「インカレ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: インカレとは

2023-09-07

明日もっと楽しくなるよ。ね、ハム太郎

なんて言ってたロコちゃん、今頃何してるんだろう。

マッチングアプリで知り合った男にサルトーレ・クオモあたり連れてかれた上につまらない話に相槌打たせられて割り勘させられ、下手くそテンプレートホテル誘われて、それを断って東横線横浜実家に帰りながらカナちゃんのインスタに舌打ちし、途中で通過した日吉大学時代インカレサークルで知り合ってやり捨てされた慶應生を思い出してさらに嫌な気分になり、自宅に着くとくっさいパンプス玄関で脱ぎ捨て、自室のベッドに飛び込んでスマホをいじり、1時過ぎに慌ててメイク落として風呂入って「あしたは今日より歳取ってるよね」と呟いて眠り、翌朝も鬱々とした気分で東横線半蔵門線に乗り丸の内に向かうんだろうか。

2023-07-23

anond:20230723011907

そもそも大学受験をゴールにしようと思ったら中学受験+内部の成績争いか

高校受験などをやらせ勉強へのモチベを18歳付近ピークに持ってくる必要がある

大学受験なんぞがゴールなわけないし、単なる人生の通過点であって大学合格が「利益確定」なんてことはあり得なくね?

自分大学合格の時点で「確定」した何かで人生やってこれたのかどうか考えれば分かることじゃね?女子大インカレサークルで男捕まえて専業主婦人生を「確定」させたとかそういう感じの話をしてる?

2023-07-03

話題のやつ、なんか美大カルトっぽくなった変なインカレサークルみたいな印象がある………

2023-06-18

まあでも自衛官って最初1年ぐらいはマジむかつく奴らだよな

入ってすぐの奴らに銃撃たせるなーゆうのは正解やと思うわ。

だって自衛官の喋りってクソほど失礼やし。

あーワシ経験者、経験者。

まあここに居ても未来ない癖に潰し効かんなーで辞めたくち。

マジでな、自衛官めっちゃ口悪いんよ。

口が悪いっつ―か「こういう喋り方したら相手の神経逆撫でするだけだよな―」って普通は飲み込むような表現平気で使うんな。

特に年食ってる癖に曹長にも准尉にもならんで1曹2曹で楽しよ企んどる奴らがほんま常識ないんよ。

あーまー年食って3曹続けてる奴らは論外なんで。

極論50超えて曹長未満は大体アカンという結論でええな。

意図的出世嫌がってるような奴らだいたい世の中舐め取るかんな。

いい年こいて正社員断り続けてる飲食バイトみたいな精神性の連中や。

あー話逸れたし一回行開けるで。

自衛官なー、アイツラなー「とりあえず罵倒しておけば相手は言う事聞く」みたいなノリやねん。

実際には「指導しなきゃいけないのは頭でわかってるけど、どういう指示出せばいいのかさっと思いつかんから、とりあえず『注意だけは頑張ってしましたよ』っていう言質作りのためにひとまず強い言葉使っとけ」って感じやね。

マジクソー。

本気で指導したいんじゃなくて単に「僕は頑張って指導したんだけどな―」って言い訳作っときたいだけ―。

マジクソー。

いやマジで世の中舐めてへん

マジ舐めとんよな。

そんな「僕は注意したんだけどな―」が通るのなんて一般社会じゃせいぜい高校委員会までちゃう

インカレでそんなんやったら「なんやコイツ……こんなこすっからカスやったんか……」でムラハチされるよな。

でもなー自衛官世界って高校生で止まってるからな―。

下手すると義務教育レベルで止まってるからな―。

地元高校に会ったやろ中学校世界止まった奴らを収容してる高校とは名ばかりの中学4~6年生が通ってるガッコ。

あれなーあれの延長で中学40年生やってる奴らがいる世界なー。

本気で問題解決したいんやなくて単に「僕ちゃんセンセーに怒られたくないよぉ」で終わりなんよなアイツら。

マジでアイツら二言目には「怒られるのは私なんですよ」言うかんな。

ダンボにして一日暮らしてたら5回ぐらい聞くから

マジ意味わからんやろ?

大人のする仕事の仕方か?それが?

書類ちゃんとしてないとあとで問題が起きるので」やないんよ自衛隊世界は。

「偉い人に怒られたくないから言われたことは守らなきゃ」なんだよ。

マジか?

パパママ先生ガミガミおじさんが神様世界から卒業しないままアラサーアラフォーアラフィフやっとんか?

マジビビルやろ。

自衛官の半分ぐらいには「行動の意味を考える」はないんよ。

「これやっとくと怒られないらしいな」っていう虫ケラの条件反射エターナルパブロフドッグスやからな。

んでまあそんな奴らにありがたーいご指導ご鞭撻を頂く期間が自衛隊にはあってな、その時はマジで理不尽よ。

何が理不尽って「理不尽への耐久力を高める」というお題目の元テッキトー罵詈雑言飛ばしてるだけの指導と言う名のシゴキという名のごっこのおべんちゃらの茶番のイビリを延々受けることやね。

これで何が学べるって「あー自衛官言語能力ってカスやなー」っていうことだけよほんま。

言う事コロコロ変わるの当たり前やけど半分ぐらいは伝言ゲーム下手くそすぎるのが原因なのに「どうだ!これが理不尽だ!ガッハッハッ!」だからな。

授業中に先生の書き間違い指摘して「試したんだよ」って返ってくる定番ボケあるやろ?

あれ延々聞かされるんよしか逆ギレ気味に毎日毎日んでもってずーっと正当化されるんだわ。

ムカツくでアレわ~~~。

まあこれも社会勉強やなーってもう途中から完全に辞めるつもりやったから耐えられたけど、あれ本気で相手してたら脳みそバグるで。

そんな日頃「理不尽の訓練!」って右向け左言い続けてる奴ら相手してたらそりゃまあ真面目くんは本当にムカつくやろね。

いやマジで思い出したら腹たってきたな~。

お前、そんな態度で人に接したらそのうち撃たれるぞ、って奴らめっちゃ多かったな。

まともな人もおるで?

でもクズも沢山おるねん。

いや本当クズの巻き添え食った人はご愁傷様。

いい加減クビのシステム入れたほうがええで。

40歳ぐらいの「もう僕クビとかないから好き放題だな~~~」って調子乗っ取る奴らマジで人間として終わってるからな。

アレの相手させられる他の隊員が可愛そうやわ。

つうか頭数としてはむしろマイナスやろ一部のは。

マジでクビのシステムいると思うで。

ああタイトルオチついてないな。

1年するとまあ慣れるんよ。

慣れちゃいかんのでワシは辞めた。

おかしなるしかない場所にいちゃ駄目よ本当。

あそこいたら死ぬまで中学生やることになるとか地獄すぎる。

どんだけメンタルガキンチョならあそこに骨埋める気になるんやろな。

それとも学校先生やりたいけど教員免許取れんかった人や保母さんやりたかった人がやるんかね。

小学校の頃が一番楽しかったーって連中には楽園やと思うわマジで

自分で考えんでええかんな。

2023-05-26

サッカーできるだけじゃ人生ダメなんだな 3/3


4. 人生の敗北を味わったこ

 不採用だった。全力は尽くしたが、致し方ないと思った。約一週間後、mixi日記キャプテン君が住友商事内定を取ったことがわかった。第一志望だったので、そこに行くらしい。その日記には、いろいろと別世界のことが書いてあった。

・去年の秋、大学に五大商社の人が来て、体育会部活挨拶に来た。その時に一緒に食事をして、「ぜひ弊社に!!」とスカウトを受けた(五社中の三社)。

・ほかに受けた化学メーカー(東レ)の最終面接では、「御社は第二志望です。住友商事第一志望です。そこに落ちたら弊社にお世話になります」とはっきり宣言したうえで内定を獲得。

三菱商事も、三井物産も、伊藤忠商事も、選考を途中で辞退。自分とは合っていないと感じたため。

 この時ほど、人間力というものの差を実感したことはない。アイツはすごかった。俺とはレベルが違う。俺はサッカーしか頑張ってこなかったけど、あいつはサッカーだけじゃなくって、受験勉強だって人間関係の構築だって頑張れる人だった。

 いやアイツは、どんなことにも本気で取り組むことができる。それでいて人間が好きだ。そういうエリートなのだ。当時も今も、俺はキャプテン君が羨ましい。俺もそんな人間になりたかった。なれなかった。

 もし、今どこかでキャプテン君が俺の増田日記を観ていたとしたら、匿名でいいかコメントがほしい。誰だとわからないように隠してくれて構わない。

 今では俺は、こんなに落ちぶれてしまった。正社員じゃないし、年間収入だって今のキャプテン君の五分の一に満たないだろう。クビになる可能だってある。毎年、戦々恐々だ。

 今でもサッカーが好きだ。自室の中にはサッカーゴールが置いてあるし、試しに蹴ってみることもある。部屋の壁にぶつけないよう、慎重に、慎重に蹴っている。たまに飛び出してしまうこともあるけど。

 キャプテン君はどうだろうか。今でもサッカーをやっているのだろうか。とにかく今は、二十年前の思い出が懐かしくて、愛おしい。涙が止まらない。

 第一志望の企業不採用になった後は、坂道を転がるみたいだった。入りたい会社を受けども受けども、内定は得られない。二次面接までは行くのだが、そこではなんというか、明らかにやる気みたいなのが足りてなかった。

 春を過ぎた頃だったか。同じ京都にあるITベンチャーを受けに行った。詳しい時期はもう覚えてない。はっきり言ってしまうが、㈱はてなだった。実は大学生の頃からはてなユーザーだったりする。

 俺と同じ大学出身の人が面接をしてくれて、縁を感じた。エントリーシート筆記試験も一次面接も、特に問題なく進んだけど、二次面接で一気に苦しくなった。

 志望動機とか、会社を将来どうしたいとか、自分が将来どうなりたいとか、そういうことを喋れなかった。しどろもどろだった。どう考えてもこれは落ちた――そう思った。

 相手面接官は、「自分が入りたい会社というのはね、自分が将来どんなキャリアを描きたいのか、どんな人間になりたいのか、そういうところから逆算して決めていくんですよ」「今のままだと、増田くん、僕らの仲間になれないよ。ほかの会社だって難しいんじゃないかな」「もっとゆっくり立ち止まって考え直そう。増田君がどの会社に行くとか関係ない。真剣に考えて」と、人生アドバイスまでしてくれた。

 後日、大学パソコンログインすると、二次面接の結果通知がきていた。『合格』だった。次の選考に進めるらしい。これが最後通牒だと思った。「次でなんとかしろ」。そういうメッセージだった。

 結局、俺はダメだった。はてなは辞退したし、ほかの選考が続いていた会社も悉く落ちて、ようやく内定を得られたのは夏の終わりだった。烏丸御池の辺りにある小さい広告会社だった。※今は別の場所引っ越している。

 この頃には、千亜子ともあまり会わなくなっていた。就活間中は、お互いに忙しいから会えなくて当然なんだけど、まさか俺のせいでここまで会えなくなるとは。

 千亜子は、その年の初めから一気呵成就活に励んでいた。それで、俺より四か月も早く内定を決めていた。千亜子スチュワーデス(CAのこと。当時は呼び方の過渡期だった)に内定したと聞いて、やはり只者じゃないなと感じた。劣等感だった。

 この頃の自分というのは、なんかもう、劣等感がすごかった。就職活動サッカーはできないわ、千亜子には会えないわ、勉強だって最後単位を取り終えるあたりで躓いていた。

 フツーの人生だったけど、それなりに成果を得てきたつもりだった。持ってる側のつもりだった。でも、俺はダメだった。今でいう抑うつみたいな状態になっていた。

 秋になると千亜子と会うようになっていたのだが、よそよそしくなっていた。俺が内定した会社を告げると、「あー、よかったね。一緒に東京行けないのは残念」と言っていた。

 もうすぐ最後インカレという時期だった。ある日のアルバイト帰り、千亜子キャプテン君が働いている河原町通りの飲食店の近くを通ると、千亜子がいた。ほかの大学生数人と一緒だった。私服だったし、おそらく飲み会帰りだろう。

 店の近くまで行ったところで、自動ドアが開いた。すると千亜子が中に入って行って、上の階へと小階段を昇ろうとする男子学生(※キャプテン君ではない)の背中を掴んで、ぐいっと引きずり降ろしていた。

 ちょっと驚いたけど、別に険悪な雰囲気でもなかった。それで、何やら彼と顔を近づけて話を始めた。この後の段取りとかを話してたんだろうか。俺のすぐ傍にいたほかのアルバイト友達と思しき学生が、こんなやり取りをしていた。

「千亜子さん酔うと暴走するよな笑」

「そういえばキャプテンさん、最近亜子さんにアタックしてる」

飲み会帰りにご飯に誘ってはったで。みんなが見てる前で」

「二人とも一流企業だし。似合ってると思う」

 こんな話をしていた。※当時の日記に書いてあった。

 惨めな気分だった。俺が千亜子釣り合ってないのは確かだ。内定した会社ランクが違うから。俺は就職活動に失敗した。インカレだってスタメンに選ばれなかったし、アルバイト先でも俺よりすごいやつは何人もいる。

 人生で、ここまで負けまくるのは初めてだった。「畜生」と思ったけど、当時の俺にはどうにもできない。

 千亜子にフラれたのは、新年が明けてすぐだった。大学カフェテリアで、夕方に一緒にコーヒー飲んでる時に、「卒業するし、そろそろ終わりにしない? いい人、いるんでしょ。知ってる」と言われた。

 今日、そんな予感はしていた。サッカー試合勘みたいなもので、雰囲気でなんとなくわかる。今年の初詣は千亜子の予定が合わずダメだった。おそらくキャプテン君と一緒に行っていたのだろう。

 当時、『いい人』はいなかったけど、「そうしよう。お幸せに」って言ったら、「お互い、これから人生でいい思い出にしていこうね」と千亜子が言った。

 当時の日記には、そんなことが書いてあった。記憶言葉ごまかしてはいないはずだ。当時の俺は、そこまで弱い人間ではない。40を過ぎて今それを読んでいる。やはり涙が止まらない。



これで結びになる。

就職してからの俺は、うまくいかなかった。仕事の才能は平凡のようだった。しかし、大学時代の失敗を引きずっていたせいで使えない人間だった。「あんた、サッカーすごかったんやないん?」みたいなことは何度も言われた。また、同じ会社で「学生サッカー選手権で活躍するところを観た」という同年代社員もいた。

かにそうだったかもしれないが、最後に出たインカレだって、負けかけの試合で後半でお情けで出してもらったくらいで、別に凄いわけでもない。アルバイトだって、ずっと居酒屋で頑張っていて、そこで最後に新しい彼女作れるかなって頑張ったけど、五人以上にアタックして全く相手にされなかった。素の自分というのは、モテる方ではなかった。ちょっとサッカーができるくらいで女にモテようなんて傲慢だった。

そんなこんなで、気持ちが沈んだまま新年度の四月を迎えたのだ。でもって、実社会通用するはずもなく、新卒で入った広告会社は二年で辞めて、後はずっと契約社員とか派遣社員だ。

キャプテン君と千亜子は、俺が広告会社を辞める頃に結婚した。mixi日記を読んだけど、それはもう凄い結婚式だったらしい。総合商社勤めだけあって、マイミクだったら無条件に結婚式招待OK!! という宣伝をしていた。会場までは知らないが、きっと東京都内のオシャレな会場だったに違いない。

俺は行かなかった。お金がないのもあるが、なんかもう、人生が面倒くさかった。

不惑になった今でも、当時の俺の何が悪かったんだろうと振り返ってる。昨年末も、実家にあった段ボール箱を引っ張り出して、当時の日記を読んだ。大学回生から付けている日記を、半日かけて読んでいったのだ。この増田日記ベースになってる。

俺の何が悪かったのか? 三点にまとめると、次のようなところか。よくない行動のハットトリックみたいだ。

就活で失敗した程度で凹んだのはおかしい。どんな会社に入ろうと未来はあった。

・どんな自分でも自分自身なんだって気が付いてなかった。失敗したって、自分という人間価値が下がるわけじゃない。むしろ、失敗前の自分<失敗後の自分だ。それがわかっていれば卑屈になることもなかった。俺は挑戦したのだ!! そんなメンタルから就活サッカー恋愛もうまくいかなかった。

サッカーができるくらいで調子に乗っていたこと。どれだけサッカーができようが、それは実社会必要とされる力の一部分にすぎない。大事なことはもっとある。

もっと自分を認めること。生きているだけでもすごいんだと、自分を褒めてやりたかった。人間にはみんな価値があるのだ。

いや、四つあるんかーーーーい!! と、大学時代の俺だったら、陣内智則みたいにツッコミを入れていただろう。今はそんな気力もない。

あの頃に戻れたら、とは思わない。いや、本当は戻ってみたいけど、それは間違いだ。これまで負け犬なりに努力してきた自分否定したことになる。過去自分を裏切ってる。だからダメだ。

今の俺は、あの時よりも成長してる。だったら、もっと成長できる!! もっと頑張ったら、幸せになる未来があるのかもしれない。結婚はできそうにないけどな。

ここまで読んでくれた人、ありがとう。何人読んでるかはわかんないけど。

気持ちの整理をつけることができた。また来週からは、しみじみと社会人生活をやっていきたい。

どうすれば幸せになれるんだろうかと考えて、ひとまず、今年の春から地元の草サッカークラブに入ってみた。自分自身が練習してるのもあるけど、子ども達に教えることもある。

ひとまずは、こんなところでいいのだろうか。まあ、ゆっくりやってみよう。幸せでありたい。増田ブックマーカーのみんなも幸せにな。

サッカーできるだけじゃ人生ダメなんだな 2/3


3. 就職活動のこと

 大学四年になる頃、就職活動が本格化した。当時は就職氷河期で厳しい状況だった。講義レポートもあるし、当然サッカーだってやらないといけない。居酒屋(どんがま、というお店一本になっていた。今はもうない)でのアルバイトは週二に減らした。

 当時は、三年の秋から企業説明会が始まって、四年の春以降に面接スタートというのが一般的だった。俺が行きたいと思っていたのは総合商社だった。説明会に行ってみて、とある商社に惹かれたのだ。ほかの総合商社に比べて「オレがやってやるぞ!!」みたいな社員の人が多かった。

 三菱商事は、政府の高官みたいなキャラの人が多くて、三井物産スマートイケメンキャラが多かった。伊藤忠商事は、頭を鈍器で殴られても生きていそうな人が多かった(生命力があるという意味)。そんな記憶がある。

 その春までには、俺とキャプテン君はmixi上でマイミクになっていた。お互いの日記コメントをした繋がりがあって、サッカー友達ということで俺から申請をしたっけ。いや、もう正直覚えてないけど。とにかく、俺とキャプテン君はmixi友達になった。

 キャプテン君のmixi日記はすごかった。俺も、彼もサッカーのことを綴った日記が多かったが、彼の場合はなんというか、思考レベルが違った。普通に大学サッカーをやってるヤツが、一生懸命サッカーのことを考えているのだとしたら、彼の場合もっとずっと、『上の視点からサッカーのものを見詰めていた。

 例えば、同志社大学サッカー部は、今でも大学単位ブログ更新し続けている。各選手自分生活サッカーに関する考えを書き綴っていく。

アメブロ catch the world

https://ameblo.jp/duscblog/

 ここにある後輩達の日記は、読む価値がある。若いながらも自分なりに考えて学生生活を過ごしている。

 当時のキャプテン君のmixi日記は、この内容をはるかに上回っていた。日記のものは、すでにこの世にデータはないが、当時の俺個人日記に断片的なメモがある。

 当時、キャプテン君はこんなことを日記に書いていた。ほぼサッカーのことだ。本当は繋がりのある文章なのだが、断片化しているので意図がわかりにくいかもしれない。



集団というものは常に問題に直面してる。人が寄っている以上は必ず争いが生まれる。価値観の違いとか、追求する目標の度合いとか、相手への要求基準とか、争いの種は無数にある。それでも同じ集団として、組織として「仲間」を自称して日々共に暮らしている。

自分らは、全員で一丸となって目標邁進するために集まったはず。でも、いつからか、別の方向を向いている人たちをひとつ目標に進ませることに奔走してる。組織とは難しい。

組織には、絶対に衝突や背信生まれる。リーダーには、それをまとめる人間としての自覚がいる。自分がやらなければならないという責任感が。自分には実力が足りないといって何もしないのは卑怯だ。逃げだ。後輩には、早くこのことに気付いてほしい。

理想を語って、現実に不平不満をこぼし続けるのは簡単問題を黙って見過ごすのも楽だけど、人間が腐っていく。

・オレは現状を変えたいと思った。現状を変えるにはかなりの労力がいる。俺はあの時、みんなに不快なことを言ったけど、妥協してほしくないからあえて言った。

・言いたいことを言い合えない集団未来はないんやで。お互いに機嫌を伺って本音を出せないとしたら、自分らの関係は友人ですらない。本当の仲間って、暑苦しくて、うっとうしくて、そして清々しい。

・ぶつかっても、嫌われてもかまわない。まだ間にあう。オレ達はここから勝負だ。残された時間を考えると、今は悩みながらでも正しいと信じることを貫くしかないよな!

ぶつかっても、嫌われてもかまわない。何年か経った時に俺の伝えたかった真意理解してくれれば、それはそれで素晴らしい。

・愚直にやることは本当に重要やで。ひたむきにやらない人間に付いていく気にはなれん。

・結果を出すことは、集団をまとめるための必要条件であっても、十分条件にはならん。サッカー試合に出れない人の方が多いんやし、俺達のチーム!!って愛情をみんなが持てるチーム作りをしないと。勝って喜んでいるのはレギュラーだけってことにもなりかねない。今の俺には難しい。

・好む好まざるに関わらず、人には立場が与えられ、それに見合った働きが要求される。自分には難しい、できないかもしれないと言ってるヒマがあるなら必死勉強しなきゃいけないし、責任を負える人間にならんとな。

・今のチームには、勝ちたいという執念を見せるヤツや、自分を演じてでもチームのために尽くそうとする人間が少なすぎる。たしか個人個人は頑張ってるけど、みんなそこ止まりなんよな。他人に対して意見を言おうとせん。勝ちたいなら叫ばなきゃいけない場面もあるのに。だから俺は三年に怒ったんや。なに自分のことだけ頑張ってんねんと。自分らの代やったらそれ相応に振る舞えと。

他人言及することは、自分へのハードルも上げることにもなる。言ったからには自分もやらなきゃいけない。そんな風に、自分を追い込んで成長していかんと。

・時には集団のために自分を演じる必要がある。嫌われ役でも買ってでよう。自分大事にしすぎるあまり、みんな守りに入ってもうてる気がする。

自分のことだけに集中して動くのは本当に楽。でも、それなら今の場所にいる意味はないからね。引退までに、俺らの4年間を後輩に叩き込もうと思う。そうやってチームの魂は引き継がれていくものなんやで。



 上の日記は、なんJ民が書いたものではない。日記を書いたのは、当時21歳の大学生だ。一般的学生とはレベルが違う。社会人の域に達している。キャプテン君が反則で退場処分になったサッカー試合を見た時は只者じゃないと思ったが、ここまでとは思わなかった。

 実際、彼はいい奴だった。対面で話したことは数回しかないけど、でも確実にいい奴だった。熱い闘志が漲っていて、爽やかな笑顔が眩しい。それでいて面白いことも言える。ずるい。

 就職活動に話を戻す。必死エントリーシートを磨いて、SPI勉強をして、面接対策をして、総合商社の一次試験突破した。二次試験グループ面接も通って、いよいよ三次になった。

 会場は、晴海トリトンスクエアという海が綺麗な高層ビルだった。会場には、当たり前のようにキャプテン君がいた。緊張している様子だったから、声はかけなかった。かと思えば、ほかの志望者と一緒に雑談をしていて、さすがだなと感じた。

 面接試験の部屋の前で待っていると、自分の前に終わった人が出てきて、「頑張ってください」って言われた。「ありがとうございます」と返して部屋の前に立った。

 肝心の面接試験は、一応やりきることができた。子どもの頃からやっていたサッカーアピールもできたし、面接二名サッカーをしていたことがあったらしい。「インカレスタメンで出ました」と言ったら、「おー、うまいんだね!!」と言われた。

 面接全体だと、簡単質問もあったし難しい質問もあった。覚えてる限りだと、

□なぜ総合商社を志望するのか、その中でもなぜ住友商事を?

集団の中でどのような役割を果たすか

卒業までをどう過ごしたい

総合商社で叶えたいことは何か

□今後の人生目標

あなたにとって「仕事」とは何?

□弊社の弱点を教えて

仕事ができない人や嫌いな人が職場にいた時にどうする?

 こんなところか。ゆっくり落ち着いて答えていった。こういう時、サッカーをやっていてよかった。緊張はするけど、それが心地いい。失敗してもいい、飛び込んでもいいやって思えた。よい意味で、周りが見えなくなる。

 時間というものの退屈さを感じない。これは採用試験なのだという不安も忘れて、不採用がありうるという事実すら忘れてしまって、どんな恐れすらも感じなくなる。面接、という世界に全身全霊で移り棲んでしまたからだ。

 面接が終わった後は、さっきの自分と同じく、面接試験の部屋の前で待っている人がいた。俺は、ちょっと迷ったけど、「頑張ってください」って言った。その人は、「ありがとう。行ってきます」と返して面接室の前に移動した。

 それから普通に社屋を出て、ちょっとその辺でご飯を食べて、夜行バスが来るまで街を歩き回って、バスが来る頃にはすっかり疲れ果てていた。

 続き

 https://anond.hatelabo.jp/20230526212236

2023-05-14

彼氏の話が多い勢いのある女友達疲れた

男性アイドルオタク自分友達共通の友人を介して知り合って、ここ一年かなりの頻度で会ってきたけど段々すり減って疲れてきた。

元々、その子大学時代有名繁華街クラブホステスをやれるくらいルックスがいい。

女子大ありがちなインカレ旧帝大男の子と付き合って、同棲中。仕事彼氏にほぼ就活をやってもらって内定を得た企業で、リモートワーク中。(平日仕事してるのか?ってくらい外食してるし、連絡も早い)

片や自分は、一応中高一貫からマーチという平々凡々とした学歴→半官半民系(もちろんリモートなんてない)。ルックスは正直そんなによくないし、とりあえずルックス関係無く行ける道としてここまでは来た。

こんな二人がオタ友して出会ったのはいいけど、正直疲れて来たのでここに投げてみた。

元々友達は、私には凄く優しく色々細かなプレゼントとかお土産とか買ってくれたり、お店とかを教えてくれたりして自分に対しての攻撃があった訳じゃないって事だけ前置きしておく。

疲れた点を簡潔に挙げると

1,好きなグッズやキャラグッズなど出ると、数に見境なく買う点(LINEでこっちが買ったか確認してくる)

2,同棲彼氏とのお話しを沢山してくれる点(私をなんだと思ってるのか、彼氏と三人で遊ぶ事を提案される)

3,そもそもLINEが多い(毎日)

4,私がすぐ休めると思ってチケット勝手にとる

上にあげた通り友達は勢い良くばぁーっと喋るタイプだし、買うタイプの人なのでその勢いについて行けなくなって来た。

オタク以外のことでも、彼氏の話が多いし(学歴の話とか諸々)、友達彼氏に会ったって気まずいだけなのに会わせようとする。

あと、私は彼氏がいないので良い人いたら紹介してって事をこの前言ってみたら、もう大体彼女結婚してるってやんわり断られたのが効いた。

LINE毎日毎日送ってきてしんどい(私はLINEは連絡ツールとして使いたいだけ)。

まぁこんな感じで正直きつい点は何個かあったけど、一番きついのは、かわいいって言われ待ちな言動が多いのが疲れた。それは友達じゃ無くて、彼氏に言って貰いなよ。

という感じで、半分僻みみたいな文章が出来上がったけど、やっぱり人間逆すぎると合わないし、周りにこんな女子いたらキツすぎるよねって話でした。

2023-05-12

明日もっと楽しくなるよ。ね、ハム太郎

なんて言ってたロコちゃん、今頃何してるんだろう。

マッチングアプリで知り合った男にサルトーレ・クオモあたり連れてかれた上につまらない話に相槌打たせられて割り勘させられ、下手くそテンプレートホテル誘われて、それを断って東横線横浜実家に帰りながらカナちゃんのインスタに舌打ちし、途中で通過した日吉大学時代インカレサークルで知り合ってやり捨てされた慶應生を思い出してさらに嫌な気分になり、自宅に着くとくっさいパンプス玄関で脱ぎ捨て、自室のベッドに飛び込んでスマホをいじり、1時過ぎに慌ててメイク落として風呂入って「あしたは今日より歳取ってるよね」と呟いて眠り、翌朝も鬱々とした気分で東横線半蔵門線に乗り丸の内に向かうんだろうか。

2023-04-01

イルカを消す方法

イルカを消す方法がわかるアプリだ** イルカ画像を右を向いて見るだけじゃなく、顔の右半分を上に向ける方法がわかるアプリだ** これでイルカは消えた、いや、消えたと思うべきだろうか? もう一本のインカレソシャゲイルカイベントがあるというのは知っているし、イベントが終わると元通りになるのだから戻るのも自然だ*** これでイベントからもう少し日が立つとお祭りが始まる(画像注7

Anond AI作成

2023-03-05

anond:20201027130612

>1つものを得ると必ず1つものを失う。恵まれ人間というのは同じぐらい失っている

本当にその通り。

私も地方から上京組で、大したことない大学しかからなかったから状況は違うけど、インカレに入っていろいろな人の話を聞くことはできた。ど田舎名前も聞いたことも無い街……いや『町』から東大に現役合格した人、地方とはいえ中高一貫進学校から3浪して早慶に入った人、都内御三家から私立女子大しかからず進学した人。いろいろな人がいるのが東京なのに、元増田が、恵まれた人には恵まれた人なりの苦労があるという気づきを早期には得られずに、参考書を見て涙を流すほどまでにこじらせたことを残念に思う。追記を読むと今は落ち着いているとのことで、何より。

2023-02-12

anond:20230212001555

Chris Sasaki@chrisnewtokyo

今年のU-19 W杯日本が笛を吹かれてしまったレシーブの際のステップは『ゼロステップでしょ?』が通用しません!

国内でもU-15の大会インカレなどで笛が吹かれる頻度が上がっているようです!

選手コーチの方々もこれを観て今一度アップデート(原点回帰しましょう!



日本人が磨いた高等技術なんちゃうの?

2023-01-31

anond:20230131183836

横だけど

大学ウルトラハードやったわ

学部には右を見ても左を見ても教室には1人か2人くらいしか女の子はいないし、インカレサークルに入る度胸ないし

就職してから職種違い含めると女性比率20%くらいの部署に来て、彼女作んの簡単すぎやろって感じだった

女性存在しているところに身を置くのが大事

2022-12-21

anond:20221221163431

麻布とか男子校だけど普通に彼女持ちいるし、なんなら合コンして当日お持ち帰りだし、大学でもインカレ女子大彼女がいたりするし。

2022-12-17

面接官「他大の学食メニューお気に入りはありますか?」

就活生「はい部活遠征で行った○○大学唐揚げはおいしかったです、近くの飲食店交流も行いましたがそこの唐揚げもまた食べたいですね」

就活生「私はインカレサークルで○○大の学食を利用しカレーをよく食べました」

就活生「サークル活動部活動、学会発表をしていないため他大の学食は利用しませんでした」

就活生「私はありませんが、他大とのかかわりはゼミ活動で他大のゼミと討論を重ねたり、その後バーベキューをした程度です」

2022-10-21

友達(仮)の結婚パーティーに行った

結婚式じゃなくて結婚パーティー家族友達だけ呼んで食事会みたいな感じね。

俺はもうそろ30の童貞友達(仮)は一歳上。俺たちの出会い大学。後述のそいつの人となりからFランとか言われるかもしれないけど、私立政治学科じゃ国内トップレベルじゃボケ三田じゃなくて3号館の方ね。俺は現役でそいつ一浪なので同級生。何個か授業が被っていたため、向こうからしかけられて仲良くなった。

俺は身長167、カエルに顔がそっくりキモ男。そいつ身長178のイケメンでイケボ。そんでそいつに誘われてインカレサークル男子学内女子は他の女子大みたいな感じ)に入った。そいつは女絡みは多かったが男の友達がいなかったので俺を誘ったのだろう。

そいつが俺をまあいじるいじる。低身長を好きな女はいない、声が面白い、話がつまらない、女と話す時キョドッててウケる絶対彼女できない、などなど。周りの女は一緒に笑っていた。その後そいつサークル内で複数女子浮気し、バレてサークルを辞めさせられた。話は脱線するけど女ってすごいよね。目の前で人の容姿とかを貶しまくる奴にも平気で抱かれることができるんだもん。尊敬する。

元々つまらなかったので俺もそのうちサークルには行かなくなった。その後同じゼミでいじられたり、マウントを取られたりする日々が続いたが、他に友達もいないし、そいつは授業は真面目に受けてて代返に使われたりすることはなかったため付き合いを続けた。俺の部屋で鍋を食いながらそいつの女絡み武勇伝を聞き「そりゃすごいね」と返事して過ごした。卒業して社会人になってからは会うことはあまりなくなった。

それで結婚パーティーに呼ばれたから行ったんだけど、相手普通に清楚で優しそうな女性だった。今までそいつが付き合ってた女とは違うタイプのね。そいつは俺のことを「大学時代から親友!」と紹介していた。

帰り道、「あ〜、なんであんな奴にあん奥さんが出来るんだろう」と思いながら帰っていたんだけど、前から来た婆さんとぶつかった。ここでふと思った。自分の思うまま、恣意的に、悪意を持って相手振る舞うのってどんな気分なんだろうか、と。相手はお婆さん。周りに人はいない。俺は決めた。

「おい!ババア!どこ見て歩いてんだよ!」と怒鳴った。人生で初めて他人暴言を吐いたので声が震えた。婆さんは「あ…すいません…すいません…」と何度も頭を下げた。俺は睨みながら舌打ちをして、立ち去った。

とても嫌な気分になった。仕事はつまらないし、金はあるけど趣味もないし、女にもモテないし、もうそろそろ仕事辞めて実家帰ろっと。

2022-09-27

anond:20220927023556

東大の男が東大女子を嫌ってると他大女子東大男子に群がるは両立するし両立してないとインカレサークル大盛況にはならない

anond:20220927022043

三高という言葉自体がそうだったとして

 

 

みたいなのがある以上女が三高好きなのは変わらんけどなw

2022-09-10

anond:20220909211701

年収1000万以下だと世界の半分知らないとか

TOEIC800点レベル英語力がないと世界の半分知らないとか

インターハイインカレレベルまでスポーツやってない奴は世界の半分知らないとか

いくらでも悪口作れそうな表現いいね

それ全部掛け合わせていったらワイは世界1%も知らないことになるかもな

2022-08-16

急募片思いを長持ちさせる方法

まだ高揚感のあるうちに、記録として残しておこうと思う。

バイト先の男の子のことを好きになってしまった。それからというもの片思いをどうにか長持ちさせる方法はないものかと、毎日考えている。

まず最初に、私はたぶん日本女子大生の中で一番恋愛下手だ。女子大生限定したのはなにも恋愛経験比較できるのが同年代友達しかいないというだけで、べつに限定しなくたって一番になれる自信がある。津々浦々から恋愛下手を名乗り出る老若男女を集めて競わせる大会があったとしたら、金かどうかはさておいて絶対メダルはもらえると思う。

それくらい、人に好意を伝えるのも苦手だし、向けられた好意を素直に受け取るのも苦手なのだ

大学女子大に通っている。

女子大でもインカレサークル入れば彼氏なんてすぐできるよ!という先輩からアドバイスにまんまと心を奪われ入学を決めたが、実際女子大に通いながらインカレ彼氏をゲットできるのはコミュ力と行動力がある一部の子だけで、大人数が苦手で、サークル新歓から帰って疲れて動けないような私には到底無理な話だということに、入学してから気づいた。手遅れである

幸か不幸か、大学での勉強があまりに楽しく、毎日が充実していたため、一年生のうちは恋愛というものから遠く離れた場所悠々自適に過ごすことができていた。

当たり前だが、自分コンプレックスが刺激されない毎日というのは本当に居心地が良いものである自分に自信はないくせに自己愛だけは一人前な私は、女子大という守られた世界で一生この生活を続けたいと、心から願っていた。

本当に願っていた。願っていたのに、やはり私は未熟で、脇が甘かった。

今年の4月、二年生に上がってすぐの頃、バイト先を変えた。それまではバイト仲間が女の子しかいないお弁当屋さんでバイトをしていたが、大学時間割の都合で働き続けることが難しくなり、ローソンで働くことになった。これが大誤算だった。

そもそもコンビニバイトという環境もっと警戒すべきだったと思う。

夕方は基本2人体制、狭い店内、近いレジ!恋に落ちてしまフラグが多い!多すぎる!いとも簡単想像のつくことなのに、働き始めてから、ましてや実際に恋に落ちてしまってから気付くなんて、私は本当にバカだと思う。こんなことになるなら、同じ時期にタウンワークバイト募集をしていた工場で働くべきだった。しかし、工場で働いたとて、素敵な工場長に恋をしてしま可能だって無きにしも非ずな訳で、これに関してはもう、運が悪かったということにしておこう。

ここまで読んでくれた人のために、「最初シフトが被った時はなんとも思ってなかった、しかし、優しくされて意識するようになってしまって,,,」というような、恋に落ちたきっかけのエピソードを書きたいのだが、生憎書けない。なぜかというと、本当に恥ずかしいけれど、初対面の時からガチガチ意識していたかである

初めてシフトが被ったとき彼は他の人の代打で急遽来ていたため、陽気なベトナム人と働くつもりで出勤した私は面食らってしまった。普通にかっこよくて見惚れたし、話すとドキドキした。その後数回ベトナム人代打でやってきた彼と働く日が何度かあり、いつの間にか代打ではなく通常のシフトが被るようになり、気づいたら好きだった。まとめると、陽気なベトナム人シフトを飛んだせいで私は恋に落ちてしまった訳である。最悪だ。

好きだと自覚して間もないころ、むしゃくしゃしてネットで「片思い」と検索してみた。するとびっくり、世の中の片思いに頭を悩ませている人々は、どうやら意中の相手とインスタのDMでやりとりしたり、夜中じゅうLINE通話したりしているようなのだ。もうそれは両想いではないのか!?しかし、そのような内容の文章が「片思い」というタイトルをつけられて悩み相談として投稿されていたため、私は撃沈してしまった。私のこれはもう片思いでもなんでもないのかもしれない。だってインスタも交換してないし、LINEしたことないし、相手について知ってることといえば、同い年ということと、大学名ぐらいである。脈がないにも程があるだろう。

どこが好き?と聞かれるとうまく答えられない。

まり男性と接点のない生活を送ってきたせいで、最初に見たものを親だと思い込むヒナ現象が起こっているのかもしれない。本当に情けない。それでも私は彼とシフトが被る日は、ドライアイから本当はつけると目がシパシパしてしまカラコンを装着し、髪を巻いてポニーテールをし、全力で鉄壁の前髪を作り、念入りに目の下の虚無の更地から涙袋を生み出す。少しでもかわいいと思われたいかである。もう開き直ることにした。

こんな不毛片思いがそう長くは続かないことも分かっているつもりだ。相手にいつ彼女ができるか分からないし、好きだということがバレて距離を置かれてしまうかもしれない。というか、バイトから相手がふらっと辞める可能性もある。それでも、彼に教えてもらった好きな映画タイトルを頭の中で何度も読み上げながら帰るような今の日々が、少しでも続いてほしい。それ以上はもう望まないから、この片思いをどうにか長持ちさせる方法を、今、必死に探している。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん