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はてなキーワード: めいめいとは

2024-02-24

魔女の家って話の二次創作するときの注意事項が回ってきてたけど例の漫画家自殺を思い出した

同人誌界隈だとストーリー改変してめいめいが楽しむのはよくあるし売られてもいるけどなんで許されてるんだろう

2024-02-05

ハグ二次創作

行かなきゃいけない病院が4つくらいある気がする うそうそ笑 ほんとは3つ笑 ていうのも嘘笑 ほんとは2つ笑 なーんちゃって笑 ほんとは1つだけ笑 うそでーす笑 ほんとは1つもありませーん笑 という最後の主張だけが笑 都合よく真実であるはずがない笑 ほんとは-1こ笑

もうねばねばの真っ白い塊になって這いずりながら好きな人たちだけ飲み込んで生きていきたいよ〜〜〜

ポケモンの肉で作った料理食べ残しってモンスターボールで持ち帰れるかな

親とか生まれ時代とか普通に選べるけどまだ言葉が使えないからみんな希望なしになっちゃうらしい

悲しい時〜、自分が心の底から美しいと思ったものを共有した他人に、心の底から恐ろしいと言われた時〜

お前のカルビの部分

地獄にも季節があったらだるい

障害のあるキャラクターが「障害ステータスだ!希少価値だ!」と言うシーン

赤ちゃんが産まれとき周囲が喜んでるのに当の本人はめちゃくちゃ泣くのなんなんだ 雰囲気ぶち壊しだろ 笑え 産まれたことに感謝しろ 一生大人の言うことを聞け

どうでもいいのに悲しいだけの迷惑ニュース

失明しても悲しみは表に出さない人

毎日スイカ割りだ、ははは」

楽しい不謹慎クイズも残り一問です!

最終問題なので難しいですよ〜

それでは問題!これは不謹慎でしょうか?

A不謹慎 B不謹慎でない

気になる答えは!?

A!!不謹慎です!!

正解者はいませんでした〜

大道芸人が観客のTwitterアカウントからあっという間に住所を特定すると大きな拍手が起き、

凄腕外科医難病の子供を救うのが、もう楽しくて楽しくて」

わたしって恵まれすぎじゃない?

この世界は、どこかおかしい……

便座から立ち上がってお尻を拭く女子高生

全裸で街に出ても逮捕されないくらいかわいくなりたい

何回記憶消して観たか数えきれない

学校テロリスト侵入してきて真っ先に自分が殺される妄想をしている逆張りオタク

発話は問題ない奇形クリーチャー

「殺して。殺して。殺して。」

胎児の 胎児の 子猫ちゃん

母親の心がわかって

おそろしいのか♪

日本って二つもいらないよね

集団幻覚でも見るか〜と思ったけど相手いなかった

心霊スポットギャグをして不可解な笑い声が録れるまで帰れません

目が4つある顔文字みて

(👀ω👀)

実は昨日だけサプライズ平成だったんだけど、誰にも気づいてもらえなかったらしい

出会い方が違ったら友達になってたかもな」という趣旨発言で終わったレス

自分本名知らない人は、調べろ!

過払い金より調べた方がいい

世界が終わるので、めいめい世界の終わりみたいな顔をしている街

セックスしないと出られない部屋

↓難化

どう頑張っても出られない部屋

今日もたくさんハラスメントして慰謝料払うぞ!

同級生殺害した生徒を校舎中に轟く声で叱りつける生活指導先生

女の子だもん 象を食べたい日だってあるよ

初めて喋った言葉が「㌢㌧㌢㌧㌣㌔㌣㌔㌍㌧」の赤ちゃん

やさしくて苦しんでいる人へ

はやく病院に行ってね

セックスしたい、彼氏なら誰でもいい

のび太プロポーズ言葉が「僕のドラえもんになってください」だったら恐ろしい

せーので宗教行為しよ

もし自分以外の全員の記憶からあらゆる挨拶がなくなってしまっても、わたしだけは挨拶をし続けようと思ったんだけど、きっとそんなことしても無駄だよね ごめんね、変な話しちゃって

生きててえらい!

死んでる人「死んでてもえらいが?」

んなわけねーだろタコ死んでる奴の何が偉いんだよ少しは頭使えカスそんなんだから死ぬんだろとっとと失せろ二度と面見せんな

死刑執行の知らせを聞いてコージーコーナーに立ち寄る、かつてお父さんと呼ばれていた男性

1億人の上位0.0001%程度の政治能力を持つ日本国会議員がどのくらい凄いかというと、寝ながらでも政治できる化け物がゴロゴロいるレベル

加害するけど元気!

しみけんが好きな体位特になしだったら怖い

Chu!生理なくてごめん

死刑囚の葬儀で涙を流す人を見て不快になる被害者の遺族

健常者を差別障害から差別される第三の勢力の登場により、平等社会が、実現……

性自認なんてしないほうがいいな

京都には死後の世界がある

それ以外の場所で死んでも何もない

『痛みを1から10で表すといくつですか〜?』

「じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!じゅう!(子供の声)」

わたしはただみんなと友達になりたいだけなのに

2023-10-28

[]紀伊国狐憑漆掻語

谷崎潤一郎

漆掻きと云ったって都会の人は御存知ないかも知れませんが、山の中へ這入って行って漆の樹からうるしの汁をしぼるんです。いいえ、なかなか、百姓の片手間ではありません。ちゃんとそれを専門にする者があったんで、近頃はめったに見かけませんけれども、外国の安い漆が輸入されるようになったそうですから、いまどきあんなことをしても手間ばかりかかって引き合わないんでしょうな。兎に角以前には私わたしの村なんかへもよく漆かきが奈良あたりからやって来たもんです。漆鉋うるしかんなと云って、鎌のようなもので先の曲った奴を持って、腰に三四合ぐらい這入る竹の筒を提げて、漆を見つけると、その鉋で皮へ傷をつける。それがあんまり深く傷をつけ過ぎてもいけないし、浅過ぎてもいけないし、呼吸物なんで、その傷口から松脂まつやにのようにどろりと滲しみ出て来る汁を箆へらですくって竹の筒へ入れる。そんな時にうっかり下手なことをやって汁が顔へはねかかったりすると、それこそ赤く脹れ上りますから、馴れた者でないと出来ない仕事なんでして、漆にカブレないように紺の手甲を着けて、すっかり紺装束で出掛ける。まあそんなことをする人間なんで、私の村にもその商売の者が一人住んでいましてね。此の男は遠くへ出稼ぎをするのでなく、村の近所の山へ這入ってはうるしを採ってくらしていましたが、或る夏の日に、その漆かきが一と仕事してから山の中でひるねをしていますと、夕立ちが来たもんですからふっと眼をさましました。そしてそのときに、ハテな、己はひょっとすると寝ていた間に狐に憑つかれやしなかったかなと、そう思ったと云うんです。それが別にどうと云う理由があるんではないんですけれど、淋しい所をひとりで歩いているときなんぞに憑かれることがよくあるんで、ただ何んとなくそういう感じがしたんでしょうな。で、まあ、家へ帰ってもそれが気になって仕方がない、どうも狐がついたようだから明神さまへお参りをして来てくれろとお袋ふくろに頼んだりして、友だちなんかにもそんなことを云っていましたが、そのうちにとうとう床について、飯も食わないようになったんです。それで先生布団をかぶって半病人のようにうつらうつらしながら、日が暮れると云うと、ああ、今夜あたりは狐が迎いに来やしないかな、今にきっと来やしないかなと、心待ちに待たれるような、妙にそれが楽しみのような気持ちでいると、案の定夜になってから友達のような男が三人ばかり表へやって来て、「さあ、行いこら」「さあ、行こら」と誘うんだそうです。尤も友達と云ったって見おぼえのある男ではないんで、みんなせいが三尺か四尺ぐらいの小男で、法被はっぴを着て、木や竹の杖をついていて、何か非常に面白そうに「行いこら行こら」と云うんですが、それを聞くと行きたくって行きたくってたまらなくなるんだそうです。けれどもアレは狐だから行くんではないぞ、あんな者に誘われてはならないぞと思ってじっと我慢していると、友だち共は仕方がなしに帰ってしまう。するとその後ろ姿に尻尾しっぽのようなものがチラチラ見えるようなんで、ああやっぱり行かないでいい事をしたと、そのときはそう思いながら、又あくる日のゆうがたになると、今夜も誘いに来やしないかなと心待ちに待つようになる。そうするうちに果たしてやって来て「行こら行こら」と誘うんですが、それがもう、さも面白そうなんで、ついうかうかと行きたくなるんだそうですな。しかしその晩も一生懸命我慢してしまったところが、三日目の晩の九時頃に、家の前に庭があって、庭の下が六尺ばかりの崖がけになっていて、崖から向うは一面に麻の畑でした。それが夏のことですから麻が高く伸びていて、ちょうどその庭と畑とが同じ平面に見える。で、その畑の方へ例の小男が三人連れ立ってやって来て、「さあ行こら」「さあ行こら」と云うんだそうです。よくよく見るとその男たちの着ている法被に何か圓い紋がついていたそうですけれども、どんな紋だったか、そこんところはハッキリ覚えていないんだそうで、いつもの通りめいめいが杖をついていて、しきりにそう云って誘うもんですから、とうとうその晩は我慢しきれなくなってしまった。それでそうっと家を抜け出ようとしたとき生憎親父が小便に起きたんで、こいつはいけないと思って、「行きたいんだけれど、親父に見付かると面倒だから己は止すよ」と云うと、「なあに己たちが一緒なら大丈夫だ、こうすれば親父に見つかりはしないから、まあ附いて来い」と云って、その三人の友達が手をつなぎ合って、輪をこしらえて、その輪の中へ丑次郎―――という名だったんですが、その漆掻きの男を入れた。そして、「さあこうすれば親父が見ても見えやしないか心配するな、附いて来い/\」と云って連れて行くんで、ちょうど便所から出て来た親父とすれちがいになったそうですけれども、成る程親父には此方の姿が見えないようなあんばいだった。それからその晩は麻の畑の中で遊んで、いろいろ御馳走をしてくれたりしただけで、明け方には無事に家へ帰してくれたそうですが、四日目の夕方は日が暮れないうちから楽しみで楽しみで、早く誘いに来てくれないかなと思っていると、やはり昨夜ゆうべと同じ刻限にやって来て「行こら、行こら」と云うんです。で、又附いて行きますと、今夜はいい所へ行こうと云って、家のじき近所にガータロのいる淵があるんですが、その淵の方へ出かけたと云います。え、ガータロですか。ガータロと云うのはあれは河童かっぱのことなんです。ぜんたい私共の村は高野山の南三里ばかりの山奥にあって、私の字あざは一方が山で一方が谷になったゆるやかな傾斜面のところどころに家がチラホラ建っている。丑次郎の家というのも山と山の間にある淋しい一軒家なんでして、前に三四枚の段々畑があって、その先が今云ったガータロのいる淵なんです。別に名前のあるような淵ではないんで、村の者はトチ淵ぶちトチ淵と云っていましたが、さあ、どう云う字を書きますかな。何しろ大滝だとか赤滝だとか云って、非常に滝の多いところでしてね、その滝壺の下流が今云った谷の底を流れていて、淵になっているのはほんのわずかなところなんですが、そこにはいつも水が真っ青に澱よどんでいて、まん中に平べったい一枚岩が出ていました。ガータロはその一枚岩の上にときどき姿を現わすことがありましたから、たしかにその淵に棲んでいたには違いないんで、見た人は大勢あるんです。ええ、ええ、私も一遍たことがありますよ。なんでも夏の日ざかりに山の上を通っていると、下の方にその淵が見えて、岩の上に変な奴がすわっているんで、「ああ、ガータロが出ているな」と思ったことがありました。さあ、そうですな、遠くから見たんだからよくは分りませんでしたけれど、人間よりは小さかったようで、まあ猿ぐらいでしょうかな。姿も猿に似かよっていて、ただ斯う、頭の上に妙な白いものが喰っ着いているんで、鳥打帽子を被っているように見えましたよ。ええ、ええ、よく人間に害をする奴なんで、私の知っている人でも、ガータロに見込まれて水の中へ引きずり込まれそうになったり、ほんとうに引きずり込まれて死んでしまったのもあるんです。これは餘談になりますが、その谷川の別なところに丸木橋がかかっていましてね。或る私の友人が夕方その橋をわたろうとすると、うっかり足を蹈み外して、水の中へ片足をついたのが、岸の方の浅瀬だったんですけれど、その片足を抜こうとしても水が粘ねばり着くようになって、どうしても抜けない。しきりに抜こうともがいているうちに、次第にずるずると深みへ引っ張られそうになるんで、ハテな、ガータロに見込まれると水が粘ると云う話だが、こりゃあガータロの仕業しわざだなと気が付いたんです。ところでガータロと云う奴は鉄気かなけを嫌うもんですから、そう云う時には、何んでも構わない、鉄気のものを水の中へ投げさえすれば助かるんで、ふっとそのことを思い出して、幸い腰にさしていた鎌を川の中へ投げた。そうしたら難なくすっと足が抜けたんで、真っ青になって帰って来て、実はたった今此れ此れだったと私共に話したことがありました。もうよっぽどの歳ですけれども、未だに達者な人でして、至って正直な、うそを云うような人間ではありませんから事実そんな目に遇ったに違いないんですな。しかし此の男はそう云う訳で命を取りとめましたけれども、もう一人今のトチ淵へ篏はまって死んだ者がありました。十四五になる可愛いい女の児でしたがね。なんでも同じ村の餘所よその家へ子守りに雇われていて、めったとひとりで遊びに出るようなことはなかったのに、その日に限って、赤ん坊の寝ている間に出て行って、二三人の友達と一緒にその淵の所で鮎を釣っていたと云うんです。それが、おかしいのは、淵によどんでいる水が、ほんの一間ばかりの間岩の下をくぐって、すぐその先の方へ行くと滝のようになって流れ落ちているんですが、その女の児は淵と早瀬との境目にある岩の上にしゃがんで、瀬の方で釣ればいいものを、淵の方を向いて釣っていた。すると、友達の女の児もみんな同じ所で釣っていたのに、どう云うものか外の者には一向釣れないで、その女の児の鈎はりにばかり魚がかかる。外の女の児たちは詰まらないもんですから、此処は止そうよ、何処か別の所へ行こうよと云うんですけれども、その女の児だけは面白いように釣れるんで、夢中になっていつ迄も釣っている。そのうちにだんだん日が暮れて来ましたが、もうおそいから帰ろうと云っても聴き入れないんで、外の者はその児を置き去りにして帰ってしまった。さあそうすると、晩になっても姿が見えないもんですから、主人の家では心配をして、親元の方を尋ねさせると、其方そっちへも来ていないと云うんで、大騒ぎになって、いろいろ心あたりを調べると、実は晝間これこれだったと云う。外の児たちは云えば叱られると思ったんで、聞かれる迄黙っていたんですな。で、早速みんながその淵のところへ行って見ると、ちゃん下駄が脱いであるんで、いよいよガータロに見込まれたんだと云うことになって、それから泳ぎの達者な者が体へ綱をつけましてね、ガータロが出たら合図をするから、そうしたら綱を引っ張って貰うように頼んで置いて、淵の底へもぐって行って、屍骸を引き上げたことがありましたよ。兎に角その女の児が鈎を垂れると、ほら釣れた、ほら釣れたと云うようにいくらでも釣れるんで、外の鈎にはちっとも寄って来なかったと云うんですから、そこが不思議なんですよ。あ、そう、そう、そう云えば、その前の日に、その女の児の親たちの家の屋根の上からその淵の方へ虹がかかっているのを、たしかに見た者があると云います。虹がそんなに近いところにある筈のものではないのに、ちょうどその家の上から出ているんで、何かあの家に変ったことでもあるんではないかと思っていたら、その明くる日にそう云うことがあったんだそうです。でまあ、そのガータロのいる淵の方へその漆かきは連れて行かれた訳なんですが、なぜだか知れないが死のうと云うことを考えて、今夜は一つあの淵へ身を投げてやろうと思いながら附いて行くと、大勢の人が提灯をつけて淵の方へぞろぞろやって来るんだそうです。それで暫く物蔭に隠れて窺がっていると、村長さんだの、伯父さんだの、伯母さんだの、親類の誰彼なんぞの顔が見えるんで、中にはもう死んでしまった人なんぞが交っているもんですからおかしいなあ、あの伯父さんは死んだ筈なのにまだ生きていたのかなあと、そんなことを考えながら待っていましたけれど、提灯の数が追い追いたくさんになって来て淵のまわりをウロウロしている。この様子じゃあとても駄目だと思ったんで、「どうも死ぬのに都合が悪いから、今夜はもう帰る」というと、「そんならもっと面白い所へ連れて行ってやるから、まあ一緒に来い」と云って、棕櫚山の方へ引っ張って行った。その辺はいったいに棕櫚が多いんでして、大概の山には、高いのになると三間ぐらい、普通二間ぐらいの棕櫚と、一丈ぐらいの薄のような草が生い茂っているんですが、その茂みの中を分けて行ったら、山の中途に大きな岩が突き出ていて、友達の連中はその岩の上へするすると身軽に登った。だが見たところ丑次郎には登れそうもないので、「己はそんな高い所へ上あがれないから止める」というと、「なあに己たちが手伝ってやるから大丈夫だよ、上って見ろ/\」と云って、三人の小男が上から引っ張ったり下から腰を押し上げたりした。お蔭でどうやら上れることは上れたけれども、上る拍子に脛を擦り剥いたんで、今度はそれが痛くってたまらない。「痛い痛い」と云うと、「よし、よし、つばきを附ければすぐに直る」と云って、つばきを附けてくれたらじきに痛みが止まった。すると又咽喉が渇かわいて来たんで、「水が飲みたい」と云うと、「じゃ、まあ、ここで休もう」と云って、道ばたに休んで、何処から持って来たのだか直ぐに水を飲ましてくれたが、なんだかその水が小便臭かったそうです。で、その山を越えると、私の家の方へ下りて来ることになるんで、ああ、そうだったな、此処はもう鈴木さんの家の近所だなと、はっとそのときに気が付いたらしくって、「もう己は帰る」と云い出したところが、「まあいいからもう少し遊ぼう」と云って、しきりに引っ張って行くんだそうです。それでも無理に帰ると云って、とうとう振り切って来たそうですが、その晩も、その前の晩も、家に戻ったのは夜中の三時ごろだったそうで、いつも夜の明ける迄には必ず帰してくれたと云います。さて五日目の晩に待っていると、又「行こら行こら」と云いながらやって来て、今夜は伊勢へ連れて行ってやると云う話で、伊勢松坂へ出かけて、何んとか云う料理屋の二階へ上ると、たいそう結構な朱塗りの高脚たかあしのお膳が出て、立派なお座敷で御馳走をたべた。それから街道を歩いて行ったら、此処はカノマツバラだと云うんで、見ると成る松原がある。けれども、その時に斯う、ぼんやりと分ったのは、私の村から有田郡ありたぐんの方へ抜ける山路にヤカンダニと云う谷があって、めったに人の通らない淋しい所なんですが、そこをその漆掻きは前に一遍あるいたことがある。で、そう云う時にもいくらかその記憶が残っていたものと見えて、カノマツバラだと云うけれども、どうも此処はヤカンダニのようだから、「ヤカンダニじゃあないか」と云うと、「なんだ、お前はヤカンダニを知っていたのか。ではもっと外の所へ行こう」と云って、又方々を歩き廻って、「さあ、どうだ、此処がカノマツバラだ」と云われて見ると、今度は覚えのない土地で、松がずうっと生えていて、たしか松原景色になっている。しかしそう云う間にもときどき正気に復かえるらしく、己は狐に欺されているんだと云う考えがふいと起ることがあって、三人の小男の様子なども、人間の姿をしているように思えながら、どうかした拍子に尻尾が見える。はっきり見えるんではなしに、チラチラと斯う、見えたり見えなかったりするような工合なんですな。要するにまあその時分からそろそろ意識回復して来たんで、ヤカンダニを通ってからも暫く何処か無茶苦茶に引っ張り廻されていたようですが、そのうちに、村にイカキ山と云って、笊いかきのような恰好をした山があるんで、そこを通った時は、此処はイカキ山だなと云うことが分ったと云いますしかしその山は松だの欅けやきだのいろいろな雑木ぞうきが生えている密林なんでして、その林のなかをぐる/\歩いているうちに、木に引っかかって、フンドシが解けた。で、「まあ、待ってくれ、フンドシが解けたから」と云うと、「そんなものは構わないから放って置け、ぐずぐずしていると夜が明けるから急がなくっちゃいけない」と云って引っ張って行くんで、「もう己は帰る」と云うと、「帰らないでもいいよ。それより何所か寝る所があったら、みんなで一緒に寝ようじゃないか」と云うんだそうです。するともう夜がしらみかかって来たもんですから、その漆かきも今更家うちへ帰りにくくなってしまって、私の家いえの近所にある阿弥陀堂の方へ行った。と云うのは、その阿弥陀堂なら四人で寝るのにちょうど都合がいい場所なので、そこへみんなを連れて行って寝ようという考えが、ちゃんとそのときに頭にあったらしいんですな。それで阿弥陀堂へ行くのには、私の家と隣りの家との間を通らなければならないんですが、隣りの家の庭に古い大きな柿の木があって、それが往来の方へ枝を出していた、その木の下を通った時分に、「ああ、此処は鈴木の家の側だから、もうすぐ其処が阿弥陀堂だ」と思ったそうです。その阿弥陀堂は草葺きのお堂なんでして、うしろの方に四尺に一間ぐらいな裏堂が附いていて、その中に村のお祭り盆踊りなんぞに使う提灯だの行燈だの莚だのが置いてあったんですが、その莚のことを覚えていて、あの裏堂で寝ようというつもりだった。ところがそこへ這入るのには屋根からでないと這入れない。今も云う通りいろいろな物が入れてあったもんですから子供なんぞがいたずらをしないように、扉を中から締めてしまって、屋根から出入りするようにしてあったんで、そのこともちゃんと覚えていて、屋根裏へ上った。尤もその時に矢張り小男の連中が上から引っ張ったり下から押し上げたりしてくれたそうで、上って見ると、そこに二尺ぐらいの幅の厚い欅の板が渡してある。これはお堂の中の品物を出し入れする時の足場に作ってあったんで、その板に腰かけて莚の上へ飛び降り料簡だったんですが、小男共は、「此処がいい、/\」と云って、草葺きですから、庇ひさしの裏の方から上ると、竹を編んだ屋根の土台が見える、その竹の棒に掴まって屋根の草の中へ体を突っ込んで、「此方へ来い、/\」と云うんだそうです。成る程その連中はみんなせいが低いんだから巧く草の中へもぐり込めますけれども、丑次郎には這入れる訳がないんで、「己は体が大きいから駄目だ、そんな所へ這入ったら足が出てしまう」と云うと、「まあ試しに這入って見ろ」と云うんで、這入って寝てみたら案の定足が出てしまった。「ほれ御覧、こんなに足が出たじゃないか」と云ったら、「では仕方がないから中へ這入ろう」と云うことになって、さっきの屋根からでなく、別な所へ穴をあけて、その穴から、一人ずつ莚の上へ飛び降りて、裏堂の中の狭い場所へ四人が並んで寝た。それから少しとろとろとしたと思うと、お堂のうしろの板が三寸四方ぐらい切り取ってある、それは以前に、泥坊が内部にしまってあるものを覗のぞこうとしてそんな穴を拵えたことがあるんで、もうすっかり夜が明けたらしく、そこから朝日がさし込んでいる。と、やがて表が騒々しくなったんで、その穴へ眼をつけて見ると、村の子供たちがお堂の前で遊んでいるので、ガヤガヤ/\云っていてとても眠れない。「どうもあの子供たちがうるさいな」と云うと、「よし、よし、己が彼奴等あいつらを追っ拂って来てやる」と云って、一人の小男が外へ出て行った様子でしたが、どんなことをしたのか知れませんけれども、兎に角その男が行ったら子供たちはいなくなってしまった。それでようよう落着いて寝ようとすると、生憎とまた小便が出たくなったんで、「一寸小便をして来る」と云ったら、「いや、出てはいけない、出てはいけない」と云って、一生懸命に止める。「出ると掴つかまるから出てはいけない。小便がしたければ此の中でしろ。さあ、己達も此処でするぞ」と云って、三人とも寝ながら小便をしてみせるんですが、丑次郎にはどうしてもそこでする気になれない。もう出たくってたまらなくなって来たんで、とうとう又その屋根の穴からお堂の外へ降りたところが、遠くに私が立っていて自分の方を見ているので、「あ、鈴木さんに見られたな」と、その時はっきりとそう感じた。そして私が近寄って行く間に、三人の小男どもは慌あわてて逃げ出してしまったのだそうです。

さあ、そうでしたね、掴まえたのは朝の九時頃でしたかね。何しろ丑次郎がいないと云うので、村では捜索隊を作って山狩りを始めていたんです。それが明神様のお告げでは丑寅うしとらの方の山手にいると云う訳なので、一間置きぐらいに人が立って、八方から山を囲んで登って行こうとしていました。私もその捜索隊に加わっていたのですが、みんな鎌だの鉈なただのを持っているのに、私は素手すでだったもんですからすこし気味が悪くなって、もう山へ登りかかっていたんですけれども、ちょっと家へ行って来ると云って、それを取りに戻って来た時に丑次郎がお堂の縁に立っているのを見たんです。なんでも斯う、縄の帯をしめて、両手をうしろへ廻して、前の晩に雨が降ったんで裾の方がびっしょり濡れた着物を着て立っていましたがね。「丑じゃないか」と云って、此方こっちも恐恐こわごわ声をかけながら近寄って行くと、急いでお堂の中へ逃げ込もうとするので、掴まえようとしたところが、えらい力で抵抗してなかなか云うことを聴きませんでしたよ。そのうちに大勢駈け付けて来て、やっとのことで押さえつけて家へ引っ張って行ったんですが、家の閾しきいを跨ぐまでは可なり元気に歩きましたね。それからそっと寝かしつけておいて、行者を呼んで御祈祷して貰ったら、一週間ぐらいですっかり正気に復かえりました。尤もっともその前から少しずつ意識が戻って来て、己はこんな目に遇ったとか、何処そこへ連れて行かれたとか、欺されていた間のことをぽつぽつしゃべり出しましたがね。ええ、そうなんです、今申し上げた話と云うのは、その時私がその本人から聞いたんですよ。後で念のためにお堂のところへ行ってみましたが、成る屋根大穴が開いているし、中には小便が垂れ流してあって、臭いと云ったらありませんでした。当人も、「そうそう、己はあの棕櫚山を上る時に怪我をした筈だが」と云って、脚を出して見ると、たしかに皮が擦り剥けている。フンドシの解けたのなんぞも、よっぽどたってからイカキ山へ芝刈りに行った女が、木の枝に引っかかっているのを見つけて、ひどく恐がって逃げて来たことがありました。その外何処でこういうことがあったと云う所を調べてみると、大体その地点に證拠が残っていたんですから、それを考えても出鱈目じゃあないんですな。縄の帯をしていたのも、歩いているうちに帯が解けたんで、無意識ながら縄を拾って締めたんでしょうな。そののちその男一年ぐらい多少ぼんやりしていましたが、今でも酔っ拂った時なんかに、「狐つきの話をしろ」と云うと、笑いながら話し出すんです。

2023-10-07

正義ヒーローがいると社会は悪くなる

ジャーナリズムごっこ

https://anond.hatelabo.jp/20231005063225

の続きといえば続き。

NGリスト」のおかげで、また妙な方向へ話がドライブしている。

そりゃあんだけ大暴れしてたら後回しにされない方が変だろう。

一方でそんな内々の処理をダダ漏らす無能ぶりに震える。バカくらべか。

望月だって説明責任全く果たしてないとか弟が云々というのは無理筋というか「それはそれ、これはこれ」である

ジャニーズ望月記者のどっちの肩を持つん!?」というような問題ではもとよりないのだ。でもそういう対立構図でしかものごとを捉えられないレベルの人々が蝟集している。

さらに言うなら人だかりにはそれ自体に人を呼ぶ力がある。「対立構造しか考えられない」どころではなく、ほぼ何も考えられないが火事場の雰囲気にあてられて興奮して走り回る種類の人間が集まってくる)

児童に対する性犯罪とその組織的隠蔽事件までウヨサヨ対立ネタになってしまう、奇妙な社会を我々は生きている。

と、ここまでは前置き。知ってるか?正義ヒーローがいると社会は悪くなるんだよ。

ポスト核戦争の無法の荒野ではケンシロウは力無き民の唯一の希望だが、

警察とかがそれなりにある社会で、ヒーロー自由徘徊して悪人をこらしめてまわってたら社会は悪くなるよ。偏頗な正義は分断と憎悪の母だから常識だろ?えっ知らないの?なんかもっとマンガとか読んで勉強するといいよ。

それぞれの人間がそれぞれの利益・思惑でめいめい勝手に動き回る社会可能なのは手続き的な正しさだけだ。要は法秩序民主主義

別に望月衣塑子だけを念頭に言ってるわけではない。「文春砲だってそうだ。

スキャンダリズムは「正義を売らない」という旗印を掲げる。朝日新聞的に自分たち大衆を導いてやるというのではなく、大衆動物的関心に応えているだけだと。

複雑な社会の中には一部にそういうのもあっていいだろう。情報のドブ浚いというやつだ。

しかし今の文春のポジションは明らかに期待されすぎである。もちろん他のマスコミが不甲斐ないのだ。

2023-09-29

痴漢冤罪ショート動画の怖さって小中高で体験してるよな

https://x.com/conecofilm/status/1707269601485320287?s=46&t=XoY3-kM1mMh5y9NO5oLEMw

 当方男。血の気が引くほど怖かった。

 何が怖いって、痴漢冤罪の怖さっつーか、もっと古い記憶をほっくりかえされる怖さがあるよな。

 泣いている女、語気荒く反論する男、そして誰ひとりとしてその場の経緯を見ていない第三者

 この場面に至って、この男の人は悪くない、とわかっていても「あ、終わった……」って確信してしまった。フィクションなんだけど。ホントに血の気が引いた。

「終わった」という言葉適当でないなら「詰んだ」と言い換えてもいい。

 泣いてる女子、語気荒い男子、わけもわからずとりあえずで仲裁に来ためいめいクラスメイト先生

 痴漢冤罪からどう、ってんじゃなく、そういう詰みの構図がめちゃくちゃ怖いよね。

 ずばり痴漢冤罪をかけられた、という男は割合でいえばそう多くないんじゃないかと思うんだけど、こういう「泣いてる女子 VS 乱暴男子」みたいな詰みの構図に陥った経験がある男は、多いんじゃないか

「一旦落ち着きましょう」って座席に着席を促されるところとか、マジで怖かった。一応中立的立場と見せつつ、全く味方をしてくれないであろう同性とか。

「最っ低……!」って女の人の捨て台詞も本当に恐ろしいね。もう、議論余地なく、あの男に痴漢された、って頭がなっちゃってるんだ。やばい

 男なら誰しもあの詰みの構図の怖さをわかると思うけど、逆に女はあの動画を見てどう思うのか気になる。

2023-07-03

承認欲求が高いことをはしたないと思わない連中

立派な仕事してるのに「自分仕事なんかしょーもないもんですよ」と謙遜ができる人間が本当に少なくなった。

たいていの人間勉強仕事がこんなに大変だとか、家事育児が大変だとか言って愚痴ばかり。(そしてそれをこなしている自分凄いでしょ、という心)

自分のやってることなんか誰にでもできますよ、なんてとても言えないだろう。

最近CMとか見るとどの企業も「社会の誰かの役に立ってる」的な、なんかふわっとした良い感じのポエミーなキャッチフレーズで自社を気持ちいくらい賛美してるものが多い。

社長やら実業家やらが驕り高ぶって謙虚さをしばし忘れてしまっているのはまだいいが、水商売やら配達員みたいな連中まで「誰かの役に立つ大事仕事だ」、とかそりゃ需要があるから金が入るんであって必要不可欠な仕事だし誇りを持っていいことなかめちゃくちゃ当たり前なのに、自分に自信が持てないでそんなポエムに縋ってる姿が哀れで仕方ない。

そんな薄っぺらな当たり前のことしか言わんポエムがないと自己肯定できんのかと悲しくなる。

一番典型的なのは、昔は芸人とか芸術家なんかはめいめい自分仕事しょうもない、俺らは落伍者だ、道化だと自虐していた。学問ばかりをやってる研究者なんかも、自分社会からはみ出た仙人みたいな存在であること認識していた。

そいつらに位置するYoutuberやらなんかは完全におごり高ぶってわけわからんポエムを吐いて自分仕事神格化している。

研究者専門家はまるで世界の中心にいるかのような感覚仙人である自分自覚せず、机上だけの論理現実的生活感覚のないまま好き勝手に本を書いたり、コメンテーターして世の中をかく乱している。

とにかく自分のことを良い感じに見せることしか頭にないやつが多い。

別に自分しょうもない人間」でいいじゃないか!そして「しょうもないなりにはそこそこやれてるな」って、内心で思ってればそれでいいじゃないか

そりゃ誰だって内心自分仕事を誇りに思ってるし、でもだからってそれを他人にわかってもらおうなんてしなくていいし、自分仕事が一番偉いと思いながらも、表面上はお互い立てあってたらいいじゃないか

日本人謙虚さとかは、それを逃げ道にして臆病なだけの人間が増えたせいでいろいろ言われるが、やはり素晴らしい美徳だと思う。今一度取り戻してほしい。

現代では自分のことを下げて言えるのは強者特権で、自分なんかしょうもないですって言えるほど余裕のある強者がもういないんだろうか。

2023-06-14

anond:20230614084235

うちの発達の弟が、皿数多いとなんか食べるのが遅い気がしてたんだけど、これか

本人こういうの言ってくれないから、言語化してくれて助かる。

あと、大皿に盛ってあるのをめいめい勝手に取って食べる食事も苦手なんやろか。

2023-05-22

[]今日の仏人との会話

仏人;ワールドカップフランス決勝戦で負けたときマクロンシネマ、

う~~サブいわ、キモいわ、ウザいわ、ありえないわー

https://www.youtube.com/watch?v=6Vof5tbYhcE

マクロンはほんまキモい

フランスが優勝したこと過去2回ある、

1回目はジャックシラクときだ。

そんときシャンゼリゼ通りでパレードやったんだけど、4時間

チームの乗ったバスがやってきて4時間やってお祭り騒ぎ、みんな喜んでみんな浮かれたんだ。

で、

次は第1次マクロン政権ときだった。

そんときパレードやったんだけどどれくらいの時間やったかわかるか?

20分だよ。

マクロンクソッタレエリゼ宮にチームを呼びたかったんだ、

エリゼの中でワイワイてめえだけで盛り上がりたかったんだ、

からチームの乗ったバスシャンゼリゼ通りに来たけど、

voom!

弾丸のように去ってってそれっきりさ。

全くマクロンクソッタレの糞だ。

クリスマスの御馳走について

日本おせちみたいにきっちり決まっているものはないな。

もちろん外せないのはあるけど、パテだな、ソーモンやカナールとか、

あとはダンド、俺はあんま好きじゃないけどまあティピックだ。

あとは牡蠣か、それ以外はまあチーズとかなんとか、家族めいめいってとこじゃね?

基本はノエルから年末にかけては休みだな。

とにかくフランスではノエルから年末にかけて食って食って食って騒いで、

で、新年は2日から仕事だわ。

なので1月ってのはガストロよ、気持ち悪いし寒いしでみんな体調悪くなるよ。

本当に日本フランスノエル正月が逆のイメージだな。

益田;そうだね、日本正月おせちを初めとして祝いじゃ祝いじゃ、

食って食って食って、ってなって、

から7日におかゆを食べるんだ。

仏人;その制度は非常にいいな。

胃を休ませる制度はぜひフランスも取り入れるべきだ。

ただまあフランスではだんだんノエルがmoins sacré(神聖ではない)になってきたがな。

それもこれもみんなヴォク(woke)のクソッタレのせいだ。

ジョワイユノエル(メリクリ)が言えないノエルに何の価値がある。

ヴォクの糞どもはクリスティアンはけちょんけちょんに貶すくせに、

アラブイスラムを少しでもからかったら猛烈に攻撃してくる。

全く世の中狂ってるよ。

日本クリスマスなんて昔は関係なかっただろ?

クリスマスの日に死刑執行したくらいなんだから(笑)

全くクリスマス死刑とかジャポネはクレイジーだぜ。

益田しらねーよそんなこと)

益田;いやでも昭和の早い頃にはすでに子供にはクリスマスプレゼントをあげる風習があったよ。

仏人;マジで?!それでさらにオトシダマがもらえるんだろ??

益田ダブルボーナスやね(笑)

仏人;羨ましいな。

まあそういやフランスでも似たようなのでétrenneってのがあるな。

家政婦とか守衛とか、

お前のためにいつも日々の面倒を見てくれる人に感謝意味を込めてあげるものだけど、

まあ廃れた古い風習だな。

でも今どきのガキのクリスマスプレゼントってのもmoins sacréだな。

アイツラが欲しがるのは最新のiPhoneだよ。可愛げのないことといったらない。

俺らがガキの頃のプレゼントはせいぜい50ユーロくらいのもんだわ。

益田ゲームとか?

仏人;50ユーロじゃ買えねえよ!

昔はソフトで700フランとかしてたんだ。

しかシューペルニンテンドーは1年以上後で出てきたんだ、

日本で出てフランスでは出ないその間に、

マリオストリートファイターがどんだけ面白いかという情報けが流れてきて、

その間俺たちは涙を流してよだれを垂らすしかなかったんだ。

そこでフランスオタクの猛者共は輸入をしてなんとか遊ぼうとしたんだが、

コンソールだけで2,000バル、アダプタもテレビも何もかも規格が違う中で頑張ったやつがいたんだよ。

その頃なんて日本語わかるやつはめったにいなかったからな。

益田ファミコンの頃はアングレしか使えなかったから、昔の方がまだ良かったんだね(笑)

仏人;シューペルニンテンドーになると文字が全部日本語なんだ、

haï・ïïéの意味すらわからん、どっちがウイでどっちがノンだ!?

って万事がそんな調子よ。

そうやっていろんな壁を乗り越えたんだ、

プレイステーションだって規格が違うからディスクが回らないんだが、

蓋がしまっているかを感知するセンサー部分にチューインガムをつけて、

蓋を開けっ放しにしてヨーロッパ規格ディスクを入れてくるくる回して、

回った!となったら超高速回転しているディスクから危ないんだが

それをササッ!と外して日本ディスクを入れて、

それで「動いたー!!!!」とか感涙にむせんでいたんだ。

ああ、何もかもが懐かしいな。

ナポレオンの子孫に新しい子供が生まれたというニュース

ああ、そんなニュース聞いたな。

でも「あっそ、ふーん」くらいだわ。

ブルボン王朝の子孫とかもいるけど、

まあ何の権力もないわな。

益田;でもドイツでは旧貴族の連中が国家転覆を企んでたってのがあったよね。

仏人;coup d'État!!

あったなそんなこと、実に残念だ。

我がフランスでもぜひ起きてほしいことだが。

革命の本場の我が国でも、マクロンはむしろ中世暴君のようにやりたい放題に振る舞ってるわ。

自嘲気味にデモクナルシーという言葉があるくらいだよ。

益田;でも現代ボナパルト家ブルボン家って金持ちなんじゃねえの?

仏人;どーだろ。

まあニュースになるくらいだから裕福なんだろうと思うけど、

でも超金持ちってことはないだろ。

子孫が増えれば増えるほどパトリモワンヌが減ってくんだし。

それに城は維持補修にえれえカネがかかるんだぞ。

もしお前んちの窓が割れたら業者に頼めばせいぜい100ユーロくらいだろうけど、

城のガラス割れたら修復はアルティザンの仕事になるからな。

でもそれでもお城ってのは憧れであり夢だからな。

維持補修が大変だってのに買いたがるやつはいるし、海外の連中にも大勢いる。

フランスでもギニョールの声を担当してた奴らは、リサンシエされるまでは大金持ちだったから、

ほうぼうの城を買ってレフォルムしてたんだよ。

益田現代で新しくイチからお城を作るって人はいなかったの?

仏人;ジャポンラブホかよ(笑)

そんなの作っても意味ねーだろ。

かつて王がいて女王がいてシュヴァリエがいて、

そういった積み重ねがあって初めて城ができるんだ。

まあそういうことやるんだとしたらシノワの連中じゃねーか、

あいつらならプラスチック製の城でも拵えるだろ(mdr)

2023-02-23

WPA2エンタープライズと最新OSって相性悪いん?

Windows11も、macOS13も、Ubuntu22.04も、めいめいにWPA2エンタープライズ絡みでバグってるのなんなん?

まずWindows11。

接続時の認証情報訊いてくるとき、以前接続時の認証情報を明示的にクリアした後じゃないと、何を入力しても絶対接続できない。

次にmacOS13。

WPA2エンタープライズ環境ときだけ、決まって認証後のDHCP接続で、サーバが返したOFFERを一発で受信できず何度もDISCOVERを出し続けるので、接続確立まで数分かかることがある。

そしてUbuntu22.04。

最初リリースではwpa_supplincantにMSCHAPv2の認証が必ず失敗するバグがあった(次の22.04.1のリリース修正されたけど)。

なんでどのOSも、判を押したようにこんなす問題が表面化しそうな、ふざけた不具合があるん?

しかWinmacは未だに治ってないし。

2023-02-22

日本って本当に保守的だよな

パンダ名前

 

上野動物園

ランラン

カンカン

フェイフェイ

ホァンホァン

チュチュ

トントン

ユウユウ

リンリン

シュアンシュアン

シンシン

リーリー

シャンシャン

南紀白浜アドベンチャーワールド

永明(えいめい)

梅梅めいめい

雄浜(ゆうひん)

隆浜(りゅうひん)

秋浜(しゅうひん)

幸浜(こうひん)

愛浜(あいひん)

明浜(めいひん)

良浜(らうひん)

梅浜(めいひん)

永浜(えいひん)

海浜かいひん)

陽浜(ようひん)

優浜(ゆうひん)

桜浜(おうひん)

桃浜(とうひん)

結浜(ゆいひん)

彩浜(さいひん)

楓浜(ふうひん)

 

王子動物園

タンタン

コウコウ

コウコウ

 

前例に重きを置きすぎる日本社会の窮屈さが表れておるわ

2023-02-04

anond:20230203211738

寸分違わないことをわしは昔からほうぼうで言ってみたことがあるのだが、キョトン面以外の反応に接したことがないので今ちょっとうれしい。

今回この話にいっちょ噛んでるやつの大部分もなんにもわかってないけどな。

めいめい勝手に微視的な「ぼくがおもう○○婚のいい点、わるい点」を言い立ててるだけ。

まさに群盲象をナデナデ。

2022-12-21

今日の仏人との会話

 仏人;ワールドカップフランス決勝戦で負けたときマクロンシネマ、

う~~サブいわ、キモいわ、ウザいわ、ありえないわー

https://www.youtube.com/watch?v=6Vof5tbYhcE

マクロンはほんまキモい

フランスが優勝したこと過去2回ある、

1回目はジャックシラクときだ。

そんときシャンゼリゼ通りでパレードやったんだけど、4時間

チームの乗ったバスがやってきて4時間やってお祭り騒ぎ、みんな喜んでみんな浮かれたんだ。

で、

次は第1次マクロン政権ときだった。

そんときパレードやったんだけどどれくらいの時間やったかわかるか?

20分だよ。

マクロンクソッタレエリゼ宮にチームを呼びたかったんだ、

エリゼの中でワイワイてめえだけで盛り上がりたかったんだ、

からチームの乗ったバスシャンゼリゼ通りに来たけど、

voom!

弾丸のように去ってってそれっきりさ。

全くマクロンクソッタレの糞だ。

クリスマスの御馳走について



日本おせちみたいにきっちり決まっているものはないな。

もちろん外せないのはあるけど、パテだな、ソーモンやカナールとか、

あとはダンド、俺はあんま好きじゃないけどまあティピックだ。

あとは牡蠣か、それ以外はまあチーズとかなんとか、家族めいめいってとこじゃね?

基本はノエルから年末にかけては休みだな。

とにかくフランスではノエルから年末にかけて食って食って食って騒いで、

で、新年は2日から仕事だわ。

なので1月ってのはガストロよ、気持ち悪いし寒いしでみんな体調悪くなるよ。

本当に日本フランスノエル正月が逆のイメージだな。

益田;そうだね、日本正月おせちを初めとして祝いじゃ祝いじゃ、

食って食って食って、ってなって、

から7日におかゆを食べるんだ。

仏人;その制度は非常にいいな。

胃を休ませる制度はぜひフランスも取り入れるべきだ。

ただまあフランスではだんだんノエルがmoins sacré(神聖ではない)になってきたがな。

それもこれもみんなヴォク(woke)のクソッタレのせいだ。

ジョワイユノエル(メリクリ)が言えないノエルに何の価値がある。

ヴォクの糞どもはクリスティアンはけちょんけちょんに貶すくせに、

アラブイスラムを少しでもからかったら猛烈に攻撃してくる。

全く世の中狂ってるよ。

日本クリスマスなんて昔は関係なかっただろ?

クリスマスの日に死刑執行したくらいなんだから(笑)

全くクリスマス死刑とかジャポネはクレイジーだぜ。

益田しらねーよそんなこと)

益田;いやでも昭和の早い頃にはすでに子供にはクリスマスプレゼントをあげる風習があったよ。

仏人;マジで?!それでさらにオトシダマがもらえるんだろ??

益田ダブルボーナスやね(笑)

仏人;羨ましいな。

まあそういやフランスでも似たようなのでétrenneってのがあるな。

家政婦とか守衛とか、

お前のためにいつも日々の面倒を見てくれる人に感謝意味を込めてあげるものだけど、

まあ廃れた古い風習だな。

でも今どきのガキのクリスマスプレゼントってのもmoins sacréだな。

アイツラが欲しがるのは最新のiPhoneだよ。可愛げのないことといったらない。

俺らがガキの頃のプレゼントはせいぜい50ユーロくらいのもんだわ。

益田ゲームとか?

仏人;50ユーロじゃ買えねえよ!

昔はソフトで700フランとかしてたんだ。

しかシューペルニンテンドーは1年以上後で出てきたんだ、

日本で出てフランスでは出ないその間に、

マリオストリートファイターがどんだけ面白いかという情報けが流れてきて、

その間俺たちは涙を流してよだれを垂らすしかなかったんだ。

そこでフランスオタクの猛者共は輸入をしてなんとか遊ぼうとしたんだが、

コンソールだけで2,000バル、アダプタもテレビも何もかも規格が違う中で頑張ったやつがいたんだよ。

その頃なんて日本語わかるやつはめったにいなかったからな。

益田ファミコンの頃はアングレしか使えなかったから、昔の方がまだ良かったんだね(笑)

仏人;シューペルニンテンドーになると文字が全部日本語なんだ、

haï・ïïéの意味すらわからん、どっちがウイでどっちがノンだ!?

って万事がそんな調子よ。

そうやっていろんな壁を乗り越えたんだ、

プレイステーションだって規格が違うからディスクが回らないんだが、

蓋がしまっているかを感知するセンサー部分にチューインガムをつけて、

蓋を開けっ放しにしてヨーロッパ規格ディスクを入れてくるくる回して、

回った!となったら超高速回転しているディスクから危ないんだが

それをササッ!と外して日本ディスクを入れて、

それで「動いたー!!!!」とか感涙にむせんでいたんだ。

ああ、何もかもが懐かしいな。

ナポレオンの子孫に新しい子供が生まれたというニュース

ああ、そんなニュース聞いたな。

でも「あっそ、ふーん」くらいだわ。

ブルボン王朝の子孫とかもいるけど、

まあ何の権力もないわな。

益田;でもドイツでは旧貴族の連中が国家転覆を企んでたってのがあったよね。

仏人;coup d'État!!

あったなそんなこと、実に残念だ。

我がフランスでもぜひ起きてほしいことだが。

革命の本場の我が国でも、マクロンはむしろ中世暴君のようにやりたい放題に振る舞ってるわ。

自嘲気味にデモクナルシーという言葉があるくらいだよ。

益田;でも現代ボナパルト家ブルボン家って金持ちなんじゃねえの?

仏人;どーだろ。

まあニュースになるくらいだから裕福なんだろうと思うけど、

でも超金持ちってことはないだろ。

子孫が増えれば増えるほどパトリモワンヌが減ってくんだし。

それに城は維持補修にえれえカネがかかるんだぞ。

もしお前んちの窓が割れたら業者に頼めばせいぜい100ユーロくらいだろうけど、

城のガラス割れたら修復はアルティザンの仕事になるからな。

でもそれでもお城ってのは憧れであり夢だからな。

維持補修が大変だってのに買いたがるやつはいるし、海外の連中にも大勢いる。

フランスでもギニョールの声を担当してた奴らは、リサンシエされるまでは大金持ちだったから、

ほうぼうの城を買ってレフォルムしてたんだよ。

益田現代で新しくイチからお城を作るって人はいなかったの?

仏人;ジャポンラブホかよ(笑)

そんなの作っても意味ねーだろ。

かつて王がいて女王がいてシュヴァリエがいて、

そういった積み重ねがあって初めて城ができるんだ。

まあそういうことやるんだとしたらシノワの連中じゃねーか、

あいつらならプラスチック製の城でも拵えるだろ(mdr)

2022-11-30

ちょっと強めの発言になるけど

女性

子供を産むことができる+育児中の女性を「女性1」

出産+産む気なし+閉経の女性を「女性2」

初潮前の女性は「女性0」

と分類して考えるとどうだろう?

そして大きい主語女性は〜」はやめる。

それぞれはそれぞれの所属する「女性」の幸せを追求するようにしたらどうだろう?

とくに「女性2」。女性全体の問題など考えずにめいめい幸せになる道を模索されたら。

女性2」は「女性2」の幸せのみ追求され、

女性1」は「女性1」の幸せを追求する。

それこそが「女性0」の進むべき規範ともなるし結果として「女性」全体の地位向上につながるような気がする。

無理だし極論なのはわかるんだけどね。

2022-08-02

我が家食卓には、大きな深皿が置いてあり

そこにせんべいやらチョコレートやらビスケットやらがのっかっている

これらの菓子家族めいめいに補充し、めいめいに消費される

しばらく前からこの皿に「あわだま」という飴が加わるようになった

名前の通り炭酸を溶け込ませた飴玉である

誰が補充しているのかは知らぬ

先日、そのあわだまを食べようと個装の袋を破くと、中から2つの飴玉が出てきた

鶏卵双子は、おそらく両手の指の数より多く見た覚えがあるが、飴玉の双子は初めて見た

これは企画されたギミックなのか、製造・包装時のエラーなのか

得した気分であるが、多分、個装をまとめる袋全体では同じ重さなのだろうな

2022-05-15

変な夢を見た

他人の夢くらいつまらないものはない、というが、久々に文章化できた夢なので、あえて書く。

---

大勢(といっても数人?)で集まって、何かしようとしている。何か作る?焼物を作ろうとしているみたい。

ある人の家に集まる。現実の知り合いのギタリストの彼だ。なぜ彼かは不明。皆、楽器などを持ち込んでいるようだ。

他にもバンド関係で知り合った人がいる。おそらく先日会ったボーカルギターの人だ。キーボード女性もいたようだ。

家は、とても古い木造だが、部屋はやたら広い。広いが何もない。隅の方にめいめい荷物を置き、皆で屯する。

焼物を作るのは別の場所なので、移動しようということになる。

自分は、大きい方をしようとトイレを借りる。

扉を開けると、和式トイレだ。

床は入口から50cmくらい低いスロープになった部分があり、スロープの先の平らなところに便器がある。床は、艶のある色濃い木でできている。

便器の蓋も木でできており、便器をピッタリ隠している。金隠しが無い。

トイレのドアがうまく閉まらない。

鍵が壊れている?

家の持ち主のギタリストの彼がやってきて、小さい金属の閂を嵌めてくれる。

トイレをどうしたか不明だが、皆で外に出て、移動しようということになる。家から出て道路渡り、その家を見ると、外観もかなりボロボロだ。

周囲の家も、ボロボロの家が多い。

一件、取り壊し中の家がある。重機が家の壁を壊していて中が剥き出しになっている。今出てきた家かと思い不安になったが、違ったようだ。

2台の車に分乗して移動。

自分は、何か重要な物を託され、小さなトラック風の車に乗る。

他の皆は大きな金色ぽいトラックだ。

自分が乗る車は、三輪トラック風の、前が細くなった車で、何かが褪色した薄いピンク色。

ほぼ一人乗り。

白いペダルと赤いペダル。白いのがブレーキ、赤いのがアクセルらしい。クラッチになったりもする。

シフトレバー。昔のバスのように長い金属棒の先に丸い球が握りとして付いているやつだ。

運転なんか随分していないので不安だったが、ギタリストの彼の大丈夫だ、という声に押されて運転を開始。

皆が乗る大きなトラックの後について行く。

車は妙にスルスル動くが、操作がよく分からず先行車から段々と遅れる。

白のペダル、赤のペダルを踏んでも、手応えがまるで無い。

道路の端に寄ってしまい、縁石のようなところに登り、煉瓦に囲まれた花壇になっている部分をそのまま走る。

そこをそのまま進み、これではまずいと道路飛び降りる。

衝撃を覚悟したが、それは無く静かに降りる。

そのうち自分の車が先行するようになる。

後ろを見ると、トラックが付いてくる。

自分は行き先も知らされていないのに、どうしようかと思っているうちに、目的地に着く。

最初にいた家と同じような部屋。

ボーカルギターの彼は別の作品を先に焼いていたようで、出来上がった、と言って周りのおが屑のようなものを払いのける。

30cm角くらいの四角い立体で、側面は左側が直角の台形で、いかにも焼いたような薄茶色をしており、紺色の素朴な線で絵が書いてある。数人で談話をしているような、そんな絵。

2022-03-28

期待され、そして失望されたVTuber

依然としてVTuber業界で筆頭の存在感を示すホロライブ

今やVTuberファンというよりホロファンみたいな人がたくさんいるくらいだから、その影響は計り知れない。

そんなホロライブが昨秋、ほぼ一年半ぶりに採用した新人グループが、いわゆるホロライブ6期生通称holoXだ。

気がつけば活動開始から4ヶ月位経ったが、皆そろそろ立ち位置を確保し、めいめい精力的に活動しているようだ…一人を除いて。

実は一人だけ、デビュー時の大注目もどこへやら、今や失速・停滞しつつある配信者がいる。

風真いろはのことだ。

最初は「真に清楚な配信者」とリスナーに囁かれ、相当な期待を集めていた。

優しく、それでいて飾らない人柄に、マイクラが得意で、体力もあるからリングフィットも得意、更に鬼畜ゲーのJumpKingも世界レベルの記録を叩き出したり、なかなかの見所。

毎週の歌枠も、選曲センスを称賛され、ゲームや体力の強さと併せて多才の証左みたく言われていたのだが…。

今や、なにか炎上したわけでもないのにどんどん人が離れ、多くのファンの間で、ちょい昔風にいうところの「真面目系クズ」扱いに落ちぶれつつあるという、ある意味ヤバい状況なのだ

ケチの付き始めは、上述のJumpKing実況中に起こしたガチ恋拒絶ムーブ

あっ言っとくけど風真ねコメント欄告白タイムってのいうのね読まないからね、見えてないふりするから

真言ったよね?

ガチ恋は、風真の見えないところでやってください、て皆殿言ったよね?

心の内に秘めといてねって、風真の見えないとこでやってね~って、言ったよね~?

照れてる可愛い?いや照れてないから、拒否してるだけだから

デビューして一ヶ月ちょい、しか大晦日配信で多くのリスナーが詰めかけているところで、熱心なファン冷や水を浴びせかける言動

とにかく選別なんて後回しで、一人でも多くのファンを獲得しなきゃいけない初動の時期に、夢見てるファンを我に返らせるなんて…実際これが多くの反転アンチを生む結果になった。

別にただのアンチが増えるのは大した話じゃないが、反転なんて一人でも少ないほうがいいに決まってる。

こちらの手の内を知り尽くしていて、しかもそれまでの好意がそのまま悪意に180度転換した人に痛めつけられるって、相当なダメージから

こんなん少しでも客商売やったことある人にとっちゃ常識だと思うので、なぜそんな言い方したのかと思わずにいられない。

この一件で何人もの反転に粘着されるようになった上、悪いことに、この人の配信者としての能力が、この初動のやらかし過去の笑い話にできるほど優れていないことも、徐々に明らかに

しろソロトークも、コラボの盛り上げも、ゲームの腕前も、歌も、要するに声とガワ以外の全てが微妙すぎて、熱心な擁護につながらない。

(個人Vでもっと面白いはいくらでもいそう)

加えて、この人のトークナチュラル煽りマウントが入るという悪癖があり、それは時に先輩への誹謗中傷になり、コラボでは共演者へのプロレス失敗による寒々しい空気を惹き起こしたりする。

(その上でウケるリアクションにも、話を広げられるコメントを拾うのにも長けておらず、結果ゲーム実況とかが虚無と化す)

例えばこんな感じ:

水入れてるよどっかのエリートな先輩と違うでござるよw

あっやべ敵に回しちゃう

風真ね、ちゃんと”ここ“使ってますからww

とまあ、熱心なファンでもフォローできない配信内容が、現在進行系で人離れを起こしていると。

お得意のマイクラJKも今の所「澤もドリブルうまいコピペみたいというか、全然活かそうとする気配がない。

というわけで、今はもう「運営はどういう営業方針でこの人を入れたのか」というフェーズになりつつある。

普通企業Vは従来のタレントでは取り込めなかったファン獲得のために新人を入れるモンだと思うけど、この人が箱にそういう貢献しているとはとても思えないし。

今や、どういう人がファンとして残っているのか分からないVである

2021-11-18

ツイステの愚痴垢が怖い

 某月某日、友人の度重なる布教に折れ、ツイステをインストールした。見事にハマった。

 ハマり過ぎてTwitterアカウントを作ったので、通話ついでに沼に突き落とした友人に報告した。

友「おめでとうー! ようこそワンダーランドへw」

私「ありがとー」

めいめい喜んだのも束の間。

友「あ、愚痴垢は先にブロックしておいた方がいいよ。いつ絡んでくるか分からいから。リスト送るねー」

愚痴???

友人が言うには、ツイステというゲーム運営周りが不安定で、それに対する愚痴を言うことで繋がる文化というかコミュニティがあるらしい。

私「いや、愚痴くらい好きに言わせてあげれば?」

友「それもそうなんだけどさー。検索に引っかかるし、公式投稿リプライ送りまくるし。

悪質なのだと、一般ユーザースクショ晒したり、いきなり信者認定して殴り掛かってくるから。防犯大事

蛮族かな???

友「まぁ、似たようなものだよ。私は一般ユーザークソリプ投げてる所と、スクショ晒してる所しか見た事ないけど。

レイヤーの顔に修正入れて公開したり、公式のスチルを手直ししてた奴もいるとか」

私「誹謗中傷を通り越して犯罪では?」

友「それがなー、おかんが言うには誹謗中傷じゃないらしいねん。親切に事実を指摘してやってるのは、誹謗中傷じゃないって言うてたわ」

私「なら誹謗中傷やないんとちゃう?」

んな訳あるかい!!

と、古いネタで遊んでいるうちに、リストインポート完了してざっと眺める。

私「あんさ」

友「ん?」

私「これさ、何件あるの?」

友「ざっと250件くらい。キリがないから、鍵は抜いてある。えっへん」

えっへんじゃないわ!

キリがないから見付けた奴はどんどん通報&ブロックしているらしい。

多分以降も増えるからと、念のために見分け方や探し方を少し教えて貰った。

・🩸🟥などの絵文字が好きで、よく名前プロフに入っている(愚🩸とか)

・追捨て、とか、何かと語感の汚い伏字が好き

公式メンテナンスに入った時の引用リツイートやメンションをツールブロックすると良い

・そのフォロワーブロックしていくと捗る

・鍵が掛かって、公式画像アイコンにして、カップリングが書いてある奴は役満釣り

友「みんな触って燃えるのが嫌で放置してるから、許して貰ってると思ってどんどん元気になってるから気をつけてね。最近イベント中で毎日燃料投下されてるし。分からないで触ると大変な事になるから

私「あのさ」

友「なぁに?」

私「もうこの学校退学していい?」

友達ダメに決まってんじゃん?」

ようこそヴィラン学校へ……。

追記

友「これを書いておかないと、匿名でも燃えるから」と教えてもらった。

ツイステは一時期、二重課金召喚ミスなどの報告が相次ぎ、調査を依頼する署名活動を3回ほどしているらしい。

そして先日、運営から正式に「調査したけど、ユーザー操作ミスか、Apple側の遅延だと思うから確認してみて。後は知らん」という声明が出されて愚痴垢が燃え燃えているらしい。

友「へぇー、そうなんだって言っただけでも、被害者を嘘つき認定したことになって燃える弾薬庫だから。お前よく、公式かに中身の無い引リツするからほんと気をつけてね」

私「もう引退させてください……」

友「だぁめ」

ツイステの愚痴垢が怖い

 某月某日、友人の度重なる布教に折れ、ツイステをインストールした。見事にハマった。

 ハマり過ぎてTwitterアカウントを作ったので、通話ついでに沼に突き落とした友人に報告した。

友「おめでとうー! ようこそワンダーランドへw」

私「ありがとー」

めいめい喜んだのも束の間。

友「あ、愚痴垢は先にブロックしておいた方がいいよ。いつ絡んでくるか分からいから。リスト送るねー」

愚痴???

友人が言うには、ツイステというゲーム運営周りが不安定で、それに対する愚痴を言うことで繋がる文化というかコミュニティがあるらしい。

私「いや、愚痴くらい好きに言わせてあげれば?」

友「それもそうなんだけどさー。検索に引っかかるし、公式投稿リプライ送りまくるし。

悪質なのだと、一般ユーザースクショ晒したり、いきなり信者認定して殴り掛かってくるから。防犯大事

蛮族かな???

友「まぁ、似たようなものだよ。私は一般ユーザークソリプ投げてる所と、スクショ晒してる所しか見た事ないけど。

レイヤーの顔に修正入れて公開したり、公式のスチルを手直ししてた奴もいるとか」

私「誹謗中傷を通り越して犯罪では?」

友「それがなー、おかんが言うには誹謗中傷じゃないらしいねん。親切に事実を指摘してやってるのは、誹謗中傷じゃないって言うてたわ」

私「なら誹謗中傷やないんとちゃう?」

んな訳あるかい!!

と、古いネタで遊んでいるうちに、リストインポート完了してざっと眺める。

私「あんさ」

友「ん?」

私「これさ、何件あるの?」

友「ざっと250件くらい。キリがないから、鍵は抜いてある。えっへん」

えっへんじゃないわ!

キリがないから見付けた奴はどんどん通報&ブロックしているらしい。

多分以降も増えるからと、念のために見分け方や探し方を少し教えて貰った。

・🩸🟥などの絵文字が好きで、よく名前プロフに入っている(愚🩸とか)

・追捨て、とか、何かと語感の汚い伏字が好き

公式メンテナンスに入った時の引用リツイートやメンションをツールブロックすると良い

・そのフォロワーブロックしていくと捗る

・鍵が掛かって、公式画像アイコンにして、カップリングが書いてある奴は役満釣り

友「みんな触って燃えるのが嫌で放置してるから、許して貰ってると思ってどんどん元気になってるから気をつけてね。最近イベント中で毎日燃料投下されてるし。分からないで触ると大変な事になるから

私「あのさ」

友「なぁに?」

私「もうこの学校退学していい?」

友達ダメに決まってんじゃん?」

ようこそヴィラン学校へ……。

追記

友「これを書いておかないと、匿名でも燃えるから」と教えてもらった。

ツイステは一時期、二重課金召喚ミスなどの報告が相次ぎ、調査を依頼する署名活動を3回ほどしているらしい。

そして先日、運営から正式に「調査したけど、ユーザー操作ミスか、Apple側の遅延だと思うから確認してみて。後は知らん」という声明が出されて愚痴垢が燃え燃えているらしい。

友「へぇー、そうなんだって言っただけでも、被害者を嘘つき認定したことになって燃える弾薬庫だから。お前よく、公式かに中身の無い引リツするからほんと気をつけてね」

私「もう引退させてください……」

友「だぁめ」

2021-09-23

田豊としてのtikani_nemuruさんへ

これは面白い話じゃないか私信というか

tikani_nemuruさんにだけ伝われば満足というエントリです。

 

いつから表現の自由」の問題と思っていた? - tikani_nemuru_M’s blog

ナイストライ

でも残念ながらそれはもう無理なのよ。

 

だってフェミニスト議員連盟偏見助長」「性犯罪誘発」って言っちゃったんだもん。

それならもう広告じゃなくても公的じゃなくてもあかん表現じゃん。

表現全般の話にしちゃったのはフェミニスト議員連盟であり

よく考えずにそれに付き従った頭の悪いネットフェミネットサヨクさんたちだから

  

tikani_nemuruさんの戦線収拾プランはわかるよ。

公的広告から余分な要素は困るんです。」だけ。

わかるわかる。堅実なラインだと思う。

(実はそのラインに対しても突っ込めるポイントはあるんだけど今は話が逸れるからやめとく)

 

ももう遅いよそれは。

ちょっと持ち上げるけど、tikani_nemuruさんはフェミニスト議員連盟ネット有象無象お気持ちサヨクよりはだいぶ有能なように見える。

でもそれなら出てくるのが遅かったでしょ。遅すぎたよ。

  

かつてどれほどたくさんの有能な軍人が「今の戦況ナシ!」「ここまで戦線下げて仕切り直したい!」って思ったか

攻勢限界点を見誤った無理な拡張をして、そこを維持できなくなって全部グッチャグチャにやられちゃう

きちんとした戦線を設定してればその内側をやられることはなかったのに。

そういうのは無数にあるけど、後から「今のナシ!」って言ったって駄目なのよ。 

  

そういうのってだいたいバカな上官や同僚のせいで、

適切な戦線切り直しが提案できるような能力のある人はたいていの場合そもそも無理な戦線拡張したのと人は別の人だけど。

それ自体がtikani_nemuruさんのせいじゃあないよね。 

 

けどtikani_nemuruさんは本当なら、

この問題が勃発した初期段階で大声出して

フェミニスト議員連盟は間違っている!あの動画がよくない理由はこうだ!」とやるべきだった。

 

無謀で無能大将罷免若しくは背中から銃殺して自分臨時大将になって

「正しい戦線設定はここだぞ」と大号令掛けるべきだった。

 

実際にはあなたはそうしなかったので

無謀な大将の号令で変に強気になった兵隊全然統制とれずにめいめい作戦バラバラに戦って次々にやられて押し込まれてる。

いまからどんなに妥当作戦を出してきたって「今まで言ってたことは?」「また別の主張?」って言われちゃう。 

 

まあ作戦提案妥当賢明であることと 

大将として号令かける覚悟カリスマ性や名声は別の事だから

あなたが味方の中で一番賢くたってそれを周りに徹底することは別の難しさがある。

 

でも無謀な戦線拱手して見ておきながら

戦況が滅茶苦茶になってから「私ならもっとマシな作戦があった」っていうの

あなたそれじゃ田豊ですよ。 

 

基本方針に沿って全力で権力も争い節操無しと言われるような手段も取り敗れて名も残さなかった郭図。

出発点が間違ってるのに勝てもせず最後だけウェットに飾って気持ちよく敗れた不潔な独り善がりが審配。

最も賢明だったのに主導権把握をせず自分が一番賢かったことを獄の隅で吠えて史書に名を残して満足した田豊

私はこの三人なら郭図を評価したい。

 

 

味方の誰よりも賢かったことだけ隅っこに書きつけて満足して。

賢いんなら機を逃さず大将トップ参謀になる責任があったのにあなたはそうしなかった。

2021-09-17

奴隷チキンレース、いつまで続けるつもりなの?

私はよくできた増田なので、結論から先に言うね。

原則として動物利己的で、人間動物で、だから人間利己的な存在だ。

人間利己的な存在である、この前提で制度設計されるのが理想だと考える。

利己的な動物である人間に対して、ルールを守らせるには、守った方が得をする設計を用意することだ。

欲望コントロールしようと思うなら、動物を鞭で打つのではなくて仕組みの方を見直さないとならない。

これが本日の論旨となります

正直結構ムカついてまして、ここから垂れ流す駄文には言葉が乱れてる部分もあろうかと思いますんで、以上のことに少しでも思いを馳せていただけましたらば、ここで読むのを辞めていただいても結構です。


こないだ撮影済みの古い「写ルンです」が見つかった。

現像すると、10年以上前も、私がまだ高校生だった頃、友達キャンプした時の写真だった。

思いがけず掘り起こされた若かりし自分たち写真から、仲間内では大層盛り上がり、思い出話に花が咲いた。

そのうちの一つは、道中での出来事だ。

キャンプの最寄り駅は、今現存してたら秘境スポットとして話題になりそうなほどにオンボロの無人駅だった。

今みたいな簡易改札機もなく、木造りの台が設置されているだけ。そこにめいめいが、切符や、差額がある場合は不足分を置いていくというシステムだ。

細部は覚えてないけど、とりあえず適当切符を買って、着いた先で精算するつもりだったんだと思う。

地元から目的地まで、乗り越し精算で2000円ほどの差額だろう。今なら乗り換え案内アプリで瞬時に計算できるけどそんな時代でもなく、駅員もいない。たしか両替機も置かれてなかった。

最初からそんなつもりだったわけじゃない。誰も目的地が無人駅だなんて知らなかった。でも、ほとんどタダ同然で遠くまで来れちゃった。ラッキー

ということで、私たち無賃で駅を降りた。ただ一人、律儀にお金を置いていった人間がいる。そいつは、今では警察官として働いている。

曲がったことが本当に嫌いで、空気を読まずに正しい行いができるそいつ以上に、警察になるのに相応しい人物を私は知らないし、仲間や知り合いで、警察になったのは後にも先にもそいつだけだ。

逆を言えば、警察になるくらい正義感の強い人物でもない限り、分別のつかないガキが自ら進んで真っ当な行いをするなんてのは珍しい。

私たちは、とりたてて優等生でもなければ、かといって犯罪上等!喧嘩上等!卍!みたいなヤンキーというわけでもなかった。

日本高校生としての分布図で言えば、年相応に頭が悪く分別がつかないという点も含めて、ごくごく平均的なクソガキだったに過ぎない。

自分の行いを正当化する気は一切ない。遠方まで運んでもらった見返りとして払われるべき対価を払わない。クソだなと思う。今なら私も、絶対に支払う。

けど、一方でこうも思う。果たして、誰にも咎められずに自分が得する機会が舞い込んできた時、わざわざ身銭を切れる人間はどれだけいるだろう、と。

誰しも自分が一番大事で、余裕があれば善行もするけど、自分の目先の欲望よりも他人を思い遣るのは難しい。

私は、漫画海賊版サイト流行した時にも同じことを主張した。何かを抑止しようとする時、利用者側に良識ある行動を呼びかけたところで効力がない、と。

本気で人の行動を抑制するには、良識に頼むのではなく仕組みで解決するしかない。

まず謝っておきます、実はここからが本題です。

感染対策意識がザルで、開催地だった愛知県知事常滑市長、および国民の皆様を激怒させた「NAMIMONOGATARI」がいまだに話題ですね。

大変申し訳ありませんでした。本当なら私も参加してました。

たまたまその時の私には“良識”が働いて参加を見送っただけで、出演していたラッパーほとんどを好きなので、気分次第では実際に参加してたでしょう。ですので、重ねてお詫びいたします。

続きを話す前に、私が“良識ある大人”に成長したことアピールするため、「あいち医療応援基金」に、ささやかではあります反省の意を込めてチケ代に相当する額を募金したことをあらかじめここにご報告しておきます

以下からふるさと納税の返礼品を希望しない形で募金し、額と支払い情報を確定させると、使い道を指定する画面が出てきます。ご興味のある方は是非。

そしてこの基金存在を知るきっかけをくれた、Awich、CIMBA、CREAM感謝👍

https://www.satofull.jp/static/oenkifu/corona_virus_pref-aichi.php

さて、「NAMIMONOGATARI」ね。書きづらいからもう波物語でいいよね。西尾維新作品みたいに見えちゃうけどね。これこそ風評被害だね。

このご時世に、イベントに参加して、お酒を飲んで、大騒ぎして。全くケシカランですよね。

再三の呼びかけを無視して開催を強行。現場コントロールできず、判明しているだけで数十人に上るクラスターを出してしまったのは波物語主催者責任でしょう。

聞きましたか? 蓋を開けてみれば、当日の参加者緊急事態宣言下の人制限5,000人を大きく上回って8,000人ですってよ。あり得ないっすねー。

何より、行政補助金申請してたのにガイドラインを守ってなかったのがヤバすぎ。

ガイドラインを守る見返りに補助金がもらえるわけで、それは取引として成り立ってない不正行為でしょ。まるで高校生の私みたいですね(笑)

その愚行は、慎重に開催してる他のイベント事業者の足を引っ張ることになるでしょう。大きな禍根を残したと言えます

そして、ノーマスクで浮かれて、ゴミの始末もしない参加者ヒートアップして観客を煽ってシンガロングさせる演者

杜撰体制の責を負うべきは主催だけど、それぞれも、心当たりがあれば自分の行いを省みる必要があるのではないでしょうか(ルールを守った参加者ルールを守るよう呼びかけた演者もいます)。

ただ、それは各々がやればいいし、波物語単体が問題だったわけなのであとはもう発生したクラスター対応などを粛々とするしかない。

しかし、波物語は今もなお、なぜか“日本ヒップホップ代表”して延々と叩かれてる。

いわく、ヒップホップフェスから。いわく、ヒップホップファン民度が低いから云々。

は? 正気か? なんだその雑なレッテル貼りは?

この件については、とにかく主語デカい。みんな、普段はこういうレッテル貼りは良くないと呼びかけるくせに、なんでヒップホップだけはこんなに雑に叩いて良いと思ってんだ?

これについては、擁護派のせいもある。「これがヒップホップだ」みたいな頭の悪い反論がむしろきみたちが守りたいお仲間を後ろから刺してるのに気付いてねーのかYO。後ろ見とけ後ろ。

それでさ、みんな、どういう理屈で、他人我慢を呼びかけてんの?

医療崩壊してる。それはそうだ。未曾有のパンデミック対応できるように設計されてないし、日本医療にかける予算世界的にも決して少ないわけではないけど、それでもこの異常事態に耐えられるだけの人出も病床数もなかった。

新たに深刻な感染症が生まれた以上、そのしわ寄せはいろんな形で発生する。それはとても悲しく不幸なことだと私は心から思うけど、これからも人は死に続ける。それは私かもしれないし私の大切な人かもしれない。けどもうそん時はそん時、天命と諦めてコロナと付き合うしかない。

定期的に交通事故で人は死ぬけど、誰も「車に乗るのをやめよう」とはならない。多くは良識的な振る舞いを守ってるけど、交通違反をする人間が定期的に現れるから人類から車社会をぶっ潰そう、とはならない。それを望ましくないと思う人間が、黙って車に乗らないだけだ。

車は生きるために必要不可欠だから?じゃあ、イベントがその人にとって必要不可欠じゃないって誰が言える?何が不要不急か、他人のてめえが決めんなよ。

ワクチン派は、ワクチンを打たない人間自分本位で身勝手人間だと蔑む。

ワクチン派は、陰謀論と結託してワクチン接種しないように呼びかける。陰謀論者は頭おかしいと思うけど、他人の行動を縛ろうとする点ではどっちも変わらなくないか

法律問題で、日本では欧米のようなロックダウンはできないと。だから政府国民に“お願い”をする。

この2年で、何度「正念場」という言葉を聞いてきたか。何度「国民の皆様へのお願い」を耳にしてきたか

しかし、政治家会合も会食も辞められない。政府広報である報道機関新聞社テレビ局も、全国津々浦々を飛び回り、取材に出向き、毎日まり続ける。

毎日通勤で、満員電車全然なくならない。

リモートワークができない職種もあるが、IT企業でさえも当たり前のように出勤させ続けてるところがある。理由簡単で、その方が会社利益になると考えてるからだ。

私も必要とあれば人に会うし会社にも出向くし出張にも行く。

守っても“利益”がなければ、お願いは守られない。飯を食っていくために、リスクと天秤にかけて仕事をする。みんな一緒だね。

我慢するメリット提供できない以上、要請無視して営業を続ける飲食店もある。開催を強行するイベントもある。それで飯を食ってるから

物語補助金申請してたけど、補助金なんて要らないから開催するよ、というスタンスイベントはこれまでもあったしこれからもあるだろう。これはどの業界でも起こってることだ。我慢するよりしない方が利益になるなら、そっちに傾くのは容易に想定できることだった。

五輪はやる。無観客とは言え、世界205カ国から選手だけで1万人以上が参加し、関係者海外から数万人が来日した(https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-58133532)。

五輪を開催した7月訪日外国人数は51,100人。五輪開催前の6月訪日外国人数9,300人から、6倍に膨れ上がった(https://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/210818_monthly.pdf)。

緊急事態宣言下、無観客開催なのに五輪閉会式に集まったのは9,350人(https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000224902.html)。あれ? 波物語よりも多くね?

政府および委員会いわく「安心安全な開催ができた」五輪だけど、みんなオリパラ関連の陽性者の数、知ってる? 最新の発表、878人だよ(https://mainichi.jp/articles/20210909/ddm/035/040/036000c)。でも「五輪コロナを抑え込んで成功した」ってさ。

そしたらさ、あんたらはどのツラ下げて波物語糾弾すんのよ。大村知事あんたは立派だけど、五輪開催については反対してなかったくね?

パラ観戦にも、結局多くのガキが駆り出された。にも関わらず、遠足運動会修学旅行禁止って。わけがからないYO

人は原則損得勘定で動く。そこから外れる領域は、社会から要請にどれだけ自分を擦り合わせられるかっていう善意良識の話だ。

人によってこの良識の振れ幅がデカすぎるもんだから、いろんなところで分断が起きる。

国家ビジョンを示せず、政治家が範を垂れない。制度見直し経済崩壊スピードに追いつかない。こんな国にしてしまったのは、私たち選択の積み重ねでもあるのだけど、国民への“お願い”は、誰もが望んでなかった監視社会をついに令和のこの時代爆誕させてしまった。

みんなそれでもお願いを受け取って、自分のできる範囲で、自分なりに我慢をしてる。

ジジイジジイなりに、ババアババアなりに、ガキはガキなりに、ラッパーラッパーなりに、政治家政治家なりに、みんな我慢してるんだろ。人によって我慢閾値が違いすぎるってだけの話で。

いつまでヒップホップがどうとか言ってんだ。

物語のあの場では、演者も観客も、あの振る舞いが精一杯の我慢だったんだろ。

から、あの場所をつくり出した主催者が悪いし、ルール度外視支援金を掠めとろうとしたツケは払わないといけない。

そんで、繰り返しになるけど、そもそもそんなザルな申請を通した制度の方を批判するべきだ。どう考えても、強行できるようになってるシステム問題があるだろ。

みんながこぞって口にする「自分我慢してるのになんで?」っていう発想がそもそもおかしくて、我慢の対価を用意できない制度の方に問題がある。

特別措置法なんてものをこしらえても、罰金科されてでも要請を突っぱねた方が得するならそりゃもう制度として破綻してる。それは制度脆弱性であって、その脆弱性に目を瞑って人の善意に頼むのは無茶だ。

善意良識がこれほど強く求められる空気蔓延した時代を、私は知らない。

何度でも繰り返すぞ。人間の行動を善意(や理性や良識)で制限することはできない。それを守ることで得をする、というインセンティブしか欲望制御できない。

良識ある人間馬鹿を見る状況を是正したいと本気で思うなら、(真面目な人間から見れば)良識のない人間に矛先を向けるのではなく、煮え切らない対策方針国民同士を監視牽制させる状況にさせてる制度批判するべきだ。

こんなことまじで言いたかないんだけど、この2年、政府自治体は、何をしてくれた? 提供されたのは、ごく限定的補償と、わずかばかりの給付金とみすぼらしいマスク。それと引き換えに政府から“お願い”されてるのは、自分たち生活すべてを犠牲にすることだ。

人と会うのを控えてほしい、外食を控えてほしい、旅行を控えてほしい、対面授業を控えてほしい、修学旅行を控えてほしい、映画鑑賞を控えてほしい、ライブを控えてほしい云々。

それももう当たり前ながらとっくに我慢限界だ。このままじゃ死ぬってなったら好き勝手にやるしかない。

食えなきゃ死ぬんだが? 品行方正な店や会社は今もガンガン潰れてるんだが?

自分と同じように苦しんでる人間に石投げて、足引っ張りあって何のつもりなん?

他人様に迷惑かけるくらいなら指くわえて死んどけなんてさ、俺も俺のことが一番大切だから、とてもじゃないけど口が裂けても言えねーわ。あんたら悪魔かよ。

いがみ合ってる国民ほど、国家にとって管理が用意な大衆もいないですね。このままじゃまじでディストピア一直線だぞ。

奴隷自分の鎖の大きさを自慢するっての、ありゃガチだったんすね。

いや、奴隷たちのチキンレースって言った方がいいか主催自分たち自身でもある。

世間が言うように、ラッパーはもしかしたら、コロナへの警戒心が薄い(ように見える)人が多いのかもしれない。

ただ、最初にこのクソみたいなチキンレースから降りたのが誰であろうと、降りた人を叩いたところで状況は何一つ良くならない。

そこら中に亀裂が走ってボロボロになったこ社会に、また一つ新しい分断が生まれるだけだ。

2021-07-12

メロス激怒した。必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくの王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此このシラクスの市にやって来た。メロスには父も、母も無い。女房も無い。十六の、内気な妹と二人暮しだ。この妹は、村の或る律気な一牧人を、近々、花婿はなむことして迎える事になっていた。結婚式も間近かなのであるメロスは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。先ず、その品々を買い集め、それから都の大路をぶらぶら歩いた。メロスには竹馬の友があった。セリヌンティウスである。今は此のシラクスの市で、石工をしている。その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。歩いているうちにメロスは、まちの様子を怪しく思った。ひっそりしている。もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、市全体が、やけに寂しい。のんきなメロスも、だんだん不安になって来た。路で逢った若い衆をつかまえて、何かあったのか、二年まえに此の市に来たときは、夜でも皆が歌をうたって、まちは賑やかであった筈はずだが、と質問した。若い衆は、首を振って答えなかった。しばらく歩いて老爺ろうやに逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。メロスは両手で老爺のからだをゆすぶって質問を重ねた。老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。「王様は、人を殺します。」「なぜ殺すのだ。」「悪心を抱いている、というのですが、誰もそんな、悪心を持っては居りませぬ。」「たくさんの人を殺したのか。」「はい、はじめは王様の妹婿さまを。それから、御自身のお世嗣よつぎを。それから、妹さまを。それから、妹さまの御子さまを。それから皇后さまを。それから、賢臣のアレキス様を。」「おどろいた。国王は乱心か。」「いいえ、乱心ではございませぬ。人を、信ずる事が出来ぬ、というのです。このごろは、臣下の心をも、お疑いになり、少しく派手な暮しをしている者には、人質ひとりずつ差し出すことを命じて居ります。御命令を拒めば十字架にかけられて、殺されます。きょうは、六人殺されました。」 聞いて、メロス激怒した。「呆あきれた王だ。生かして置けぬ。」 メロスは、単純な男であった。買い物を、背負ったままで、のそのそ王城はいって行った。たちまち彼は、巡邏じゅんらの警吏捕縛された。調べられて、メロスの懐中から短剣が出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった。メロスは、王の前に引き出された。「この短刀で何をするつもりであったか。言え!」暴君ディオニスは静かに、けれども威厳を以もって問いつめた。その王の顔は蒼白そうはくで、眉間みけんの皺しわは、刻み込まれたように深かった。「市を暴君の手から救うのだ。」とメロスは悪びれずに答えた。「おまえがか?」王は、憫笑びんしょうした。「仕方の無いやつじゃ。おまえには、わしの孤独がわからぬ。」「言うな!」とメロスは、いきり立って反駁はんばくした。「人の心を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ。王は、民の忠誠をさえ疑って居られる。」「疑うのが、正当の心構えなのだと、わしに教えてくれたのは、おまえたちだ。人の心は、あてにならない。人間は、もともと私慾のかたまりさ。信じては、ならぬ。」暴君は落着いて呟つぶやき、ほっと溜息ためいきをついた。「わしだって平和を望んでいるのだが。」「なんの為の平和だ。自分地位を守る為か。」こんどはメロス嘲笑した。「罪の無い人を殺して、何が平和だ。」「だまれ、下賤げせんの者。」王は、さっと顔を挙げて報いた。「口では、どんな清らかな事でも言える。わしには、人の腹綿の奥底が見え透いてならぬ。おまえだって、いまに、磔はりつけになってから、泣いて詫わびたって聞かぬぞ。」「ああ、王は悧巧りこうだ。自惚うぬぼれているがよい。私は、ちゃん死ぬ覚悟で居るのに。命乞いなど決してしない。ただ、――」と言いかけて、メロスは足もとに視線を落し瞬時ためらい、「ただ、私に情をかけたいつもりなら、処刑までに三日間の日限を与えて下さい。たった一人の妹に、亭主を持たせてやりたいのです。三日のうちに、私は村で結婚式を挙げさせ、必ず、ここへ帰って来ます。」「ばかな。」と暴君は、嗄しわがれた声で低く笑った。「とんでもない嘘うそを言うわい。逃がした小鳥が帰って来るというのか。」「そうです。帰って来るのです。」メロス必死で言い張った。「私は約束を守ります。私を、三日間だけ許して下さい。妹が、私の帰りを待っているのだ。そんなに私を信じられないならば、よろしい、この市にセリヌンティウスという石工がいます。私の無二の友人だ。あれを、人質としてここに置いて行こう。私が逃げてしまって、三日目の日暮まで、ここに帰って来なかったら、あの友人を絞め殺して下さい。たのむ、そうして下さい。」 それを聞いて王は、残虐な気持で、そっと北叟笑ほくそえんだ。生意気なことを言うわい。どうせ帰って来ないにきまっている。この嘘つきに騙だまされた振りして、放してやるのも面白い。そうして身代りの男を、三日目に殺してやるのも気味がいい。人は、これだから信じられぬと、わしは悲しい顔して、その身代りの男を磔刑に処してやるのだ。世の中の、正直者とかい奴輩やつばらにうんと見せつけてやりたいものさ。「願いを、聞いた。その身代りを呼ぶがよい。三日目には日没までに帰って来い。おくれたら、その身代りを、きっと殺すぞ。ちょっとおくれて来るがいい。おまえの罪は、永遠にゆるしてやろうぞ。」「なに、何をおっしゃる。」「はは。いのち大事だったら、おくれて来い。おまえの心は、わかっているぞ。」 メロスは口惜しく、地団駄じだんだ踏んだ。ものも言いたくなくなった。 竹馬の友セリヌンティウスは、深夜、王城に召された。暴君ディオニス面前で、佳よき友と佳き友は、二年ぶりで相逢うた。メロスは、友に一切の事情を語った。セリヌンティウスは無言で首肯うなずき、メロスをひしと抱きしめた。友と友の間は、それでよかった。セリヌンティウスは、縄打たれた。メロスは、すぐに出発した。初夏、満天の星である。 メロスはその夜、一睡もせず十里の路を急ぎに急いで、村へ到着したのは、翌あくる日の午前、陽は既に高く昇って、村人たちは野に出て仕事をはじめていた。メロスの十六の妹も、きょうは兄の代りに羊群の番をしていた。よろめいて歩いて来る兄の、疲労困憊こんぱいの姿を見つけて驚いた。そうして、うるさく兄に質問を浴びせた。「なんでも無い。」メロスは無理に笑おうと努めた。「市に用事を残して来た。またすぐ市に行かなければならぬ。あす、おまえの結婚式を挙げる。早いほうがよかろう。」 妹は頬をあからめた。「うれしいか。綺麗きれいな衣裳も買って来た。さあ、これから行って、村の人たちに知らせて来い。結婚式は、あすだと。」 メロスは、また、よろよろと歩き出し、家へ帰って神々の祭壇を飾り、祝宴の席を調え、間もなく床に倒れ伏し、呼吸もせぬくらいの深い眠りに落ちてしまった。 眼が覚めたのは夜だった。メロスは起きてすぐ、花婿の家を訪れた。そうして、少し事情があるから結婚式明日にしてくれ、と頼んだ。婿の牧人は驚き、それはいけない、こちらには未だ何の仕度も出来ていない、葡萄ぶどうの季節まで待ってくれ、と答えた。メロスは、待つことは出来ぬ、どうか明日にしてくれ給え、と更に押してたのんだ。婿の牧人も頑強であった。なかなか承諾してくれない。夜明けまで議論をつづけて、やっと、どうにか婿をなだめ、すかして、説き伏せた。結婚式は、真昼に行われた。新郎新婦の、神々への宣誓が済んだころ、黒雲が空を覆い、ぽつりぽつり雨が降り出し、やがて車軸を流すような大雨となった。祝宴に列席していた村人たちは、何か不吉なものを感じたが、それでも、めいめい気持を引きたて、狭い家の中で、むんむん蒸し暑いのも怺こらえ、陽気に歌をうたい、手を拍うった。メロスも、満面に喜色を湛たたえ、しばらくは、王とのあの約束をさえ忘れていた。祝宴は、夜に入っていよいよ乱れ華やかになり、人々は、外の豪雨を全く気にしなくなった。メロスは、一生このままここにいたい、と思った。この佳い人たちと生涯暮して行きたいと願ったが、いまは、自分からだで、自分のものでは無い。ままならぬ事であるメロスは、わが身に鞭打ち、ついに出発を決意した。あすの日没までには、まだ十分の時が在る。ちょっと一眠りして、それからすぐに出発しよう、と考えた。その頃には、雨も小降りになっていよう。少しでも永くこの家に愚図愚図とどまっていたかった。メロスほどの男にも、やはり未練の情というものは在る。今宵呆然歓喜に酔っているらしい花嫁に近寄り、「おめでとう。私は疲れてしまたから、ちょっとご免こうむって眠りたい。眼が覚めたら、すぐに市に出かける。大切な用事があるのだ。私がいなくても、もうおまえには優しい亭主があるのだから、決して寂しい事は無い。おまえの兄の、一ばんきらいなものは、人を疑う事と、それから、嘘をつく事だ。おまえも、それは、知っているね。亭主との間に、どんな秘密でも作ってはならぬ。おまえに言いたいのは、それだけだ。おまえの兄は、たぶん偉い男なのだから、おまえもその誇りを持っていろ。」 花嫁は、夢見心地で首肯うなずいた。メロスは、それから花婿の肩をたたいて、「仕度の無いのはお互さまさ。私の家にも、宝といっては、妹と羊だけだ。他には、何も無い。全部あげよう。もう一つ、メロスの弟になったことを誇ってくれ。」 花婿は揉もみ手して、てれていた。メロスは笑って村人たちにも会釈えしゃくして、宴席から立ち去り、羊小屋にもぐり込んで、死んだように深く眠った。 眼が覚めたのは翌る日の薄明の頃であるメロスは跳ね起き、南無三、寝過したか、いや、まだまだ大丈夫、これからすぐに出発すれば、約束の刻限までには十分間に合う。きょうは是非とも、あの王に、人の信実の存するところを見せてやろう。そうして笑って磔の台に上ってやる。メロスは、悠々と身仕度をはじめた。雨も、いくぶん小降りになっている様子である。身仕度は出来た。さて、メロスは、ぶるんと両腕を大きく振って、雨中、矢の如く走り出た。 私は、今宵、殺される。殺される為に走るのだ。身代りの友を救う為に走るのだ。王の奸佞かんねい邪智を打ち破る為に走るのだ。走らなければならぬ。そうして、私は殺される。若いから名誉を守れ。さらば、ふるさと若いメロスは、つらかった。幾度か、立ちどまりそうになった。えい、えいと大声挙げて自身を叱りながら走った。村を出て、野を横切り、森をくぐり抜け、隣村に着いた頃には、雨も止やみ、日は高く昇って、そろそろ暑くなって来た。メロスは額ひたいの汗をこぶしで払い、ここまで来れば大丈夫、もはや故郷への未練は無い。妹たちは、きっと佳い夫婦になるだろう。私には、いま、なんの気がかりも無い筈だ。まっすぐに王城に行き着けば、それでよいのだ。そんなに急ぐ必要も無い。ゆっくり歩こう、と持ちまえの呑気のんきさを取り返し、好きな小歌をいい声で歌い出した。ぶらぶら歩いて二里行き三里行き、そろそろ全里程の半ばに到達した頃、降って湧わいた災難、メロスの足は、はたと、とまった。見よ、前方の川を。きのうの豪雨で山の水源地は氾濫はんらんし、濁流滔々とうとうと下流に集り、猛勢一挙に橋を破壊し、どうどうと響きをあげる激流が、木葉微塵こっぱみじんに橋桁はしげたを跳ね飛ばしていた。彼は茫然と、立ちすくんだ。あちこちと眺めまわし、また、声を限りに呼びたててみたが、繋舟けいしゅうは残らず浪に浚さらわれて影なく、渡守りの姿も見えない。流れはいよいよ、ふくれ上り、海のようになっている。メロス川岸うずくまり、男泣きに泣きながらゼウスに手を挙げて哀願した。「ああ、鎮しずめたまえ、荒れ狂う流れを! 時は刻々に過ぎて行きます太陽も既に真昼時です。あれが沈んでしまわぬうちに、王城に行き着くことが出来なかったら、あの佳い友達が、私のために死ぬのです。」 濁流は、メロス叫びをせせら笑う如く、ますます激しく躍り狂う。浪は浪を呑み、捲き、煽あおり立て、そうして時は、刻一刻と消えて行く。今はメロス覚悟した。泳ぎ切るより他に無い。ああ、神々も照覧あれ! 濁流にも負けぬ愛と誠の偉大な力を、いまこそ発揮して見せる。メロスは、ざんぶと流れに飛び込み、百匹の大蛇のようにのた打ち荒れ狂う浪を相手に、必死闘争を開始した。満身の力を腕にこめて、押し寄せ渦巻き引きずる流れを、なんのこれしきと掻かきわけ掻きわけ、めくらめっぽう獅子奮迅の人の子の姿には、神も哀れと思ったか、ついに憐愍れんびんを垂れてくれた。押し流されつつも、見事、対岸の樹木の幹に、すがりつく事が出来たのである。ありがたい。メロスは馬のように大きな胴震いを一つして、すぐにまた先きを急いだ。一刻といえども、むだには出来ない。陽は既に西に傾きかけている。ぜいぜい荒い呼吸をしながら峠をのぼりのぼり切って、ほっとした時、突然、目の前に一隊山賊が躍り出た。「待て。」「何をするのだ。私は陽の沈まぬうちに王城へ行かなければならぬ。放せ。」「どっこい放さぬ。持ちもの全部を置いて行け。」「私にはいのちの他には何も無い。その、たった一つの命も、これから王にくれてやるのだ。」「その、いのちが欲しいのだ。」「さては、王の命令で、ここで私を待ち伏せしていたのだな。」 山賊たちは、ものも言わず一斉に棍棒こんぼうを振り挙げた。メロスはひょいと、からだを折り曲げ、飛鳥の如く身近かの一人に襲いかかり、その棍棒を奪い取って、「気の毒だが正義のためだ!」と猛然一撃、たちまち、三人を殴り倒し、残る者のひるむ隙すきに、さっさと走って峠を下った。一気に峠を駈け降りたが、流石さすがに疲労し、折から午後の灼熱しゃくねつの太陽がまともに、かっと照って来て、メロスは幾度となく眩暈めまいを感じ、これではならぬ、と気を取り直しては、よろよろ二、三歩あるいて、ついに、がくりと膝を折った。立ち上る事が出来ぬのだ。天を仰いで、くやし泣きに泣き出した。ああ、あ、濁流を泳ぎ切り、山賊を三人も撃ち倒し韋駄天いだてん、ここまで突破して来たメロスよ。真の勇者メロスよ。今、ここで、疲れ切って動けなくなるとは情無い。愛する友は、おまえを信じたばかりに、やがて殺されなければならぬ。おまえは、稀代きたいの不信の人間、まさしく王の思う壺つぼだぞ、と自分を叱ってみるのだが、全身萎なえて、もはや芋虫いもむしほどにも前進かなわぬ。路傍の草原にごろりと寝ころがった。身体疲労すれば、精神も共にやられる。もう、どうでもいいという、勇者に不似合いな不貞腐ふてくされた根性が、心の隅に巣喰った。私は、これほど努力したのだ。約束を破る心は、みじんも無かった。神も照覧、私は精一ぱいに努めて来たのだ。動けなくなるまで走って来たのだ。私は不信の徒では無い。ああ、できる事なら私の胸を截たち割って、真紅心臓をお目に掛けたい。愛と信実の血液だけで動いているこの心臓を見せてやりたい。けれども私は、この大事な時に、精も根も尽きたのだ。私は、よくよく不幸な男だ。私は、きっと笑われる。私の一家も笑われる。私は友を欺あざむいた。中途で倒れるのは、はじめから何もしないのと同じ事だ。ああ、もう、どうでもいい。これが、私の定った運命なのかも知れない。セリヌンティウスよ、ゆるしてくれ。君は、いつでも私を信じた。私も君を、欺かなかった。私たちは、本当に佳い友と友であったのだ。いちどだって、暗い疑惑の雲を、お互い胸に宿したことは無かった。いまだって、君は私を無心に待っているだろう。ああ、待っているだろう。ありがとうセリヌンティウス。よくも私を信じてくれた。それを思えば、たまらない。友と友の間の信実は、この世で一ばん誇るべき宝なのだからな。セリヌンティウス、私は走ったのだ。君を欺くつもりは、みじんも無かった。信じてくれ! 私は急ぎに急いでここまで来たのだ。濁流を突破した。山賊の囲みからも、するりと抜けて一気に峠を駈け降りて来たのだ。私だから、出来たのだよ。ああ、この上、私に望み給うな。放って置いてくれ。どうでも、いいのだ。私は負けたのだ。だらしが無い。笑ってくれ。王は私に、ちょっとおくれて来い、と耳打ちした。おくれたら、身代りを殺して、私を助けてくれると約束した。私は王の卑劣を憎んだ。けれども、今になってみると、私は王の言うままになっている。私は、おくれて行くだろう。王は、ひとり合点して私を笑い、そうして事も無く私を放免するだろう。そうなったら、私は、死ぬよりつらい。私は、永遠に裏切者だ。地上で最も、不名誉人種だ。セリヌンティウスよ、私も死ぬぞ。君と一緒に死なせてくれ。君だけは私を信じてくれるにちがい無い。いや、それも私の、ひとりよがりか? ああ、もういっそ、悪徳者として生き伸びてやろうか。村には私の家が在る。羊も居る。妹夫婦は、まさか私を村から追い出すような事はしないだろう。正義だの、信実だの、愛だの、考えてみれば、くだらない。人を殺して自分が生きる。それが人間世界の定法ではなかったか。ああ、何もかも、ばかばかしい。私は、醜い裏切り者だ。どうとも、勝手にするがよい。やんぬる哉かな。――四肢を投げ出して、うとうと、まどろんでしまった。 ふと耳に、潺々せんせん、水の流れる音が聞えた。そっと頭をもたげ、息を呑んで耳をすました。すぐ足もとで、水が流れているらしい。よろよろ起き上って、見ると、岩の裂目から滾々こんこんと、何か小さく囁ささやきながら清水が湧き出ているのである。その泉に吸い込まれるようにメロスは身をかがめた。水を両手で掬すくって、一くち飲んだ。ほうと長い溜息が出て、夢から覚めたような気がした。歩ける。行こう。肉体の疲労恢復かいふくと共に、わずかながら希望が生れた。義務遂行希望である。わが身を殺して、名誉を守る希望である斜陽は赤い光を、樹々の葉に投じ、葉も枝も燃えるばかりに輝いている。日没までには、まだ間がある。私を、待っている人があるのだ。少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。私は、信じられている。私の命なぞは、問題ではない。死んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ! メロス。 私は信頼されている。私は信頼されている。先刻の、あの悪魔の囁きは、あれは夢だ。悪い夢だ。忘れてしまえ。五臓が疲れているときは、ふいとあんな悪い夢を見るものだ。メロス、おまえの恥ではない。やはり、おまえは真の勇者だ。再び立って走れるようになったではないか。ありがたい! 私は、正義の士として死ぬ事が出来るぞ。ああ、陽が沈む。ずんずん沈む。待ってくれ、ゼウスよ。私は生れた時から正直な男であった。正直な男のままにして死なせて下さい。 路行く人を押しのけ、跳はねとばし、メロスは黒い風のように走った。野原で酒宴の、その宴席のまっただ中を駈け抜け、酒宴の人たちを仰天させ、犬を蹴けとばし、小川を飛び越え、少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。一団の旅人と颯さっとすれちがった瞬間、不吉な会話を小耳にはさんだ。「いまごろは、あの男も、磔にかかっているよ。」ああ、その男その男のために私は、いまこんなに走っているのだ。その男を死なせてはならない。急げ、メロス。おくれてはならぬ。愛と誠の力を、いまこそ知らせてやるがよい。風態なんかは、どうでもいい。メロスは、いまは、ほとんど全裸体であった。呼吸も出来ず、二度、三度、口から血が噴き出た。見える。はるか向うに小さく、シラクスの市の塔楼が見える。塔楼は、夕陽を受けてきらきら光っている。「ああ、メロス様。」うめくような声が、風と共に聞えた。「誰だ。」メロスは走りながら尋ねた。「フィロストラトスでございます貴方のお友達セリヌンティウス様の弟子でございます。」その若い石工も、メロスの後について走りながら叫んだ。「もう、駄目でございます。むだでございます。走るのは、やめて下さい。もう、あの方かたをお助けになることは出来ません。」「いや、まだ陽は沈まぬ。」「ちょうど今、あの方が死刑になるところです。ああ、あなたは遅かった。おうらみ申します。ほんの少し、もうちょっとでも、早かったなら!」「いや、まだ陽は沈まぬ。」メロスは胸の張り裂ける思いで、赤く大きい夕陽ばかりを見つめていた。走るより他は無い。「やめて下さい。走るのは、やめて下さい。いまはご自分のお命が大事です。あの方は、あなたを信じて居りました。刑場に引き出されても、平気でいました。王様が、さんざんあの方をからかっても、メロスは来ます、とだけ答え、強い信念を持ちつづけている様子でございました。」「それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。人の命も問題でないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。ついて来い! フィロストラトス。」「ああ、あなたは気が狂ったか。それでは、うんと走るがいい。ひょっとしたら、間に合わぬものでもない。走るがいい。」 言うにや及ぶ。まだ陽は沈まぬ。最後の死力を尽して、メロスは走った。メロスの頭は、からっぽだ。何一つ考えていない。ただ、わけのわからぬ大きな力にひきずられて走った。陽は、ゆらゆら地平線に没し、まさに最後の一片の残光も、消えようとした時、メロス疾風の如く刑場に突入した。間に合った。「待て。その人を殺してはならぬ。メロスが帰って来た。約束のとおり、いま、帰って来た。」と大声で刑場の群衆にむかって叫んだつもりであったが、喉のどがつぶれて嗄しわがれた声が幽かすかに出たばかり、群衆は、ひとりとして彼の到着に気がつかない。すでに磔の柱が高々と立てられ、縄を打たれたセリヌンティウスは、徐々に釣り上げられてゆく。メロスはそれを目撃して最後の勇、先刻、濁流を泳いだように群衆を掻きわけ、掻きわけ、「私だ、刑吏! 殺されるのは、私だ。メロスだ。彼を人質にした私は、ここにいる!」と、かすれた声で精一ぱいに叫びながら、ついに磔台に昇り、釣り上げられてゆく友の両足に、齧かじりついた。群衆は、どよめいた。あっぱれ。ゆるせ、と口々にわめいた。セリヌンティウスの縄は、ほどかれたのである。「セリヌンティウス。」メロスは眼に涙を浮べて言った。「私を殴れ。ちから一ぱいに頬を殴れ。私は、途中で一度、悪い夢を見た。君が若もし私を殴ってくれなかったら、私は君と抱擁する資格さえ無いのだ。殴れ。」 セリヌンティウスは、すべてを察した様子で首肯うなずき、刑場一ぱいに鳴り響くほど音高くメロスの右頬を殴った。殴ってから優しく微笑ほほえみ、「メロス、私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。生れて、はじめて君を疑った。君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。」 メロスは腕に唸うなりをつけてセリヌンティウスの頬を殴った。「ありがとう友よ。」二人同時に言い、ひしと抱き合い、それから嬉し泣きにおいおい声を放って泣いた。 群衆の中からも、歔欷きょきの声が聞えた。暴君ディオニスは、群衆の背後から二人の様を、まじまじと見つめていたが、やがて静かに二人に近づき、顔をあからめて、こう言った。「おまえらの望みは叶かなったぞ。おまえらは、わしの心に勝ったのだ。信実とは、決して空虚妄想ではなかった。どうか、わしをも仲間に入れてくれまいか。どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほしい。」 どっと群衆の間に、歓声が起った。「

anond:20210712125327

2021-06-29

大学時代飲み会で食べた謎のうまい食べ物をもう一回食べたい

十何年も前に三留してた先輩の家に集まって酒を飲んでたんだけど、めいめいが持ち寄った中にあったアレ、誰が持ってきたか不明

ひらひら鉛筆削りのカスのような見た目で全体が白くて、ふわふわしていた

それをそのまま食べてたんだけど鰹だしっぽい味がして妙にうまい

パーティーサイズポテトチップスくらいの大きさの透明なビニール袋に入っていて、何も書いてなかった気がする

都内にある酒屋や乾物屋で色んな珍味を買っては試してみたけどどれも違う

多分イカではなかったと思う

珍味に詳しい増田たすけて

2021-06-28

「Shipper」=「腐女子」じゃねーから!!

このエントリは多分世間一般に言う腐女子しか関係ないもので、第三者的には関係ない話です。

腐女子じゃない人による腐女子叩きは本筋と関係ないのでご遠慮くださいね

腐女子」という呼称を嫌ってる人がいる、というのは知ってる。

LGBTQへの理解が急速に進みつつある昨今、「同性愛物語を好む人を腐ってるというのは自称も他称もやめませんか」という言説があるのは腐女子の端くれとして把握している。

事実同性愛は腐ったものではない。2020年代を生きる者としてその認識異論はない。

から腐女子腐男子)」というのをやめないか、とその言葉のもの使用を縮小させたがる傾向にある。

が、待って欲しい。

代替単語はあるのか??

ざっとネット検索したところ、少なくとも2015年にも同じ議題を投稿している掲示板を見つけた。だが結局6年経った今、その掲示板に挙げられている呼称は浸透していない。

まり代替単語はないのである

BL好き」とか「BLを好む人」でいいのではという意見もあると思うけど、結局それは代替"単語"ではない。

今どき海外ドラマ腐女子が出てくることも珍しくない。日本語字幕文字数には1秒3文字という制限がある。その限られた中で「BLを好む人」として「腐女子」と書けば今の日本人ほとんどがその意味理解できるだろう。代替単語としてはそのくらい短くて、かつ浸透しやすものじゃないと腐女子並の市民権は得られない。

方法としてはドラマだの漫画だのバズるメディア代替単語を使い始めるのが手っ取り早いとは思うけど、ここまで確立されてる単語を塗り替えるのはこのネット社会では簡単なことではないと思う。そもそも腐女子」という単語歴史結構長いでしょ。そんな簡単に塗り替わるわけがない。

Shipperはどうか」という意見がある。実際私のいる海外BL界隈では「最近ドラマBLにハマったんだろうな~」って人がShipperと使っている印象がある。

が、待って欲しい。

海外スラングとしての「Ship」は「カプ」という訳が概ね正しいと認識している。つまり男女の指定がない単語だ。

My ship検索すると男男、男女、女女のめいめい推しカプが出てくる。

まりカプを指定していないShipperの正しい訳としては「カプオタ・カプ厨」が正しいのであってBLだけを指す「腐女子」とはニュアンスが異なる。代替単語にはなっていないのだ。

このことを理解しないまま「私Shipper(BLだけ好き、HLやGLは嫌い)なんですよ~」「私もShipper(HLが好き、BLGLは嫌い)なんですよ~」なんて会話を想像してみて欲しい。事故である。完全に事故である

もう既に男女指定なく使われている単語腐女子BLを好む人)が横からかっさらってBL専用単語に仕立て上げるなら、それは色々と腐ってる行為ではないだろうか。じゃあもう腐女子でいいでしょ腐ってるんだから

理想としては腐女子だの百合豚だの、同性愛物語を好む人の呼称なんざ撤廃してHLと同じように特に何も単語がないニュートラル趣味として扱われるのが理想なんだと思う。

ただ現状、宗教的に/生理的同性愛が受け入れられない人がいる中でそれは不可能に近いし、オタクは割と何かに属することを好む人が多いので属性を示す単語がなくなることに不安を覚える人も多いだろう。

そんなわけでダラダラと書き連ねましたが代替単語もない上に世界が変わり切ってない中で「腐女子」って単語一方的に狩るのは勘弁してほしいっていうぼやきです。

あとマジでShipperって単語腐女子代替単語として使うのをやめて欲しい。人から勝手言葉を奪うな。この2点に尽きる。

2021-05-08

好きなんだね

みんな好きなんだねこ仕事

から俺の振舞いが許せないんだ

ノンポリから

この仕事きじゃないもん

正式には好きとは言えないってことなんだけど

みんなめいめいステッカー貼ったり

金属パーツをコンパウンド買ってきて磨いたり

灯火類のレンズ変えてみたり

暗くなっても洗車を一生懸命やってるのは好きだからだもんね

好きな振りはできるの

バレバレだろうけど

そんな振舞いをしたか貴方達は歯がゆいんだね

生半可な気持ちで入ってきた俺が悪いよね

入った当初は好きな振りができたの

それなりに頑張ってますって態度をしたの

ももう3年経つからそれも限界

モロ「腰掛けでやってますー」って態度が

ミエミエなんだよね

みんなごめんね

仕事をナメてるってあなたは言ったけどそのとおり

好きにしようとしてくれた貴方達には本当に感謝

会社仕事が好きな貴方達を本当に尊敬しま

でもごめんね

もう息切れというか息が絶えそう

もうちょっとしたら辞めるから

ひっそりと消えるから

もうちょっと我慢してね

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