風邪の原因となる昔から知られたコロナウイルスは、生涯に何度もかかる。
コロナウイルスだけではない。風邪の原因となるウイルスはRSウイルスもライノウイルスも全部そうだ。
もちろん、大抵は2回目以降の感染は軽く済む。乳幼児の風邪が重症化しやすいのはそのせいだ。
ワクチンではなく本当の感染が起きても免疫の力はその程度なのだ。
新型コロナウイルスのワクチンが開発されても、少し重症化しにくくするとか、発症を遅らせるとか、そんな程度だと思う。インフルエンザワクチンと同じくらいの期待しか持てないだろう。もちろん、それだって十分すぎるくらい福音だ。
じゃあどうして天然痘は撲滅できたんだ?麻疹風疹のワクチンはなぜ効くんだ?という疑問は湧くだろうが、その答えはさておきとりあえず先に話を進める。
どんなに頑張っても人類の1割にも満たないと思う。
重症化しないだけで軽症または無症状のままウイルスを撒き散らす人々のシワ寄せを、ワクチンを打ってない人がかぶるのだ。
アメリカ原住民がヨーロッパ人の持ち込んだ疫病で人口の9割が死んだように、貧困層はこれまで以上に新型コロナウイルスの被害を被るのだ。