先月従兄弟の長男の方の結婚式があり久しぶりに親族一同で集まった。次男である従兄弟は前から独特な雰囲気があった。同じ食べ物を毎日食べ続けるとか、UNOの様なゲームをしていて負けたら発狂しだすというような「なんかちょっと変だな」というキャラだった。
長男の方の従兄弟はそんな弟のことをずっと面倒見ているというか、普通の面倒見の良いお兄さんといった感じた。叔父叔母である従兄弟の両親はかなり経済的に豊かでそんな次男の様子が心配だったのか、私立の中高一貫校に進学させていた。
結婚式のときに最近どう?と近況報告をするのはよくあることだと思う。わたしも従兄弟(弟)も年齢が近くて一般的なところで言うと大学を卒業して就職してちょうど中堅社員よね、と言う話しをしたら従兄弟から「僕は働いてないよ」という返答があった。
聞いたところによると大学を卒業してから専攻していた分野のことをやりたいと思い専門学校に行ったのだと言う。だけどその専門学校を卒業するころに新たな別の学びたいことができ、別の専門学校に通っているという話だった。学費はどうしているの?と聞いてみたら「父さん母さんが出してくれてるよ」と。実家で両親と一緒に住んでいるので生活費とかも特に困ってないって。やりたいことがあるんだから仕方ないじゃんと言う従兄弟に申し訳ないが苛立ちを感じた。
兄の結婚式に参列する、それが弟にとって初めての結婚式参加だと言っていた。私達ももう33歳近いんだけどな...と思い反応に困ってしまった。彼女ができたこともないと言ってた。「結婚したい、結婚したい」としきりに言ってたけど、コミュニケーションが不思議なところとか現実的なお金の問題への対処とかすごく不安に思った。
多分従兄弟の家族一同はそんな次男の様子をわかっていながらもどうしたらいいか迷ってるんだと思う。親戚のおばちゃんが
「あんたいい歳して働かないで実家で暮らしてなんなの!?えり好みしてないで仕事しなさい!」
って言ってたときの従兄弟(弟)の反応がニコニコというかニヤニヤしながら「そうだよね、そうだよね」と言ってたけどどこか辛そうで、どうしたらいいんだろうなって悩んでしまった。