はてなキーワード: 職場とは
っていってもこちらは本社にいられるような花形部署ではなく場末の部署なので本社ではありません
プロパー社員以外はスマホ持ち込み禁止、Apple Watchどころか、腕時計や腕時計と勘違いされるようなヘアゴムさえ持ち込み禁止
しかもノートも持ち込み禁止なのにマニュアルも整っていないから
毎日『前も言ったけど〜!!』の怒号が飛び交う
共同作業者として他人の小さなミスに気づいているのに何も言わない
「増田さんなら気づいていると思って、意図してやっていらっしゃるのかなと思いました」みたいなことを平気で言う
なんか無意味に一歩下がって「謙虚で慎ましい淑女」みたいなポジションを取りたがる
共に良い仕事をしようと一歩踏み出す姿勢が一切無く、どこまで行っても言われたことしかやらない
言われたことも本当に言われたことしかせず、今まで7人中7人が言われなくてもやってくれていた周辺作業をやらない
自分の仕事でないと判断した範囲は、どんな軽微な質問でも「さぁ」 「わかりませんね」 「知りません」しか答えない
少しでも有用な返事を返そうという思いを一切何も感じない
でもたぶん彼女の中では「与えられた環境の中で凜として頑張っている淑女」なのだろう
自己評価だけはすっごく高い
小6からずっとオタクグループにいるオタク女なんだけど、処女時代のオタク体験に特有の楽しさというのはあって、その後彼氏できて二次元オタク趣味どころか全趣味エネルギーを喪失した時期があって、その後エネルギーが復活したという変遷があった。
最初の彼氏ができたときは、恋愛に夢中になってオタクをやめたというパターンではなく、幻滅と軽い鬱みたいになって何もかもが楽しめなくなってしまった。セックスが全く気持ちよくなかったのと、前から自分がブスである自覚はあったけど本当にブスの貧乳で無価値なんだなって思えて同人誌やグッズ類を一回全部処分したし、ライト乗り鉄みたいな感じでいろいろなところに一人で出かける趣味も失ってしまった。消費も生産もあのときは完全に止まった。「生産エネルギーが凄い童貞に生産を続けさせるために童貞のままでいさせろ!」みたいな声があるけど、それはこういう理由なのかもしれないなと今でも思う。夢が壊れて読めないし書けない状態になることはあるんだなと思う。私が生産をやめて困る人は別にいないけど、その人の創作に依存している読者が大勢いる商業作家であればそういう干渉も起きるもんなのかなと思う。作家の感性に不可逆な変化が起きてほしくないと思うわなと。
別れたら恋愛・性のコンテンツとは無関係なところから趣味が復活してきて、これはこれという感じで徐々にフィクションも楽しめるようになってきた。その後、別の人と付き合ってセックス気持ちいいのかよ…となり、急に実写映画など二次元以外のコンテンツも楽しく感じられるようになってインプットの幅が広がって(これが個人的に一番デカい体験だった)、創作も寡作だけどまたできるようになった。支部でのブクマ数みたいなところでいうと前より数字出せるようになった。もちろん評価よりも自分が仕事・生活と両立できて適切な距離感でやっていけることが一番なんだけど。交流や、オフラインでの活動がかなり時間も金も溶かすので、そこが無くなっただけで他にも時間が使えるようになる。時間は有限だけど密度みたいなものはある。コンテンツなのかコミュニケーションなのかというのはトレードオフじゃないんだ、生産と消費もトレードオフじゃないんだ、インプットをたくさんすると「個性」を失って他者からの評価が減じるわけでもないんだ、というのを思う。そんなに単純なものではない。あと思えば自分のことを個性的だと思い込んでたときの自分って個性的だったのではなく、オタクのテンプレートに準じていたただの痛いアニメイトJCの延長だったのでは?むしろ類型的だったのでは?とも思う。
オタクはセックスが下手みたいなレッテルも意味がないんだよね。元彼も現夫もオタクだし、両方瘦せ型の眼鏡だから、「見た目の特徴で見分けろ」みたいなことには意味がない。違いをいうなら元彼の友達は彼女がいない人ばかりで、現夫の友達は彼女がいる人が多くて、年を重ねるうちに既婚者になっていった。そういう傾向が、今思えばあるなというくらい。見た目はまじで両方瘦せ型の眼鏡でしかない。とくに高収入とかでもない…むしろ元彼のほうが職業領域としては高収入職のルートに行ったのではないかと思う。追いかけてないけど。
元彼との交際中はメンタルデバフがかかってて何も楽しめないという感じだったし、あれを「現実で恋愛しているからフィクションが不要になってた」という解釈だけはマジでできない…フィクションは大事だし、現実に劣る存在というふうには思わない。低カーストのブスである現実の自分から逃れるためのフィクションという位置づけではなくなってからのほうが、むしろ商業という責任の生じる形でコンテンツ生産を担っている人々への敬意や感謝を持つようになった。そして今の夫と交際開始したことがバフなのかというと、バフとちょっと違って、経験値が上がったような感じがした。小中学生の頃は現実と切り離すためのオタク消費・生産であって相互の影響はないと思いたかったし強固にそう思っていたけど、今思うのは、現実の経験が「どういうコンテンツを好むか」という好みの部分にかなり影響を与える。実際にやったセックスをそのまま創作で晒したり友達をモデルにして作品に出すような行いはしてないけど、コンテンツから良さを感じとる幅が広がって多様な小説や映画などから影響を受けるようになって、インプットするコンテンツの幅と量が激増したからアウトプットも変わったという感じがする。あと経験っていうのは現実の恋愛やセックスだけじゃなくて、ほかの対人関係や仕事などの影響も結構な割合としてある。学生のころ部活で後輩を指導するような役割から逃げ回っていて、職場で後輩ができてついに「先輩」役から逃げられなくなって、案の定うまくいかないとかの経験もかなり大きかったように思う。
自分のダメさを思い知るとかも含め、人生経験があったほうがコンテンツの消費も生産も楽しい。私の場合はだけど、生産において評価の数字も前より出るようになった。ただ、それは好きな時に好きなだけ趣味の創作をして無料で公開するという一番責任の発生しない形のものでしかなく、安定性が要求される商業とは違うもの。また、人と付き合うことで鬱状態みたいになると全部にデバフかかって何も楽しくなくなるから人間関係はリスクではある。人を求めた結果、ホストやりりちゃんにハマってめちゃくちゃというケースもあるんだろう。結局、何の単純化もできない。
偉っそうなリーダーがいてね。
普通はこの手法は最後の手段として使用するもんでしょう。他の方法を試して、それでもダメだった時に最後の手段として上司経由で指導するもんでしょ。
リーダーとしていろいろ試行錯誤してから、最後の手段として上司に報告とかすべきでしょ。
この問題、相手も正しい。ミスはダメなことなのだから。自分は強くは相手に言えない。ミスしたのは自分なのだから。しかし腑に落ちない。
いろいろ考えてみたが、騒音トラブルなどの近隣トラブルで例えると次のようになる。
横の家が21時頃なのに煩い。
どちらも正しいだろう。
人間関係を築く必要のない赤の他人になら、①がベストだ。相手も不快にはならない。
しかし、相手が子ども会などで接点を持つ可能性がある相手だと、いきなり警察に通報するのはカドが立つ。②がベストになる。
この事例はとても近いと思う。人間関係を築く必要があるかないか、の違いだ。つまりこれは、リーダーには人間関係を築く気がない、ということだ。リーダーを仲間と思ってるのがダメなのだ。リーダーは第三者の人。客先の嫌な人、と思えば良いのだ。
ひとまず、作業をするとミスをする可能性が増えるので、なるべく作業することを控え、何度も確認を行うことでミスを発生させないようにした。これまでは自主的に目についた問題は積極的に対応してきたが、依頼があったものだけ直すようにした。
そしてこんな働き方は性に合わないので仕事を辞めることにした。
ミスについて:
ミスをする人=能力の低い人、ではない。人間誰しも作業をすれば必ずミスは発生する。確認すればミスは減るが、それでも限界がある。バグのないシステムはない。
私はそこそこ仕事が早くミスもない人、と職場に思われていたはずだ。仕事を辞めると伝えた時は引き留めが入ったし、○○さんがいなくなった後が怖いです、なども言われた。
よく見ているユーチューバーが喧嘩していた友人と仲直りをして、動画を撮ったとの事で思わず書きたくなった。
おれはあんまり人に依存しないし、来るもの拒まず去るもの追わずな精神で日々を過ごしている。
故に職場でも嫌いな人はいないし、割と誰にでもコミュニケーションを取れている自負がある。
何でも話せる友人が1人いるし、それで基本的に何とでもなっている。
彼とは中学生の時に知り合い、ずっと何でも深い話を話せる友人だった。
彼とは何度も喧嘩をしたが、その度に深く話し合い解決をしてきた。
お互いの思いの丈を語ることが大切なことだと思わせてくれた人物でもある。
ただ、おれは心のどこかで彼をずっと見下していた。
おれより運動もできなければ、頭も悪く、努力もできない、おまけに性格も悪く、口だけ達者な薄っぺらい人間だと思っていた。
今では、その評価にプラスしておれが人生で唯一憎悪を抱いて良いと思い込める人間となった。
この思い込みがあることで身の回りでどんなに嫌な人がいても「あいつよりはマシだな」と思えることができる。
彼はYouTubeをやっているのでたまにチャンネルを覗くが全く再生されていない。
ゲームの実況をしているアーカイブを見た時には誰も視聴者がいない中、独り言を言いながら一生懸命にプレイしている姿を見てとても哀れに思えた。
それと同じぐらい心が踊った。
おれは性格が良いと思っていたがまだまだ人間らしさがあるなと一安心した。
彼が2ヶ月に1度ほど夢に出てくる。
おれの邪魔をすることもあれば、おれに泣きながら許しを乞う無様なシーンの時もある。
どちらも、おれは顔を踏んだり無視をしてその場を去るような行動をとっている。
時には腕を切断したり、攻撃的なことをしていることもある。
彼は仕事を辞めているようなので、世間一般で言う彼とおれとの評価は天と地ほどの差がある。
世間の評価など真に受けたりはしないが、この関係性のために彼の心が少しでも痛むのであれば、おれにとっては喜ばしいことになり得るだろう。
なぜ、ここまでおれが彼に敵意を向けるようになったか。
社会人になってから彼から遊びの誘いをよく受けていたが、仕事や当時恋人だった妻との関係からなかなか遊ぶことは叶わなかった。
今思えばそれで良かったと思っている。
最後の遊びの誘いを妻の妊娠を理由に断った時、彼から祝福の言葉がなく「やることやってるねえ」という人の神経を逆撫でするような発言が出てきた。
上述しているようなシビアな状況下であったため、精神的にも彼の言葉はかなり刺さった。
それから、全く彼とは連絡をとっておらずおれ自身もどんどん世間とは孤立してSNSも一年ほど辞めていた。
そんなある日、久々に某SNSにログインしタイムラインを見返していた際に彼のアカウントを見つけ投稿を遡って見ていた。
その際に明らかにおれと妻を指して投稿しているものを発見した。
「これが最後の誘いだ、断ったらもうこちらからは誘わない。」と何故か上から目線で投稿がされていた。
時期も遊びを断ったタイミングと同じだったので自分に向けられたメッセージと確信したおれは「脇が甘いよ」と返信したら、全てのSNSをブロックされた。
大変情けないと思った。
そこから、彼が定期的に夢に出てくるようになった。
最近はYouTubeの更新も止まっており、大変に気分がいい。
逃げに逃げ続け、空っぽになった彼が無様に世を去るかことを心待ちにしている。
いやマジでな、そろそろ公務員試験のシーズンやし言っておくが、「自分の意見を強気に言えないから面接怖い・・・そうだ!公務員なら一時は筆記だから少しは楽だぞ!」みたいな子は絶対に公務員になるな。
公務員ってのは転職難易度がクッソ高いから役所に骨を埋める覚悟が必要になる修羅の道なんや。
人生に逃げ場がない。
民間企業のサラリーマンは転職というカードさえ切ればある程度の待遇低下はあっても現状から裸足で逃げ出すことが出来る。
公務員にはそれがないんだ。
完全に「ひとごと」モードの人事に対しては何を言っても無駄だ。
民間企業の場合は「いやーでもそういうポスト充てられたらやる気なくなっちゃうな―」みたいなこと言えば向こうも利益追求のために少しは考えてくれるからなマジで。
マジで公務員って組織は「コイツをここに入れても人材の使い方的に駄目だろ」って配属を平気でガンガンするカスの集まりなんや。
ちなこれは公務員から必死に脱出して民間に逃げた俺のガチすぎる体験談やから。
たった数十回の面接を嫌がって大卒直後の数年を完全に棒に振ったわ。
つうか脱出する時に結局大量に面接する羽目になった(だって第二新卒なのにスキルがビジネスマナーぐらいしかねーんだもんアピール出来るものがカスすぎるのよ元公務員)。
マジで辞めろよな。
マジで。
そして、これはちょっと言いたくないが、公文書偽造とかマジで大量にやらされるから。
入って3ヶ月もすれば誰だってバレてないだけの前科持ちになれる素敵な職場だよ。
まともな奴ほどFEEL SO BADだ。
Rの支払いでLのコンビニコーヒーを飲むと数百円の差額で懲戒免職になるという。1900万円の不正支出や自殺への追い込みはどれほどの懲罰になったのだろうか。
職場の中における同調圧力が強すぎて本人の意志とは半ば無関係に同和利権を容認するような書類を処理してしまうのは、職務における真剣さや勇気の欠如ではあるが、それは個人の生存戦略と社会通念上のモラルのどちらを優先するかの話であって、その人間を明確な悪と断ずるのはいささか求めるハードルが高くないか?
対してコーヒーの値段をちょろまかす行為は、明確な自由意志に寄る明白な詐欺・窃盗行為であり、100%自由に自分の行動が選べる状況において、完全に自己の利益のみを目的として、他者に不当で不誠実な取引、というよりハッキリ言って差額分の万引きと等しい行為を行っているわけで、判断力の低下を招くような追い詰められている状況でもなければ、本人以外の意思が介在するようなシチュエーションでもないわけだから、明確にその人間が悪党であると断ずることが出来るんじゃないのか?
扱った額の大小に注目してどっちが重い罪をなしたかではなく、どちらがより「自分の自由意志をもって犯罪行為に手を染めることを選んだのか。犯罪行為に手を染めない道を選択できる自由がどれぐらいあったのか」で判断すべきじゃないのか?
というかそもそも、この2つを比較するのが完全におかしいというか、状況が違いすぎないか?
そんな声がどこからか聞こえたが、俺が知っている中で最も同和の話に近いのが一時期ネットを折檻した韓国人優遇の話なのだから仕方ない。
結局のところ、あの頃散々叩かれた「ごくごく一部のやたら優遇されている韓国人Ⅱ世Ⅲ世」というのは、同和の一種だったのだろう。
戦後のゴタゴタなどで韓国人を差別してきた歴史を持つ地域に深く関わる行政が、差別主義者としての自分たちの状況を小手先で誤魔化そうとし続けてズブズブの関係になっていったわけだ。
なるほど、ネトウヨとして暴走し大学や親や初めて入った職場で煙たがられながらも必死に勉強し続けた知識が今になってようやく役にたった。
利権を一度認めると、「利権を一度認めてしまった」という情報を世間から隠すためにずっと利権を認め続けることになる。
これが民間企業だとふとした業績の悪化によって「これ以上は耐えられない!」と吹っ切れることもあるし、倒産と共に膿が一気に地域一帯へと流れ出すこともある。
だがこれが公共となると中々倒れない。
何よりもそういった利権を黙認するかしないかの判断が自分たちの利益に一切影響しないという役人の立場が「とりあえず面倒臭くなさそうな方向で」というインセンティブを強く働かせるわけだ。
結果的に日本中に同和優遇・外国人優遇を始めとした様々な「元被差別階級」に対する優遇措置が行われ続けるわけだ。
恐ろしいな。
フェミニストもどきの連中がい前も何度も新たなルートで繰り返している恐喝と全く同じやり方だ。
何千年前に生み出されたのか知らんが、全く持って人類に寄生するのによくできた方式だと思う。
根絶やしにする方法があるとすれば、優遇措置をしてしまった人間を捌きすぎないことだろう。
だがそうなると今度は裏で繋がりを持ったままにして利益を折半してチャンチャンとなりかねないわけだ。
難しい。
30歳男だけど、何にもやる気が出なくて自分が腐ってしまっているのをなんとかしたい。
新入社員の頃は「できる人間」になりたくて頑張って残業して休日も勉強したけど、全然仕事ができなかったし何も身に付かなかった。
元々物覚えが絶望的に悪いし集中力がない上に対人能力が皆無だから、仕事も遅いし周りの人と仲良くもなれない。
何もうまくいかないストレスで味覚障害から拒食症になって、BMIが16を切ってしまった。
だけど、普通の人にできることができない、またはより多くのコストを払わないとできない、そんな理不尽感を勝手に感じて不貞腐れている。
仕事も人にも真摯に向き合うべきだと理解しているけど、どうせ無駄だろう、意味がない、って考えばかりが頭に浮かんで何もやる気が出ない。
友人を失ってもいい、職場で居場所が無くなっても首を吊ればいいか、なんて幼稚なことばかり考えてしまっている腐った自分をなんとかしたい。
友人経由で親に居場所が突き止められると困るってのは「口止めする」じゃダメなのかな?口止めしても毒親に喋っちゃうような人間そもそも友達ではないと思うけど。
ぼっちなのが寂しくてマッチングアプリをはじめ、ボードゲームの会なるものに招待されたとき自己紹介で職場の愚痴を言うことが必須で苦痛だった
まあその会はマルチの勧誘の会だったわけで次回以降行ってないけど、みんな愚痴もってるんだなあと思った
全くないわけではないけどたいてい寝たら忘れるし、そんなネチネチ人の悪いこと覚えて晒すほど執着してないんだよね
小1の時はゴリラというあだ名の女子がいじめっ子から守ってくれた
ゴリラと言われていたけど俺より背が低くクラスで一番かわいい子だった
でも気が強くて男子と対等に渡り合うからそういうあだ名を付けられた
相変わらずいじめっ子はいてゴリラ女子はいなかったけど他に守ってくれる子達もいた
小5の時、いろんな子から一緒の班になりたいと言われるくらいの人気者になった
小6の時、女子2人に呼び出されあんたのあの糞生意気な妹をどうにかしろと言われた
二人は妹と同じバトン部だったけど、スポーツ万能の妹への妬みだったのだろう
人一倍気が強くて男勝りの性格の妹には直接言えないから気の弱そうな俺に言ってきた
妹とは毎日喧嘩してたけど流石にそんなこと聞き入れられるわけが無いから口論になった
そしたら女子の1人が、あんたの笑い顔がキモい、ビンボウニン、ボットン便所と言った
家が貧乏、汲み取り式トレイというのは一番触れられたくないことだった
みんなが陰口を言っているように思えて人間不信になり他人との距離が測れなくなった
人の目を見て話せなくなった
親しい人でもそれが例え友人でも気安く下の名前で呼べなくなった
まだ男子とは話せるだけましだった
女子が集まって話していると悪口を言われているようで怖くて近寄れなくなった
告白したこともされたこともラブレター1通貰ったこともなかった
バレンタイデーとか卒業式の第2ボタンなんてどこの世界の話って感じだった
でも対人恐怖症がまだあって電車通学がつらかった
たまに行く合コンで連絡先を交換したいと言われるようになった
脛を蹴られたこともある
俺がどれだけ酷いことを言われても先輩たちは見て見ぬふりだった
盆休み明けに先輩たちがよく出勤してきたなもう辞めると思ってたと驚いた
ストレスで十二指腸潰瘍になっても上司から会社に来いと言われた
そのうち上司が説教するとそれがモニター映像のように見えるようになった
上司はお前は瞳孔が開いている、脳のスイッチを切って俺の話を全然聞いてないと言った
この人は厳しい人だったがいつも社員の退職理由は人間関係が1位と言っていた
だから直属上司はこの人のいる前では絶対にパワハラをしなかった
俺もこの人には何も言わなかったが、それでも全てを察していた
元上司が俺の悪い噂を流していたが、それを信じる人は少なかった
新しい直属上司も嫌な奴だったけれど、元上司より100倍マシだった
でも相変わらずコミュ障だったから同期や先輩から合コンに誘われても断っていた
人数合わせで強制参加の合コンで連絡先を交換したいと言う人がいた
でもやっぱり二人だけで会うと口下手だから1回会って終わりだった
その後の合コンで会った何人かと連絡先交換したけど2回会えればいい方だった
結局、いつまでたっても彼女はできなかった
社会人3年目の時、大学のゼミ同級生の男1人と女1人から飲みに誘われた
同僚女子は普通にしていればかわいいのに、笑うと目も口も一直線の変顔になった
口元には薄っすら大きめのアザがあり笑うと引き伸ばされて目立った
俺は彼女とは初対面なのになぜか臆せず話せた
飲み会後、1週間経っても彼女の満面変笑顔が忘れられずゼミ男に相談した
ゼミ女子に連絡したら実は彼女を俺に紹介したくて飲み会に連れて行ったのだと言った
2人とも凄く性格がいいのに彼氏彼女がいないと聞いたからだと言った
ゼミ女からなぜ当日に彼女と連絡先を交換しなかったのかと怒られた
あなたは人が良すぎる一刻の猶予もないのを全く理解していないと言われた
ゼミ男は飲み会の翌日には彼女の連絡先を聞いてきたぞと衝撃の事実を告げられた
とにかく急げ1秒たりとも逡巡する暇はないこの電話を切って今すぐ行動しろと言われた
初めて二人だけで会った日
ランチを食べた後ショッピングに行くとメンズ服屋に連れて行かれた
彼女に着せ替え人形みたいにあれを着ろこれを着ろと試着させられた
店員の前でも平気でかわいいかわいいを連発するから恥ずかしかった
その間ずっと変笑顔全開で楽しそうだった
俺が人前でかわいいって言われるのは恥ずかしいからやめて欲しいと言うと
まだまだ男らしさ女らしさが求められる時代だった
自分の笑い顔のほうがよっぽどへんてこだと言った
それを俺が笑ったら、笑いすぎ失礼すぎると怒られた
それまでにもそういう風に思ってくれた人はいるとは思うけど
口に出して面と向かって言ってくれた人は彼女が初めてだった
俺はずっと無理して男らしくしようと背伸びしていたと思う
彼女にそう言われて肩の力が抜けた気がした
ここでこんな文章を書くくらいにはこじらせている