はてなキーワード: 教員免許とは
国立でとにかくどこかいければそれでいい勢があってそもそも教員養成課程からですら一般企業就職案外強かったりするからなあ
小学生の頃同じ班で給食食べてた友達が吐いたのがトラウマなんだと思う。別に吐瀉物がかかったわけではないし、自分にはなんら被害なかったんだけど。
一時期みんなで給食とるのが怖くて教師に事情を話して別室で1人でご飯食べてたし、拒食症みたくなってたし、不登校になってメンクリかかったこともある。
大学生になった今も未だに吐いてる人を見るのが怖い。
電車通学で結構な時間乗ってるんだけど、やっぱり電車だと体調悪そうな人もいるときがあるしマジで怖い。コロナで少しでも体調悪いと休むのが是という風潮ができて助かってる。嘔吐に限らず体調悪い人を見ると自分も影響受けてしまうタイプで、コロナ前の電車で何回か吐いてる人見ちゃって、自分ももらいゲロしたことある。めちゃくちゃ申し訳なかった。
教員免許とろうと思ってたんだけど教師って生徒が吐いたら掃除とかしなきゃいけないよな…ってなってやめたし、看護師とか駅員とか塾系とか介護系とかそういう職業も早い段階で選択肢から外したし、バイト先に困っても居酒屋はゲロ掃除あるからダメだし、サークルも飲みが激しいところはダメだなって思ってどこにも入らなかった。人生の選択肢が狭まる。
両親は全然体調崩さない人で元気だし私も割と健康だから今はいいけど、いつか親とか恋人とか友達とかが体調崩したとき私がそばにいたらちゃんと介抱できるのかとても不安だ。私もへたり込んでしまうかもしれないし、もしかしたら逃げてしまうかもしれない。なんて薄情な人間だろう。怖い。
どうしたらいいんだろう。
なんで優位かわかりますか?
産業が少ない地方はね、地方に残ろうと思ったら公務員か地銀しかないんですよ就職先が。
地方国立大卒の地元志向優秀層が行政職、警察、消防、教員どれか選ぶの。
地方国立は偏差値は低めなところも多いけど、一応5科目センターで必須とされているし
何度も言うけど、いろんな理由で地方から出られないからやむを得ず地方公務員である教員になっているの。
それなりに優秀な層がいるから、地方の公立学校はそれなりに優秀な層を育てられるの
首都圏では教育に理想があるよい学歴の人は、私立の教員になっていることが多いですよね。
首都圏ではFラン私立でも倍率も低い首都圏の公立学校の教員になれたりしてないですか?
センター試験で5科目勉強できるわけでもない、下手したら分数もできないとか言われている層の大学を出た知人が教員免許取ってたよ。
最近起きている、掛け算の順番問題とか、なんでこんなので×つくの?みたいなレベルのあほな採点
・・・・まともに教えられるんですか?
地方はこのような不幸な事情が理由で、今のところ教育レベルを維持できているけど少子化で仕事があるから、優秀層はどんどん都会に出ているよ?
ADHDが「契約を適切に理解できない人」って言われてるんだよ? 俺が取った修士号はどうなるの? 教員免許は? 教職はどうなるの?
ADHDが「契約を適切に理解できない人」って言われたら,俺みたいな人たちは教職に就く能力を否定されることになるよね? 契約を理解できない人が,大学院に行ったり教員に採用されたりするなんてできるわけないじゃん。
AVに出演するのも教員として採用されるのもどっちも契約だよ。片方の契約能力が欠如してるなら,もう片方の契約能力も欠如してるってことになるでしょ。AV出演契約を適切に理解できない人が,なんで雇用条件通知書や職務規定や学習指導要領を適切に理解できることになるんだ?
逆に言うと,俺たちみたいなADHD当事者が教職に就く権利と自由を守るためには,AVに出演する権利と自由も守らないと駄目なんだよ。
俺はAVなんて興味ない。だけどADHD持ちの就労の権利と自由には興味がある。俺たちはどんな職業にだって就くことができるはずだ。それを否定しようとするのは俺たちへの差別だ。絶対に受け入れられない。
そんなにもらってんの?!って正直思った。
重要な仕事なのはわかるよ。わかる。なくてはならない。わかる。でも誰でもできるんだよなあ現状。
何なら高校生のほうがうまくやれるかもしれない。
頑張ってるのはわかるよ。なんか色々やってるね。うん、頑張ってる。でも求めてないんだよなあ。全体的にピントが外れてる感じがすごい。
マニュアルなくて対立して困るんだよね笑、はバイトマインドなんだよ。事例とか踏まえつつマニュアル整備しましょうね、が「正規」の仕事じゃない?
バザーとか授業参観とかさあ。求められていないことをわざわざやって、こんなにやってるのに給料が低いのはおかしいっていうのは違くない?
補助金ぶんどったのは大変偉いし事業所も助かったのだろうけど、指導員の仕事として評価される部分ではないよね。
最初に言ったとおり学童自体は重要で必要だと思うんだよね。よりよくするための予算ならどんどんつけてほしい。
例えば学童を補習塾的に使うために、教員免許をもった講師を巡回させますとかさ。
学童に通う子は両親が忙しく家庭環境に不安がある場合も多いからカウンセラーを配置します。
ぜったいに必要だけど誰でもできる仕事っていくつもあって、そういう仕事はどうしたって賃金上がりようがない。
ここで突然持論なんだけど、そういう仕事が低賃金なのは割り切って、ワークシェアリングで一人あたりの負担を減らす方向に舵を切るべきだと思う。
重要な仕事なのに少人数に負担がかかるの怖すぎでしょ。誰でもできるんだからできるだけ多人数で取り組んで、万が一のバッファを増やしたほうが良い。
記事の人が余計な仕事増やして手取り20万ももらってるから人が増やせないんじゃないの?12万のパート二人にしたほうが良いよ。
結構な有名進学校に通っていたのに受験に失敗し、その喪失感があまりにも大きく、周りの友達に見下され、今思えば必要以上に自暴自棄になって、殻に閉じこもって大学生活を過ごしてしまった。
引きこもりというのは少し語弊があるかもしれない。生真面目な性格だったので授業にだけは通っていて、でもそれ以外のことは本当に何もしなかった。
当然友達もできず、コミュニケーション能力もまともに育たなかった。
教員免許のみ取得して、でもあまりにもコミュニケーション能力がなく教員としてやっていくのが怖すぎて、
コミュニケーション能力がない究極の指示待ち人間なので会社に多大な迷惑をかけたが、なんとかクビにはならなかった。
ただ、仕事へのやる気はなかった。
私の友人はもれなく名だたる有名企業に入りバリバリ働いており、大学受験に失敗し就活すら逃げた私のコンプレックスは増すばかりだった。
もう一度みんなと同じ土壌に乗りたいと遅ればせながら思ってしまった。
だが、こんな状態の私を雇ってくれる有名企業はもうない。案の定転職活動は難航した。
そんな折、半年前に、大学時代も唯一交流の続いていた友人からLINEが届いた。
その友人は大学卒業後数年ニートをしていたのだが、ついに一念発起して国家公務員専門職試験を受け就職が決まったとのことだった。
私の心は揺らいだ。
私もそうなりたいと強く思った。
今の会社はまあまあなブラックなので、国家を目指すとなればやめるしかない。
周りは反対した。
お前にできるはずがないとか、専念して勉強して落ちたらどうするんだとか、めちゃくちゃ言われた。
でも、私は辞めることにした。
私は大学時代、何度も死のうとした。勉強しか無かった人生なのに勉強で失敗して、この先の社会で適応できるわけなんかないと何度も何度も絶望して泣き叫んだ。
大学時代は、自分は30になったら絶対に死ぬんだと固く心に誓っていた。
その思いは今でも変わらない。
ならば、最後に思いっきり挑戦して、だめなら死ねば良いじゃないかと思った。
結局、逃げているから辛いのだ。逃げているから、諦めがつかないのだ。まあ、これは性格によるかもしれないが。
負けるならちゃんと負けようと、心に誓った。
私の夢はぶっちゃけこれだ。
本当にやる気のかけらもなく仕事頑張れない人間なので、正直何もしたく無い。
おまけに19歳の時に発達グレーゾーンということがわかり、だいぶ人生終わっていることがわかった。
これはまあ、頑張った。
次に学生時代にその科目の塾バイトをして金を稼ぎ、経験値と金を貯めた。ちなみに無趣味だったので学生時代のバイト代は全て貯金に当てた。300万くらい貯まった。
そして適当に就活して適当に働き、無能社員として5年が経過した。あんまりにもやる気がないので干され気味で暇なので簿記2級と英検準一級を取った。
今は実家で暮らしており、給料のほぼ全額を貯金しているのでもうすぐ貯金額は1300万を突破する。
ここまで全て計画通りだ。
多分何とかなるだろうと思う。
私の夢はぶっちゃけこれだ。
本当にやる気のかけらもなく仕事頑張れない人間なので、正直何もしたく無い。
おまけに19歳の時に発達グレーゾーンということがわかり、だいぶ人生終わっていることがわかった。
これはまあ、頑張った。
次に学生時代にその科目の塾バイトをして金を稼ぎ、経験値と金を貯めた。ちなみに無趣味だったので学生時代のバイト代は全て貯金に当てた。300万くらい貯まった。
そして適当に就活して適当に働き、無能社員として5年が経過した。あんまりにもやる気がないので干され気味で暇なので簿記2級と英検準一級を取った。
今は実家で暮らしており、給料のほぼ全額を貯金しているのでもうすぐ貯金額は1300万を突破する。
ここまで全て計画通りだ。
多分何とかなるだろうと思う。
島根大学教育学部に入学。陸上部に所属し、長距離選手だった。しかし、大学は3年で中退した[8]。
中退の理由は、父と同じように教員免許を取っておけば仕事に困らないだろうという考えはあったが、周りの学生たちのように頑張りたい目標が無かった。
2019年3月6日、初の単独ライブ『ブルゾンちえみ本能ライブ~記憶のこたえあわせ~』(東京・赤坂 草月ホール)を開催。この単独ライブが、達成感を得た一方で、こういうエンターテインメントをやりたい、こんな私を見てもらいたいと思って、自分でお金をかけて用意してライブをやったのに、実際にはテレビの仕事中心でお金を稼いでいるので、これじゃ仕事ではなく趣味じゃないか、このままでいいのだろうかと違和感を覚えた
4/15 行列のできる法律相談所に出演
「情報」免許なしで教える公立高校の教員 全国で1100人超 | NHKニュース
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220202/k10013461891000.html
BIFF 平成17年教員免許の取得課程や採用制度についてのWG議事録。10ページ目くらいで現行制度の効果測定の有無を問われて異常な発言し始める文科省の方々。。https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/old/minutes/wg/2005/0712/summary050712_01.pdf
d0id0i BIFF氏の参照した文部科学省の議事録、正直すごすぎて震えた。日本の教育制度ってこれで運用しているのか...
いや、なんでその議事録で文科省の方がおかしいということになるの…
同じ世界に生きてるようで、本当に見えてる世界が違うんだなあ。
単にあんたら、前川氏が嫌いだから何もかも揚げ足を取ろうとしてるんじゃない…?
議事録が話題になった当初は、前川氏に言いがかりをつけているワーキンググループの方がよほどおかしいと指摘されてたよ。
前川喜平氏 発掘された12年前の「笑ってはいけない議事録」が話題に - Not-So-News
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/nots.hatenablog.com/entry/2017/07/26/120000
bottomzlife いや、これどう読んでも「教員の適格性」というものを"科学的に"定義できていないWG側がおかしいだろ。そりゃ官僚も定義を示せとキレるわ。大阪の「校長民間化」とおなじ当時の流れでしょ?結果大失敗してるんだが
is11045 これは今の加計問題と同じで、小泉竹中の規制改革の旗竿に乗っかって内閣府が文科省の制度改革に踏み込んできたので、前川としてはその議論の土俵自体をひっくり返そうとした訳で、背景まで見て論評すべき。
masgaram このやり取りだけだと文科省がまともで、委員が曖昧な要求をしてるようにしか見えない。全員同じ制度で教員になるなら、効果的かどうかは現状のその制度だけのデータからは分らないだろ、理性で考えろよ
abtendon 全文の要約。「俺が薬を出してやる」「どこか悪いんですか?」「どこが悪いか決めてやる、データ出せ」「なんのデータですか」「それはお前が決めることだろ!」「??」「地方自治法のエビデンスを出せ!」「??」
egory_cat 現行制度で特に問題がないのなら、現行制度のままでいいに決まってるだろ。「いや違う、問題がある」と言うのなら何が問題なのか挙げてみろと言われるだけ。
HarYos この文章を読む限りWGも文科省をやり込めるのが目的で、具体的に改革しようという気はサラサラないように見える。データだしてよ、何を出すかはそっちで決めてよ、じゃあ。もっと文脈を見ると色々あるのか?
yas-mal 福井氏の言う「効果測定」の意味がさっぱりわからない。新しいものを導入したときに効果を見るのが効果測定だよね?…現行制度の「効果測定」って何?何との差分を見ろと言ってるの?
son_toku 現行制度のエビデンス出せっておかしいでしょ。今の制度に決まったのはきまった当時のオーソライズがあるんだから。何もかもエビデンス(特に数値的エビデンス)によって決められるなら何も苦労はない。
siomaruko 流し読んだが前川氏の対応は至極まっとう、WGこそ論理的科学的に物言えば?て印象。12年前て安倍が愛国心だの美しい国だの過激な性教育がどうだのとわけわからん愛国電波発しながら教育現場に圧力かけだした頃だっけ
aramaaaa まるで冷静な学者に詰め寄られる官僚みたいな扱いだが、福井って言うのは元建設官僚、安念は弁護士で二人とも教育はまったく素人。こんな連中が教員免許制度改革をぶち上げてたのも恥ずかしいばかり。
kyoto117 「養成制度や免許制度の効果測定について、実証的で科学的なもの」とは?それを文科側で考えて提示せよってエスパーかよ。別にできんことはないと思うが、そんな暇ねえし、そのままにしたらやらされる。辛い。
snobbishinsomniac 今の教育制度は戦後の教育改革に端を発するのに歴史的文脈もわきまえない素人とは話が通じないというだけ。世の中のあらゆる資格についてエヴィデンスを求めるのか。/役所の職務の正当性は法令で担保されてる。
kyo_ju 福井秀夫とか最近だと八田達夫とから辺のまともな理屈が通じない幼児的全能感に溢れた連中相手に毅然と応戦して偉いとしか言えんが。
udon-muscle そうは言っても世の中の制度が全部根拠があってやってるわけじゃないからなー。前川さんだってそんな事俺に聞かれても知らんとしか言えないだろう
sfken 教員免許制度をなくした場合の影響というエビデンスなんてどこかにあるものなんだろうか?ポル・ポト政権とかか?専門家の教育の取止めというドラスティックな案出すならそっちこそ根拠必要なのは当然では。
youkass912 ワーキンググループとか諮問会議の類は、素人がそれまでの経緯を知らずに結論ありきで詰問するので、官僚としては抵抗するだろう。この会話の是非も、委員らの「導き出したい結論」によるのでは?
t_massann 教員免許の試験の効果があるかないかを本当に議論しようと思ったら、免許を持たない人に教員になってもらって比較しないといけないんじゃないかな?これで前川さんがおかしいということになるの?
rauman-men 「自動車免許取っても事故や違反する人がいるじゃないですか。運転免許って意味あるんですか?何を根拠にこの制度を信じてるんですか?エビデンス示してください!」ってぐらいの難癖。
p_r_party いやーこれ分かる!前川氏の気持ち分かる!「まだ問題があるかもしれない。障害が無い根拠を示せ」と言い続けるバカSIerの元請けと同じ。エビデンス出せ、だけしか言えなくて、何処が問題か推論さえ言えないバカど
chopin14 WG側の「学業における単位取得が教員の適格性とどう関係するのか?」という問いは馬鹿だ。教員はまずもって学業を教えるのが仕事なので学業の知識は必要条件(十分条件ではないが)。それは成績=単位で図るのは合理的。
filinion 教員養成課程を改善しよう、ならまだわかるが、「今の免許制度は全然無意味!意味があるなら証拠を出せ!」って…。無免許教師と対照実験でもやるの? 運転免許や医師免許に置き換えたら、無茶な話だとわかるはず。
blacksorcery 現状、教員免許を持たない教師のデータがないのに、教員免許の効果を示すエビデンスを出せってのは無理難題。他国に比べてとか、もう少し疑問に対しての根拠がなければ議論にならない
kaerudayo こういうのが、印象操作って奴かい。で、改革で学力が上がったり、現場の疲弊感は下がったり、国民の満足度は上がったのか?
tenchikometen 議論を知らないと、こういう論評になるかな。基本、現状を変える、疑義を挟むほうが、まずは説明責任を負うのに。「現在の教員養成・免許制度が、教員としての適格性をどのように保証しているのか」無理な質問
world3 前川氏は何も間違っていない。文科省も規制改革会議も同じ国の機関なのだから、規制改革会議が「お客様」的な立ち位置で文科省に一方的に立証責任を押し付けるのは筋違い。
white_rose いちゃもん付けにつきあわされて大変だなとしか思えないのだけど、ブコメ見ると党派性でここまで目が曇るのかと
20代後半。
超絶仕事のできない無能営業正社員だが、私生活はめちゃくちゃストイックだと思う。
基本的に、仕事をしていない時間はすべて勉強に捧げている。具体的にはウェブ関連、語学、簿記などだ。
ちょっと意味がわからないと言われそうだが語学に興味が湧いたので通信大学で英語の教員免許まで取った。
正直なところ今の仕事ができるようになるモチベーションは一切合切全くなく、そんな調子なので最早仕事が全然回されないので窓際社員と化しているが、いつかクビになった時の備えに関しては死ぬほどモチベーションが高い。むしろそのときに備えるための人生と言っても過言ではないくらい、大学受験よりもガチでスキル取得のための勉強とストイックすぎるレベルで貯金をしまくっている。実家住みなんでまあ金は貯まる。休みの日に遊んだこととか一回もないな。
だが自分から会社を辞める勇気はないので、早くクビにしてくれないかとすら思う日々だ。というかコミュニケーション能力がガイジレベルでなさすぎて自発的に転職活動とかするの怖すぎるのでとりあえずクビになって誰かに退路をたってほしい。ぶっちゃけこの備えつづけるストイックな生活からとにかく早く解放されたい。だんだん疲れてきた。社会が怖い人が怖い。
国立大受験、共通テストにプログラミング…25年から「情報」追加で6教科8科目に
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/daigakunyushi/20220128-OYT1T50158/
https://www.asahi.com/articles/ASQ1X7S36Q1SUTIL01M.html
国立大協会、共通テストに「情報」追加 25年以降、6教科8科目に
https://mainichi.jp/articles/20220128/k00/00m/040/332000c
2022年4月に高校に入学した生徒を対象にした大学入学共通テストから教科情報の試験が追加されることはもう決まっていたのだが「そんなのわざわざ受けるやついるの?」とならないように、文科省と入試センターが布石をうった結果としての国立大学の入試での必須化だと思う。
これについては、私立大学には強制できるスキームがない(補助金をちらつかせればできるかもしれないが)のと、地方の高校などにその衝撃波が届くように、だと個人的に思っている。
ぶっちゃけ首都圏などは、高校の情報教員は余ってはいないが足りてはいるが、地方では情報教員の採用をまだ実施していない県もあれば、ようやく始めてまだ数名しかいないという県もある。
そんな情報教員の採用に消極的な地方での、高校のKPIの一つに国公立大学への合格者人数というものがある。教育委員会によっては、特定の進学校に助成金みたいなのを出して、進学実績をさらに上げさせようとしている県もあると思う。そんななか情報をきちんと教えられる教員がいないと、国立大学に不利になるよ、というのは地方の高校や教員区委員会への圧力になるのである。
「急すぎるじゃないか」とお怒りの校長とかもいるだろうけど、受験には関係ないからという言い訳で、教育委員会が教員も採用してこなかったり、未履修問題のように高校が勝手に情報をやらずに他教科に置き換えて授業を潰していたりしたことが、結果としてスマホしか使えない大学生を大量生産してきたのではないだろうか?
高校の情報という授業は実は2003年に高校に入学した生徒から必修科目となっている(正確には必履修科目)。ということで教科が出来てからもう20年近くになる。
商業高校や工業高校は別として、全ての普通科で必修の教科が「ドーン」と爆誕したのがその年だったのだが、文科省の失政を今の今まで引きずっていたのだった。
それまでにない教科(情報処理に類する科目は無かったわけじゃないが)が誕生するということは、教える人が新たに必要となるということである。
それが全国何千校の普通科の高校で急に始まるのである。まあ、時代で必要だったのでそれはしょうがないと思うが。
大学の教員養成課程で、一気に何千人も情報科教員を輩出できるわけではないので、現職の教員に講習を行って新たな免許を持たせることにした。
まずは意識高い教員に、現職講習の講師役となるための研修を行い、育成された講師たちが各都道府県で現職教員にたった15日間の講習で「教科情報をもう教えられるよ」ということにした。
しかも希望した受講者だけ目標ノルマ人数にとても足りず(講習を受けられる教科に縛りを付けた失策があり、そもそも希望しているのに受けられなかった教員もいる)、各学校で肩たたきのように希望しなくても免許を取りに活かされた数学や理科、家庭科の教員が多数いるというわけである。
これを時限的な教員免許とすれば、大学で情報の教員免許をとった新しい教員がどんどん入ってきたのだが、いかんせん恒久的な免許だったのだ。
あと教員免許更新があるじゃないかと思われるかもしれないが、免許更新はどの教科で更新するとかはなくて、文科省が認めている免許更新の講座だったら何の教科の内容でもいいし、生徒指導でもレクリエーション論でも何でもアリなのだ。一気に全部の免許の有効期限が延びる仕組みである。
情報処理学会は、教科情報の内容で更新講習をやってはいるが、知名度は高くないようである。
そんな石器時代のような人たちが令和の時代に、「情報とは」と教えている現状があるから、それを刷新したいという文科省の意図もあったような気がする。
恒久免許をいまから取り上げるわけにもいかないし、全て定年退職するまで待っていたら日本が沈没するのが加速するだけである。
学習指導要領という教科で教える内容が決められる教育界の法律みたいなものがあって、だいたい10年に1度のペースで改訂される。
最初の情報は、情報A、B、Cという科目があり、いわゆる町のパソコン教室的な内容でも教科の内容をけっこう満たしてしまうものであった。
とはいえ、TCP/IPやWWW、DNSの概略や、アルゴリズム、知財などの法規は当時から教科書に載っていたのであるよ。
その次の世代の学習指導要領で、「社会と情報」「情報の科学」の2つに再編され、今の高校1年生の代まではこれを勉強している。2年後に高3で始めて習う生徒もいるかもしれないが。
今度の4月からの入学生では、情報1に一本化されて、全ての高校生が共通の範囲を勉強している(これが大事)はずなので入試に出しても良いよね、と出来たわけである。
それまではどれかだけ勉強したら卒業はOKという扱いで複数科目あったので。
今年の1年生が浪人して1個下の代と一緒に国立大学を受けると、他教科の試験は移行措置で現行科目の試験が用意されるのだが、情報は今の科目での出題がないからどうするの?という問いかけが国立大学協会からあった。さっきの複数科目の問題があって浪人生に強要できるのかよーという問題だったのだが、文科省&入試センターは強気に「社会と情報か情報の科学か、どっちかだけでもやっていれば100点分になる問題をその年だけ新たに設置するので、無問題」という回答により、国立大学の入試必須化が正式に決まった。
情報1にはプログラミングだけではなく、問題解決の考え方、情報デザインとコミュニケーション、データサイエンスの基礎などが入っている。
ちなみに、情報2という科目もできて、数学みたいに1をやったあとでなければ2を勉強できない、より高度な内容になっている。物理基礎に対する物理みたいな。
データサイエンスといえば聞こえがよいが、それよりちゃんとした統計を学ばせるのが先じゃね?と思う人も多いと思う。
実は数学1で統計の内容が必須化して10年経つのだが、10個や20個の整数を手計算で計算して、分散・標準偏差・偏差値を出してたり、相関係数と散布図くらいしか届かない、「紙の上で鉛筆でやる意味があるのか?」という内容である。センター試験や共通テストでは奇をてらうことが難しい分野だったが、今年の共通テストはやらかした。
次の学習指導要領では数学教育者と統計教育者のバトルなどがあって、それも興味深いのだが、それはまた別のお話。
劇薬ではあるが、かわいい生徒たちの志望大学進学という、餌をつるされた教員たちの良心で今まできちんとした情報教育を受けることができなかったかもしれない地方の高校生が報われるようになるといいと思っている。
あ、あと入試改革すると、企業が儲けるために結託しているんじゃないかと思う方もいるかと思うが、情報1にからめてうちは底辺校と呼ばれる学校なのだが、プログラミング教材とかの売り込みはかなり来るし、ベネッセはすでに高校情報1のオンライン教材の売り込みをガンガンやっている。東進ハイスクールも情報の講師を確保しているようである。
なので「教える教員がいない、地方を見捨てるのか!」となった場合は、ベネッセやら東進の高校向け教材でもやらせてお金で解決してください。