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2020-12-12

anond:20201211083327

ダブスタ上等みたいなブコメ散見されるけどそれでいいのか?

それって何も考えずに脊髄反射コメントしてますって言ってるようなものだと思うんだけど。

意見したいんじゃなくて誰かを叩いて優越感に浸りたいっていう自覚があるんなら構わないけど、そうじゃないなら自分のなかでどう折り合いつけてるんだろう。

認知的不協和を解消するためにダブスタって言葉を都合のいいように解釈してんのかな。

素直に矛盾を認めるなり、矛盾していないことを主張したほうがいいと思うけど。

過去から未来まで常に矛盾なく一貫性を保たなければならないなんて無理なんだし、その都度修正していけばいいだけなんだけどね。

結局勝ち負けにこだわりすぎなんだよ。全然建設的じゃない。

2020-12-03

それは好みの問題

まれた時にはヒトには快不快感情しかないわけで、その後の価値観や美意識は育った環境や、触れてきた情報で作られる。

物や他者、あるいは政治経済しろ、まず初めに好きか嫌いかという感情があって、あらゆる言説はそれを正当化するためのツールしかすぎないではないのかと最近考えている。

認知的不協和とか防衛機制とかそういうやつね。陰謀論なんてまさにそれ。

分断が問題になっているけども、それは好みの問題なんだよねって、あえて矮小化すれば平和になりそう。

どんなカレーラーメンがおいしいと思うのかってだけ。きのこの山 vs たけのこの里くらいバカバカしい話。

2020-12-01

性善説にもとづいた自助努力を期待するだけの感染症対策には限界

伊東園ホテルズのマスク未着用宿泊拒否をめぐる案件について : マスク未着用途中降機乗客の記録

ピーチ機を下ろされた男性がまた騒動を起こした。

まあ、マスク付着用は宿泊拒否理由にはならないはずだ、との主張そのものは法的に正しく、正当だ。

しかし、そのように主張する行為は、感染症対策として行政が人々にお願いしていることに反しており、不当だ。

マスク着用がコロナ予防に資するのはもはや全世界共通認識だ。

現在政策は「人々の合理的自助努力をお願いする」ものであり、その期待に反するという意味で不当だ。

不当だけど、お願いでしかないので野放しにせざるを得ない。伊東園ホテルは法的には強引でかなり微妙なことをしたと思うが、

感染症予防の観点から正当防衛といっていいかもしれない。

政府のいうことにおとなしく従う日本人国民性への期待だけで、

自粛だの要請だので、感染症対策っぽいことをやってきたかもしれないが

本来、こういう面倒な輩を法的なルールコントロールしてこそ感染症対策だ。

めんどくさがらずに、とっとと旅館業法改正して、感染症予防措置の項目を設けるべきだ。

発熱しているひとの宿泊は、保健所の承諾が必要、とか

マスク拒否理由エビデンス必要だ。

医師診断書添付で特別に認める、といった条項必要

頑なにオリンピックを強行しようとする、その姿勢

もちろん合理的対策を講じれば、開催によるコロナリスクはかなり最小化できるだろう。

しかし、日本ではそうはいかない。

なぜならば、この一年日本でやってきた対策というのは、合理性のひとかけらもないものだった。

ただひたすら恐怖に訴えて活動自粛をうながすやり方だったからだ。

人々にコロナの恐怖を植え付けて、マスコミを通じて、おびえさせ

燃え盛るような夜の真っ赤な都庁を映し出し、いずれはニューヨークイタリアと同じ地獄に向かうと国民を煽った。

それによって、何ら法的な強制力ももたない政府国民自粛を呼びかけるだけで、

人出を減らすことに成功した。

人々の視点からみれば怯えて自粛することが成功体験ともなった。一方で、飲食業界を奈落の底に突き落とした。

恐怖をあおる戦術はいまも継続中で、医療崩壊現場と人々への影響がセンセーショナル報道されている。

この一年、これによってどういう行動変容が起きたかというと、

コロナに怯える人は、ソーシャルな場に拒否反応を示し、リスクを過大に見積もる一方、

怖がったところで仕事柄、人と接触回避できず生活が成り立たない人々もいる。

そうすると認知的不協和引き起こし、受忍せざるを得ないリスクについて過小評価するようになる人が当然現れる。

そこで、怖がる人と怖がらない人にふるい分けられ、必要以上に自粛するグループと、ソーシャルディスタンスを軽視するグループ二極化していったともいえるかもしれない。

後者タイプは、恐怖に耐性ができたこともあり、恐怖作戦絶対に効かない。行動を変えようがない。

にもかかわらず、政府報道機関はさらに恐怖をあおることでなんとか変心させようとしているようだ。

その煽りの余波は、むしろ自粛を続ける人たちをさらに刺激し、ビビらせる一方で、

疲れて認知的不協和に耐えきれなくなった人から次々とリスク過小評価するようになり、ますます恐怖作戦が効きにくくなる悪循環に陥っている。

他方、運よく自粛環境に恵まれた人は、報道ますます怖いことを言ってくるようになってきたという印象でしかない。

俺がバッハ会長が怖いといっているのは、まさにその影響だ。

この一年ですっかりコロナ恐怖に煽られた俺からみれば、バッハ会長は鬼である

バッハよ、お前の目には、自宅療養を強いられた末、突然亡くなった家族の姿が目に浮かばんのか!」みたいに

なにもかもが論理的なつながりがなくても、恐ろしいものを煽るものとして合成されてしまう。

いまさら合理的対策などを説得されても、恐怖から自粛した体験しか持たない俺にとっては、

何を聞かされても鬼でしかないのだ。

思えば、この一年、本当に無駄をした。

感染症科学的に理解し、リスク回避合理的に考える絶好のチャンスだったのに、

それができなかった。

この一年、十分に科学素養を蓄え、啓もうされていれば、オリンピックに対するここまでの拒絶意識は生まれなかったような気がする。

オリンピックを開催することがもはや止められないのであれば、

からでも遅くないか

できうる対策をとったうえで開催した場合、どのような結果になるかについて

科学的なシミュレーションをしてほしい。

結果を予測する、というのは、あらゆるリスク管理の最初第一歩のはずだけど、

日本ではこの一年、それが完全に欠落していた。

緊急事態宣言の延長の可能性を記者から問われ、「仮定の話には答えられない」と答えた首相発言はそれを象徴している。

何か対策を行うにあたっては、見込まれリスクをある程度は受容せざるを得ないことは間違いないはずだ。

大事なことは、リスクを想定し、人々が受容できるようになるためのコミュニケーションをとることだ。

今の日本には、それが全然足りてない。

からバッハ会長もいつまでたっても怖いままだ。

2020-11-21

大好きなアイドルライブコロナ騒動で中止になってしま陰謀論に走ってしまったドルオタを某鳥のSNSでみつけた。

そのドルオタはしきりにコロナはただの風邪だのN浦はクズだのと騒いでいて(これは認知的不協和の解消というやつか?)、かわいそうやら滑稽やらで複雑な気持ちになった。

アイドルにハマってる時点でかなり情緒不安定であることが推察できるのだが、それはともかく当該ドルオタにとってライブ神事に等しいのだろうし、それの中止は当該ドルオタにとって自分世界観否定に等しかったのだろう。

コンテンツとの距離感やそれへの向き合い方を誤ると簡単発狂してしまうのだなと思わされた。

狂人が一刻も早く癒やされますように。

無事に癒やされて正気に戻ったら、狂っていた時期の言動を思い出して毎晩悶絶しますように。

2020-11-01

anond:20201031010338

ごめん、日本だとそこまで陰謀論が行き届いていないか

日本陰謀論まみれだ、と憤慨した時にこんなに注目を集めるとは思わなかった

そんなやつ見たことないぞ、とお叱りを受けたのはもっともで、私がわざわざそう言う人が多いところを見たのがよくなかった。

昨日書いた文章、今読み返してみると稚拙なんだけど、同じものを見ているはずなのに日本アメリカでこんなに違っていいのか、って数ヵ月もやもやした結果です。

自画自賛なっちゃうけど、「結局主要メディアトランプアンチばっかりだからトランプ信者認知的不協和を解消するために陰謀論サイトに行くしかないって重症だな」ってのは今も悪くない文章だと思ってる

トランプが大嫌いな主要メディアフェイクニュースうんざりするくらい言うのもいいけど、たまには聞いてみましょうよ

2020-10-31

アメリカ大統領選挙日本陰謀論まみれ

頭痛

ワシントンタイムズ統一教会フロント紙、epochtimesは大紀元フロント紙、どっちも新興宗教がらみで、だからといって間違いだとは言わないが、日本人アメリカで言う◯教新聞読んでるって分かってるの

いたこともない泡沫メディアツイッターアカウントソースに米民主党叩き、ネガキャン

アメリカだとトランプ信者しか信じてないような稚拙陰謀論日本だと大手を振るってあちこち通用してるのでびっくり。

ピザゲートもオバマゲートもいつまで経っても立件されないのは火のないところに煙が立ってるからでしょ

結局主要メディアトランプアンチばっかりだからトランプ信者認知的不協和を解消するために陰謀論サイトに行くしかないって重症だな

ハンターバイデンウクライナの件もロシア捏造説が濃厚、そもそも最初陰謀論元ネタ文書実在しない機関実在しない人物が書いていたってNBCスクープ出してたじゃん

主要メディア偏向しているんじゃなくて、欲しい情報陰謀論サイトの中にしかないだけです

日本でも大抵のメディア潜在的に読者に媚びてトランプに甘めです

2020-10-07

セックスレスが辛い

言葉では「嫌じゃない」って言われるんだけど、実際にしようとすると手でガードされる。

嫌じゃないことを再度確認の上で、胸とか触っても「くすぐったい」と言って嫌がる。実際に笑ってるからそれはある意味で本当なんだろう。

もちろん濡れないし、そうこうしてると、もう寝るねって言って自分の部屋に行ってしまう。

まだ結婚して一年も経ってないのに、セックスに誘うのが怖くなってきた。結婚してまだ一度しかしてない。

言葉では好きだなんだ言ってくれるけど、すごく空虚だ。普段生活ではお互いに慈しみあってる感があるんだけど、この一点だけが辛い。

「その欲がないのに誘われる」のも辛いと思うし、自分ばっかり求めてるのって恥ずかしさもある。だから、誘うときも本当はその時にしたいのに、「今度しようね」とか、逃げ腰の誘い方になっている。相手拒否やすいように、かつ、自分が今否定されないように、という欺瞞だ。しんどい

巷のセックスレス解消法は、「トキメキ要因」を作るだの、「ミステリアスな女を演じる」だの、不安感を煽るようなものばっかり。そういうの正直、嫌だと思う。そんなの恋人だったときでもう沢山だって思う。夫婦になってまでそんなことしたくないと言うのが正直な気持ちだって不貞行為はもう許されないわけだ……お互いに。そういう覚悟があるから結婚したっていう気持ちがある。

こういう鬱屈した理想現実とのギャップが行き過ぎると認知的不協和を起こして女叩きとかに走ってしまいそう。ネットでよく見る夫叩き、嫁叩きなんてくだらないって思ってたのに、そういうくだらないものになりつつある。

辛いなぁ……

2020-09-16

anond:20200916135704

ふーむ、なるほど。拙者が想像するところによりますると、女性というのはおそらく自分の行動の責任自分で負うことに慣れておらぬ。それゆえ、自分撤退判断を下した時に、それを自分の内なるものとの不一致にあると判断することができず、外部の要因に責任を負わせることで納得しようとするものではござらぬか。あるいは、そのように未練をのたまう場合自分が好いたモノや過去抱いたポジティブな内心を完全には否定きぬまま、現実的な状況判断として去るという判断を選ばざるを得なくなった事態に対する認知的不協和の解消のために、対象貶めることで離脱を図るのござろう。他を貶めることの品の無さを意に介す余裕がないほどに、おそらく不協和の解消は切迫した問題として当人の中で大きく膨らんでしまっているのでござらぬか。しらんでござるが。

2020-08-29

どうやっても話が通じない人が居る

たまにいる

親父もそうだ

何でも否定する

 

あと最近出会った人もそうだ

何を言っても自分の中に答えがもうあるようだ

「怒られるだろうな」とその人が予想していたとすると、こちらが何を言っても「怒られている」という感想になるらしい

それで言い訳が返ってくるからこちらはああ通じてないんだなとわかる

何でこれほど通じないんだろう

認知的不協和から心を逃しながら生きてきたのかもしれない

その人の生まれや育ちを考えればしょうがないことかもしれない

お姫様みたいな人だし、イエスマンに囲まれている、常に自信満々だ

 

そんな人とどう関わっていけばいいんだろうか

こちから認知を変更することはできない

既に答えはその人の中で決まっていて

そのまま落とし穴に落ちれば傷つき、うまく行けば自分の成果だと考える

そうか、これは下手くそゲーム実況者を見てるときの気分だ

こちらはどうにもできない

落とし穴にハマるのを見て笑うか、せいぜい落とし穴を塞ぐくらいか

反省もしないし、行動ルールは変わらない

そこに落とし穴があるよ、というセリフは通じない

落とし穴にハマったらハマったで抜け出そうとするだけだ

抜け出せなかったら終わるだけ、ただそれだけ

例え抜け出せても、次に「落とし穴があるよ、さっきも言ったけど」と言っても行動は変わらない

ロボット相手にしているようだ

2020-06-24

anond:20200623194658

ただの認知的不協和

まず「本当のことを言う」ことから始めてみようか。

別に実際に口に出したり書いて公開したりする必要はない。

頭の中で本当のことを言え。

2020-04-27

現実に耐えられない風俗おじさん

風俗おじさんはどうも

風俗業は楽して稼げてしか安全な素晴らしい職業であり、風俗で働くほとんどの女性は望んで風俗嬢になった

という荒唐無稽ストーリーを強く信じているようだ。

風俗おじさんは自分相手をしてくれている女の子お金のために嫌々自分に抱かれている現実に耐えられない。事実事実として自覚すると認知的不協和が発生してしまうから、それを解消するために「この女の子も含め、世の中の風俗嬢はみんな、心の底から望んで風俗嬢になったのだ。だからこの僕との行為も楽しんでくれているのだ」ってストーリーにすがるしかないんだよね。

追記

話題になってる岡村氏は逆に「風俗はキツい仕事であって、望んで働いている女性は少ない」ことを自覚していると思う。「コロナ不況になって経済的に困窮する女性が増えれば、コロナがなければ風俗で働くつもりのなかった美人風俗で働くようになるので、それが楽しみですね」と言ったわけだから

なお当方風俗いかないおじさんです。図星突かれた風俗おじさんが秒で現れて女認定して叩いてきてちょっと笑ってしまった。そういうとこやぞ。

anond:20200427114417

自分と同性を「金で買う」って感覚拒否感や哀しさがあるのもあると思うわ。

女を性的オブジェクト扱いできる男だったんだなコイツっていう。

男の浮気しろ風俗通いにしろ

から離れられない場合、女はこの認知的不協和を「私は男の生理本能理解を示してあげられる女♪その辺のバカな女とは違うのよ」ってふうに思い込むことで防衛するからな。

そういう女は浮気しなかったり風俗否定する男とくっついてる女が大嫌い。

2020-04-02

レアニを受け容れないプロデューサーは出て行けと三行半を渡された

初めに言っておくが、私はモバゲースターライトステージアイドルマスターシンデレラガールズプレイするユーザー、つまりプロデューサーだがそのアニメ版通称レアニを好ましく思っていない。

理由は様々だが、突き詰めると原点であるモバゲーからアイドル人格関係性を蔑ろにして、アニメスタッフが「ぼくのかんがえたさいきょうのアイドル」で好き勝手やったことが気に食わない

それが大手を振っていまなお公式にもファンサブ界隈にも影響力を持っており

レアニ以降にリリースされたデレステに至ってはデレアニの設定を取り込むことで、オタクが一番キライな公式二次設定を取り込むってやつをやり始めたことが腹に据えかねる。

からなるべくデレアニのことは忘れてゲームプレイしてる。なんだかんだでモバマスデレステもその独自世界線を守っているから心穏やかにゲームプレイしていた。

ところがだ恒例のエイプリルフール企画で、今年はデレステミニゲームがあったわけだが、その説明画面にいるアイドルたちがデレアニ由来のユニットばかりだ。

説明画面にいたアイドルたちに対応するユニットは、アスタリスク、ラブライカ、あんきら(ハピハピツイン)、そして画面が飛び飛びだが凸レーションとニュージェネ。

このうちアニメ由来のユニットアスタリスク、ラブライカ、凸レーション

あんきらとニュージェネはモバマス以来のデレマスの顔とも言うべきユニットだ。その2つに並ぶ存在としてデレアニ由来のユニットを当たり前に置いている。

それが自分でも想像以上に堪えられないものがあった。

これまでどれだけデレアニがゲーム世界で推されて、これまでのモバマス以来の世界侵食されるようでも、あくまでも一時的ものだ根っこは全く別ものだと思ってきた。

だが、こうして説明画面というなんでもないところで当たり前にデレアニが推されているのを見ると、くるものがある。

こういう小さなところでデレステはデレアニ由来のユニットを受け容れている当たり前に悲しくなる。

奇しくも、例のミニゲームゲーム世界アイドルたちが取り込まれて救い出すという筋書きだったのだ。実際は逆、ゲーム世界をデレアからの設定が侵食しているというわけだ。

これがまだエイプリルフール企画の一発ネタなら話は別だが、それ以降もゲーム内コンテンテンツとして恒常されることになった。

あのデレアユニットを推すあの説明画面を恒久的に表示するつもりなら、デレステ意志はそういうことだろう。

繰り返すがデレアニはアニメスタッフが好き勝手やった全く別の世界線の話で、アイドルたちの人格関係性も全く別物だ。それが当たり前にゲーム世界にいるってなるとなんだか認知的不協和気持ち悪くなる。

もしもアニメ放送される5年前なら、あんきらとニュージェネに並ぶ存在としてどんなユニット位置づけられただろうか、この5年間でそこに並ぶ存在をデレアニ以外で作れなかったのだろうか。

デレステは、もうデレアニ以外のユニットを、アイドル関係性を正直どうでもいいと思っているんじゃないのか

そしてモバマスサービス縮小、エイプリルフール企画新規テキストも少しはあるとは言え過去の復刻。もうデレマスのものモバマス以来の過去を切り捨てようとしているように思う

どうしたものかな、デレアニを受け容れないなら去れと言われてるようだが、せめて綺麗にさよならしたい。

2020-02-05

anond:20200205013153

自国を原状よりも改善したいと望む立場から見たとき、「他国よりも比較的良好である」という現実障害しかならんからなあ

認知的不協和を解消するためには、現実から目を背ける必要がある

それを繰り返すことで、主張のオカルト純度が増していき、理知的集団が離れ、狂信者集団化するのよね

2020-02-03

どこにでもいるオタク映画CATSを観てきた話。

これはどこにでもいる普通オタクが「金を払って観る悪夢」「SAN値チェッカー」と名高いカルト映画CATSを観てきた感想文です。

ネタバレが盛大に含まれていますので、その辺りお気を付けて頂けると幸いです。

昨年12月の暮れに海外で一足早く上映が始まり、その評価を読み「絶対に見る」と心に決めて1ヶ月、私はようやく映画館へと足を踏み入れた。

やれポルノだの玉ねぎだのと聞いているので期待は最高潮、何しろ私はホラー映画が大好きで、そしてクソ映画が大好きです。

今日は一人で悪夢を観に来たことを忘れて売店で巨大なポップコーンジュースを買い、はやる心を抑えながら入場開始を待つ。

上映前に最後に流れた「それでは、夢のある映画の旅をお楽しみください」のアナウンスは、この後の展開が「悪夢であることを啓示しているかのようでした。

私はオタクの中でも日陰に生きる人間でありますゆえ、正直CATS本編と同じくらい実写オタ恋CMも滅茶苦茶キツかったんですが、この辺りについては口を閉ざし静かにスクリーンへと目を向けます

劇場の照明が落ち、暗闇の中映るのは夜空。

猫の映画ですよ〜!という事を示唆するかのごとき可愛らしい雲、ここからどうなるのか期待が高まります。ちなみにここが唯一ここからの110分の中で「これは猫だな」と理解できた部分になります

さて、開始して1分ほどですがここで早くも私の脳は処理の限界に達してしまいました。

ドラクエIIIの夜のピラミッドBGM不協和音にしたようなBGM流れる中、夜の街を闊歩するのは人間によく似た体躯にうっすらと全身毛のテクスチャを重ねた「何か」。

一瞬、誤ってメイドインアビスのシアターに来てしまったのかなと思いました。人間性の喪失の結果と言われれば納得も出来るのですが、そもそもこれは「人間」では無く「猫」らしいんですね。

BGMの中、四つん這いの合成獣キメラ)の集団道路をぐるぐる回る姿はムカデ人間の続編かと錯覚を覚える絵面ですが、その中心で蠢く頭陀袋も嫌な予感しかしないし、案の定悪夢が飛び出すし、今の所パンドラの箱なのですが果たして最後希望は飛び出してくるのでしょうかね。

そう言えば海外の評判ではやたらと性的な印象がありましたが、ただでさえ限りなく全裸に近い全裸なのに動きがこう猫々しいしやたらと柔軟性をアピールするし妙に動物的な飲食シーンを盛り込んでくるし、観客の無意識の奥底にあるなんらかの性的衝動を呼び起こそうとしてるのかなって感じは分かるんですけど。ですが、残念ながら扉のノックの仕方がシャイニングジャック・ニコルソンなんですよね。へただなぁ…欲望解放のさせ方がへた…こんなんじゃ歴戦のケモナーだって裸足で逃げて行きますよ。

さてなんの説明もないままに話は進み、ジャ…ジェ…?なんか分からないけど固有名詞がいっぱい出てくる、完全にルシがファルシパージ状態。私は原作CATSを知らないので、知ってたら話の流れが分かるんですかね?知ってたら開幕1分で席を立ちそうですけども。

さて墓場で歌って踊るシーンではふとBloodborneを思い出しましたが、ひょっとしたらこの夜は獣狩りの夜だったのかもしれません。私の啓蒙も爆上がりしていきます

トイレで歌うシーンは真っ先にトレインスポッティングを思い出しましたし、ひょっとしたらこ映画も薬でぶっトんでる狂人の見た夢かもしれないし、狂ってるのは私だったのかもしれないと思い始めました。

まだ始まって30分も経ってないんですけど。あんな猫やこんな猫の説明を歌っているけど私にとっては全てが邪悪モンスターしか見えない。

さて、かく言う私もだんだんと目と心が慣れてきました。

感覚的に言うと「有色はマシ」「服あると相当マシ」「全裸はほんとキツい」「白系マジで無理」、要するにヒロイン枠の生物が一番キツい。黒人の敵とマジシャン比較視覚へのダメージが少ない。それだけで若干好きになる、だから頼むから帽子を脱ぐなコートを脱ぐな。あと手先と足先が人間なのがマジで拒否反応を起こす、黒人の手の平が肌色なのでも認知が「?」ってなるのにこの生き物の手足見てると「??????????????????」ってなる。かといって靴だけ履いてるのも異常なんですけど、タップダンスだけ見たら凄い出来なのに他の全てが恐怖。

あと衣類については黒人っぽいキメラが首からbling-blingなおさかなネックレス下げてるのは良いなと思いました(数少ないポジティブ感想)。

この作品、猫だけでなくGの者等も等しくキメラになっているとの話はうっすら聞いていたのですが、正直全裸じゃないし着ぐるみっぽさあるからこっちの方がだいぶマシではあったんですけど、喰い始めた時は流石に驚愕のあまりポップコーン食う手が止まりました。

ネズミとか、子役?っぽく見えたんですけどこれを見たご両親は「可愛い〜💕」「◯◯ちゃんの演技最高〜!」って思うのでしょうか、人生開始してまだ間もないのにこのような罰を受けるのはあまりに酷ではないでしょうか。

あと犬の存在示唆されているのに画面に映らなかったの、犬はキメラじゃなく犬ですよってことなんですかね?製作陣や太いスポンサーの中に敬虔な犬好きでも居たんでしょうか。なんにせよ、助かった動物が居るのは良いことですね。

個人的認知的不協和を感じるポイントデザインや動き以上に「大きさ」があるんですけども。人間体躯に猫の動き、街並みは人間の大きさの中で人間らしき体躯の生き物が「猫のサイズと言うには高さは合っていても細身すぎて違和感」で「人間とは思えない位小さい」姿で街を這い回り走り回る。人間の脳には大きさや距離感自動的に調節してピントを合わせる機能があるはずなんですけどそれが全部ぶっ壊れる。

脳の機能に直接影響する映画感覚ダイレクトに伝えてくるこの作品はいっそ4dxでも上映してほしい。余談ですが私はこれを観ながら「TOHOシネマズ限定かっぱえびせんポップコーン」を食べていたので、こいつらがゴミ箱から拾ったエビ食うシーンでセルフ臭覚で新感覚映画体験をしてしまい大変不愉快な思いを致しました。

定期的にあったのですが、このキメラ達が猫の鳴き声で「ミャー」とか「ニャーン」とか鳴くのがかなりキツい。というか主役級は顔がアップになったりすることが多くて「あー、人間の顔と身体した獣のキメラだなぁ」って思えるんだけど、ヒキで後ろに映ってるその他大勢ヤバい意味不明物体が四つ足で這い回ってる、フォーカスが手前に当たってるせいでぼんやりボケた画面の奥で蠢いている人間ではない何か。私が観てたのってひょっとしてサイレントヒルだった?と誤認してしまいそうだし、私は悩める私に胸を張って「違うよ、CATSだよ」って言ってあげられない。

そこそこ話が進んでもストーリー理解できない。一番歌と踊りが上手い奴が選ばれるオーディションなのは分かるけど、選ばれたら転生って死ぬやつじゃん?あと黒人男性なんでよく分からない魔法使ってるの?確かに猫よりは魔獣って感じだけど、それやるとますます猫の概念から遠ざかるよ。観ていてふと私が思い出したのは「悪魔ネコ」でした、懐かしいですね。

ところでこいつら猫?ってことは乳首6つあるんですよねってふと思って心底ゾッとしたし、この時点で完全に食欲を失っているのでポップコーンは封を閉じられている。

この時点で唯一覚えてる名前ヴィクトリアだけだし、ヴィクトリアったら捨てられた飼い猫割には異様に順応高いな…こうやってこの映画に慣れてきてる自分もひょっとしたら既にヴィクトリアなのかもしれない…と正気を失っていたら家無き捨て猫で「子猫であることが発覚したのですが、私の中の子猫の概念がグチャグチャのベコベコに狂うのでこの件については早めに酒飲んで忘れようと思いました。

さて、物語の結末、私の刑期の終わり近付いて来ました。

ゲイビの男優インナー無くしたマリオみたいな格好のキメラが踊ったり、黒人キメラコート帽子も脱いだせいで一瞬マジで全裸かと目を疑いましたがそんなことは無く。あとヤク中の流れあったんでやっぱりヤク中の見る夢だったオチも考えたのですが残念ながら物語大団円へと向かいます

マジシャン無茶振りされる流れ観てると「いじめか?」と思いますが天下のハリウッドがそんなことをするわけが無いのです、ちゃんとなんとかなりハッピー的なエンドです。

ここまで観ていて、ストーリーの中の時間が夜から夜明けまでで12時間も経っていないことに恐怖を感じる。映画も2時間足らずだし、体感的には6時間くらい苦しんでるんだけど。

最後最後に、老いた猫は画面のこちら側ん見据えてこう言います

「猫はあなたそっくり

これは、ここまでこの映画を観続けた私にとって実質「死刑判決」でした。啓蒙が上がり過ぎて狂ってしまいました、私は人間のつもりだったけれど、実は限りなく画面の中の生き物によく似た「なにか」であると告知されました。

ホラーにある「次はお前だ」的なアレであり、告発シリアス社会派にある「他人事ではないぞ」みたいなアレを感じます。あと夜闇に紛れた姿も怖かったけど朝日の下よりは大分マシだったみたいです。朝日の下のキメラ達は、エグいアダルト作品を観た時のような性的興奮よりも先にショックに殴られる感覚がありました。もうこの辺りは感想メモすることも忘れました。

しかしまぁ終わってみて改めて考えると、歌のクオリティは当然の如く相当高かったです。私はあのビジュアル日本語ミュージカルやられると「理解できないおぞましいものを無理やり理解させられる」感覚に負けて脳が爆発四散してしまいそうだったので字幕で観ましたが、吹き替え役者さんが好きな方は吹き替えで観ても良いのではないでしょうか。あの生き物達が好きな人間の声帯で歌い喋っている姿を観て立っていられるのならばですけども。

一言感想をまとめるなら、「目を瞑って観たらそこそこ満足度の高いミュージカル」だと思います。ただ残念ながら、目を開けると死んでしまうので気を付けてください。神話ありがちな奴ですね。

見るなのタブーだと思えば納得できる作品です、いや無理だできねぇな。

ここまで色々書きましたが、最期まで走った身としては「マジシャンの猫ならギリ抱ける」と思いました。

どうやら私も完全に狂ってしまったみたいです、その内全身の皮膚に薄ら毛が生えてきて服を脱ぎ捨て夜の裏路地に四つ足で走って行くでしょう。まだ日本語を語れる今の内に、これにて文面を終えようと思います

ありがとうございました、それではさようなら、どうかお元気で。

2020-02-02

anond:20200202230356

結局は青い共産主義者的なイキリでしかないんだってことだと思う そして認知的不協和で気が狂う

2019-12-19

anond:20191219125245

納得感ねえ。日本法治国家ダーいつも言ってるブクマー認知的不協和を起こしてるのか。

2019-11-07

anond:20191107205945

キミのような人は認知的不協和っていうんだよね。

新車を購入した場合運転中に自分が購入した車と同じ車種に注目してしまうことや、購入した車の広告に注目してしまうといったことが起こる。

 これは、購買行動が正しかたかどうかという不安を取り除く為に、「自分が購入した車は他にも多くのユーザーが選んでいる素晴らしい商品だ」という認知や、

広告で伝えられる製品の良い点を確認することで「購入は間違いでは無かった」という判断を行うことで、不協和逓減をしているのである

まり

経験したいってことっすわ。

2019-10-20

Rocket Newsグルメ記事絶対に信用してはいけない。絶対にだ。

人生で少しだけ、お金時間の損失を回避する方法を教えよう。

それは「Rocket Newsグルメ記事を信用しない」ことだ。

2010年ごろ、Rocket Newsの「池袋駅ホームホットドッグ屋が激ウマ!行かない人は人生損してる!」くらいの勢いで絶賛されていたのを見て(←正確なタイトル失念現在記事も削除されている。ちなみに当のホットドッグ屋も閉店している)、これは美味いに違いないと思って行ってみた。

しかし、これがなんの変哲もないホットドッグ。むしろパンもボソボソで、このレベルだったらモスバーガーホットドッグなんかでいいじゃん、と思った。

その後、同じような経験をもう一度して、それ以後、Rocket News記事は信用しないことにした。

この「そこまで美味くはないものを『神』とか『死ぬほど』とか美辞麗句を並び立てて派手に絶賛することでアクセスを稼ぐ手法」はロケットニュースに限らずグルメサイトバイラルメディア(笑)にはよく見られる。当時の僕のように騙されて手を出して後悔する人もいる一方で、心の底でイマイチと思いながらも「わざわざ時間をかけて来たのだからイマイチなわけがない」という認知的不協和作用して「美味しかった」と自らを納得させる人も多いのだろう。だから、この手の記事はあまり批判されることなく、量産され続け、人々を煽り、騙し続けるのかもしれない。

で、Rocket Newsは未だに同じメソッドを繰り返しているようだ。敢えてリンクは貼らないが、最近タイトルを見かけたのは

バーミヤン餃子を食べた直後、あまりの衝撃と感動に、謝りたい気持ちでいっぱいになった」

という記事だった。

バーミヤン自分も好きな店だ。コスパもいいし、餃子普通に美味い。しかし「衝撃と感動に、謝りたい気持ちでいっぱいに」なるほどのものではない。「こんなに美味い餃子を239円で提供するなんて正気の沙汰とは思えない」(本文より)と頭の悪い感想を抱くほどのものでも、断じてない。

この記事を見て、池袋駅ホットドッグのボソッとした感触が口の中に蘇った気がした。Rocket Newsはこうやって、今後も読者を騙し続けるのだろうか。

繰り返す。人生で少しだけお金時間の損失を回避するには、「Rocket Newsグルメ記事を信用しない」ことだ。これだったら、食べログスコアのほうがまだ信頼に値する。

2019-10-14

自己責任論は間違っている、ということに気づくことができるのはバブル世代氷河期世代が全滅してからなんだろうな。

バブル世代自分能力とは無関係成功たか自己責任論は都合が良い。

氷河期世代自分能力無関係に失敗してるやつが多い中、成功することができた、発言力を持つことのできたやつは、自分能力があると思いたいので自己責任論に走る。

たまたま他より恵まれ環境にいただけだ、ということを真正から捉えると、有能な自分セルフイメージが崩れ、認知的不協和を起こす。だから認めない。

その両方を見ている世代は、全ては運だ、と気づくことができる。小さいときから天災も多く経験してるしね。

成功者に過度に憧れることもなく、失敗者を過度に貶めることもない。だって運なんだもの

そういう考えが浸透すれば、もっと生きやすくなるんだろう。いつになるかはわからないけど。

2019-09-25

どうしても進次郎を無能ということにしたいのでハードルをどんどん積み増して、クリアできなければ「ほら無能」ってことをやってるなあ。

でも「中身の無さ」でいえば安倍ちゃんも似たようなもんなんだけど、なぜか安倍批判はできないんだよな。

この辺のアンチ進次郎の認知的不協和は見てて面白いので、むしろ是非とも進次郎くんには首相になってもらって阿鼻叫喚の渦を巻き起こして欲しい。

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