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はてなキーワード: 天動説とは

2017-02-06

言論統制をした先にあるのは虚無だけ

対立意見弾圧して肯定意見のみを認めるというルールが既に出来上がっているのならば、何がその意見の正しさを証明するというのか。

天動説裁判のような子供にも分かりやす前例があるのにそんな簡単な事を理解できない人間ばかりなことが不思議でならない。

2016-05-08

http://anond.hatelabo.jp/20160508154230

同性愛に限らず、自分価値観に無いものほりこまれて、はい受け入れろって言われたら、なにか自分たち大事ものが失われるのではないか、という幻想(美しくはないが)を感じるでしょ。

自らの価値観しか受け入れられない人が、この国を動かしているんだよ。

あなたはその国にいる。

天と地、どっちが動いてる?って感じなので、簡単に変えられることはできないんだ。

人間はとっても愚か。科学はどんどん進むのに、倫理観という概念押し付けで、進化できずにいるんだから

でも一応天動説はもう通用しないので。そういうことだとおもうよ。

2016-04-07

はいつか必ずばれる

はいつか必ず死ぬ

それを聞いてこう思った。

それは今の常識であってこの先どうなるかわからないじゃん。もしかしたら人間永遠寿命を手に入れる日がやってくるかもしれないじゃん。

それを言ってしまったらガリレオ批判しまくっていた天動説を信じている人と同じじゃん。

って。

でも、「人はいつか必ず死ぬ」って言う言葉はずるい。

だって仮に永遠寿命を手に入れたと思われても永遠に生きられることを証明できなければ、いつか死ぬと言っておけば間違いにはならないのだから

それと同じで、嘘はいつか必ずばれる。という言葉も常に正しいということになる。

だって絶対にばれないって証明できないんだもの

理論的にはばれないと思われても、嘘をついた本人がとち狂ってあれは嘘だったって言ってしまうことだってあるだろう。

2016-02-23

義務教育におけるパラダイムシフト

「379.94でいいじゃん」派として思うことを少々

今回の一連のちょっとした騒動は、これが小学生の授業であるという背景に対して、過剰な期待があるように思います

言うまでもなく日本義務教育は、中学まで含めて9年間です。

子供自然の真理を学ぶ時間は、該当の子供においてまだまだ続きがあるのです。

あなたはこう思っているかもしれません。

例え教育の途上であっても、嘘を教えるのは教育上よろしくないと。STAP事件疑似科学などを目の当たりすれば誰でもそう思います

しかし、子供知的生物としてはるかに発展途上であり、抽象問題理解するには、絶対的な知識も経験も足りていないのです。

から段階を踏むのです。

I. 数学とは、科学とは、世の中の真理を追求する学問であり、

  人間に都合よく結果や値を変えることはできない。

  πは3にも3.14にもならない。

II. 仮説は検証とセット。検証できない仮説を設定しては行けない。

  仮説に基づいた結果を解にしてはいけない。

実は義務教育はこれと同じことを結果としてしているのです。かつての西洋では同じ夜空を見ても、天動説地動説がありました。それが様々な観測結果によって矛盾が知られ、徐々に地動説へと落ち着いていきます

義務教育で振り返ると、あなたが指摘するように、物理円周率3.14仮定することは間違いです。天動説宇宙観測するかのように、さまざま矛盾が生じます。そしてその矛盾を解消すべく、算数から数学へとパラダイムシフトが起こるのです。円周率3.14計算すると矛盾があるから駄目なのではありません。矛盾からよいのです。証拠によって知的な態度を転換する準備が養われているとしたら、この義務教育はきわめて効果的です。

ここでいえるのは小学生円周率3.14と教えるのは、義務教育内で批判的に検証可能です。だから私は「379.94でいいじゃん」派です。

人類が何百年もの時間をかけて漸く得ることに成功したこの円周率を、「あ。3.140000でいいっすね」とか、たかだか小学校教諭の分際で勝手に変えることはできないのです。

逆に問いたいのは、小学校教諭の分際の「分際」とはどのような意味でしょうか?教育者は教える対象小学生中学生かで身分制度があるのでしょうか?それとも、研究者教育者では身分の違いがあるのでしょうか?どのような研究者も必ず何がしか教育者必要とするという意味で、より優位なのは教育者のような気もします。しかし、実際は仕事として課題としている問題が違うと言うだけで、身分に違いはありません。たんに立場が違うだけです。それなのに、「分際」という言葉を使うのは、真に知的な態度なのでしょうか?

http://anond.hatelabo.jp/20160222182802

2016-01-12

http://anond.hatelabo.jp/20160112131450

なるほど

ラノベによくある文章形式タイトル実験内容を説明していると考えると納得がいくな

「凸レンズで写した画像が反転している件」

「熱した銅の質量が増えているんだが」

「やはり天動説は間違っている」

みたいな

2015-08-04

http://anond.hatelabo.jp/20150802235140

天動説ではないけど、

未だにエーテルだとかその辺の一度完全に否定された様な

話をもう一回別の角度から実は正しい理論として出そうとしてるのはあるよ。


実際、今の時点ですべての事柄を完璧に示せてるわけではないし

少なくとも全ての事柄を把握してる、とは誰も思ってないし。

何の根拠もなく騒いでる素人別にしても、

それは間違ってますって言うしかないじゃん。

って言う状況とはちょっと違うよ。

2015-07-11

憲法学者安倍首相感謝するべき

仮に憲法学学問の名に値し、科学的な態度を尊ぶならば、安保法制違憲と唱える憲法学者安倍首相感謝するべきだろう。

科学においては理論と観察された事実の二つが重要だ。

実験観測で得られた「観察された事実」を説明するのが「理論」。

現在、受け入れられている理論定説・通説)で説明できない事象が観察されたとき、それは学問が発展する大きな機会だ。

惑星の動きを説明するために天動説が唱えられていて長い間人々はそれに疑問を持たなかった。

ガリレオ地動説によればより簡単な理論惑星の運行は説明できたが、その精度は天動説の周転円による理論と同じだった。

だが、ティコ・ブラーエにより観測された火星の運行を天動説の周転円理論で説明するのは困難を極めた。

そしてケプラーは、惑星の運行は惑星太陽のまわりの楕円をたどるとする新たな世代地動説を唱えた。

さらニュートン万有引力法則を導入し、これに数学根拠を与えた。これが新たな世代理論となった。

さら時代を下ると、地球の自転する方向である東西方向と南北方向で光速度が同じになることが発見された。

これは物体の運動速度には加法(足し算)が成り立つとするニュートン力学の前提を揺るがす観察だった。

これを説明する新たな世代理論アインシュタイン特殊相対性理論だった。

さて、憲法学者たちが今日、持っている理論安保法制合憲性を証明できないとしよう。

しかし、安保法制自体現実政治のなかで必要であるし(そのことは民主党すらも類似の法案を対案として出さざるを得なかったことで分かる)、成立の暁に最高裁に100回持ち込まれても100回合憲判決が出るであろう。

これが「観測された事実である

今後、現実政治制度のなかで安保法制合憲合法のものとして扱われることになるのだが、それを現在憲法学理論は説明できないことになる。

すばらしいことではないか。

おめでとう。安保法制違憲論の憲法学者諸君

君らは今次の安保法制合憲性を説明する新理論構築という新たな大事業に取り組むことができる。

憲法学は現状を追認するだけのつまら学問もどきだという烙印世間から押されることになるかもしれない。

しかしそれは憲法とは何か、憲法がなんのためにあるかを考えるふりをして実は考えてこなかった報いだ。

甘んじて受けてほしい。

2015-04-19

否定された仮説

天動説

地球を軸にその周りを宇宙が回っているという説で、プトレマイオスによって体系化された。中世あいだは天体運行を最も高い精度で計算できる理論であった。コペルニクス地動説を復活させ、1627年にケプラー地動説をもとにした高精度の天文表を発表したことで、地動説が広く支持されることとなった。ちなみに地動説カトリック教会により迫害されたというのは真実ではないそうである

天動説 - Wikipedia

四大元素説

物の状態現象性質説明するための理論である。多くのバリエーション存在するが、アリストテレスの「温・冷・湿・乾の四つの性質の組み合わせにより火・水・空気・土の四大元素が生まれる」という説が広く支持された。これが否定されたのは1661年、ロバート・ボイルの著書『懐疑的化学者』によってである。彼は近代的な「元素」観を確立し、後のラヴォアジエによる化学革命を準備した。

四元素 - Wikipedia

フロギストン説

フロギストン燃素)という元素物質から分離することが「燃焼」であるとした説で、四大元素説のような迷信めいたものではない、科学的な理論として広く受け入れられた。1774年、ラヴォアジェは「燃焼とは物質酸素が結びつくことである」と看破し、フロギストン説否定された。

フロギストン説 - Wikipedia

ロリック説

「熱」が物質に起因するか運動に起因するかということは長年にわたる議論の的であったが、ラヴォアジェは熱物質説を支持し、熱の原因となる物質を「カロリック(熱素)」と名付けた。1843年、マイヤーによって運動エネルギーと熱エネルギー相互に変化することが明らかにされ、またエネルギー保存の法則が発見されたことにより、カロリック説は衰退した。

カロリック説 - Wikipedia

体液病理

古代ギリシャヒポクラテスが唱えたもので、人間の四つの体液のバランスが崩れることが病気の原因であるとする説である四大元素説とも結びついたこの四体液説は、批判に晒されつつも長らく信じられていた。1858年ウィルヒョウが「細胞病理学」を確立。すなわち病気とは細胞の異常によるものとされ、体液病理説は否定された。

四体液説 - Wikipedia

自然発生説

アリストテレス提唱したもので、「生物の中には親からではなく自然に発生するものがある」とする説である。たとえば虫やネズミなどがそうであるとされた。その後、レーウェンフックによる「微生物」の発見もあり、擁護批判が繰り返されたが、パスツールが行った1861年の「白鳥の首フラスコ実験」などにより、自然発生説は完全に否定された。

自然発生説 - Wikipedia

エーテル

ホイヘンスニュートンらにより提唱されたもので、エーテルとは光が伝播するための媒質として想定された物質のことであるニュートン力学とマクスウェル電磁気学における光速度矛盾説明するために利用されたが、最終的に1905年アインシュタイン特殊相対性理論によってエーテル説は否定された。

エーテル (物理) - Wikipedia

Category:否定された仮説 - Wikipedia

2014-08-30

違う、太陽系は渦巻きではない [BAD ASTRONOMY翻訳記事]【勝手修正版】

Twitter を見てると、太陽系天体螺旋運動するこのデマ動画が、いまだにRTされたりして拡散しているのでうんざりしてきた。

太陽系 公転」「太陽系 運動」「太陽系 移動」「太陽系 回転」などで検索すると、この動画を真に受けて紹介しているブログなどが検索上位にヒットしてきて、さらに誤解を広める一因となっている。

あまつさえニコニコ動画にも転載され、字幕までつけられている。

結論から言うと、これはトンデモ信者思い込みだけで作った信憑性ゼロ動画である映像の出来だけはよいからか、昨年の3月からかなり広まっており、天文学者フィリッププレイト氏がブログでその間違いを指摘した記事を出している。プレイト氏は『イケナイ宇宙学 間違いだらけの天文常識』の著者で、世にはびこる間違った天文宇宙ネタを斬って解説するブログ Bad Astronomy で知られている人。

この記事和訳版が以下にあり、大変ありがたいのだが(動画話題になってすぐのタイミング和訳まで出たのは本当に感謝している)、残念なことに誤訳が目立つという指摘があり、いまもって修正されていない。

翻訳が不自然な箇所を以下にテキストで逐一指摘してくれている方がいたが、行きつ戻りつ確認しながら読むのが大変なので、勝手ながら指摘箇所を中心に翻訳修正して以下にまとめ直した。いまだに信じて動画を広めてしまっている人に「それ間違いですよ」と指摘しようにも、記事誤訳が多かったりするとちょっとなぁ、となるので。

なお、もし元の翻訳記事が適切に修正されれば本記事は消すつもりだが、和訳した方は当時Twitter で指摘されてこの校正テキストを読んだはずなのに、もう1年半ほど放置されているのであまり期待していない。

間違いを打ち消すために、まともな太陽系の公転運動を描いた動画があれば知りたいものである


違う、太陽系は渦巻きではない [BAD ASTRONOMY翻訳記事]

なめらかな動きでコンピューターアニメーション太陽の周りを周る惑星の動きを、天の川銀河を周る太陽軌道のように解説する動画について、ツイートメールがたくさん来ている。とてもきれいな動画に、説得力のある音楽、ていねいな作りの画像

しかし、問題ひとつある。間違っているのだ。間違いは表面的なものではなく、間違った前提からきた根本的なものだ。中にはいくつかの有益視覚情報があるが、私は(銀河サイズの)話題のタネだと思っておくよう警告する。

なぜか? 彼の主張の基礎は、「惑星太陽中心の軌道を描いているのではなく、銀河の周りを渦巻き状に移動している」というものだ。

私は普段、こうした話題の間違いを暴くような面倒なことはしない。奇抜な主張はいつでもあるし、たいていは自滅していくからだ。しかし、この件についてはたくさんの人が私に知らせてきたし、明らかにかなり人気を博している――たぶん表面上は正しく見えるし、画像も大変きれいだからだろう。また、科学を知りつつもそこから離れて久しい人たちによって広まっているのではないかと見ている。このような話題を扱うときには、いつも少し深く掘り下げる手間がかかる。

そこで、シャベルを取り出してみよう。

制御不能のらせん

まずは動画を見てみよう。数分程度のものだ。

動画の作者DJ Sadhuは明らかにコンピュータグラフィックスの才能がある。しか科学は……まあ。私にはすぐさまこの動画が何を目指しているのかわかった。彼は率直に、太陽系太陽中心モデルは間違っている、と述べている。しかしながら、この Sadhuの主張ははなはだしく間違っている。重力存在しないと言っているようなものだ。

地動説とは、太陽太陽系の中心にあるという考え方で、惑星はその周りを周っている(他にもいくつか大事なことがあり、たとえば惑星軌道は楕円であるとか、軌道は同一平面上にあるのではなくて互いに傾いているとか)。この考え方は、地球太陽系の中心だという古い天動説にとってかわった。天動説は、それをちゃんとした物理モデルだと考えると、あらゆる種類の奇妙な仮定をしてやらないとちゃんと機能しない、とてつもなく複雑で考えすぎの物理モデルになってしまう(タイレノールなどの頭痛薬があるなら、epicyclesの項を見てみよう)。地動説はそれよりもずっと物理的に正しいし、ずっとうまく機能している。

私は、どちらのモデルにもそれぞれの使い道があると言いたいのだ。もし特定惑星が天のどこにあるのか知りたいなら、天動説の座標を使うことになる。われわれは地球に住んでいて、地球は動かずに天の車輪が頭上を回転して動いているように見える、それは理にかなっている。しかし、もし惑星宇宙探査機を送りたいなら、太陽中心のシステム必要なのだ地球惑星も両方とも動いていると考える方が、はるか計算は簡単になる。

Sadhuは、地動説が間違っていて、実は惑星は渦を描きながら太陽を周る動きをしているのだと主張している。彼が実際に言わんとしているものは、渦ではなくらせんである。この2つは名前が違うだけでなく、物理的な動きもその特徴も全く異なる。らせん軌道を描く粒子は、太陽系のようにお互いには干渉していなくてもよいが、渦を描く粒子は抗力と摩擦を通じて互いに干渉している。

しかし、意味論的な論争はよそう。もう一度動画を見てみよう。Sadhuは太陽惑星を先導しているかのように、太陽惑星よりも前方に出て銀河を回っているかのように描いている(2番目のビデオだともっとそれは明白だ)。これは単に誤解を招くだけでなく、完全に間違っている。惑星は、われわれが銀河系の中を巡るときときどき確かに太陽の前に出たり、ときどきその後ろをついてゆく(太陽を周回する軌道上のどこにいるかによる)。実際に夜空の惑星を見たことのある人にとっては明白な真実である。なぜなら夜空の一部は、地球太陽銀河系を周るときの進行方向にあたるわけだが、惑星はその部分にだって観測されるのだ。

ここでも、細かいことをあれこれ議論するのはやめよう。後述するように(「こうした考え方はどこからもたらされたのか?」の項)、惑星銀河系内を動くとき太陽の後ろをついていくという考え方は、Sadhuがらせんについて述べるとき思考基盤となっている。しかしまずは、もうちょっと見てみよう。

テイク2

太陽銀河の中を移動していく様子を示している、彼が二番目に公表した動画では、もっとひどい状況だ。

公平のために言うと、今回彼は惑星の動きについて「らせん状」だと正しく記述している。しかし、まだ惑星太陽の後ろをついていくように描いていて、これは間違っている。また特に動画の冒頭では、太陽中心モデルと、らせん運動についての彼の説明を具体的に比較しており、誤った「太陽主導」の考え方を補強している。

彼の動画における太陽中心モデルの動きを注意深く見てみよう。銀河を周る太陽が動く方向は、惑星軌道平面と同じに描かれている。しかし、こうではないのだ。太陽系の平面は、車の前方への動きに対してフロントガラスが作る角度のように、銀河系に対して約60度で傾いている。

これは本当に重要な点だ。らせんモデルでは、銀河を周る太陽の動きにあわせて、太陽を垂直に周回するような惑星が描かれている。お好みなら「正面向き」といってもいい。これが間違っている。なぜなら、惑星軌道は60度で傾いていて、90度ではない。惑星とき太陽の前に、ときに後ろになる。これだけで、らせん描写が正しくないことがわかる。地動説という現実モデルにおいても、順行-逆行運動というもの存在し、現実の空できちんと観測できる〔訳注:詳しくはこちら参照〕。

しかしそれだけではない。動画では、太陽銀河を周ることを見せていて、らせんに沿って上昇、下降している。最初動画のように、一部正しいところもあるが、大方は事実からかけ離れている。

われわれの銀河は、中心部が膨らんでいる平たい円盤で、端から端まで約10光年距離がある。この円盤は無数の星を内包し、その重力が合わさって、銀河中心を周る軌道太陽を留めている。ちょうど、太陽重力惑星軌道に留めているのと同じだ。

太陽銀河系を一周する軌道の長さは、およそ2.4億光年ではない。銀河を周回するときには、だいたい動画にあるように、太陽は実際ぴょこぴょこアップダウンを繰り返している(とはいえ大体1周につき4回ぐらいなのに、Sadhuは動画内で数十回もアップダウンするように描いている)。〔訳注:太陽系が銀河系内を周回する軌道の図参照(垂直方向は強調されている)〕

このような運動が起きるのは、銀河円盤での重力の働き方のせいだ。ここが非常にクールなところだ。円盤よりほんのわずか上にあるものは、円盤に向かって全体的に下へと引っ張られる。円盤が巨大な物質の板である想像してみて、太陽がその円盤よりも上にあるとする。円盤重力太陽を下へと引っ張る。星と星の間は遠く離れているので、太陽円盤の間を通り抜けて下へ降りていく。そうすると今度は、下に来てしまった太陽円盤がまた引っ張り上げる。このとき太陽の動きはだんだん遅くなり、そして止まり、向きを逆にしてまた円盤へと急激に突入する。太陽は、銀河円盤の中心から上下にそれぞれ200光年ぐらいの浮き沈みをするが、円盤1000光年の厚みをもっているので、結局私たち銀河円盤の中にしっかり留まっている。しかしこうした摂動永遠に続き、太陽大海コルクのように浮き沈みを続ける。

太陽銀河を周回しているので、合わさった動きはすてきな波のパターンになり、浮きつ沈みつ回転木馬のようにまわり続ける。ゆえに、Sadhuはこの部分に関しては(多かれ少なかれ)正しい。

だいたいはね。しかしここに3つ目の要素が加えられている。ひねったらせんを描く太陽道筋を、彼は歳差運動性質だとしている。この部分は間違っている。非常に間違っている。

歳差運動物体が回転するときてっぺんをぐらぐらさせる動きで、回転の中心軸からずれた向きの力をてっぺんに加えたときに起きるものだ。コマてっぺんを突くとぐらつく、それが歳差運動だ。地球自身も太陽と月の重力に引っ張られて歳差運動をしており、その軸の1回の揺れ周期は2万6000年だ。

明らかにSadhuは、動画の中でこれを表現している。しかし、ぐらつきは太陽にまったくなんの影響も与えていない。それはただ、地球が何かしているだけだ。しかし、Sadhuは銀河を周る太陽の動きに付け加えていて、それは意味をなさない。動画では銀河を周るコークスクリュー(コルク栓抜きのような螺旋運動)を描いているが、ときには銀河の中心に寄り、ときには遠くへ離れる動きを何度も何度も繰り返している。回転木馬のたとえでいえば、馬が真ん中で回って、上下に、また左右に動いているようなものだ。しかし、それは太陽の本当の動きではない。左右の運動なんてない(軌道ごと何度も銀河の中心に向かったり離れたりするなんて)。Sadhuの示すコークスクリューパターンは、間違っているのだ。

動画解説文において、Sadhuはかなり頻繁に、座標系と力と運動を混乱させている。

彼はなぜこんな正しくない運動を描くのだろうか。それを掴むため、彼が元にした文献をあたってみた。

こうした考え方はどこからもたらされたのか?

動画彼のサイトによると、SadhuはPallathadka Keshava Bhatという人から学んだそうだ。Bhatによる「らせんの渦巻き:太陽系の動的プロセス」(“Helical Helix: Solar System a Dynamic Process”〔リンク切れのためこちら参照〕)と題された文章にこの考え方はすべて説明してあり、細かすぎる点は指摘しないが、ちんぷんかんぷんものだった。まじめな話、どれもまったく意味をなさない。Bhatは地動説は間違っていると主張しているのだが、その主張を補強するために、虚偽のアイディアを次から次へと用いているのだ。彼の主張の間違いを暴くためにページを割くこともできるが、ここは短くまとめてみよう。

私はBhatの主張を何度も読んで、可能な限り好意的に考えようとした。私がかき集めたところでは、彼が言っているのは、太陽の動きによって、太陽を先頭にして惑星が後をついていくという形で、惑星銀河系内でコルク栓抜き状のらせん運動をする、よって地動説は間違っているというものだ。Sadhuの動画解説文によると、こうした動きをうまく描いているという。しかし、どれも完全に間違っている。もしそれが正しいのなら、外惑星(太陽から地球よりも遠くにある、火星木星など)は太陽の反対側に遠く離れて見えないだろう。しかしいつだって私たちには見えている。

それに、私たちは何度もほかの惑星宇宙探査機を送っていて、どれもいまだその軌道上にある。もしBhatがいうように地動説が間違っているのなら、探査機はいつになっても目的惑星に到達できない。探査機を送るための軌道計算が間違っていることになるからだ。探査機道筋計算するとき銀河を周る太陽の動きを考慮する必要なんて全くないから、Bhat氏のいうことは正しくない。

太陽太陽系の先頭で、惑星はその後ろをついていくという主張も、明らかに間違っている。太陽は、Bhatが主張し(Sadhuが動画で示して)いるように、銀河系を突き進む弾頭のように太陽系を主導したりしていない。惑星太陽の周囲を周り、全体が一つのユニットとして銀河系を60度の傾きで移動している。これは、銀河軌道に沿って惑星とき太陽の前になり、ときに後ろに続くということだ。

これはそう、道を歩くあなたの頭の周りを、端にボールの付いた紐がぐるぐる周っているようなものだ(この円は60度傾いている)。ボールときに頭の前になり、ときに後ろになる。道を歩くときには常にあなたと一緒だが、歩く速さには関係なく、相対的にはあなたと同じ速さでいつも移動している。あなた自分の動きを線で表すとすると、ボールは傾いたらせんを描くだろう。これこそBhatとSadhuが説明しようとしたことなのだが、しかし間違った説明になってしまった。

Bhatは、その文章の中でいくつもの間違いと論理的誤ちを犯している。たとえば、Sadhuの地球歳差運動誤用についてBhatが何と言っているか読み取ろうとした。しかし、とても不明瞭で(それに単純なミスもあり、彼は歳差運動の周期を22万5000年としているが、実際には2万6000年)ゴルディアスの結び目を解いているみたいだった。まだほかにも。彼は、もし地動説が正しいなら、日食は1カ月に1回起きなければならないと考えている(46ページと134ページを参照。ちなみに日蝕が一ヶ月に1回起きないのは、月の軌道が傾いているため)。また、彼は「太陽中心軌道不可能である意味しなければならない」と結論付けた部分で、地球太陽の周りを周る回転について根本的な勘違いをしているようだ(文書の30ページを参照のこと)。実質、私が読んだ文章の1ページごとに基本的根本的な間違いがあった。

そしてこれが、Sadhuの(間違っているにしてもステキな)動画が基礎としているものなのだ、いいかい? いっておくが、もしSadhuのサイトをのぞいてみたら、あらゆる種類の……んー、おかし陰謀論……9.11陰謀説からケムトレイルから、デイヴィッド・アイク(本気で爬虫類型異星人がデンバー空港の地下に住んでいて世界を支配していると主張している)が怒り狂いそうなのから名前しかない程度のものまで見つかるだろう。私は、彼のほかの考え方を念頭に置くことにした。

続きと、進行中のこと

DJ Sadhuの動画は、とてもステキで、そのうちいくつかは真実を元にしたものだ。しかし、私の意見ではBhatのゆがんだ宇宙に対する見方のせいで、その核心が失われてしまっている。

彼の動画は正しいように見える。クールであるように見える。ものごとはこうでなくっちゃ、というセンスに訴えかけるものがある。しかし、物事がどうあるべきかと、実際にどうなのかということはいつも重なり合うわけではない。宇宙は本当にクール場所で、とてもよく出来た一連の法則に基づいて動いている。私たちはこうした法則を「物理」と呼んでいて、それは数学記述されている。そしてそういうこと全部を理解しようとする試みが、科学である

クールものがすべて科学ではない。しか科学の全てはクールだ。これは普遍的法則ではないかもしれない。けれども、私の見てきた限り、これは真実なのだ

2014-07-20

科学って宗教だよ

科学なんてのは、
 「適当な条件で、適当試行を繰り返したら、ある一定の結果が得られるっぽい」
 程度の事しか示せない。

科学はこの世界の真理を求めているんじゃない。
 人間の欲する結果を得るための処方箋提示するだけだ。
 天動説が信じられていた頃にも、惑星軌道をほぼ正確に求められる方程式存在してたんだ。

もっと言うと、科学科学手法・思考が通用する対象のみを研究するものなんだ。
 だから科学が答えられない問いなんていくらでも存在するし(俺は何のために生まれてきたのか?)、
 「非科学的だから間違っている」という主張は前提から破綻している。
 科学けが正しいと思っている人は、科学という色メガネを通した世界しか生きられない。

何でそんな不確かなものを信じているのか?
 それは、科学を信じれば世界が上手く回るから

科学様の仰る、たぶん正しいだろう、という事柄を信用し活用してみたら、
 この世界の謎に納得のいく説明がついた。生活を便利にする道具がたくさんできた。
 キリスト教創造論よりも、ダーウィン進化論を信じた方が、世界を上手く説明できた。
 信じてみたら、世界が上手く回った。でもそれが真実かどうかは証明できない。


 ようするに、科学って宗教なんだよ。
 とりあえず信じてみて、世界が上手く回ったら、それが信仰になるんだよ。
 自分の信じる世界観こそが信仰の正体なんだよ。


 http://anond.hatelabo.jp/20140719201818
 “人生選択肢他人に委ねて、委ねられたほうは従わなければ罰だ地獄だと脅しをかけて支配する”
 みたいな世界観が嫌いなら、人生自力で切り開いていけるような宗教を選べばいい。

信仰は“架空の何か”に期待するような、そんな力のないものじゃない。
 あんたの信仰次第であんたの世界が変わる。宗教は慎重に選びなよ。

2014-04-21

近代国家プリントカルチャー

マクルーハンは、中世合理化した近代プリントカルチャー印刷文化)に集約された、と言っています。とにかく何でも印刷して分類して読み込まないと理解できない。中世の写本の時代には、その人特有の書き癖もあるし読み上げる声の力、聴き取る力が必要だった。そうした声による情報伝達が印刷文化に置き換わることで近代国家が生まれた。だが、近代になって一度は捨てられた中世的なものが、電子時代になると復活する、というのです。ポスト近代になれば、国家による中央集権フラット情報社会に置き換わり、国家が中心なのではなく個人が中心になる。天動説ガリレオ・ガリレイ地動説は再びひっくり返るのかもしれないし、例えば「ナルニア国物語」なんて、まさにそういう中世世界観の復活のように読めなくもない。

2014-04-17

http://anond.hatelabo.jp/20140417210813

集団での妄想妄想と判定するのは意外なほど難しい。

ガリレオ以前が、天動説を信じてるだけでなく、3人の女の子がお前をカッコいいといいだしたら、その周辺もどんどんお前をカッコいいといいだすことににている

2014-03-03

http://anond.hatelabo.jp/20140303005702

>実際、どちらも確かでなかったんだから

から当時の知識では天動説のほうが正確だと科学者も考えるほどに確かさに違いがあったって話なんだが理解してる?

2014-03-01

http://anond.hatelabo.jp/20140301095958

年周視差がわかるほどの観測技術なかったか宗教抜きに学者から天動説のほうが正確だと思われてたというのが真相

天動説だって長期間観測結果を予測できてたわけで検証抜きで信じられてたわけはない

亀の上に地面があるような天動説プトレマイオスやティコ・ブラーエのモデル区別つかないくらい知識もないだけだろうけど

http://anond.hatelabo.jp/20140301100328

宗教ある意味科学なところはある。

というか、宗教トップが本気で考えてる理的な部分はある意味科学

物理理論化と宗教界トップ(ローマ法王的ないみではなくて論理的に理を考えてる人)と哲学者が話し合いをしたとか言う話もある。(最近のはなしね)

だけど、その「地動説」「天動説」に関しては、単に

自分たちは中心である」という根拠のみ。

そして、最大に「違う」という理由は地動説を唱えた者に対し、一切の検証も行わず否定する、という点。

そういう意味で、科学的なこと、と言われることでも、今でも一切話しを聞かずに切り捨てる事があるならそれは科学ではなく単なる低レベル宗教

2013-10-15

日常生活の中から得られる知見で天動説を否定するのって難しくね?

でもそれができないと昔の人が天動説を信じてたのと俺らが地動説を信じてるのっておんなじことじゃね?

2013-08-25

http://anond.hatelabo.jp/20130825004639

ここで議論してるのと同じような話をTogetterでしてるじゃん?

天動説は正しい」と言う放射脳最後に逃げたみたいだけど。

番組は見てないけど、学者が行ったのは、天も動いてる、ということか、「天動説」が100%間違ってるとはいいきれない(100%なんて何にでも無い)ということなんじゃない?

って書いてもあるし。

これの結論でいんじゃ無い?

http://anond.hatelabo.jp/20130825013443

しろ、こっち書いた人に聞いてよ。この人がツイート消して逃げた人と同じプロ市民なのかもしれないけど、同じような展開になってるよね?

http://anond.hatelabo.jp/20130825005418

からそれは「天動説」ではないでしょ?

座標軸の中心が地球にくる、ってだけの話ね?

元々、天動説、と言うのは、地球中心に動く真理があって、それに従って太陽惑星などは地球の周りを動いている、って話でしょ?

一方で、地動説、ってのは、太陽が中心になって、その周りを惑星が動いている、って話でしょ?

実際には、この地動説に加え、太陽すら中心でなく、全体の一部にすぎないのはまた後に分かるわけだけど。

で、取り敢えず、重力などを考慮すれば、太陽中心の様な記述は出来るわけだ。それは座標軸の取り方でなく、物理的な意味で。

それぞれの惑星太陽との2体運動記述できる。

天動説と言った場合は?何を基準に何を記述するわけ?座標の問題じゃないよ。

座標の問題云々を叫んでる所がどこにあるの?もともとこの2つの問題はそんな話じゃないでしょ?それくらい分かってるでしょ?屁理屈こねちゃ駄目だよ。

http://anond.hatelabo.jp/20130825004030

からどの物理法則重力は使わないんだよね?地球固定にして惑星のあの動きを再現することを考えるんだよ?

重力使わないなんていってないしそっちも認めてるように座標変換すれば地球中心になるんだが

逆に地動説からってどれでも重力想定してるわけでもない

ニュートン力学地動説混同してるようだから長々と変なこと書いてるんだろうけど

この記述場合でも、ただ座標をずらせば地球中心になるけど、それがそのまま天動説になるわけではないよ?

それはプトレマイオスとか特定の天動説モデルにはならんだけで地球中心モデルなら天動説の一つになる

http://anond.hatelabo.jp/20130825002204

現在知られてる物理法則をもとに地球固定の数学モデルをつくることは可能

からどの物理法則重力は使わないんだよね?地球固定にして惑星のあの動きを再現することを考えるんだよ?

本当に相対性を理解してるしてるなら「記述できない」とか書かんと思うが

あんたの言う、相対性はだから違う。

あのね、繰り返すけど現在物理法則、単純にケプラーの法則から天体の動きを記述することが出来るのはいいよね?

それが重力のような広がりを持つ引力を要する2体間の運動として記述できる、と。

から、これは同じよ言うな磁力で引きあうような場合も同じ式で記述できる、と。


で、その場合、座標軸はどこでもいいよ?例えば太陽中心でも地球中心でも。

地動説は、これがさら太陽と小さな惑星の引力によるもので、太陽が異常にでかく、他の惑星が小さいので、結果的に太陽と各惑星の間の2体運動の様に近似できて、

太陽の周りを惑星が回っているような記述に出来る、と説明できる。

この記述場合でも、ただ座標をずらせば地球中心になるけど、それがそのまま天動説になるわけではないよ?


天動説と言った場合には、まず、太陽や、遠くの恒星はなどは地球を周回するような記述を行う。

これに対し、惑星はそれぞれ特有な特別な性質を別に加えてやる必要がある。これは、上で書いた、"地球中心にした"場合に出てくるものと全くべつの話。

それくらいは分かりますよね?相対的な話ではないの。

地球太陽のどっちが中心なのかという論争なのでそれは違う

本当に地動説天動説の経緯を理解してたら「惑星の動きを説明できないか天動説から地動説に変わった」なんてでたらめは書かんと思うが

なんで自分の思い込みにそこまで自信を持てるのやら

天動説地動説自体は単なるモデルで、昔からあったものだろう?で、天動説の方が記述や考えが単純なのと(惑星などを特別にするのは別としても)、

そもそも地球中心の方が宗教的にも都合が良いこともあって、天動説が優勢になっていったわけでしょ?

地動説のほうがよりシンプルな論拠だけから示せる様な兆候は昔からあったけど、やはり最終的に全てを記述しようとすると複雑になるので、単純な観測と比べるには天動説のほうがやりやすかったわけで。

そこから観測技術が発達して、コペルニクス辺りからはっきりと強い証拠を示せる様になって、論拠もしっかりとしてきて、一方、天動説はほころびが出始めた。

更に進み、重力などの理解が深まり物理的な意味を加えていった所、地動説の考え、つまり地球が固定されてない、と言う事の強い後押しになっている。

物理的根拠とやらが俺様定義っぽいので何が言いたいのかわからんニュートンの根拠は引力の法則だろうとしてケプラーの与えた物理的根拠って何?

これに関しては、例えば重力だけでなく、他の力も同じように記述出来て、観測を非常によく表している。

まりモデルとして、より広く適用でき、より多くのものを正しく記述できる。

重力記述というシンプルものからスタートして、天体の動きを記述出来る。それが現在強く支持されている根拠。

一方、天動説モデルを作る事も勿論可能だが、その根底にくる物理法則が無い。単にモデルとして記述できた、と言っても何も意味が無い。

よりシンプルモデルから天動説で言われた惑星の動きなども記述できる様であれば、再び天動説が優勢になると思うが、今のところそんなものはない。

あるんですか?

http://anond.hatelabo.jp/20130824234322

地球を固定した場合現在知られてる物理法則では記述することは出来ません。勿論、それだけのために"モデル"を作ることは可能です。数学的に書くことも。

現在知られてる物理法則をもとに地球固定の数学モデルをつくることは可能

本当に相対性を理解してるしてるなら「記述できない」とか書かんと思うが

また、天動説地動説は、基準の取り方に基点するものではありません。

地球太陽のどっちが中心なのかという論争なのでそれは違う

本当に地動説天動説の経緯を理解してたら「惑星の動きを説明できないか天動説から地動説に変わった」なんてでたらめは書かんと思うが

なんで自分の思い込みにそこまで自信を持てるのやら

ケプラーニュートンが出てきて、それらに物理的根拠を与えたわけです。その辺りはご理解いただいてるのですよね?

物理的根拠とやらが俺様定義っぽいので何が言いたいのかわからんニュートンの根拠は引力の法則だろうとしてケプラーの与えた物理的根拠って何?

こういう数学モデルケプラーの法則)で惑星の動きが予測できるということなら天動説だって予測できるモデルは作られてたわけだが

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