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はてなキーワード: アラサーとは

2023-06-09

anond:20230609201737

アラサービール腹こどおじに言われてクッソイラついたワイくん52歳!

anond:20230609123845

オバ(ア)チャンが写真撮られるの嫌がってるアラサーにかける言葉だよな「いまこの瞬間がいちばんキレイなんだよ!この瞬間からどんどん衰えてくんだよ!だからいま撮ってもらいな!」

から電話がきた

母の愛玩子であるから電話がかかってきた。

から電話なんて滅多に無いから思わず「どうしたの?」と聞いてしまった。

姉の相談内容は「私はどうもおかしい、まともに人間関係を築けない」というもの

姉は現在アラサーだが確かに友達らしき人がいた事は無い。少なくとも私の知る範囲では。

実際姉の認識でも今まで友達がいた事も無いし、その上彼氏いたことがない。

最初は皆挨拶世間話をしてくれるが、気づいたら皆自分を嫌って距離を取っているという。

もしかして自分は、母からの育て方が悪かったからこうなったのでは?」

という、正直、今頃気づいたかという思いだった。


うちの母の口癖は「お姉ちゃん可哀想でしょ!」

たとえば私が姉よりいい成績を取ると「お姉ちゃん可哀想でしょ!」と姉に恥をかかせたことを謝罪させられる。

私が自分の部屋を掃除すると「お姉ちゃん可哀想でしょ!」と謝罪させられた上、姉の部屋も掃除させられる。

こんな感じだから姉は「私可哀想」の立場に立てば、いくらでも我が通せると思い込んでいる嫌な奴に成長した。

家庭内だけならまだしも、学校職場、どの場でもこれを押し通していた様だ。

当然、こんなネトフェミみたいな人間は嫌われるしか無い。


私はずっとこんな感じで被害を受けてきたか

「まあ、アラサーで気づいただけマシかもね」みたいな感じで遠巻きに聞いた。

そしたら姉が「こんなんじゃどこでも上手くやれない、そんな自分も嫌だから直したい。

自分を直すのを手伝ってくれ」などと言い出したので「絶対やだ」と即断った。


案の定姉は「なんで断るの!私は間違った子育て犠牲者なのに、可哀想と思わないの!?

みたいなことを言ってキレ出したから笑ってしまった。

「何がおかしい!」なんて言うから

「だからそうやって『私は犠牲者だ、被害者だ、言うこと聞け!』ってやるその態度が嫌われるんだよ」

と言ったら黙った。

「大体さんざんないがしろにした妹が引き受けると思う?」

と言うと、「他に話し相手がいない」んだってさ。正直笑っちゃった。そっか、アンタ友達どころか彼氏すらいないもんね……


お金払ってカウンセラーにでも聞いてもらったら?あんたの話を無料で聞く人間はこの世にいない」

と言ったら泣き出したので、そこで電話切った。

二度と姉の電話にはでんわー。

2023-06-08

恋愛だけ一切かすりもしない半生が身に染みた話

アラサー最近一人暮らしを始めたが、自分が意外と寂しがり屋であることに気づいた。

家に常に一人ぼっちでいるということは、適性がないと意外とつらいものだ。

家族仲がそれほど悪くもなく、それなりに日常会話をしていた家から出てきたからというのもあるかもしれない。


こうなると恋人同棲なんかをして一緒に過ごしたり、なんなら結婚なんかも考えたいが、これまでの人生でそういった浮いた話とは一切無縁だった。


自慢っぽくなってしまうかもしれないが、自分はいわゆる「陰キャ」に分類される存在だが、それなりに幸せ人生を送ってきたという自負がある。


かい病気けがはしたものの、なんだかんだ今まで健康で生きてきている身体を持っている。

友人は多いわけではないが、心から信頼できると胸を張って言える仲の相手が数人いる。

仕事中学生のころからあこがれていた業界に入り、出向という形ではあるものの、業界トップクラス会社で働き、年収も同年代平均より上。

趣味オタク的なものだが充実しており、休日は頻繁に出かけている。


しかしこれまでの人生、驚くほど「恋愛」というものに縁がなく、街中で見かけるいわゆる「カップル」などはどういった経緯でそのような関係になったのか想像すら追いつかない。


これで「自分恋愛には興味がない」などという人間だったら納得がいくかもしれないが、全然そんなことはなく、幼いころから思春期までもそれなりに片思いを重ねて、「恋人がほしいなぁ」などといまだにほざくような人間で、そのすべてを空振り続けてきたのである

たまにネット上などで見かける、「恋愛経験が無い奴は人気者やほとんど話したことない相手を狙ったり、高望みしすぎる」などという論説については、好きになる相手による話なので、あてはまるときももちろんあったが、クラスカースト的に自分と同格(と言っては相手に失礼かもしれないが)で、それなりに親しく話をするような相手だったこともある。

それでもたったの一度ですら成就するという経験を経ることはなく、現在に至ってしまっている。


もちろんこうなる原因は自分自分のいる環境に何かしら原因はあることはわかっている。

顔や身長など、体質の自分ではどうにもならない部分や、性格・身だしなみ・ファッション出会いの場などの努力次第でリカバリーできる要素など、思い当たることはたくさんある。

自分もいろいろ試して改善できないかと奮闘したことがあったが、実を結んだことはない。

どう変えていけばいいかなどという答えは、当然ながら恋愛には存在しないのである


思えばこれまでの人生、好感を得るだけであればそれなりに経験してきているが、「恋愛対象」に入った経験は無かったかもしれない。

もちろん、体感なので相手の方が内心では入っていたなんてことがある可能性も0ではないが、少なくともそれが伝わってきた経験は0だ。

親切に接する、それなりに楽しく過ごすといったことはあっても、相手から子供か老人と話しているような気分になっていたことであろう。

そんなだから好きな相手がいつの間にか恋人を作っていた経験も少なくない。


そんな人生を送っているうちに「学校」という「何もしなくても多くの出会いがある場所」を卒業してしまい、社会に出ることになった。

社会人生活の忙しさや、それと引き換えに得る金銭的、社会的な自由さを言い訳に、恋愛のことに目を向けるのを先延ばしにしてしまった。

これはそれなりに後悔している。

そもそも一人暮らしを始めるのが遅かったのもあるが、この年になって急に「寂しい寂しい」言い出してしまっては、気持ち悪いだけである


そうは言っても寂しいのは事実なので、パートナーを探したいが、周回遅れな現状では、何か行動を起こさなければ出会いがあるわけがない。

こんな時に友人を頼れればいいのだが、残念ながら類は友を呼ぶとでも言うのか、恋愛遍歴でいえば似たり寄ったりなので参考にならない。


結局出会いを探したいのだが、そう思うたびにこれまでの恋愛がかすりもしなかった人生が、「お前に恋愛は無理だ」と鎖のように巻き付き、一歩踏み出すのを妨害してくる。


誰でもいい、どうか背中を押してほしい。

大丈夫からやってみろと」という根拠のない励ましでもいい。

「こういう方法出会いが探せるぞ」という具体的なアドバイスでもいい。

「似た経歴だけど自分はこうして恋愛ができた」という実際のエピソードでもいい。

どうか一歩を踏み出すきっかけを作ってほしい。


強がるのはやめて、「寂しい」「恋愛したい」と声をあげるから、助けてほしい。

これまでの人生での恋愛を取り戻すなんてことは無理でも、これから人生希望を作ってほしい。


追記

大した理由もなく伏せてたけど性別の話が出てるので、男です。

パンツうんこ

アラサー女なんだけど、ちゃんと拭いてるつもりなのに時々パンツうんこが付く。

そういう時は洗濯機に入れる前に手洗いするんだけど、洗いながら“社会人の女がパンツうんこ付けるって何よ…”とすごく落ち込む。

でも多分パンツうんこ付けてんのわたしだけじゃないよね?きっと結構みんな時々ついちゃうもんだよね?

anond:20230607232437

勝手な説得な気がするけど良い文章

私も友達の1人がアラサーになってからやたら細かいことにイライラするようになったのが気がかり

彼女妊娠した

という訳で近々お互いの実家に報告を兼ねて婚姻届サインもらいに行く必要がありそう

幸いお互いアラサー定職にも就いているので反対はされないと思うが、どう話を切り出したものか困っている

既婚増田助けて

 

-追記-

まずは妊娠を伏せて籍だけ入れちまうのはなるほど

腹が目立つ前に予定調整出来るかが鍵だな……

ジューンブライド目指して頑張るか

anond:20230608015756

なかーま 仲間 アラサーじゃなくてアラフォーなことはちがうけど

なんか壊れたの治ったけど再ストレス負荷テスト(そんなものはない)受けてるようだ

処方薬のんストレスに耐えてたら夜中空笑がとまらなくてびっくりした

みてた家族は引きつつ無視された。つら

メンヘラアラサー復活!!

前職で自殺寸前まで行ったけど何とか回避出来た。

その時が人生の中で1番メンタルがやばかった。

その時の自分気持ちを吐き出す場としてはてブを選んだ。

そんなこととてもじゃないがSNSでは発信できない。

そんな訳で死にたいだのなんだのが未だにはてブサーバーに残っている。

その後転職をしてある程度精神に余裕が出来てきてからはてブに来ることは無くなった。

メンタルが安定している時の発信はSNSに乗せても誰も不快にならないから。

でも最近またメンタルがやばくなってきた。

またはてブな戻ってきてしまった。

よろしく底辺ども。

死ね死ね

くそくそくそくそ

バカバカバカ

死んでくれ。

ちょっとキツすぎる。

何が不満なんだ。

じゃあどうすれば良かったんだ。

2023-06-07

脱毛するお金がない。

流石に脇毛はどうにかしないと、、。

とおもいつつ、事情があり、お金がない。

こんなお金も出せない自分が情けない気もする。

アラサーなのに、洋服プチプラ多めだし。

もっと努力して、お金稼ぎたい。

anond:20230604131352

結婚して子供産もう派、「なんとなくパートナーは80歳くらいまで生きる、子供大学卒業したら自立して一人暮らしをし、アラサー結婚、孫ができる、自分子供の手が離れ夫婦悠々自適生活最期は孫や子供に囲まれ死ぬ」みたいな超うまくいった未来しか想定してないハッピー脳多い

2023-06-05

田舎高校に通っていた頃の思い出


昔のことに整理がついた。いつもお世話になっているはてなで語りたい。

ちょっと長くなるけどごめん。ピュア気持ちが赤裸々に表現されているなんてことはないので安心してほしい。若かりし頃の日記を見ながら書いている。

かつては花の高校生だった。今はすっかりアラサーが身に付いている。

地元の小中学校卒業してからは、家からキロほど離れた高校に通っていた。進学理由は、そう、友達三人がその高校を志望していたから。制服もかわいかった。だから私も志望した。今思えばその程度の理由だけど、自分には大事なことだった。

偏差値が高い学校ではなくて、みんな専門学校かに行く感じの、ごく平凡な高校だった。同じクラス大学に進んだ子は5人もいない。そんな中で、晴れて高校生になった私は、コンビニアルバイトに挑戦することにした。同じクラス女子アルバイトをしている子は少なかった。早く大人になりたかったのもある。

七月の始めだった。近所のセブンイレブンに応募した。夏は暑くて元気が出ないから嫌いで、新しいことを始めたくはなかった。けど、上の友達の一人がどうしても同じお店がいい!! というので、一緒に挑んでみることにした。

60才ほどのお爺さんがオーナーで、二人一緒に面接を受けたのを憶えている。パイプ椅子に座って面接を受けた。それで、志望動機を聞かれて、私は「社会勉強したいです」と言った。お小遣いが欲しかったのが本当だけど、別に嘘はついていない。

友達のMちゃんは、「タウンページを見て応募しました!!」と言っていた。「タウンワークのこと?」とオーナーに問い返されて、隣の部屋の大学生達が大笑いしていた。ほかにも同じくらいの時期にアルバイトで入った子達がいた。



八月頃だった。働いていて、ある男性に気が付いたのは。

その人は、がっしりした体形で、作業服を着ていた。あまり汚れはない。夏頃は薄い緑の作業服で、冬になると白い作業服の下からワイシャツネクタイが覗いていた(作業服の下にワイシャツを着ている人がいるよね。わかるかな…? 建設コンサルタントみたいな)。黒いカバンを持っていて、手のひら大のキイロイトリストラップひとつ付いていた。

ある時だった。その人のレジを受けたのが何度目かの時だ。私がいるレジの前に来た時、「こんにちは」と声をかけてきた。その時、私はどうすればいいかからなかった。ひとまず「こんにちは」と返して、何点かの食料品バーコードを読み取っていった。

レジ袋を渡す際、少しだけ手が触れた。変な感じがして手を引っ込めた。

その後も、その人は週に1,2回は私のいるレジに来た。その度に、「こんにちは」や「こんばんは」と挨拶をする。私は黙ってることにしていた。挨拶は返さない。マニュアルにないのもあるけど、なんだか変な感じがした。

ほかのアルバイトの子は、みんな「落ち着いてる」とか「男らしい」とか言っていて、でも私にはわからなかった。嫌な人じゃないとは思っていた。

その人のことをMちゃんに話してみた。すると、Mちゃんも同じように挨拶されているとのこと。そういう人みたいだった。彼女は、ちゃんと男の人に挨拶を返していた。何度か見たことがある。Mちゃんと一緒のシフトになることは珍しかったけど、作業服男性(当時の苗字を取ってKさんにする)に「こんにちは」と挨拶されると、「こんにちはー!!」と元気に返していた。

Mちゃんは人気があった。はつらつとしたキャラクターの子だった。30才になった今でもかわいい。異性にモテる子で、小柄で明るくて元気だった。不細工ではない。本当にいい子だった。



八月の終わり頃だった。生まれて初めて美容院に行った。当時実家には、両親と私と弟がいたんだけど、毎回千円カットだった。弟はスポーツ刈りで、私は簡単なボブカットだった。Mちゃん小学校の時から美容院に連れて行ってもらっていて、うらやましいと思っていた。

で、私も晴れて、初めてもらったお給料美容院に行ってみた。当時の私は物を知らない子だった。美容院にかかる料金も知らなかった。恥ずかしくて友達に聞くこともできなかった……。

入口では綺麗な人がこっちに来て、「初めてですか?」と聞かれた。緊張しながら「カットお願いします。ブローなしで」と言った。Mちゃん受け売りだった。「シャンプーしますか?」と問い返されたので、「お願いします」と伝えた。

こうして私は、まるで違う人になったみたいなショートヘアを手に入れた。料金はシャンプー込みで五千円だった。

それで、次の土曜の昼にコンビニレジをしているとKさんがやってきた。彼の順番がくると、「ん!?」という声が店内に響いた(はずだ。さすがに記憶あいまい)。ちょっとびっくりした。

増田さん、髪切った?」

どうしようかと思った。まだ、親以外の誰からコメントをもらっていない。なんだか怖くなって、「はい……切りました」って小さい声で答えた。そうしたら、

「似合ってるね!!」

と、Kさんは言うのだ。自信満々の目つきで。

あの頃は、Kさん特殊な人だと思っていた。まだ16年しか生きてなかったけど、彼のような人を見たことはなかった。でもその時、理由がわかった気がした。彼を特殊だと感じた理由が。

瞳だ。力強かった。当時、私と同じクラス男子はもちろん、周りの大人や、教師でさえあんな瞳の人はいなかった。Kさん目力ダントツだった。

ありがとうございます…」

途切れ途切れだったと思う。恥ずかしいけど、嬉しかった。レジの中で私は小さくなっていた。心臓の音が大きくなってきて、震える手でKさんが選んだ商品を読み込んでいた。お釣りを返す時に、緊張のあまり10円玉を床に落としてしまった。急いで拾って、拭くのも忘れて返した。



土日のどちらかで、Kさん接客をすることが多かった。

別に、その人に会うためでは全くない。そんなことは全然ない。ただ、雇用契約書を交わす時のオーナーとの約束で、「平日は2日と、土日のどちらかにシフトに入る。お盆正月シフトに入る。試験間中休み」という約束を守っていただけ。

月に何度か、Kさんは話しかけてきた。他愛のない話で、10秒くらいで終わる。ほかの話しかけてくる男の人と違って、こちらが返しやすい問いかけや、共感を呼びかける言葉が多かった(雨が多いね、名札が曲がってる、ゴキブリ死体が落ちてる、会計金額が2000円ぴったりとか)。

和やかな日々が続いていた。学校勉強は難しくなかった。偏差値が高くないところだった。風紀が乱れているとか、そういうことはなかったけど。制服を着崩す人は少ないし、部活動をやってる人もたくさんいた。女の子可愛い、ということで有名な広島県東部公立高校だった。思い出話が多くなってごめん。こんな時しか話せる機会がないので許してほしい。

その年の冬だった。放課後にMちゃんから相談を受けた。夕日が教室を照らしている時間帯で、ほんのりとまぶしかった。Mちゃんと一緒にやっている文化部活動が終わった後だった。彼女自分の机に座っていて、私は自分椅子をそこに移動させていた。

Mちゃんカバンの中から取り出したのは、手紙だった。薄い青色封筒だったと記憶している。小さい便せん2枚に渡って手紙が添えられていた。

「これ、あの人からもらった」

とMちゃんが言った。Kさんのことだ。話を聞くと、一昨日の夜にKさんコンビニに買い物に来て、帰り際にMちゃんに渡したという。それで、Mちゃんは受け取った。

もやもやとしていた。何かが燃える感じが、ぶすぶすと胸の奥から込み上げてくる。あの時、私の表情は歪んでいたかもしれない。へんな感情だった。心臓から血管へと、血液が流れ出ている感じがわかって、心臓から流れ出たその血が体の中を巡っていった。そういう感覚があった。

増田さん。これどうすればいい?」

「あー、はいはい。うん。すごいね。知らんよ。好きにすれば」

気持ち言葉で表すとこうなった。

そのまま席を立って、教室を出て、靴箱まで下りるところの階段で涙が込み上げてきた。別にKさんのことが好きなわけじゃなかった。当時、私に「付き合ってよ」と告白してくる男子もいた。Kさんはただのお客さんだった。何の感情もない。本当だ。

今思うと、わかる。女として負けたのだ。Mちゃんに。だから気分がもやもやした。当時は「女としての負け」という考え方はなかった。でも、心の中で感じていたのは、まさにそれだった。

コンビニを休むようになった。それまでは試験間中しか休んでなかったけど、行く気がしなくなっていた。休んでいる間は、別に普通だった。学校は楽しかったし、部活は週に二回しかなかったし、それ以外の日はまっすぐ家に帰っていたし、稼いで貯めたお金好きな音楽漫画雑誌に使っていた。

美容院には通い続けていた。三ヶ月に一度。何度もお風呂で髪を洗っていると、セットしてもらった髪がシワシワになる。そうなったら行くことにしていた。周りのおしゃれな子に合わせて、大人の女性が読むような本も買った。



高二の梅雨時だった。Mちゃんコンビニを辞めると聞いたのは。マクドで、同じ中学出身のみんなで騒いでいる時にMちゃんがそんなことを言った。別に理由はないらしい。

そんなことはないはずだ。だって、冬頃からMちゃんは太りだしていた。以前はスラっとしてこぢんまりしていたのに、今ではすっかり丸くなっていた。お腹が出ていて、制服を着ていても目立つ。以前はハムスターだったのに、今はチンチラだった。

Mちゃんが「オーナーが困ってるよ」と私に言った。ほかにも欠員が出て苦しいらしい。もう何ヶ月も休んだし、そろそろ出てみることにした。

Kさんは、やっぱり週に何度か来店していた。冷凍食品ホットスナック炭酸水ビールを買っていく。最初は「久しぶりだね」と聞いてきたので、「はいお久しぶりです!」と作り笑いを返した。

昨年入った高校生は、みんな辞めていた。先輩の大学生やパートさんに聞いてみたけど、そんなものらしい。オーナーは「働くという行為に耐性がつく子が少ない」「もっと楽なアルバイトを探す子も多い」と愚痴をこぼしていた。

それからKさんと話す頻度が増えていった。前よりも話すのが楽しくなっていた。Mちゃんが辞めて気分が楽になったのも正直ある。

その夏だった。一度、ファッションカラーというのをしてみたかった。夏休み限定で。完全に金髪にするんじゃなくて、線状にスッと部分的に染めるのをしてみたかった。

馴染みになった美容院に行って、当時流行っていたロングヘアの横髪の方に金色ラインを入れるのをやってもらった。後ろの毛先もちょっと染めた。

次の日、コンビニレジを受けているとKさんが入ってきた。土曜日で、ジーンズTシャツラフな格好だった気がする。

増田さん、今日どうしたの。金色じゃん」

はい。変えました」

「うん、うん。変わってるね」

「どーですか?」

「似合ってるね!」

この時、息がしにくくなって、左手を前に出して2,3回すばやく振った。小さい声で会計金額を告げて、お札を受け取って釣銭を取ろうとしたところで、また落としてしまった。お釣りを拾う時、休日だったので当たり前だけど、Kさんカバンを持ってないことに気が付いた。キイロイトリ(リラックマ…)のストラップを思い浮かべて彼の前に立った。

Mちゃん気持ちがわかったかもしれなかった。何も言わずにお釣りを返した。Kさんはほんのり笑っていた。2023年の今と違ってマスクをしていない。朗らかな笑顔だった。懐かしい。

でも、怖い時もあった。同じ年のことだったけど、私は中年のお客さんに怒られていた。声が聞き取りにくくて、タバコ選びに二度も失敗したからだ。Kさんレジの三番目に並ぼうとしていた。

ずっと怒られ続けていて、ようやく終わるかと思ったけど、やっぱりまだ続いていた。すると、Kさんが割って入ってきた。「すいません。あと二名ほど並んでるんですが」とフォローしてくれた。

でも、その中年のお客さんはキレてしまった。「兄さんは関係なかろうが。おい!!」とヒートアップしてた。「関係あるでしょ」とKさんが返していた。

かに店員もいなくて、話のやり合い(ほとんど平行線)が続いている中、いきなりだった。Kさんが「あぁ!!?」と怒鳴ったのだ。彼はおじさんにこんなことを言っていた。

「さっきからお前、つまらんことをグチグチグチグチと……俺はのう、お前に手を出そうとするんを、ずっと我慢しとるんやぞ!!」

「……兄さん警察呼ぶよ」

「呼べ!!」

「……」

おじさんが退散すると、Kさんバツが悪そうにしていた。ほかの子応援に来たので、私は向こうのレジに行った。



もうすぐ高3になる頃だった。変化があったのは。

Kさん手紙をもらった。夜9時くらいで、お客さんもほかの店員も誰もいなかった。会計を終えた後で、「増田さん、増田さん」と声をかけてきて、カバンの中から手紙を取り出した。

何も言わずに受け取って、家に帰って読んでみた。以下内容。

増田さんはよく動いていてすごいと思う

・どんな人なのか知りたい、食事に行きたい

・今年中に引っ越すのでその前に

・興味があるならメールがほしい

・興味がない場合は返信はいらない

当時は彼氏がいた。初めての彼氏だった。同じ学校で、お調子タイプ男子だった。

そこまで好きではなかったけど、告白されて悪い気はしなかったし、嫌な人でもないから付き合っていた。クラスの中でも悪い立ち位置の子じゃなかったのもある。

ある夜、その彼氏Kさんとを心の中で比べてみた。別に、どちらがいいとか結論は出なかった。いや、見た目も中味もKさん圧勝なんだけど、今の彼を嫌いにはなれなかった。それで、交際中の人がいる以上は、Kさんに何も答えない方がいいなって思った。

もし仮にKさんと会ってみて、一緒にご飯を食べて、もし仮に告白とかされて、付き合いはじめたとしても・・・・・・すぐにフラれるだろうなって、ベッドの中で思った。

Kさん雰囲気が優しそうで、見た目も悪くない人だった。ほかのアルバイトの子も皆格好いいって言ってた。自分相手にされない、付き合ってもすぐに幻滅されると思った。



高3に上がってからも、これまでどおりKさんとの関係が続いた。私のいるレジに並んで、たまに会話をする。天気の話が多かった。あとは、私のメイクとか、髪型とかが変わった時は気づいてくれた。ほかのお客さんがいない時に限って会話をしていた(迷惑になるから?)。

当時、高校を出た後の進路は美容専門学校を考えていた。そこまで大した志じゃない。高校入学した頃は、見た目が『じゃが芋』だった私も、メイクファッションを覚えてだいぶましになっていた。『メインクーン』になっていた。

自分でいうのはどうかと思うけど、本当に私は変わったのだ。高1の時の写真と高3の時の写真を比べると、じゃが芋から進化した存在になっていた。別人みたいだった。

その年の秋になると、第一志望の専門学校に入るために、コンビニの隣にある地域集会所で毎日勉強していた。いつも親が仕事帰りに迎えにきてくれる。当然Kさんと会うことはできず、悶々とした気分になった。

入学試験ちょっと前だった。集会所を出て、お腹がすいていてコンビニに何かを買いに行こうとしていた。すると、ちょうどKさんがお店から出てきたところだった。自転車に乗ろうとしていて、コンビニ駐車場に入った私を呼び止めた。

お疲れ様です」と声をかけてきて、私も「お疲れ様です」と返した。「今日寒いね」には、「本当寒いですね」と返した。「元気そうでよかった」には、「はいめっちゃ元気です!」と返した。泣きそうだった。嬉しかった。

その時、Kさんが「増田さん。俺、今日最後なんだ」と手短かに言った。「今週末に引っ越す。今日コンビニ最後から。じゃあ、元気で」と、Kさん自転車に乗った。

私が「こちらこそ、ありがとうございました」って言うと、「増田さんはい社会人になると思う。もし、大人になってどこかで会うことがあったら何か奢る。約束な」って、自転車に乗って私の家とは反対方向に駆けていった。



あれから十年以上が経った。今は結婚二年目で、生活に慣れてきた頃だ。子どもはまだいない。そろそろ社会人として復帰しようかと考えている。コンビニで働こうか、それとも昔いた会社契約社員ポジションを探そうか思案している。

実は、あの別れの日から数年後にKさんに会うことがあった。当時の私は、美容専門学校卒業した後、都会の方で美容とは関係のない仕事に就いていた。求人情報誌への掲載営業で、とある喫茶店に出入りしてたんだけど、ある日そこでKさんサンドイッチを食べているのを見た。その時は、作業服じゃなくてスーツだった。後日聞いたところだと、会社からの出向で政令指定都市に赴任しているとのこと。

お久しぶりです。元気でした?」と声をかけてみたけど、Kさんちょっと悩んだ様子だった。かくいう私もメイクが濃すぎたし、髪も長くなっていたから、気づくのに時間がかかったみたいだ。向こうも驚いてたっけ。やっぱり優しそうな雰囲気で、笑顔がまぶしかった。あの日約束どおり、後日ご飯をおごってもらった。

この日記を書こうと思ったきっかけは、早朝に旦那を送り出した後で、昔の自分を思い出したからだ。玄関で、旦那カバンに付いているぬいぐるみストラップを眺めていて、思うところがあった。

とりとめのない内容だったけど、以上になる。最後まで読んでくれた方がいたらうれしいな。

anond:20230604131352

アラサーくらいなのかな?社会に反撃したつもりになって気分良くなってるのかも知れないけど、40超えるとマジで狂うよ。

2023-06-04

結婚してから転職成功って難しい気がする@地方都市

地方都市在住30歳男性 県外に進学してUターン就職した。

少子化克服のラストチャンス世代

アラサーになったこから自分の身の振り方を考え始めて、転職に目を向ける人は少なくないと思う。

ただ、個人的転職を決意するハードルになっているのが、配偶者キャリア形成だ。

地方都市においては、職種は選ぶことができても職場はえり好みできるほど数がない。

したがって、転職を考えたときに取れる選択肢

収入減かキープ程度を覚悟して同じ街で同業の職を探す

・思い切って別業種を探す

・引っ越す

となる。とくに収入を上げたり大きな仕事をしたいとなれば「引っ越す」可能性が高くなるし、実際に周囲にその選択をとった人もいる。

引っ越すとなれば配偶者仕事にも当然影響するから転職ハードルは高くなる。

だって子供を何人育てるかとかも考えるでしょ?

現状は共稼ぎ世帯多数派にもかかわらず、職を変える選択肢が取りにくくなってしまう。

これが東京大阪大都市であれば引っ越さずとも何とかなるんだろうなと想像してしまう。

一方で政府

地方創生

少子化解消

・職の流動性アップ

あたりは目指していて、残念ながらどれも現状からは遠いように見える。

で、社会がどうなってほしいかというと

テレワークサテライトオフィスの推進

地方間の移動コスト価格時間)の低減

・各地方産業メッカにする

 →トヨタ豊田にあって自動車王国IT企業シリコンバレー みたいな?

このあたりが継続して行われれば、転職ハードルが下がって給料上げることができてて子供産む見通しも立つんじゃなかろうかという話でした。

個人的にはこう思っているけど、実際は地元から出る気を起こさないまま過ごす人が多いだろうから、目論見通りにいかないんだろうな・・・。難しいね・・・

2023-06-03

未来希望があるうちにセックスがしたかった。

今、自分の将来は暗く、おそらく近い未来、およそ1~2年のうちにホームレスになるしかないんだろうなっていうぐらいに追い詰められているアラサーなんだけど、

そんな中、最近強く後悔しているのは、10代~20代の前半という学生時代やいわゆる多くの人が経験しているときに、もっと異性と話したりセックスできればよかったということだ。

まあ自分場合といえば、その頃から自分容姿や要領の悪さに自信があり、そんなどんくさい自分相手にしてくれる他人なんていないと思っていて、

人との接触を避けていたんだけど、今から思えばそれはまだマシな方だった。

今や、自分のようにずっと非正規明日生きていけるかわからないぐらいの低賃金仕事をし続けるしかない、いわゆる社会底辺相手にしてくれる他人なんていないのだ。

からもっと自分可能性が一応あるとされている時に、人と付き合うことができていたらと、最近強く感じるのだ。

どうしてこんな風になってしまったのだろう。

上の世代オタクへの不信感

アラサーオタクなんだが上の世代(40代くらい)のオタクに物凄い不信感がある。

小学生ながらゼロ年代のうちから2chを見ていたんだが、当時のオタク

ジャンプ漫画を見れば腐向けガンダムを見れば腐向け、少しでも女人気があるコンテンツはすべて腐向けでそれを読んでる男は恥ずべき。

みたいな風潮があって最悪だった。

ガンダムSEEDを見て腐向けとか言い出すの腐ってるのはお前らのほうやろがい。連中はBLEACHすら腐向けとか言ってた。

目が腐ってる世代だと思っている。

日本人女性にない魅力

チャーミングという要素が日本人女性にはない。

それはなにか?というとカワイイとカッコイイを掛け合わせた魅力だ。

俺は大学院に通って研究してるんだけど、海外から来た研究者の女性はこの魅力の要素を持ってる。

どんな魅力?というと朝大学に行って目が合った時に「ハァイ!」みたいにパァッと明るい笑顔で返してくれたり、頼み事をこなしたら「ありがとう」ウィンクしてくれたりする。

映画みたいな仕草だなと思うけどサマになってて憧れる。

日本女性カワイイを追及する人は多いがカッコイイに関しては無頓着だ。

若いころはカワイイだけで人生切り抜けていけるかもしれないけど、アラサーアラフォーになるとカッコイイという要素がないと痛々しいことになるのではないか

日本人女性チャーミングを身に着けるべきだと思う。

一部で炎上してる地下アイドルグループ

炎上してるメンバーアイドルにしては丸っこい&アラサーキワモノ特化グループか?と物珍しさで公式垢を見に行った

普通にイケメンを集めてるグループでした

なんでぽっちゃり混じってんねん

そもそもアー写4人中3人(ぽっちゃり含む)がイケメン寄りのイマイチというのは…

最近はあまり加工しないのが流行なのか

センスのある加工師を雇えないのか

それとも加工の限界なのか

動いてるの見たらイケメンなのか

地下アイドル事情さっぱりだからしかまれない

とりあえず活動無期限休止を発表した炎上メンバーが戻ってくることはあるのかだけ気になる

外資を辞めて日本事業会社転職したら天国だった

自分学校コンピューターサイエンスを修めてないし、新卒就職もしてない野良犬みたいな経歴です。しょうもないアラサーです。

Fラン大学文系を出て、理由もなく2年ニート、その後はバイトからはじめて、小さいソフトハウスに入るもパワハラで1年くらいで退職しました。

その後は夜中にサーバー再起動するIT土方をしていました。月の手取りは15万で何もできなかった。

その時にコロナでの案件崩壊と自宅待機が来ました。暇で仕方なかったので、流行りのクラウド資格をいくつか取り、しょうもないSIer転職

毎日やることは、しょうもないエクセル方眼紙スクショを貼り付けたり、全力でセルを結合することなどです。

他には、技術がわからないプロジェクトマネージャに、画面共有で5000文字くらいある設計書を半日かけて説明して、得られたもの句読点をずらすことだけだった時は、耳鳴りめまいしました。

しかしながら、自分技術はわかる方じゃなかったので、大流行クラウド資格や、国家資格とかも暇つぶしで取って、ちょっとわかるようにしました。

また、知識だけじゃどうしようもないので、慣れないGitHubを使ってOSSコントビュートとかもしてみました。ただのGood First Issueのバグ潰しでしたが。

こういうことをしても大して給料も上がらず、会議中にAPEXの音がするプロジェクトマネージャの方が評価が高かったのは虚無でした。

彼のAPEXの音をBGMに、転職サイトへとスムーズ登録し、外資系コンサル転職してみました。ここはいわゆるBIG4というところです。アーキテクトをすることになりました。

初め、貸与されたPCMacだったので、外資はいいぞと思ったのですが、MacでやることはWindowsのVDIに繋いでパワーポイントピクセルずらし、論点のない会議ばかりでした。

当たり前のようにコードは書けず、日々Office製品をいじり、顧客社内政治に巻き込まれながら、毎日7時から0時まで働きました。管理職はいつ寝てるのかわからない。

外資なのに社内のワークフロー日系企業並みに複雑、裁量はあるが、そもそも仕事量が多すぎるので実際ありませんでした。無駄LGBT環境への配慮研修が多かったです。

結局ここも前職のSIer仕事を煮詰めただけで、ストレスは上がるばかりだったので、すぐにやめました。給料は爆増したが、色々と失うものがありそうでした。

ここまでで、エンジニアリングにおいて邪魔もの顧客だということがわかったので、次はB to C会社事業部エンジニアになりました。給料は前職据え置き。

今の所たくさんコードがかけて、割と幸せです。この会社に入ってからOffice製品は一切触ってません、あれが悪いわけではないのですが、物には適切な使い方というものがある気がします。

今思うと、自分ものづくりが好きなだけで、顧客課題解決には全く興味がなかったと思います。昔は技術的なコンサルティングや技術営業などもやりましたが、作った後は金の切れ目が縁の切れ目で、作ったものがどう動いてるかは全くわからなかった。

また、前職と違い、事業部エンジニア基本的技術力がある人しかいないので、頑張ってきたつもりの自分でも毎日不足を感じていますしかもみなさん若いので尚更焦る。

これからは、ちょっとずつ頑張っていこうと思います

anond:20230602004018

「初めては好きな人とがいい」

そう思うなら、それでいいと思うけどね。

自分職場で知り合ったアラサー同士・初めて同士の相手とそのまま結婚したけど、何の後悔も無いよ。

anond:20230602004018

似たような感じで処女捨てたのが結婚してからアラサーやったけど、しか相手童貞やったからこっちが痛がったら萎えしまって半年ほど処女捨てられんかったけど、やったら相手に好きブーストかかるから手軽にカス男に捨てなくてよかったなって思ったで。

2023-06-01

地元の友人との乖離

自分就職を機に東京上京した、九州の片田舎出身アラサー女だ。

先日地元で行われた友人の結婚式に参列し、久しぶりに故郷の友人たちと顔を合わせて会話をした。

最初は近況報告をしていたのだが、その後は延々と「誰が今どうなっているか」という噂話だった。

顔も朧げな同級生離婚して帰郷していたり、ネズミ講親玉していたり、宗教にハマっていたりなんかどうでもよかった。他人に興味を抱きすぎだと感じたし、噂話として雑に消費される彼らに同情した。

それと同時に「私のこともこうやって雑に消費されてるんだろうな」と思ってしまい、自分のことを話すのが嫌になり早々にホテルに戻った。

私はこうやって昔の友人を無くしていくのだろうか。なんだか寂しい気もするが、惜しい気持ちは湧かない。

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