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はてなキーワード: その男とは

2017-04-26

橋の上で

仕事が終わり、最寄り駅を降りて帰宅中の出来事だった。事務所内で起きたトラブル翻弄され、極度の疲労を抱えつつ自宅までの遠い道を歩いた。いつもならばバスをつかまえることができるが、その時間はとうに過ぎていた。

自宅は住宅街の外れにあり、家までの道のりには護岸工事を施された川に架かった橋を渡る必要があった。

橋上の歩道には、等身大の裸婦像とベンチが設置されている。休日ジョギングがてら休憩に立ち寄るにはちょうどよかった。

仕事精神的にやられた帰り道など、深夜ではあったが、やはりこの場所で小休止することがあった。真っ暗な川面に目をやると、胸の中のどす黒い感情がゆるゆると流されていく。かわりに気持ちよい風が頬をかすめ、しがらみや思いこみがほどけていく。

その日も橋に差し掛かろうという時だった。裸婦像の傍に人影がかすかに動くのを認めた。

手の甲を腰にあてて、半歩前進するポーズで遠くを見つめる裸婦像の周囲を、LED街灯がスポットライトのように照らす。街灯が旧式から替わってから真下の眩しさと引き換えに周囲の暗さが増したためか、傍の人物は憫然としない。その人物以外、あたりはとうに人影が絶えている。

歩みを止めて、しばし見入る。

その人物(着古したジャージ姿の初老男性)が、街灯が作る光の輪に半身を晒しつつ裸婦像の足下にしゃがみ込んでいる。

男性左手が像のふくらはぎに優しく触れる。右手は闇に紛れて見えない。

太腿をゆっくりと這い、この時代にはふくよかに過ぎる臀部を撫で、横腹に手をすべらす。

そこから胸のふくらみを両手で撫で上げようというとき声かけを行なった。

「こんばんは」

以前にも、自宅が分からなくなり空き地で転倒を繰り返す男性保護したことがあった。

口調のなかに大丈夫ですか、というニュアンスをこめつつ、気遣い4割、警戒3割、観察3割の目を向けた。

男性が跳ね起きるようにして僕を見る。

その正気に戻った顔を見て、すぐに後悔した。

男性号泣していた。

私的領域に無遠慮に踏み込んだ気まずさを落ち着かせる言葉を探す。

動揺を隠しつつ、「大丈夫ですか」と続けた。

少しの間のあと、男性

「ああ」

と返事をした。

「体温が」

男性がぼそっと言う。

「え。感じますか、体温」

全然

吐き捨てるように言い、少し俯く。

「そうですか、でもリアルですよね」

「いや、全然

次の言葉を探していると、泣き笑いの顔を上げてぽつりと言った。

カミさんの肌にはかなわねえよ」

男性が照れたようにしてそっぽを向いた。

その時、僕の全身を、しばし味わったことのない感情が走った。

男性の胸のうちにある持っていきようの無い闇と、僕の胸のうちの屈託が、束の間に交わした言葉と風に紛れて、ゆるゆると解けていくのを感じた。

真夜中の路上で、男性は明らかに不審であったが、かく言う僕もまた、その男性にとっては見知らぬ他人であり、かつ人の領域を踏み荒らす行為日常を逸脱した不審な行動とられても仕方なかった。

その2人が、束の間に交わす言葉で、互いの顔を取り戻した。

僕たちの間には、暗い川の上でこれから船頭のいない舟に乗せられる者同士が出会ったような、密やかな気持ちの交換があった。

「お気をつけて」

ひと言かけると

「おお、じゃあな」

と返ってきた。

僕にはそれでじゅうぶんだった。

休日の晴れ間、散歩がてら橋上に立ち寄った。あたりに人影が無いのを確かめて、裸婦像の腰を手のひらでそっと叩くと、ぬるんだ風の中で左手がぺたんと間抜けな音を立てた。

2017-04-22

男女間に友情は成立し得るか問題

大学生の頃、部活の同期達と話していたら、この話題が出たことがあった。

その時、「いや無理だろ〜笑」と言っていた男がいた。

当時私はその男とかなり仲が良くしょっちゅうつるんでいた間柄であったため、「そんなことないんじゃない?わたし結構上手いことやってるじゃん」と反論したのだが、

その数ヶ月後、そいつから結婚を前提に付き合ってくれ」との告白を受けた。

私は「流石に友達とはセックスする気にならんな…」と思ってお断りした。

当時は「アタシにそんなつもりはなかったのに…」とかウジウジしていたが、なんか今思い出すと笑えてくるな。

あれ以来異性との浮いた話はないです。

2017-04-21

虚言癖のある男のこと

中学生のころ、やたらと話のデカイ友人がいた。でも、田舎町だったし、その男の家はいたって平凡だったから、単に厨二病背伸びがしたいだけなのだと思っていた。

仲も良かったし、彼のことを本当に良い友人だと思っていた。

高校進学で、その男は別の高校に行ったかだんだん疎遠になったのだけど、たまに合うと挨拶くらいはしていた。

大学進学のち、ほとんど音信不通になって社会人になったころ、クラス会があって再開した。

公認会計士免許を取って、アマチュアバンドを組んでいてときどきライブもやっていて、今はなぜか○○○(車メーカー)のディーラーに勤めているということだが、それは実際の企業会計を学ぶための仮初めであって、いずれ開業するし近い将来に結婚も予定しているとのことだった。

アマチュアバンドライブの案内は来なかった

○その後、医大に入り直すという話だったが、それはやめてシェフ修行を始めたとのことだ。どうもパリ修行に行くとのことだった。

本人の言または本人から聞いたという仄聞の経歴または目標けが立派で、本人が何をしているのか実態不明だった。

セルフイメージを、もっぱら「職業」にもとめてばかりいた彼は、いったいなにをやっているのか不明だ。

彼の勉強成績はかなり低いほうだったし、目標けが暴走していたのだろう。最近流行っている「自分らしさ」もこんな風にならないことを願いたい。

2017-04-15

彼氏内緒で男友達の家に泊まった

タイトルの通り、彼氏内緒で男友達の家に1対1で泊まった。

その男友達とはやましいことは何もしていない。セックスはもちろん、キスだってハグだって、手すら繋いでいない。というかお互いそんな気は最初からさらさらない。

男の家に1人で泊まった、と聞いたら普通は「あっ(察し)」となるだろう。そりゃ私だってそうなる。

しか私たちの間には何もないのだ。ならなぜ、二人で過ごしているのだろう。

二人分の食事を一緒に作り、一緒にゲームをし、同じ屋根の下で眠る

彼氏に対して罪悪感を感じていないわけではない。しかし、私はこの状況をかなり楽しんでいる。

しかし私が楽しんでいるのは"この男友達と共にいること"ではなく"この男友達と過ごしている背景"なのだ

自分で言うのもなんだが、私はかなりの夢豚だ。三度の飯より夢小説乙女ゲーム夢小説ほどではないがそこそこ齧っている。

私がこの男友達と昨夜や前回過ごした状況。かなり"乙女ゲームでありそう"、"夢小説でありそう"なシチュエーションだった。

1人暮らしの男と一緒にご飯を作る⇒あっこれ夢小説で読んだやつだ

終電逃して泊まることになっちゃった⇒あっこれあるあるなやつだ

寝落ちしちゃって、朝起きたら布団がかけてあった⇒あっこれ乙女ゲームで見たことあるやつだ

朝向こうが先に出かけちゃって、何故か一人お留守番なっちゃった⇒あっこれもうよくあるやつだ

と、どれもこれも!夢小説乙女ゲームあるある!!

友達はいいやつだ。よく議論をするのだがそれは毎回白熱して楽しいし、なんやかんや優しいし。

しかし私はこの状況をその男友達で楽しんでいるのではない。その男友達の向こうにある、夢小説乙女ゲーム体験を楽しんでいるのだ。

小さいとき私はキッザニアに行くのが好きだった。それと同じ。この男友達との関わりはすべてバーチャル夢小説乙女ゲーム体験となっている。

ごっこ遊び楽しいのとも同じだ。夢小説乙女ゲームごっこ遊び。それを楽しんでいる。

友達のために食器を洗う⇒夢小説相手の為に食器を洗うヒロイン追体験

友達のために洗濯する⇒夢小説相手の為に洗濯をするヒロイン追体験

こんな感じ。我ながら頭がお花畑だとは思うが、本当にこうなのだ

その男友達が今私が夢豚視点でお熱なキャラクター雰囲気が似ていることも大きな要因だと思う。

ちょっと好きなキャラに似ているヤツとのヒロインごっこ。夢小説ごっこ。たーのしー!

今付き合っている彼氏と遊ぶ時は全然違う。彼氏現実だ。

夢小説乙女ゲームといった二次現実三次は交わうことはない。はっきりと区別されている。

しか彼氏世間普通の人にはこんな説明はできない。理解されない。

あの男友達夢小説なの!満場一致で「?」である

から私は黙っている。内緒夢小説ごっこに励むのだ。


という風に思っているのだが、もしかたらこれはそれっぽい理由をつけて浮気正当化しているのかもしれない。

夢小説からセーフ、と自らを納得させているのかもしれない。

夢豚はどうすればいいのだろうか。とりあえず夢小説を読もう。

2017-04-13

👰

🙆25歳で寄ってくる男が5人いるとしてその中で一番良い男を選択できた場合その人が自分人生の中で一番良い男の可能性が高い。

💁28歳の時点で男が一人寄ってくるとしたらその男は25歳の時に寄ってきた5人の中の5番目くらいの男の可能性が高い。

💆30歳超えたら28歳の時に寄ってきたレベルの男でさえ自分から積極的に動かないとゲットできない。

2017-04-09

恋愛にも顧客視点とかマーケティングセンス必要だ。」について

https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=32171

こちらの記事についてです。

まあ気に入らないからといって口汚く罵倒するのは論外としても、ご本人も仰るように、男性賛同意見が多く、女性からは抗議がくる、というのには何かしら理由があるはずなのです。

かく言う私も、永江氏の文章には引っかかるものが少なからずあります

それはなぜなのか。私なりに考察してみました。

女性服装や化粧は誰のため?

まずひとつ、引っかかるのはここです。

現代社会においては、女性服装や化粧は、もはや異性を惹きつけるためのものではありません。

雑誌メディアでは「モテ服」「モテメイク」などと囃し立てるので勘違いされがちですが、私たち女性は、意識的にせよそうでないにせよ、もしその中から選んだとしても、一番自分感性に合った、自分に一番似合うと思う、もしくはなりたい自分に近いものを選んでいます

それはその本人のアイデンティティでもあります

永江氏の、というかこういう「ナチュラルなままが一番」という言説は男女問わずよく聞かれるものなのですが、現代人が工夫を凝らして身支度を整える時、それはすっかり身支度が整った姿こそが、私たちナチュラルな姿なのです。

「外面より内面を磨くべき」という言説もよく聞かれるものですが、これに反発を感じる女性は、知性があるからこそ、きちんとした身支度を整えることができるのだと信じています

派手であっても知性がなくてはできない、地味であっても知性のかけらもない、ということは多々あるので、派手、地味、ではなく「知性のある装い」と「知性のない装飾」というふうに区別していただきたい。

その意識の差というか、ナチュラルとは何であるのかという認識の差に、女性は反発を感じるのかもしれません。

男性が服など見ていない、中身を見ているのだという欺瞞

もし本当にそうであるなら、女性がどんな格好をしていようとも意に介さず、中身を見るはずなのです。

でもその直後に、マーケティングでは男性すっぴんに清楚な服装が好みなのだと続けておられる。

そこは格好をつけず潔く、男女問わず人というものは、初見では他人を見た目で大部分を判断しているのだと認めていただきたい。

永江氏の文章からは、男性は賢いので女性の中身しか見ないものだ、愚かな女性ばかりが見た目ばかりを繕うのであるというお考えが滲み出ており、ここもイライラさせられる点であります

(きっとそんなことは一言も書いていないと仰るかと思いますが、こういう話題を出してくること自体が、もしかして女性ほとんどはそれを知っている上でアイデンティティを守るためにあえてそうしないのかもしれないということは勘案せず、「女性は全員見た目ばかりと取り繕うことに夢中で、客観的ものを見ることができないのだ」と、ひとつ下に見ているのだということです。)

遺伝子的に優れているとは?

みくりは、就職活動に失敗したために、手っ取り早い就職口として津崎さんとの結婚を選んだわけです。

一度就職活動から逃げたので、逃げるは恥だが役に立った訳です。

それは、「男に寄生しようとか絶対に考えない」と言えるでしょうか?

給料が出る家政婦と、家事をノーギャラで賄う主婦とでは、どちらの方が遺伝子的に優れていますか?

働き者の専業主婦と、自立して稼ぐ叶姉妹遺伝子に、どんな違いがあるのでしょう?


そもそも恋愛マーケティングなど必要ありません。

以上のことを総括します。

まり恋愛マーケティングなどいらないのです、男性の大多数の好みがどうであれ、女性がそれに合わせることはありません。

最初の門戸の広さの話だと仰いましたが、そこは間口を広げる必要はありません。

本当の自分を取り繕ってモテたとして、何になりますか?

最初からスッピンなら「騙された感」が少なくて済むと仰るのであれば、本当の自分を偽って、マーケティング通りに振舞って手に入れたパートナーは、それが偽りであることを明かし本当の自分に戻れば、やはり騙された感があるのでは?

それとも一生、偽りの自分を演じて生きていきますか?

それは私たちの望む恋愛ではありません。

その男性版として、手当たり次第に女性モテたい結果として生まれたのが、恋愛工学だと思います

あれは、学生時代モテなかったルサンチマンと性欲をどう晴らすかが目的なので、相手は誰でもいい。

一夜を共にするのがゴールなので、自分をどれほど偽ろうと問題ありません。

そんなものを、一生を添い遂げる相手を探す恋愛手段として、オススメしないでいただきたく。

男性は、ありのままを受け入れて欲しいという女性要望に疲れていますか?

それは、女性本質を見ずに、見た目が清楚な地味な女性こそが好ましいと決めつけてきた男性のみが溜めてこられたツケです。そこはお納めくださいませ。

そこが一番の違和感といったところでしょうか。

追記

なぜ私がそこまでこの件にムキになるのか、そこも考えてみたのですが、私は、「マーケティングではそうである」という一見知的に見える論法が流布されることにより、まだアイデンティティ確立していない若い女性が、服装メイク男性の好みに合わせることこそが理知的な振る舞いであると啓蒙されてしまうことが一番怖いと感じているのかもしれません。

次々と消費されていく商売であれば、とにかく商品を買ってもらうことが利益につながるのですからマーケティングの結果に従うのはもっともなことです。

けれど、こと恋愛などのプライベート個人個人の付き合いでは、これは適応されるべきではありません。

人は、商品ではありません。

どれだけモテたくない人は好きにしたらいいとエクスキューズを入れたところで、モテたい真っ盛りの若い人間にそう啓蒙することは、害悪しかないのではないでしょうか。

モテたくても、相手の好みに流されてはいけません。自分をしっかりと持ってください。自分とは何なのか、何が似合うのか、何が好きなのか、しっかり考えてください。

何かを偽り、異性を手のひらで転がすといったような、相手に対して失礼なことをしてはいけません。

好意のある相手に対しては、尊敬を持って接するべきです。

女性に手のひらで転がされたいという甘えたようなことを言う男性につきあってはいけません。

お母さんの代わりを、永遠にさせられることになります

女性蔑視などということではなく、男女ともに、何に縛られることなく、自分の好きな服装メイクをして、また自分に似合うと思うものを探し、自分自身が満足する自分を探し求め、同時に、そういうしっかりとした自分自身を持つ相手を、自分の好みを押し付けずに尊重して受け入れる。

それこそが最高のパートナーであると、私は思っています

2017-03-31

男性差別女尊男卑論者に「なぜ『女尊男卑』の日本を出ていかないのか」と聞くと

日本社会を発展させたのは男でありその男である俺が何故日本を出ていかなくてはならないのか。日本は男のもの。女こそ出ていくべき」

とのことだった。

在日日本が嫌なら出ていけ。日本は俺たち日本人のものだ」と豪語するネトウヨのものだ。

女になりたい元増田より III

IIの続きです

コメント群 XIII:その他

共感してくださる方、自分も頑張ると言ってくださる方がいらしたこともまた救いでした。ありがとうございました。

  • ぼくも異性に認められる自分に変わりたい
  • ちゃんと男になりたかったけどなれなかった。もう疲れた

わたし自身が願望と現実の差に疲れ果てて書き込んだ身なので、大きなことは言えません。一緒に前に進もうとすることくらいしかできませんが、わたしがここで救われたように、それが少しでも励ましになれば幸いです。

自分肯定し、人としての自信を持っていきいきと振る舞える女性になれたとき、どこかでお会いできたらいいなと思いました。

あん書き込みでもお役に立てることがあってよかったです。

  • 年上好きは堂々と言えるから羨ましいよ。年下好きだと淫乱扱いされるからね。

年下を好きな方に対して、そういった扱いをされる方がいらっしゃることに驚きました。自分が年上の場合、見栄を張ってしまったり、助言を素直に受け入れづらい場面が増えるのではという印象があるため、わたし個人としては器の大きい方なのだろうと感じた次第です。年下を好きな女性、素敵だと思います

名曲しか言いようがありません。わたし主体性というオールをしっかり握りしめていきたい。

  • 異性からそういう目で見られることを嬉しいと思えるか、向き合えるかどうか。努力してないから、と素直に認めずに済む言い訳されそうでしんどい

言い訳をせずに向き合うことも、これから自分次第ですね。自分なりに努力をしたから、と、そのとき自分を認められるように頑張ります

人の手を汚すことでも自分の手を汚すことでもないと思うので、搾取された以上のものをこれから積み重ねていきたいです。

  • 20代後半なりの見場の磨き方というのはあるし、そのための情報はなんぼでもあると思うのだが、なんでそこが皆目わからないって話になるんだろうか。誰かに“お前は無理だよ”って言われたいのか。

書き込みをしたときの心境から言えば、二度と立ち上がれなくなるくらい叩かれたいという自暴自棄も多分に含まれていました。

結局そのあたりも、自分自身で動こうとしない傲慢さの表れだったのだと感じています

身近な成功例にばかりとらわれていたのだとつくづく思います

人としての在り方自体も考えていくべきだと痛感したので、人間性の充実をはかりながら向き合うくらいで丁度いいのかもしれません。

  • あなたみたいな人はきっと見えていないだけでこの世界にたくさんいる。一人じゃないよ。ショーケースに並んでいだ彼女だってあなたのように悩んでいたかもしれないのだよ?

コメント拝読して、あこがれが度を超え親友たちを神聖化していた面もあるのでは……とはっとしました。親友だと思っていたわりに、彼女たちときちんと向き合うことも放棄していたのかもしれません。

一人ではないことに気がつけたので、いずれは同じ思いを抱えた人のことも支えられるようになれたらと思います

だったらわたしも笑い飛ばしてすむ話だったんですが、いかんせん現実なのでこうなりました。

なんの救いにならないとしても、理解することで視界が開けると世界は大きく変わりました。ありがとうございます

  • 「愛されるよりも愛したい真剣で」

こちらもまた名曲ですね。人を愛することもそうですが、自分を愛することに対する能動性も身につけていきたいところです。

そんな未来自分で掴めるように、自分も人も愛せる人間になりたいと思います

人間には何かしら欠点があるという当たり前のことを知っていながら、自分問題になった途端そのことをすっかり忘れていた気がします。友人たちとは長所短所もひっくるめての付き合いですし、恋愛からといってそれが適用されない道理はないですね。

10代の頃に少しプレイしていたのですが、主人公自分を重ねてキャラクターに愛してもらう、という感覚になりきれず途方に暮れた思い出があります

心底そう思います。ありがたいことです。

  • 自覚がないようだけど「女としての自信がない」のでなくて「人として愛される自信がない」。わざわざ愛されない方を選んでしまう。回避愛着スタイルの持ち主。

自分でさえ見えていなかった本質言語化していただきコメントを前に何度も頷きました。自分人間性自分が一番信用していなかったのだと思います

コメント群 XIV:まずは行動
  • 方向性が定まったようなので、あとは足を進めるだけかと
  • ゴチャゴチャ言ってないで、自分を好きになれるよう、自信が持てるよう、自分のために動いたら?言い訳してても人生変わらんよ。まずは髪型変えてみたり、可愛い服買ってみたり、色々行動だよ。春ですし。
  • 内面なんぞとりあえず置いといて、まず服装、化粧、ヘアスタイルと、物理的に女性らしくなる努力をするべし。1ヶ月もあれば変身できる。それをしないで、性的魅力がうんぬんはただの甘え。
  • がんばれ
  • 頑張って下さいとしかいえない
  • 後悔先に立たず。結果論でクヨクヨしてもしゃーない。これからに生かそう

はい。いただいたコメントを糧に前を向きます。できることから一つずつ。

さいごに

すべてのコメントを挙げさせていただくことが叶わなかったにも関わらず、まとめただけでもこれだけのお言葉をいただいたのだと改めて実感しました。

自分自身のことさえ見えずに(あるいは見ようともせずに)自尊心や願望を書き散らし、傲慢さを振りまくばかり。あの書き込みは見るに堪えない内容だったことと思います

そんな書き込みでも、さまざまなコメントをいただいたこと。そこから多くの発見が得られたこと。これから自分を考える切欠をいただいたこと。前を向く力をいただけたこと。

マイナスの部分しかない内容でしたが、不格好でも外に向けて自分表現したことに対する成果としては身に余るほどの幸いです。

冒頭の通り、元の書き込みも、この書き込みも、今後立ち止まったときのための戒めとして残しておきたいと思います

一朝一夕に変わっていくことは不可能でも、今のわたしを大切にした時間の先に、これからわたしがあるのだと知りました。

次に増田書き込みたいという意欲が湧いたときには、人生楽しいぞ!という話ができる素敵な人でいられるよう毎日を重ねていきます

本当に、ありがとうございました。

2017-03-29

悪趣味万歳

私は過去に負けたと思った女達の生活を覗き見るのが辞められない。

負けたというのは好きな男を手にいれた女だとか、奪おうとした好きな男を持ってた女だとか。

別に彼ら、その男達を、愛しているわけでも、現在手に入れたいわけでもない。

ただ、何故、私が選ばれなかったのか知りたいだけだ。

彼女等の日常を細かく監視して真似出来るところは真似したい。

私に無い感性が彼を虜にしたのでしょ?と思うので積極的コピーしていきたい

彼女達の事はわりかし尊敬しているのだ。

私に無い部分を持っている女。

それだけで存在が妬ましい。

妬んで妬んで仕方ないから真似してやる。

そして、彼女たちの素敵な部分のみを総合して、私になりたい。

彼女等が、不幸になればなるほど私は正直嬉しい。

幸せだとか、充実していると悔しい。

単純に粘着質で腹黒なこの精神をどうしたらいいのか。

彼女達が、感情日常を即座に垂れ流す白痴であることが唯一の嬉しいところだ。

どんどん垂れ流して私を成長させてくれ!

妬ましい彼女達をインストールしたいのだ!

私は過去に負けたと思った女達の生活を覗き見るのが辞められない。

負けたというのは好きな男を手にいれた女だとか、奪おうとした好きな男を持ってた女だとか。

別に彼ら、その男達を、愛しているわけでも、現在手に入れたいわけでもない。

ただ、何故、私が選ばれなかったのか知りたいだけだ。

彼女等の日常を細かく監視して真似出来るところは真似したい。

私に無い感性が彼を虜にしたのでしょ?と思うので積極的コピーしていきたい

彼女達の事はわりかし尊敬しているのだ。

私に無い部分を持っている女。

それだけで存在が妬ましい。

妬んで妬んで仕方ないから真似してやる。

そして、彼女たちの素敵な部分のみを総合して、私になりたい。

彼女等が、不幸になればなるほど私は正直嬉しい。

幸せだとか、充実していると悔しい。

単純に粘着質で腹黒なこの精神をどうしたらいいのか。

彼女達が、感情日常を即座に垂れ流す白痴であることが唯一の嬉しいところだ。

どんどん垂れ流して私を成長させてくれ!

2017-03-16

中2の頃のカースト最上男子がブスで驚愕した

懐かしくなってふと中学卒アルを見てみたのだけど

中2の頃にクラスで一番影響力を持っていたスクールカースト最上位の男子の顔が平均よりかなりブスで驚愕した

(目頭の皮?が張り出したキツい一重で、鼻が低くて横に広がっていて、おでこが妙にへこんでいる)

私が中2の頃はというか、今になるまで、その男子に対してブスというイメージを全く持っていなかった

とにかくクラス支配している怖い男子というイメージがあるだけで、顔について何の記憶もなかった

 

空気に飲まれているときって冷静な価値判断が出来なくなるんだね

恋愛工学テクニックもこれなら通用してしまうかもしれないって思う

ブス顔であることがわからなくなるくらい支配的な空気をつくれば押し流せてしまう…

マスコミにはサイコパス多いって言うけど最上男子みたいなタイプがたくさん居るのかもしれない

空気をつくって大衆操作するのが上手いっていうか、正常な判断力を失わせるのが上手いっていうか

すごい、長年の呪いが解けたみたいな謎の感覚だ…

 

最上男子女子ワーストブスランキング主催するなどして恐れられていたのだけど

あと日常的に気弱で頭のぼんやりした男子を小突き回して笑いものにしていたのだけど

やりたい放題に振る舞いながら「鏡見ろよ」みたいな下剋上展開もなく、最後まで君臨していたな

みんな最上男子の顔を冷静に判断できてない、ブスだなんて思っても居なかったと思う

中3になってクラス替えで別れたから良かったけど、そいつが君臨してる中2の間は

誰がワーストブスになるか、ワーストキモ男になるか、最上男子の顔色伺って怖がってた

同窓会で会ってないからわからないけど、面接官も空気支配して、良いところに就職して、そつなく生きてそうだな…

 

私は共学の公立高校から共学の国公立大学に進んで、男性率が高いから男女両方と交流してきたんだけど

思い返せば見た目が普通以上の男女は好感度が高い順ランキングをすることはあっても

キモい、嫌いな異性についてランキングにすることは絶対に無かったわ

特定の一人の特定行為について最悪だと悪口を言うことはあったけど

何もしていない人でワーストランキング作るという発想は無かったと思う

この強制エントリーワーストランキングというの、本当に効果的な支配システムだな…

多くの人々は自分ミスターミスに選ばれることまでは期待してなくても、ワーストに選ばれるのは怖いと思ってる

そういう心理を利用して審査員みたいなポジションに収まって最上位…賢いよな早急に死ねばいいのに

2017-03-15

押しつけただけのチョコで図々しい

http://anond.hatelabo.jp/20170314181833

前にtwitterフォロワーにいたよ、こういう人。

2月デパートチョコ義理だけで2万~3万円分も買って渡してた。

やたら「わたしがあげたいだけだから!」ってのをアピールしてた。

で、当日愚痴

職場彼女持ちの男性が一人、あげる時から「俺お返ししないよ(だからいらないよ)」って言うって。

それでもわたし自己満足のためだからって押し付けてきた! って鼻息荒かった。

しかして3月14日その男からお返しはなかったらしい。

それについて「普通返すよね」「非常識すぎる」「チョコの値段考えたらもらいっぱなしって心が痛まないのかな?」って。

相手は先月ちゃんと返さないって言ってるじゃない。人の話聞いてないのかな?

それになんで相手がほしくもないチョコの値段を知ってるあるいはわざわざ調べて心を痛めると思うのかすごく不思議だった。

まりに言ってることが同じすぎてこの増田と同一人物かと思ったわ。

増田は好きでもない人間にほしくないものをもらったら申し訳ないな~お返ししなきゃな~って考えるの?

バレンタインチョコだと無条件に喜んでもらえるとか当然お返しがあると思い込んでる人時々いるよね。

増田相手主義主張とは関係なく、自分いかれた事言ってるって気づいてほしい。

普通もらったら返すとか彼女も(中略)言えばいいのにとかぽや~とした雰囲気とか、何気に相手とついでに彼女disってるけど、会ったこともない(であろう)彼女のことまでよくそんなに言えるなあ、たかバレンタインチョコ1つで。

増田バレンタイン楽しみでも相手別に楽しみでもなんでもないとは思えないのかな?

からお返しがほしくてチョコを配ってるわけじゃないなら愚痴なんて書かない方がいいよ。

本心じゃお返しがほしいんだなって思われるだけだよ。

それと、バレンタイン禁止職場って別に殺伐としてるかどうかもわからないのに、聞いたことあるだけの空想職場disってるよね。

増田みたいにめんどくさい女が湧くから禁止になっただけかもよ。

もうちょっと人の立場になって物を考えられるようになるといいね

2017-03-12

おっぱいと彼。

彼はおっぱい星人だ。

そして、私はおっぱいが大きい。

彼は私にとって初めての恋人であった。数回の食事を経て告白、快諾。数回のデートを重ねて接吻成功。そして私はおっぱいを初めて男性に見せることとなる。

私はおっぱい星人出会いおっぱい星人というもの理解するまでの間、明るい気持ちぶるんというおっぱいと接していたかというと全く違う。薄暗い感情を持って関係を保っていたのだ。おっぱいが大きいことでの負担というものインターネット上に溢れている。何となく頷けるものが多いし、私自身が経験したことがあるものもある。そして、その重みをずしりと背負っていた。

田舎中学校から都市部高校へ進学した私は、「進んでいる」同い年と15-18歳を過ごした。まず、彼女たちには年上の恋人がいた。中学校で気になる男の子廊下で話していたら、他の子からかわれたことが恥ずかしく、その男の子と話せなくなった私とは違う生き物に思えた。そして彼女たちはおっぱいを盛っていた。驚きの発想だ。やっぱり違う生き物なんだとしか思えなかった。

私は進んでいる女の子の1人と友達になった。彼女おっぱいが大きかったため、様々な悩みを共有することができた。ただ、彼女禁忌することなく、それに誇りを持って接していた。違う生き物である、同じおっぱいを持つ彼女はとても輝いているようだった。

時は過ぎる。私は彼に出会った。彼は私に「身長の高い女の子が好きなんだ」と言った。彼の身長も高かく、私も彼に「私も背の高い男の人が好きです」と言った。好意好意がぶつかりあう始まりだったと思う。その後の展開はお決まりのようで、彼は私を褒めちぎり、まんざらでもない私は小さく頬を緩めたりしながら、恋人になった。

また少し時は過ぎる。いざという時が来た。彼は10分ほどブラジャーと格闘した後、おっぱいと顔を合わせた。私の顔を見て可愛いとだけ言って私を抱きしめた。おっぱい特別の反応はなく、おっぱいをよく思っていなかった私が安心したのはよく覚えている。

何度めか、その前に3段ホックブラジャーに負けた彼はありきたりにおっぱいを揉みながら、「おっぱい大きいよね」と初めて感想を述べた後、「何カップなの?」と聞いてきた。あまりの衝撃にうろたえながら、正直にサイズを言った。彼が「そうなんだ」と興味なさげに言うのがなんだか理不尽でならなかった。彼は大きさにこだわりもないと信じ安心していた私と大きさに興味を持っていた彼。盲信を裏切られたような気持ちの私とすでに興味無さげな彼。私たちはこの会話を持ってどこへ向かうのだろうと思った。彼はまだおっぱいを揉んでいた。

彼の家にお邪魔する日があった。彼は読書家であり、私も本を読むので、そこもお互い気に入ってた。文庫本が並べられた本棚にはおっぱいの大きい女の子写真集が隠されていた。彼は慌てることなく私の手からその女の子を抜き取ったあと、「ごめん」と言った。私は何に対して謝られたのか、分からないままに「ごめん」と何かに対して謝った。

彼はまたおっぱいを揉んでいる。今しかないと私は「大きいおっぱいが好きなんですか?」と聞いた。彼は慌てて手を離し、小さな声で「うん」とだけ発した。よくある喧嘩だ。おっぱいが大きいから私が好きなのか、背が高いところが気に入ってたんじゃないのか、色々責め立てるように言ったと思う。覚えてるのは、背の高い彼のしょぼくれた姿と「でも最高なんだよ…」と答えた声だけだ。恋人である彼の情けない賛辞は私の肩の重さを支えた。

初めて彼におっぱいを揉んでもらいたくなった。

私が彼におっぱいを揉まれることはもうない。

私は新しいおっぱい星人出会いおっぱい星人である彼もまた新しいおっぱい出会うのだろう。

またその日まで。

おしまいおやすみ

2017-03-08

http://anond.hatelabo.jp/20170308084405

オタクが、日本社会は男が女性奴隷の如く扱う原始社会という事実を言われて顔真っ赤にして感情的で低知能なことしか言えなくなるのも、オタクたちは社会に出たことがなくあまりその男性優位の恩恵を受ける立場にいないことが多くて実感できない、普通人間以下の存在だというのもありそう。

2017-03-06

http://anond.hatelabo.jp/20170306185420

男女平等ってのはその男性脳女性脳とかいう分類を否定するところから入るんじゃないのか

どっちなんや

2017-03-03

社内付きまとい被害者だったのが加害者

昨年から、部内の50歳前後独身男性社員からランチタイムコピー機などで、偶然を装った付きまといや、わざと視界に入るような行動や、ジロジロ見られる機会が増えた。

こちらがトイレオフィスからフロアーに出るような時に遭遇するのだが、挨拶をする訳でもなく、黙って私の前を通り過ぎ、私の視界に入るような不気味な行動が目立つようになった。

私は特定の日時に他部署用事がある時間帯があるのだが、その時間帯をいつの間にかチェックされており、他部署に移動する導線のフロアーに男性社員が待機してスマホを持ちながら立っていたりした。

年末匿名上司にそのような事案があることを報告し、暫く様子を見た。 自意識過剰や単なる偶然の可能性もあるからだ。

しかし、先日、私の退社時にエレベーターホールで待機していたら、そのタイミングを狙って居合わせたり、いつも決まった時間社食にいく時間をわざわざズラして私に合わせる行動が見られた。この2つの事案が決定的な付きまといだと判断した私は上司に報告した。

この時点で、すでに精神的に疲弊していた私は、業務内に舌打ちしたり、男性社員の前を通り過ぎなければならない時に足音が大きくなったり、感情が乱れたりし、平静でいられなくなった。周囲もその異変には気付いていた。

最終的に人事部による事実調査などの面談があった。その結果によると、トリガーとなった2つの事案は、偶然鉢合わせたという裏付け証明され、私の被害妄想ではないかとの結論で片付けられた。裏付けとなる根拠妥当だった。

確かに、2つの事案は本当に偶然だったのかも知れない。ただ、私自身、過去に渡って付きまとわれた経緯があっただけに、とても偶然とは思えないほど精神的に疲弊していた。

その経緯についても、たまたまではないかと片付けられ、被害者であった私は一転し、加害者になってしまった。

男性社員は一昨年、私がうつ病から復帰し、異動した際に隣の席だった。その時は特段付きまといなどの問題はなかった。リハビリ勤務だった私は、部署に慣れ、周囲との調和を図るために、その男社員とも積極的コミュニケーションを取るよう心掛けていた。

男性社員内向的性格で、社内外に友達もおらず、社交性に欠ける。立食パーティーなどでみんなとワイワイ会話できず、隅っこでひとりぽつん食べ物をひたすら食べているタイプだ。ただ、学歴だけはあるのでプライドは高く、瑣末な1つのことに異様なこだわりを持つ。

私はそんな性格を把握しながらも、相手価値観否定せず、適当に会話を合わせていた。私は気に入らたようだった。どうやら地図鉄道オタクのようで、私自身、その手のオタク話の合いの手になるようなライトオタク的な要素があるからだ。

昨年の夏にレイアウト変更で席替えをし、物理的に男性社員とは距離ができた。付きまといが始まったのは、その頃からである

距離ができたので、必然的に会話しなくなった。男性社員は私と会話したかったように見受けられる。

正直、その男社員価値観に沿った会話を展開するのは非常にウザいのだが、社交辞令だと思えば、同僚と共にランチ程度をご一緒するなら、何とか凌げる。

しかし、男性社員は社交性に欠けるため、私をランチに誘うことなどできるタイプではない。まず無理だ。逆に私が同僚と共に男性社員ランチに誘ったところで、必ずむっつりとした表情で断るだろう。社交性や対人関係の間合いが小学生男子のまま、成長していない。恐らく女性経験もないと思われる。

直属の上司は、私が男性社員と隣の席だった時に、積極的コミュニケーションをして潤滑油になっていたこと、性格性格だけに、気に入らたら、婉曲的につきまとうようなタイプだということは理解されたが、事実調査の結果に基づく限り、メールなどで付き合いをほのめかすというような決定的な証拠がないため、あくまでも私の思い違いという結果になってしまった。

男性社員は、付きまとい行為が付きまといであることすら無自覚で、私が不気味がっていることすら意識していない。他人不快感を与える自覚がないのだ。

部署管轄本部長は表面的には中立立場を保ちながら、私の思い違いということで、問題がなかったこととして片付けたい気持ちが強く伝わってきた。私の昨今の感情の乱れは部署の風紀を乱しており、落ち度として厳しく指摘され、威圧的な態度だった。本部長のその態度は非常に傷ついた。まるで私が加害者であるかのような扱いは心外であるということは指摘した。

部署不祥事賞与査定に響くし、自身出世に少なからず影響を与える。どの会社もそうだと思うが、昨今は業績以上にコンプラ違反や、セクハラパワハラ問題の方が重視されている。マイナス金利下で低迷している業界のバックオフィス部門の業績評価は、減点主義以外の評価はない。

今後も男性社員ランチタイムなどの付きまとい行為や、コピー機の付近無駄にジロジロ眺めたり、接近してくる態度は継続されると思われる。

アラフォー後半の私は年齢的にも、キャリア的にも転職はできそうにもない。外資系同業他社もあるが、今のポジション求人殆ど無く、むしろ、今の勤務先にアウトソーシングしているくらいだ。あとは異動しかないのだが、使えなくなった50代の出向社員の受け皿組織のため、身動きが取れない。

今の私にできることといえば、感情の起伏の激しさを抑制するカウンセリングやら、コーチングくらいか。また、どんなにジロジロ眺められたり、偶然を装ってフロアーですれ違ったりしても、反応しない耐性も身に付ける必要がある。

しかし、そのようなことに果たして労力や、多額のお金をかけるべきなのか、否か、判断できない。いや、そんなお金をかけるなら、洒落レストランビールワインを飲んでいた方がいい。

2017-03-02

惚れてた男にひどい扱いされて、気慰みに私の事好きな男を摘んで捨てて、その男が違う女子摘んで捨てて周囲が炎上してて地獄連鎖か。

 まるで夢の様な日々でした、小奇麗な装いの老婆は、そう言った。

 老婆と言ってよいのだろうか、自称齢四八、その肌は不健康に黒ずみ、深く無数の皺が刻みこまれ、骨の浮かんだ頬は、即身仏を思わせる。

 その手は、あらゆる労働の深さを思わせるような、傷の浸みついた、枯れ木だった。

 どんなにつらい事があっても、その思い出だけで、全て耐え抜いていける、そういう、素敵な思い出です。

 彼女は、冷めた茶を、ストローで啜る。

 そこには礼儀作法とは別次元の、厳かな上品さが感じ取れた。

 たった、五日の事で、ですか、私は尋ねた。

 たった、五日だから、です、彼女は答えた。

 それ以上、共に過ごせば、きっとどちらかが、何かに幻滅した事でしょう。

 私達は、だから、とても賢い選択を、お互いに自然と、選んだ事になるのでしょう。

 正直に申しまして、今日あなたがこうして訪ねてくれるまで、ここ何十年、彼の事なんて、ほとんど忘れていたのですよ。

 でも、思い出というものは、不思議ものですね。

 ある日突然、こうして目の前に、驚くような輝きを伴って、現れてくれる。

 とても、素敵だわ。

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 男は玄関口に私を待たせたまま、慌ただしく部屋を行き来し、封もしていないA4の使い古しの茶封筒を持ってきた。

 これ。

 素っ気なく、私に、突き出した。

 住所とか、中に入ってる。

 あまり綺麗とは言い難い、それなりの金額の皺の入った紙幣が、乱雑にばらばらと、それと幾つかの広告紙片のような物が、ぐちゃりと納められていた。

 先程までの態度と違い、何故かひどく、不機嫌になっていた。

 あの、これだけのお金だったら、書留とか振り込みのほうが、いいのでは。

 それだと、多分、受け取らん。

 でしたら、渡したら、報告とか、した方が、いいですか?

 要らん、もう連絡とかしないでいいから。

 持っていってくれ。

 後はもう、知らないから。

 どうでもいいから。

 頼んだから

 ろくな挨拶見送りもなく、私はぶっきらぼうに茶封筒押し付けられ、玄関から追い出された。

 五分にも満たない、嘱託儀式であった。

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 まぁ、言ってしまうと、私はあの人の、姪なんです。

 私が、熱海で働きはじめた時に、あの人は二度目の結婚式を控えていてね。

 ある日突然、一人で、誰にも連絡もしないで、ここにやってきたのよ。

 五日間、私が彼のお世話をしたの。

 それ以来、彼とは会ってもいないし、連絡も取っていない。

 親類経由で消息を知るぐらいでしたから、多分その時の事の、お金のつもりなんでしょうねぇ。

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 地方のバーに一人でふらりと入ると、気持ち良く酒を飲めるなんて事は滅多になくて、大抵は周囲の常連の大声の雑談を、なんだかやるせない気分で盗み聞きしたあげく、しおらしく退散するのがほとんどである

 だから、その日は年に一回あるかないかの、珍しく楽しい夜だった。

 その壮健で闊達な老人は、私が、次は熱海に行こうかと思ってるんです、と言うと、妙に食いついてきて、おすすめ観光場所や宿を勧めてきた。

 でも、あんな所、もう寂れとって、何も無かろうて。

 いや、なんか駅ビルがすごいの立って、少し盛り返してきているらしいですよ。

 ほうかぁ。

 何だか良く分からない名前日本酒キーボトルを、持ってこい、とママにぞんざいに言い放ったその男は、少しだけ僕の方に体を寄せ、今日奢るからよォ、熱海行くんだったら、ちょっと、お遣い、頼まれてくんねぇか。

 零時を越えた頃、店を出て、老人と共に、彼の家まで、ゆるりとした足取りで向かう事になる。

 泊めてやろうか?

 いや、ホテル取ってますから

 どこよ?

 駅前東横インです。

 遠いぞ。

 タクシーで。

 老人は次第に口数少なになり、足早に先を歩きはじめた。

 宿泊を断ったのが、気に障ったのかな、私はその時は、そのように思っていた。

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 でも、見も知らぬ貴方を信用して、こんなお金を託すなんて、不思議な事ね。

 きっと貴方は、人を惹き付ける、素敵な何かをお持ちなんだわ。

 私は、言うべきか迷ったが、口にする事にした。

 ごめんなさい、実は経費として、少し多めにネコババさせてもらいました。

 申し訳ないが、僕もお人好しでは無いし、それなりの手間もあったので、返す気はありません。

 あと、多分、あの人は、このお金がどうなろうと、どうでも良かったんだと思います

 別に、僕の事を信用した訳では、無かったと思います

 渡した金がどうなろうと、関係なかったんです。

 きっと自分の元から、金という形で、重荷が離れて行く事だけが重要だったんじゃないかと、思うんです。

 あら、悲しい。

 随分と、正直な事ね。

 そう、そうかも知れないわね。

 けれど、人間なんて、そういう物よね。

 でも、そういう距離がありながら、こうして想いが人に伝わっていく事は、掛け値なし奇跡で、とても素敵な事だと思うわ。

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 現実残酷しか有り得ない、と言った詩人が居た。

 だから人は、物語の中で現実を切り取り、紛い物の幸福を築き上げるのだ。

 いつの時代も、物語幸福な結末は、恣意的な「切断」により完成する。

シェーン」が、その背中にどれ程の希望を背負い立ち去ろうとも、彼等にその後待ち受ける人生は、一筆の価値も無い、塵芥に等しい物であろう。

 何もかもは、新鮮に見えて、いつも退屈だ。

 気が滅入るような醜い老人達との、無駄陳腐吐気を催すような邂逅も、つまりは「編集」によって、幾らでも、美しくなれる。

 そうして、虚ろな現実は、突然にして、眩い歴史に置換されていく。

 これは、その確認作業である

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 有難う、これで、何の悔いもなく、素敵な気持ちだけで、過ごしていく事ができそうです。

 いつかまた、どこかで、会えたら嬉しいわね。

 彼とも、勿論貴方とも。

 約束なんかせずに、偶然のように、どこかで会える事を、祈っているわ。

 はい

 それでは。

 いずれ、また、どこかで。

2017-02-28

タケダさん

昨夜、旦那氏と地元居酒屋で飲んだ席で

何の流れでその話になったかからないけれど過去旦那氏に接近してきた女性の話になった。

以前からポロポロとその話が出てきていたのでぼんやりとその人のことを覚えていた。


その人は旦那氏が学生時代スーパーバイトしていた時にレジ打ちをしていたバイトの子タケダさんという。

バイトが終わって近くのレンタルビデオショップピンク色コーナーに入ろうとしたところで不意に声を掛けてきて初めて旦那氏は認識したらしい。

そこから10年以上の交流があるらしいが、一度も付き合ったことはないとのこと。


タケダさんは高校時代に付き合って別れたにも関わらず、ずっと好きな男性がいて

ビンタされたり怒鳴られて車から引きずり降ろされても尚、その男性が好きで居続けているとのことで。

その後、色んな人と付き合っても結局のところその男性のところに戻ってヤってそれがバレて交際相手と別れるという流れを繰り返した。

今、タケダさんは結婚してマイホームに住んでいるようだが、結婚した2年後にまたその男性と会ってヤったという話をしたのを最後旦那氏はタケダさんと会ってないようだ。


そんな昔のある日、タケダさんが真夜中に旦那氏に突然電話をかけてきたので出てみると

「今、あんたの家の前にいるんだけどタクシー代ないから払って!!」と言ってきたので旦那氏が渋々タクシー代を出すと

そのまま旦那氏の家に転がりこんでベッドで寝始めた。

そうとう酒臭かったようでワケを聞くと、その好きな男性と酒の場でケンカして飛び出してきたとのこと。


「仕方なく泊めたんだ…」と話す旦那氏に私は「エッチした?」と聞いてみた。

そしたら、「おっぱい触るまでしかしなかった。」と聞いて何だか複雑な気持ちになった。

おっぱい触ったから嫌だとか、エッチしそうになったから嫌だとかではなく

私は当時、大学生だった旦那氏を前にあわよくばヤりまくれたであろうタケダさんの自由奔放さに嫉妬した。


別に不倫がしたいのではない。

ただ、結婚する前にそうやって理不尽言い訳と振る舞いで誰かを困らせながら

陰であいつは軽いらしいと囁かれながらも自由奔放にヤりまくっていたら

それはそれで面白かっただろうになと思う。

昨夜、居酒屋から帰る時からずっと今もその嫉妬モヤモヤしている。


まぁ、今となっては後の祭りなんだけど。

2017-02-25

私がえっちゃんを嫌いなのは何故なのか

私はえっちゃんが嫌いである。ガールズバンドボーカルのあのえっちゃんのことだ。

明確な理由はすぐに思い浮かばないくせに、嫌いという感情名前を目にしたり声を聞いたりするだけで私の心にふつふつと湧き起こる。ああ、またCMえっちゃんの声がする。嫌いだ。

私がえっちゃんを知ったのは10代の頃だった。当時仲良くしていた男性がいて、その男性が「えっちゃんかわいい」と言ったからに思う。それまではバンド名と有名曲を少し聞いたことがある程度でボーカルえっちゃんという名前ということは知らなかった。

その男性とは曲の趣味が合うのできっと私も好きになるだろうと思った。

ちょうどその頃だったと思う。なんの番組だか忘れたがえっちゃんテレビに出ていた。愛嬌のあるのっぺりとした顔立ちで、小さく華奢で、声が女の子らしい。スリーピース体制だったが三人とも野暮ったく上京したてなんだろうと思った。

その番組の中で三人にいろいろ質問をしていた。Yes/Noで答えられる質問ばかりだったと記憶している。そこで事件は起こったのだ。

どういう質問だったのかも忘れてしまったがえっちゃんは、えっちゃんだけは他の二人をまるで見捨てるような回答ばかりしていたのだ。売れるためならソロでもいいというようなことを言っていたように思うが、記憶を改変しているかもしれない。真逆のことを言っていたかもしれない。とにかく、他の二人とは違う回答をしたのだ。

女性は周りに合わせ必要以上に空気を読む性質を小さい頃から持っていると思うのだが、そのときえっちゃんはそんな気を微塵も感じさせない言葉を使っていた。そのとき私はこの女を嫌いだと思った。

この女は売れるために、有名になるために、たくさんの人に自分の曲を聞いてもらうために、自分の声を聞いてもらうために、周りの人間踏み台にしていくような女なのだと。

もちろん売れるために良い曲を作り発信していくことは素晴らしいことだ。しかしその過程で今まで一緒にやってきた“仲間”をいとも簡単に切り落とすことにためらいのない人間に、どうしても違和感を感じてしまった。

それからだ。私がえっちゃんを毛嫌いするようになったのは。きっとこれがそうだ。

この番組を見てからえっちゃんを、えっちゃんの声を嫌いになった。

それからというもの、私はえっちゃんこき下ろすようになった。

顔がかわいいわけではない、どちらかと言うと残念な方だ。百均の300円商品のような感じ。体型がセクシーなわけでもない。薄っぺら思春期前の少年のようだ。声も甲高く、あざとさが目につく。曲はいものも確かにあるが、地味な女性が歌うからいいと言う“地味な女性”を抜いてしまえば凡庸ものに感じてしまう。

そして結婚を三年隠していたこと、妊娠が発覚したときに完全に大嫌いになった。あざとさだけでは飽き足らず、えっちゃんは強か過ぎた。あんなに清純そうに振る舞っていながらも実際はバンドマン旦那と愛を育んでいた。ファンではないがとてもショックを受けた。ああ、私があの時感じた違和感気持ち悪さは当たっていたんだと。

持論だが、性を感じさせない容姿をしている女ほど性欲が強いように思う。素顔に近い化粧しかしない人、自毛そのままでカラーパーマをしない人、Tシャツジーパン好きな人など。

えっちゃんは持論に驚くほど当てはまる。ウブな見た目に騙されてはいけない。えっちゃんは経産婦だ。

私がどうしてえっちゃんを嫌いなのかを考えつらつらと文章を打ち込みながら、気が付きたくなかった事実に辿り着いてしまった。

私はえっちゃんが羨ましいのだ。

どちらかというと残念な見た目をして性格陰険田舎者みたいなえっちゃんがたくさんの男を魅了して(たとえそれがオタクな男たちであろうとも)、バンドマンという目立つ職をしている男を捕まえ結婚その男の子供を産み、それでも人気があることに。

私はお世辞にも綺麗とは言えない見た目をしていて、体も薄っぺら貧乳だ。性格は薄暗く頭もおかしい。単語を並べるだけならえっちゃんとそう変わりはないのに、えっちゃんメジャーデビューしているガールズバンドの顔でファンもたくさんいて旦那もいて子供もいる。たまにいい曲も書く。私はただの事務員で未婚で恋人もおらずついでに言ってしまうなら処女だ。しっかりと誰かと付き合った記憶はない。

私はえっちゃんが羨ましいのだ。気が付きたくなかった。羨ましい。

一般的女性幸せを掴んだえっちゃんが羨ましい。これからもいい曲を書いてね。聞かないけど。

2017-02-24

30代後半以降の大学特任教員婚活女子

30代後半以降で大学特任教員やってる男らは、その世代婚活女子と同じだと思う。職種を選ばなければなんらかの正規雇用はある(相手を選ばなければ結婚相手はいる)。でも自分価値を信じているから辛い努力をし続ける。客観的には自己評価高すぎなのかもしれないけれど、まあ自己評価なんてみんなそんなもんだよね。可能性が低くても努力し続ける方が諦めるよりマシなのかもしれないねその男らも婚活女性も。

2017-02-21

http://anond.hatelabo.jp/20170221100436

男にレイプ未遂された親友の心の傷考えてよ。

そういう子にいきなり近づいてティッシュ渡すことで相手がどれだけ怖がるかわかってない。

ビンタくらい当然でしょ。むしろビンタで済んだくらいで感謝してほしい。

その男は何か変な顔してどっか行ったから許したけど、それ以上近づいてきたら私の血ついた生理ナプキン投げつけるとこだった。

2017-02-16

図書館に行ったらお持ち帰りされた話

少し前の出来事になる。

僕は自宅で勉強ができなかった。

昇進に必要試験のため、勉強しなくてはならないのだが、どうしてもテレビPCスマホに気を取られ捗らないのだ。

幸い、近くの図書館自習スペースがあるので、少し前から休日はそこに通いつめていた。

休憩中に色々な本を読むことができるのも良かった。

思い返せば、大学受験の頃もこうして図書館自習室勉強に励んでいたものだった。

から、人の目がないと集中できないタイプだった。

今の僕は、あの頃の自分が思い描いていたような人物になることができているのだろうか…。そう考えると、いっそう勉強に身が入るのだった。

しかし、僕の仕事結構忙しく、その上休日は全て試験勉強に充てていたため、しばらく体が休まるときがなかった。

少し睡眠不足になっていて、ぼうっとすることが増えていた。

そうでなければ、あの日図書館に行った帰り道であん事態に巻き込まれることはなかったのだろうと今になって思う。

***

その日の夜、閉館の音楽が流れるのを耳にすると、僕は参考書ノートを鞄にしまって立ち上がりエレベータへと向かった。

図書館はある建物の高層階に位置しているので、出入りにはエレベータを用いなければならなかった)

図書館で思い思いの時を過ごしていた僕を含む老若男女が狭い箱に押し込まれ、地上で吐き出された。

外は当然ながら真っ暗だった。街の明かりが疲れ目に染みて、僕はあくびをかみ殺した。

その時だ。後ろから声をかけられたのは。

「なんだ、来てたんですね。声をかけてくれれば良かったのに」

最初、その言葉が僕にかけられた言葉だとは気が付かなかった。何しろ、知らない女性の声だったから。

ちょっとちょっと、聞いてます?」

肩を叩かれてびっくりして、僕はその人を慌てて振り返った。

誰だ?

まったく見たことがない女だった。年は多分大学生くらい。長い黒髪が色白の肌に映えている、地味な雰囲気の女だった。

僕があっけにとられていると、彼女ちょっと笑って僕の手をちょっと握って、駅まで一緒に帰りませんかと言った。

意味がわからなかった。一体何が起こっているのだろう。

彼女は僕のことを知っている、でも僕は彼女のことを知らない。まったく知らない。

もしかして、僕らのどちらかが若年性の痴呆症だったりするのだろうか?脳が疲れていて、頭がうまく回らなかった。

風邪引いてますか?ちょっと声が変じゃないですか?」「お腹すきましたね」「ちょっと痩せました?ちゃんと食べてますか?」

など、女がときどき投げかけてくる質問に生返事を返しながら歩いている間に駅についた。

「帰りは反対方向だから、ここでお別れですね」彼女は言った。

僕は、あの図書館から徒歩10分の場所に住んでいる。電車は使っていないのだ。

けれどもなんとなくの流れで一緒に改札を通ってしまった。

そればかりか、反対のホームに向かうため、図書館を出たときからずっと握っていた手を名残惜しそうに離して小さくバイバイをした彼女

少し淋しそうではかなく見えたから、僕は踵を返してまた彼女の手を握り、同じ方向に向かう電車に乗ってしまった。

僕は何をやっているのだろう?

明日仕事休みなんですか?」嬉しさで口元が緩んでいるのを隠し切れないらしい彼女が僕に聞いてきた。

今日土曜日明日日曜日から、それは間違いなく真実で、だから黙って頷いた。

行ったことのない方面へ向かう電車、窓の外を流れる見慣れない景色、そして横には知らない女。

何もかも非現実的だった。

ガラスに映る僕達二人の姿を眺めながら、多分これは夢だろうなと僕はその時初めて思い当たった。

そう考えれば何もおかしいことはないし、どうせならこの状況をとことん楽しんでやろうと思った。女は地味だが笑うと可愛かったし。

そういうわけで、彼女アパートに到着してドアを閉めるとすぐに押し倒して、そのまま彼女が気絶するまで滅茶苦茶セックスしまくった。

その女は着やせするタイプのようで、ものすごくエロい体をしていた。

気持ちよかった。

次の日の朝、女の悲鳴で目が覚めた。

目を開けるとあの女が居たが、昨日とはちょっと違っていた。けっこう度が入った眼鏡をかけていた。

あなた誰なんですか」怯えた顔をしていた。

「それはこっちの質問だ。君こそ誰なんだよ」僕は言った。「僕の手を握って家まで連れてきたのは君じゃないか

彼女は混乱していたので(僕もだが)、落ち着くのを待ってから昨日の話をした。

とても驚いて、青ざめた顔をしていた。

事の顛末はこうだ。

彼女には昔付き合っていた年上の男がいて、別れた後もしばしば連絡を取り合っていたが、最近は途絶えがちになっていたそうだ。

その男彼女はかつて、図書館に来てお互い自分用事を済ませ、帰りにデートしたりしていたらしい。

彼女はまだ、その男のことが好きで、それでそいつ便利屋扱いされていたようだ(色々な意味で)。

写真を見せてもらったら、なるほど、その男は背格好や顔立ちがなんとなく僕に似ていた)

前の日(つまり僕がお持ち帰りされた日)、彼女は目が痛くてトイレコンタクトを外し、その際にうっかり水で流してしまったが、後は帰るだけだしと裸眼で過ごしていたらしい。

それで、僕とその男とを見間違ったのだった。

事情がわかると、彼女は半裸のまま、色んな液体がカピカピになったものを体にこびりつけたまま、土下座して僕に謝った。

「そんなに謝ることないよ、僕がちゃんと言わなかったから悪いんだ。ちょっとぼうっとしてて訳がわからないまま来ちゃったのはこっちだし、それに…」

「それに?」彼女は、擦り付けていた頭を上げ、黙ってしまった僕に尋ねた。

何でもない、と僕は言った。何を言おうとしていたんだろう。そうして、彼女をじっと見つめている自分に気が付いた。

僕は眼鏡をかけている女の子が大好きなのだった。

***

それから何となく一緒にお茶を飲んだりごはんを食べたりするようになり(もちろんセックスはなし)、

彼女社会人だった)と僕はなんと出身大学学部も同じ、好きな本が同じ、食べ物趣味が合う、などが判明した。

一緒にいると心地よくて、割と可愛くて、何よりあの夜のことが衝撃的だったので

つのまにか好きになっていた。

あんなことをしておいて可笑しいかもしれないが、二人とも奥手だったため、

初めて出会ってから正式に付き合うまでに一年間の時間を要した(もちろんその間セックスはなし)。

図書館に通っていただけで、彼女もでき、それから試験でそれなりに良いスコアもとれて無事に昇進できた。

たまにはこんなすごい幸運もあるのだなと思った。

このことを思い出して書こうと思ったのは、彼女本棚からアルバムが出てきたからだ。

彼女はその時、夕飯の買い物に出ていて、僕は好奇心からついそれを見てしまった。

前に付き合っていたというあの男の写真も混ざっていた。処分し忘れたのだろう。

久々に見ると、僕に本当によく似ていた。

それらの写真は七葉あり、彼女が前に見せてくれたものを除き、なぜか全て少し離れたところから撮られていて、ほとんどが横顔だった。

そのいくつかの写真の中で、彼は僕が持っているのと同じシャツを着ていた。

似た雰囲気の男は、持ち物の趣味も似てくるのだろうか。

なかなか興味深いとは思いませんか?

2017-02-15

桶川ストーカー殺人事件」を100倍薄めたような出来事経験した

たまたま自宅近くの書店で手にした『桶川ストーカー殺人事件遺言ー』(清水潔著 新潮文庫)をパラパラ立ち読みしてて、こりゃ全部読まねばと思い購入。

あれからもうすぐ20年も経つのか、などと思いつつふと「そういや俺もその数年前に似たような出来事に巻き込まれたよなぁ・・・」と思い出した。

多分まだストーカーという用語自体があったかなかったか、そんな頃の話だ。

大阪府内のとある駅構内公衆電話で順番待ちしていた私は、その隣の公衆電話を使っていた女子大生風の女の子が、話の途中でカード切れになりそうになって財布を探り出したのが目に止まった。

ちょっと、ごめん、カードがなくなりそうなの、また後で・・・

たまたま私はその時3枚ほどテレフォンカードを手にしていて、全部貰い物だったので、ほんとに他意なくそのうち一枚を彼女差し出したのが出会ったきっかけだった。

普段ならそんなことする柄じゃない。たまたま彼女視線が私の手元にあったテレフォンカードにヒットした、それを私が見ていたというタイミングがそうさせたのだと思う。

 

彼女山口県出身で、大阪の確かどこかの外国語短期大学だったと記憶するが、女子寮に住んでいた。

身長150センチくらいで、ロングヘアーだったかな。ただ、ちょっと普通とは違うっていうか、今で言うメンヘルとまではいかないけどどこかしら精神的に不安定さを感じさせる部分があった。

とにかく毎日電話で私と話がしたいと言う。別に電話しなかったら怒ると言うほどではなかったのだけど、1日でも電話しない日があるとすぐ彼女は「他に彼女が出来たんじゃないの?」と冗談ぽく笑いながら言っていたのが忘れられない。

と言うのも、以前彼女と付き合っていた人に二股をかけられていて、それで男の人があまり信じられなくなったのだと言う。

実を言うと私は当時、二股どころか、他にも何人か彼女とまではいかないもののそれなりに親しい関係にあった女性がいた。そのことはもちろん彼女には内緒にしていたが、ひどい裏切りだったことは間違いない。けれど、自分自身にとっては後になってそのことが功を奏したと思う。もし彼女に一途だったりしたら私は殺されていたかもしれない。

 

で、とにかく毎日毎日彼女とは電話で話ししていたのだけど、二日ほど全く連絡が取れなくなったことがあった。多分付き合いだして一ヶ月くらい経った時のことだ。

正直、毎日電話で長話するのも疲れるので、彼女に対しては別に心配すると言うことはなかったのだが、実は彼女監禁されていたのだ、とんでもない男に。

その男精神カウンセラー職業としていたらしい。彼女二股失恋精神的にかなりダメージを受けたためその男カウンセリングを受けた。だがカウンセリングを続けるうちに彼女その男依存するようになってしまい、とうとう肉体関係にまで至ってしまった。ところが失恋ダメージから回復するにつれ、彼女の方はその男に対してどんどん冷めてしまい、関係を断とうとしたらしい。

それでその精神カウンセラーの男が未練たらしく・・・と言うだけなら良かったのだが、そいつがとんでもないストーカー気質の男だったから最悪なことになった。

 

関係を絶つなら、一千万円の慰謝料を払え

山口実家に行って関係責任をお前の親にとってもらう

大学卒業できなくしてやる&行けなくしてやる

・他の男と付き合うことは断じてさない。興信所使ってでも男性関係は必ず突き止める。そしてそいつを必ず殺す。

・どうしても別れるならお前を殺して俺も死ぬ

etc

などなど無茶苦茶なことを要求してきたのだとか。それを監禁明けの日に電話彼女から告白された。

監禁された理由は、他の男と付き合ってることを疑われたから。おいおい、それは俺だw←笑い事ではない。彼女は口を割らなかったそうだが。

だが、当時は桶川ストーカー殺人事件から数年前に遡る時代で、ストーカーみたいなのがそんなに恐ろしいとはまだ思われていなかった。

そりゃ多少はビビったけど、本気でそんなことする人間まさか近くにいるとは思えなかったし、だいいち私と彼女の接点はただ偶然駅で出会っただけの男女でしかなく、その上、関係は薄いながらも他にも好意を寄せていた女性がいたから、彼女電話番号以外は教えてなかったので自分危険が及ぶとも思えなかった。

でもその告白で恐ろしい監禁状態だったことを報告されてたのに、俺は内心「こいつどう言うつもりでそんな冗談言ってんだろ?」とか間に受けてなかったんだよね。

監禁中はずっと下着姿で椅子に縛り付けられて、軽い電気ショックを与え続けられていた、とか言うからさ。もちろんホントかどうかなんて分からないが、後で考えたら十二分すぎるほどあり得る話としか思えない。

 

その精神カウンセラー問題については何度も話し合ったが、桶川事件でもそうだったように、彼女も怖くて警察相談したのに全く取り合ってもらえなかった。ただ、桶川のように男に殺されるとまでは彼女は思わなかったので、取り敢えず誤魔化し続けていたらそのうち男の方も飽きるだろうと。結果的には監禁一年半くらい経ってから実際そうなった。

  

ともあれ、その告白後は多少なりとも慎重に彼女交際を続けることにした。例えば車でデートするならば尾行車を巻くように注意して運転するとか、同じ時間電話が話し中にならないように毎日異なる時間帯で電話するとか、彼女の寮には決して近寄らない、とか。

でも、何回かデートしてるうちに油断しちゃったんだな、お互い。そう、彼女を寮の近くまで送って行ってしまったんだ。奴はそこで前日からその朝まで張り込んでいたのだった。

彼女がその車が寮に横付けされているのを見つけて「逃げて!」と絶叫。バックしてスピンターン・・・だなんて華麗な運転技術もない私が何度も切り返してモタモタしてるうちに奴の車が近づいてあっという間に私の車の前に割り込まれてジ・エンド。

「おう!こら!にいちゃん!テメェとんでもないことやりやがったな!」とかなんとかその路上で延々私は奴に怒鳴りつけられた。

その後は、彼女の方から私に別れを言ってきて、ごめんなーとか謝りながらも私もあっさり身を引いた。とはいえ、無茶苦茶大好きと言うほどではなかったものの、それなりには彼女のことが好きだったからなんとかして付き合いを継続できないかとか思ったが、その男が私の住所も勤め先の会社も、実家ですらもすでに突き止めていたと言う話を彼女から聞いて本気で恐ろしくなってどうしようもなかった。

 

その後、彼女大学中退して、山口県に逃げるように帰ったもののすでに奴に実家は知られていて、彼女の親も巻き込まれて散々な目にあったらしいが、結果すでに述べたように、やつは彼女に飽きたのか、それとも別の女性に入れ込むようになったのか、ともかくもそれから三年くらい経って地元男性結婚し、平和に暮らせるようになったそうな。

彼女とは多分10年くらい前に電話で話したきりもう音信不通になってるけど、その時聞いた話は本当に今でもゾッとする。なんと、寮近くで奴と対決?したとき、奴は車に日本刀一本と出刃包丁を用意していた、とか。

 

さて、せっかく買った『桶川ストーカー殺人事件』、積ん読にならないよう最後まできちっと読むか。

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