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2024-03-01

火薬匂いが鼻を刺す悪夢

User: 次の悪夢混合チリソース洒落怖物語(fireレシピ)を創作せよ:火薬匂いが鼻

Gemini Advanced:

## 火薬匂いが鼻を刺す悪夢

登場人物**

**私**: 悪夢に悩まされる料理人

**火薬の精**: 私を悪夢に誘う謎の存在

物語**

薄暗い台所で、私は目を覚ました。額には冷汗がびっしょり。またあの悪夢だ。

夢の中では、私は奇妙な料理を作っていた。材料は、火薬唐辛子、そして人間の血。火薬匂いが鼻を刺し、目頭が熱くなる。完成した料理を食べると、体が燃えるような感覚に襲われ、目が覚める。

台所換気扇を回し、窓を開ける。それでも、火薬匂いは消えない。私の鼻腔に染み付いたように、揮発し続ける。

「もう嫌だ…」

私はつぶやき冷蔵庫からビールを取り出す。冷えたビールを一気に飲み干すと、ようやく落ち着きを取り戻す。

その時、背後から声が聞こえた。

「まだ終わってないんだよ…」

振り返ると、そこには誰もいない。しかし、声は確かに聞こえた。

「誰だ?」

私は恐る恐る尋ねる。

「私だよ…火薬の精だよ…」

声は、私の頭の中に響く。

「何のために…こんな悪夢を見せるんだ…」

私は震える声で問う。

「君は、もっと刺激的な料理を求めている…もっと危険な…もっと狂気的な…」

火薬の精の言葉に、私は言葉を失う。

「…私は…そんな料理を作りたくない…」

「だが、君は…作りたいんだ…心の奥底では…もっともっともっと…」

火薬の精の声は、徐々に高まっていく。

…ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

2024-02-07

anond:20240207222928

洒落怖って言うほど文章力いか

たいてい長くても数レスで済んでるからボロ出てないだけじゃない?

洒落怖となろう系で比べると前者の方が文章力高いイメージがあるのはなぜだろう

そのうえマネタイズもしてないか嫌儲思想持ってても受け入れられるところもすごい

2023-09-06

anond:20230905204414

厨房の頃に洒落怖まとめや新耳袋書籍版を読み漁ってたようなホラー好きって、

今は書き手読み手もSCPの依談・オモコロホラー記事カクヨムホラーSS・禍話リライトかに散らばってて

映像媒体だったら白石晃士、皆口大地、寺内康太郎大森時生あたりが人気で

だいたいみんな趣味が似通ってて話題に挙がるものほとんど同じだけど

この辺のホラー好き界隈ってはやせとか島田とかあの辺の奴らに興味がなくて基本シカトしてると思う

初耳怪談とか定期的に新作が放送されてるのに話題になってるの見たことない

動画上げてもテレビに出ても怪談好きはチェックしてない

あいつって洒落怖パクリで世に出てきた奴でしょ、とか本人は色々活動してタレントとしての知名度はあるみたいだけど怪談の内容はぬるくてうっすいよね、とかそういう目で見られてる

木札の嘘話はだいぶ前から垂れ流されてたのにこれまで全然広まっていなかったのは

問題視されていなかったからではなくてあの木札の由来に迫る人がほとんどいなかったか

ホラーにも「考察」とかにも興味がなくてまじないのいわれを調べることに関心のない、ただアイドルYouTuberはやせくんを推したいだけのファンの間で話がとどまってたからだと思う

外部に話が広まった今、ホラー好きとしてはどうにかならないかと思うけどファン層も含め元々違う界隈だから自浄作用も何もないし

分断が進んだだけって感じだ

ただ、ネット発のホラー企画書籍化が盛んになりつつあるこのタイミング

今回の件のせいではやせと何の交流もない実話怪談好きがまとめて炎上クリエイターに目をつけられたきらいがあるので、また金銭のやりとりが発生しない範囲での活動に戻ることになるのかなとは思う

2023-08-11

5ch(旧2ch関係歴史をまとめてみた(改訂版

anond:20230805233212改訂しました。

1996/08 [あやしいわーるど開始]

1997/08 [あめぞう開始]

1999/05 2ch開始

1999/12 東芝クレーマー事件【追加】

2000/03 [したらば開始]

2000/05 西鉄ジャック事件ネオ麦茶

2000/08 オカ板の洒落怖【追加】

2001/08 [ふたばちゃんねる開始]

2001/05 鮫島事件騒動

2001/08 ニュー速台風コロッケ【追加】

2001/08 UNIX板有志による閉鎖回避

2001/10 ニュー速+開設

2001/12 吉野家オフ【追加】

2002/02 テクノ板のムネオハウスムーブメント【追加】

2002/03 タカラギコ猫事件【追加】

2002/04 田代砲TIME誌)【追加】

2002/05 47氏ダウンロード板winny公開【追加】

2002/07 湘南ゴミ拾いオフ開催(背景に日韓ワールドカップ)【追加】

2002/12 紅白フラッシュ合戦開始

2003/06 マトリックスオフ開催

2003/10 [4chan開始]

2004/01 オカ板のきさらぎ駅

2004/06 ニュー速VIP開設

2005/07 毒男板の電車男ドラマ

2005/08 エイベックスのまネコ事件

2005/12 第一なんJ移住VIPなんJ

2006/12 [ニコニコ動画開始]

2007/12 ニュー速嫌儲)開設

2008/06 秋葉原通り魔事件

2009/05 第二次なんJ移住野球ch→なんJ

2012/01 ステマ騒動による嫌儲移民発生【追加】

2012/06 [おーぷん2ちゃんねる開始]

2013/08 ●個人情報流出事件(+自作自演の発覚、削除人騒動)【追加】

2014/02 2ch分裂騒動ジム・ワトキンスひろゆき

2014/04 ひろゆきミラーサイト(?)の2ch.sc開始

2016/05 ひろゆきが「2ch」の商標権取得

2017/10 ワトキンス側が商標問題から2chを5chに改名

2021/08 なんJ一時封鎖・なんG開設

2022/04 専ブラBB2C使えなくなる

2023/07 専ブラJaneStyle(※初代Janeとは別物)の反乱とTalk開始。

2023-04-12

読み物として繰り返し読んじゃうスレある?

自分

伝説92

・娘が連れていかれそうになった話を聞いて欲しい

この2つがなんかすごい好きなんだ。読みやすいからかな。

普段洒落怖と家庭板のまとめを読むのが好きなのであれば教えて欲しい。

2023-02-22

洒落怖って正直怖くはないんだよな

素人がダラダラダラダラ書いた話が怖いわけねーんだよな

絶対に途中でそうはならんやろってなるし

設定もめちゃくちゃになってくるし

せめて1レスくらいにまとめてほしい

意味怖(意味が分かる怖い話)のほうが短くまとまってて

よくできてるし、すっと怖さが伝わる

2022-12-31

最近ネット怪談

複数ウェブサイトテキストや音声ファイル動画ファイルを駆使して複数メディア情報分散して読者をあちこちに横断させ怪異実在性を高めていく作品が増えた 

読者はその断片的な情報を拾い集めて考察していく

具体的には梨や阿澄思惟などの系統

しか面白いんだけど、ギミックに凝りすぎて肝心の真相あんまり怖くなかったりする

だいたい情報分散させる方法最初は新鮮だったけど今となってはお決まりパターンの一つで陳腐になってる。

そういうときに昔の洒落怖とかを読むとシンプル怖い話に感動する

2022-12-23

岸辺露伴ドラマしか見てないんだけど平坂の話はなんで担当編集も平坂で振り向いてるのに無事なの?

それとも洒落怖の裏世界に行ったらと同じで精神の一部だけこの世ならざる世界に送られたって感じか?

2022-12-12

はてなーの好きな怖い話

男女男女男女男女飽きた。

怖い話だけじゃなくて気持ち悪い話や不幸な話も聞きたい。

洒落怖竹林にてとかマネキンとか大好き。

2021-12-21

ホラー小説好きは小説を読むのが趣味とは言わないこと

でないと小説好きから主語デカ羅生門を指摘される

私感だが洒落怖や秘封霖倶楽部しか読まない人と小説全般を読む人とでは文学に対する向き合い方や感性根本から異なっている別人種に感じる

2021-09-12

洒落怖・歳をとると本当に駄洒落が増えてくる

当方アラサー

昨日キリスト教の話をしている相手が「イエス…」と一瞬つっかえた時、衝動的に「高須クリニック」と言いそうになるのを抑え、あとから自分に恐怖を覚えた。

日に日に、しょうもないことをひらめく頻度が上がっている気がする。

陽が落ちた共用スペースで電灯のスイッチに手を伸ばしながら「クライテッド・ステーツやな…」と意味不明単語を口走る。

弁当を食べながら頭の中で「斜向かい」と「エビフライ」で韻を踏み続ける。

いつか見たしょうもなオジサンへの道を着々と歩む自分が怖い。いつまで私は私でいられるのだろうか。

2021-08-01

八尺様たちがどんどん負けている

いまTwitterで「八尺様」と検索すると何が候補に上がるかご存知だろうか。スレンダーマン、まではいいとしよう。身長が高い怪異として似てるしね。その次。「♂」。

その名の通り、現在Twitterで男の八尺様がちょっとしたブームになっているのである意味がわからない人が多いと思うので説明すると、そもそも八尺様をショタ性的に襲う怪異として描く創作がここ数年で創り出されちゃっていた。で、ここ最近でその逆、ロリ性的に襲う怪異としての八尺様概念ができちゃったわけだ。もう察した方も多いと思うが、スレンダーマンも巨男怪異としての共通からロリ性的に襲う怪異として創作されるようになってしまった。

負けだろ。

ショタを襲う概念にされてた時点でもうだいぶ格が落ちてた感あるけど、男体化までされたらもう誰も怖がってないよ。元の時点で怖かったかどうかは置いといて、ジャンルを聞かれたらホラーではあっただろ。でも今はエロコンテンツの一ジャンルになりつつある。スレンダーマン日本に入ってきた当時はホラーゲームなんかも出たりして、不気味な怪異としてかなり強かったはずだ。でもとばっちりで負けた。

テレビ特集されるほどの栄華を誇ったきさらぎ駅も昨今のクソデカブームに負けた。クソデカみどりの窓口があるだのドンキホーテが近いだの言われている様子を見て誰が怖がるというのだろうか。このネタを聞いた人間きさらぎ駅というワードを聞いた時、「あっあのクソデカのやつねwww」と思うだろう。ホラー枠ではなくネタ枠になってしまったわけだ。悲しい。

そして姦姦蛇螺先輩もエロ創作が頻繁になりつつあり、チェンソー持ってるだのワクチン全部の腕に打たれるだの怖いポイントだったはずの六本の腕で遊ばれている。

洒落怖がもうホラーコンテンツとしての格すら失いつつある。当初からちょっと盛りすぎなくらいの怪奇現象と異様な長さでネット黎明期ホラーコンテンツの先頭を走ってきた奴らが負ける。だれかもう一度立ち上がってくれ……あの独特の不気味さで戦ってくれ…負けないで…

2021-06-30

怖い話を読んでしま

俺、怖いのが物凄く嫌いです。チープな遊園地お化け屋敷で絶叫して腰抜かしました。

夜道も怖いし布団から足出すのも怖いし真っ暗も稲川淳二タモリも怖い。ホラーゲームなんか勿論駄目。

でも最近ネット怖い話?というか都市伝説オカルト寄りの洒落怖を読み漁ってしまう。

昨日は前に住んでた人のストーカーに付き纏われる話と、ワールドカップ前に彼女の振られた人の話と、妖怪退治してる人の質問スレ読みました。

面白いけど一人暮らしなので家で読んだら絶対夜中トイレに行けないので会社で読んでるけど帰り道が怖すぎる。

怖い話が得意な人ってどういう考え方?育ち方?をしてるんだろう?やっぱりそういう奇妙な体験を多くしたからとかですね?

2021-04-30

魔除けのピラミッド

洒落怖に「孵化」という話があって、旅行先で流し雛にさわってえらい事になる、みたいな話なんだけど

重陽の節句とか上巳とか流し雛とか、作者の知識豊富さが感じられて好き

ただ「旧暦がそんなにかんたんに計算できるのか?」というのと「最後に書いていた魔除けのようなピラミッドはなんなのか?」

というのがまだわかっていない

旧暦は調べた限り、指折って計算できそうな感じではなかったんだけど、なんかあるのかね?

ピラミッドは籠目じゃないかと思っているんだけど、確信なし

夏も近づいてきたし、怪談漁りたい

2021-04-28

車を止めてはいけない駐車場を修理した話

私は昔、機械駐車場建設、整備を行う仕事をしていました。

マンション等に住んでいる方なら実際に使ったことがあるんじゃないでしょうか。

ボタンを長押ししたり、自分の車が止めてある番号を選択して呼び出すタイプ駐車場です。

平置きとは違いスペースが無くとも複数の車を止めることが出来るので都市部などではよく見られるかと思います

地方特に田舎だとほぼ無いでしょう。駐車場土地が確保できないなんて事は希ですし余程のことが無いと建てないと思います

からこそ、あの村で見たボロボロ装置は私にとって不気味で仕方ありませんでした。




数年前の夏、暑さもピークを迎え汗が吹き出るようになった時期に、知らないアドレスから仕事の依頼が届きました。

元請けからではなく利用者の方からの直接の依頼は珍しかったので興味本位で詳細を伺うことに。

私は主に関東エリア仕事をしているのですが、今回の物件東北地方の某所にあるらしく修理に来て欲しいとのこと。

距離問題で断ろうかとも思いましたが不釣りいなほどの金額掲示され、誘惑に負けて受注することしました。

症状を聞く限りひどくても2,3個部品を交換すれば済むだろうと判断し、機材を乗せた車で先輩と二人で向かいました。


現場周辺に着いたことを電話で報告し、案内をしてもらいながら到着すると確かに写真で見た装置がポツンとそこに存在していました。

間近で見ると錆や腐食がすごく本当に動いていたのか不思議なくらいでした。

装置自体は上段下段に一台ずつ駐車でき、ボタン操作で地下のパレットを呼び出すというポピュラータイプ

下段を呼び出したあと下降しなくなったとのことで上段は自分の頭の位置ほどの高さにあります

よくある故障なので早速作業に取り掛かろうと開始連絡を入れた際、依頼者の方から二つ忠告をされました。

装置が治っても絶対に下げきるな」「そこに車を入れるな」

普段仕事をしている上で聞きなれない注意でした。後者はともかく前者に至っては正常に動作するかの確認ができません。

いくら説明をしても頑なだったので諦めて作業を始めました。


装置についてですがまずメーカー不明部品をいくつか見ればだいたい分かるのですが業界歴が長い先輩も特定できませんでした。

そして作りが非常に雑。適当というよりは素人何となくで建てたようなずさんな構造

恐らく新品の状態でも車を入れたら壊れるだろうな、と思ってしまうほど幼稚なものでした。

作業自体は至極簡単ものでいくつかの配線と電気部品を交換しただけで動作するように。

下降しきってはいけない、とのことだったので半分くらいまで下げてみたところ、壁に絵が描いてある事に気がつきました。


カブトムシの幼虫のような顔をした全裸女性の絵で、肩や腕は不自然な箇所で膨れていたのを覚えています

気味が悪かったので下段を最上部まで呼び出し、現着時と同じ状況にしてから依頼者に報告を行いました。

その際、壁に描かれた絵を途中まで見たことを伝えたら「彼女の目は見てないか?」と聞かれました。

上半身まで見ましたが目は無かったですよ」と答えると「そうですか。お疲れ様でした」と言われその場をあとにしました。

帰り道、先輩がふと「お前は本当に見てないのか?」と聞いてきました。

私は見ていない事を伝えると「俺は見たかもしれない」と呟くように漏らしていました。

動作確認の際、私は装置の正面から見ており、先輩は裏に回り込んで見ていました。

角度的に気付かなかったものの私の足元にも絵があり、先輩はそれを見たそうです。



それから一年ほどで私は退職しましたが今でもその先輩と交流があり、先日飲みに行った時に話題に上がったので記事にしてみました。

私は所謂洒落怖都市伝説などが好きでそういった話を調べたりしているのですが似たような話を聞いたことがなく、

もし知っている方、詳しい方がいらっしゃいましたらコメントにて教えてくださると嬉しいです。

2021-01-08

世界ピクニックアニメ微妙だった

世界ピクニック原作が好きだ。洒落怖が好きだし、百合も好きだ。勘違いだと分かっていても「私のために書かれた」と思えるくらい自分の好みにストレートだった。

コミカライズも好きだ。『スパイラル』、『天賀井さん』の水野英多だ。さすがに原作に比べると……と思いつつも、おおむね満足できるものにしてくれている。

なので、裏世界ピクニックの評判を下げたいという意図はない。

この先はただただアニメ版の内容について罵倒しているので、どうか原作を5巻まで買ってから読んでほしい。というか、原作だけ買って、この日記は読まないでください。

プライムビデオ

https://www.amazon.co.jp/dp/B08RHTTWFD

GYAO!

https://gyao.yahoo.co.jp/title/5fe5aa72-7dda-40e2-8b9b-d79a5f694f5e

原作電子版の1~4巻の合本が1月17日まで1375円(1冊340円!)なので今すぐ読んでください。

https://www.amazon.co.jp/dp/B08QCS76K1

アバン

空魚と鳥子の初接触

空魚が「人間!?」と口パクで喋る。何かおかしいな、と思った。

原作に当たると、“不意を打たれて、言葉が出なかった”とある別に原作一言一句まで覚えているわけじゃなく、「声を出して反応ならぬ反応をする、しかもその際頭が動く」というシーンに違和感があった。心理ネーム口パクで処理するのはアニメ的な演出ではあるので、目くじらを立ててとやかく言う場面ではないけど。

人間です」というおうむ返しも微妙。人語を介しているなら人間だし、あるいはそうでなかったとしても判別はできないので、原作のとおり「生きてます」の方が自然

くねくねの見た目

私はなんとなく、人間かかしヒトガタ・ニンゲンムーミンの「ニョロニョロ」辺りを混ぜたような見た目を想像していた。が、アニメだと『ハルヒ』の神人のようなデザインになっている。

自分解釈が唯一の正解だ、などと驕るわけではないのでそれ自体別にいいんだけど(神々しすぎて田んぼにいそうじゃないなとは思うけど)、『ガンバ』のノロイみたいになるのが残念すぎる。くねくねの怖さって、「不思議ものがいる」「不意に見てしまい、見続けてしまう」「その結果、壊れる」というものであって、「攻撃的な見た目の『敵』に攻撃される」というものではないと思う。『不安の種』みたいな「気持ち悪い」であって、「怖い」ではあってほしくなかった。

見返していると、冒頭から違和感に気付く。1カット目が「ウルトラブルーなのだくねくねに当てられたファーストカットは、無力なまま死んでいくことへの恐怖が描かれているはずだ。それを「裏世界の深部」と表現するのは誤っている……というか、情緒理解していない。

空魚がくねくねに呑まれるシーン

ここもひどい。原作にはこうある。“止まらない目眩の渦に呑み込まれるように意識が落ちていく。”

アニメでは、水たまりが突然深くなり、そこに溺れていくさまが描かれる。溺死ではなく、地面に足がつかず溺れるような描写はまだ、イメージ映像として理解できるけど、その次のカットが鳥瞰で、水たまりには誰もいない。つまり、本当に「落ちた」と表現している。

鳥瞰のカット鳥子がいないのは、カメラ的に丁度切れているんだろうけど、切る意図が分からない。目の前で沈んだのなら助けられるけど、人がいることが見えないまま水たまりに呑み込まれても、動けないだろう。

鳥子嘔吐

このシーンは、完全なギャグだ。原作だと、「うえっ」と言い、舌を出すにとどまっている。今まさに敵に襲われている、という場面で、二人して背を向け、四つん這いになって吐き真似をしている(もしくは、ギャグ的な演技だが実際に吐いている)。リアクションが大げさすぎて、真実味が削がれている。

OPCHiCO with HoneyWorksであることからも、また「ハヤカワ・ジュニア・ブックス」という新レーベル原作1巻を刊行することからも、子供向けアニメとしての側面があることがうかがえるので、この「翻案」を悪いと言ってしまうのはよくないのだろう。

モノローグが少ないのもこのためと思われる。『鬼滅の刃』がアニメであそこまで子供から人気を得たので、子供向けに焦点を合わせるという売り方は間違ってはないと思う。それが裏世界ピクニックでやることなのかは疑問だけど。

ラスト鳥子が足を滑らせるシーン

これは原作を読み返して気付いたのだけど、原作だと水たまりに嵌りそうになっている。これは最初から嵌っていた空魚との対比であり、ある種、「助け合うことでイーブンになった」と読み取れる。

アニメでは崖から落ちるよう改変されている(一応、その下に水たまりはあるのだけど)。何故こう改変したのかというと、「滑る」「滑り落ちる」ことを分かりやすビジュアル化したかったのだろう。子供が見ると定した場合アニメ版描写の方が分かりやすいだろうし、これに関しては一概に悪い改変とは言い切れない。

Aパート

冒頭

ちょっと絶望的な始まり方だった。まんま原作と同じ流れだ。小説受け手想像力に依存するのである程度場面を飛ばしても問題がないけど、映像化するのならその辺はちゃんと補完してほしかった。

前述のとおり(というのは私が勝手に思っているだけなので見当違いかもしれないけど)、モノローグが大幅にカットされているので、余計に理解しづらくなっている。

六面体のアップ→OP→走る二人という唐突な場面転換ののちに、埼玉大宮ロケーションが映し出されるが、不自然に人がおらず、そこが表世界なのか裏世界なのは判別がつかない。無意味に確定できない情報視聴者不快にさせるので、アバンからAパートをまともに繋ぐ気がないのなら、せめて人の営みを描写してほしかった。

怪談くねくね』」という紹介

私が1話で一番引っ掛かったのはここ。そもそも私は「くねくね」を「怪談」だと思っていない。実話怪談洒落怖)については原作自身単行本で記しているので譲るが、少なくとも、「怪談くねくね』」と演目のように言うようなものではないと思っている。

リッチアニメだったなら、くねくねの紹介の際にイメージカットではなく、書き込みをそのままアニメ化とかしてくれたのだろうけど、それを望むのは贅沢すぎか。

六面体について

空魚は「私たちだけ映っていない」と述べる。

アニメでは、アバン最後とこのシーンで二回、六面体を描いている。その二つの場面で模様(?)が違うので、映像的に語れたと判断したのだろうけど、「鏡面なのに私たちだけ映っていない」くらいは言ってもよかったのでは。ほんのり光っているし、CGを貼りつけて背景を描画し続けているわけでもないし、一見して鏡面だと分かるのかな。「自分たちが映っていないことを除けば何の変哲もないキューブ」と原作から読み取っていたので、ちょっと違和感があった。

鳥子が扉を開けるシーン

緊張感がない。空魚は棒立ちで、ゲートに無頓着。そのまま次のカットに移るが、今度は空魚が茫然自失で立ち尽くしている。アニメなのだから、ここは「大慌てする空魚」と「扉が開いて=ゲートが消滅してしま憮然とする空魚」で対比させてもよかったのでは。

扉が開いても、前述のとおり商店街に人がいないので、現実世界に引き戻されたという絶望感もない。

空魚のモノローグが削られているので、この時点で裏世界が空魚にとって特別ものだったと、視聴者には分からないのに、次のカットはいきなり鳥子が空魚を慰めている。極力モノローグ排除したいのなら、ここでこそイメージカットを使うとか、原作どおりに進行させるのではなく回想なりを入れるとか、空魚に鳥子に対して語らせるとかしてもよかったのでは。ただ原作をそのままなぞってアニメにするのは、誠実な仕事とは思えない。

空魚のスマホ文字化けしているシーン

アップで画面を映して、点滅しているだけなので、「ちょっと調子が悪いときスマホ」くらいにしか見えない。もうちょっと引きで撮るとか、平常時の画面をフラッシュバックさせるとかしないと、どんな異常が起きたのが分かりづらい。

六面体もそうだけど、裏世界のもの・裏世界に触れたものをやたらと発光させるので現実味がなくなってしまっている。日常侵食されていくふうには演出できなかったのかな。

大学構内でカラテカが二人の会話を聞いていたというアニオリ

うーん。いやあ、まあ、そういうこともあるだろう。「こいつ、後の話で出てくるんだぜ!」って、知ってたら自慢できるだろう。オッドアイ前の空魚と偶然出会っていた可能性もあるだろう。これは……ねえ。別にそんな、全然あれじゃないんだけど。遊び心だし。なんか、変に必然なっちゃったというかさ、ねえ。

鳥子勧誘シーン

金銭についての会話が丸々カットされている。あくまで空魚は打算で動いた、という建前があるからこそ、二人の関係は成り立っているのではないか

終電、なくなっちゃったね」は別に事実を口にしているわけじゃなくて、「帰りの足がなくなったから、ここで泊まるのも仕方ないよね」ということだ。大金に目がくらんだからあの危険な裏世界にまた行く、初めて会った人間と行動を共にする、そういう言い訳があるから空魚は動いたんじゃないのか。

アバン授業料奨学金の話をしているのに、ここでリアリティのディティーである携帯電話の修理なんかをカットして、主人公動機づけができていないのは問題だ。

エレベーターでの会話

「空魚ならそんな話、聞いたことあるんじゃない?」に対して、原作では返答しているが、アニメでは無言で、頷きもしない。くねくねについての知識があるのなら、ここでも語るのが自然……だけど、モノローグを使いたくないか無視させたのかな。

5階で乗り込もうとしてくる人物は、くねくねビジュアル以上に残念。このシーン……というより類話の怖さというのは、「何の変哲もない人間」というのが肝だと思っている。あくま日常範疇に、怪異存在侵食している、というのが怖いのであって、発光して明らかにお化けですって面した化け物が走ってきても、それは全く怖くない。

心霊写真だ、と言って渡されたのに骸骨が浮かんでいたら笑ってしまうだろう。一見すると普通の人なのによく見たら首が180度捻じ曲がっていた、という不和が怖いのだ。

Bパート

くねくね考察カット

個人的に、怪異同士や無関係神話群を結び付けて考えるのが好きなので、ここがカットされたのは悲しい。私は裏世界怪異たちを「人間意識をハックした結果、最も効率的に恐怖を感じさせるもの洒落怖だったので、そのテキスト抽出し、対象に見せている」だと思っているので、その場合だと「くねくねの正体」なんかを考えても何にもならないから、カットしても問題ないんだけど。

くねくねとの戦闘

くねくねのせいで目眩や倦怠感がある、ということだと思うんだけど、アニメでは空魚が銃声に驚いて身をかがめ、鳥子は銃が効かないことでへたり込んだように見える。くねくねと「目」が合った瞬間に空魚をアップにするとか、くねくね特性を分かりやす描写したカットが欲しかった。

現状把握のシーンでは、二人にくねくねが迫ってくる。くねくねって別に直接的な接触攻撃してくるわけじゃなくて、「遠目で見ていたらいつの間にか気が狂っていた」というものであって、原作にある遠近感が狂うというのも、アリス症候群的な話なんじゃないのか。悠長に二人で会話している間に攻撃的な見た目のくねくねが直接襲ってくるという、よく分からない絵面になってしまっている。

「分かる」シーン

原作を読んだ限りだと、オカ板の書き込みと「わかった! わかった! わかった! わかった!!」は、空魚が実際に声に出している。アニメではどこまでが心理ネームでどこから発声しているのか分かりづらい。

ただ、ここは私が原作特に気に入っているシーンなので、過剰に意識しているだけかもしれない。錯乱した感覚、脳を内側から侵食されていく不安定さが、テキスト表現されているのが好きだったので、映像化するとその辺の演出が変わってしまうのはしょうがない。

ラストカット

鳥子の「打ち上げってしたことないんだ」がアニメではカットされているが、冴月-鳥子-空魚という関係性で鳥子処女性を描いているので、百合的にはここがカットされたのは残念。

次回予告

打ち上げギャグとして処理されてしまっている。非日常である世界との対比として、表世界リアリティを保たなければならないのだけど、商店街のシーンといい、配慮が足りていない。

OPでは普通作画打ち上げが描かれているし、「ファイル5」では中間領域のために必須の場面なので、おまけとして、意図的にギャグで崩しているのだろう。

前述のように子供向けアニメとして作られたという私の読みが正しかった場合、このコーナーの存在理解できる。『鬼滅の刃』も本編とは関係のないギャグ風の次回予告をしているからだ。

その他

引きの絵がCGなのは何も言わない。『ラブライブ』はライブシーンで作画CGを組み合わせていたのが特徴的だったし、『裏世界ピクニック』もそういうアニメ、ということなのだろう。

アニメ監督の川崎逸朗氏によると“2021年アニメ新番組(中略)その全てがコロナ禍で作業されてきたもの”とのことなので、何なら、今後もこういった形式アニメは増えていくのだろう。

https://twitter.com/itsuro_k/status/1346667359788879874

空魚と鳥子、声逆じゃない? 別に不満とかではないんだけど、空魚の方が高音で鳥子の方が落ち着いた感じだと思ってた。そりゃまあ、オーディションりあるわけで、そこで逆パターンもやって結果こっちになったんだろうけど。これは完全に私の好みです。

いいところ探し

OPCHiCO with HoneyWorks

さすがに私でも知っている。ティーンのことはよく分からないけど、これはいいことなのでは。

オフィーリアと土佐衛門

オフィーリアと土佐衛門はいいアニオリだと思う。ただ、汚い例を先に出して、「オフィ―リアと取り繕ってみたけど本心では土左衛門呼びしている」の方がよかったと思うけど。

子供原作を読ませている

ウダウダと書き連ねてきたけど、アニメ化に際してこうやって実際に子供原作を読ませているだけで満点なんじゃないかな。子供ネットロア知らんでしょ、と思ってたんだけど、どうやら普通に知っているようでよかった。「日本おかし現代妖怪図鑑」なんて本も出ているらしく、妖怪都市伝説と同じくらいの認知度があるんでしょうか。

https://www.hayakawabooks.com/n/n194591ad11e3?magazine_key=m109bc51b7ac7

原作を読んでいるので不満が爆発したけど、初見だと楽しめるのでは。洒落怖ベースにした創作なんつーものを広めていいのか(面白さが理解してもらえるのか)とは思うけど、アニメ化で間口が広がるのはいいことだと思う。

所詮私はツイッターで騒いでる人なので、全然、みなさんは原作読んだりアニメ見たりしてください。裏世界ピクニックは最高に面白いので。

2020-11-30

自称スピリチュアル嫌いな人の折り合いの一例

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/gendai.ismedia.jp/articles/-/77739

みんな大好き初詣も、おみくじ占いお盆クリスマスバレンタインジューンブライドもみんなスピリチュアルでしょ?スピリチュアル嫌いな人がどうやって折り合いをつけているのか知りたいくらいだよ。



なんとなく、好き嫌い追記しました。結果結構好きな人になってしまった。

基本的には行かない。好きな人・会いたい友人などに誘われたら行くかも。

嫌い。

話のネタにはなるので友人といて100円ならガチャガチャ感覚で引くかも。

友人と楽しめる場合は好き。

詐欺師みたいなものだと思っているので行かない。

嫌い。ただし占い自体に金を払っているわけではないものテレビ雑誌の一コーナーなど)には興味はないが嫌悪感もない。

親族で集まるなどの予定があれば参列はする。親族がいなければ日付もわからないだろう。

休みがあるという点では好き?

ケーキを食べる日。教会に誘われたときは行かなかった。

好き。クリスマスソングはだいたい楽しいので。

チョコレートを食べる日。

好き。バレンタイン向けのデザインがだいたい好みなので。

スピリチュアルなの?迷信的な意味?知らないしそもそも関係ないので特になし。

そういえば、友人などで「ジューンブライドから6月しました」って例を聞いたことがないな。そんなに根強くない?

好きでも嫌いでもないが、ジューンブライドという概念がなければ6月ガチャ花嫁衣装になることもなかったとしたらあってよかった。

基本的に、スピリチュアルに金を払うことに嫌悪感があるので、金がかからなければわりとどうでもいい。クリスマスバレンタイン食品に金を払っているのであって、神などに向けてお布施をしているわけではない。

あと、「否定すると世間的にやばいもの公言しないようにしている。

その他、ブコメにはなかったもの

多分そういう意味じゃないと思うんだけど、「金を払うと願いを叶えてくれる」というのが「神」という言葉に対してあさましくて嫌い。

「並ぶ」「儀礼的なことをやる(手合わせる秒数とかわかんなくて居心地が悪い)」のも好きじゃないなと思った。

存在は信じていないが、単語定義としては理解できる。賽銭の項目で書いたが、自分自身「神」という単語神聖性を感じているので自分にもスピリチュアリズムがあるような気がする。

現代において神を形容詞的に使うのは特になんとも思わない。

フィクション概念としての神は好き。現実存在するとされるならそれは嫌い。

まだ未経験だが、やりたくないし、多分やらないと思う。

嫌い。呪い手紙みたいな、悪いことで人を縛るのはやめようよ。

家族のをやる機会があればもちろんやる。でも自分ときはやらないでほしいなあ…世間的に難しいだろうか。

個人的に、葬式的なものには何も思わないけど、坊主が嫌い。坊主を呼ばずにやりたい。

見えるとか言い出す人とは距離を置く。他人にそんな話するメンタリティ含めて。

嫌い。

フィクションならなんとも思わないが、実録と銘打っているものは嫌い。

洒落怖個人的にめちゃくちゃ嫌い。SCPは好き。

関わらないようにしている。海外には住めなさそう。

勧誘訪問されたとき、断るときに心が痛いのでなくなってほしいなあと思う。

あと、キリスト教仏教などそのもの教義経典にはわりと興味がある。

関わらなければ自分にはあまり関係がないので好きでも嫌いでもない。

関わらないようにしている。

関わらないようにしていても往々にして向こうから接近してくることがあるので、どちらかといえば嫌い。

ほか、何かあったかな?

予定もないしあんまり知らないんだけど、家建てる前になんかやる儀式?も建てる人間が金払うんだとしたらま~~~~じで嫌だなあ。

ブコメ自分でも気になるものがあったので追記

「死んだお母さんが悲しむよ」という方便的な説得(しかも実際それで立ち直ってしまった人とか)とか、「お米には88の神様がいて~」「バチが当たるよ」みたいに子供を諭すことについてはどう思うのか気になる

  • 「死んだお母さんが悲しむよ」

実際立ち直れてしまった人にはよかったねとしか思わないが、自分が言われたら嫌だ。生死に関わらず勝手他者を代弁するなと思う。

  • 「お米には88の神様がいて~」「バチが当たるよ」

お米のやつ、聞いたことがなくて、ピンとこない。教養がないって言われそう。

おそらく、自分を育てた親もこういうのに関心がなくてあまり言ってこなかったんじゃないだろうか。

結婚式の例に漏れず予定はないけど、自分が育てる立場なら子供を諭すときは具体的な理由を明示したい。難しいんだろうけど。

こうやって明文化してしまうと、それ自体が反宗教・反スピリチュアル教の戒律みたいになってくる

空飛ぶスパゲッティモンスター

これは自分でも思っている。俺は俺宗教信仰している。

どうでもいい再追記

「〇〇はスピリチュアルじゃない」系のコメントがめちゃくちゃあるけど、発端は最初引用したブコメを受けてのものなので知らん。

自分属性について言うなら「スピリチュアル嫌い」かつ「宗教嫌い」「オカルト嫌い」ならいいかな?

賽銭寄付なのはわかった。参拝料とは別のチップって感じ?

「このお金は何々に使います」って書いといてくれればいいのにな。

2020-09-05

眠れないので大昔の怖かった話

中坊の時に洒落怖(2chのオカ板に寄せられたインターネット怪談)にドハマりして、夏休みの間狂ったようにバックナンバーを読み漁っていた時期がある。その頃にはオカ板はもう全盛期を過ぎていて、今でも名作として語り継がれているような話はなんでも閲覧出来た。

その年の夏、東北家族旅行に行くことになった。具体的な行先はどこかというと、岩手県遠野ちょっと怖い民話も沢山残ってるし、怪談にハマっていた俺にとっては鬼門みたいなイメージのある地域だった。

泊まったのは、駅と合体してるタイプホテル。俺の家族は俺と両親の3人家族で、俺を挟んで川の字に並べられたベッドで寝ることになった。

その夜、俺は金縛りで目が覚めた。隣で寝ていたはずの母親もなぜか起きていて、目をかっぴらいてこっちを見ている。只事では無い雰囲気が漂っていた。

その時、部屋付きの浴室から妙な物音がした。

………キャハッ ハハハハハ キャッキャッ

甲高い女の子の笑い声だ。俺はゾッとして、思わず母の方を見た。声をかけようとする。母も同時に口を開いた。

「「この部屋、なんかいる」」

ハモったところで、二重に目が覚める感覚がして、俺は正気に返った。目の前の母親普通にいびきかいて寝ていた。

あれは夢だったんだろうか。怖い話を読みすぎて、記憶の整理とやらまでホラー風味になってしまったのかもしれない。

でもその後、そのホテルは潰れた。土地柄的に、どうしても「座敷わらし」のことを思い出してしまう。

毎年夏になると思い出す、本人としてはちょっと怖い話

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