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2024-04-13

数理談話

日時: 2024年4月12日(金) 16:00-17:00

会場: ハイブリッド号室(大学院理科学研究科 大講義室+zoom

演者

斎藤 秀司 氏(東京大学大学院理科学研究科)

講演題目

フェルマーの最終定理

© 2024 東京大学大学院理科学研究科 ビデオアーカイブプロジェクト

  講演題目

    フェルマーの最終定理は、 x^p+y^p=z^pには解がないという定理として確立したもので、不定方程式素数という一見無関係ものの間を統一する定理である

  しかし、不定方程式に対する解の不存在性は、無限降下法の他に、まどろっこしい方法しか知られておらず、初等数学界では、どのようにしたらいいのかが知られていない。クンマーのイデアル理論は、z^p-y^pを因数分解して迫る理論であるしかし、それによっても、全部を解くことは出来なかった。1つの考え方として、国際数学オリンピックの問題作成者、解答作成者たちに解答を求めるという方法もあるが、

  東京大学を含む学会では、そのアプローチを試みた者は誰もいない。そこでこの講義では、高校生向けに、なぜこの問題が解けないのかの様々な理由を紹介することとしたい。

2024-04-11

anond:20240409085738

【原神】グロシとは?言葉意味について解説

https://kamigame.jp/genshin/page/277164852575780641.html

フリーナ(CV水瀬いおり)実装当初、杯(glasses)の誤訳グロシという謎の言葉セリフに入っており

旅人たちがグロシって何?と疑問に思いアプデで修正された事件

ヤコンガの発言により、収録現場でも

水瀬「グロシって何?」

スタッフグロシです(グロシって何?)」

というやり取りの結果の

旅人グロシって何?」

だったと真相が明らかになった

https://twitter.com/rararararauuuuu/status/1776751368335941940

>ドヤコンガ@ujiiiiiiii2

グロシってなんですか?って聞いても、グロシですって返されたら読むしかないでしょ?

>って話

普通にからない用語演者スタッフ確認すると思います

発音も含めて

2024-04-08

anond:20240407143256

フラット

下手人スタッフだったら切った方がハッキング説より傷が浅いよ

脳死演者肯定」の業界なんだから責任負わせられるスタッフがいるならこんなもんかすり傷だよ

2024-03-31

ラヴィットを見て泣いた。

デトックスのために書くのでまとまりのない内容です。

数年前結婚して、ありがたいことに今年に入って身籠ることもできて、、という矢先に旦那の母が癌になった。体調不良受診検査したら偶然見つかったらしい。偶然見つかって良かったというわけではなく、旦那の話を聞く限りでは結構進んでいそうとのこと。そりゃ体に不調が出てるんだから初期段階じゃないよな。

血が繋がって無いとはいえ、私の第二の母であり、ショックだった。半分部外者のような私が首を突っ込んでいいか迷いつつ、旦那と一緒に病院へ同行。

検査結果を説明されながら、「癌って言葉が出てこないけど、もしや癌では無い?」と思っていたら、その後の入院書類にしっかりと○○癌と書かれていた。

入院する義母病棟見送り旦那と2人で病院付近ご飯屋さんへ。

「いやー、まさかねー、熱出たと思ったら癌かー。」と冷静を装っていた旦那だけど、帰宅してしばらくしたら実感が湧いてきたのか、急に泣き出した。

こういう時に気の利く一言も言えずにすまんなと思いながら、背中をさする事しかできなかった。

これから検査で細かいことは決まっていくんだろうけど、医者の口ぶりからして軽いものではないことと、癌の5年後生確率を見ると気分が落ち込む。

普段は母の文句しか言わない旦那だけど、物心もつかないうちに父親死別して母子家庭で育っているので、そりゃあショックだろうなと。

今の所それほど困るような悪阻もなく、能天気にこのまま出産するのかーと思っていた矢先だったので、どうしたものか。

そんな時、TVer夜明けのラヴィットを見ていたら木曜日の振り返りで、父を亡くした男性からのおたよりが読まれていた。あの時父と一緒に笑いながら見た嶋佐OASISlive forever演奏してほしいという内容だ。

名のあるハガキ職人では?と思うほど、おたよりの文章構成に優れていて、泣いてしまった。少し違うが旦那のことも重ねて泣いた。

おたよりの男性と同じく自分ニューヨークが好きだ。カッコつけることなく、いつも自然体のコンビで。できすぎているくらい感動するおたよりに対しても、背伸びして良いコメントを出そうとする気もないところが良かった。本人達はできないだけというかもしれないが。

演奏後も、「めっちゃ歌わさせてもらいました」という嶋佐に、「なんかまたスタジオひとつになってたな」とコメントしてやや滑りする屋敷

最高だった。

嶋佐がただやりたくてやったoasisの真似が、周りの演者を泣かせて感動させて、そして苦しみの底にいる人間よすがになる。

普段から、感動とは程遠いことしか言わないニューヨークに、励まされてるファンがいるんだなと改めて思い知らされたラヴィットだった。

2024-03-28

anond:20240328180648

風俗嬢とかストリップ劇場演者はどうなんだろうな

あと声優とかアイドルとか男女逆でもホストとかジャニーズとか

ガチ恋勢がいることを考えると人間として見てるのか?

2024-03-25

milet 5th anniversary liveGREEN LIGHTS” に寄せて(深読み注意)【後編】

意外と現実的なところに文字数制限があって引っ掛かっちゃったので前後編にしま

【前編はこちら:milet 5th anniversary live “GREEN LIGHTS” に寄せて(深読み注意)【前編】

パート解釈(のつづき)

書きたいことは大体書けたのでアンコールはサクッと

前に進む覚悟ができたあとのmiletさんです。強い。

・I Gotta Go

もう行かなきゃって、ミレイ(みれい)に歌ってるみたいですよね。

どんな目の色してたか考えてるって、もう直接欲しがってないところが切ないです。

You made it

引退示唆しているようにもとれるので

不安なっちゃう人がいたのもわかります

・The Hardest

覚悟してても、迷いはあるという複雑で重層的な感情が伝わってきます

The Love We've Made

まるで全ての時間軸のmiletさんの目が未来を見据えているような

そんなイメージを持ちました。最高です。

Who I am

はい、ここまでタラタラたらたら勝手解釈を展開してきましたが

結論は全てこの楽曲に詰まっています

・航海前夜

おわりの時に流れる音源だけど、まさにここから未来を見据えているかのような選曲ですよね。

まとめ

こんな記事を書きたいように書いてるくせに何言ってんだって感じなんですが。

最終日の「もう良い加減さ、見たいように見るのは、辞めなきゃね」という言葉には痺れましたね。

MCで話す内容は事前にある程度決まっていると思いますが、この言葉は用意されたものでは無いという印象が強かったです。(もちろん邂逅の曲中の言葉もですが)

この4日間の公演で、大阪公演でのお客さんの反応が(良くも悪くも)この言葉につながってるはずなので、やっぱり4日間でなければいけなかった。

そう考えると、この公演をこの奇跡的な成功で終えられたというのは、たくさんのスタッフの想い、演者の想いが結実した結果だと思います本当にありがとうございました

結果から振り返ると、なにか神の力に導かれたかのようにも感じちゃいますね。(ニケ神ですかね)

小ネタ(というか、ツアーテーマ以外の感想

・「もう良い加減さ、見たいように見るのは、辞めなきゃね」について

この言葉は確かにその通りですが、それでも世界自分が見たことでできていると思います

なので、このことばに含まれている意味について、想像して発展させたいです。

私なりの、いま現在時点での解釈としては次のようなことが含意されているのだは無いかと思います

- 手近な選択肢固執しないこと

- いろんな可能性に想像をめぐらせて物事を見ること

ただ、これに関しても答えがないことなので、各自よく考えてみると面白いかもしれないですね。

安心しています

あくまでショーとして公演を楽しんだ」というスタンスと書きましたが

実際のところ大阪初日では、演出などから「もしかしたら引退してしまうかも」と、とまどいはありました。

ただ、アンコールツアー発表とかグッズ紹介の感じで「あ、そういうことか」と思いました。

とはいえ横浜初日で「言葉で伝えるのって難しいね」ってアンサーがあった時にホッと安心して、そのあとの時間多幸感で満たされてました。

まり何が言いたいかというと、4公演行けて良かったああああああああああああああああああ

・良い感想アンケートで送らなきゃね

どうしても過度な心配だったり批判意見というのは提出したくなっちゃうし、受け止める側の衝撃も強いから目立っちゃう

「ここが良かったよー、好きだよー」とか簡単感想だとしても、良い感想で薄めてくのも大事だなって感じました。

バンドスーパーすぎてえぐい

最終日、邂逅で感情が溢れて詰まってしまった時、陽ちゃんよっちコミュニケーションで音を繋いでいたそうです。

無音と音があるんじゃ印象が違いすぎる!この瞬間を見られた人羨ましい!

Green LightsGREEN LIGHTS

推測ですが、2020年Green Lightsでも同じように「はっきりと思い出せない過去同化する」ことをテーマにしようとしていたのではないでしょうか。

エニエニまででテーマてきには一区切りついてるので、当時はそこまでしか考えてなかったけど

コロナ禍を経て、戦争もあって、その先が見えるようになったよっていうことだったらかなりアツい。

・そういえば初ホールアリーナ

ホールアリーナってさ、その公演自体目標になっててもいいじゃん?

でもmiletさん自分パワーアップするためにこの公演に臨んだんだよね。

そういうところ、志が高くて好きです。

・なんでこんなにテーマに沿うのか

過去自分と会うことは、現実ではできないわけですから

「みんな」じゃなくて「だれか」に対して歌っている楽曲のうち、

もう会えない人について歌った楽曲マッチするんだと思いました。

(そしてmiletさんの描く楽曲にはそれが多い)

とはいえ過去に作った曲の歌詞がいまの心情とここまで重なるということは

本物のシンガーソングライターということだと思います

その時のいろいろな思いを曲に込めて、それが普遍的テーマになって

なんどでも歌い続けることができるって、すごいことですよね。

ライブに行く意味について

「大きい音で音楽聴けて楽しい!!」ってのもあると思います

あらためて思ったのが、もっと楽曲に思い出を重ねていきたいなって思いました。

たとえば次にこのGREEN LIGHTSの中から何か演奏されたとき、このツアーで聴いた時の感情が一瞬のうちに蘇りますよね。

日常で聴いて思い出すかもしれないですが)

ライブ定番曲が盛り上がるっていうのは、音とかノリはもちろんですが

意味文脈が重なって盛り上がるってこともあるなぁって、思いました。

・つぎに Fly High を歌うとき

Wingsを聴いて、意図を考えて、思い浮かんだのがこの楽曲でした。

この曲の歌詞を見てみると、飛んでるのは「You」なんですよね。(だから応援ソングなんですね)

かいところかもしれないけど、miletさん自身も飛翔しているイメージがあったのでとても驚きました。

期待したいのは、いつかまたライブFly Highを演奏してもらうこと。

力強く地を踏みしめてるmiletさんが、さら未来のmiletさんに向けてFly Highを歌っている姿を想像すると胸が熱くなります

前園みなみさん

横浜初日ときホールを使って映画ライブシーン前後撮影がありました。

たぶんみんな「まんまやんけ」と思ったはず。(とても素敵でしたという意味です)

端の端の端でも参加できて、実質クランクインに立ち会えて嬉しかった。

・今後について

いまmiletさんブログを書いてるって見て、またちょっと安心した。

Xの写真でも笑顔が見れて良かった。

ここまで見てきたように、私はこの公演をコンセプトライブだと思って楽しみました。

今後miletさんがどんなふうにSNSで発信しても(急に明るくなったり、暗いままだったりしても)

過度にプライベートまで推測して心配したりしないし、

仕事についても知り得ないことまで想像して心配しないし、

手近な選択肢固執しないし、

いろんな可能性に想像をめぐらせて、

ホールツアーを楽しみに、さら未来に期待しましょう!!

・inside youを聴いてる時に思い出したことのうちここに書けること

Green Lightsチケットや、当時の他の中止になったライブチケットとかをローソンで返金しているところを思い出しました。

嫌だったなー。寂しかったなー。虚しかったなー。

金額を見て、こんなお金いから、感動をくれよって思ってたかも。

このとき気持ちですら完全に思い出せなくて、さらに寂しくなり涙。

・inside you解釈

ここまで長々と「自分との同化」をテーマに据えてましたが、突然の別解釈

コロナ禍で中止になったGreen Lightsとそこから自粛期間。

このファンに直接届けられない期間のうちに、ファンが離れていってしま不安を歌っているという解釈

・別解釈その2

miletさんコロナ禍を経ても、より一層人気のアーティストになりました。

ももしかしたら、コロナ禍でなければ今もまだ活躍していたアーティストだって大勢いたと思う。そして亡くなった人も、大勢いる。

そんな思いを全て背負って歌っているという解釈

・おめでとう

公演期間中は衝撃と興奮でちゃんと言えてなかったと思うけど

miletさん、5周年おめでとうございます

・以上です

あ、以上です。ありがとうございました。

2024-03-21

anond:20240320232712

正直コロナ後のディズニーマジで70点くらい

コロナ前のディズニーキャストって演者から清掃員まで世界観守って演じてる人が多かった記憶があったがコロナ後人数制限とかあった時に言ったら明らかに質が下がってた

これは自分が悪いんだけどホーンテッドマンションかなんかでベルトつけるのにモタモタしてたら普通にキレながら「ベルトつけてください!!!」ってお姉さんに乱暴ベルトつけられてかなりしょんぼりした

2024-03-06

路地、旅の本懐

そんなん好きにしたらええがな(終)

 いや、終わらない。

 かれこれ前のこと、航空機座席に備え付けてある冊子で、養老孟司が「脳に旅をさせよう」のようなタイトルで2〜3ページ書いているのを読んだ。

 機内誌への寄稿なので、「移動」して脳を刺激を与えることがいか必要かが書いてあったんだろう。氏なりに脳が移動することの意味を巧みに解説してあった気もする。特定班でもいるなら調べてほしい。

 人はなぜ旅をするのか。やんなきゃ心が死ぬからかな。人によれば、一心不乱に専門領域知的探究に埋没し、象牙の塔で生涯を終えてなんの過不足もない、ということもあるだろう。けれどもなんてことのない日常で、思惑の合間に、何か必要物資を買いに行く馴れた道すがら、普段見かけない渡り鳥河川に見るかも知れないし、季節の草木を見て心に揺らぎを感じるのかも知れない。それで停止していた何かが始動したり、爆ぜていた衝動を和らげたりするなど、回復やら安定やら向上の時を得てしまうことだってあるだろう。むしろそれが、意識すらされないほど日常には繁多にあって、捉えようによっては旅とも言い得るが、あまりにも当然のことで忘れ去られるために意識にも刻まることもない、流れる風景の瞬きのような。そんな旅ならざる旅もあるだろうさね。

 令和、旅すらも他者自己宣伝するためのバエ文化手段なので、とりあえずその場所に行って、所定の写真撮影し、あのインフルエンサー投稿していたレストランのあのメニューもバエて、無事帰国/帰宅することに尽きる。土産話は、多数の嫉妬心を催すために聞かれるまでは答えるべからセンシティブ事項なのか、主要なトピック以外の、壁の亀裂や石畳の隙間の土に生える雑草のようなディテールを知らせてくれる人は稀有USSR。ウルティメットスパースペシアルレア

 作業用にね、よく喋る演者YouTubeの旅動画を流すんだけど、調べの不足や誇張、思い込み、「世間イメージと違う」も違うだろ問題などなど、「こ、これが再生回数の力か…!?」となる。勿体ない。そんなものを見ている自分時間が勿体ない。

 そもそもの、それなりに時間を要する旅をすると、常に快適にとはならない。汚れた下着をすぐに替えて換気の良い浴室の脱衣カゴに投げ込めない。ポリ袋やチャック袋に密封して一緒に旅するんやんな。糠床を携えて明るい未来へと突き進むんや。エアコンがない、シャワーも出ない。Wifiない。くさい。我くさい。我くさい、故に他人視線が気になる。

 洗面台とは別のメイク用の鏡の前に化粧品領域展開して精巧意匠造作しちゃえるようなラグジュアリな旅行なら出来るかもよね…

2024-02-25

アイドルマスター界隈って女性オタク界隈みたいな所あるよな

・(筆者男です)(追記しました)男だけど異常に胸がデカキャラが苦手

ttps://anond.hatelabo.jp/20240208215941

女性オタクの棲む暗い池について

ttps://note.com/meisounote/n/nbed9573f66a5

先日、これらの記事を発端としてインターネットでは何度目かの「女性オタク界隈特有文化に男オタクがたまげる」イベントが開催された。

件の記事がどれだけ性格かは定かではないが、女性と思われる一部のアカウントらの反応を見る限りはそう大きく間違ってはいないように思える。

(私見を述べさせてもらうなら女性オタクにはクレーマー気質人間が多いというよりは男性オタク界隈でもクレーマー気質人間は発生しているが無視されるかボコボコにされるかの二つが殆どでその一方で女性オタク界隈ではそのような人物相手でもまともに取り合ってしまう人が現れてしまうため増長されやすいという構造があるのではないかと考えている。)

本題に入ろう。実はこの手のイベントが開催される度にいつもとある考えが自分の頭の中に渦巻いていた。

自分がいた頃のアイドルマスター界隈にもこういう所があったな」と。

自分は既にアイマス界隈から距離の遠いところに来てしまって久しいため今でもアイマス界隈が当時のままなのかは判りかねるが、当時のアイマス界隈でも所謂「学級会」や「お気持ち表明」と称されるイベントは定期的に起きていた。

ちなみに内容はというと「担当アイドル※の設定が変更されてしまった」「担当アイドルイベントでの出番が少ないような気がする」「一向に担当アイドルCVが決定しない」「担当アイドルSSRが後回しにされている気がする」といった主に担当アイドルの扱いの悪さに対する不満が殆どである

※厳密には異なるのだが概ね「推し」のようなものだと思ってもらって構わない。。

そうしてこの手の話題になる度にアイドルマスター界隈(と女性オタク界隈)の性質について少しずつ考えていたが、この度ようやく考えがまとまったためここにそれを垂れ流すことにした。

といってもそこまで難しい話をするつもりはなく、言葉にすればシンプルな事である結論を先に書かせてもらうと要するに重要なのは「その作品に対してどれだけ『真剣(マジ)』になっているオタクいるか」という事である。「どれだけ深く入れ込んでいるか」と言い換えてもいい。

念の為に予め言っておくがこれに揶揄意図は一切無い。しっかり線引きはしましょうという留保くらいはつけておくが元アイドルプロデューサー自分としてはむしろコンテンツ真剣(マジ)な姿勢で挑む事には好意的ですらある。学校文化だって斜に構えた態度でいるよりも真面目に取り組んだ方がなんだかんだ満足感が高い訳だし。

正直に告白すると、男性オタクよりも女性オタクの方が真剣(マジ)なオタク割合が高そうだという偏見自分にはある。創作経験があるオタク多寡ミーム定型文に頼らない感想の出力。フィクションの展開の影響を受けて実際に体調を崩す。推しと対面して泣く。ライブで気絶する。同担拒否。いずれも(男オタクにもこういう事例が無い訳ではないだろうが)女性オタクによく見られるケースという印象が強い。

アイドルマスター界隈もまた同様に真剣(マジ)なオタクの多い界隈である。(もう一度記しておくがあくま自分が界隈にいた当時の印象と伝聞を元にした話であり今でもそのままなのかは判らない)

何故かというと、それはアイドルマスターリアルフィクションの境目を壊す試みにずっと大真面目に取り組んできたコンテンツであるからだ。ぶっちゃけ異常者の域に片足を突っ込んでいる。

例えばアイマスライブには演者自身が演じているキャラクターを舞台上で「再現」するという文化がある(もしかしたら他の二次元アイドルコンテンツにもあるかもしれないが)。あれは自分に言わせれば二次元上のキャラクターを三次元人間の上に降ろそうとする一種の降霊の儀式だ。声優ネタキャラクターに逆輸入されるかつての風習もその精神性の延長線上にあったものだと自分解釈している。

それになんでも最初アイマスであるゲームセンターアーケード版の時点からフィクションリアル侵食してくるような試みは存在していたそうだ。なんと、しばらく店舗に通っていないとプロデューサー(プレイヤーの事)に見捨てられたのではないか不安になったアイドル達が実際にEメール送信して切実に訴えかけてくるというのだ。今やバンダイナムコ常套手段である女の子」を見捨てられないという男の本能、その脆弱性を突いた卑劣人質商売がこんな早くから行われていたとは、驚きの極みと言う他ない。

当時が全盛期だったニコニコ動画という動画サイトに、原作ゲーム動画編集して制作した担当アイドル自作MV投稿したり、担当アイドル二次創作小説紙芝居(ノベマス)を投稿したりして、それで同志である視聴者コメント交流していていたニコマスという文化も、リアルフィクションの境目を曖昧にし自分はこの子担当プロデューサーであるという自覚、いや錯覚を強める事にきっと大いに貢献した事だろう。残念ながら自分世代ではないため当時の空気感を伝聞や当時の動画を視聴する事で推し量る事しかできないが、自分にはこの時代が「プロデューサー」というロールプレイをするにあたって最も恵まれていた時代だったように思えてならない。

そしてそのリアルフィクションの境目を壊そうとする姿勢は「シンデレラガールズ」(デレマス)にも受け継がれる(デレマス場合商売っ気がやや強すぎる気もするが)。

代表的ものはやはり悪名高い「総選挙システム、そしてそれに端を発する声有り・声無しという概念だろう。初期のデレマス(当時はモバマスと呼ばれていたそうだ)はどのアイドルにもCVが付いておらず、ゲーム内のイベントであるシンデレラガールズ総選挙で上位に入賞するとそのアイドルCDデビューが決定し、それに伴ってCVも決定するという流れがあったらしい。勿論、ここでいうCDデビューとは現実世界でそのアイドルの歌とトークが収録されたCDが売り出されるという意味であり、故にデレマスPにとって総選挙とは「実益」が絡む完全に「現実」の話となる。

そしてデレマス総選挙における「有権者」とは、(奇妙な日本語ではあるが)プロデューサー(ユーザー)の事である。そのため同じ現実人間である同僚プロデューサー達に対して担当アイドルプレゼンもとい演説を行い、投票を呼び掛けるというまるで現実選挙のような活動を行うインセンティブが発生する。その「選挙活動」に端を発する文化として、互いに手持ちの票の一部を相手担当アイドル投票し票交換を行うグループが現れたり広くプレゼンを募って気に入った担当アイドルに手持ちの票を分けるユーザーが現れたりなどがあるが、最も自分の印象に残っているのはやはりプロデューサー自身インフルエンサー化であろう。それもプロデューサー活動の末に自然自分も有名になっていたという結果論ではなく、みんなに担当アイドルの魅力を知ってもらうためにはまずは自分自身が有名になり影響力を持つ存在にならねばという戦略ありきである自分プロデューサーの端くれとして彼らがそうした理由理解できるし感情についても共感はできるつもりなのだが、やはりこの現象俯瞰で眺めた時にどこか滑稽である事は否めない。(こうした現象現実にも存在し、例えば作品宣伝するために自分自身が有名になる事を出版社から求められる作家アカウントなどがある。)

シンデレラガールズとは姉妹のような立ち位置にある「ミリオンライブ」(ミリマス)にもこの選挙というシステム採用したイベント存在する。とはいえミリマスの場合提示された幾つかのテーマにそれぞれ登場する幾つかの役の枠を奪い合うというルールであり、フレーバーとしては選挙というよりはむしろ公開オーディション表現した方が近い。そして当然これも現実CDとして発売されるため、やはりミリマスP達もデレマスP達と同様に戦場に赴く事を半ば強いられている状況下にあると言っていいだろう。

そうはいってもデレマスと違って最初から全員にCVが付いているミリマスでは声有り声無しの格差存在しないぶん比較平和なのではないかと思う人もいるかもしれない。その見方に一理ある事は認めよう。だが、ここにもまたここだけの地獄があるのだ。

ミリマスの選挙イベント最大の特徴はゲーム内の特設ページにてそれぞれの役の得票状況がリアルタイムで確認できるという点だ。端的に言って心臓に悪い。例えば自分担当アイドルが他のアイドルと熾烈なデッドヒートを繰り広げていたりなどしたらもう大変だ。そのうえ対抗馬が主人公自分担当アイドルラスボスであるかのような風潮が界隈に浸透し、ジワジワと追い上げられ始めたりなどすればもう終わりだ。いや、終わった。

ちなみにリアルタイム故に成立するミリマス特有戦略として、特定時間帯に集中的に投票を呼び掛ける一斉投票という戦略がある。逆転の雰囲気意図的に生み出す事で同陣営にはこれだけの数の味方がいるのだという安心感を与えて戦意を維持してもらい、逆に対抗馬にはプレッシャーを与えて戦意の低下を狙い、更には浮動票層の関心を惹いて余った票の使い所をアピールする事もできる、気取った表現をさせてもらえば一石三鳥の戦果を狙う事ができる戦略である。まあ、最も効果があるのは手持ちの票が潤沢な最初の一、二回程度でそれ以降は尻すぼみのように効果が小さくなっていくのだが。ただしこれはあくまで当時の話であり、メタゲームが回りきっているであろう今でもこの戦略有効なのかは既にアイマス全体から離れて久しい自分には最早判りかねる事である

(誤解の無いように書いておくと自分アイマス全体から距離を置くようになったのはこのようなプロデューサー活動に嫌気が差したからではない。むしろこういった選挙イベントアイドルマスターというコンテンツにおける醍醐味の一つですらあると思っている。確かに当事者にとっては入れ込めば入れ込む程苦しくなっていく地獄の催しかもしれないが適切な距離さえ取れればこれほどエキサイティングイベントもそう無い。自分アイドルマスター界隈から離れたのはこの終わりも無ければ変化も無いサザエさんのようなコンテンツに追い続ける意味を見出せなくなったからだ。端的に言うと、ただのマンネリである商業的には到底採算が採れない企画だろうが個人的な願望を言わせてもらえば、リアルタイムで一年の時が経つ毎に作中でも一年の時が経ち、アイドルも一つ歳を取り、そしていつか終わりを迎える。そういうアイドルマスターを今は体験したいと思っている。Vtuberではダメだ。リスナーではVtuberと一対一の関係を築く事はできず、所詮はただの one of them にしかならないからだ。だからアイドルマスターでなければダメなのだ。)

今もう無くなったがある時期までのアイドルマスター界隈の一部(?)には「『担当アイドル』と『推し』は別物だから一緒にするな」という風潮が確実に存在していた。ここまで読み続けてくれた人であればもう理解してもらえるだろうが、当時のアイドルマスター界隈において「担当する」という言葉は「推す」とは異なり相応の責任を負う覚悟があるという意味を含んだ重みのある言葉だったのだ(とはいえそれは無論ロールプレイ範疇に収まる程度のものしかないが)。南無阿弥陀仏とさえ唱えれば誰でも担当プロデューサーを名乗ってもよいとされている時代の今時のプロデューサーからしたら到底理解できない馬鹿げた異常な感覚かもしれないが、これもアイドルマスターがかつて有していた一つの側面だったのだ。運営側人間でもないのに架空版権キャラクターの世間への売り出し方を真剣に悩む、そんなプロデューサーがかつてはいたのだ。そしてこんなに真剣(マジ)だからこそきっと学級会やお気持ち表明も起こりやすいのだろう。

これを読んで「アイマス怖……近寄らんとこ……」と思った方は安心してほしい。運営もも時代にそぐわないと判断したのか今のアイマス比較カジュアルスタイルになっており、そこまで気負わなくても気軽に遊べるようになっている(はずだ)。だから興味があるなら軽い気持ちで手を出してくれて構わない。あとはバンナムが二度とは戻れない深い沼の中へと勝手に引き摺り込んでくれるから

この記事自分が言いたかった事はひとまずこれで全部だ。ここからはほぼ余談になってしまうがせっかくだからシャニマスについても触れておこう。流石にこの時代になると他のアイマスで見られたようなプレイヤー責任感を感じさせるような取り組みは無いのだが、リアルフィクションの境目を壊そうとする点ではシャニマスもしっかりアイドルマスターの一員である。ただシャニマス場合シナリオ中の表現描写演出等によってアイドル達は現実に生きている人間であるとしてその日常の一コマ写真のように切り出そうとするというストロングスタイルであり、自分の語彙ではこれ以上の説明はなかなか難しい。他の取り組みとしては普段アイドル達が使用している靴箱(靴入り)の再現セットの展示、畳まれていたり畳まれていなかったりするジャージが床に置かれているレッスン室の再現セットの展示、ほとんど環境しか収録されていない事務所内の定点カメラ映像を六時間ぶっ続けでYoutube配信するなどがある。どれも意図理解できるがどこか変態所業じみた取り組みばかりになってしまうのは少々困り所だ。

ここまできてアイドルマスター界隈でもあり女性オタク界隈でもあるSideMに触れないのも不義理な気もするが、他のアイマスと比べると中途半端しか触れられておらず界隈の雰囲気についてもあまり詳しくないので正直語れる事があまりない。何か言える事があるとすればせいぜい「いい加減Mアニ二期を制作しろ」という事くらいだ。偉そうなタイトルにしておいて肝心な部分がこの体たらくなのは申し訳なく思っている。本当にすまない。

2024-02-23

anond:20240222134157

理想で言えば、

1)直接いじりは論外で(本人の許可があれば別)、

2)それを見てトラウマが刺激されるようなものダメ

ぐらい

1は嫌々受け入れなければ仕方がないケースが多すぎて、

2は人によってさまざまで、

のらりくらりと多数決とかで日和るか、炎上してどうしようもなくなるまで突っ切るか

性別も年齢も筋力も知能も財力も権力経験全然違うんだから、まとまるわけがない

公共を自認するメディア以外は法に触れない範囲で好きにして、見たくない奴は見るな で

演者関係者は嫌ならその場で声を上げろ、我慢したら受け入れたということだ

目標にして

嫌な仕事無理してしなくても生きていける豊かさな時代くるまで頑張ろう

そうなっても文句言ってるやつは流石におかし

2024-02-22

anond:20240222201511

漫画家(というよりは趣味イラストレーターでしたが)

実在してると思いますが。

演者リアルフィクションかで重さが変わるなら、演劇巨乳いじりしたら、どうなります

2024-02-20

VTuberファン1020代がメインらしく案外若いんだな

一方、演者の方で人気があるのは、30歳超えてる経験豊富な人が多いと聞く

女が年下の男から集金してるエンタメってかなり少ない気がする

2024-02-15

にじさんじ大炎上してて草

といっても海外向け(EN)の話だけど

クビになった演者反旗を翻して英語圏で一騒動おきてるとは聞いてたがよく知らないしどうでもいいわな

と思っていた

でもさっき、社長謝罪動画をちらっと見て申し訳ないが笑ってしまった

https://twitter.com/NIJISANJI_World/status/1757262089968845284

就活スーツ着た大学生みたいなとっちゃん坊やがなぜか後ろ手を組みながら神妙な顔をしてお辞儀をする

そして中学校英語の授業の5分スピーチのような棒読み英語で何やら弁明し始める

うん、すごいよこれは

一応上場企業社長なのによくこれでいけると判断したなとちょっと感動してしまった

2024-02-13

にじさんじ炎上に対する日本人アメリカ人の反応の温度差すごいなと思ったけど、文化の違いと言うよりは

「何でもかんでも演者の側に立って秒で企業を叩けばいいってもんでもない」ということを"履修済み"かどうかが最大の違いだろうな

2024-02-12

ゴールデンカムイ555を見た

ネタバレあり

カムイは丁寧に作ってあるのが分かってポイント高い

最初ちょっとアレ?って感じでも見てたら馴染んでくる

杉元とか少女雑誌読んでそうだし

序盤の雑魚と、蝋燭ガジガジが再現度高ぇなって

方陣営で陽動してたスーツの奴、多分名無しなんだけど妙にカッコよくて好き

クマとレタラとか、CG進化すげーなって

観客にファミリー層が多い。作る側も意識してる感じはするけど、元々エログロ作品だと思うんだが

序盤だと谷垣狩りが一番好きなんだけど、それは次でやるんかな

それやるってことは辺見もやらざるを得ないんだができるんだろうか




555は…

令ジェネと一緒でやりたいことはわかるけどもっとできただろって

とは言え、20年振りでたっくん草加マリ海堂北崎オリキャスでファイズ続編ってのは偉業だし555なのも間違いないんだけど

SEED映画で期待上げ過ぎたんかなぁ…でも散々続編やってたっくんも草加も何回死ぬんだよってくらいやりつくしはいるししょうがないのかも

パラダイスロストの続編かとも思ったけど本編後でパラレルワールドっぽい?草加生きてるし

出てくる女全員おかしいんだけど、命の恩人を秒で売るおばあちゃんトップで何だお前??

オルフェノクカップル倫理観おかしいが

ラー油必殺技不発はそこギャグでやるのはいいんか?展開としてはいいんだけど

戦闘シーン、令ジェネもだけどごちゃごちゃした集団戦されるのあんまり好みじゃないんよな

ガンダム映画が高クオリティ戦闘シーンでサービスしまくってくれるのと対比もあり

ちょっとそのベッドシーンはどうなんだ?いやこれはいい方のトンチキだけど

北崎ロボと草加ロボ!

面白いのは面白いオルフェノクでもよかったんじゃ?とも

オチに繋がるのわかるけど

クライマックスで初期ファイズなのは好き。アクセルも使って欲しかったが

う~~~~~~ん、個人的には復活のコアメダルくらいメチャクチャやってくれた方が…っても演者思い入れとかファン考えると難しいよなぁ

観る前に気になってたのが演者が亡くなった木場さんの扱いで、共存理念は受け継がれてるけど直接は関わってない感じで

まぁデリケートなのはわかるけど

SEED脚本書いてた監督の妻が逝去してて、当時ぼろくそ叩かれてた(クセの強い夫妻なので一方的被害者とも言えんが)のがある意味リベンジできたわけで

作中でのキララクスへの罵倒が当時のアンチスレそのままとか、死者が守護霊になって心を守ってるみたいなとこからこじつけできなくもなかったり

これはあん関係ない話だけど

間違いなく555ではあるけど、一番面白い回の555ではなかったって感じかなぁ個人的感想だけど

2024-02-11

メディアミックスのそれぞれの視点

矢印(⇒)の前に書いたのが担当視点

あとに書いたのが原作が改変される理由

原作

改変は最低限にとどめ、原作に忠実であってほしい。

原作ファンに喜んでほしい。

本業に影響が出ないようにしたい。

映像化で読者が増えるのは嬉しい。

編集者出版社

作品認知度を広めたい。

会社原作者の双方が大きな利益を得てほしい。

自分担当作品成功したい。

原作の「ここだけは変えたくない部分」を理解しているとは限らない。

原作者の手間を増やしたくないので代弁者にならざるをえない。

工数上、やりとりをそこまで増やせないので細部まで監修できない。

原作ファンはすでに原作を買っているため、映像化では原作ファン以外に見てほしい。

ライツ担当

原作者と編集部交渉先(この場合テレビ局)の意向潤滑油でありたい。

自分たちに決定権はないので伝書鳩につとめる。

前例を何より重視する。

権利交渉の窓口役ではあるが、個々のコンテンツには詳しくない。

⇒渉外役としては、交渉先寄りの意見を持ちやすい。前例、慣例を重視するため。

⇒橋渡し役がボトルネックになるわけにいかないので、時間のかかる交渉はしない。もめごと現場に投げる。

プロデューサー

一定ファンを持つ原作がほしい。

そのファンの数を最低ラインとして、映像化(映画orドラマorアニメ)で爆発させたい。

スポンサーを喜ばせたい(=マネタイズ成功したい)。

原作ファンは忠実でも改変でも「映像化で違うところ」を気にして間違い探しで視聴するので、原作ファンの声は気にしない。

⇒むしろ忠実だとわかると全部知っている原作ファンは離れる確率のほうが高い。

⇒完全新規視聴者の興味をひくため、ファン計算できるキャストスタッフを集める。

⇒集めたCMの本数と額で予算が決まるため、スポンサーを集めやすい仕込みを増やして商品設計を行う。

監督

与えられた材料原作演者、ほか脚本音響などのスタッフ)を調理して作品に仕上げたい。

現場は生き物なので撮影中にどんどん手を入れて作品クオリティを高めたい。

⇒何かやるたびにまわりの意向を聞いていたら一生撮影が進まないので現場判断重視。

ドラマアニメは毎話が勝負チャンネルを変えられたら終わりなのでメリハリを強烈にし、CMを見せるために引きを作り、エンドロール前にインパクトを作るのが必須

脚本

原作を叩き台として、映像用に最適化したい。

映像化してよかったと思われたい。

マンガ小説は必ず最初から最後まで読まれる前提なので、ベタ起こしだと単体では意味がわからないシーンや設定が増えすぎる。

⇒尺にあわせて削るだけだと成立しないため、10分15分単位で盛り上がるように脚色・構成する。

⇒「ここをおさえておけば原作の大切な部分は守れている」と判断したところ以外は映像向きに最適化するのが役目。

特に最初の3話、または各話冒頭3分インパクトをもってこないと継続視聴を切られてしまうので極端にしがち。

スポンサー

CMを見てほしい。

投資額に応じた宣伝効果を得たい。

⇒見込み客の人数は原作の部数に比例する。つまりすでに大ヒットした作品以外は、原作ファンより新規ファンのほうが多い。

⇒複雑な話、引きが弱い話はCMを観られない。

視聴者が自社CMに興味をもつ要素がほしい。

演者芸能プロダクション

自分をよく見せたい(=いい役、いい場面がほしい)。

売れっ子スケジュールは先まで埋まっているので、よほど条件がよくないかぎり受ける必要がない。

撮影が進むほど演者気持ちが入ってくるのでセリフ演出への意見が増える。

演者気持ち原作者と一致しているとは限らない。

プロダクション意向バーター条件がはびこっている。

メディアミックスのそれぞれの視点

矢印(⇒)の前に書いたのが担当視点

あとに書いたのが原作が改変される理由

原作

改変は最低限にとどめ、原作に忠実であってほしい。

原作ファンに喜んでほしい。

本業に影響が出ないようにしたい。

映像化で読者が増えるのは嬉しい。

編集者出版社

作品認知度を広めたい。

会社原作者の双方が大きな利益を得てほしい。

自分担当作品成功したい。

原作の「ここだけは変えたくない部分」を理解しているとは限らない。

原作者の手間を増やしたくないので代弁者にならざるをえない。

工数上、やりとりをそこまで増やせないので細部まで監修できない。

原作ファンはすでに原作を買っているため、映像化では原作ファン以外に見てほしい。

ライツ担当

原作者と編集部交渉先(この場合テレビ局)の意向潤滑油でありたい。

自分たちに決定権はないので伝書鳩につとめる。

前例を何より重視する。

権利交渉の窓口役ではあるが、個々のコンテンツには詳しくない。

⇒渉外役としては、交渉先寄りの意見を持ちやすい。前例、慣例を重視するため。

⇒橋渡し役がボトルネックになるわけにいかないので、時間のかかる交渉はしない。もめごと現場に投げる。

プロデューサー

一定ファンを持つ原作がほしい。

そのファンの数を最低ラインとして、映像化(映画orドラマorアニメ)で爆発させたい。

スポンサーを喜ばせたい(=マネタイズ成功したい)。

原作ファンは忠実でも改変でも「映像化で違うところ」を気にして間違い探しで視聴するので、原作ファンの声は気にしない。

⇒むしろ忠実だとわかると全部知っている原作ファンは離れる確率のほうが高い。

⇒完全新規視聴者の興味をひくため、ファン計算できるキャストスタッフを集める。

⇒集めたCMの本数と額で予算が決まるため、スポンサーを集めやすい仕込みを増やして商品設計を行う。

監督

与えられた材料原作演者、ほか脚本音響などのスタッフ)を調理して作品に仕上げたい。

現場は生き物なので撮影中にどんどん手を入れて作品クオリティを高めたい。

⇒何かやるたびにまわりの意向を聞いていたら一生撮影が進まないので現場判断重視。

ドラマアニメは毎話が勝負チャンネルを変えられたら終わりなのでメリハリを強烈にし、CMを見せるために引きを作り、エンドロール前にインパクトを作るのが必須

脚本

原作を叩き台として、映像用に最適化したい。

映像化してよかったと思われたい。

マンガ小説は必ず最初から最後まで読まれる前提なので、ベタ起こしだと単体では意味がわからないシーンや設定が増えすぎる。

⇒尺にあわせて削るだけだと成立しないため、10分15分単位で盛り上がるように脚色・構成する。

⇒「ここをおさえておけば原作の大切な部分は守れている」と判断したところ以外は映像向きに最適化するのが役目。

特に最初の3話、または各話冒頭3分インパクトをもってこないと継続視聴を切られてしまうので極端にしがち。

スポンサー

CMを見てほしい。

投資額に応じた宣伝効果を得たい。

⇒見込み客の人数は原作の部数に比例する。つまりすでに大ヒットした作品以外は、原作ファンより新規ファンのほうが多い。

⇒複雑な話、引きが弱い話はCMを観られない。

視聴者が自社CMに興味をもつ要素がほしい。

演者芸能プロダクション

自分をよく見せたい(=いい役、いい場面がほしい)。

売れっ子スケジュールは先まで埋まっているので、よほど条件がよくないかぎり受ける必要がない。

撮影が進むほど演者気持ちが入ってくるのでセリフ演出への意見が増える。

演者気持ち原作者と一致しているとは限らない。

プロダクション意向バーター条件がはびこっている。

2024-02-09

相沢に万城目脚本の件を擦り付けるのはさすがにめちゃくちゃだろ

大まかに話をまとめると

 

万城目学脚本担当するはずだったプロジェクトに2年携わるも最終的には脚本ボツに。

万城目は脚本ネタが気に入っていたので小説としてリリースしようと考えていた。

その後、映画は別の企画として継続したがその脚本に万城目脚本痕跡が多く、

万城目が書いた痕跡はすべて消すように映画プロデューサーに抗議。

しか映画広告では一番の大ネタがそのまま使用されており、

万城目が小説を書いてもパクリと言われる可能性があると執筆を断念。

映画プロデューサーに再度確認するも「聞いてない」と突っぱねられた。

 

万城目脚本の後の新企画脚本執筆を依頼された脚本家が相沢友子だった。

今、ネット上でこの「万城目脚本がパクられて、その脚本を書いたのが相沢だった」という部分だけを抜き出して

相沢友子脚本盗作までする犯罪者だ!みたいな炊きつけまとめや動画がすげー出てきてる。

 

さすがにめちゃくちゃだろ。

万城目は脚本家のことなんか何一つ言ってない。

基本的問題にしているのは映画プロデューサー姿勢だ。

 

実際、万城目学自身

私のあとを引き継いだ脚本家の方の名誉のために補足させてください。私の原稿が全ボツになった後、次の脚本家は急遽依頼されて、新たに一から脚本作りました。そのストーリー内容に盗用はいっさいありません。私が書いたものとは全く別の独立した話です。

https://twitter.com/maqime/status/815048149521702912

まさに火中の栗を拾う状況で、私のあとを引き継いだ脚本家の方が、いま大変つらい思いをされているのが、本当に申し訳ないです。作品に罪はないし、演者脚本家にも罪はないです。ただし、二年間あれだけ真剣に取り組んだ末に、自分が受けた仕打ちは間違っている。矛盾し、分裂した思いですが。

https://twitter.com/maqime/status/815049503413673984

と述べている。

 

こいつが悪人って結論ありきでストーリーを組み立てるのはやめろ。

冤罪事件があるたびに警察検察逮捕数、有罪率のために先入観にとらわれた尋問捜査をやめろって

みんな口を揃えて言ってるだろ。

その言葉は常に自分たちにも向けられているといい加減自覚しろ

別の死人が出るぞ。

2024-02-08

脚本家相沢友子と”原作者”の関係について

芦原妃名子最後ブログに関してInstagramで「初めて聞くことばかり」と表現した相沢氏。

それでも今までの仕事から原作者尊厳を踏みにじる非情原作クラッシャーとしてばかり言及される彼女だが、果たしてそれは本当なのだろうか?

まず相沢友子の悪行としてよく取り沙汰されるのが、本能寺ホテルの件だ。

これは小説家万城目学が書いた脚本ボツにされたのに、相沢氏が引き継いだ脚本にそのアイデアが流用されていたという事件である

ttps://togetter.com/li/1065046

私が脚本をクビになったあとも、映画は進行していたわけですが、その出来上がった予告編を見て我が目を疑いました。

なぜなら、私の脚本の要素が残っていたからです。

セクシー田中さん騒動に関するネット上の言説でこの件を知った人も多いのではないだろうか。

しかし、上記事件に関して万城目氏は脚本家の責任ではないと名言しており、彼女への誹謗中傷を諫める発言をしている。

あて推量で脚本家の方に、関係もないのに誹謗中傷メールを送っている方、絶対にやめてください。たいへん迷惑です

私のあとを引き継いだ脚本家の方の名誉のために補足させてください。私の原稿が全ボツになった後、次の脚本家は急遽依頼されて、新たに一から脚本作りました

そのストーリー内容に盗用はいっさいありません。私が書いたものとは全く別の独立した話です



元々万城目氏の作品は「鹿男あをによし」や「プリンセス・トヨトミ」などが相沢脚本映像化されており、

こちらも一部の原作ファンからは内容の改変(登場人物性別逆転など)が批判されることがあるが、作者自身は信頼を置いていた様子である

ttps://moviewalker.jp/news/article/22127/

鹿男あをによし』チーム(監督鈴木雅之脚本相沢友子)だったので、あれこれ話す余地もなくお任せでした。

脚本がアップされた時に見ましたが、そのままやったら5時間を越える大作になってしまうので、2時間ぐらいまでカットしなければいけないんですよ。

さらにその中では監督が聞いた原作者の好きなシーンを入れるために完成した脚本修正されたことにも触れられている。

監督から原作のなかで好きなシーンはどこなの?』と聞かれたんです。何も考えずに好きなシーンを素直に3つ挙げたら、その時はどれも脚本に入っていなくて(笑)

~(中略)~

その後、脚本がどう変わったか全然知らなくて、僕も試写を見て初めて監督からの答えを知りました。どこが入っているかは、皆さん、是非ご覧になって確かめてください



相沢氏が担当した作品原作者映像現場に介入できなかった訳ではないのは、比較最近作品であるミステリと言う勿れ」の現場の話からも伺える。

ttps://mdpr.jp/interview/detail/3072283

でも先生原作者田村由美)は本当に何度も足を運んでくださっていたので、その都度色々な相談ができました。

ドラマ仕様にする上で、話の順番を変えたり、ちょっとオリジナルを足したり…というのがたくさんあるので、そんな中、監督制作陣が常に先生と会話できていることに安心感がありました



貴志祐介原作の「鍵のかかった部屋」もオリジナルキャラが追加され原作からの改変は目立つが、

原作者自身は喜んでおりカメオ出演までしている。(これは彼の映像化作品の定番であるが)

ttps://kadobun.jp/feature/interview/50.html

映像化されたわたし作品の中でも、まんべんなく周囲の評判がよかったドラマでした。大野智さんの榎本もはまり役でしたし、わたしもちょい役で出演させていただいて、楽しい思い出になりました。

しかも「鏡の国の殺人」では、ドラマ版を原作者が参考にするという推理作家にあるまじき方法を取っています



他にも大久保ヒロミ古賀慶 といった相沢脚本による映像化を経験した原作者の本件に対する反応を見ても、彼女が強く恨まれているような印象は受けないし、

大久保ヒロミ

@okubohiromi

私は漫画家であり、脚本家さんとも親しくさせていただいている。

どちらの気持ちもわかり、世間の反応を見ると、自分の中が分断されるようで苦しい。

苦しみを越えて、エンタメ業界がみんなにとって幸せな場になってほしい…

古賀トレースブルータル/ブラッディ・アイ

@kkoga_

ドラマ化してもらえたのは、すごく良い経験になったし、演者スタッフの皆さんは本当にすごい!!尊敬する!

ただ、科捜研の男ってサブタイについては、私もYahooニュースで初めて知ったのよ。サブタイが変わることは了承してたけどね。

めっちゃ笑いました!

剛力ねじまれたと言われるビブリア古書堂の事件手帖三上延も冷静な反応を呼びかける趣旨ポストRPしている。

色々と調べてみた結果として、相沢氏は原作者との間に積極的トラブルを抱えるような脚本家ではなく、原作者信頼関係を築くことのできる人物という印象を個人的には受けた。

改めて今回の発端となった相沢友子投稿を見て、果たして原作者に対して激しく攻撃的な印象を受けるだろうか?

https://imgur.com/e5Hl0fC

https://imgur.com/edvyo86



…ちなみに、上で挙げたミステリと言う勿れは今回同様小学館作品だが、

芦原氏のブログによると、彼女制作現場人間と接する機会は一度も無かったという。

https://web.archive.org/web/20240127104246/http://ashihara-hina.jugem.jp/

ただ、私達は、ドラマ放送が終了するまで、脚本家さんと一度もお会いすることはありませんでしたし、

監督さんや演出の方などドラマ制作スタッフの皆様とも、ドラマの内容について直接、お話させていただく機会はありませんでした。

これは他のドラマ映画現場の例を見るとかなり珍しい状況に見える。

また、芦原氏は過去作品ドラマ化された際は現場に足を運んでいたらしい。

https://web.archive.org/web/20130925074743/http://ashihara-hina.jugem.jp/?eid=220

巻末に、ドラマ撮影現場にお邪魔した時の、レポート漫画も載ってますよ~。

Piece」がらみのお仕事は、これでオシマイです。多分。

小学館側も編集部から今回の事態への声明を出しているが、なぜ今回そのような機会が設けられなかったのかは触れられていない。

やたらと著作者人格権について言葉を尽くして説明しているが、制作スタッフが現に原作者が納得するまで修正を重ねた以上今回それは少なくとも結果的には尊重されていたはずで、

本当に尊重されていなかったのは原作者制作現場との信頼関係ではないだろうか?

もし一度でも、リアルでなくリモートでも、原作者制作スタッフが直接話す機会があったなら、芦原氏には今回のような苦しみは起きなかったのではないだろうか?

小学館日テレは彼らとともに働いている全てのクリエイターのために、この点について今回の経緯や今後の姿勢についての説明をするべきであると考える。

2024-02-06

anond:20240206101847

どこまでも"別人"のていを強要されるのは、やっぱなんかおかしい気がする

君が視聴者側でそう思うならVTuberじゃなくて普通アニメとかドラマとか見れば? って思うし、演者側でそう思うならVTuberじゃなくて普通声優なり俳優なりになれば? って思う

別に誰も君にVTuberを見ることもVTuberになることも強制してないんだから

anond:20240205224355

ネット史に残るレベル邪悪演者に反撃させてしまった結果、

業界番手から番手ぐらいにまで凋落した箱があるから

その教訓やろね。。。

anond:20240206101847

中身が割れてる人ってそういうトラブルを想定してのセルフリークがほとんどでしょ今は

企業も幼いか演者立場をどう守るかなんて考えられないし結果的中の人話題を分かっているファンの間ですることが彼ら彼女らの立場を守ることになっているのは皮肉だね

Vtuberってどこに存在するんだろうな

にじさんじENのセレン龍月が契約解除された。

にじさんじEN、にじさんじ公式画像4枚に渡る解雇理由を発表し、

発表に先駆けてセレン龍月としての公式チャンネルTwitterを閉鎖した。

 

Vtuber中の人って基本的契約演者であることを明かすことが禁止されているっぽい。

他の契約解除案件に「演者であることを明かして客を誘引する行為」が契約解除条項に含まれていた

という発表がちょいちょいある。

そうなると、Vtuberとしての情報発信手段公式チャンネル含む公式SNSしかないということになるが、

その公式SNSを封鎖されてしまうと、Vtuberは一切の声を失ってしまうことになる。

 

つい最近、ホロライブの夜空メルが機密情報漏洩契約解除になった際には

夜空メルの公式アカウント中の人アカウント事情説明謝罪があったけど、

こういうことは非常に稀だ。

まぁ、中の人での謝罪は「見る人が見ればわかるような内容」にはなってたけど、

夜空メルの名前は出してなかったので、やっぱ中の人だと公にするのはダメなんだろう。

のりプロ2期生夢乃リリス契約解除されて中の人謝罪した時も、

そんな感じだったのでやっぱダメなんだと思う。

 

Vtuber自体が「運営管理するIP」でしかないので、運営がないないしてしまうと

その存在自体物理的にというか法的にというか、この世から消えてなくなってしまう。

でも、Vtuber自体はガワ被った生主揶揄されるように中の人人格ありきの商売なのも事実

中の人にガワと名前被せただけなのに、それを失うと中の人人格含めすべて失うってのは、

やっぱちょっとヘンな感じだなーって思う。

 

セレン中の人であるDokibirdはブチ切れで自身Twitter徹底抗戦の構えを見せているので

今回の件に関しては公式SNSを閉じたら全てを封殺できるって話じゃなくなってるんだけども。

この件に関わらず、契約で声を奪った上でで一方的見解を発表して契約解除≒存在を抹消するような行為

しかしたら横行してたりするんだろうかと思うと、Vtuberってどこに存在するんだろうなって思いましたとさ。

 

Vtuberの転生について声優事務所移籍みたいなもんじゃんって言う人がいるんだけど、

こういうのを見るとやっぱVtuberって形態自体がかなり歪なので同じようには見られないよなってなるわね。

どこまでも"別人"のていを強要されるのは、やっぱなんかおかしい気がする。

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