はてなキーワード: スイッチとは
我々は皆、既にガンダムやレイバーが大量に存在する世界にいる。
機動警察パトレイバーにおいて、レイバーが所属しているのを「特車二課」すなわち「警視庁警備部特科車両二課」としているのは、実に慧眼だ。
なぜならば、多足歩行式作業機械というのは、結局のところ車の延長だからだ。
そして、それを全く逆に考えれば、我々は皆、アニメに言うような操縦する巨大ロボット(ロボットの定義については触れないが、人が乗り込んで操縦する巨大ロボットを指す)の世界にいるといえる。
2本の棒と少ないボタンで鉄人を動かすリモコンを見て笑う人も、
丸い操縦桿と、2本の棒、それに2つのスイッチだけで動くオートマ車を笑ったりしない。
あれで操縦するのなんか、非現実的だ、なんて言わない。
でも、1トン近い重量が人の思い通りに動く。
確かにパンチはしないけど、うっかりすると民家ぐらいは半壊する。
怪光線は発しなくても、よそ見運転で人も殺せる。
幼稚園児が歩くすぐその脇で、高い規範意識と崇高な目的に支えられたわけでもなく、何らの指示も受けず、苛烈な訓練も無く、パイロットの健康状態も精神状態も管理されず、整備状態も最低限のもの以外は任意である巨大ロボットが大量に動き回っている。
間違っているんだ。
そこを通っているのは、疲れたサラリーマンや、寝不足の学生や、携帯電話で会話をしている主婦が1トンの巨大ロボットを操縦している光景だ。
そこにいるのは、人が操る巨大マシンだ。
車が人を殺すのではない。人が人を殺すんだ。
もっと我々は怯えていいはずだ。もっと我々は恐れていいはずだ。
万全な体調でも無いのに車を運転する時には、ほんの少し手元が狂っただけで人を簡単に殺せる作業機械に乗り込んでいる事を思い出すべきだ。
それも当然かもしれない。私だって、自分に性欲があるなんて思っていなかった。
自慰もセックスも普通にしたいのに、それでも性欲はないと思っていた。
性欲を持った男性が、アプローチ(キスや愛撫など)することで動物的な何かのスイッチが入って
動物の求愛行動みたいな。それまでメスはセックスのことなんか、一ミリたりとも考えていない。
だから女性は「開発される」ものだと思っていたし、セックスの時もされるがままに任せるのが良いのだと思っていた。
どうしてこんなことを考えていたのかわからない。
新條まゆたんとか、少女漫画のエロシーンの影響は少なくないと思う。
また性欲というものを、若い男性の持つ野獣のような、あるいはおっさんのギラついたものとしか考えておらず
女性がそれを持つことはすなわち、男性化してしまうと思っていたというのもあると思う。
あとは、けがれのない貞淑な女性というものを内面化させたかったのだと思う。
http://kikonboti.com/archives/30325483.html
>>632は情けないかもしれないけど、私も親に強く当たられ、サンドバッグ代わりにされて育ったから気持ち解るわ。
言い返せないんじゃないけど、言い返すとものすごく体力も気力も使うから面倒くさいっていう気持ちだけになる。
最近はもう母親が何かにいちゃもんつけてきたらスイッチが入ったように何も考えなくなってた。
だからこそこの嫁さん本当にすごいと思う。普通の親に育てられた人が、サンドバッグ役になったら耐えられないと思うんだ。
来週実家出る。一人暮らしへの不安も大きいけど親の干渉が無くなってせいせいする。
もう寝てるだけで扉ガンガン叩いて起こされたり、雑誌一冊買ってきただけでイヤミ言われる生活ともおさらばなんだ。
私が出て行く前は母と義姉上手くやってて今のところ何も起きてないけど、私というサンドバッグが居なくなったから今度は義姉に手出すんじゃないかと思う。
(こんな事を書いても世間では当たり前のようにクリアされているハードルだし、
端的に言っていわゆる魔法使いと呼ばれる30代男性(自分)が、
(その程度の事をタイトルのように魔法と呼んでしまうくらいだから童貞なわけだが。)
いつもは帰社時間が合わないのに、今日は向こうが早く帰ろうとしてたのでタイミングが合い、
ごく自然に(いやちょっと慌てて仕事終わらせた)一緒に会社を出た。
あまりにタイミングが一致したので、二人の仲を疑われても仕方がないかもしれない。
(疑われるようなことはまだしていないのに)
相手は一周り下の女子で、飲み会のカラオケの選曲でオタとわかり、そんな会話をしたりしたのだが、
ある時冗談で?一緒に某魔法少女映画見に行きますかーとか言われて、
最近の子はオタでもこんなにオープンにフレンドリーに異性を煽ったりするのか・・・と衝撃を受け、
(若い女子が屈託のない愛嬌を振りまく姿におっさんがコロっといっちゃうのわかるー)
とはその時の私の心の声である。
魔法使いなんだから、覗きこんだ向こう側に魅入られて心に沈殿した昏きものをそれ相応に抱えているわけで、
恋になってからは己の宿痾としてそれらが襲い掛かり、自らに責め苦を与えてきた。
だけど二人で話をしていると、大事そうに抱えているそれらをきれいさっぱり忘れる時間があった。
(その時の自分というのがいかにも薄っぺらくて表面的でかるーいアホおっさんなのだ)
この軽さは何なのか。今まで自分を蝕んできた重さとは何だったのか。
脳が痛みを覚える程に己を攻め抜き、その末に我に生まれしこのアルターエゴ。
魔法と呼ぶなら、このもう一人の軽薄な自分の誕生ではないだろうか。
その恐るべき軽さが二人の別れ際に今度食事でもどう?と聞かせて(日程も場所も決めずに)
あ、い、いいですよ、と返事を受けた。
軽薄な童貞のくせにすっげえ生意気で申し訳ないがOKを貰える自信はあった。
ただ予想と違って嬉しいというよりもはるかにすっごい恥ずかしかった。
別れた後駅ビルのトイレの個室に駆け込んで、両手でヒクヒクする顔をおおった。
表情筋の反乱を抑えきれずに赤面する自分の脳内はハチクロみたいな甘酸っぱさで満ちていた。
(現実はトイレの個室で顔をヒクつかせるただのおっさんメガネである)
ああ・・・どうしよう、世界はこんなにも美しいのにぼくはただの魔法使いのおっさんだ。
(キモい)
こんな調子で二人で食事したら恥ずかしくてまともに会話できる気がしない、
(お前は中学生か)
15時過ぎに苗場着。
これ前夜祭行けるのか?と思いつつ、3670円のテントの天井から滴る雨漏りと戯れてるうちに雨が上がる。
フジロック前夜祭といえばこの人!らしい。最初と最後、そして全てのバンドの合間に登場。
フジロック13に出演するバンドの曲や、フジロッカーがいかにも好きそうな曲たち(90年代UKロックとか清志郎版デイ・ドリーム・ビリーバーとかね)を選曲していくため盛り上がり方は半端ない。
・TURTLE ISLAND
今回初めて知ったバンド。お囃子パンクとでもいったところだろうか。
「和太鼓、篠笛、あたり鉦、シタール、タブラ、馬頭琴、ジェンベ、ドゥンドゥン等各国の様々な土着楽器とギター、ベース、SAXなど西洋楽器を使」っているらしい。
沢山いるメンバーがみんな法被着用でお祭り騒ぎ感MAXのバンド。
しかし、レッドマーキーというステージの特性上か音が悪く、折角凝った楽器編成なのに一つ一つの楽器が全然聞こえなかった。
ソロをとってる篠笛だけ辛うじて聞き取れ、あとは全体的にガーーーっていっててボーカルが何か叫んでるなぁってレベル。
・SKINNY LISTER
去年でいうONDA VAGA、そのちょっと前でいうRäfvenにあたるポジションのバンド。
どういうことかというと、Uncleowenというアイリッシュパンクのレーベルがあって、そこが毎年フジロックで大プッシュするアーティストを送り込んでいるのだ。
この枠のバンドは毎年フジロック期間中に何度もライブを行い、タワレコでもプッシュされる。
そして今年プッシュされたSKINNY LISTERは、ギターボーカル(実はフットスイッチでドラムのキックを担当してる)、エレキギター、マンドリン、ウッドベース、ダンサー/ボーカルの5人編成フォーク・ロック(パンク)・バンド。
個人的に思うのは、この手のバンドは物珍しさから音楽家というよりも大道芸人みたいな雰囲気が抜け切らない。
なんで芸人風がダメかというと、物珍しさだけのバンドは一瞬で消費されてしまい長続きしないから。
・rega
もともと知ってたが、ここまでかっこいいとは思わなかった。
4つ打ちのドラムにドラムやギターの素早いフレーズを乗っけていく感じで、ソロあり、掛け合いありのインストバンド。
マスロックという言葉はなんというか少し受け入れがたいものを感じるので使わない。
金髪のギターが難しいフレーズを弾く際に、手元ではなく観客を向いてニッコリするのがドヤ感MAXで非常にウザ悔しかった(ぐうの音も出ないほど上手いから)。
いやいやいやいや。少なくともわざわざ海外行って仕事したんだろ?外資で働いたとか、ある程度まともな職業なんだろ?
そんな職場でそんな発言はありえないよ?
セクハラとかパワハラどころの話じゃないからね?セクハラすら当たり前に行われる様な職場なら知らないけども。
うぬ、それだけお花畑なんだと思ったんだが...
これは、もうこっち来んな、って意味だと思うぞ。差別発言だとすればそうだと理解できたでしょ?
流石にこれ言われてキレて、キレた方が咎められるような会社なら、わざわざ海外に行って仕事なんてしないや。
余程特殊で手取りも良くて、って言う職業なら考えるかもしれないけど、上にもかいたとおり、それなりに
ちゃんとした会社ならそんな事はあり得ませんので。
これは確かに読み過ぎたかもしれません。すいません。
でも、バナナゴーホームの意味は、お前日本人だろ、そこがお前の国だろ、白人ぶるなよ、自分の所へ帰ってろよ、と言う意味ですので...
海外に行ってたし、嫌なら海外に行くし、日本なんてどうでも良い、ということですね?
別にそれはもう咎めませんが。
うぬ、別に言及することは自由だが、
滑稽と見るのは当たり前かと?
勿論、周りの人が全て何もしないのに文句ばっかり言ってる人だらけなら同調するのかもしれませんが。
うーんと、だから自由に発言することには罪はないよ。
でも、行動を伴わない人がいうことには何の重みもないし、誰も動かされないし、滑稽だよ。
選挙だけの話じゃないよ。
http://anond.hatelabo.jp/20130728010031
…はあ。
まあ、まるで日本みたいに民度の高い外国で仕事できて幸せですねーとしか言えんわ。のどかな、いい職場で良かったね。
それと、バナナ言われて褒め言葉と受け取るのは、どれだけ脳がお花畑でも難しいと思うがな。
差別や侮蔑を受けていちいちそれを返すのはアホらしいから付き合わないだけなんだが。というか所詮軽口に青筋立てて怒るかな普通。
いちいち顔真っ赤にして怒るか怒らないか決めかねるようなことでもないだろ、って普通に流すんだけど。
キャパシティは人それぞれだから、それであっさり被害妄想スイッチ入っちゃって急にキレだすような輩もいるのかもな。
ああ、あと指摘しておくと、“日本の窮屈な生活について愚痴を言っていたらバナナと言われた”という話を、
あなたの政治や選挙に対する姿勢をバカにしていると解釈するのは、…まーさすがに無理があるわな。
そもそも外人にいちいち「日本の政治興味ねーし!選挙いかねーし!」とかドヤ顔で語ったりしてないからな。これはごく普通のことだが。
先にも一度書いたが、人前で選挙行きませんアピールなんてしないからな? メリットないしな。
…一応、念の為に書き添えておくんだが。(必要ないとは思うが)
まあ多分真面目な人だから真面目に受け取ってるんだろうが、こちらの愚痴もそれに対する応酬も、全部真顔でなされた会話とかじゃないからな?
互いに近況報告しつつヘラヘラ笑いながら交わされたどうでもいいような会話だからな? まあ、まともに受け取って妄想を逞しくするのも自由だが。それって疲れない?
それから、政治に興味も関心も無い奴が、政治に言及するのが滑稽、とは思わないな。それこそ個人の自由だろ?
話なんて個々人が好きにすりゃいいし、話をする資格を人から云々される謂れはない。
同期で1番か2番目ぐらいに出来の良かった奴が辞めるそうだ。厳密に1番目か2番目かってことは今となってはどうでも良くて、もう片方の奴は既に辞めた。結局、同期で出来の良い奴が上から2人辞めることになる。やれやれ。離職率は低い会社だが、出来の良い奴だけは歯抜けみたいに消えていく。転職、結婚、まぁどちらにしても、結局のところ仕事がまともに出来る奴はここ以外に居るべき場所があるんだろうなと思う。
俺も適当に見切りをつけるべきかなと考えることもあるが、別に仕事としてやりたいことなど何も無いし、何もやりたくないならここで引き続きゆっくりやるのがまぁ無難かなーと考え直す。40歳ぐらいになって路頭に迷うかもしれないね。まぁ路頭に迷う時は迷うわけだし、それならば目先だけを見てダラダラ生きるのも1つの手かなーと。そもそも考えるのが面倒臭い。中学ぐらいの知り合いの面と、今そいつがどんな感じで生きてるかを思い浮かべてみれば大体そうだと思うんだけど、考えてない奴の方が根底的に幸せそうなんだよね。幸せになりたい。本当に?そうでもないかもしれない。
月曜になったら会社が爆発してないかなってのは日本のサラリーマンの8割ぐらいが考えてるらしいけど、どうせ爆発するなら中に居るときに爆発してくれた方が後腐れが無いし、もっと言えば日本列島ごと沈んでくれるとわかりやすい。地球が割れるとかでも良いけども。もう面倒なんだよな何もかも。あと40年だか50年だか紆余曲折しながら生きていく事自体が面倒だし、誰かがこっそり後ろに回りこんでスイッチを切ってくれないかと何処かで期待している。
夏休み明けの自由研究の展示をみると、本当に親が一切手を掛けていないんだなという作品がいくつかある。すごいよね。例えば、段ボールをセロハンテープで張りあわせたようなゴミの塊みたいなものを「くるま」というタイトルでだしている子とか。一応色鉛筆で乗っている人っぽい絵が書いてあるけど(薄くてよく見えない)、小2の発想だとこれが限界かもしれない。この子、親に放置されているのか、それとも、親が何かの主義主張をもって教育しているのか気になる。
その横には、手作りスイッチを入れると、宇宙人のメリーゴーランドみたいなのが、ピカピカ光りながらぐるぐる回るオモチャがある。モーターの原理のコイルと磁石と電流を簡単に説明した手作り解説書もついている。ご両親、相当頑張ってるなっていう作品。この作品は金賞の札が貼ってあったからたぶん、地域の大会に出したんだと思う。
最悪なのがクッション作りましたとかいう作品。ぜったいこれ親が作ったよね、子供は名札に名前書いただけだよね、みたいな親の頑張りどころを完全に間違ってる作品。
まさに親の展示会だよね。子供に対してどうやって接しているかが、すごくよくわかる。
今年も夏休みが始まったわけだ。
自分の子供のころはほぼ完全自分作品(たまに「紙コップ使えば?」って言ってくる程度)だったから、電気使ってる子とかをみると単純にスゲーって思っていたけど、あれって親が手伝っていたんだってことが、親の年になってはじめてわかった。やっぱ親ががんばったほうが子供のためにもいいよね。つうかあと数年で子供産まないと子供作れなくなっちゃう可能性高いのに、「自分に子供がうまれたら~~」とか思いながら、学校の事務員やってるとなんだかしみじみしてくるわ。まずは彼氏。
バイトでは先日口論した社員に沢山仕事を振られ、少しのミスも許されない雰囲気に・・・
そんなに引きずらないでー
それはさておき
昨日の夜は、何だったんだろう。
会って何しようかと話し、結局その子の家に行くことになった。
家に上がってゆっくりしながらイチャついてた。
一日バイトで汗かいてたからシャワー浴びさせてもらった。出てくると彼女は寝間着に着替えていて、一緒に寝ることに。
「お前はシャワー浴びないんかい!」と思ったけど、おそらくすっぴんが見られたくないという女心があるんだということにし、何も触れずに狭いベットへ。
フツーに寝る感じかと思ったけど口に指入れたらレロレロするからこれは待ってると思いスイッチオン。
まあこんな経験もありかなww
たぶん結婚したのが間違いだったような、そういう二人ではある。だけど子供も生まれてるし、間違いだとしてもなんとかうまくやってほしい。
けどそれでうまくやれるなら家庭裁判所とかいらないですよね・・・
ここ数日、頭が煮えている。とにかく吐き出す。
弟は十五年前に私の友人に一目惚れし、その恋はいまだ終わらずに続いてる。
弟は貧相な体格でぼそぼそとうつむき加減に喋る少年だった。いじめられたりはしなかったようだが、クラスでは冷遇されがちで友人は少なかった。
そんな弟が一目惚れをきっかけに体を鍛え始め、ファッション雑誌などを買ってくるようになった。
友人は成績優秀な明るい美少女だったので、少しでもふさわしい男になろうとしたんだと思う。弟の努力は凄かった。
弟は変わった。筋肉がついて体が大きくなったし、表情も変わってよく笑うようになった。他人の目をきちんと見て話が出来るようになって、別人のようになった。
この成長は私をちょっと感動させた。これで弟と友人が付き合い始めたらいい話ぽいのだが、そうはならなかった。
元々顔立ちが悪くなかったのもあって弟はわりとモテるようになった。可愛らしいクラスメートに告白された弟は、あっさりとその子と付き合い始めた。
別にいいとは思う。身近な誰かに目を向けることが正解ってこともいっぱいある。
だけど弟の人格はこの頃から少しずつおかしな方向に変わり始めていった気がする。
他の女性と付き合っている間もずっと弟は友人のことが好きで、これは大問題だった。
女神のように神格化された脳内の友人と、短所もある現実の女を、弟は容赦なく比べた。
だから歴代の彼女たちとの付き合いは長続きしなかった。オレほんとは他に好きな人がいるけど頼まれたから付き合ってあげてるんだよね、君のあらゆる欠点はオレをうんざりさせるけどそれでも我慢してあげるね、という思いを弟はありありと出していた。
弟は人当たりが柔らかい。"オレってフェミニストで女に優しい"と酔ってるところもある。だから普段は気づきづらいが、相手を恐ろしく見下していることが時々ばれて、修羅場になる。
弟が私の前で愚痴をこぼしたことがあって、その内容も酷かった。
「性格は悪くないけど、顔が好きじゃない。メシを作らせるとまずくはないけどものすごく旨いわけでもない。これって付き合ってるメリットが乏しいよね?」
「我慢できるから別れてないだけ。結婚したくはない。期待させたらかわいそうだから『君と結婚とかありえないから』と言ったら泣かれた。うざい」
当時私は結婚を考えていた男性と別れたばかりだったので、弟の発言がむかついてしょうがなかった。
私は弟の発言がいかに失礼か指摘した。弟は私の言葉を「感情的で非合理的でわけわからん」と片づけた。"合理的で論理的で決して感情的にならないオレ"というセルフイメージを弟はとても大事にしている。
こんなやつもう知らんと私は思った。弟も私の発言が気に入らなかったらしく、その手の話をあまりしなくなった。
あれだけ執着しているくせに、弟は本命の友人に対して何もできなかった。電話だの食事だのお出かけだのは何度も繰り返したようだが、そこからさきには全然進まない。
振られるのが怖かったんだろうけど、きっとそれだけじゃない。
弟は歴代の恋人たちに、頼まれたから付き合ってあげると宣言した。相手が不満を言うと「なら別れようか」と笑った。
おかげで弟は圧倒的強者として色々思い通りに出来た。これが駄目だった。
昔の弟は逆だった。何でも周囲の言いなりだった。嫌な思いもいっぱいしたと思う。
相手に合わせることしか知らなかった子供が、相手だけが合わせてくれる関係を知っちゃった。その結果が、今の弟なんだと思う。こっちの方が楽だし上手くいくと思ってるんだろう。弟は話し合いが苦手だ。相手と自分の要求を突き合わせて妥協点を探るという考え方をしない。どっちかがどっちかに合わせる。これしか知らないみたいに見える。
だから弟は大好きな友人が相手でも、自分から行けない。頭を下げるようなことをしたら終わりだと思っている。合わせるより合わせてもらう関係にしようと一生懸命だ。
私、姉としてひどくないか。こんな分析して何になるんだ。今更全部手遅れなのか。
弟は友人に対してちょくちょく恋愛相談を持ちかけた。弟の相談内容はいつも決まっていて、
「今の彼女とうまくいってない。別れそう」
のどちらかだった。
要するにオレを口説くなら今だよ、というアピールを何度も繰り返していたわけだ。
受身の恋愛しか知らない弟にとってはこれが唯一知っている必勝パターンだったんだろう。本当にバカな子だ。こんなの相手が自分に対して好意がある時しか有効じゃない。
弟の恋愛を終わらせるのはいつも女性の側だった。物腰柔らかな暴君に我慢できなくなった女性がある日爆発する。
「浮気もしてない、暴力もギャンブルもなし、なのになんでオレは振られちゃうんだろうね? 女の人を信じるのが、どんどん難しくなる。みんなワガママで感情的」
弟のアホなコメント。本命の友人以外の女とは何回破局しても弟は平気で、どうして破局したのかその理由を学んで次に生かそうとか、そういうことも全然考えなかった。
弟の恋愛は始めることも続けることも終わらせることも、ぜんぶ相手任せ。自分で決めたことがない。
だから弟の暴君ぶりを全部我慢できる女性が相手だと、その関係は終わらなくなる。
とても我慢強い女性が弟の暴君ぶりに耐えきった。絶対に自分から別れようとはしなかった。そうやって彼女は結婚まで押し切った。
散々嫌がったけど弟は自分から別れを告げずに時間だけが経って、とうとう結婚することになった。一年後には子供も生まれた。
披露宴を三ヶ月後に控えたある日、たまにはきょうだいでゆっくり飲みたいからと私は弟に連れ出され、焼鳥屋に行った。
「どうしてこうなる。どうして、なんでだ」
「どうしてだ、なんでだ。なあ」
弟が血走った眼をこちらに向けた。
「ねえさん教えて。なんであの人はオレを選ばないの? 放っておいたらオレもう他の女と結婚しちゃうのに。手遅れになってもいいのかな」
あの人というのはもちろん友人のことだ。
「あんたマジでアホでしょ。他の女はどうでもいいから、結婚する相手のことだけ考えろ」
「教えてくれよ、なんか聞いてないのか、なんであの人オレに来ないの?」
「我が弟ながらホント気持ち悪い。あんたって思わせぶりにするばっかりで、自分の気持ちを伝えたことないじゃん。今更そんなこと言うなら、自分からもっと動けばよかったのに」
「それはできない。ダメになったら気まずい」
「この話きいたせいで今後、私はあんたの奥さんと顔を合わせるたび気まずくなるんだが。ふざけんな」
「だってあの人はねえさんの友達じゃないか。オレ、ねえさんのことだって大事なんだよ。オレのせいでねえさんとあの人が気まずくなったら嫌だから、慎重にしようと思って」
私はその瞬間、人前であることもわきまえず弟の横っ面をひっぱたきそうになって、がまんした。
「わたしたちの友情を尊重するためにあんたは自己犠牲の精神でどうでもいい女と泣く泣く結婚してやるってことか?自分が何言ってんのか考えてみろ糞野郎。ゴミ野郎。クズ野郎」
弟は小さい頃と同じ怯えた表情を浮かべ、身を縮めた。
弟が交通事故に遭ったのは、妻の妊娠が判明してすぐのことだった。
大した事故ではなかったのだが、これが原因で弟はある厄介な疾患を患った。
弟の場合、主な症状は頭痛と倦怠感。気圧の変化で症状が悪化するため、台風が近づいてきたりすると一日中寝たきりになってトイレにも一人で行けない。当然会社も休みがちになる。弟は職場にいづらくなってしまった。
弟の妻は優しく笑ってこう言った。
「大丈夫よ。私の稼ぎがあるし。夫婦は助け合って生きるものでしょう?」
その後夫婦は話し合い、弟は会社を辞めて在宅で仕事を始めることにした。妻は出産後ちょっと休んで仕事に戻り、家事と育児は弟の役割になった。
弟は妻に対して今までずっと強気できた。「なら別れよう」と簡単に言う弟に妻が縋りつく形で関係が成立していた。
その力関係が逆転した。弟は経済的に妻に縋りつく立場になった。
彼女があまりに我慢強かったので弟は気付かずにいたが、弟の妻は寛容な女性じゃなかった。
彼女はこれまでずっと耐え続けただけで、一度も弟を許したことがなかったんじゃないか。たぶんずっと恨みをためていた。
数か月に一度、弟は私に電話を寄こす。いつも深夜だ。妻に見つからないよう家の外に出て、小さな声でひそひそ話す。
弟の妻は変わったらしい。昔とちがう別人みたいだと、弟は怯えた声を出す。
弟の作った食事がまずいと言って捨てる。赤ちゃんの首筋のあせもを指差し、育児放棄だ虐待だと怒鳴る。話しかけて弟の返事が遅れると、テーブルの表面をバンバン叩く。
普段は穏やかなのに何かの拍子にスイッチが入ったように荒れるので怖いと、弟は言う。
弟は涙声で「ワケがわからん」と繰り返すが、話を聞いていると根本原因はなんとなくわかる。妻は弟を信じていない。自分は愛されていないという疑いが常にあって、ちょっとしたことでその疑いがふくらみ、荒れるのだ。
弟は見栄っ張りだ。全てがうまくいっているみたいに見せたがる。大学も会社も、世間では一流といわれる場所に入れた。資格職についている賢明な妻を持ち、フリーランスで働きながら郊外の人気住宅地に住んでいる。"何もかも恵まれた幸せなオレ"というセルフイメージを弟は必死に守りたがっている。
だから弟には愚痴をこぼせる相手がいない。感情的で非合理的なことを言う、四つ違いの姉しかいない。これまでそれほど密に連絡をとっていたわけでもないのに。いま私たちきょうだいは子供時代に戻ったみたいに、たくさん話をしている。
弟は大人しくてまじめで素直なこどもだった。姉の後ろをちょこちょこと付いて回り、私が繰り出す理不尽な命令に従った。
家中駆け回って材料を集め、SFに出てくる宇宙基地みたいな人形の家を、二人で作ったりした。一緒にたくさん叱られた。
弟は私が何か言うと真剣な顔で耳を傾けた。何もかも弟より上手くできる姉に尊敬のまなざしを向けた。四つも年が違うんだから当たり前なのに。
たぶん弟の心のどこかに、まだあの頃の感覚が残っているんだ。だから「ねえさんどうしよう」と途方に暮れた声を出すんだ。
そういえば弟がおねえちゃんじゃなくてねえさんと呼ぶようになったのも、私が頼んだからだ。何かの本を読んで影響された私が
「これからはねえさんて言って。おねえちゃんてなんか子供みたい」
と言ったんだ。子供だったくせに。弟はこくんと頷いて、あれからずっと私のことをねえさんと呼んでいる。
弟はそう言うが、離婚すればほぼ確実に親権は弟の妻のものになるはずだ。法律は元々母親が有利なようにできてるし、妻の方が経済的にも安定している。
弟の妻は子供のことは可愛がっていて、家にいる間はよく面倒をみている。家事の中心は弟だが、妻もかなりやっている。
この状況で弟が親権をとれるはずない。
子供と離れるのは絶対に嫌だから離婚しない、いつも弟の結論はそうなる。
弟は時々夢見るような口調で友人のことを話す。
あの人はどうしているかな、あの人に会いたい、あの人に似合いそうなピアスを見つけた。
「バカ野郎、そんなだからあんたの妻はいつまで経ってもあんたが信用できないんだよ」
「だけどあの人のことを考えている時が一番楽なんだ。その時間がなくなったらすごく辛い。支えなんだ」
弟が結婚する半年前に友人は仕事の都合で引っ越し、一緒に携帯も変えた。友人の新しい連絡先を弟は知らない。
友人と私で話し合い、知らせない方がいいと判断したのだ。
ところがバカ弟はあの焼鳥屋の夜、私がトイレに行っている隙に私の携帯を調べたそうなのだ。ロックはかけていたが単純な暗証番号だったので、なんとかなったのだろう。
それでも弟は三年我慢した。時々携帯の画面に友人の連絡先を呼び出して、それを眺めることが心の支えだったという。
そして二週間前の夜、またしても妻に怒鳴られた弟は何かが切れてしまったらしい。家を飛び出し友人に電話して、
「どうしても話を聞いてほしい会って欲しい」
と頼んだ。
友人は弟のただならぬ様子に驚き、自宅のすぐ近くにある終夜営業のカフェで話を聞くことにした。
そんでもう、ほんとに今更、お前十五年間何やってたの、何で今なのと私は弟の肩を揺さぶってやりたいんだが、ずっと話し続けて空が明るくなってきた頃弟は「あなたがすきです」と友人に言ったらしい。
「そんなの言われても困る。奥さんに恨まれるの嫌だし、家庭のある人とどうにかなる気はない」
と友人から連絡を受けて頭がカーッとなったというのが、私がこの文章を書いた動機だ。
すごいよね、よくこんな長文書けたよ、自分で感心しちゃうよ。これ書くのに二日かかったバカみたいだ。
友人は弟に「このことはねえさんには話さないで」と頼み込まれて悩んだ末に、それでも黙っていられないと思ったらしい。本当に申し訳ない。うちの愚弟が。マジで愚弟が。ほんとに愚弟でどうしよう。
連絡先が流出してしまった件について、友人には謝罪した。今後弟が彼女を悩ませた場合についても話し合い対策も用意した。弟が予想を越えた暴走をしなければ、なんとかなりそう。
あと他に私ができることってなんだろう。
根本原因は弟夫婦の問題なので本人同士でしっかり話し合ってもらうしかない。お互いの主張と気持ちを突きつけあって、利害の調整をするということをしなかったから、あの夫婦な今みたいになってる。どれほど辛いとしてもまず話し合いだ。私が絡む余地はない。
ということを弟に言いたくて電話を掛けたのだが、繋がったのは最初の一回だけだ。弟が友人の連絡先をどうやって入手したか聞き出したところで妻が帰ってきたらしく、途中で切れてしまった。弟は妻の目の前では絶対に携帯を触らない。弟が携帯で誰かと連絡をとることを、妻が嫌がるからだ。だから弟は夜中隠れて電話するわけで、なんか書いててあらためて気付いたけどこれ結構異常なんじゃないのか。
私だって結婚していて、一番大事なのは自分の家庭で、弟夫婦のゴタゴタなんか巻き込まれたくないので、もう放っておいていいのかな。
だけど甥っ子は可愛いんだよな。うちまだ子供いないからなおさら。両親がうまくいってないというのは、甥っ子のためにも悲しい。
弟夫婦の関係は異常なんじゃないかと書いててあらためて思ったんだけど私の感覚が正しいのかどうかわからない。誰か教えて。
うちは子供がいないから共働きでも時間には結構余裕がある。だからわからないことがいっぱいありそう。子供のいる家庭だと余裕がなくてギスギスするのは当たり前、と一度言われた。そんなことないだろうと思うんだが、確信持てない。
電話の終わりで弟はいつも「でも大丈夫。うちはうまくいってる。妻も優しい」と言うんだけど、うそ臭くてしょうがない。でも私が姉ばかで弟のことを心配しすぎてるだけかもしれない。本当は言葉通り幸せな家庭?
うちの両親に相談するのが一番いいのかもしれないけど、弟に激しく口止めされてるんだよなあ。もう喋った方がいい気がする。でも親巻き込むと大ごとになりそうだし、弟にも弟の妻にも恨まれそう。
ほんといくら書いてもまとまらないな。
大人になったら人間て賢くなると思ってた。全然違う。年取るほど実感する。
深夜電話で思ったんだけど、弟夫婦の関係ってちょっとDVぽくないか。考えすぎな気はするけど、一番怖いのがそれ。二番目に怖いのが弟がストーカー化することなんだけど、弟がそこまで出歩く自由なさそうだから、こっちはあまり心配しなくていいだろう。とにかくDVだったらどうしよう。こんな長文書いてる場合じゃない。
だけど弟と連絡がとれないから、動けない。
とりあえず留守電きいた弟が今夜くらいに連絡くれるといいんだけど。明日休みだから遅くても話せるし。
勉強出来る子だったんだよなあ弟。だから本人も含めてみんな弟をバカだと思ってないんだけど、私はバカだと思う。そんなことを思う姉はひどいよな。ごめん弟。とにかく、電話して来い。姉はけっこう心配してます。
増田は夫が言ってることが単なるギャグでイヤミでもなんでもなく、妻さえも笑いのツボが一緒ならおもしろーい、って笑うべきもので、
逆に妻の方も、夫が言ってることを単なるギャグ、で皮肉でも何でもない、と思っていて、
単に夫がオヤジギャグを言ってそれをつまんないと思っている妻の図、と思っているってこと?
そうではなくて、単に元増田が夫の言動を全く理解してないのかわざと理解しないようにしているの図、にしか見えないんだけども。
「○○家のお母さんはいつも大忙しだ。いつだって仕事がたっぷりある。今日もみんなの『役に立つ』ために、家事を一生懸命こなしている」
こういう出だしでナレーションを入れ始めて、何か上手くいかないことがあると、
「さて、お母さんは困った。これでは今日の予定が終わらない。これでは『役に立つお母さん』にはなれない」
この内容から明らかに元増田に向けた嫌味だとしか取れないんだが?
それともこんな事を、夫は、自分が嫌なことがあった時にイヤミでもなく、単に"遊び"、"面白いこと"としてやっているのか?
だとしたらこんな夫はどうしようもないと思うが、流石に"お母さん"が完璧に家事をこなしている状態でこんな言葉は出て来ないと思うけどな。
それを元増田が、
何かスイッチが入るとこういう遊びをやり始める。
プライドが高いので、「それ、凄く寒いんだけど」とでも言ったら凹むことは目に見えている。
馬鹿な話として笑ってやればいいのだろうか。
と言ってる辺り、自分は何も悪く無い、ふざけたことを言っている、んなこと冗談になんでもなく不快だから黙れ、ってことじゃないの?
と言ってるけど、上の内容に対して、寒いからやめて、ッて言われた所で、凹む、っていう論理が全く分からん。
夫は妻に対するイヤミを言う事を、妻も面白いと感じている、と思ってる、ということでしか論理が通じないが、そんなのはおかしいだろ?
問題文を読んだ結果、夫と妻の間にふかーい溝があってお互いにお互いを見下してる上に理解も全くしてない気持ち悪い夫婦だな、とおもっただけなんだけども。
内容がよく分からん。
->増田は働いてない。トーマスたちを見ていると働居ていた時を思い出して辛い。
そんな辛い思いをしている夫のことはどう思っているのだろう?
「○○家のお母さんはいつも大忙しだ。いつだって仕事がたっぷりある。今日もみんなの『役に立つ』ために、家事を一生懸命こなしている」
こういう出だしでナレーションを入れ始めて、何か上手くいかないことがあると、
「さて、お母さんは困った。これでは今日の予定が終わらない。これでは『役に立つお母さん』にはなれない」
とか茶々を入れてくる。
これがよく分からん。
この"お母さん"は増田の事で、"今日の予定が終わらない"、と言うのは増田が家の事を十分にしていない、と言うことを夫が文句言ってる、と言うことでいいのか?
だけど
と言っている。つまり増田は自分は悪くないのに、夫が何か嫌なこと合った時に自分に当たってきている、と言いいたのか?
つまり、夫は働きもせず、家事もろくにやらない増田に文句を言っている。直接言えないからトーマスを見ながらなんとなく茶化すように言っている。
増田がどこまでしっかり家事をやってるか知らないが、確実に夫は不満もってるんだろ?
夫何か嫌なことがあったからさらに気になって文句を言ってるのかもしれないが、
少なくとも夫だけが悪いんじゃなくて、増田に大きな問題がありそうだけどな。
「僕こそが『特別な機関車』だ!」「これじゃ、『役に立つ機関車』と言えないよ」と、大資本家(たぶん)であるトップハム・ハット卿の下で、日々勤労に従事し、カイゼンを進めているトーマスたちを見ていると労働の苦しみを思い出して辛いがそれは別にウザくない。
ウザいのは、夫が機関車トーマスのナレーションを真似して俯瞰的に話そうとするところ。
「○○家のお母さんはいつも大忙しだ。いつだって仕事がたっぷりある。今日もみんなの『役に立つ』ために、家事を一生懸命こなしている」
こういう出だしでナレーションを入れ始めて、何か上手くいかないことがあると、
「さて、お母さんは困った。これでは今日の予定が終わらない。これでは『役に立つお母さん』にはなれない」
とか茶々を入れてくる。
夫は年収も悪くないし、イクメンだが、何かスイッチが入るとこういう遊びをやり始める。
プライドが高いので、「それ、凄く寒いんだけど」とでも言ったら凹むことは目に見えている。
馬鹿な話として笑ってやればいいのだろうか。
元増田です。
ADHD/ADDの人間はあたまの切り替えが本当に下手なのが問題で、
自分が仕事している職種には当然色々な業務があって、その業務に伴う資格もある。
そして1つの業務資格を取ってもエントリーレベルから、組織のコアメンバー向けの難しいレベルまでピンキリ。
で、彼は業務経験1年以上が対象者の資格を、業務経験皆無の状態から、自宅での独学のみで一発合格したことがあった。
かくいう自分は諸事情により当該資格をすっ飛ばし、業務経験5年以上が対象の上位資格を、大体それくらいの年数で取ったんだけど、その自分から見ても彼のリザルトは「わけがわからないよ」と言うしかない、常識外れの出来事だった。
勿論当時の上司も同僚も全員( ゚д゚)ポカーン。
まあ有名大卒ばっかり集めた業界大手で、新人が仕事そっちのけで研修を受け、1年目で合格することで結果とする事例は、割と一般的だったりする。
しかし自分とこみたいな中小企業で、しかも業務時間外の自学自習で成し遂げるなど、にわかに信じ難い話だった。
でも「意識がしっかり向いているときに限れば普通の人よりも集中力が強いことも多い」ことのエビデンスであれば説明がつく。
聞けば、高校は旧制中学由来の進学校出身らしいし、自分で学習計画を立てて勉強に打ち込むのは得意なんだろう(ちなみに最終学歴は大卒)。
残念ながら、それが本来業務で活かされることは一切なかったんだけど。
結果「勉強できても仕事させたらその程度かよ」という、ある種の逆差別を補強するだけだったと。
それだけ地頭が良いのに仕事が全然ダメだったのは、最初に書いたように、タスクを切り替えるたび、それまで取り掛かっていた別のタスクの進捗のみならず、仕事を通じて学んだ知識も技術も、どんどん頭から零れ落ちてしまったから。
ですので、「頭のスイッチ」を入れたままで問題がない状態にしておくか、
「頭のスイッチ」を適宜、オンにしてやるように誰かがフォローできるとすごく良いかとおもいます
たとえば、
・日報を出してもらう
これ、彼だったら仮に30分に1回報告させても抜けが出る。それくらい重症。
そりゃ指導する方だって怒るよ。忘れる努力をしているのかと疑いたくなるくらい、あり得ない忘れ方だもん。
一応、簡易診断テストは、
こことか:http://ex.senmasa.com/add/
拝見しました。
でもこれ、他人から見て明らかに当てはまることであっても、本人が自覚してないと正確な結果が出ないという、認知の問題があると思う(まあ自己診断はおしなべてそうだけど)。
本人が、普通の人と思考パターンや得手不得手が明らかに違って、それは個性や気質の違いじゃ説明がつかない程度かも?と気づくかどうか。
「心の中では罪悪感や、自己評価の低さを抱えていて」も、それを障害と結び付けて考えず、「色々経験すればそのうちなんとかなる」とか思ってる可能性は十分ある。
見たいテレビ番組なんてとくに無いのに、寝るまでに何か見ないと一日が終わらない気がしてついついスイッチを入れてしまう。
仕事から帰ってきて、家事をしてから本を読む、そして寝る。この流れでいいし、時間も無駄にならないのに、なぜかテレビをつけてしまう。
こういうのを依存症というのかな。
読みました。俺も、ADD気味(軽いから、障害というほどのもんではない)なので、コメントしおきますね。
http://anond.hatelabo.jp/20130626153722
http://anond.hatelabo.jp/20130702014539
エピソードをきくかぎり、ADHDというより、ADD(注意欠陥障害)気質なのかな、という感じはする。
子どものときのエピソードを聞いたらもしかしたら、ADHDかもしれない。
ADHDについて、も少しご認識、ご理解いただけると、コミュニケーションがスムーズになるかもしれません。
下記のマンガがよく調べている上に、わかりやすくておすすめです。
http://homepage2.nifty.com/ryantairan/ADHD.html
いくつか、気になったがちょいちょいあったので、
ともかく、今まで出来ていないことを1つだけでもいいから、なんとかやり遂げて欲しいのだ。それを繰り返して出来る事を増やせばいいわけだし。
無理だとは思いません。
ただ、そこにもっていくための誘導の仕方には、
やはり、どういう形にもっていけば成功例をつくれるかというところでは、
職場の方のご協力はどうしても必要になってくるか、と思います。
ええっとですね、
障害をはっきり、くっきりと認識した場合ですね、一つ大きく変わるポイントがあります。
「おれは障害があるのだから、お前らが俺が面倒起こしたらあわせろ!」
というお互いに辛い状態から、
「ここのポイントと、ここのポイントはこういう助けがあればできる。」
という形で、問題を明確化し、かなり対策を打ちやすくなります。
ADHD/ADDの人間はあたまの切り替えが本当に下手なのが問題で、
ただし、あたまの切り替えさえできてしまえば、仕事の集中効率は決して悪くない
むしろ、意識がしっかり向いているときに限れば普通の人よりも集中力が強いことも多いです。
ですので、「頭のスイッチ」を入れたままで問題がない状態にしておくか、
「頭のスイッチ」を適宜、オンにしてやるように誰かがフォローできるとすごく良いかとおもいます
たとえば、
・日報を出してもらう
・一日一回は、抱えている進捗中の案件がどうなっているかを話す
「具体的に、これと、これだけやれば、あの人はちゃんと動いてくれるんだな」
ということが明らかになれば、周囲の負荷も減るのではないでしょうか。
障害がクリアになれば、そのための話し合いができる可能性は高いか、と思います。
それに、本人に診断受けて来いと言って素直に行くとは思えない。
ってか、専門医の数がとても少なく、診断の予約を入れるのがたいへんなので、
本人がその気になっても、がんばらないと予約とるの難しいかとおもいます。
ただ、増田の職場の方は、聞いた限り、かなりADDっぽいので、
頑張って、診断予約とってほしいですね。
あと、障害とは言ってもおよそ、児童ではおよそ3%程度((成人のパーセンテージはなぞ))があてはまる、
かなり一般的なものなので、そこまで異様なレアケースだという認識は
増田さんにも、職場の同僚さんにも、もってもらわなくてもOKです。
よっぽどのバカでないかぎり、心の中では罪悪感や、自己評価の低さを抱えていて、
かなり辛い気分になっていきます。もちろん。
二次障害として鬱病等の精神病を併発してしまうことが多々あります。
本人が「鈍感力」とか言っているのは、本当にそう思っている可能性もゼロではありませんが、
そうでも思わないと、辛くて心が折れそうだという気分になっている可能性も高いです。
(本人がガチの馬鹿だとわかりませんが、そこまで馬鹿な人でないならば、
十中八九、辛さをごまかすための空元気ワードだと思って疑ったほうがいいかと思います)
「障害認定されたら負けだ」と思っているかもしれないし、歳を取れば取るほどそう思っている可能性は高い。
あー、そこはその人の、人となりを見てみないとなんとも言えないですね。
むしろ、自分の仕事のできなさが、はっきりとした障害だったら対処ができるからいいなあ、と思っている人も
少なくありません。
たとえ、障害に認定されなくても「障害とは言えないが、その傾向が強い」という認定は、まあまず出るだろうという気もしますので、
本人に、診断を受けるようにすすめても、結果的にそこまで失礼な提案にもならずに済むかな、とも思います。
まあ、本人に直接すすめるのがアレだったら、職場でそれとなく、
「おれ、ちょっと、ADDのチェックリストうけてみたら結構点数たかかったんだけどw」とか、テキトーになんでもいいから
話題にして本人の気を引くところからはじめてみるとか。
(もっとも、ご本人がプライドが非常に高い方だったり、社内での関係性によっては、やっぱり薦めにくいことはあるかもしれませんが…)
一応、簡易診断テストは、
こことか:http://ex.senmasa.com/add/
こことか:http://compass-counselor.com/compass-self-check-9.html
まあ、程度問題の判定が専門家でないとよーわからんところがあるようなので、
詳しくはやはり、病院へという話ですね。
「色々な部屋を探して脱出に必要なものを自分で探して外に出ました」
っていう話と
「まず鍵を取りなさい、次に何々しなさい、次ジャンルの物に見えてるような気がします
あらすじのストーリーをたどるゲームはあらすじに必要な道筋しか存在しない
目の前の無関係そうなものが何かに発展するかもしれないし、悪い事が起きるかもしれない
次の場所に進みなさい、次の場所で起こる演出はこれ、その次はこれ、見たいになってる話はその途中にあるトイレ何て何の意味も無い
トイレには惨殺された人が死んでるかもしれない
「次の場所」にも「トイレ」にも同じだけの意味と価値があるからやる人はトイレも調べるのであって、「次の場所」に向かいなさいだったら「トイレ」何て調べても何も起こらないし調べない
「次の場所」にも「トイレ」にも「テーブルの上のりんご」にも同じだけの意味と価値が並列にある
だからやる人は、「次の場所」か「トイレ」か「テーブルの上のりんご」かどれを選ぶか悩めるし、選ぶのが楽しい
正解はこの中では「次の場所」でしかないのに、間違いである「トイレ」にも「テーブルの上のりんご」にも同じだけの調べる価値がある
やってる人から見れば「トイレ」も「テーブルの上のりんご」も「次の場所」に見える
本当の「次の場所」に進んでも、次の「次の場所」に進む為にはまた色々な選択肢が落ちている
そういう選択を繰り返しながら話が進むのが昔のゲーム
今のゲームでは選択の過ちでゲームオーバーになる事はめったに無い
今のゲームでゲームオーバーになるのは「次の場所」に向かう途中にある障害物の処理が難しいからプレイする技術のミスでゲームで死ぬのが主なゲームオーバーになる理由
「途中にいる敵が強い」とか「連打に失敗した」とか
昔のゲームではスイッチを入れるのを忘れたとか、ガスを閉め忘れたとか、プレイヤーの技術と無関係な部分が死ぬ理由
今のゲームを簡潔に例で示すと
「次はここにいってこの敵をやっつけなさい→次はこの仕事をしなさい→次はどこどこに行って何々をとってきなさい→次は何々を使いなさい(要所要所に感動的な演出が入る)」
昔のゲームを簡潔に例で示すと
「あなたにこの自由に動ける一つの空間を与えます、この全ての中から必要だと思ったものを選びなさい、但し正しい物と間違った物が混じっています、また選ぶ順番にも正解不正解がございます、また選んだ選択によって今まで無かった選択が増える事もございます」
自分で作ってるゲームを見てたまたまそこにそれを入れたいと思ったからそれを入れて作った
電機のスイッチを作った、「あ、ここで電気をつけたり消したり出来るようにしよう」、「あ、電気が消えてる間にしか見えないものを作ろう」
何かの物陰になる場所を作った、「あ、この裏に何かを隠そう」、「あ、やっぱりこの裏で知人が死んでる事にしよう」、「あ、そうだそれを発見したら何かいやな目にあう事にしよう」
狙って入れる人は、最初に入れたい演出があってゲームにとって必要かどうか考えずに入れたい演出を見て入れる
「にやりとするであろうこの演出を入れたい、どう言うシナリオやったらこの演出を入れられるか」
と逆に考える
出来上がりの結果はかなり違うと思います