はてなキーワード: 生活費とは
俺は最低限の貯金は必要だと思うからこの増田には完全に同意できないんだけど
はてなの情強ぶってる連中はとにかく「過程」を軽視し過ぎているように感じる
賃貸持ち家論争なんかが顕著だけど
今のところ「不動産価値が上がる都会なら持ち家、地方なら賃貸。地方で一戸建ては将来ただの負債になるので情弱の極み」みたいな考え方が正しいみたいな風潮だ
その意見は正しいけど、あくまで「将来」の時点において正しいだけで、その将来に至るまでの時間をまったく考えてないんだよな
仮に将来…仮に子供が独立して広い家が不要になる20年後として…確かに20年後では実質的な資産価値はゼロに近い田舎の一戸建は無駄でしかないかもしれないけれど、その間の20年間は快適で広い新築一戸建てに住めたわけじゃん
20年後に負債を残すかもしれないけど、子供が産まれ独立するまでという人生でもトップクラスに重要な時期を充実させるという選択は全然情弱じゃないと思うんだよな
例えば生活費までギャンブルに注ぎ込むとか、将来の破滅がごく短期に訪れて、そもそも投資効果もゼロになる可能性が高いことに金をかけている人間を情弱というのはわかるけど
当面の間は投資効果が得られるけど数十年後には負担になるかもしれないことに金をかけることを情弱というのは
その分野で生計を立てれるようになるわけじゃないなら趣味娯楽は無意味とか
そういう話と一緒だよな
一円の儲けにもならなくても映画みたりゲームしたりしたいんだよ
将来も大事かもしれないけど
将来と今は繋がってるわけで
正直に書くと
自信がある人はある時突然職がなくなってもまた稼げるから大丈夫と考えるから。
数か月の生活費は貯めとく必要はあるけど、それ以上は必要ない。病気云々言い始めたらきりがないし、それなら交通事故にさえびびってろって話になるので。
もう嫌だ。
無責任に子作りするな。
命を甘くみるな。産んでから不幸な思いをさせ続けるくらいなら、お腹の中で殺しとけ。
ちゃんと育てる事ができないのに、覚悟が甘いのに、自分のエゴで子供を産むな。
どうして、離婚をして子供を引き取らなければ、自分の子供でない事になる?
一緒に住んでなくても、会えなくても、お前の子供だろ。育てる事もしない、金も渡さないってお前ら親としての前に、人としてどうなんだよ。
女は子育てと家事と仕事をやって、男は働くだけ?低収入のくせにいばんなよ。
子供が立派に育たなかった時、育て方が悪いと母親を責めるけど、子育てもせずに、ギャンブルや夜遊び、女遊びをしていただけのお前に、責める権利はないだろゴミが。
大体、そんなゴミみたいなお前を育てたお前の母親が一番悪いよな。
一見父親が自分がバカである事を認めたかのように思えるこの言葉の意味は、俺はそんなバカな子供の親ではない。だろう。
助けて欲しい時に助けてなんてくれなかった。
私が鬱で自殺未遂をしてしまって、入院した時、そんな理由で入院してるなんて恥ずかしいからと言って一度もお見舞いに来てはくれなかった。
新しい奥さんや新しい家族、自分にはお金を沢山かけるのに、私達の将来の為の学費は渋る。
お前は、お金の事ばかり。そんな風に言われるけど、私は貴方にお金の事以外も沢山話してる。でもそれを貴方はいつも聞いてくれない。
離婚してもずっとお前のパパだぞって。パパってなんなの。
ママは朝から夕方まで働いて、家事も子育ても全て一人でやってくれた。学費も、生活費も私達が困らないように貯金してくれてたし、そういうお金を惜しむことなく使ってくれる。鬱になった時も沢山救ってくれた。
でもパパは何?お金すらくれなくなったら、パパはパパとして価値があるの?
まだ恵まれてる方なのかもしれない。もっとクズな親は沢山いるから。それでも、父親は何度も私を傷つけた。だけど、どれだけ傷つけられても嫌いになれなかった。寧ろ大好きだから、いつも無条件に愛されている事を期待してしまう。
パパはパパになれてない。
2つ年下の妹がいます。
妹は勉強が嫌いで成績は悪かった。
心のどこかで妹を見下していました。
習い事、塾、させてもらっていたので苦しくても頑張りました。
本当は遊びたかったけど。
妹はやりたくない習い事は辞めていった。
親は妹のことはワガママだからと言うので、ワガママを言わない私は「えらい」と思ってました。
私の方が偉いのに。
私の方がすごいのに。
私の方が言うこと聞いて、私の方がいい子なのに。
怒られても反抗する妹には「根性がある」なんて褒めるんです。
怒られて泣いて謝る私は根性なんてないってこと?
なんでそこで妹を褒めるの?
私の親は 子供の出来不出来、聞き分けのいい子か悪い子か そんなので子供の扱いを不平等にしない
それに20年以上気付かなかった。
そのままズルズルと人生を送りました。
親は私に進学校に行って欲しい大学に行って欲しい有名企業か公務員になって安定した仕事をしてほしいと言いました。
私はその通りに進みました。
妹は専門学校に行きましたが、その末についた仕事を2ヶ月で辞めてアルバイトをしています。
突然ですが、私は結婚する気はありません。
既婚者のレッテルは欲しいけど(周りの目を気にして)それを手に入れるためにかかる労力が大きすぎる。
社会人になってから両親には旅行や食事をプレゼントしています。一緒に暮らしてるので、生活の支えになれればとお金や家事の面でも色々と頑張ってます。
妹が結婚した時 私は「親の結婚してほしいという期待を妹が応えた」と思いました。親が期待する結婚して欲しいという望みだけは、結婚願望のない私には応えられないので。
妹の結婚には嫉妬とかそういう気持ちはありませんたでした。「よくやるなあ」と思っただけで。
ごめんなさい、ここまで書いて私はうまく説明できないんだけど
親にとっての良い子ってのは 良い学校に行くことでもなくて 聞き分け良くすることでもなくて 良い会社に行くことでもなくて 生活費やらなんやらを負担することでもなくて
私はずっと勘違いしてました。
私は1人前じゃないってことで
収入が不安定で 将来のことを考えずに子供を作るのが1人前なら
生活費を出しつつ家事をやって旅行やらなんやらをプレゼントしてる私は1人前じゃないというわけで
私は 親は私の努力を認めてくれてるって思ってたけど多分そうじゃない
ごめんなさい 何を言いたいか
上手く伝えられませんでした
新卒の給料から全生活費出して更に月2,3万の返済しなければならないって相当負担だが。
先月従兄弟の長男の方の結婚式があり久しぶりに親族一同で集まった。次男である従兄弟は前から独特な雰囲気があった。同じ食べ物を毎日食べ続けるとか、UNOの様なゲームをしていて負けたら発狂しだすというような「なんかちょっと変だな」というキャラだった。
長男の方の従兄弟はそんな弟のことをずっと面倒見ているというか、普通の面倒見の良いお兄さんといった感じた。叔父叔母である従兄弟の両親はかなり経済的に豊かでそんな次男の様子が心配だったのか、私立の中高一貫校に進学させていた。
結婚式のときに最近どう?と近況報告をするのはよくあることだと思う。わたしも従兄弟(弟)も年齢が近くて一般的なところで言うと大学を卒業して就職してちょうど中堅社員よね、と言う話しをしたら従兄弟から「僕は働いてないよ」という返答があった。
聞いたところによると大学を卒業してから専攻していた分野のことをやりたいと思い専門学校に行ったのだと言う。だけどその専門学校を卒業するころに新たな別の学びたいことができ、別の専門学校に通っているという話だった。学費はどうしているの?と聞いてみたら「父さん母さんが出してくれてるよ」と。実家で両親と一緒に住んでいるので生活費とかも特に困ってないって。やりたいことがあるんだから仕方ないじゃんと言う従兄弟に申し訳ないが苛立ちを感じた。
兄の結婚式に参列する、それが弟にとって初めての結婚式参加だと言っていた。私達ももう33歳近いんだけどな...と思い反応に困ってしまった。彼女ができたこともないと言ってた。「結婚したい、結婚したい」としきりに言ってたけど、コミュニケーションが不思議なところとか現実的なお金の問題への対処とかすごく不安に思った。
多分従兄弟の家族一同はそんな次男の様子をわかっていながらもどうしたらいいか迷ってるんだと思う。親戚のおばちゃんが
「あんたいい歳して働かないで実家で暮らしてなんなの!?えり好みしてないで仕事しなさい!」
って言ってたときの従兄弟(弟)の反応がニコニコというかニヤニヤしながら「そうだよね、そうだよね」と言ってたけどどこか辛そうで、どうしたらいいんだろうなって悩んでしまった。
つまり労働収入の有無に関わらず、衣食住のそろった最低限度の生活が奪われかけているのであれば、生活保護の受給対象になるということです。
といっても、いきなり福祉事務所に駆け込んで「最低限度の生活が送れないのでお金をください!」と叫んでも、生活保護費はもらえません。
福祉事務所が調査を行った結果、現在の収入が「最低生活費」を下回っていると判断されることで、はじめて生活保護の受給対象者となれるのです。
ここまでに述べたことをまとめると、「働いていても収入が最低生活費を下回る場合は生活保護を受けることができる」ということになります。
こういうものらしいぞ
ガタガタ喚かず早く行け
1.お金が浮く
俺は独身時代は一人暮らしで生活費に月12万かかっていた。結婚してからは2人で16万。1人あたり8万になった。
2.世帯年収が増える
3.何かちょっと便利
風邪引いた時にポカリ買ってきてくれたり、部屋で眼鏡なくした時に一緒に探したりしてくれる。お互い休みがバラバラだと用事頼める。
4.親が喜んでくれる
5.家事が楽
分担するので一人暮らしより楽
6.手当てがついて収入があがる
会社によるけど
8.言い訳ができる
6.あまり寂しさを感じない
地震でエレベーターも止まってマンションから出れなくなった時に話し相手がいるというのが心強い
7.失業してもすぐには困らない
8.一人だと出来ないことが気軽にできる
マルチゲーとか
https://www.chintai.net/news/2018/07/12/36674/
こういう人たちとおんなじ主張をされましても。
タバコを吸わなきゃロールス買えた理論は20年前から見飽きております
人は必要なものに課金する、それでいいので別に指図されなくてもいいわけですし
税金も生活費も気にしないニート増田・学生増田さんにも響かないかとおもいますよ。
https://shizendenryoku.jp/blog/kanakoazuma/
勉強する余裕も時間も脳の許容力もないやつに起業を勧めてるよね。君って。
大体さ、これだけ弱い奴に垂らし込む奴が多い。っていう件に対して、俺にアメリカ中国の陰謀論を言う時点で君がまず勉強したら?
起業指導って難しいよ。まずこういうのを作りたいってのが第一歩。それなりに当人は自信もプライドもある。
だけど、よそのビジネスと客を奪うのではない限り、最初の着想通りにはまずうまく行かない。
自信とプライドが砕かれる。それでも新しい道を描き修正するように仕向けるのが第二
君がさその工面と指導を出来るようになってから他人に起業を勧めな。
君はいかにも騙されそうな奴に起業を仕向けて、嵌めこまれた不幸な起業家奴隷を増やそうとするだけ。メガベンチャーどころかまともに成り立つ事業すらも生まれず不幸になる人間を増やしてるだけ。
明日から始まる連休に、新しくできた友人5人と釣りに行くことになっている。詳しい場所は言えないが新宿で集合して、小田急線で神奈川の漁港まで行く。往復で大体2000円ちょっとくらい。
計画はグループラインで5人で話していたが、その内1人が途中で個チャで相談してきた。交通費やご飯代、その他お金がかかると、生活費がキツいらしい。色々きいたら、そいつは学費とか生活費を奨学金で賄ってるらしい。この時初めて生活費の奨学金があるのを知った。金額は言わないが生活費を聞いてビックリした。1人だけ行けないのは可哀想なので交通費の2000円を貸した。貸したというよりあげた。正直返してもらわなくていい。
超雑に計算して、35年ローンとしても1年につき200万(実際は利子や諸経費あるからもっとかかるだろう)か
子供産んだら奥さんの収入が100万下がるとして世帯年収800万。手取りは600万くらい?
んでローン200万、保育園代50万払って(3歳過ぎても大幅に下がる訳じゃないし、小学生になったって学童代がいるし)350万。
学童代が要らなくなる頃にはそれ以上の教育費がかかってくる。勿論生活費だって大きくなるほどかかる。
その頃には奥さんの働ける時間が長くなるとしても、教育費を補うので精一杯だろう。
これじゃ大学は奨学金頼るしかなさそうだし、老後の資金も貯められるんだろうか。
なんか自転車操業感が凄い。
更に繰り越し返済なんて出来る余裕ないからそれを35年継続(まあ子供が就職すれば子供も払ってくれるかもしれないが、それを前提として家買うのは毒親過ぎるだろ)。
…無謀すぎない?
今後大幅に収入増える見込みがあるとか、親から援助受けられるってならともかく。
どちらかが働けなくなったり、これ以上収入減ったら詰むし。
エリア勤務で報酬下ゲルのマジで謎、どんどんエリア勤務促進してくれや。
ん?そうしたら本社地区(東京や大阪)を希望する人に溢れて地方が手薄になるって?地方の報酬上げればいいじゃない。
ん?都会の方が生活費かかる?だからって皆を日本全国ぐーるぐるなんてさせないで。
金持ちではないけど、それなりに稼いではいるよ。今は繁忙期で超忙しい。体が辛い。でもお前は俺に気づかいもせずに自分が車を使って当然ですか…
俺の稼ぎが少なくて車2台持てないのが悪いんですかね…あなたにキャリアがあって働いてくれていて、俺の生命保険の掛け金がこんなに大きくなければ軽自動車くらい買えたんじゃないですかね。
結婚で仕事を諦めさせたりしてないですよね?まだ子供もいなくて俺の稼ぎも低かったのに仕事を辞めたのはあなたですよね?俺は働き続けてほしいって言いましたよね?
俺は辛いですよ。毎日魂をすり減らしてそれを金に換えて家族に渡しているんです。
俺が自分に何か無駄遣いしてますかね?誕生日だって何も買ってないですよ。買えないですよ。いろいろ積み立ててますから現金は少ないです。レジャーや大きな買い物した時にはその分生活費とは別にいつも入れてますよね?でも、子供手当とか幼稚園の学費の還付金とかはどこに行ってるんですかね?
俺は妻があなたでなくとも生活に困ることはなかったですよ。でも、あなたは学もキャリアもなく、俺の人生に乗っかってるだけなんですよ。これは俺の人生であってあなたの人生ではないですよ。
一生一緒に頑張れる人じゃないと辛いよ。
と、まぁ愚痴を書いてしまえば、家事子育て大変だけどほぼ妻が頑張っているし、子供達は何よりも大事な宝物だし、もうちょっと頑張るか…
株で生活してるから、かなり特殊だと思うけど、その前提で判断してくれ。
(俺は元増田の、鬱で会社辞めた旦那と同じ境遇。違うのは生活費を俺が全部出してる事と、会社辞めてから付き合い始めたから妻は全部わかった上での結婚)
収支についてはお互いに把握してる。
極貧だから、妻にストレスが溜まるのは理解できてるけど、俺も同じ生活水準で耐えてる。
妻はどんな感じかというと例えば、以前に俺の親から車をあげようかと言われた事があって、悩んだのね。
妻はもちろん欲しいの一点張り。
俺は妻の言い分には共感も理解もしている。その上で無理だと判断したのに、妻の方は俺の考えをいくら伝えても結局理解してくれなかった。
俺の妻は正社員として働いたことがないから、俺に共感してくれない。
いっぽうで俺は家事も育児も(妻が病気の時など)全部できるから、専業主婦である妻の働きについては理解してる。
でも妻は「あなたはわたしの気持ちを理解してくれない」という。
それなら働いて生活費を少しでも負担してから言ってくれと言うとまた上記の言動を繰り返す。
苦労してお金を稼いだ経験のない専業主婦は、旦那が苦しそうなら、お金に関しては全面的に旦那に従うべきだと思う。
もちろん意見は言ってもいいけど、それを聞いた上での判断に文句は言うな。言うなら生活費を入れろ。
俺は妻が妊娠出産の時は、お金もないのに無理をして全面的に妻を支援した。病院は個室にして追加オプションてんこもりでかなり大変だった。
でもそれは俺には妊娠出産が無理だから、せめて出来ることは全部やろうと思ったからだ。
俺は結婚も子供を持つことにも反対だったが、妻の必死の頼みに折れて結婚妊娠出産に協力した。
それなのに、妻は自分にはできない「生活費を出す」という行為を俺がしてることにはあまり理解を示さない。
俺がお金の事を言うと激怒して1週間ぐらいは口もきかなくなる。
これまでは生活費と小遣いがなくなったら都度俺が渡していたが、俺にお金をくれと言うのがストレスだから、毎月自動にしてくれと言い出した。
悩みは尽きない。
https://twitter.com/MAEZIMAS/status/1113114798672113665
一流の老害は「君たちこそが真のニュータイプだ」とか言って、若者を自分の既得権益確保のための鉄砲玉にする。
…いやマジ本当に、若い人気をつけてね。若者説教おじさんは、せいぜいまだ極限の不愉快ですむけど、若者応援おじさんに乗せられると最悪人生詰むので…
というツイートが流行っているので、私が遭遇した若者応援おじさんについて書こうと思う。
当時の私は親との折り合いがつかず、学力もそこそこあったし、勉強もしていたのにも関わらず大学に進学せずにフリーターをしていた。実家を出たかったし、大学にも進学したかったから金の工面が当面の目標だった。そんなときに出会ったのが若者応援おじさんのAさんである。Aさんはバブルの頃に就活をしていて、まだインターネットやパーソナル・コンピュータというのが流行る前から電子工作やプログラミングをやっていた人だった。実際、経歴を聞いてみると10回以上転職を繰り返しているものの、有名企業(今にして思えば、カビ臭いSIerだが)で部長をしていたことがあって、年収が1700万ぐらい稼いでいたこともある人だった。
最初に出会ったときは自分が如何にすごいかということを熱心に語っていた。80年台後半ぐらいのコンピュータ開発の大型プロジェクトに関わっていたとか、セキュリティの専門家とか、今までに触ったことのあるプログラミング言語が300個を超えるとか。でも、当時の技術的なトレンド(MongoDB、Ruby on Rails、AngularJSとか)についての知識が限りなく少なく、「フレームワークなんてその場で覚えればいい」みたいなタイプだった。中学生の頃にラジオ工作したとか、はんだごてで電子回路を設計したとか、そういう話は熱心にするのに、Bram Moolenaarの名前を知らなかったりした。要は、最近のプログラマがどういう関心やインセンティブでプログラミングやってるかを知らずに、過去の栄光を語ってるようなタイプだったと思う。
まぁ、それでも、その人のコネで中規模程度のSIerに入社して、そこそこいい感じの待遇だったように思う。当時の私の技術力は『わかりやすいJava入門』『たのしいRuby』を一通り終わらせて簡単な言語仕様を把握したぐらいでろくにコードも書いたことのないような人間だったから、定時で帰れて手取り二十万もらえるのは甘い汁を吸えたとは思うんだ。
でも入社を決めた一番の理由が、そのAさんが私の関心に理解があると思っていたからだ。というのも、当時の私は「人工知能や人工生命に興味があります。三年後に大学に入学するまでにプログラミングスキルを磨きつつ生活費と学費を稼ぎたい」ということを明言した上で、それを叶えてくれる会社を探していた。技術力はないものの、「自頭がいいから入社してからプログラミングを覚えればすぐに戦力になるよ」と複数の人間から言われていて、それぞれ就職先を紹介してもらえるような状況になっていた。今から思えば、そんなコードを書けない人間を自頭なんて胡散臭いもので褒めるような人間は信用してはいけないと思うし、口車に乗せられたと思うのだけど。そこは自分にも甘いところがあったように思う。あ、あと、補足しておくと、当時はDeep Learningなんていうのは全く人口に膾炙してなかった時期で、スチュアート・カウフマンや金子邦彦に憧れてたような、周回遅れの複雑系に魅せられた若者が私だった。
①親との折り合いが悪く、大学に進学したいが、金が足りない
②実家を出るために生活費を稼ぐ必要があったが、飲食のバイトとかではスキルが身につかない状態で、価値の高い若い時間を無駄にしてしまう
③そんなところに現れたのが過去の栄光を話す若者応援おじさんのA
④自分は殆どコードを書いたことのない業務未経験で、21世紀になっても複雑系の話に興味をそそられるような斜に構えたスノッブ
では、入社後の話をしよう。私が配属されたプロジェクトは80万行程度のJavaのコードで動いてるBtoB向けの製品を保守開発してるプロジェクトだった。やってることはGoogleやAmazonやMicrosoftみたいな大手ならやってるようなサービスの完全下位互換みたいなソフトウェアを、情弱だけど社員数は多いみたいな企業に売りつけるような仕事だ。国産とか、セキュリティとか、そういうよくわからない言葉を並べ立てて、海外のUIも洗練されていて、優秀なエンジニアが管理してるものをセキュリティ的に怪しいと不安を煽り立てて売りつけるようなやつだ。そんなクソみたいな製品でも年間5億円ぐらいの売上になるのだから、IT系って糞だなって思う。ネット上では優秀な人間ばかりがアウトプットしてるし、NDAの名の下に詐欺まがいのソフトウェア(今回の例なら無料でUIも洗練されていて、使いやすいサービス)が明るみにならないのだから、こんな国はさっさとスクラップ・アンド・ビルドすればいいのにって思うよ。IT化されてないのが時代錯誤で〜みたいな記事はネット上でもバズるけど、実際には10年前のスパゲッティコードを惰性と不安につけ込んで売りつけるようなSIerがたくさんある。そんで、そんな意味不明なソフトウェアを導入すれば、どこに何があるのか分からないUIの操作に大切な業務時間を奪われて、日本全体の生産性が落ちてしまう。ユーザーの時間と生産性を奪い、開発者にとっても技術的負債にしかならないようなソフトウェアを売りつけてる悪性腫瘍みたいなSIerはさっさと滅んでしまえばいいと思うよ。
まぁ、私が配属されたプロジェクトはそんな感じだ。まるで意義を感じないが金にはなってるプロジェクトに配属された。そのプロジェクトの根幹部分は一人のエンジニアが設計開発しており、そのエンジニアは既に退職して、どこに何が書いてあるのかわかってない人間が後任として保守を行っている。盲腸みたいに全く有難みのない機能を増やすことでより高く売りつけるようなプロジェクトだった。
そのプロジェクトの中にいる人について話そう。プロジェクトマネージャーは仕事漬けで毎月350時間ぐらい働いている60連勤とか当たり前で、常に酔っ払ったような、眠そうな目をしてる人だった。にも関わらず、同じプロジェクトの人間は仕事がなさすぎて業務時間中に関係ない談笑をしたりしていた。プログラマやテスターや文書作成をするスタッフが40人ぐらいいるところで、閑散期(機能追加のサーバーリリース前以外)は暇そうにしてる人が多かった。プロジェクトマネージャーを除いて。要は、PMは一生懸命働いているが、その一生懸命さは惰性で行われており、無能なのに業務時間が長いPMがいて、その人が全部仕事をやってしまう。他人に頼めない性格らしくて、存在意義が分からない業務を他人に頼んでは「なぜこんなこともできないんだ?」って怒鳴るのが生きがいみたいな人だった。頑張ってることがアイデンティティになってて、その頑張りに意味があるのか、必要なのかという吟味ができず、タスクを他人に振ることもできず、情報もそのPM一人だけが握っているから、周りの人も「私が仕事を請け負いましょうか」ということもできない。それで新入社員をイビるような存在意義のわからない仕事を振って、できなかったら人格否定をするような感じの。
私が受けた仕事ととしては、週に1回ベンダーのところに会議をしに行くんだけど、そのときの社内の資料を全部紙でプリントアウトして持っていくというのがあった。文書作成スタッフが製品の仕様をWordでまとめて、600ページぐらいのpdfにしたものが1500万円ぐらいで売れるらしく、その増えた言語仕様をプリントアウトしてベンダーのところまで持っていく。追加された仕様以外にも、今週やったテスト内容をExcelで纏めたものをプリントアウトしたりしていた。紙の量で言うと、一回の会議で2500枚ぐらいで、それをキャリーケースに詰めて客先であるベンダーまで持っていくらしい。聞いた話では、その2500枚の会議資料は殆ど読まれずに捨てられるのに、そのPMはベンダーにその慣習を廃止しようとは提案しない。ベンダーとの週一の会議の他にも、進捗報告を主とする社内会議があって、PM以外の人はあのプリントアウトする悪習は廃止すべきという話が上がっているのにPMが首を縦に振らないから一向に改善されない。まぁ、そのプリントアウトするのをやるのが私の仕事だったわけですよ。毎週4時間ぐらい掛けてWordやExcelの文書サイズとか調整してさ。元の文書のサイズや余白が狂ってるのに、客先に失礼だと言われて、手直しして、プリントアウされたコロコロコミック何冊分だよ? みたいな紙の束をホチキスで止めていくんだけど、ホチキスの止め方が汚いとやり直し。
じゃあ、なぜPMは頑なに意味のない業務をし続けて、それによって新入社員を使い潰そうとするのかと言えば、弊社の業績が悪くて倒産しそうだったときにそのベンダーが手を貸してくれたからそのときの恩義があるとかなんとか言っていた。だから、靴を舐めるようなことをするし、他人の生産性を奪うようなクソ製品を世の中に出して何も感じないらしい。読みもしない産業廃棄物を作り出して、それを無碍にされて喜んでいるような業務が、今の日本の何割を占めているのだろう? そのPMの口癖は「俺はプログラミングは全くわからないが、こんなプリントアウトの段取りもできないようなやつはプログラミングなんてできないと思うよ」だった。FizzBuzzどころか変数や関数すら知らないような人間にこんなことを言われるのは屈辱だったし、これが高卒未経験で就職することなのだろうと思った。
他にも、私が受け持った仕事に、製品が動くかどうかを確認するテスターという仕事があった。RSpecやSeleniumで自動化しようと言っても、そんな技術を持ってる人がいなかったから、一々自分でその製品を触って仕様通りになっているかを確認しないといけなかった。画面遷移が600ページのpdfになっているから、それを見ながら正しい画面遷移ができているかを確認する業務だったが、正直人間のやる仕事ではないと思う。画面遷移だから前のページから次のページに移行したときに前にどのページだったなんてスクショを撮ったぐらいじゃわからないのに、「このテストをExcelにした内容じゃ、本当にテストしたのかわからないだろう?」と言われた。言われたとおりにExcelファイルにスクショをひたすら貼り付けていたというのに。しかも、その他にも特定のファイルをアップロードするときにどの条件だとアップロードができないかを判別するテストをどうやって行うのか考えろというのがあった。今までにテスターをやっていた人に聞いても指針なんてないと言われ、「賢い人はそういうのを考えつくものだ。俺はパソコンに詳しくないが」とPMに言われ、嫌気が差した。
まぁ、ここまで書けば、如何にブラックと言うか、理不尽で不合理な職場かというのはわかったと思うけど、いい面もあったんだ。前にも書いたように、未経験の高卒が手取り20万貰えたのは嬉しかったし、研修のない会社だったから、最初の二ヶ月ぐらいは一人で勝手に勉強しててと言われたから、実働換算で時給3000~4000円ぐらい貰える計算だったのかな。一番瞬間時給が高かった日はメールの返答に20分ぐらい使ったときだったから、日給1万、実働換算の時給が30000円ぐらいになった。それぐらい放任されていた。
最初は社長が「君にはソースコードのUMLを書いてもらおう」とか言って、クラス図を書く練習をしていたんだけど、現場の人は「今更UMLなんて必要ない」「ソースコードを読めばわかる」と言って、全く必要とされていなかった。だから、業務とは関係ないTCP/IPやRubyやGitの勉強をしていた。家のことで勉強に対してモチベーションが落ちていた私は、金を貰えるという環境では目の前の勉強に集中できるようになって、元の勉強するための生活リズムっていうのか、そういうのを取り戻せた。それは当時の私にとっては有難かったと思う。
ここまでをまとめると
⑤無料で使えるサービスの下位互換といえるような、他人の生産性と金を無駄にするような製品を開発してるプロジェクトに配属された
⑥PMだけが忙しく働いて、周りの人の割り振りができていない。
⑧社会悪のようなソフトウェアを売りつけて金を稼いでいるプロジェクトだった。
⑨仕様書やテスト内容のプリントアウトという必要ない業務をしたり、指示内容と叱責内容が矛盾する理不尽を受けなければならなかった。
⑩しかし、勉強してるだけで月20万貰える環境は有難く、当時の私にとっては願ったり叶ったりだった。
では、次に私がその会社の入社から辞めるまでの経緯について書こう。最初のうちは、自分の勉強時間を取れていたし、振られる仕事も理不尽で意義を感じられないものであるものの、すぐに終わることが多かったから問題ないと感じた。それが徐々に仕事が増えていき、勉強時間が取れなくなっていった。
ここで若者応援おじさんAの登場である。Aさんは私と会ったときは有名企業に勤めていて、そこを辞めて私を紹介してくれた中小企業で働き始め、その数カ月後に私を紹介してくれた。元々、その会社の社長とは懇意にしていたから、一緒に働こうという話が何十年も前からあって、今回ちょうどタイミングが合ったから、その友人の会社の重役として就職したらしい。私が就職したのはその数カ月後だった。
Aさんは「何か問題があったら、部下や上司という立場を気にせずに忌憚なく言ってほしい」「俺は人を見る目はある方だ。君は一本芯の通ったところがあるから、周りに流されずに新しいことをできるだろう」「君には将来性がある」「俺は新しい会社でも権力を持ってるからへんなことを言ったり、したりしてる人がいたら遠慮なく言ってほしい」とかそういうのを入社する前に言っていて、まぁ、色々とおかしいところ、FAKE野郎みたいな発言が多かったけど、そこだけは信じてたんだよね。本当に騙すんだったら、そんなすぐに辞められるようなリスクを上げるような発言はしないだろうってさ。ちなみにFAKE野郎って感じたのは、一方的に自分の話だけをして、私が質問すると煙に巻いたり、私のことを買ってるという割には私の話をすぐに中断させて自分の話をし続けるとか。その人はFラン出身だったから、ちょっとインテリなことを言うと「君は変わってるね」って言ったり、きょとんとした顔で10秒ぐらい固まった後、すぐに自分の自慢話を再開したりと、決して自分の知らないことや分からないことを認めようとしなかった点だ。他にも、「私と働きたいと言ってくれていた会社はあったけど、そこは技術的に成長できそうだけど給料は月7万程度でバイトの身分だから、迷ってるんですよね。バイトだから自由時間は多く取れるんですけど」みたいな発言をしたら、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして、私が感じていた不安を取り合ってはくれなかった。Aさんは「俺は社内で影響力を持っているから、君を正社員にすることもできる」みたいな話を延々としてたのに、いざ蓋を開けてみると、「君の面接での受け答えが駄目だから、契約社員として雇用することになった」「あれから上層部に渋られてしまって、請負契約にすることになった」と話が二転三転していった。だったら、他にも選択肢があったのに、他のところに就職したのにと思ったが、自分の能力や経歴で負い目を感じていたから強く言うことはできなかった。高卒で就活するというのはそういうことだ。他にも選択肢があるのにも関わらず、どうせ労働に関する知識がないと足元を見られて、条件を徐々に下げられ、他に選択肢をなくした後で、悪い条件で働かざるを得ない状況になっていた。結局、勤務時間がタイムカードで管理されてるのにフリーランスとして請負契約を結ぶという偽装請負で契約させられ、もっと技術力を磨ける選択肢は潰されてしまっていた。
私は会社の問題点を丁寧に分析してpdfにまとめてAさんに送ったんだ。それが間違いだった。如何に会社がそのベンダーに良くしてもらったか、大変なのをわかった上で俺たちが会社を立て直してきたかということばかりを話していた。百歩譲ってそこはいいとしても、ベンダーとは関係なく職場環境を良くするための話までいい加減に聞かされてうんざりしていた。
「Aという問題があります。その背景にはBがあります。そのためにはCという解決策があります」
という話をしたときに、「Bぐらいみんな当たり前にしている。君だけ特別扱いすることはできない」みたいな返し方をされて、問題が発生してる事自体はないものとされていった。結局、職場にはびこる不合理で理不尽な業務やルールは改善することはなく、私への人格攻撃で終わってしまった。
毎日どうでもいい作業で疲れ切って勉強時間が取れなくなってしまった私は、最初に出会った頃のAさんの言葉を信じて、「私が本当にしたいことは、仕様書やテスト時のスクショをプリントアウトしたり、よくわからないテスターをやったりすることではない。このままでは、プログラマとしてのキャリアを積むための勉強時間を作ることもできないし、業務内でコードを書くこともないから業務時間を短くしてほしい」と言った。少なくとも、最初Aさんと会ったときは、「君には人工知能や Permalink | 記事への反応(1) | 23:52