2023-01-08

キモイおじさん」と「萌え絵性搾取」のダブスタ

キモイおじさん」という表現批判されたり擁護されたりしている。その擁護意見の中には、「セクハラするやつや性犯罪者のことをキモイ表現しているのであり、中高年男性全てに行っているわけではないのだから何の問題があるのか」という理屈があるようだ。

ところで、こういう理屈を言う人と、「萌え絵女性全般への性的搾取」と説く人はそれなりに重複しているように見える。

セクシーな格好をしている萌え絵女性特定キャラクターであり、彼女個別性格や他のキャラクターとの人間関係という文脈の上にセクシーな格好がある。そのキャラクター一定の納得の上でその恰好をしているはずだ。しか批判派は「誰かがセクシーな格好をしていれば、それは女性全体がそうであるという風潮を強めるからダメだ」と言っているように見える。

その理屈に沿うなら、「おじさんすべてがキモイわけではない」のに「キモイおじさん」と言ってはダメだろう。「キモイ性犯罪者」と呼べばいいだけだ。誰かが「キモイおじさん」と表現を多用すれば、それは「おじさん=キモイ」と考える風潮を強めてしまうのだから

ちなみに私はセクシー女性表象も「キモイおじさん呼び」もどちらも存在していいと思う。しかしどちらにも「特定属性への偏見を広める作用がある」こともまた事実

「多くのおじさんはキモくない」

キモイ女性キモイ若者もいる」

セクシーでなくても魅力的な女性は多い」

セクシーさが売りの男性もいる」

などと多様性のある表現メッセージが増えればいいと思っている。

多様性重視なので、「セクシー女性表象存在してはならない」「キモイおじさん呼ばわりはダメ」とは思わない。

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