「ピーター」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ピーターとは

2019-06-20

anond:20190620112936

ピーターの法則ピーターのほうそく、英: Peter Principle)とは組織構成員労働に関する社会学法則

1.能力主義階層社会では、人間能力の極限まで出世する。したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能中間管理職になる。

2.時が経つにつれて、人間はみな出世していく。無能な平構成員は、そのまま平構成員地位に落ち着く。また、有能な平構成員無能中間管理職地位に落ち着く。その結果、各階層は、無能人間で埋め尽くされる。

3. その組織仕事は、まだ出世余地のある人間によって遂行される。

1969年南カリフォルニア大学教授教育学者ローレンス・J・ピーター(Laurence J. Peter)によりレイモンド・ハル(Raymond Hull)との共著 THE PETER PRINCIPLE の中で提唱された。

2019-05-31

シャノンの悪魔も使えない

資金管理ベースにした着想よりもピーターリンチ言葉の方が有用性が高い

って増田君が言ってた

2019-05-24

anond:20190524005102

僕はヴィーガンじゃないけど反論できると思うよ。

僕がするんじゃなくてピーターシンガーとか有名な動物権利に関して主張してる哲学者が本を書いてるから読んでみては?

2019-05-23

anond:20190523203614

ピーターシンガー自身ユダヤ系ホロコーストから逃れてきた家系なのに差別的な訳ないでしょ。

シンガーの方が中絶に反対したり、捕鯨にこだわって日本IWC脱退をけしかけたり問題だらけだよ。

ヴィーガンが支持を得られない理由

人間同士の間の権利問題解決することなく、動物権利を主張するのは、今現在人権侵害されている人たちから見れば、動物権利人間問題に優先する人々とみられても仕方ないのでは?

うがった見方をすれば、動物権利を掲げることで、人間の間の権利侵害から目を背けているのみならず、消極的にだが人間間の問題解決しないことに加担している。

もっといえば、動物権利という「正論」を掲げることで、どんな相手であれ論難することができる。

これが恣意的に行われれば、本来人種差別感情を糊塗し、「動物権利」の観点から文化価値観の違う人たちを非難することさえできる。

ヴィーガンキリスト教価値観がが崩壊せざるを得ない現代において、隠れた選民思想を秘めた新しい新無神主義という宗教に近しい思想ではないか

自分にはピーターシンガー思想人間に対して恐ろしく差別的であると感じる。

ぶらさげとこう

anond:20190522224201

2019-05-12

アメイジングスパイダーマンをみた

途中までしかみてないんだが、アメイジングのほうのピーター性格悪くないか

初代映画ピーターは貰えるはずの賞金が貰えなかった腹いせに強盗を見逃したよね。まあこれはある程度正当性があると思う。

でもアメイジングピーターは買い物してるときに2セントまけて貰えなかった腹いせに強盗を見逃した。

くそやん。

もうこの時点でアメイジングピーターの印象が悪すぎて観るのやめそう。

2019-05-07

anond:20190507172020

せやろか…「奴隷」っていう名前制度消滅しただけで似たような構造の別の何かによって黒人らが使役されている現状はあんま変わってないんちゃうか。

でなければわざわざピーターパーカーマイルズ・モラレスにしたりキャプテン・アメリカキャプテン・ファルコンにしたりせんやろ。

2019-05-06

anond:20190506021331

横だけどこういう話がある

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87 ピーターの法則

ピーターの法則ピーターのほうそく、英: Peter Principle)とは組織構成員労働に関する社会学法則

能力主義階層社会では、人間能力の極限まで出世する。したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能中間管理職になる。

時が経つにつれて、人間はみな出世していく。無能な平構成員は、そのまま平構成員地位に落ち着く。また、有能な平構成員無能中間管理職地位に落ち着く。その結果、各階層は、無能人間で埋め尽くされる。

その組織仕事は、まだ出世余地のある人間によって遂行される。

男性男性社会でもとからおちいってたピーターの法則女性もつきあたってるだけ。

どちらも昇進して不幸になるだけで、就職のものが不幸の元ではない。

2019-04-18

PS4は本当にゲームがない、買って後悔した

疲れてるので乱文で申し訳ない。

仕事で疲れて帰ってきたときにやるゲームがない

 

面白いのは当然として、ほんわか和む、あまり頭を使わない、映像も音も過激ではないようなゲームがやりたい

 

最近プレイしているゲームと言えば「Marvel's Spider-man」※、「アーケードアーカイブス ダライアス」、「God of War III リマスタード」

めちゃめちゃハマるけど、寝る前にやるには激しすぎる。

spidermanの間はハイフンを忘れずにねって、ピーターマイルスのどっちかが言ってたのを思い出して慌てて直した

 

あとは、インディーズ?の「Gorogoa」、「Back to Bed」が良かった。

どちらも最高だったけど、短編ならではの面白さという感じ。

一度クリアしたら継続して遊び続けるといった性格のものではないのが残念。

 

アドベンチャーゲームならゆっくりできるかな?と思って買った「The Last of Us」はバッドエンディングになる予感がしてきたところで、プレイを止めてしまった。

最後どうなるか知らないけど、人類滅亡エンドとか、xxxを人身御供にするエンドとかだったら、たぶん半月くらい気分が沈んで戻ってこれないと思う。

 

Heavy Rain」も似た理由でやめた。

記憶喪失という設定の主人公に対して、ゲームの最序盤、奥さんが「子どもたちが帰ってくる前に、皿をテーブルに並べておいて」みたいなことを言ってくる。

 

操作に慣れるためのチュートリアルなのだと思う。

だけど、奥さんの言う皿がどこにも見つからず、部屋をぐるぐるしていたら、

「お皿はもういいわ※」とか奥さんに言われて、電源切ってしまった。

 

ゲームの中とは言え、簡単仕事に応えられない自分に耐えられなかった。相当まいっていたのかも。

奥さんは優しく笑いながら言っているので、おそらく傷つかないように配慮して発言している。

 でも、気を使わせてしまってる感じが自分には全くダメだった。

 

 

結局、疲れたときプレイできるゲームがなくなってしまった。

 

こうした用途にはxbox360の「集まれピニャータ」がピッタリだったのだけど、2以降、リリースされていないのがとても残念。

近いのは「Minecraft」だけど、睡眠不足社会人生活破綻するから、もうやらないと決めている。

 

 

こんなときに効く良いゲームはないものでしょうか?

あと、釣り気味のタイトルごめんね。

2019-04-08

異性との性交渉経験したことがない成人が増えており、2015年時点で30代男女の1割が未経験だったと、渋谷健司・東京大客員教授らのチームが8日、英医学誌に発表した。

チームによると、男性では収入が低いほど未経験率が高かった。上田ピーター東大客員研究員は「性交渉求めない傾向は『草食系男子』などと言われてきたが、実際には収入雇用形態の影響で不本意ながら経験していない面があるのでは」と分析した。

そうかな。

その影響はあるだろうが、それが全てではないよね。

碌な給料もらってないような貧乏な奴でも、やりまくってる奴はいると思うんだよ。

ま、性格低所得と言うことだろうか。

2019-03-26

映画スパイダーバース面白くて

PS4スパイダーマンを購入したんだけど、発売当時もめっちゃ面白いって言われてただけあって面白い

いくつかバグにであったりしたけど、街を飛び回るというのは爽快で悪漢を倒すというアクションが気分いい。

そんなスパイダーマンなんだけど、この作品MJ結構わがままできつい。

パートナーになりましょうって言う割に、パートナーとして危険は避けて欲しいというピーターの言い分は無視して

勝手な行動をした挙げ句に敵に掴まるなんてお間抜けな行動をした挙げ句に、ピーターに助けてもらった後に

パートナーとしての意味がお互い違うねなんて勝手なことを言ったりと、ずいぶんと身勝手と感じた。

ピーターピーターで優しすぎるという問題もあるんだけど、MJに振り回されているだけで結構可哀想

どの作品MJ結構わがままなんだけど、PS4スパイダーマンMJは一番わがままな感じ。

2019-03-09

anond:20190309094722

ほんとだ悠木碧マジ凄い

けどピーターマイルスとグウェン以外は「お供の動物」扱いだったよねーほんと

2019-01-31

anond:20190131021752

学ないからたぶん理解しきれてなくてきっと見当違いそうって感じなんだけど要は人と家畜におけるその倫理の話そのまま家畜植物で入れ替えれんじゃないのかなって話で肉大好き野菜美味しい立場としては端から倫理面での家畜への相対的差別意識自覚済みというか織り込み済みというかそこの倫理性を問うてるんじゃなくそ傲慢さの存在は前提とした上でそれを倫理的な大問題なんだとやってそこを大義とやるならじゃあ植物に対する自分達の意識倫理的にどういうところにあるんや面白半分にぐっちゃぐちゃ踏まれ茎が折れ汁にまみれるお花に1ミリでも残酷とは思わんのか?やっぱ思わんのか?という単純な価値観への疑問と、思うなら同罪なのにどこの立場ものを言えるんや傲慢過ぎんかという思いがあったんだけどやっぱ痛覚って大事ポイントなのかな

でも人間場合の痛覚の有無と手にかける事の倫理性が必ずしも比例しない事やその倫理性と同じ類のもの家畜にも重ねる事ができるとするなら逆に痛覚は手にかける側の道徳的観念においては単なる要素のひとつの域を出ない気がしちゃうからそれなら件の団体菜食主義の上での命に差はない差別化しての搾取は罪でありそれは正すべきだって主張はやっぱ植物を命と定義しないって前提からして宗教的教義みたいなもんを理由に責め立てるようなもの客観的正当性権利もあると思ってるみたいだけどほんとはないんちゃうんかていう

でもやっぱり解ってないでごちゃごちゃ理屈こねてるだけでえらい人のとこでは客観的な命の定義みたいなもの議論する上での前提として常識自分が知らないだけでそこでは明確に植物は違うよってされてたりするんではという気持ちもあってお花は酷いと思うけどそれは物が壊される事へのそれでそこで刺激される倫理道徳的意識家畜のそれとは別物とするのが世界常識やぞみたいな(そうなってくるともうそれこそこっちがうちの教義では植物は命なので思想上受け入れられないですという次元の話になる)

ピーターシンガー知らなくて(学とかないから…)Wikiざっくりしたけど立場的に(Wikiだし今はもう違うかもしれない)命を奪う事自体でなく扱い方高等生物かそうでないかで線引きはあるみたいだから(知性で高等か下等かを定義して命の価値客観的にはかるっていうのは植物を命とするかの線引きの話よりもっと優生学であるところで差別的傲慢さをどうしても勘繰ってしまって苦手な類だけど所詮Wiki斜め読みから何とも言えないという思い)過激派の命の搾取であるホロコーストであるというそれというかヴィーガン主義思想とはまた違うどころかかなりめに違うし過激派側は許容できかねるものだろうしそういう扱いや生育処分方法以前の問題なんだという動きを前にしてこの人は今どういう立場なんだろうなって思った

自分がかつて動物解放であるとして同じ菜食主義者の引用も誘ったその定義傲慢搾取虐殺だとする中に収められるその事をどう思ってんだろうかって

過激派なんて知らんわ一緒にすんなって感じだったりするのかな案外

2018-11-17

今年のアカデミー賞作品賞にひっかかりそうな映画たち

自分ブログにでも書こうかなと思ったけど、だいたい https://www.metacritic.com/pictures/oscar-best-picture-contenders-for-2019?ref=hp からパクリだしそんなに力いれて調べてないので増田に放流します。

本命は『スター誕生』、『BlacKkKlansman』、『グリーンブック』あたりか。ノミネーションだけなら『ファースト・マン』や『女王陛下のお気に入り』も。


BlacKkKlansmanスパイク・リー監督

今年のカンヌで『万引き家族』の次点グランプリを獲得した、黒人映画永遠トップランナーの最新作。

黒人なのにKKKにもぐりこんでしまった潜入捜査官の実話を描く。

スパイク・リー監督作のなかでは『ドゥ・ザ・ライトシング』や『マルコムX』をも凌ぐ評価を獲得している(そして興行的にもここ十年で自己最高)。

公開時期が夏季であることと、ややコメディよりのタッチノミネーションに不利に働くかもしれないが、トランプ政権下において「ブラックリブス・マター」運動はまだまだ意気軒昂。「黒人映画」枠競争を勝ち抜くポテンシャルは十分だ。


ブラックパンサー(ライアン・クーグラー監督

解説不要だろう。今年米国内で最高興収をあげた作品にして、マーベル映画史上でも最も支持された傑作ヒーロー映画

アメリカ国内外黒人問題歴史的視点にめくばせしてオスカー好みの社会性もばっちり備えているものの、やはり「アメコミ映画」のレッテルがネック。

まだまだ白人男性・おじいちゃん大勢を占めるオスカー会員にあっては弱い。ギリギリノミネーションがあるかどうか、といったポジションだろう。

余談だが一時期新設されそうだった「ポピュラー映画賞」部門ブラックパンサーを受賞させるために作られるのだという噂だった。裏返せば、作品賞本選に選ばれる格ではない、と会員からみなされているのだろう。


Can You Ever Forgive Me?(マリエルヘラ監督

落ち目ライター有名人手紙文章捏造して高値で売る詐欺に手を出し、それが嵩じて博物館から実物を盗みだそうと企む実録犯罪コメディ

日本ではあまり知られていないけれど主演のメリッサ・マッカーシーアメリカで今いちばんアツいコメディアンのひとり。

夫のポール・フェイグと組んで『ブライズメイズ』、『SPY』、『ゴーストバスターズ(リメイク版)』などの陽性の笑いでヒット作を飛ばしてきた。

そんなマッカーシーが一転してシリアスブラックコメディに挑戦し、見事大成功。本年度の主演女優賞ノミネートが確実されている。

演出したヘラ監督の手腕も高く評価されており、初の監督ノミネート、さらには作品賞も夢ではない。


Eighth Grade(ボー・バーナム監督

インディーからまれた今年最大のダークホース

とある気難しい現代っ子少女中学生最後の一週間を描いた青春コメディ

中学生版『レディ・バード』にもたとえられる(中二病的な意味で)痛々しくも切ない、みずみずしくもどんよりとしたフレッシュローティーンライフ描写が広範な支持を集めている。

監督は若干28歳のコメディアンで、なんとユーチューバー出身アメリカ映画界における新世代の台頭を予感させる一本。すでに数多くの映画祭や映画賞にピックアップされている

オスカーコメディ敬遠する一方で、サプライズ的なインディー作品を好む傾向にあるが、はたしてこの作品の出目は吉とでるか凶と出るか。最悪でも脚本賞ノミネートは固いか


女王陛下のお気に入りヨルゴス・ランティモス監督

ロブスター』、『聖なる鹿殺し』と強烈かつキテレツ作風で知られるランティモス監督最新作にして初の時代劇

アン女王を演じるオリヴィア・コールマンを巡る二人の家臣(レイチェル・ワイツとエマ・ストーン)のバトルを描く百合時代劇……たぶん百合だとおもう。

すでに巨匠地位確立したランティモス監督過去作のなかでも群を抜いて評価が高く、今年のベネツィア国際映画祭でも第二位にあたる審査員賞を勝ち取った。オスカー前哨戦となる各種賞レースももちろん名前を連ねている。

今年の本命作のひとつとも目されるが、ランティモス特有変態さ加減が(今回は脚本までは書いてないとはいえ)どこまでお上品なオスカー会員たちに受け入れられるか……。


ファースト・マンデイミアン・チャゼル監督

ラ・ラ・ランド』で幻の作品賞受賞というなんともかわいそうな結果に終わった(それでも本人は史上最年少で監督賞を獲っているが)デイミアン・チャゼルライアン・ゴズリング

そんな彼らのリベンジマッチが実録宇宙開発物語ファースト・マン』だ。人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロング船長スポットライトを当て、彼の視点からドラマを描く。

企画段階から作品ノミネートは当然、という空気のなかでプレッシャーを跳ねのけて見事高評価を集めた。ノミネーションはほぼ確実といっていいのではないだろうか。反面、今度こそ受賞なるかというと、今ひとつパンチがきいてないようで不安が残る。


グリーン・ブック(ピーター・ファレリー監督

オスカー前哨戦の最も重要とされるトロント国際映画祭で観客賞に輝いた作品。ここ十年で同賞を得た作品オスカー本選にノミネートされなかった例はたった一回しかないのだ。

黒人差別が法的に是認されていた時代アメリカで、自分ちょっとレイシスト入っている用心棒白人男が南部コンサートを開きに来た黒人ピアニストを送迎する仕事を命じられる。最初は「黒人のくせに上等なスーツを着てお上品にピアノなんぞひきやがって……」と反感を抱く用心棒だったが、行く先々で差別待遇を受けるピアニストに対してだんだんシンパシーが湧いてきて……という内容。

ほろ苦くもユーモアメッセージ性に満ちた内容はまさしくオスカー好み。「分断されたアメリカ」というテーマタイムリーさもある。ちなみに監督は『メリーに首ったけ』などのロマコメで知られるファレリー兄弟の兄。このところは過去のヒットコメディリメイクなどで仕事に恵まれなかったが、もともと潜在的に持っていた社会派なセンスが一挙に花開いた。


If Beale Street Could Talkバリージェンキンス監督

ムーンライト』で一昨年の作品賞を獲得したジェンキンスの最新長編。今度こそはチャゼルにかっさらわれた監督賞もいただいて完全制覇を目論む。

原作は今年日本でもドキュメンタリー映画私はあなたのニグロではない』が公開された、黒人小説家ジェームズボールドウィンによる短篇濡れ衣をきせられて収監された夫を助け出すために奮闘する若き妊婦お話

テーマ重厚さも話題性も十分だが、公開が当初予定していた11月から12月にのたことが若干きがかり。クリスマス狙いのブロックバスター大作のなかで埋もれてしまう恐れがある。


Mary Queen of Scots(ジョージィ・ルーク監督

互いにイングランド王位をかけてあらそったスコットランド女王メアリーイングランド女王エリザベス一世を、それぞれシアーシャ・ローナンマーゴット・ロビーという旬な女優が演じる。

脚本担当したのは『ハウス・オブ・カード』や『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』などの現代政治劇の名手、ボー・ウィリモン。

いずれもオスカーノミネーション歴を有した名前ぞろいでクオリティ保証されている。同じくイギリス舞台にした時代劇である女王陛下のお気に入り』がライバルか。


ROMA(アルフォンソ・キュアロン監督

世界的に見れば今年最も評価の高い映画といっても過言ではない。ベネツィア国際映画祭の最高賞。

1970年メキシコ・シティで家政婦として働く女性とその一家ドラマモノクロで撮る。

評価の高さと『ゼロ・グラビティ』でオスカーを獲ったキュアロン知名度があれば当然作品賞も……となりそうなものだが、障害は多い。

まずスペイン語映画であること。長いオスカー歴史のなかでこれまで十作品外国語映画作品賞にノミネートされてきたが、受賞にいたったものは一つとしてない。

次に Netflix 映画であること。カンヌみたいに公に締め出すことはしないにしても、アカデミー会員のなかでも動画配信サービス勢に対する反感は根強い。一昨年の『最後の追跡』やドキュメンタリー作品例外として、『ビースト・オブ・ノー・ネーション』『マッドバウンド』といった作品たちもその年最高クラスの称賛を受けながらもオスカーノミネートには至らなかった。

いちおうネトフリも『ROMA』については配信に先駆けて劇場公開を行うなどの「オスカー対策」をやっているが、はたしてどうなることやら。

ちなみに Netflix でも来月に配信される。驚くべき時代になったものだ。


アリ― スター誕生ブラッドリー・クーパー監督

ショービズ映画古典リメイク。この八十年で三回目の映画化です。

本年度大本命に数えられる一本。批評家・観客からの圧倒的な支持率もさることながら、商業面でも大ヒット(現時点で世界興収三億ドル突破)を飛ばした。主演のブラッドリー・クーパーレディ・ガガの演技もさることながら、これがイーストウッド降板を受けての初監督となったブラッドリー・クーパー演出にも嬉しい驚きが満ちているとかなんとか。

監督役者脚本、成績と四方に隙のない完璧映画に見える。

だが、一昨年の『ラ・ラ・ランド』、昨年の『スリー・ビルボード』と「早すぎる大本命」はかならずバックラッシュに晒されるのがオスカーという場。12月以降に猛然と差してくるであろう後続期待作たちを振り切れるかどうか。


Widows(スティーブ・マックイーン監督

2013年アカデミー作品賞を獲得した『それでも夜はあける』のスティーブ・マックイーン最新作。オスカー獲得後の第一作でもある。

シカゴでヘマをやらかして死んでしまった強盗たちの四人の未亡人ヴィオラ・デイヴィスエリザベス・デビッキミシェル・ロドリゲスシンシア・エリヴォ)が亡夫の後を継ぎ女だけの強盗団を結成するちょっと変わった犯罪映画

マックイーンとヴィオラ・デイヴィスというアカデミー賞受賞コンビ鉄板の出来。

そのパワーでジャンルムービーを嫌うオスカーノミネーションを勝ち取れるかが見どころだ。


Boy Erased(ジョエル・エドガートン監督

厳格なキリスト教である両親のもとで育ったゲイ少年ルーカス・ヘッジス)が教会同性愛矯正プログラム(いわゆるコンバージョンセラピー)に放り込まれセラピストとバトルする青春ドラマ

近年では『ダラスバイヤーズ・クラブ』のジャレド・レトがそうだったように、LGBTもの俳優にとってオスカー像への近道だ(スカーレット・ヨハンソンみたいに非LGBT俳優LGBTの役を演じることに倫理的非難が高まりつつあるにしても)。

批評家から評価的には作品賞には届かないかもしれないが、演技賞ではノミネートが有望視されている。

トランプ政権下でLGBTに対する抑圧が増しつつあるだけに、時事性も捉えているかもしれない。


Vice(アダム・マッケイ監督

GWブッシュ政権下で「史上最悪の副大統領」とも呼ばれたディック・チェイニー副大統領クリスチャン・ベール激太り(何度目だ)+ハゲという負の肉体改造で演じたブラックコメディ政治劇。

他にも妻リン・チェイニー役にエイミー・アダムスラムズフェルド国防長官役にスティーヴ・カレルGWブッシュ役にサム・ロックウェルなどアカデミー賞級の芸達者がずらりと並んでいる。

題材としてはなかなかトリッキーだがマッケイ監督の前作『マネーショート』がそうだったように、ツボにはまれば一挙にアカデミーノミネートまで行ける。

同じく政治ネタでライバルだった『フロントランナー』(ジェイソン・ライトマン監督)の評判がいまひとつ芳しくないのも本作にとっては好材料


The Old Man and the Gun Now(デイヴィッド・ロウリー監督

名優にして名監督ロバート・レッドフォード引退作。15才で逮捕されたときから人生を通じて強盗を繰り返してきた70才の犯罪者(レッドフォード)と彼を追う刑事ケイシー・アフレック)、そして彼に惹かれていく女性シシー・スペイセク)を描く実話犯罪コメディ

作品ノミネートは微妙なところだが、レッドフォードはまず間違いなく主演男優賞候補入りするだろう。

ちなみにデイヴィッド・ロウリーの前作であるゴースト・ラブストーリー『A GHOST STORY』は今日から封切り。観に行け。

一方で、実話犯罪・老人・名監督にして名俳優共通する要素の多い作品としてクリント・イーストウッド監督の『The Mule』にも注目しておきたい。こちらは80才の麻薬の運び屋をイーストウッドが演じる。映画祭などでもまだ未公開なため、どう転ぶかはまだわからないが、近年のイーストウッド作品に対するアメリカ人の冷め方からすると賞レース的な意味での期待はあまりできなさそう。



その他有望そうな作品

メリー・ポピンズ リターンズロブ・マーシャル監督

シカゴ』でアカデミー作品賞をさらったミュージカルの名手ロブ・マーシャルディズニー伝説的名作の続編を制作

エミリー・ブラントベン・ウィショーこりん・ファース、ジュリー・ウォルターズといった英国の名優たちでがっちり固めつつ、リン=マニュエル・ミランダメリル・ストリープといったミュージカル定評のある俳優陣をフィーチャーし、万全のPermalink | 記事への反応(3) | 16:07

2018-11-11

anond:20181108002853

ピーターティール(PayPal創業者)がルネ・ジラールの門下だったりするんだけど、社会学系って売りにならないもんなの?

頭の固い大企業官公庁は無理だと思うけど、ベンチャー(それなりにトップは優秀)だったらやってけそうな気もするのだが、現実は違うのか。

 

アカデミック世界科研費競争で、なんか殺伐としている。

2018-08-20

anond:20180820110409

いんや? 最近見た「ピーターラビット」なんかは吹替俳優さんたちがとてもいい仕事してたから全く映画ダメにしてなかったけれど?

2018-07-29

ピーターディールみたいな人が日本にいればな。激おこ

引っ越しするで解決

anond:20180728155213

壁にぶつかりそうになったときに「一瞬だけハンドルを反対方向に思いっきり回してすぐ元に戻す」という操作を繰り返すと蛇行運転になるんよ

小さい子供に本格的なレーシングゲームやらせるとだいたいそうなる

スパイダーマンのあのシーンは、ピーター自身の反射神経とかそういったものが(第六感も含めたスパイダーセンスの)なせる技ってことで

2018-07-28

映画無免許運転しなきゃいけないシーンあるじゃん

から逃げる時に女子どもが「自分運転する!」って無茶するシーンよくあるじゃん

「え?免許ないでしょ?」って脇役が慌てると「平気平気、パパの見て覚えたから!」とかなんとか言い訳するやつ。

案の定運転したこといからはちゃめちゃなことになるんだけど、その「運転したことない奴の下手くそ運転」の表現が総じて蛇行運転なのね。

でも冷静に考えたら未経験だろうが何だろうが意図的ハンドル揺らさない限り蛇行しないよな。

ミッション車で発車時にエンストするとか、ハンドルロックかかっててパニックとか、なんか遅いなと思ったらサイドブレーキ下げ忘れてたとかそういう描写にした方がリアリティあると思うんだよなー。

追記

みんな映画好きだよな。

なんでこの増田投稿たかっていうと、「スパイダーマンホームカミング」を見ていてピーターフラッシュっていうスネ夫みたいな奴から車パクって敵を倒しに行くシーンがあったから。

これはヴァルチャーという敵のもとに向かうので逃げるシーンではないけど、その時に友だちへ「ヘッドライトどうやって点けるの?」って電話で聞くんだよ。

ピーターは切迫しているか運転乱暴なんだけど、ハンドルさばきやアクセルを踏む塩梅はそつがなくて一見すると初心者感がない。

こういうさりげない描写の仕方するんだって感心したよね。

2018-07-17

メアリと魔女の花

杉咲花ちゃん声優も上手。

メアリピーターもよくいるよなあってキャラだった。

魔女の花が綺麗で好き。あと赤毛魔女

ストーリーも可もなく不可もなくでちょっと物足りない。

人間界は家と森くらいしかでてこないしピーターとの関係も命張って助けにいくほどのものとか感じられなかったし、魔女界も校長たち以外モブ世界観の奥行がなかった。

★★

2018-05-30

ピーターラビットとアナフィラキシーショック

ふつうに抗議受けたよ公開直後、海外ニュースにもなったし監督だか誰だかが確かコメントもしてたはずだよ

ただ、「マクレガーさんはウサギを死なせてもいいと思っている」対「ピーターマクレガーさんを死なせてもいいと思っている」の映画だということが分かってからはある程度擁護も沸いた模様


「僕ラズベリーは駄目なんだ」

→ 「あっあいラズベリー駄目なんだ食わせてやろうぜ!…えっアレルギー?いやあいつはそういう大変なのじゃないだろ口に向けてラズベリー発射ー」

→ 一粒で倒れ、昏倒寸前に自分エピペン注射意識なくす

→ 「あっ動かなくなった、クルマで運ばれて帰ってこないんだ安らかに眠れ」(左前足で木の実ぶちゅー)

ウサギたちがいなくなった数時間後に意識が戻る


という「苦手な食べ物程度だという甘い認識悪戯した結果エピペンがなければたぶん死んでた」というとこまで描いてるので、それなりに周知教育効果もあるとみなされたりもした

(なお、この映画登場人物大英帝国ジョーク判定中であれば後頭部から地面に倒れようがダイナマイトが至近距離で爆発しようが石壁の角に背中から激突しようが怪我しません

あれ見て子供相手いじめに使えると考える子供が出たとしたらそれはむしろの子の受けた教育責任かと

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん