーターの弁護士。彼はモニターの向こうの、さらに向こうのモニターから、政府の対応の遅さを批難していた。しかし、医学的知識が全くないせいか、その内容は素人目にみてもまるで見当違いだった。N氏は恥ずかしいような気持ちになり、TVを消した。
バカらしい、あなたたちと私たちは既に大きな距離があるじゃないか!
ウイルスが流行ろうが流行りまいが、私も、私の周りもそもそも死んでいたようなものだ。あなた方からは私のことは見えてもいないだろう。「いや、距離ではなく、壁があるのか」とN氏は自嘲めいた笑いを浮かべ、小声で呟いた。
「おそれいります。では、こんな時に3つの願いを叶えてもらえるとしたら、どんなことを願いますか?」
N氏の背後に突然、黒いスーツを着た男が立っていた。不思議と恐怖感や驚きは少なかった。
そして、N氏にはすぐにわかった。
男はゆっくりと、落ち着いた口調で言った。
西浦先生じゃない別の研究者で感染者数の予測値公表してる人がいるけど、その人も増加要因はヨーロッパからの帰国者が持ち帰ったウイルスかもと推測してたな。
この10倍の感染率が2020年3月10日以降で確認される理由としては、海外からの帰国者が持ち込んだ欧州で流行を広げている感染力の強い、これまで日本国内で主として確認されていたウイルスと異なる亜種(欧州亜種)の2次感染、3次感染が発生していると考えるべきです。いわゆる「第2波」と呼ばれる現象です。この危険性は2020年3月21日に一部専門家により指摘されていましたが、2020年3月10月以降この「第2波」の影響が我が国に対して想像以上に影響が大きかった模様です。すでに、検疫を通過して国内に帰国後、発症し感染が確認され続けています。このことは、2020年3月19日の政府専門家会議では全く触れられていなかったリスクシナリオであり、現在想定外のリスクシナリオが東京、大阪で遅れをもって顕在化し始めていると考えます。