はてなキーワード: 有効とは
能力が足りなければ足切りされるのは東大受験でも同じなんだが。学歴差別っていうのは家庭の事情などによって進学できなかった中卒や高卒の人たちが“能力があるにもかかわらず”同程度の能力の大卒に比べて著しく冷遇されているようなことを言うんじゃないのか。センター試験の点数が足りなくて東大受験できなかった人間が「センター試験での足切りは(センター試験の)点数差別だ!」なんて言ったりはしないように(まあたまにいるかもしれないが)、企業の説明会に行けるかどうかについても、一定の能力を満たさない人間が足切りされているだけでは。それは差別?
どこの大学を卒業するかというのはその人の能力を示すのに有効な指標のひとつだ。大卒のなかで熾烈な競争があって採用側は応募者に優劣をつけざるをえず、そしてとても手作業で捌ききれないほどの人数が応募してくるとしたら機械的に選別することも重要になってくる。もちろん機械的に選別する企業があってもいいし、そうしない企業があってもいい。世の中は足切り選考をしている人気企業ばかりではないし、DランFランが仕事する場がないわけではまったくない。というより、世の中のほとんどの企業は不人気というか存在すら知られていないし、働いている多くの社会人は難関大学卒業者ではない。足切りするような余裕がある企業なんてごく一部にすぎないだろう。
自分が応募条件を満たしていなければ他の求人を探すだけじゃないのか?
仕事なんて腐るほどある。彼らも「大卒」である以上、中卒や高卒の人たちよりは遥かに有利で、むしろ学歴差別の恩恵を受けている立場なんだよなあ。自分らが差別されてるなんて思い上がってはいけない。甘えるな。
使用者と労働者のパワーバランスが崩れると労働者の使い捨てが起こります。景気がいい時にはガンガン雇って、業績不振になればガンガン解雇することになる。そうすると労働者は失職するわけです。そうすると格差が拡大するでしょう。そうすると元労働者はスキルを失うか、最悪飢え死にするわけです。労働力がいなくなるともう好景気にはなりません。そうすると国家レベルで考えたときに経済的には得ではないわけです。現在の経済が拡大再生産なしには成り立たないことはご存知ですか?経済的な停滞は失墜を意味するのです。
労働者が減って、その穴を移民で埋めますか?移民を多く受け入れてきた国は社会情勢が悪化します。社会基盤が脆弱では経済成長は見込めません。メキシコへようこそ。
それから、景気が悪くなると暴動が起こることは歴史が証明しています。ストライキなんかいい方です。フランスはかつて労働者によって国家転覆の憂き目にあいました。フランス革命を知っていますか?また戦勝国による締め付けが過ぎたドイツではヒトラーを生みました。ナチ党を知っていますか?西洋列強による植民地政策を知っていますか?ブロック経済政策を知っていますか?ソビエト連邦を知っていますか?冷戦を知っていますか?行き過ぎた抑圧が有害であることはヨーロッパ社会では常識です。
本来は「なぜ女性だけが性犯罪を避けるために限定された車両に乗る不自由を我慢しなければならないのか。女性専用車両をつくるのなら専用車両を無料にしろ」という議論になるべきで、逆なのね。専用車両は「社会がダメなので女の人が身の安全のために妥協して自分達の自由を制限している」制度ですねん
うん。女性専用車両みたいな異常な制度をつくらざるをえないほど性犯罪者が蔓延して、その上専用車を作ってみれば嫌がらせで恫喝的な態度をとる男達が乗り込んで、しかも、その「是非」が論議されるほど容儀が落ちた社会では議論に意味があるわけはない。野蛮相手には野蛮な力以外、有効でないのかもね
女性専用車両はミソジニストが主張する様な男性差別ではなく、合理的な制度だ。「許される差別」ではない(そもそも差別という物は許されない)。しかしこの事を日本国内だけでなく、世界中の人々にもきちんと理解してもらえるのかというと不安が残る。
丁度この女性専用車両のトピックと同時期に、平昌五輪に関する様々なニュースが流れている。考えてみる良い機会だ。2年後の東京五輪の開催時、女性専用車両の存在に訪日外国人の方が戸惑う可能性はないだろうか。
東京周辺エリアでは、女性専用車両が複数の路線で運行されている。そのエリアで五輪が開催されるのだから、外国人観光客にもこの車両の必要性を理解してもらい、スムーズに乗客を運ぶ必要性が出てくる。
そこで世界中のどの国の人々でも、必要性を理解してもらえるような方法を考えてみた。
本題に入る前に、考える対象になっている問題が現実に起こる事かどうかも考えておく必要がある。
「訪日外国人に女性専用車両の必要性を説明する場面自体が、現実的に起こりえない。」つまり倫理的な判断を無理やり絡ませる非現実的な問題について、考える事自体が不適切という可能性もあるだろう。
例えば「トロッコ問題」を取り上げた以下のブログの議論では、非現実的な問題を出題するサンデル教授本人を殴るのが正解という解決策が示されている。
http://vergil.hateblo.jp/entry/2017/08/06/105035
仮に、今回考察する問題がトロッコ問題のように非現実的であれば、黙って私を殴るのが解決策となるかもしれない。
ネトウヨが散々大失敗大失敗と騒いでいた平昌五輪は、実際に国際情勢上の懸念事項や設営トラブルもあったが、結果的に成功裏に終わった。世界各国から選手だけでなく、沢山の観光客も訪れた。次は平昌五輪と地理的、文化的な条件も、開催時期も近い東京での五輪だ。しかも、一般的に冬季より夏季五輪の方が参加国が多くなる。そうなると平昌五輪と同じかそれ以上に、人数も多様性も上回る外国人が訪れると想定する事は現実的だろう。
更に、女性専用車両の運行時間には、多数の外国人観光客が電車で都内を移動するだろう。そして、女性専用車両の存在に不慣れな地域から来る人も多数含まれるだろう。事前にトラブルの回避策を考えておく事は、十分現実的な課題だ。
東京五輪の計画自体を頓挫させる事で、訪日外国人の数を抑制するという手段も存在するだろうか?しかし、一度国際的合意をもって決定された五輪は実施されるのが通例であり(懸念事項のあった平昌五輪も無事行われた)、この手段の方が寧ろ非現実的だろう。
また、女性専用車両が必要になる背景事情として、東京の人口の過密さを挙げる人もいる。しかし、残り2年間で人口を分散させる現実的な手段も思い浮かばない。
そこで、この問題が現実的な課題であるという認識については、ここで合意をとっておきたい。その上で、いくつかの予想される場合ごとに、理解してもらう方法を考える。
イスラム諸国を中心に、女性専用車両が存在する国は他にもある。そうした国から来た人々には、「女性の権利を守るため」と伝えれば理解してもらえるだろう。
既に述べた通り、女性専用車両の扱いに不慣れな人々、そうした車両が制度として存在しない国も多い。しかしそうした国から来た観光客にも、必要性を理解してもらわなければいけない。一方で、世界には多様な文化や価値観があるため、全員に同じやり方で説明しても、理解してもらえるか怪しい。少しずつ条件を分け、できるだけその条件に沿った理解を促す事が必要だろう。
そこで有用だと考えられるのが、世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数だ。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/11/01/nippon_a_23263093/
各国の男女が置かれている状況を比較することができる、国際的指標だ。これをもとに、順位が日本(2017年度は114位)より上の国々と下の国々に条件を分けて考えてみたい。
まず、順位が日本より下の国から来た人々には、自国よりも順位が上の国(日本)で実際に行われている、有力なジェンダー平等化制度の一つとして理解してもらうのが良いだろう。希望の範囲だが、自国での採用も検討してもらうのも良いかもしれない。
順位が上と一言で言っても、アイスランド(1位)、ルワンダ(4位)、フィリピン(10位)、イギリス(15位)、ボリビア(17位)、南アフリカ(19位)、アメリカ(49位)等、様々な文化圏の国が存在する。女性専用車両への強硬な反対論が影響力を持っているイギリス、以前に陸上競技のジェンダー問題で世論が揺れた南アフリカ、トランプ大統領を選出してしまったアメリカ等、個別の不安要素も存在する。
しかし、共通理解の助けとなる国際指標として、ジェンダーギャップ指数の日本の順位は皆さんの国よりも低迷している事を伝える。また、日本では実際に性犯罪や女性の被る不利益が深刻である事を合わせて伝え、この男女間の不均衡(権力勾配)を是正する措置として専用車両が必要である事を理解してもらうのが良いだろう。
どうしても個別に考えなければいけないのは、南アフリカやアメリカといった国々の黒人の方、中でも男性への説明だ。(「黒人」という表記には場合によって望ましくない含意がある事は私も理解しているが、「アフリカ系アメリカ人」と表記してしまうと南アフリカ人との混同が避けられない。また、両国で表現を揃える場合は「アフリカ系南アフリカ人」という論理的に整合性のとれない表現を使わねばならない。したがって、やむをえず「黒人」を用いる)。
なぜ南アフリカ人あるいはアメリカ人全般ではなく、黒人に限定しているか?彼らは「Whites only」といった看板を掲げる人種隔離政策がかつてとられていた国々で、隔離されていた側のマリノリティグループの人達だ。「Women only」といった女性専用車両の表記を見て、特別な感情を覚えてしまう可能性があるからだ。
それでも黒人女性であれば、自分が乗車可能なカテゴリーだと認識できるだろうが、黒人男性の場合は通常は乗ることができない。そのため「差別を受けた」という彼らの誤解を招きかねず、特別に理解を促す説明方法を考える必要がある。間違って専用車両に乗ってしまい、彼らが乗客に締め出されるような事態は何としても避けたいし、日本人が決して名誉白人ではない(差別などしていない)という姿勢も示さなければならない。
また、たびたびネトウヨやミソジニストは、「女性専用車両は白人専用車両と同じ差別」という雑な議論を展開する。両者が全く別の物である事を明確にするためにも、女性専用車両について黒人男性に理解してもらう方法を丁寧に議論する事は大切だ。
「Women only」とは書いてあるが、「Whites only」の様に(彼らの想像する様な)排他的な中身ではなく、障がい者や高齢者、幼児といった社会的弱者であれば、男性でも乗れる事を伝えるのが良いだろう。例えば世界的な有名人として、南アフリカにはパラリンピック陸上競技のピストリウス選手(両足が義足)がいる。彼の様な身体障がいがある男性も、女性専用車両には乗る事ができると伝えるのが分かりやすいだろう。
特にアメリカの黒人の方には、アメリカの多くの大学入試基準で採用されているアファーマティブアクション制度に例えて説明するのが良いだろう。アファーマティブアクションの必要性、そしてマイノリティの地位向上に対する有効性については、既に社会的議論が尽くされており、比較的スムーズに受け入れられるだろう。
現時点では私の知識不足により、アメリカのパラリンピック選手、南アフリカのアファーマティブアクション制度等の具体例を思いつかなかった。実務的には各国の有名な事例を事前に調べておき、観光客の出身国に合わせた例で説明するのが良いだろう。
最後に、男女別に分かれているトイレや風呂に例えて説明する方法もとれないか検討した。しかし、これは「なぜ車両は男女で半々になっていない?」「既に男性がいるトイレや風呂に後から入ってくる女性なんかいるか?」といった問いに答えにくくなるため、断念した。
私は、穏健な△△教徒だ。
しかし現在の首都では、残念ながら、ごく一部の△△教原理主義過激派が、
私自身、原理主義過激派の主張は断固として受け入れられないし、
また、同じ△△教という扱いをして欲しくないとすら思っている。
ごく一部の○○教徒が「外形的に原理主義過激派と穏健派の見分けがつかず、彼らと同じ車両へ乗車するのは不安である」
と主張し、それを受けて鉄道会社は『○○教専用車両』という対策を打ち出した。
私はこれを明確に差別だと感じている。
繰り返すが、私は原理主義過激派ではないし、彼らの主張や活動を断じて受け入れられない。
にも関わらず、私は彼らと外形的な見分けがつかないために、
公共交通機関である鉄道の一部車両に乗車することを制限されたのだ。
以上のような主張を、○○教専用車両導入を訴えた○○教徒に対してすると、
「それよりもまず、今までテロ活動を見過ごしてきた△△教穏健派が、原理主義過激派のテロ活動を抑制するべき」
だからといって、私も原理主義過激派のテロ活動をこのまま見過ごしていいものとは考えていない。
そもそも、△△教原理主義過激派のテロ活動に対して、○○教専用車両は有効な対策なのであろうか。
確かに専用車両は他の車両に比べるとテロの被害に遭遇しにくいのかもしれない。
しかし、現状その専用車両も10両編成のうちの1両程度割り振られているだけであり、
結局は、専用車両以外でのテロ活動は相変わらず発生しており、抜本的な対策にはなっていない。
下手をすると、「テロの被害にあったのは、専用車両に乗車していなかった○○教徒が悪い」
運賃をテロ対策費の名目で、ある程度値上げし、監視カメラや警備員を配置する方針を各鉄道会社は取るべきだ。
その方針の移行期間に、緊急避難的な意味合いで○○教専用車両を短期間設けるのなら、まだ受忍できよう。
しかしその方針を打ち出すことなく、このまま漫然と○○教専用車両を続けるのなら、
やはりそれは明確な差別であり、断固として抗議したい。
うん、確かに男女で分けられてるのじゃあなくって、痴漢被害者、加害者で分けてるのならそれは差別じゃあない。
ただ実際そのように女性専用車両が使われているかというとそうでもない。女性専用車両は今のところ「女性専用の車両」として扱われている。それは差別。
で、差別において大きな点で違う、というのは
トイレとか更衣室は男女で分けることを目的(これが目的として有効なのは皆合意してる)として男女で分けてる。
で、女性専用車両は痴漢被害者と加害者を分けるのが目的(これが目的として有効なのも皆合意してる)なのに、男女で分けてしまってる。この分け方は不適切だよね、ということ。
たかだか数十年前、いまある差別議論や人権議論は殆どなかったし、百年前には基本的人権すら怪しかったんだから、「過去から現在に向かってこの問題は漸進してきた」なんて歴史を見れば一目瞭然なのにね。
そこから敷衍すれば、今この瞬間というものは、歴史の中ではある一点という途中経過であってゴールではありえず、当然のごとく差別問題や格差問題も、もたもただろうが行きつ戻りつだろうがこれからも前に進む過程の一点でしかないってのは、自明のように思われる。
いま社会が(同時に我々が、でも良いし、わたしという個人がでも良い)未来から見れば未熟で、こういった問題に対して完璧な回答を持っていない(つまりたとえば女性専用列車についての対立に、穏やかで有効な解決を手に入れてない)ってのは、別にちっとも恥ずかしくないよ。もちろんそれはこのまま放置してよいという意味ではないけれど、いまこの瞬間社会が完成してないなんて、何ら恥ずべきでも否定すべきでもないのにね。
これはどちらサイドにも言えて、女性専用車両を否定する側は「それでも(=いまは法的に曖昧だったり事態の根本解決にもなってないけど)女性専用車両がなかった頃に比べれば一歩前進だ」ってのを認めるべきだと思う。
女性専用車両を肯定して擁護する側も「今現在のこの女性専用車両っていうやり方や運用が最終的な解決ではなく周辺を説得したり改善する余地に溢れた過渡的なものだ」ってのを認めるべきだと思う。
話をするにしてもお互い「いまが到達地点やゴールではない」ってのを前提にしないと、未来を探すことが出来ないよ。
私も離れたいジャンルがあるから、三才児の頭脳で一生懸命読んだ。
感想は学校みたいに3月31日が来たから自動的に卒業のが本当に難しい。
「A:長めのコンテンツ」
「A:長く続くコンテンツはルーチン化しているので辞めるのが難しい」
結局、ログインするとか、グッズが出たら買うとか、Twitterで情報手にいれるとか習慣だから難しいらしい。分かる。
これってコアなファンというか、「A」と直結しているけど、しっかり情報を仕入れている人だとよく分かる。◯◯ファンの卒業へのカウントダウン…自分の好きなジャンルはどこで切ったら良いのか分からない。コツ知りたい。
「C:ファン同士の繋がり」
これ一番しんどい。結局好きにもみんな違うし、作品ディスりとか運営ディスり、その他もろもろはTwitterをやっていると避けられない。仲良くするって面でも。
Twitterを辞めるのがジャンル離れるのに有効手だとよく分かった。
グッズ・シングル・ゲーム・ファンの動向の情報が手に入らなくなるから。
でもTwitterを辞めたら、ジャンル離れたら、何を楽しみに生きたら良いの?
優しい世界に飛びたい。
【ビタミンB2】
エビデンスが見当たらない
RCT
・軽度~中程度のアルツハイマー症患者409名 (平均76.3±8歳、試験群240名、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、葉酸5 mg/日、ビタミンB6 25 mg/日、ビタミンB12 1 mg/日を18ヶ月間併用させたところ、血中ホモシステイン濃度の低下がみられたが、アルツハイマー認識症状スコア (ADAS-cog) に効果は認められず、抑うつ傾向の増加が認められた (PMID:18854539)
・75歳以上の男性299名 (試験群150名、平均79.3±2.7歳、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンB6 25 mg/日、ビタミンB12 400μg/日、葉酸2 mg/日を2年間摂取させたところ、BDI (Beck Depression Inventory) スコアによるうつ病の評価およびうつ病の発症率には変化が認められなかった (PMID:18557664) 。
・経口摂取で月経前症候群 (PMS) に対して、有効性が示唆されている。乳房の痛み、圧痛、抑うつなど、PMSの症状を改善するという知見がある。ピリドキシン50 mg/日および酸化マグネシウム200 mg/日、1ヶ月間の摂取により、PMSに付随する不安が軽減した (PMID:10746516) 。1日200~500 mgという高用量のピリドキシン摂取を支持する臨床医もいるが、1日50~100 mg程度の低用量で効果を示すと思われる。PMSに対する効果はビタミンB6の用量に依存しないため、効果のある最低用量で使用するべきである。
【ビタミンB12】
RCT
・軽度~中程度のアルツハイマー症患者409名 (平均76.3±8歳、試験群240名、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、5 mg/日の葉酸、25 mg/日のビタミンB6、1 mg/日のビタミンB12を18ヶ月間併用させたところ、血中ホモシステイン濃度の低下がみられたが、アルツハイマー認識症状スコア (ADAS-cog) に効果は認められず、抑うつ傾向の増加が認められた (PMID:18854539) 。
・75歳以上の男性299名 (試験群150名、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、1日あたりビタミンB6 25 mg、ビタミンB12 400μg、葉酸2 mgを2年間摂取させたところ、BDI (Beck Depression Inventory) スコアによるうつ病の評価およびうつ病の発症率には変化が認められなかった (PMID:18557664) 。
・抑うつ症状のある成人900名 (60~74歳、試験群447名、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、葉酸を400μg/日とビタミンB12を100μg/日、2年間摂取させたところ、抑うつ症状の自己評価 (PHQ-9) に影響は認められず、抗うつ薬の明確な増強作用も認められなかった (PMID:20805005) 。
・統合失調症の成人139名 (試験群93名、平均45.3±1.1歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、葉酸2 mg/日+ビタミンB12 400μg/日を16週間摂取させたところ、陰性症状評価尺度 (SANS) 、陽性・陰性症状評価尺度 (PANSS)、Calgaryうつ病評価尺度のいずれも影響は認められなかったが、葉酸吸収に関与する遺伝子型を考慮した場合のみ、陰性症状評価尺度の改善が認められた (PMID:23467813) 。
・メチルコバラミンは経口摂取で、睡眠相後退症候群 (delayed sleep phase syndrome) の治療に対し、効果がないことが示唆されている。高照度光療法との併用の有無にかかわらず、メチルコバラミンは原発性概日リズム睡眠障害の人々の助けにはならないようである。
・ビタミンB12欠乏症でない精神病患者の治療に対し、経口摂取でおそらく効果がない。
(PMID:25491145) Med Oncol. 2015 Jan;32(1):434.
(PMID:21867542) J Med Case Rep. 2011 Aug 25;5:413.
(PMID:26740832) Can Geriatr J. 2015 Dec 23;18(4):231-45.
(PMID:26147383) J Hypertens. 2015 Sep;33(9):1897-906; discussion 1906.
(PMID:25805360) Med Sci Monit. 2015 Mar 24;21:875-81.
(PMID:26786311) Ophthalmic Epidemiol. 2016;23(1):32-9.
(PMID:28248558) J Geriatr Psychiatry Neurol. 2017 Jan;30(1):50-59.
出典元:国立健康・栄養研究所「健康食品の安全性・有効性情報」
(ビタミンB2)https://hfnet.nih.go.jp/contents/indiv_agreement.html?49
(ビタミンB6)https://hfnet.nih.go.jp/contents/indiv_agreement.html?48
(ビタミンB12)https://hfnet.nih.go.jp/contents/indiv_agreement.html?46
・2013年5月までを対象に6つのデータベースで検索できた無作為化比較試験7報について検討したメタ分析において、ビタミンDの摂取は、抑うつ症状 (7報) に影響は与えず、抑うつ症状のある患者 (2報) において、わずかに症状の減少と関連が認められたが、試験によるばらつきが大きく、さらなる検証が必要である (PMID:24632894) 。
・2013年4月までを対象に6つのデータベース、6月までを対象に1つのデータベース、7月までを対象に2つの会議録で検索できた無作為化プラセボ比較試験6報について検討したメタ分析において、ビタミンDの摂取は、うつの評価スコア (6報) や発症リスク (2報) に影響を与えなかったが、試験のバラツキが大きかった (PMID:24423304) 。
・2012年10月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験4報について検討したメタ分析において、試験内容に問題のない2報ではビタミンDの摂取はうつ病症状の改善と関連が認められたが、生物学的問題 (ビタミンDを摂取させていない、ビタミンDを摂取させても25-OH-Dが増加していない、減少している、ベースラインの25-OH-D値を測定していないなど) を含む2報では症状の悪化と関連が認められた (PMID:24732019) 。
RCT
・70歳以上の女性 2,258名 (試験群1,131名、オーストラリア) を対象とした二重盲検プラセボ比較試験の二次解析において、コレカルシフェロール500,000 IU (10錠) を毎年1回、秋期から冬期の同じ日 (前後2週間以内) に、3~5年間摂取させたところ、精神状態 (SF-12、GHQ-12、PGI-I、WHO幸福度指数) に影響は認められなかった (PMID:21525520) 。
・季節性情動障害の医療従事者43名 (試験群22名、平均44.2±11.5歳、デンマーク) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンD70μg/日を冬期に3ヶ月間摂取させたところ、うつ症状の評価 (SIGH-SAD) 、精神健康状態 (WHO-5) 、体重、ウエスト径、血圧、欠勤日数に影響は認められなかった (PMID:25125215) 。
・健康な若年成人128名 (試験群63名、平均21.45±2.96歳、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、コレカルシフェロール5,000 IU/日を6週間摂取させたところ、認識機能や気分に影響は認められなかった (PMID:22073146) 。
出典元:国立健康・栄養研究所「健康食品の安全性・有効性情報」http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail44.html
やっぱり疑問を覚える治療法がちらほらありました。
ホメオパシーは昔、化学物質過敏症支援センターがサイトに記載していて
「うっわー、なんつーものを記載してるんだ…」と思っていたけど、
ホメオパシーが原因で乳児が死亡する事件があった後あたりに削除されていて
心底ホッとしました。
「症状への直接のアプローチ」としては個人的に疑問に思うのです。
こういう解明が遅れている症状って、いろんなものが誘いをかけてくるわけで。
波動がどうたらとか。なんたら還元水だとか。なんたら菌だとか。
化学物質過敏症になったら、ぜひこういう誘いには気をつけて欲しいと思います。
それは自分を守ることでもあり、そして、過敏症への偏見をなくすことにもつながりますから。
だいたい化学物質が原因で起きているのに、そういうので治るのは科学的に考えておかしいでしょう?
その先生の持論は「中毒の一歩手前みたいな状態なんじゃないかな?」でした。
ごく薄いガスに何度も曝露して、体の中はガスの有毒物質まみれで飽和状態。
そんな状態だったら健康な人が感じない程度のガスでも飽和状態の人は体が「もう無理!」ってなっちゃいます。
その理論で行くと、体の中から有毒物質を排出したり、澄んだ空気の中で養生するしかないよね?
医療機関でも、今有効とされている治療はこのあたりを押さえてる。
解毒剤のタチオンを使ったり、ビタミンを使用する試みもされている。
もちろん汗をかくことも毒素を出すのに「ある程度」有効だから、お風呂・サウナ・運動出来るほど元気な人は運動するのもいい。
けれど、先に挙げた疑問を覚える治療法は果たして毒素を出すのにどれだけ有効なのだろうかと思ってしまうのです。
タチオンは薬物中毒とかに使ったりするんだけど、薬物中毒に気功やホメオパシーって有効なの?って思っちゃいます。
逆にそういうので完治したと言うなら、それは本当に薬物中毒だったの?って疑問になる。
そういうのが、科学的に考える人々から見ると「ほら、やっぱり化学物質過敏症ってないんじゃないの?精神的なものなんじゃないの?」
と言われる原因になる。
そういう治療をやっている人々には申し訳ないけど、化学物質過敏症患者の私だってそう思います。
だから、化学物質過敏症の患者一人一人が科学的に物事を考えてくれたらいいなと思っています。
それから、長年この症状で苦しんできた自分から、もう一つ言いたい。
周りのいろんな声なんか無視していいと思う。
「前向きでいろ」「明るくほがらかでいないと良くならない」
苦しいときは苦しいって言えばいいと思う。
無理矢理ほがらかでいなくてもいいと思う。
ガス中毒で苦しんでいる時に明るく前向きで笑っている人なんているわけないじゃん。
周りの人も、そうやって苦しんでいる人をさらに追い詰めないようにして欲しいと思う。
綺麗な空気の中にいれば、症状も楽になって、自然にほがらかに戻るんだから。
今、健康な人にとってもね。