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2022-02-01

港区パワーカップルコロナ事情

わいは港区は森家の城下町かわいいボーイを2人育ててるんだが、不思議と彼らの小学校/保育園(区立ね)が休校にならないことを不思議がっていた(文章力

会社山手外縁民は日々「今日は2,3年学級閉鎖じゃー」「Aクラス学級閉鎖が終わったら次はBクラスじゃー」などと悲鳴をあげているのに。

この週末で似たような共働き子育て世代の話を聞いて合点がいった。

なぜなら今日2月1日2月の勝者が決まる日

 

 

家族A)

マッマ 先週38度の熱が出る。当日は悪寒、翌日全快、空咳が残った。

家族三人(ぱっぱ、10歳BOY、6歳BOY)元気いっぱい

マッマがPCR陽性判定出て、元気一杯4人が自宅軟禁

 

家族B)

上16歳BOY、学級閉鎖。あれれ、本人も熱が出てきたぞ。

下BOY、今週が正念

上BOYは一日39度までいったけどカロナールで全快でもとりあえずアパホテル行き、ついでにパパも。 そういやパパもこのまえ一日熱あったな?

 

まり

下手にPCR受けて陽性反応いただくと、家族全員身動きがとれなくなる。

んで、ワクチン打ってて通常の肉体をしていると、1日で終わる。

そもそも病院いっても軽症者には特に何もしてくれない(カロナールとかムコダインぐらいじゃない?

 

ということは、熱出ても家で寝ててリモート会議かいしてるのが最適解となる。

そのことにみな気が付いて、受験近辺世代がだれも病院行かないか港区小学校はたいして学級閉鎖してないんじゃないのか?

リモート授業も一般的になって、学校に出席しないのもあまり違和感がないし。

そうだとすれば、兄弟受験生がいる家庭と、いない家庭の出席率に有意差があるはず。

そう確信したわいは、パパ活をしに六本木に旅立ったんじゃ

2022-01-11

王将戦第1局

 渡辺明王将名人棋王)に藤井聡太竜王王位叡王棋聖)が挑む第71期ALSOK王将戦七番勝負は、2022年1月9日静岡県掛川市掛川城で開幕した。王将含む三冠を保持する渡辺と、竜王含む四冠を保持する藤井三冠と四冠によるタイトル戦は史上初で、文字通りの頂上決戦である。両者によるタイトル戦はこれが3回目だが、2日制のタイトル戦を戦うのはこれが初めて。より深い次元で互いの読みをぶつけ合う、最高峰舞台がここに整った。過去2回のタイトル戦では、藤井の前に敗れ去った渡辺。初となる2日制の対局で、藤井相手にどのような将棋を見せるのか。戦前に今回のタイトル戦を「(自らにとっての)正念場」と語った渡辺過去6戦全勝と抜群の相性を誇る掛川城で、最強の挑戦者を迎えた。

昼休前、突然の嵐

 戦型は相掛かり。振り駒で後手番となった渡辺は、比較的穏やかな形を選択し、自然な駒組みを続けた。先手番の藤井がどのような作戦に出てくるか、その動きを静かに待つ。

 盤上に突然の嵐が吹いたのは41手目。藤井が指した▲8六歩という一手は、盤上に突如緊張を走らせた。この▲8六歩という一手は、将棋をある程度知っている人からすれば、思わず何事かと凝視してしまうような衝撃の一手である。この8六の地点は、盤上にある一つの火種」。後手からは、△8六歩▲同歩△8五歩と合わせる継ぎ歩の攻めや、△8六歩▲同歩に△8七歩と垂らす垂れ歩の攻めがある。さらには桂馬を跳ねてくる手もあり、やられる先手としてはどれも相当に嫌らしい攻めである。できれば先手としては触りたくない火種に自ら歩を伸ばしたのだから解説陣は騒然。立会人永世名人資格保持者の森内俊之は、「何が起きたのか、すぐには分からいくらい衝撃的な手」と評した。

 盤上に嵐を読んだこの手だが、藤井がこの手を昼食休憩の直前にさらりと指したことにも衝撃が起こった。このような大胆な手があったとして、普通は休憩後に一呼吸置いてから指すのが定跡である。大胆な手は後に引き返せないし、休憩前に指してしまえば、休憩中に相手渡辺に考える時間を与えてしまう。勝負術という面でも、休憩後に指すのが有効と思われるところ、藤井は何事もないかのようにその一手を指した。ただ、この「▲8六歩」という一手は、初見なら相当な衝撃を受ける一手だが、すでに類似形の将棋も現れており、トッププロの間では水面下で着々と研究が進んでいるという見方もある。藤井にとっては、この手は大胆でも何でもなく、すでに嵐は過ぎ去った後なのかもしれない。現代将棋は、ものすごいスピードで変質を遂げている。昔は、2日制の将棋といえば、1日目は互いの了解で通い慣れた手順をなぞるだけ、本格的な解説ほとんどないというような時代もあった。しかし、現代ではそんなことは全く通用しない。2日制の1日目から研究がぶつかり合い、激しく火花が散るのが現代将棋である。1日目の、まだ昼食休憩も迎える前に時間に放たれた「▲8六歩」の一手は、かつての常識が全く通用しない、むしろかつての常識を全て疑ってかからなければ始まらないという、現代将棋の一端を高らかに宣言しているかのようだった。

 藤井に大胆な一手を提示された渡辺は長考に沈む。藤井が自ら突っかけてきた▲8六歩を咎める手順はないのか、それともこれは「罠」か。非常に悩ましい時間だったと思う。長考すること1時間31分、昼食休憩も含めば2時間30分以上も考えた末、渡辺は△1四歩と反対の端の歩を突いた。藤井突き出した歩には触らず、引き続き戦機を窺う一手だった。

 藤井の▲8六歩は、本当に突いて大丈夫な一手なのか。危険はないのか。それは、これから研究が深められる点であり、まだ分からないとしか言えない。ただ、盤上の形勢を示すAIは、▲8六歩が指された後も特に波打つことはなく、「互角」を示し続けていた。盤上に嵐が来たと人間が騒然とする中、その静かな波形はどこか不気味だった。嵐とは、これまでの価値観に囚われた人間けが見てしまう、幻のようなものに過ぎないのかもしれない。

羅針盤のない戦い

 その後はじりじりとした難解な手順が続いた。互いに間合いを取り合い、ひりひりした駒のポジション取りと鍔迫り合い。何がどうなっているのか。つかみどころのない将棋だった。この将棋には「羅針盤」が見当たらない。羅針盤を取り出したところで、針は決まった方位を示すことはなく、ただ揺れ動くだけである羅針盤機能せず、どこにどのように進めばいいのか分からない。そのような中で、二人の対局者は(AIが示すところによれば)均衡を保ちながら進めていく。これが現代将棋最先端かと、半ば呆然とするような気持ちで盤面を見つめた。

 戦機は熟し、堰を切ったように局面は動き出した。ここから応酬も難解を極めており、私には手の解説をすることなど到底できない。ただ、難解な応酬の中で感じられたこともあった。それは、渡辺明が、今回の王将戦に向けて、自身将棋観を相当にアップデートしてきたということである

 「玉の守りを固めた後、細い攻めをつなげる」。かつての渡辺が得意にしたスタイルはもはや見る影もない。渡辺現代将棋対応するため、バランス型の将棋に棋風をシフトさせたが、今回はそれをさら進化させてきたということが随所に感じられた。戦いが始まり渡辺の玉の周りには守り駒がほとんどない。74手目、△4四金と強く盛り上がって、玉の周りの8マスにはついに一つも駒がなくなった。裸の王様藤井の攻め駒が前に出てきており、傍目には相当に怖い。しかし、これでも均衡は保たれている。堅さより「広さ」「バランス」。ここにも現代将棋価値観が現れていた。このような将棋において、「囲い」の概念はすでに消失している。戦いは、盤上の空間を広く使って起こさなければいけない。駒の価値、手の価値に定まった指標はなく、局面によってその価値微妙に揺れ動いている。玉はもはや、周りの駒に囲われ、ただ守られている駒ではない。玉もまた戦っている。盤上を泳ぎ、時には自らが攻め駒にもなる。盤面は液状化され、局面羅針盤はない。難解熾烈を極める現代将棋だが、37歳の渡辺明はここに来てさら自身将棋観をアップデートさせてきた。新時代棋士藤井聡太挑戦者に迎えた番勝負への覚悟は並大抵のものではなかった。そうして、濃密で難解な異次元ねじり合いは演じられた。

永遠を願う

 将棋は激戦のまま最終盤に突入し、双方1分将棋を迎えた。互いにどうなっていたのか分からないと述べた大激戦。「終盤は悪手の海を泳ぐようなもの」。1分将棋では、到底全てを読み切ることはできない。二転三転の展開で、双方にチャンスがあったように見えたが、最後藤井渡辺玉に生じた長手数の詰みを読み切っていた。1分将棋の中を抜け出したのは藤井。大激戦を制し、七番勝負の初戦を白星で飾った。

 この将棋が終わった時にまず湧き起こったのは、勝敗についての感情ではなく、「この将棋永遠に見ていたかった」という思いだった。最後は1分将棋という制約の中で、盤上は1つの結末を迎えた。しかし、この将棋には途中で気の遠くなるような、膨大な数が分岐があり、この結末はその中のたった一つでしかない。もし、持ち時間が無制限で、両者が次の一手を極限まで追求できたとしたら、この将棋はどこまで均衡を保っていたのだろうか、そんなことを思った。実際には、持ち時間が無制限というルール不可能だし、仮に無制限に考え続けたとしても、膨大な分岐さらに膨大に広がるだけだろう。81マスと40枚の先にある結論には、まだ誰もたどり着けていない。人間はいったいどこまで行けるのだろうか。番勝負の行く末のはるか遠くにあるそんなことを思うような、壮大な将棋だった。

 渡辺明藤井聡太人類最高峰番勝負を生で見届けられる僥倖感謝しながら、次局以降も、一局でも多くの熱戦が繰り広げられることを期待したい。

2022-01-09

現在の5chやTwitterでのテレビ視聴率に関する傾向メモ

ただ観察していて興味があったので書き連ねてみただけ。ゴシップ紙はこういうところから拾うんだろうな(一般人に紛れて煽ってる場合もあるだろうが)

テレビ番組全般

テレビドラマ

アニメ特撮

2021-09-17

奴隷チキンレース、いつまで続けるつもりなの?

私はよくできた増田なので、結論から先に言うね。

原則として動物利己的で、人間動物で、だから人間利己的な存在だ。

人間利己的な存在である、この前提で制度設計されるのが理想だと考える。

利己的な動物である人間に対して、ルールを守らせるには、守った方が得をする設計を用意することだ。

欲望コントロールしようと思うなら、動物を鞭で打つのではなくて仕組みの方を見直さないとならない。

これが本日の論旨となります

正直結構ムカついてまして、ここから垂れ流す駄文には言葉が乱れてる部分もあろうかと思いますんで、以上のことに少しでも思いを馳せていただけましたらば、ここで読むのを辞めていただいても結構です。


こないだ撮影済みの古い「写ルンです」が見つかった。

現像すると、10年以上前も、私がまだ高校生だった頃、友達キャンプした時の写真だった。

思いがけず掘り起こされた若かりし自分たち写真から、仲間内では大層盛り上がり、思い出話に花が咲いた。

そのうちの一つは、道中での出来事だ。

キャンプの最寄り駅は、今現存してたら秘境スポットとして話題になりそうなほどにオンボロの無人駅だった。

今みたいな簡易改札機もなく、木造りの台が設置されているだけ。そこにめいめいが、切符や、差額がある場合は不足分を置いていくというシステムだ。

細部は覚えてないけど、とりあえず適当切符を買って、着いた先で精算するつもりだったんだと思う。

地元から目的地まで、乗り越し精算で2000円ほどの差額だろう。今なら乗り換え案内アプリで瞬時に計算できるけどそんな時代でもなく、駅員もいない。たしか両替機も置かれてなかった。

最初からそんなつもりだったわけじゃない。誰も目的地が無人駅だなんて知らなかった。でも、ほとんどタダ同然で遠くまで来れちゃった。ラッキー

ということで、私たち無賃で駅を降りた。ただ一人、律儀にお金を置いていった人間がいる。そいつは、今では警察官として働いている。

曲がったことが本当に嫌いで、空気を読まずに正しい行いができるそいつ以上に、警察になるのに相応しい人物を私は知らないし、仲間や知り合いで、警察になったのは後にも先にもそいつだけだ。

逆を言えば、警察になるくらい正義感の強い人物でもない限り、分別のつかないガキが自ら進んで真っ当な行いをするなんてのは珍しい。

私たちは、とりたてて優等生でもなければ、かといって犯罪上等!喧嘩上等!卍!みたいなヤンキーというわけでもなかった。

日本高校生としての分布図で言えば、年相応に頭が悪く分別がつかないという点も含めて、ごくごく平均的なクソガキだったに過ぎない。

自分の行いを正当化する気は一切ない。遠方まで運んでもらった見返りとして払われるべき対価を払わない。クソだなと思う。今なら私も、絶対に支払う。

けど、一方でこうも思う。果たして、誰にも咎められずに自分が得する機会が舞い込んできた時、わざわざ身銭を切れる人間はどれだけいるだろう、と。

誰しも自分が一番大事で、余裕があれば善行もするけど、自分の目先の欲望よりも他人を思い遣るのは難しい。

私は、漫画海賊版サイト流行した時にも同じことを主張した。何かを抑止しようとする時、利用者側に良識ある行動を呼びかけたところで効力がない、と。

本気で人の行動を抑制するには、良識に頼むのではなく仕組みで解決するしかない。

まず謝っておきます、実はここからが本題です。

感染対策意識がザルで、開催地だった愛知県知事常滑市長、および国民の皆様を激怒させた「NAMIMONOGATARI」がいまだに話題ですね。

大変申し訳ありませんでした。本当なら私も参加してました。

たまたまその時の私には“良識”が働いて参加を見送っただけで、出演していたラッパーほとんどを好きなので、気分次第では実際に参加してたでしょう。ですので、重ねてお詫びいたします。

続きを話す前に、私が“良識ある大人”に成長したことアピールするため、「あいち医療応援基金」に、ささやかではあります反省の意を込めてチケ代に相当する額を募金したことをあらかじめここにご報告しておきます

以下からふるさと納税の返礼品を希望しない形で募金し、額と支払い情報を確定させると、使い道を指定する画面が出てきます。ご興味のある方は是非。

そしてこの基金存在を知るきっかけをくれた、Awich、CIMBA、CREAM感謝👍

https://www.satofull.jp/static/oenkifu/corona_virus_pref-aichi.php

さて、「NAMIMONOGATARI」ね。書きづらいからもう波物語でいいよね。西尾維新作品みたいに見えちゃうけどね。これこそ風評被害だね。

このご時世に、イベントに参加して、お酒を飲んで、大騒ぎして。全くケシカランですよね。

再三の呼びかけを無視して開催を強行。現場コントロールできず、判明しているだけで数十人に上るクラスターを出してしまったのは波物語主催者責任でしょう。

聞きましたか? 蓋を開けてみれば、当日の参加者緊急事態宣言下の人制限5,000人を大きく上回って8,000人ですってよ。あり得ないっすねー。

何より、行政補助金申請してたのにガイドラインを守ってなかったのがヤバすぎ。

ガイドラインを守る見返りに補助金がもらえるわけで、それは取引として成り立ってない不正行為でしょ。まるで高校生の私みたいですね(笑)

その愚行は、慎重に開催してる他のイベント事業者の足を引っ張ることになるでしょう。大きな禍根を残したと言えます

そして、ノーマスクで浮かれて、ゴミの始末もしない参加者ヒートアップして観客を煽ってシンガロングさせる演者

杜撰体制の責を負うべきは主催だけど、それぞれも、心当たりがあれば自分の行いを省みる必要があるのではないでしょうか(ルールを守った参加者ルールを守るよう呼びかけた演者もいます)。

ただ、それは各々がやればいいし、波物語単体が問題だったわけなのであとはもう発生したクラスター対応などを粛々とするしかない。

しかし、波物語は今もなお、なぜか“日本ヒップホップ代表”して延々と叩かれてる。

いわく、ヒップホップフェスから。いわく、ヒップホップファン民度が低いから云々。

は? 正気か? なんだその雑なレッテル貼りは?

この件については、とにかく主語デカい。みんな、普段はこういうレッテル貼りは良くないと呼びかけるくせに、なんでヒップホップだけはこんなに雑に叩いて良いと思ってんだ?

これについては、擁護派のせいもある。「これがヒップホップだ」みたいな頭の悪い反論がむしろきみたちが守りたいお仲間を後ろから刺してるのに気付いてねーのかYO。後ろ見とけ後ろ。

それでさ、みんな、どういう理屈で、他人我慢を呼びかけてんの?

医療崩壊してる。それはそうだ。未曾有のパンデミック対応できるように設計されてないし、日本医療にかける予算世界的にも決して少ないわけではないけど、それでもこの異常事態に耐えられるだけの人出も病床数もなかった。

新たに深刻な感染症が生まれた以上、そのしわ寄せはいろんな形で発生する。それはとても悲しく不幸なことだと私は心から思うけど、これからも人は死に続ける。それは私かもしれないし私の大切な人かもしれない。けどもうそん時はそん時、天命と諦めてコロナと付き合うしかない。

定期的に交通事故で人は死ぬけど、誰も「車に乗るのをやめよう」とはならない。多くは良識的な振る舞いを守ってるけど、交通違反をする人間が定期的に現れるから人類から車社会をぶっ潰そう、とはならない。それを望ましくないと思う人間が、黙って車に乗らないだけだ。

車は生きるために必要不可欠だから?じゃあ、イベントがその人にとって必要不可欠じゃないって誰が言える?何が不要不急か、他人のてめえが決めんなよ。

ワクチン派は、ワクチンを打たない人間自分本位で身勝手人間だと蔑む。

ワクチン派は、陰謀論と結託してワクチン接種しないように呼びかける。陰謀論者は頭おかしいと思うけど、他人の行動を縛ろうとする点ではどっちも変わらなくないか

法律問題で、日本では欧米のようなロックダウンはできないと。だから政府国民に“お願い”をする。

この2年で、何度「正念場」という言葉を聞いてきたか。何度「国民の皆様へのお願い」を耳にしてきたか

しかし、政治家会合も会食も辞められない。政府広報である報道機関新聞社テレビ局も、全国津々浦々を飛び回り、取材に出向き、毎日まり続ける。

毎日通勤で、満員電車全然なくならない。

リモートワークができない職種もあるが、IT企業でさえも当たり前のように出勤させ続けてるところがある。理由簡単で、その方が会社利益になると考えてるからだ。

私も必要とあれば人に会うし会社にも出向くし出張にも行く。

守っても“利益”がなければ、お願いは守られない。飯を食っていくために、リスクと天秤にかけて仕事をする。みんな一緒だね。

我慢するメリット提供できない以上、要請無視して営業を続ける飲食店もある。開催を強行するイベントもある。それで飯を食ってるから

物語補助金申請してたけど、補助金なんて要らないから開催するよ、というスタンスイベントはこれまでもあったしこれからもあるだろう。これはどの業界でも起こってることだ。我慢するよりしない方が利益になるなら、そっちに傾くのは容易に想定できることだった。

五輪はやる。無観客とは言え、世界205カ国から選手だけで1万人以上が参加し、関係者海外から数万人が来日した(https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-58133532)。

五輪を開催した7月訪日外国人数は51,100人。五輪開催前の6月訪日外国人数9,300人から、6倍に膨れ上がった(https://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/210818_monthly.pdf)。

緊急事態宣言下、無観客開催なのに五輪閉会式に集まったのは9,350人(https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000224902.html)。あれ? 波物語よりも多くね?

政府および委員会いわく「安心安全な開催ができた」五輪だけど、みんなオリパラ関連の陽性者の数、知ってる? 最新の発表、878人だよ(https://mainichi.jp/articles/20210909/ddm/035/040/036000c)。でも「五輪コロナを抑え込んで成功した」ってさ。

そしたらさ、あんたらはどのツラ下げて波物語糾弾すんのよ。大村知事あんたは立派だけど、五輪開催については反対してなかったくね?

パラ観戦にも、結局多くのガキが駆り出された。にも関わらず、遠足運動会修学旅行禁止って。わけがからないYO

人は原則損得勘定で動く。そこから外れる領域は、社会から要請にどれだけ自分を擦り合わせられるかっていう善意良識の話だ。

人によってこの良識の振れ幅がデカすぎるもんだから、いろんなところで分断が起きる。

国家ビジョンを示せず、政治家が範を垂れない。制度見直し経済崩壊スピードに追いつかない。こんな国にしてしまったのは、私たち選択の積み重ねでもあるのだけど、国民への“お願い”は、誰もが望んでなかった監視社会をついに令和のこの時代爆誕させてしまった。

みんなそれでもお願いを受け取って、自分のできる範囲で、自分なりに我慢をしてる。

ジジイジジイなりに、ババアババアなりに、ガキはガキなりに、ラッパーラッパーなりに、政治家政治家なりに、みんな我慢してるんだろ。人によって我慢閾値が違いすぎるってだけの話で。

いつまでヒップホップがどうとか言ってんだ。

物語のあの場では、演者も観客も、あの振る舞いが精一杯の我慢だったんだろ。

から、あの場所をつくり出した主催者が悪いし、ルール度外視支援金を掠めとろうとしたツケは払わないといけない。

そんで、繰り返しになるけど、そもそもそんなザルな申請を通した制度の方を批判するべきだ。どう考えても、強行できるようになってるシステム問題があるだろ。

みんながこぞって口にする「自分我慢してるのになんで?」っていう発想がそもそもおかしくて、我慢の対価を用意できない制度の方に問題がある。

特別措置法なんてものをこしらえても、罰金科されてでも要請を突っぱねた方が得するならそりゃもう制度として破綻してる。それは制度脆弱性であって、その脆弱性に目を瞑って人の善意に頼むのは無茶だ。

善意良識がこれほど強く求められる空気蔓延した時代を、私は知らない。

何度でも繰り返すぞ。人間の行動を善意(や理性や良識)で制限することはできない。それを守ることで得をする、というインセンティブしか欲望制御できない。

良識ある人間馬鹿を見る状況を是正したいと本気で思うなら、(真面目な人間から見れば)良識のない人間に矛先を向けるのではなく、煮え切らない対策方針国民同士を監視牽制させる状況にさせてる制度批判するべきだ。

こんなことまじで言いたかないんだけど、この2年、政府自治体は、何をしてくれた? 提供されたのは、ごく限定的補償と、わずかばかりの給付金とみすぼらしいマスク。それと引き換えに政府から“お願い”されてるのは、自分たち生活すべてを犠牲にすることだ。

人と会うのを控えてほしい、外食を控えてほしい、旅行を控えてほしい、対面授業を控えてほしい、修学旅行を控えてほしい、映画鑑賞を控えてほしい、ライブを控えてほしい云々。

それももう当たり前ながらとっくに我慢限界だ。このままじゃ死ぬってなったら好き勝手にやるしかない。

食えなきゃ死ぬんだが? 品行方正な店や会社は今もガンガン潰れてるんだが?

自分と同じように苦しんでる人間に石投げて、足引っ張りあって何のつもりなん?

他人様に迷惑かけるくらいなら指くわえて死んどけなんてさ、俺も俺のことが一番大切だから、とてもじゃないけど口が裂けても言えねーわ。あんたら悪魔かよ。

いがみ合ってる国民ほど、国家にとって管理が用意な大衆もいないですね。このままじゃまじでディストピア一直線だぞ。

奴隷自分の鎖の大きさを自慢するっての、ありゃガチだったんすね。

いや、奴隷たちのチキンレースって言った方がいいか主催自分たち自身でもある。

世間が言うように、ラッパーはもしかしたら、コロナへの警戒心が薄い(ように見える)人が多いのかもしれない。

ただ、最初にこのクソみたいなチキンレースから降りたのが誰であろうと、降りた人を叩いたところで状況は何一つ良くならない。

そこら中に亀裂が走ってボロボロになったこ社会に、また一つ新しい分断が生まれるだけだ。

2021-09-01

anond:20210901113249

政治家は「ここが正念場だ」とは言うが「正念場を乗り切れば解決する」とは言わない

そんな約束はしない

そういう言葉の使い方のプロから

2021-08-20

東京は第5派ピークアウトした模様

ソース発熱外来やってる知り合いの肌感。

実質毎日10000人以上が感染してるわけで、不用意な連中はデルタ株で大体やられてるのでここからは多少穏やかになっていきそう。あとはやっぱりワクチンすごいわ。

急激に医療崩壊が止まるわけじゃないけどほんの少しだけ明るいニュースを共有。

そして地方はこれから正念場。何とかワクチンを打って逃げ切って欲しい。

2021-06-15

10年ぶりにポップンやってる

ポップンミュージックっていう音楽ゲームがあります

可愛らしいうさぎ女の子の絵とかのやつで女性とかでも遊びやすそうな雰囲気を出しつつ、ゲロ吐きそうなほどの高難易度鬼畜ゲーです。

昔やったときエクストラかいう頭おかしくなりそうな難易度譜面クリアーできたて記憶があるんですけど、久しぶりにやり始めたら7ボタンとかすらまともにプレイできなくなってて、人間って10年立つと何もかも忘れてしまうんだなっていう体験をしている(ポップン音楽に合わせてボタンを押すゲームボタン難易度に合わせて5、7、9個使うモードがある)

昨日7ボタンハードモードの曲を少しずつできるようになった。ここから正念場で、いわゆる学習曲線がなだらかになって来るタイミング、この閉塞感にどれだけ耐えられるかな?という進展状況です

まだ9ボタンハードモードはまともにプレイできる譜面は3つくらい。私は本当にエクストラモードプレイしてたのだろうか?(武勇伝武勇伝♪)

当時ですらすべての曲クリアーできてなかったので、心身衰えた今自分過去の成績を超えられるかというと、やや厳しい気がしてる

でもプレイすること自体目的からそれでいいんだよ

オッサンになるともう新しいゲームとかやる気力なくて、世間での評価が定まっている古いコンテンツに手を出しがち

でもいいじゃない、古いコンテンツはいだって俺ら世代ターゲットに作られてて最高なんだ

anond:20210729005854 (2021/7/29日へ続く)

2021-05-25

アメリカ日本渡航禁止勧告

いよいよ本格的な正念場になってきたな

これもう政府高官外交官オリンピック選手など一部の専門的な業務従事者以外は日本に入ってこれないんじゃないか

2021-04-29

GW感染者を大きく減らそうよ!

これまで日曜日月曜日あたりは感染者が減ってるんだから

休日が続けば、ぐぐっと減らすことができるはず。

ああだこうだ言ってないで、みんなで力を合わせてここでコロナを終わらせようよ!

ちょうど今連休が来るのは、オリンピック開催のための助け舟だ。

日本人はやればできる!ここが正念場だ。

2021-03-12

あなた達の政治運動には迫力が足りない


https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=730608&comment_sub_id=0&category_id=256

小森龍邦氏死去、88歳 元衆院議員部落解放同盟広島県顧問

 解放運動の巨星がまたひとつ墜ちた。私もあと十年生きるか怪しい身である自分政治運動に対する考えを少しばかり綴ってみてもいいだろう。

 上のニュースの人は、かつて解放同盟事務方トップだった方だ。昭和7年に広島県東部被差別部落に生まれ中高生の時分から老年に至るまで部落解放運動に携わってこられた。

 私が活動していた地域とは遠く離れているが、それでも半年に一度は彼の実家の傍にある、ちんまりとした選挙事務所へ行き、地元産のワインを飲みながら語り合ったものだ。

 私などが知己と呼ぶのがおこがましいほど尊敬できる人格の持ち主だった。家族地域や仲間のためであれば、危険を顧みずに行動する力を持っている。それでいて、思慮深いうえに頭の回転が速く、無謀な策を講じたりはしない。講じるとしたら、背後に確かな計算を持っている。そういう方だった。

 それが、こんなに早くにお亡くなりになってしまった。悔しい限りだ。

 私の番はいつ来るのだろう。運が良ければ二十年は生きられるかもしれない。運が悪ければ数年後か。その前に、自分の想いを吐き出す機会が欲しい。



 さて、表題意味について。あなた達の政治運動には『迫力』が足りないとは、どういう意味か。

 言葉どおりの意味だ。特に伝統的な分野、例えば労働組合などが挙げられる。昔に比べて弱体化が著しい。

 企業ごとの組織率は低下し、労働者組合加入率も低下し、賃金は下げられ放題、追い出し部屋希望(半強制退職蔓延も放っておかざるを得ない。数十年後には、労働組合というもの事実上消滅していてもおかしくはない。

 また、高校大学など、学校内の自治を求める活動もそうだ。私は元高校教師だが、昔に比べれば、学生たちが自ら声を上げて学校ルールを変革するために動くことは減っている。感覚としてはそうであり、数字においてもそうなっている。悪い意味で、子ども大人のいいなりになっている。

 反対に、成功しつつある政治運動もある。

 近年話題になったものだと、#MeToo運動だ。女性がこれまでに男性から受けた、性を主とする嫌がらせ公共の場告発することをいうようだ。

 日本ではそこまで定着しなかったが、本場のアメリカでは著名な人物の一部が職や名誉を失っている。最悪の場合は、裁判により実刑判決を受けることになる。

 LGBT社会運動も、社会価値観を変革しつつある分野のひとつだ。

 大衆消費社会が訪れてそうまで時間も経たない頃から同性愛者としてのカミングアウト文学活動デモ行進芸能界での活躍自分たちを侮辱する者に対する訴訟提起(府中青年の家裁判)、ゲイであることを周囲に言いふらした者及びその所属校への糾弾一橋大学アウティング事件)など、仲間の権利を守るための諸活動を行ってきた。

 以前は、映像作品において、同性愛者が精神異常者として描かれるのは当たり前のことだった。子ども向けのアニメなどでもそういった描写があったが、昔に比べればなりを潜めているように思える。批判を恐れて、ゲイレズビアン人達を描けなくなっているだけかもしれないが。

 これらの成功している政治社会運動には、共通する点がある。

 相手の痛いところを突いていることだ。

 この方針なくして勝利はない。しかし、近年の伝統的な政治運動の類を見る限り、相手の痛いところを見抜くことができる知性、または攻撃する度胸を欠いているように思う。

 特に組合関係団体がそうである。昔の労働組合は、使用者と刺し違える覚悟があった。

 意図的給与の支払いを遅らされても、当局側が雇った暴力団に夜道で襲われても、工場社員寮ごとロックアウトされても、それでも不屈の覚悟で戦い抜いてきた。

 それが今では、使用者の言いなりとなり、組織から仲間を追い出すための行為に協力している。情けない限りだ。



 話が逸れた。

 相手の痛いところを突くことの具体例として、昭和40年頃の話をする。私の高校時代の級友の話である。K君とする。

 高校二年の時だった。夏の午後の授業中に、ある教師教室の窓の向こうにある山を指さして言った。「お前らみてみい、あの山にはよっつが住んどる」(※手の指が四本であるという意味

 その教師は、部落に住んでいる人間馬鹿にしたのだ。当時はまだ、被差別部落生活する人々と、それ以外との間に貧富の差があった。馬鹿にされやすかった。

 どれだけ悲惨生活だったか、今の生活と対比しながら述べると、家にトイレはなく(集落で共同のトイレだった)、上水道は通っておらず、生活汚水は外に垂れ流しであり、雨樋や排水溝がないので大雨が降ったら屋内は水びたしになっていた。

 家族食卓を囲んだ光景にいい思い出はない。口に出して述べたくないし、思い出したくもない。

 さて、その男言葉に頭にきたK君は、翌日に地域の仲間(私を含む)を連れて職員室に入っていった。K君が連れてきた解放委員会の男が怒鳴ったのを覚えている。「教頭、どういう教育をしとる!」という大声に、周囲に緊張が張り詰めた。校長までやってきた。

 その教師に向けて、「そんなことは言ったらいけんど」と説得しようとしたものの、それ以前の問題だった。その教師は、私達の質疑に対して、最後までしらを切り通したのだ。「そんなことはしていない」と言い張った。

 このままではK君の立場が危ういわけだが、私にはどうすればいいかからない。しかし、協力をしたかった。

また翌日、K君は教室の中で証言者を探すために、級友の前で声を上げた。「このままでは俺は嘘つきになってしまう。証言をしてくれ」と皆に伝えた。が、私ともう一人か二人以外に協力者は出なかった。

 次の日だった。今度は、級友一人一人と話をする作戦に切り替えた。校庭に級友を呼び出し、どうして協力してくれないのか、と訴えたのだ。それでも駄目だった。みな、「それは勘弁してくれ」と言うばかりだったという。

 さらに次の日、K君は50枚ほどのA6程度の大きさの小紙を持ってきた。それを級友の一人一人に渡して、「これに証言を書いてくれ。後で預かる」とお願いして回ったのだ。

 翌週、K君は再び、地域の仲間と、同じ地区解放委員会役員を連れて校長室に入っていった。私は外で待っていたが、勝利確信していた。K君は、20枚以上はあろうかという紙の束を持っていたかである

 その年度の末をもって、その教師は異動になった。県内の一番端にあるエリアに転勤していった。彼はまだ赴任して2年目だったこから、今回の作戦が功を奏したとみていいだろう。

 この、K君の動きを間近で見たことが、私が政治運動を志したきっかけだった。



 今度は、少し規模の大きい話をしよう。

 それから三十年以上が経って、平成の初期だったと記憶している。被差別部落生活文化的環境改善するという一連の政策国会での議決を受けてから、長い時が経っていた。

 K君の事件きっかけにして、私は解放委員会正式に加入し、高校社会科を教えながら政治運動に身を投じていた。40になる頃に教師を辞めて、今度は別の公職に就いた。

 ある年の冬だった。私が活動していた県の幹部職員が、「同和関係補助金はすべて凍結する」と、あろうことか県議会で答弁した。

 寝耳に水だった。まさか、そんなことはあるまいと考えたが、確かな事実だった。議会答弁はテレビ中継もされていた。

 当時、私が所属していた団体幹部が全員呼び出され、偉い方々から対策を指示された。それぞれの支部からも、来年度の予算について雨後の筍のように質問が寄せられていた。

 発砲ふさがりかと思われたが、ふと、K君のことを思い出した。彼はもう立派な社会人であり、解放委員会からも抜けていた。それでも藁にすがる思いで相談に行こうとしたものの、気が乗らない。

 彼に迷惑をかけるのでないかという想いもあったが、何よりも私個人の意地だった。同和教育人権思想を啓もうする活動を担う一員である以上は、自分達の力で解決せねばならないという気概があった。

 とはいえ、K君と話をしたかった。結局、正式相談ではなく、共に食事をしながら今回の件について話し合うという形式を取った。K君は、「ここで折れたら前例になろうが」という話からまり、諸々の助言をいただいた。今でも感謝している。

 後日、県の横暴に対する対抗策がまとまった。開始時期は、一週間後とした。

 数万人規模の組織で、ここまでの速度で動くのは無理がある。組織全体の足並みが揃わなくなる恐れがあったが、予算全凍結は目の前だった。

 まずは、各自治体の教育委員会オルグ実施した。

 あの時のK君のように、各市町の教育委員会庁舎に数人で飛び込んだなら、「どうしてこんな卑劣なことをするのか。子どもらが人権意識もつための活動ができなくなっていいのか」というメッセージを何時間にも渡って、毎日伝え続ける。

 庁舎の外には最大100人程度を待機させていた。みなそれぞれ、横断幕拡声器を使って、スローガンを堂々たる態度で表し、相手方にこちらが本気であることを知らせた。朝方から始まって、日中は休憩を挟みながら、日が沈む頃まで毎日続けた。

 場所関係なかった。公共機関であれば、どこででも実施した。教育委員会だろうと、市役所入り口だろうと、学校門前だろうと、警察署の前だろうと、県会議員の自宅の玄関だろうと、場所関係なかった。

 かつて、私たち基本的人権の享有を受けられなかった。その歴史を繰り返してはならない。私たちは本気だった。

 議会での答弁から半年後、私達の本気は伝わった。予算の凍結が撤回されたのだ。

 これまでと同じように、これまでと同じだけの金額子ども達への教育活動個別学習会や勉強会に使うことができるようになった。

 私たちは、相手の痛いところを突いた。突き上げを受けた教育委員会は、通常の業務を行うにあたって支障が出る。日中は、私たちが絶えず抗議をするので、それに対応せざるを得ないからだ。

 それが数日であれば持ちこたえるだろうが、何か月にも及ぶとさすがに根を上げる。

 「予算の凍結はやめてくれ。現場がもたない」と各市町とその教育委員会は、県の決定に抗議する流れができる。

 さらに長い期間に渡って続けば、県としても、予算の凍結の続行と、各市町の疲弊とを天秤にかけざるを得なくなる。

 私たち勝負に勝った。

 相手の痛いところを突けばいいというものではない。こちらも痛い目を見る覚悟必要だ。というのも、現実的には、まずはこちらが痛い目を見る可能性が高いからだ。

 上記場合、県による予算凍結の撤回を求めて戦うにあたり、相手方に攻勢をかける必要があったわけだが――初期の段階が一番苦労した。まず、動員をかけても会員は集まりにくかった(当事者意識の欠如)。これがただの動員ではなく、緊急事態を打破するための闘いであることをわかってもらうために熱弁を振るう必要があった。この説得のための活動、すなわち県内支部巡りに最も時間を要した。

 人が集まり相手方に攻勢をかけることができるようになったとして、最大のリスクがある。警察通報されることだ。特に要職にある者が動けなくなるのはまずい。敵にとっての追い風になる。

 今回は、そうした事態が起こることはなかった。絶対暴力行為脅迫行為をしてはならないと、組織内で固く申し合わせをしていたからだ。

 私が若い頃の解放運動だと、警察など介入する余地はなかった。デモ活動オルグ最中通報があって警察官が駆け付けたとしても、我々を見て尻込みをするのは当たり前で、あちらの方が逃げ出すこともあった。

それほどまでに、当時の私たちは気迫に満ちた政治社会運動をしていた。物事に対する「本気」というものが、警察すら怯えさせるほどに昇華されていた。

 時が経ち、平成時代になると、部落に住む人々も豊かになったこともあり、ハングリー精神が見えなくなっていた。集団の気迫はすっかりと消えてしまい、周りから見ると――デモ活動の全てが滑稽なものに映るようになっていた。満たされた人間政治運動はできない。それだけのことだった。

 ところで、予算凍結に対する対抗策の実施にあたり、最大の懸念事項があった。

 県と市町との連携だ。もし、予算凍結の議会答弁を打つよりも前に、県議会が各市町に根回しを行い、さらに我々を抑えるための手を考えていたとしたら、負けていた可能性が高い。

 逆に言えば、同和対策事業に関する予算の凍結という重大事項について、事前に各市町と連絡調整をしないというミスを県が犯したからこそ、我々は勝利することができたと言っていい。



 最後になる。

 相手の痛いところを突くこと、その直近の事例としてミャンマーデモを挙げたい。

 アウンサンスー・チーを頭に据える民主派が勝つにはどうすればいいだろうか?

 武力では国軍に勝てない。ならば、「国軍は間違っている」というメッセージを、自国内と国際社会に訴えかけるしかない。

 経済面ではゼネラル・ストライキを行い、社会面では民主的思想制度について啓もう活動を行い、政治面では大規模デモによって世界に窮状をアピールする。

 アメリカがすでにミャンマーへの経済制裁を行っているし、世界的な空気として、国軍より民主派を推す声が大きいのは間違いない。

 民主派のやり方というのは、それでいい。とことん大きなデモを打って、自分達の正義アピールする。

が、その代償として、民主派は多くの命を失っている。つい先ほど、未成年デモ参加者が銃で撃たれて亡くなったというニュースが飛び込んできた。先日のデモでは50人以上が亡くなったという。

 民主派グループの中でも、指導者に近ければ近い者ほど、身体危険が迫る。国軍にしてみれば、今が正念である世界各国から評価が低下することを気にかけず、民主派指導者層を徹底的に弾圧し、デモ活動を先導する者を少なくし、事態を膠着状態に陥らせ、軍事政権を持続させるとともに――軟禁しているアウンサン自然死を狙うメリットの方が大きい。

 もし日本が、ミャンマーのように危険状態だったとして、あなたが立ち上がって戦わねばならなくなった時、どういう心構えで、どういう行動を取るべきだろうか? 相手の痛いところを突くために、どこまでのリスクを背負えるだろうか?

 その問題に直面していたのが、私が生まれ時代よりもさらに昔、明治以降被差別部落に暮らす人々だった。あまりに苦しい生活環境であるがゆえ、生存権を得るために戦わねばならなかった。しかし、どうやって戦えばいいのか?

 多くの者が基本的人権を得るために戦い、痛い目に遭いながらも戦いを続け、そして今の、(経済的意味に限っては)被差別部落問題解決した現在に至る。

 あなた人生にとって、重大な戦いをせねばならない時がくるはずだ。その時に、どういった行動を取ればいいのか、当日記がその際の助けになれば幸いだ。

 40代以下の若い人に向けて、このトピックを書いたつもりだ。あちらへ、こちらへとぶれた文章になって申し訳ない。読み返してみると、まとまりのなさに驚いている。ご容赦いただきたい。

 あなた幸せのあらんことを。

2021-01-24

コロナ音楽

彼に会ったのは、人手が足りないからと友人に駆り出された室内楽イベントだった。

私は普段アマチュアオーケストラの片隅でビオラを弾いているが、コロナ禍でオーケストラ練習は軒並み中止に追い込まれている。

N響による検証では、管楽器でも一定距離以上の飛沫が飛ばないことは分かったが、練習会場が閉鎖されがちなのでどちらにせよ練習できない。)

そんな中、友人が所属するオーケストラでは、弦楽四重奏五重奏の数曲を演奏する催しをするという。

予定曲に対して参加希望者が微妙に足りないということで、私にお声がかかった。昨年9月頃の話だ。

初回練習日に会場につくと、私と一緒の組で演奏するメンバーを友人が紹介してくれた。

チェロ奏者は、理系研究職に就いているという彼であった。

巷のステレオタイプ研究職のイメージよろしく眼鏡をかけており、外見にあまり気を遣っていないようだった。

リハーサルが進むごとに、心の機微をよく理解し、優しいことが分かった。そして音は自然で伸びやか。タイプだ。

ただ、こちらも三十余年を生きており、人並みの自制心は持っている。

数回のリハーサルを経て、本番を迎えた。

ベートーヴェン激情のなかを私たちは進む。

目を合わせる。息を一緒に吸い、一緒に音を出す。彼が問いかける。私は答える。音楽が少し走り出す。私たちは目くばせをして合わせる。

音楽の根幹が「空間を共有し、呼吸を合わせる」ことにあると再確認する。

コロナ禍で半年以上コミュニケーション自体が激減していたところ、彼との無言の会話は劇薬だった。

本番が終わった後、ご飯に行けるはずもなく、話しながら一緒に帰った。遅くなりがちなところ上手くいってよかったです。でも最後ちょっとばらけちゃいましたね。

話している最中、目を逸らさずに見てくるので動揺した。反則なのでやめないか。瞬間、私は演奏中の光景を思い出して赤面する。

そんなこんなで私はあっさりノックアウトされた。

それから特に用事もないまま時間けが過ぎていく。コロナ前ならご飯に誘ったんだろうがこのご時世だ。

音楽に関しても練習ゼロ生活に元通り。

友人に探りを入れたが、二年ほど前に「今は仕事正念場なので恋愛とか結婚とかは考えられない」と言っているのを聞いたという。

かく言う私も、このまま仕事がうまくいけば、半年後に今の居住地を離れる。こんな宙ぶらりんな状態でどうこうするのは申し訳ない。

第一必死仕事をしている人に「私のためにあなた時間をください」と伝える勇気は今の自分にはない。

研究職が今が正念場なのも本当で、考えれば考えるほど、今はそっとするべきという結論になる。私の勝手邪魔をしてしまうのも悪いしな。

友人の団体には、演奏会の助っ人枠にいつでも呼んでくれと伝えてはあるものの、冬に続き、夏の演奏会も無くなる公算が高そうだ。

というわけで、残念だけど、どうしようもない。

9月のあの一日は白昼夢だったのではないかとすら思える。

とりあえず、はよコロナ収まってくれ。

2021-01-14

NiziUの断絶とアイドルの今後の勢力図について解説する

紅白に出場し、縄跳びダンスで世と間を賑わせ話題になったNiziU。全員が日本人グループだ。

メディアゴリ押し」「TV作られた人気」「金積んだ」といろいろ言われてるが、

そこには流行の発信地と朝のテレビ特性など、いろんなものが重なって断絶が起こっている。

最初に火がついたのはそもそも主婦層だった

2020年1月オーディション番組「Nizi Project」は、朝の番組スッキリ内でHuluコンテンツダイジェストとして始まった。使い回しの映像だ。

9時台というのは、ワイドショー番組の主要なニュース解説が終わり、収納術だの料理裏技だの無味無臭なコーナーが流れるか、小さな特集密着取材流れるような時間だ。

この時間TVをつけてる主婦層は、基本的に朝のチャンネルは固定している。

多少興味のないコーナーがあっても、ゴールデンタイムとちがってわざわざザッピングすることもない。

50代以上はNHK羽鳥ショーに合わせてる人が多いが、30代40代比較若い層はスッキリ率が高い。(視聴者年齢層調査で確かスッキリが一番若かったはず)

ここで、毎週なんとなく流れるオーディション番組ながら見していた主婦層が、少しづつ興味を持ち始めた。

選考基準が歌やダンス能力を高く求められるところも、ながら見のなかでもわかりやすかった要素だ。

歌もダンスラップも明らかに近年の日本アイドルとは格段にレベルの違うような子がたくさん出ていたのだが、

この主婦世代だと、SPEEDのようなダンス歌唱力を思い出して懐かしんでたりするのだろうか。響かせる高音とダンスに憧れた少女たちの世代だ。

コロナ学校休校になったり、在宅勤務してる時間と、最終審査が重なった

この「Nizi Project」は、最終韓国審査で「プロと同じメイク衣装ステージ審査を行う」という仕組みがあった。

画面の見栄えのインパクトはもちろん、参加者の高いパフォーマンスも相まって

J.Y.Park肯定感あふれる審査コメントはあるが、出来栄えによってランキングが発表されるシビアさのバランスもなかなか考えられていた。

の子はどんなコメントをもらうのか?何位になる?キューブはもらえるのか?どんどん気になっていく。

ここで一気に「スッキリを見ていた主婦の子供」を取り込みつつ、SNSを中心として話題を作っていく。

デビューメンバー発表ときは、トレンドが虹プロメンバー名で埋まった。朝10から昼の時間から、そりゃ見てない人は見てない時間だ。

自宅時間を過ごすティーンを中心とした若い世代にも火が付き、オーディションYouTube無料配信されていることも効果を発揮して

注目度がどんどん高まっていった。ブーム誕生だ。

ここで、「普段スッキリ見てない層」「若い世代SNSをやってない層」とズレが起きてくる

プレデビュー曲「make you happyから10代の若い人やインスタ、Tik Tokダンスを真似する流行が起きる。

プロ版権を持つ日テレはこの機会を逃すまいとバンバンNiziUの特集をしはじめる。しばらくはTV出演が日テレ独占状態だったからだ。

ここでスッキリから追ってる主婦層や、SNSで広がりを感じている若い層はなんとなく流行を受け入れるが、

日頃そんなものを見てない人々からは「突然やたらとTVで出てくる知らんアイドル、人気絶頂って言うけど初めて聞いたぞ」と言い出す。

メディアが仕立てた流行に見えてしまうのも無理はない。

そもそもTVメディアムーブメントを作る体力は残ってない

もうTV事務所がわざわざなんの実績もない新人に巨額の投資と機会提供をしてムーブメントを作る時代は終わった。

そこまでの影響力は既存メディアに残ってないし、リターンも少ない。

少しでもYou Tubeやインスタで起こった他所ムーブメントを引っ張り上げることがメインになっている。

芸能人がこぞって虹プロファンを名乗ったのは、あの時期TVリモート出演ばかりで仕事が少なく単純に時間があって視聴した人と、

あのムーブメントに乗っかって少しでも話題になるために必死だったという側面もある。サッシーはそのへんうまく仕事にしてた。

JYPも当初はここまで日本で人気になるとは思ってなかったというコメントをしていた。いろいろ偶然が重なって起こったのだ。

デビュー前に紅白が決まった」といって触れ込んでいたが、あの触れ込みはより断絶を深くさせていった。

プレデビュー曲は本来デビュー曲になる計算だったと思うのだが、おそらくコロナ簡単帰国できずおもうように日本活動ができなかったか

もしくは、あまりにも最終審査が視聴されすぎて曲に新鮮味がなくなってしまったがために、急遽デビュー時期を変更したようにも思える。

ミイヒの激ヤセ問題+休養から明ける期待も含めて、遅くした結果かもしれない。

インディーズバンドが人気曲出して売れたようなものだ。youtuberが武道館埋めるような時代だ、デビューがいつだろうとなんだろうと関係ないとも思える。

それなのに「デビュー前に紅白!」とやってしまったせいで「デビューしてないのに決まってたなんておかしい!」と憤慨する人が続出した。

10女子+その親世代の好感が高いか企業がこぞってCMオファーする

今、TVリーチしにくい若い層に強い影響力を持ち、その親世代からも好感を持たれるNiziUは企業にとって貴重な存在だ。

109も化粧品メーカーコカコーラも全部の曲にCMタイアップがついていく状態だ。

この状態危機感を感じているのは、坂道ではなく、むしろモー娘。

ここで現在まで日本で最大の人気を誇っていた坂道はたいへんだというネット記事が出ているが、秋元グループは実は競合ではない。

坂道系のコアファン層が30~50代男性だが、NiziUは男性ファン層を強く持っていない。

NiziUファン層は1020代女性で、女性アイドル好きな女性、よりファッションSNSなど流行に興味のあるOL学生である

実は、ここと競合するのが現在モー娘。だ。パフォーマンス重視に舵を切り、女性専用のライブ席を設け、着実に女性ファン層を増やしていた。

モー娘。は今後苦戦を強いられていく可能性がある。虹プロASAYANみたいなものだったから、余計に悔しいだろう。

ここから正念

NiziUはここから男性コアファン層を持たずに、どうやって今後も人気を維持できるかが正念場だ。

日本アイドルは、80年代から現在に至るまで、男性コアファン層+ライトファン層+あこがれ女性層+世間構成され、

男性コアファン層が出資する金額熱量はそのアイドル達をお茶の間に押し上げてきた。

その層なしにして、今後もNiziUがヒットを継続していけるか、今後に注目したい。

踊れなくても口パクでも運が良ければ大人数のグループの中でヒラヒラアイドルになれる時代から

一定水準のクオリティを求められるグループが増えていけばもっと音楽番組を楽しめるなと思いながら、眺めている。

ここまで書いたが、実は、私はNiziUのファンではなく、自分推しがNiziUファンというだけであるNHKで語ってる姿がかわいかった。

2021-01-07

anond:20210107020607

「首を刈ってやる」という脅迫も……“8割おじさん”西浦教授がそれでも語る「第三波、第四波は絶対ます」(2020/8/4(火) 11:45配信

野球に例えると、まだ2回表で新型コロナウイルス攻撃している段階です。僕たち理論疫学研究者は強固な対策を行わなければ流行収束しないことを『メジャーエピデミック(大規模流行)』と呼んでいます。それを第二波だと定義すると、今は本当の意味分岐点にさしかかっている。数年間にわたる長期戦を想定した対応必要です」

そう語るのは、“8割おじさん”こと西浦博・北海道大学教授(43)だ。

第3波は「必ず来る」 第2波経験北海道の備え(2020年6月20日 11時30分)

札幌医科大の横田一教授(微生物学知事と同じく「見えないウイルスの動き」を危惧する。

札幌市でクラスター感染集団)が発生した昼カラオケと、同じような環境がほかにないとは言えない。ウイルス病院高齢者施設などに入り込んだとき感染が一気に拡大して第3波となるおそれがある」

一方、札幌医科大の當瀬(とうせ)規嗣教授細胞生理学は、国内地域間往来の自粛要請の解除や、今後、徐々に進むであろう海外渡航制限の解除を心配する。當瀬教授は「人の往来が復活すれば、感染拡大の危険性が高まることは避けられない。空港などの検疫体制を強化してウイルス流入を抑えることは可能だが、複数の国を経由してくる人など、把握が難しいケースもある」と警戒する。

北海道医療大の塚本容子教授公衆衛生学)は「条件さえそろえば第3波はいつ起きてもおかしくない」としたうえで、こう指摘する。「人の移動が活発化すれば、感染が広がるのは仕方がない。大きな波になるかどうかは、私たちの行動にかかっている」

から見れば、全て正しい提言だった。

なお、11月には「今が正念場だ。今の逃すと対策が手遅れになる」という警告が、更に多くの専門家から出ていた。これは検索すればすぐ見つかる。あなたこそ、情報の入手源が偏っているのでは?

2021-01-01

anond:20210101084130

正念場・瀬戸際真剣勝負分水嶺とかオオカミ少年的な言動繰り返したせいでもう一回緊急事態宣言だしても前と同じほどの自粛はないと思うやで

2020-12-17

勝負の3週間がいつから始まっていつ終わったのかわからない。もう何か月も前からずっと正念場って言ってるし。

2020-12-16

勝負の3週間」、戦いの記録

本日12月16日をもってコロナとの戦い所謂勝負の3週間」が終わる。全日本国民の功績を後世に伝えるため、その戦いぶりを以下に記す。過不足あれば随時更新する。

11月25日(新規1930、死亡21、重症410

11月26日(新規2499、死亡29、重症435)

11月27日(新規2510、死亡23重症440)

11月28日(新規2674、死亡32、重症462)

11月29日(新規2041、死亡13、重症472)

11月30日(新規1429、死亡20重症493)

12月1日(新規2019、死亡33重症488)

12月2日(新規2419、死亡41、重症497)

1週目最終日。直近1週間の陽性率6.26%(検査数:249127)

12月3日(新規2507、死亡27、重症505)

12月4日(新規2425、死亡43、重症520

12月5日(新規2497、死亡32、重症519)

12月6日(新規1999、死亡20重症530)

12月7日(新規1502、死亡47、重症536)

12月8日(新規2148、死亡38、重症555

12月9日新規2802、死亡45、重症543)

2週目最終日。直近1週間の陽性率6.42%(検査数:247247)

12月10日(新規2948、死亡37、重症554)

12月11日(新規2781、死亡32、重症578)

12月12日(新規3012、死亡28重症583)

12月13日(新規2373、死亡23重症588)

12月14日(新規1662、死亡58、重症592)

12月15日(新規2402、死亡45、重症618)

12月16日(新規2987、死亡51、重症605)

3週目最終日。直近1週間の陽性率6.18%(検査数:293671)

〜〜〜(「勝負の3週間」終了) 〜〜〜

12月17日


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(12/18) ブコメの指摘見て直してる。ありがとう

さすがに全部は記録できないかタイトル変えた。

統計の数値は厚生労働省オープンデータより https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html

2020-12-12

anond:20201212184506

瀬戸際正念場が延々続いたように勝つまで勝負を終わらせないやで

2020-11-27

何度目の正念

この週末が正念

この連休正念

そういった言葉をいったい何度聞いただろうか、もう覚えていない

何度正念場があるのか、そんなに毎週、習い事のように正念場が来ていいのか

そう何度も聞いていると、J1昇格のために負けられない試合が何度もあり、そして負け続けたジュビロ磐田を思い浮かべてしま静岡県なのだった

2020-10-11

オナ禁7日目

まだ何とか持ち堪えてる。

今日正念場。

2020-09-13

anond:20200913015014

増田同意

一体なんという時代になってしまったんだ。

思想的に権力後ろ盾が望めそうであるということも大変辛いものがある。

とはいえ犯人国籍公表しなかったり、反省しているから許したというあたりは、本人なりの筋を通しているので、自分が同じ立場になったときに見習うべきだと戒めたい。

今でこそ自分外国人に対する偏見憎悪がそんなにないが、もしも嫌なことが続けて起これば変わるかもしれない。

その時でも偏見憎悪を持たずにいられるか?

そこが一番の正念場だろうし、そこで負けてしまった者を外から叩くのは簡単なことかも知れない。

2020-08-22

ひろしまタイムラインについて、なんか言っとくか

https://twitter.com/nhk_1945shun/status/1296216569832513544?s=21

事情あり今は横浜に身を寄せているものの、大学から10数年暮らしただけあって、広島という街には愛着がある。

そういうわけで、この#ひろしまタイムラインの3アカウント8月に入ってからは頻繁に覗いていた。

地理がそこそこ分かるということもあり、ああ、あの橋から市内に入ったのか、とか(広島は橋が多い)、"体調悪い"って、あの辺は黒い雨範囲ではないのでは? と思って調べてみたら、元々の認定範囲内だった、とか、そこから最近黒い雨訴訟の背景をまた調べ直したり…これはこれで、なかなか興味深いものを感じていた。

ただ、全国的には注目を集めることもなく、特に8月15日以降はひっそりと、インターネットの片隅に埋もれていくんだろう、とか思っていた。もちろん、はてブ話題に昇ることもない。そこにこの騒ぎだ。


ところで、この騒ぎを受け、どういう体制でこのアカウント群が運営されているかを初めて知った。

監修者…知り合いというほど深い仲ではないが、顔とお名前が一致するくらいではある。広島にいた時、演劇に多少関わったことがあるので。柳沼さんの名前を見て、少しニンマリとしてしまった。

IさんやSさんも、直接のお知り合いというわけではないけれど、知り合いの知り合いくらいにはなる。広島人間関係は非常に狭い。特にIさんは、若いころ、理想演劇を求めて闘っていた時期を存じ上げているので、あの日々がこの活動に結びついているのか、と思うと感慨深さもある。


運営に携わる者、彼らなりの誠実さは感じるものの、こういう事態になってしまった。

あるコンテキストの流れ、そこにある湿った共感でもって駆動していた共同幻想が、別のコンテクストにぶつかってしまった。これは明白に事故だと思う。

広島(に住う人々)は、原爆戦争というキーワードにはセンシティブな一方、相対的人種民族)を初めとするさまざまな差別問題には少し鈍感だ。

Twitterというグローバルなサービス使用しないならこの鈍感さでも良かったのだろうが…一時期界隈を賑わした、コンビニ冷凍庫に入って写真撮る輩のようではないか。"誰も見ていない"とタカをくくった結果が炎上、みたいな。


しかし、私はここが正念場だと思う。運営者は覚悟を決めて、乗り切れ、と言いたい。

実はこの逆の事態が、もう10年以上前にあった。要するに、よそから来た者が広島人に大バッシングを浴びた事件である

その当事者は、「Chim↑Pom」。

2008年Chim↑Pom広島市現代美術館での企画展を前にして、そこに展示する映像作品広島市内にて制作していた。その内容は、飛行機チャーターし、晴天の空に「ピカッ」という文字を描く、というもの

これには大抵の市民不快感を表した。"ピカ"は言わずもがな原爆連想させる。それを誰のものでもない空に、一方的に描くとは暴力に等しい…と。

当事者団体も抗議の声を上げるには上げたが、正直、そうではない一般市民感情の激しさの方が強かったと思う。

作り手には作り手なりの思いはあったようだが、当然、この作品はお蔵入り。企画展も中止。

ただ、彼らは、そこで終わらなかった。これを契機として当事者団体対話を始める。

その仕事は「なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか」という書籍として実を結ぶ。


原爆」に対してセンシティブ広島人、そうではない「Chim↑Pom」。

ここで起きたことも、それぞれの皮膚感覚の違い、流れるコンテキストの違いが引き起こし事故だった。

ならばChim↑Pomがどのようにして異なるコンテキストに向き合い、この事態を乗り切っていったかあなたがたが(もしくはこのいごこちのいい幻想なかにいる我々、広島人が)学ぶことはあるはずだ。


広島魂を見せろ。

2020-07-27

27日 給料日から3日目。コロナ不況失業者が300万人。焼け石に水アメリカはすでに復興兆しを見せているがコロナで様子を見ている。日本もこれから正念場、たのむぞ。でも自決約も含めて、該当での無償配布を検討してくれ、餓えて、町をさまよって、死ぬのは好ましくない。

男はどうせホームレス対策もない。

そもそも男は外で狩をする部族だ。家の中でクローズド性別ではない。

2020-06-08

ソープ一本で働いていた私が風俗上がろうと思った理由

備忘録自分モチベ上げのためだけに書きます


指名がそんなにないか

私は現在23歳(今年で24歳)で、20歳からソープをしている。歴3年、長い方だと思う。

この3年でソーププレイは覚えた。マットも講習したし(知らない人はググって)、サービスも悪くは…ないと思う。

ただ、女として絶頂である今の時期に指名がそんなにないのだ。これは顔などは関係ないと私は思っている。失礼だが顔があまり可愛くない子でも人気な子は人気だ。自分母親と近い年齢のお姉さんがナンバーワンになっていることだってざらである

人気がないというわけではない。たまにお店のランキングにも入るし、毎月来てくれるお馴染みのお客様は掴まえている。その数が少ないのだ。太客もいない。ランカーのお姉さんは太客を掴まえたり、2,3ヶ月に1回来るお客さんの指名を地道に返している。

やはり向いていないのだと思う。もし太客が何人もいて常にランカーだとしたら風俗嬢として生きる活路が見えるであろう。


ソープ街がいつなくなってもおかしくないか

私は吉原で働いている。ソープの建て替えや改装法律で認められていないのは知っている方も多いであろう。

私の在籍店も豪雨とき雨漏りする。壁は煙草のヤニで黄ばんでいるし、お風呂天井にはカビが生えている。

朽ちていくだけなのである。今はまだしも、ある日突然地震が起きて倒壊しているかもしれない。大宮ソープのように火事で焼けているかもしれない。天災が来なかったとしても、私が40歳になったとき果たして吉原存在しているのだろうか。

法律改正されるかもしれないがそんな希望を持つほうが無駄である


自己肯定感が上がったか

自己肯定感が低い風俗嬢は多いと思う。例に漏れず私もその中の一人で、お客さんに楽しかった、気持ちよかったって言われると嬉しくなってしまうのである必要としていると言ってもらえるのはとても嬉しい。これはかなり根深問題だと思う。

仕事ではなくプライベートとある男性出会い(詳しくは割愛)その人と一緒にいることによって自己肯定感が上がりお客さんに必要とされなくてもいいという思考になった。


生産性のある仕事がしたいか

ソープはなんだかんだ言って身一つあれば成り立つ職業であるランキング1位に入ったからといってそのことが履歴書に書ける訳では無い。

自分しかできない仕事をしたいと思うようになった。これは自己肯定感が上がらないとこういう思考にはならなかった。


⑤お店のお姉さんを見てこうなりたくないと思ったか

もちろん数十年の付き合いを続けているお客さんが多数いるお姉さんは別である。そういうお姉さんは別格だ。

私がここで指しているお店のお姉さんとは、稼げないのに居座っている30代後半以降のおばさんである。おまけにホスト狂いでホスト彼氏だと思っているおばさんがうちのお店にはいる。そこそこ年齢もいっているのでお店の女の子は何も言わない。何も指摘されない。こんな人生は歩みたくないと率直に思ったのである

私はホスト行ったことあるけど何が良いのかわからんです。何にお金を使っているかというと、食費と趣味です。


就活して内定も頂いているのでここから正念場だと感じる。

金銭感覚はすぐには戻らないので暫くは正社員OL副業ソープになると思う。徐々に辞めていかないと反動がきてしまうという判断である

吉原で私と出会ったらよろしくお願いします。

お粗末さまでした。

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