はてなキーワード: 表象とは
・ありがちな男性主人公をケアしてあげる都合よく親身な女性キャラはこの作品にはひとりもでてきません
・『ドラえもん』ではロボットのドラえもんがのび太に秘密道具を与えるばかりでケアをするという要素はあまりない
・自傷的な男を主に女性のケアで救うというのも、いい加減そこから完全に脱却した話にしてもいい
一方で男のケアに次のように断言している。
「『イニシェリン島の精霊』は男同士はケアできないという事実を無慈悲に描いています。」
・女の子たちを題材にした日本のアニメは、表象として理想化がいきすぎなことがままあり、“女の子”化」による消費がおおい。
・AIやロボットのジェンダーバイアスが問題視されておりこの女性差別がことさら酷い日本でも頻繁に批判が起きている
・日本のアニメ界隈の女子高校生依存は早急に大いに反省すべき点
・宮崎駿もふくめて日本の中高年男性クリエイターにありがちな記号的な描写にとどまり、問題意識のアップデートもなされていな
・中国や日本など東アジア圏のアニメ・ゲーム系コンテンツは白人至上主義
・「普通の家族こそあるべき姿である」という、なかなかに保守的な家庭理想論の強化になっている
・『新世紀エヴァンゲリオン』も映画版『進撃の巨人』も正直あまり好きじゃないとのこと
・日本のアニメ文化の問題点を踏まえてもっと自己批判的な要素は入れるべき
・「親は子どもを幸せにできるんだ」といい、保守的な家庭観がこぼれでている
・多様なシルエットを持つ男性キャラと比べて、女性キャラは単調な丸みのデザインばかり
・世間で人気の女性アンドロイド系の作品とそのファン層へのチクリとした居心地悪さを与える
・暗黒の軍団を従属させる元メイドの魔女…ってなんか日本のアニメにありそうな設定盛り盛
・昨今の日本作品は「公安」などを社会治安を守る人間としてカッコよく描く傾向がチラホラ見られる
・「公安」がやたらとかっこよく描かれがちで作り手の無頓着な権力美化がある
・日本だったら「どっちもどっち」「双方とも過激なことはダメだよ~」といういかにも知ったかぶりな中立風情の論調
・中立なんて言ってられない。だからといって今の政権のように増税してまでも防衛費をやたらと増やしまくりたいという姿勢を支持できるわけでもない
・「右も左も関係ない」とか「レッテルを貼られてもいい」とか、そんな聞こえのいい中立的言動を得意げに振りかざしている者はいないか。私もあなたもみんな差別主義者には簡単になれるのですから。
・「自分は中立だ」などという冷笑主義が加わるともう手が付けられない
・地球環境問題に対して否定派の人たちの主軸にあるのは「論破カルチャー」であり、完全な「冷笑主義」
・「リベラル・中立を気取る人」が無意識的にやってしまいがちな「偏見・差別」
・「女性は王子様を見つけて救われる」というシンデレラ・ストーリーの呪い
これら女叩きデマの母体は、組織的に女性蔑視や女性差別を吹聴していわゆる頭の足りないバカをターゲットにしてヘイトビジネスを行っている。間違った情報は正しい情報よりも早く多く拡散されるため、こちらの方が広告に向いてるから。
人権意識や女性差別問題に対する意識は日本では統一教会のせいで男女参画社会案が実効性のないものに変えられて、とても遅れている。ヘイトスピーチや女性蔑視的な表象、性的客体化、性犯罪を問題視する土壌が日本は弱い。
意図的に触れてないのかな?
性について異常な環境というのは、それだけじゃないよね?都合が悪いから敢えて隠してる?w逆に年齢に見合わない時代に性的な表象を見せつけられたり、性的な存在として扱われたり、性的搾取されたり、というものも含む。
こういう本人が積極的に望まないのに性的なものに晒されたり性的に見られた人間が成長すると連続殺人鬼かDV予備軍orDVホイホイ。PTSDになったり攻撃的になったり精神的に不安定になったりするんだよね。
「キモイおじさん」という表現が批判されたり擁護されたりしている。その擁護意見の中には、「セクハラするやつや性犯罪者のことをキモイと表現しているのであり、中高年男性全てに行っているわけではないのだから何の問題があるのか」という理屈があるようだ。
ところで、こういう理屈を言う人と、「萌え絵は女性全般への性的搾取」と説く人はそれなりに重複しているように見える。
セクシーな格好をしている萌え絵の女性は特定のキャラクターであり、彼女の個別の性格や他のキャラクターとの人間関係という文脈の上にセクシーな格好がある。そのキャラクターは一定の納得の上でその恰好をしているはずだ。しかし批判派は「誰かがセクシーな格好をしていれば、それは女性全体がそうであるという風潮を強めるからダメだ」と言っているように見える。
その理屈に沿うなら、「おじさんすべてがキモイわけではない」のに「キモイおじさん」と言ってはダメだろう。「キモイ性犯罪者」と呼べばいいだけだ。誰かが「キモイおじさん」と表現を多用すれば、それは「おじさん=キモイ」と考える風潮を強めてしまうのだから。
ちなみに私はセクシーな女性の表象も「キモイおじさん呼び」もどちらも存在していいと思う。しかしどちらにも「特定の属性への偏見を広める作用がある」こともまた事実。
「多くのおじさんはキモくない」
「現在話題になっている女性表象に関する表現だけでなく、全ての表現が規制され、国家から市井の人々まで全員が、他人に伝えるような物語を紡げなくなる状態というのは、物語(ストーリー)が自分の思考を妨げない(=自己を保っていられる)という点において、一種の理想なのかもしれない。
つまり、ある人間が考える「悪い」表現を禁止するのではなく、他人にストーリーを与えてしまう表現全てを禁止すれば、人々はストーリーに影響を受けることなく、自己が本来持つ自身のストーリーに忠実に生きていけるだろう。
だから、表現規制をやろうとする人々は完全に徹底してやってほしいと思う。
一部の表現を選択的に禁止するのではなく、人々がストーリーで繋がることが無くなるくらい徹底的に全て禁止してほしい。
人々が物語を共有できなくなるくらい、完全な表現規制を求めてほしい。
(今の表現規制は、その規制を求めること自体がストーリーのひとつになっているため、私が希望する表現規制にはほど遠い。
ストーリーによる悪影響を消すためには、表現規制自体が物語性を持たないくらいに徹底的な表現規制が必要なのだ。)」
という私の言動も、物語性を帯びてしまっているのだ。まあ、つまり、そのようなレベルの表現規制など無理だということだ。
>表象の「悪さ」はもはや「何が描かれているか」だけを見て考えられるものではなくなる。
>それはむしろ、歴史的・社会的に女性が置かれてきた/置かれている状況との関連ぬきには考察することができないものである。
広告なんだから「何が描かれているか」以外に検討の材料はなかろうよ。
自分が相手にしていたのが実際に現存する広告であること、その適否について偉そうに語っていたことをすっかり忘却してどうするんだ?
で、
>「表象を作ること」が持つ意味をめぐる議論が深まることを期待したい。
とかも、寝ぼけているとしか思えんのよね。
そんなことはそれこそゾーニングされた閉じた空間でやってくれよ。
ただし現実の広告に文句を付けるなら、記号のカケラを必死でかき集めて女性差別に結びつけるような乱暴な振る舞いをやめて、最低限その広告がどう現実に悪影響をもたらすのか定量的な議論をし、その影響が認められないのなら問題にすること自体を思いとどまるのが真っ当な学者のやることではないのか。
令和『うる星』をアマプラで再生したけど、2秒以上、直視できなかった。
これは原作コミック、押井版テレビシリーズ、劇場版をひととおり見たうえでの話。完全に拒絶反応が出てる。
なぜなら、あれは時代の産み落とした作品で、あの空気感をそのままアニメにするのは、もういくらなんでも無茶だと思ったから。懐古趣味にしても中途半端だし。それだけに『ビューティフル・ドリーマー』は、とても重い作品だった。あれは原作のモラトリアムを完全に拒否したから。それで押井守がシリーズ途中で降りてからも、建前としては「るーみっく的モラトリアム」が続くわけだけど、その呪縛の中でドタバタもがくキャラは見るに堪えず、痛々しく思えた。
だから、自分は、やまざきかずお版『うる星やつら』をあまり見る気にはなれなかった。もちろん、その延長線にある令和版『うる星』も。絵はきれいだけど、すごい違和感、不快感が出てくる。
手垢にまみれたことを言うけど、それだけ『ビューティフル・ドリーマー』は、最終兵器だったと思うし、罪ぶかい名作だったと思う。
さっき「うる星リメイクが話題にならず、ぼっちがバカウケしているこの時代に思春期を過ごしたかった。生まれる時代を完全に間違えた」という年配オタと思わしきツイートを見かけた。それで自分が思う違和感が分かった気がする。
前提として、アニメのキャラは「虚構」に過ぎない。80年代は、そんな「虚構」に埋没して「遊ぶ」ことを発見した時代だったのだと思う。だから、80年代は無意味で能天気なキャラ表象が求められた。
でも今の時代、おたく文化はメインストリームとして躍り出て、そうした虚構は、現実より重くなった。
だから、現実世界と乖離した、るーみっく的世界観は受け入れにくくなったのかもしれない。ならば、完全に虚構か、現実に振り切れるかしかない。
話を戻すと、やまざきかずお以降の『うる星やつら』にある違和感は、(個人的な偏見だけど)形を守ることに汲々としてて「キャラが蝋人形みたい」だからだと思う。そして令和版うる星の不人気さも、ここいらへんにあると思う。
もはや、誰も感情移入してない。というか、する気力にならない。興ざめもいいところ。つまり、40年を経て良くも悪くも、この手のキャラの魅力が、減価償却したといえる。
結論。
うる星、昔は好きだったけど、もう完全にオワコンだと思う。それは「役目を終えた」という意味で決してマイナスな意味ではない。ただ、コンテンツとしては、もうお金をタンマリ稼いでくれるようなものではないだろう。うる星ほど人気のあった作品が『ルパン』や『コナン』になれなかったのも、そのへんに理由がありそうだ。
【コメント補足】
>「ちゃうねん。 令和のうる星やつらはいわば水戸黄門みたいなもんで、オワコンなところに価値があるんや。」
そうか。なるほど。ようするに『サザエさん』のようなテンプレート・アニメだと思えばいいのかな。
>「何歳だよ、、、棺桶から増田にアクセスしてんのか?」「老人オタクってこうなるんだな まだビューティフルドリーマーって言っとる」
25やで
>「無条件でラムちゃん可愛いからそれだけでもいいじゃん!でも1クール後半からは密度濃くなってきて最初の紙芝居みたいなのとは比べて良くなってきてると思うよ。1クールの中でも「黄色いリボン」「君待てども」「君去りし後」は好きだなあ。面白いの感じ方は人それぞれだけど、なんかサンガツ。気に入ってくれるところがあるといいな!」
サンガツ!旧作でも名作だし、その回は見てみようと思う。
***
http://blog.livedoor.jp/qmanews/archives/52301669.html:くまニュース 2023/01/05
http://blog.esuteru.com/archives/9988702.html:はちま起稿 2023/01/06
→まとめサイトに転載されてた。名無しのコメントで納得いったものを載せておく。
知り合いで、前のアニメ化の時からずっと押井テイストのアニメじゃなくて原作の雰囲気を再現したアニメ版が観たいっていいつづけてた知り合いがいて、令和版めっちゃ楽しんでる。
元増田はその逆で、原作の雰囲気とかどうでも良いって思ってるんだろうね。
※61
今更80年代の原作の雰囲気をアニメでわざわざ再現することにコンテンツの縮小再生産以外のどれほどの意味があるって話でないの。
まぁ、なんだかんだ楽しんではいるけど、完全に懐古趣味のファンのための作品だろうし、若い人は食いつかんだろうなって少し冷めた感じはあるわ。
ビューティフルドリーマーは永遠に続くモラトリアムとの決着をつけたって意味じゃ、アニメ版の最終回とも取れるんだよな。
あれ以降まだドタバタを続けているキャラたちに冷めた目を向けるってのはわからんでもないし、それに対して怒るファンがいるのも納得できる話ではある。
555.はちまき名無しさん 投稿日:2023年01月06日 15:23▼返信
それを今掘り返しても、共感は得られない。
ルパンの子供時代もそうだ、誰も求めてないし見たくもない知りたくもない。
669.はちまき名無しさん 投稿日:2023年01月06日 16:31▼返信
これはどうリメイクしても駄目だろ。
ビューティフルドリーマーが致命的すぎる。
「すべて仮想現実の話でした!」って言われた後で、
716.はちまき名無しさん 投稿日:2023年01月06日 17:04▼返信
「うる星ほど人気のあった作品がルパンやコナンになれなかった」
これすごい腑に落ちた。
何が腑に落ちたのかもよくわからんけど、
この1文で何故だめだったのかの理由が納得いった。
773.はちまき名無しさん 投稿日:2023年01月06日 17:39▼返信
あまりに信者が持ち上げるものだからどんな物か見てみたが、終始押井のオナ〇ーと高橋留美子の原作を否定に掛かってるようで見てられなかった。
押井は原作者からリストラされたんだから押井信者もしゃしゃり出て来ないで欲しい。
786.はちまき名無しさん 投稿日:2023年01月06日 17:45▼返信
※773
ただ、ビューティフルドリーマーがあの時代に唐突に現れた
アニメ史の中の転換点とも言える強い影響力を残してしまった作品なのも事実
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/bucchinews.com/society/7040.html
そもそもがさ、昨今の炎上はレイプレイ騒動とか、松文館裁判とは毛色が違うんだよね
そういう所は、有識者がガチガチに対応してくるってわかったから
人工知能学会誌とか、のうりんポスターみたいな「公共」を燃やすようにシフトしたわけ
その上で
みたいな事をやろうとしてるわけじゃん?
にも拘らず、共産党マンセーってもう周回遅れどころか、逆走して敵になってるよね
でさ
山本直樹氏は表現物が有害指定受けてるから、「最前線で闘ってる」みたいに思ってる人いるかもだけど
成人指定の方が「描ける」ってさ
だって、意識のお高いコミックとして売りたいわけじゃないんだからさ
もう「成人指定のカーテンの向こう」なんて戦場になってねぇんだよ
がっつり性行為や裸の描かれた作品なんて、有害指定?自業自得みたいな空気もある(BLがそう)
標的は「萌え」
だから、温泉むすめとか大した表象じゃないのに「設定にスカートめくりとある」として燃やした
おっぱいの大きい可愛い女の子の絵を献血のポスターに使って叩かれたとかあったでしょう。
「そりゃ叩きたい人はいるし、街角にそんな絵を貼らなくてもいいんじゃない?」と。
家で楽しめばいい。
とか、そんな話ですらないんだよ、もう
と書いたうえでだ
宇崎ちゃんは、こっちの棚なわけ?
すげぇよな
いやいや、どっちだよ
人死が確実に出るくらいに悪影響があったのにもかかわらず、表現規制されずに長年維持され続けた例が実在する
近藤誠「がん放置療法のすすめ」をはじめとするがんを放置しろという主張だ。
医師という専門職の肩書を利用してがん治療を行わない患者を量産した。
こいつの影響で死ななくて良い人間が死んだ例は探せばいくらでも出てくる。
近藤の主張が間接的に大量に人を殺したといってもいいレベルの悪影響があったことは疑いがないだろう。
近年のネット表現規制論で出てくる女性表象の規制の理屈は性犯罪につながる、性差別を助長するなどの主張がなされている。
悪質な性犯罪の被害者は魂の殺人と表現されるように人死レベルの最悪な行動と評価されているものだが、
本当の人死につながるような悪影響が存在しているがん治療デマであろうと表現の自由として世間で許され
がん放置療法ほどに悪影響が明確であっても表現の自由で許される国で、
女性表象と性犯罪という因果関係が何も証明されてないもので規制をしたいと主張することがいかに狂っているのか法治国家に暮らす気があるなら考えてもらいたいものだ。
ほんの10年前まで「ラノベとか二次エロ漫画なんか読んでるのは、現実でモテないやつの現実逃避だ。現実を見ろ」って言ってたじゃないですか。
その通りなんだよ。わかってたんじゃねえか。
ツイッター検索したらたくさん出てくるよ。「オタク 現実逃避」で2010年以前の日付検索してみてよ。
あまりにオスは有害だの、オスは獣だから檻へ入れろだの言うもんだから、うんざりして自ら檻に入ったのがオタクじゃん。
いつからそういうオタク像が「現実の女性に性欲をぶつけてくる」みたいな現実とズレたイメージに変わってきたんですか。
そのころから「オタクは不愉快」「オタクは気軽に殴っていいもの」ってのは変わってないけどさ、同じ嫌悪感にしてもこのころのほうが正直でよかったよ。
ポリコレが浸透してきて「ナチュラルな差別感覚でオタクを殴るのが難しくなった」から、オタクを必要以上に悪者にする必要が出てきて、加害性を生やし、犯罪者と結びつける作業をやってるだけですよね?
なんでこういう変なこと言いだしたかもなんとなくはわかるんですよ。
昔は単にオタクを気軽に馬鹿にしてたんだけど、ポリコレが進展するにつれて、昔と同じノリでやってたら「自分たちがいじめっ子」として糾弾されるリスクが出てきたからですよね。
だから、自分がたたいてる者はもっと悪者じゃないと都合が悪くなった。
その結果、どんどん変な理屈が生え始めた。
いらないよそういうの。
別に「私が見下している貴様らオタクが勝手に女性の表象を使ってシコるな!キモイ!」って率直に言ってくれたほうがよっぽどこちらは気分が悪くないよ。
むしろ、叩くためにそういう取り繕いの努力までされると「そこまで嫌いなのか……」って気持ちになって余計気分悪いわ。
さすがに自分が被害を受けた痴漢と結びつけるとかさあ、こういうマンガを読んでるやつは現実の女性にもそういう欲望を抱いてるとか、そういう「冤罪」を平気でやってくるのはやめましょうよマジで。
せめて「性的加害を促進する」とかじゃなくて、本来の「女性表象を使ってもてあそぶのは不快だ」って議論に戻りましょうよ。
どう考えてたって、今のフェミニズムの皆さんが言われてることって現実に即してないんですよ。
今週のプリキュアでブラペの正体バレイベントがあった。プリキュアとは別だけど、プリキュアと肩を並べて戦う、という感じで続けるようだ。
という事実と考え合わせると、他の件で言われてきたことはいったい何だったんだ……? となってしまう。
戦隊ものや少年漫画が「男の世界」であり、活躍する女性が少ないことや女性のメインキャラが「紅一点」になりがちな問題は、伝統的にフェミニズムが問題にしてきたことだ。
例:5人戦隊モノの特撮で、今までレッドを女性が務めていないのがこの国の限界 - サブカル 語る。
こういった批判に影響を受けたのかどうかは知らないが、最近は戦隊ものや少年漫画で女性のメインキャラは珍しくも何ともない。ではプリキュアは?
……そう、プリキュアは戦隊ものや少年漫画以上にジェンダー不平等な世界なのである。通年どころか「途中から加入した男性プリキュア」すらいないのだ。男性はプリキュアとは別枠で、肩を並べて戦うことはあっても、決してレギュラーを張ることはない。
もし「子供向け作品のメインキャラはなるべくジェンダー平等であるべき」と考えるなら、プリキュアは真っ先に批判されるべき作品であるということになるだろう。
(プリキュアは「女性は○○すべき」みたいな観念を否定してるのでジェンダーの問題に向き合ってるとか、そういう主張もたくさん見かけたけど、そんなこと言うなら男性ライダーが家事育児をする描写を入れれば女性ライダーなんて必要ないやんけ。アホかと。バカかと)
しかし、プリキュアと肩を並べて、つまり同志として男性が戦うこと自体は肯定されているのだから、別に男性プリキュアがいなくてもよいのでは? 今作のブラックペッパーのように、プリキュアとは別枠で男性のレギュラーがいればそれでいいのでは?
そうだね! それ同性婚支持者の前で同じこと言ってきて!
「登録パートナーシップは、『黒人と白人が同じ電車に乗れるけれど、車両が違う』というような状態です。制度が違うことこそが、差別」らしいので!
えっ? 「そもそもプリキュアは単なる娯楽作品で、現実とは関係ない」だって?
それなら女性ライダーもいらないよね? これまでやってきた「創作物中のジェンダーバイアス」をめぐる議論、全部無意味になるよね?
キズナアイがうんうん頷く聞き役なのはジェンダーバイアスじゃなかったの? 巨乳の献血ポスターは女性への性的ステレオタイプを助長するんじゃなかったの?
プリキュアみたいなゴリゴリ子供向け作品でジェンダー不平等が正当化されるなら、少年漫画や青年向け漫画は尚更ジェンダー不平等が正当化されちゃうよね? 子供向けでやっていいことを大人向けでやっちゃいけない理由ある???
別にどうも。創作物の登場人物がジェンダー不平等だろうが、そんなの個人的にはどうでもいい。創作に政治的正しさは求めてないから、プリキュアがポリティカリー・インコレクトでも一向に構わない。
ただ、他作品のジェンダー不平等やら何やらを叩いてた連中にはプリキュアも叩いてほしいし、プリキュアをジェンダー意識高い系作品だと持ち上げてた連中には「女性主人公がいない」云々みたいなケチを他作品につけるのをやめてほしい。
「女性がいない局面では『女性を入れるべきだ』と言い、女性が優位にある局面では『男性を入れるべきだ』とは言わない」のは、ジェンダー平等ではなく「女性の利権」を目指しているだけ。一人の男性としては、ジェンダー平等は支持するけど「女性の利権」は自分の利害に反するので支持できない。ジェンダー平等を支持するのか「女性の利権」を支持するのか、旗幟を鮮明にしてほしい。