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はてなキーワード: セクシュアリティとは

2021-07-15

なぜフェミニストは変な用語を使うの?

フェミニスト日本語になってない変な用語を使いたがるよね。

女性性、インターセクシュアリティ、クイア、デミセクシュアル、バックラッシュ、スラットシェイミング、マンスプレイニングシーライオニング、、、

きりがないからやめるけど、こんな変な日本語?をわざわざ使う深刻な理由があるの?

例えば、バックラッシュなんか反動のほうが、遥かにわかりやすいよね。

2021-07-08

わざとやってるのか?ってくらい女が書いた文章しか思えない

何だこれ

わざとやってるのか?ってくらい女が書いた文章しか思えないけどわざとやってるのか?男の振りをしてる女なのか?

俺は男性だけど、戦う女の子手芸する男の子も好きだわ。どっちも萌え対象として。

もし男なら「男のような文章を書こうとしてる女の振り」が非常に上手い男なんだろうな

ただ、そこに「使命感」的なものを持ち始めると、傲慢というか、一部の男性オタクが「巨乳キャラ排除するのは巨乳差別」とか言い出すのと同レベルしかないとも思うんだよな。

女について物申す時一々「男の方が~」って補足入れるのも腐女子について苦言を呈する時に「男のキモオタが~」って言い出す連中とやり口が似ている、うーむ

ゲイ理解ヅラする「おこげ」が嫌われるのと一緒。(「おこげ」が引っ付くのは「おかま」だけど。)

ゲイ以外でおこげってワードを知ってる男が果たして何人居るだろうか?「俺は男性だがおこげくらい知ってて当然だよな」くらいに思ってるのだろうか

俺も対人性愛を持たないフィクトセクシュアルなんだけど、ゲイアセクシュアル男性を「草食系男子」の亜種見たいな感じで性的消費するのも別に悪いことじゃない(それ自体彼女らのセクシュアリティであって、他人ケチをつけていいものでもない)と思うんだけど、「私たちは立派な意識を持っています」って体でそれをやられると流石に近寄ってきて欲しくはない。

こういう「自分性的少数派ですよ~」って主張する時にアロマンティックとかアセクシャルだとか最近流行ってる言葉使うのも意識高い系女さんっぽいね、分からないけど

https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496350690245

↑この漫画が正しくそういうタイプ女性を描いてた

anond:20210708012123 

今更だけど追記を読んだ

このトラバは幾ら何でも言いすぎだったかもしれない

申し訳ない

anond:20210708004908

良くも悪くも「戦闘美少女を好む男性オタク」と同じですわよね。

わたくし女ですけど(大嘘)、戦う女の子手芸する男の子も好きですわ。どちらも萌え対象として。

もちろん、結果的にはそれらが「呪いから解放」としての役割果たしてきたという側面は無視できない程あると思いますし、そうした役割こそが「萌えスパイス」になるという感覚理解できますけれど。

ただ、そこに「使命感」的なものを持ち始めると、傲慢というか、一部の男性オタクが「巨乳キャラ排除するのは巨乳差別」などと仰いますのと同レベルしかないとも思いますの。

ゲイ理解ヅラする「おこげ」が嫌われるのと一緒ですわね。(「おこげ」が引っ付くのは「おかま」ですけれど。)

わたくしも対人性愛を持たないフィクトセクシュアルなのですけれど、ゲイアセクシュアル男性を「草食系男子」の亜種見たいな感じで性的消費するのも別に悪いことじゃない(それ自体彼女らのセクシュアリティであって、他人ケチをつけていいものでもない)と思いますけれど、「私たちは立派な意識を持っています」って体でそれをやられると流石に近寄ってきて欲しくはないですわね。


でも宇崎ちゃん献血ポスター問題があったとは思いません。

巨乳差別」とか関係なくフィクトセクシュアル差別だったと思います

私はDLsiteヘビーユーザーで、モンスター娘を娼館調教する系の同人エロゲが大好きなタイプのフィクトセクシュアルです。

リョナラーロリコンデフォルメエロが好きです。

けそりん(けそなんばーず)さんと一休(ひとやすみ)さんを神として崇めています

今月はDLsiteで3万円程使いました。

おすすめ同人エロゲはグール×グーラ、SEQUEL blightフランと罪人の島、nursery SlimeDT MAGICAL SCHOOL、セックス&ヴァーデンリッテ、外道勇者一行、赤首の闘技場、魔界洞ルル・ファレア、Ideal Realityうさみみボウケンタンサキュバステイマー、ゆきいろクエスト、灯影に沈むノスタルレイパー破戒シスター、シズミルクなどです。

2021-07-05

anond:20210705191350 anond:20210706064454

ノーマルカプってどういう神経で使ってるんだろって思ってる

 

さらに言えば

恋愛ものでない作品恋愛要素を含む2次創作を描いてるやつは

全員、自身フェチによるポルノを描いてる自覚が欲しい

そしてポルノに相応しい配慮を持って欲しいわ

 

つーかセクシュアリティ名言されてないんだからアセクシャルかもしれんでしょ

anond:20210705180112

セクシュアリティ公言されてないなら勝手異性愛者にするのも同罪でしょ

最初からこいつはヘテロです!女が好きです!って描いてあるなら別だけど

2021-07-03

anond:20210703010533

ロマンティックとかかなぁ。

その辺のセクシュアリティを表す言葉は沢山あるから、何か自分に近いものを見つけられると、自分セクシュアリティと向き合う助けになるかも。

2021-06-29

anond:20210629174755

当たり前だけど、LGBT界隈で運動やってきた人達の中にも

一級市民扱いされるようになれば「上がり」と思ってる人も、そうでない人もいるわけだ。

前者には他のセクシュアリティなんぞ知ったことかって感じのもいるし

特に若い世代ゲイは先人の権利闘争とか知らんから運動バカにしがち)、

後者はその線引きをフェアな範囲で今後も拡げようとしてる。

何がフェアかは視点によって違うわけだが、割と広く受け入れられている基準

そのセクシュアリティが不可避に、または高い確率他者を傷つけたり、

性愛に関する以外の法律を犯すかどうか、だろう。

ズーフィリアは、「聖なるズー」みたいな本が受け入れられるようになったことを考えても

「なんでタブー視してるんだっけ?」という問い直しの機運は生まれつつあると思う。

ペドフィリアは、少なくとも現代西欧社会は、絶対悪ということにした。

どこからペドフィリアなのかは文化時代によって伸縮するが、少なくとも

タブーにした年齢以下の子もの性的自己決定権合意があっても制限しますよ、

ということになっている。

性病出産性的搾取といった重大な帰結につながる余地がある性行為について

まだリスクを適切にとらえたり、嫌なときにノーと言う判断能力責任能力

充分に備えていないから、というのが理由だ。おれはこれは適切な線引きだと思う。

セックスを抜きにしても、法律上はどこの国でも未成年制限行為能力者という

扱いになるからな。

ネクロフィリアは、少なくともわれわれが殺人死体損壊という

性愛とは別のタブーを乗り越えない限り、線引きの内側に入れられることは

ないだろう。

この線引き問題傲慢さや恣意性については

朝井リョウの『正欲』が果敢にチャレンジしようとしたのだが、

多様性賞賛恩恵にあずかれない善良なパラフィリアたちが

世間無理解のせいでひどいめに遭う」という筋に落とし込むために

ペドフィリア絶対悪にする、というまさかまさかの落としどころを選んだ。

「正しい性」と「間違った性」の線引きを批判してる話のはずなのに、

著者自身も「間違った性」という線引きをそのまま使ってしまったわけで

大失敗というほかない。

2021-06-26

anond:20210626145944

セクシュアリティにはプライバシー領域パブリック領域があって、ブラウザ履歴などは前者にあたる部分が大きいのかと。

「見た人が不快に~」とかそういう話ではなく、単純に「見られたくない」ことは普通にあるでしょ。

人がうんこおしっこをすること自体は恥ずかしいことではないが、うんこおしっこをしているところを見られたくないのと一緒。

(後者、つまりパブリック領域について触れていないが、まあパブリック領域を排泄や何かと比較して侮辱したがる差別主義者が存在すること、およびそれらを批判する必要があることと、「プライバシー領域存在すること」は両立するでしょう。)

2021-06-18

あらゆるルックスとあらゆるセクシュアリティ対応しうると思うけど、短髪身長低め肥満一重垂れ目頬ふっくらのいかにもな見た目をしていながら異性愛である男性存在は信じられない

2021-06-14

バズってたジャンプラの漫画を読んで自分セクシュアリティ?について考えてみた

アセクだと思ってたけど、なんか違う気もする。でも普通でもない気もする。

自分から誰か(男性女性わず)に恋愛感情を抱いたことがない。

・性欲はある。性欲の対象男性。実写の動画を見たりそういう漫画を読んだりする。

理想男性と付き合う妄想をすることはある。

・付き合ったことのある男性は3人。どれも相手に求められて付き合った。

上記のうちセックスまで至ったのは2人。いずれも最初とても気持ち悪かった。いわゆるぬいぐるみちんこ付いてた感があり嫌悪感を抱いた。

現在付き合っている男性とは長い付き合いで、彼の支えになりたいし一生一緒に居たいと思う。でも未だに目を開けてセックスできない。こんなこと本人には絶対言えないけど、未だに気持ち悪さがある。現実の知り合いとセックスするのが気持ち悪い感じ。顔云々ではない(イケメンの知り合いでも嫌だと思う)。こんなこと言っておいてと言われてしまうかもしれないが、本当に彼の事は大事で、両親を除いて唯一私が愛する存在である

追記トラバで話が変な方向に持っていかれてるから一応追記しておく。

他人恋愛的な目で見られない点に違和感(昔から周りの「彼氏欲しい」というぼやき同調してみるものの実際はそう思っていない、ということが多々あった)

・彼から好き好き言われても心から同じ言葉を返せない申し訳なさ(彼の事を「愛している」が正しいが、それはそれで恥ずかしいので「好き」に置き換えて伝えてる…と自己解釈している)

・愛する彼と目を瞑らないとセックスできない(気持ち悪いと思ってしまう)申し訳なさ

があって自省してみた。

特に特別視されたいわけでも何でもないし実際ものすごく困っているわけではないが、カテゴライズできたら気持ち的に楽なのになーと思って考えてみた感じです。

2021-06-06

anond:20210606021155

これは一般論なんですが、〇〇にトラウマを持つ人が、"ごっこ遊び"を通してトラウマを骨抜きにし、飼い慣らしていくという営みは、人類史にはよくあることなんですね。

とりわけ(男女問わず)オタクセクシュアリティを語る時には無視できない視点だと思います

"ごっこ遊び"よりも"本物"を批判する方が10000000倍建設的でしょうね。

2021-05-26

自分セクシュアリティいまいちわからん

23歳女

体は女でロングヘアで化粧好きでスカートが好き

でもロングヘアも化粧もスカート女性しか許されないものではないので、そのもの女性を表す記号ではないと思う

私は自分女性だと認識することも男性だと認識することも少し違和感がある

今までは女性ふたり男性ひとりとお付き合いをしてその男性と結婚した

子供はいない

自分子供を産むという状況がよくわからない

結婚相手が私の子を産んでくれるなら自分の子供は欲しい

奥さんと呼ばれるのは少し違和感がある

でも旦那さんも同じくらい違和感がある

女の子と言われるのも女性と言われるのも違和感がある

でも同じくらい男の子と言われるのも男性と言われるのも違和感がある

相手に向ける恋愛感情の濃さは男女で差はない

同時に何人も好きになることはできない

マジで自分セクシュアリティわからん

2021-05-25

タトゥー排除日本ポリコレ

https://togetter.com/li/1719896

https://togetter.com/li/1719565

時代の流れで、入店を断る入浴施設は増えています

世の中には「逆らって良い時代の流れ」が存在する。それがポリコレ


暴力団排除する」という先進的な価値観が、「タトゥー暴力団の間に、たとえ統計的相関関係があったとしても、因果関係存在しない」という別の先進的な価値観駆逐しようとしている。

女性差別撤廃する」という先進的な価値観が、「フィクト系のセクシュアリティ女性差別構造を不当に高く見積もるべきでない」という別の先進的な価値観駆逐しようとしている。

こういう、人権意識コンフリクトしたときマイノリティは不利だ。私は常にマイノリティ側に味方をしたい。

2021-05-23

男性向けのエロを描いたり好んだりする女性って、大体以下の3パターン(またはそれらの混合)だと思う。

(私は男性なので「女性セクシュアリティ」を勝手考察するのは失礼だと理解してるんだけど、名誉男性的なレッテルを貼る人々の横暴も目に余るので、私の目から見た私なりの考察というか妄想をボソッと。どのパターンも、少なくとも「男性のため」とかそういうのじゃないと思うし、何ならセクハラとか人一倍嫌う人が多いと思うよ。)

2021-05-10

眠れない夜と、ダムタイプ「S/N」について

深夜に殴り書いた言葉を公開させてください。

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私は夢見る、私の性別がなくなることを。

女友達手作り料理を持ち寄って会った。母親に男かと揶揄されるたび居た堪れない気持ちになる、と話したらいつのまにか女性の生きづらさの話になって、社会で圧迫される自分自身のことについて話してた。

絵の中で無性別になれるようになったこと、裸を描けるようになったこと。それは昨年唐突に訪れた解放で、ふりでない、本当の意味での理解が訪れた瞬間だった。昔から友達に突然カミングアウトされたり、周りにいろんなセクシュアリティの人が増えて、そこに対して何も思わなかったけど、一方で私はどう考えてもシスヘテロで、ただ家族強制する性の価値観あんまり理解できなかった。

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女の子らしさはガサツで割と男性的とされる趣味の多い私にはハードルの高い問題で、170cm近い体躯王子役を押し付けられまくった経験からLGBTなの?」「腐女子なの?」と言われることも多々あり、それが耐え難き苦痛に感じる私自身も嫌だった。

普通であることに安心する家族普通であることに怯えるわたし曖昧言葉には常に適度な距離感必要で、冷静さを欠いた議論には意味がない。そういう話をするたび、周りの“いい人”たちはみんな私のことを考えすぎだと言った。そんなに思い悩むから生きづらいのだと。

思考をやめる気はさらさらないが、一方で年々神経を蝕まれつつあるのも事実だった。精神科にかかったことはないし、これからもお世話になるつもりはないが、胃痛で薬を飲むという意味がわかるようになってしまった。自傷的に何度か手を出した煙草のせいだが、倦怠感で身体が動かなくなったりもした。腹痛で意識を失いかけた。神経症で人は死ぬんだと思った。

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「S/N」を見たのは好きな人の影響だが、どうしてあの人を好きになったのかを思い出した。どうして彼じゃなきゃだめだったのかを。酷い時も、辛い時も沢山あったし、客観的に考えればこうした方がいい、とかもいっぱいある。ただ、それが重要なわけではなくて。愛の器官が母親の甘い束縛と重め(笑)の虐めで壊れて、他人から暴力罵詈雑言を崇拝の一形態だと感じるようになってしまったんだと思ってた。精神的に魘されないと安心できないのかと。でも違う。

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わたしはきっと、何者にもなりたくなかったんだと思う。透明になりたいし、全てになりたい。もう殴られたくないよと強く願ったら17歳になる頃には殴られなくなったけど、真綿で締め付けられるような虚無が残ったからいつも首に縄をつけてぎりぎりで生きてる。側からはそう見えないはずだけど。好きなトラックメイカー音楽よりもいつか結婚した時の愛する人の方が大事だよ、と言っていて、すごく驚いた。私はずっと、天啓のような何かを信じることでしか、辛い過去を受け入れられずにいたから。いまもそうだし、そうでないといけないと思うの。

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本当にばかばかしくて、ちょっと幼い話だけど。わたしは、好きな人わたしの目をじっと見て、「眼鏡でもかわいいよ」と言ってくれたその一言で22年近くの呪いが解けた人間である。でも、親の呪いがこんなに深くわたしの中にあるって知らなかった。

小さい頃から蝶よ花よと育てたられた私だけど、母は写真を撮るたびに眼鏡を外させた。かわいくないから外しなさい、と言った言葉はいつの間にか習慣になって、眼鏡さえ外せば最強なのだという行きすぎた自尊心すら生んだ。実際に眼鏡の有無で同一人物だと気付かれないことがあったのも遠因だろう。わたし眼鏡諸悪の根源にすることで耐えていた。

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恋愛にもそんなに恵まれず、高校で軽い虐めに遭った際「わたしかわいいからでしょう?」と母の言葉確認をとったら、途端にキョトンとした顔をされ、その時から全てがわからなくなった。ルッキズムの最下層に突き落とされたような気分だった。

当時の私は髪のとかし方も知らず、見えている世界レイヤーが少なすぎたので、たしかに見目麗しくはなかったと思う。でも好きなバンドインストアイベントで憧れていたギタリストに前の女の子と明らかに異なる冷たい目を向けられたこととか、そういう体験が、私の不安を加速させた。何をやっても痩せなかったし、服屋の服は全部小さすぎて似合わなかった。最悪だった。

大学生になって古着にハマって、ようやくアメリカサイズの服を着ることでサイズ問題解決したけど、やはり可愛いという言葉が怖かった。私から一番遠いところにある気がした。

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好きな人言葉は頭の先から足元まで響くような衝撃で、衒いのないトーンは私を惑わせた。本当に、本当に、誰に言われても嘘だろうと、嫌悪感しか抱かなかったその恐怖が、ようやく解放されたような気がしたのだ。それ以降は人の褒め言葉を、きちんと信じられるようになった。

まあ今もコンタクトはたまにしてるけど、選択肢眼鏡を含められるようになったのは、あの時好きな人が認めてくれたからだった。それだけで意味がある。私は体質的に目が乾きがちで、眼鏡ですら頭痛眩暈がすることがある。健康被害よりも強迫的なコンタクト依存から解放されたのは、本当に嬉しかった。

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「S/N」を見た時に自覚した。わたしは他の人では満たされない渇きを、好きな人ならわかってもらえる気がしたのだと思う。ジェンダーの話はわたしも後追いだし、LGBT当事者でもなくて、フェミニズムに明るいわけでもない。どちらかと言うと旧体制的で、内心少し男根主義に傾いてるけど、でも、多様性を締め付けられる社会が本当に息苦しかった。私が可愛いものを好きなのはかなり異常者で、可愛くないことは罪だって、ずっと見えない誰かの声が聞こえて死にたかった。でもそれを人は幼いという。若気の至りだと。本当にそうだろうか?

好きな人に会う前から男性に恋をしても、きっと眺めるのが好きなだけだった。男性男性性は愛おしくはあるが恐怖で、私は母の教育方針もあって、結構性をタブー視してた。ちょっとフィクトセクシュアルの気もあるせいか虚構を覗き見ることだけが唯一許されてる気がして、それ以外は全部怖かった。そこがギリギリライン

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それでもようやく付き合ってもいいかなという人に告白されて、焦りであっさり色んなことを済ませてしまったわけだけど、思ったより呆気なくて、何も感じなくて、その行為はいつの間にか虚無感に満ちた義務になった。心がない行動は演技で、いつも断れない自分も嫌だった。でも私というキャラクターが彼を承認した以上、そのキャラクターには責任を持たなければならない。告白承認する、他人人生を背負うとはそういうことだと思った。

そこには頭では納得していたけれど、ある時期から本当に、他人身体に触れられること、好意を抱かれることに恐怖を抱くようになった。何度か背筋が凍るほど嫌な思いをしたせいもあるだろう。私を世の中に貸し出すのが無理になって、人が信じられなかった。そしてどこかで、プツンと糸が切れた。

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好きな人もその一人といえばそうだし、それは最悪の搾取の仕方ではあったけれど、あれよあれよと巻き込まれプライベート時間は、たぶん優しさであったように思う。私は余りにも臆病で、そして彼の傷は大きすぎたから、私たちは付き合うという選択を保留することにしたけれど、彼は私に好意を伝えてくれたし、たくさん泣いていた。

なんかもう、それだけでよかった。

セックス搾取じゃなくて優しさで、きっとお互いを信じ合うことで、小さな希望で、だから好きになってくれる人たちに怯えるのは私が間違ってるって思う。でも怖かった。

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好きな人は、私が今まで誰にも話さずに来た、心の穴を知っていた。きっと直感的に。運命いたことを言うとキザだから言わないけど、彼は他の誰にもない魔法で、私を狂わせるけど、よく考えたらそれが無ければ痛くて痛くて生きてられなかったかもしれないし、また勉強が好きになれたからとか、恋心で作品が作れるからとかそんな現金理由よりも、なによりも私が感じていた性の不安とか、かわいいに怯える切実な揺らぎとか、そういう感情無理解でいなかったから。普通に属してるひとたちは…家族も含めて、気づいてなかったのだろう。私が泣くたびに宥められて惨めになる。好きな人だって適当な時あるけど、もしかしたら私のその不安を、あなたならわかってくれるんじゃないかと。

そういう、希望だったんだ。

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私の部屋はいま彼がくれたお洋服とか、お揃いのものとか、ドローイング、筆跡で満ちている。ちょっとファナティックだと自分でも思う。

でもこれしかなかった。彼になりたかったというよりか、嘘でもいいから愛されてみたくて、その嘘を嘘で終わらせるのが本当に耐えられなくて、本人の知らないところでそれを実現させるために、彼を統合失調的に創造しようとしたのだ。なぜか告白されたり、結局関係性がよくわからなくなったりして、側からみればきっと軽い地獄なんだろうけど。毎日家でも学校でも暴力を振るわれたり表現手段を持たなかった頃よりは、全然幸福だよ。

わたしあなたが好き。

それそのものが救済なんだ。

私はセックスのない世界に行きたかった。それが思い出せたことだけでも、(私が生まれる前に作られた)この作品はとても、とても深い爪痕を私の身体に残したと思う。

2021-04-30

anond:20210430150007

anond:20210430152129

こういうことを書いたんだけど、どこが事実でどこが感情か分かりづらいだろうから解説するね。


まず、「こういう結論しかならない」のは単なる事実。私がどんなに優しい言葉をかけたとしても、論理的帰結としては「現状の議論のまま進むなら、対人性愛はいずれ淘汰される」のは必然であって、私や非対人性愛者の感情が入り込むまでもなく、そうならざるを得ないだろう。

ただ、一般論として、「何のフォローもなく事実を指摘する」ことそれ自体には間違いなく政治性がある。その意味では、この議論において私の感情によるところも少なからずある。だからそこを少しでもフラットにするために、「対人性愛セクシュアリティについて議論する方針も有り得るのではないか?」と提案している。これは一方的善意であって、揶揄目的としている訳でも何でもない。

荻野さんのツイート趣旨はここまでだが、私はそこに「でもそういう優しさにすら反応無いじゃん」という恨み節を込めているので、そこは100%私の下らない感情

https://twitter.com/ogi_fuji_npo/status/1387758116045918208

「実害を差し引いても、対人性愛というセクシュアリティもまた守られなければならない領域がある」という議題を掲げるのであれば議論余地はもちろんあるんだけど、対人性愛特権性を自明視して、「我々は守られて当然」とばかりに他のセクシュアリティ断罪する議論ばかりが先行する限り、こういう結論しかならんわな。

しかし我々非対人性愛者も鬼ではないので、以下のような提案も度々してきているのだが、

https://twitter.com/ogi_fuji_npo/status/1387780921621811202

こっちについての反応すらないのだから、まあ「そういうこと」なんじゃないですかね。

2021-04-17

「恋をしない」ことは異常なのだろうか

先日Twitter話題になっていた(と思う)、アセクシャル・アロマンティック(以下、Aセク・Aロマ)をテーマにした漫画を読んだ。現在は作者がアカウントに鍵をかけたため、見れないようだ。別にかの漫画否定したい文章ではないので、これ以上の言及は避けるが。

先に言うが、私は当事者だ。漫画登場人物と同じように、他者に性欲や恋愛感情を抱いたことは無い。恐らく、これからもないだろう。

作者は「Aセク・Aロマを知ってもらうため」とツイートしていた、気がする。なにせ、私は作者のフォロワーじゃないので確認ができない。

かに「知ってもらう」ことは大事だ。実際、かの漫画を読んだことでAセク・Aロマというセクシャルマイノリティを知った人もいるのではないだろうか。

ここで私が言いたいことがある。「恋愛感情」が無いことは、異常なのだろうか。

異性愛者であろうが同性愛者であろうが、「性愛」があることが前提で、当たり前とされている。しかし世の中には、私のように「性愛」が分からない人がいる。それは、異常なのだろうか。

「それはモテない己を肯定するためでは?」「本当に好きな人に会ったことがないだけだよ」「恋はするものじゃなくて、落ちるものだ」「恋愛感情が無いなんて、冷たい人」

これは私が言われたことがある言葉だ。どれもこれも一理ある、のかもしれない。私にはよく分からないが。

恋愛感情性愛がないと、「無感情」で「冷たい」人なのだろうか。私だって、無感情では無いので面白い話で笑うし、人情話で泣くのだが。それでも冷たいのだろうか。冷たい人、とはなんだろう。

実際、Aセクでも結婚した人や結婚願望がある人はいる。Aロマでも恋愛願望がある人もいる。おそらく、Aセク・Aロマだったが無事に恋愛感情を抱けた人もいるだろう。逆に、性愛がなくなる人もいるかもしれない。

なぜなら、セクシュアリティは線引きされるものではなく、グラデーションのように、移り代われるものからだ。恐らく。少なくとも、私はそう考えている。

ここまで読んでくれた方は薄々感じていると思うが、結局私自身、セクシュアリティを完全に分かってはいない。もしかしたら本当に、「そういう人」に会ったことがないだけかもしれない。

しかし、Aセク・Aロマのような人がいることを知って、理解してくれる人がいても良いのではないだろうか。恋愛をしなければ死ぬなら話は別かもしれないが、実際私は恋愛をしなくても生きている。それでいいのではないだろうか。それでも、異常だと思われるのだろうか。

かの漫画に衝撃と悲しさを覚えた私は、両親にAセク・Aロマであることを相談した。「そういう人に会ったことがないだけだよ」と言われた。

そうなのかもしれない。が、胸のモヤモヤは晴れない。なので私はこうして、キーボードモヤモヤを叩きつけている。考えが纏まったわけでもないのに。

そもそもセクシュアリティに悩んでいない人間は、己の性について疑問に思わないのかもしれない。こうしてグダグダ悩んでいる時点で私はセクシャルマイノリティであるのかもしれない。

からない。分からいから美味しいご飯でも食べようと思う。お腹もすいたし。生きてるし。それでいいや。

おしまい

2021-04-04

anond:20210404054705

それぞれ切り分けて考えれば、どれもこれもかなり前向きに議論の進んできている話なんだけど、なんで未だに「俺たちは無視されてる」って勘違いしてしまうんだろうね。まあアウトリーチが足りないという側面はかなりあるんだろうけど。

複数の異なる話を全部「実在異性の恋人」の話に集約させようとすること自体が「性差別的」だと言われてることに気付かないとね。

2021-03-30

「好きになった人がたまたま同性だったけど、できれば異性であって欲しかった」というのは、ティピカルな同性愛者ではないかもしれないけど、セクシュアリティというものスペクトラム状だし、「本物の同性愛者ではない」という話ではないと思う。

「好きになった人がたまたま架空キャラクターだったけど、できれば実在して欲しかった」というのは、ティピカルなフィクトセクシュアルではないかもしれないけど、セクシュアリティというものスペクトラム状だし、「本物のフィクトセクシュアルではない」という話ではないと思う。

2021-03-28

anond:20210323220429

そこまで言うならいかにBLが「正しくない」ジャンルなのかを説明してあげるね。まあどうせ釣りなんだろうけど。

なんか勘違いしてるかもしんないけど、BLの最大の問題点エロとかじゃないからね。エロあくまで付随的な問題

女性一方的に鑑賞される側におき、客体として消費することはフェミニズムにおいて長年批判対象になってきた。女が、男に都合の良い客体である鑑賞物のように扱われることはよくないことである、という主張は強い賛同を集めてきた。とりわけ、女性差別存在する現状においては。

であれば、同性愛差別存在する現状において、ゲイを、女に都合の良い鑑賞物のように扱うこともまた、よくないことだと言わなければならない。これは論理的に当然導かれる帰結だ。

要するに、BLエロいか問題なのではない。マイノリティを客体化し、都合よく消費しているか問題なのだ

とはいえ抽象論だけ言われてもわけがからないと思うので、具体的にどういう点が問題なのか説明してみよう。

何年か前、人工知能学会をめぐる炎上が起きたことがある。人工知能学会という学会が出している学術誌の表紙に、箒を持っている女性ロボットイラスト掲載されたのだ。これはまったくエロではないがフェミニストを中心に猛烈な非難が浴びせられた。

このイラスト批判されたのは、女は男に従属して家事をするものである、という女性に対する偏見ステレオタイプ助長するからだ。もちろん、日本には多くの専業主婦がいる。だが、たとえそれが統計的傾向として事実であっても「女は家事」というのは偏見でありバイアスである。そのようなジェンダーバイアスけしからん、というのが批判側の主張だった。

NHKによるノーベル賞解説記事聞き手役としてキズナアイが選ばれたとき番組構成彼女の振る舞いに対して「男が解説し女はふんふん頷くものだというジェンダーバイアス」「女に理数系のことはどうせわからないという偏見」のような批判が浴びせられたのも記憶に新しい。

ところで、現代において、男同士のカップルには「男役と女役がある」あるいは「挿入する側とされる側は固定されている」というステレオタイプがある。実際に固定しているカップルもいるだろう。しかしそういう問題ではない。問題はそれが偏見バイアス助長するということなのだ。

まり、攻めと受けとを固定している時点で、「女キャラは全員家庭に入って家事をしている/することを希望している」並の偏見に満ちた作品であるということになる。あるいはそれを暗示するのと同じことだということになる。

すなわち、CPの左右を固定している腐女子には、「この作品におけるこの描写ジェンダーバイアスなのでは?」などと物申す資格はない

なるほど女がBLを真似て性犯罪を起こすことは身体構造上ありえないかもしれない。だが女もゲイへの偏見の流布の加害者になりうる。

これはあくまで一例に過ぎない。他にも「『優しい世界』は差別の透明化なのでは?」「非当事者マイノリティセクシュアリティを題材に創作するのは文化の盗用だ」「同性愛かどうかを明示せずに『匂わせ』て視聴者を釣るのはクィア・ベイティングであり搾取だと思う」など、ポリティカル・コレクトネス観点から見たときBLは様々な観点から問題視されうる。

繰り返す。エロ問題ではないのだ。女性文化としてのBL根本的に「正しくない」。

そしてもちろん、「正しくない」ことは「滅ぼすべき」を意味しない。開き直って「正しくない創作でも堂々と存在してよい。それが表現の自由だ」と吼えることもできる。というよりも、そう吼えるしかBLにとって生き残りの道はもはや存在しない。

2021-03-25

雑誌映画秘宝』の記憶(26)

町山智浩柳下毅一郎問題発言集】(No.05)

元『映画秘宝編集部員の秋山直斗(ナオト)さんにも不正義や不公正と一緒に闘ってもらえるように、引き続き頑張ります。これまでと同じく、出典は『ファビュラス・バーカー・ボーイズ映画欠席裁判』(2002年洋泉社)、発言者を「町山」及び「柳下」と表記記述形式

   [ページ数]

   発言者発言内容

   【※】付随情報や私個人の感想など(適宜)

   (初出)

です。

 なお、問題発言だけでなく「今から見返したら『味わい深い』」と云う発言も有ります

〈警告!〉「同性愛者に対する差別発言」などの引用が含まれるため、読むと気分が悪くなる可能性が有ります

引用ここから

[p213]

【※】『スペースカウボーイ』の話題

 柳下:『スペースカウボーイ』って『アルマゲドンそっくりだよね。

 町山:あれは「ドカタは地球を救う」だったけど、こっちは「ジジイ地球を救う」。

【※】肉体労働者に対する差別意識も度々見られる。

(初出『映画秘宝』00年vol.19+『MEN’S CLUB』00年11月号)

[p217]

【※】『X-MEN』の話題

 町山:最初ゲイブライアン・シンガー監督ってことで心配してたんだ。ゲイジョエル・シュマッカー監督の『バットマン』(89年)が新宿オカマパブのショーみたいだったからさ。

【※】町山智浩が貶す基準の一つが「ゲイであること」です。

[p219]

【※】『パーフェクトストーム』の話題

 町山:男にはダメだとわかっていても、荒波に立ち向かわなきゃならない時があるんだよ!

【※】立ち向かうよりも、逃走するパターンの方が多くないでしょうか。

(初出『映画秘宝』00年vol.19)

[p222]

【※】『マルコヴィッチの穴』の話題

 町山:でも『シュワルツェネッガーの穴』だったら入りたいというか、入れたい人多いと思うよ。淀川先生とか(笑)

【※】またも、反撃ができない故人のセクシュアリティ揶揄

(初出『映画秘宝』00年10月号)

[p229]

 柳下:さて、最近スキャンダルといえば、まずはメグ・ライアン不倫ですね。ヘッヘッヘッ。

 町山:それ、嬉しいか

 柳下メグ・ライアンって、日本じゃ好感度女優で、良妻賢母イメージだけど、夫と息子を捨てて、年下の種馬ラッセル・クロウに走った。ほれ見ろ。僕は昔から絶対バカ女だと思ってたんスよ。

 町山:バカ女に決まってるよなー。

【※】個人的好き嫌いはともかく、必要以上に不倫スキャンダルの発覚を囃し立てたり、バカ女呼ばわりしたりと、女性憎悪蔑視感情垣間見える。

[p231]

【※】節の小見出しが「演じたいレズ否定したいホモ?」と差別意識を顕にした表現。それに続けてまたも「疑惑」呼ばわり。

 町山:本人が否定しても否定しても、一向にゲイ疑惑が消えないケヴィン・スペイシー

(中略)

【※】『ペイ・フォワード』で共演したヘレン・ハントケヴィン・スペイシーとの交際情報が流れた話題に。

 柳下:だからスペイシーに乗り換えたのかも。「オスカー男優の方がいいわ。ホモハゲだけど」(笑)

※最終的には交際否定されたとはいえ他人交際相手揶揄するのも如何なものかと思うし、加えて「ホモだけど」と言うのは欠点呼ばわりで明確に差別でしょう。

(初出『クレア』00年12月号)

感想他人恋愛沙汰や不倫スキャンダル話ではしゃぎ過ぎると後でしっぺ返しを受けるという、まるで寓話を見ているようです。

今回はここまでにします。ヘイル・サタン

【2021/03/26誤字脱字等を訂正しました。】

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