はてなキーワード: キャッシュフローとは
たしかに、PayPayとかでお金を送ると、ボタンを押した瞬間に相手に届くよね。これって本当に便利だし、当たり前になってる。でも、これが銀行振込になると全然話が違う。「送ったよ」って言っても、30分くらいかかることがあるし、夜だったり土日だったら翌営業日までお預けにされることもある。なんでこんなことになるのか? その答えは、全銀システム。昭和時代から使われてるこのシステムが、今もなお日本の金融の動脈を握ってるけど、これが諸悪の根源とも言えるかもしれない。
企業もこの全銀システムに縛られているから、本当に大変だ。法人取引は基本的に銀行振込だから、金曜の夕方に「急ぎでお願いします」って言っても、銀行の営業時間外なら振込は月曜まで待たなきゃいけない。土日をまたぐたびにビジネスが止まるし、キャッシュフローも停滞する。これ、普通に考えてもう現代には合ってないよね。
ここで登場するのがCBDC。これが導入されれば、24時間365日、どんな時間でも即座に送金できるようになる。全銀システムの待ち時間から解放されるってだけでも、かなりの革命だよ。法人の取引だって、キャッシュフローが一気に改善するし、スマートコントラクトで自動決済ができるようになるから、在庫管理も効率化される。全銀システムに振り回されていた企業が、ようやく自由になる瞬間だ。
さらに、銀行を跨いだ口座振替も瞬時にできるっていうのがCBDCの強み。今までは、銀行を変えるたびに引落口座の手続をしなくちゃいけなかったんだけど、これも一瞬で完了する。法人にとっては、時間が命だから、こんなにスムーズになるのは大きなメリットだよね。
ただ、ウォレット機能に関してはちょっと疑問もある。日本はすでに銀行が24時間365日動いてるから、わざわざCBDCのウォレットに大金を入れておく必要があるかって言われると微妙。必要なときに少額だけウォレットに入れておけば十分だと思う。特に多額をCBDCに入れっぱなしにするメリットはあんまり感じない。PayPayに100万円も入れる人はいないじゃん。
とはいえ、送金機能は本当に革命的だよ。全銀システムに縛られてきたこれまでの振込の不便さを一気に解消できるんだから、個人も法人もこの便利さを使わない理由がない。全銀システムの影響が少なくなって、CBDCが主流になれば、日本の金融システムはもっとスムーズになるはず。
まず言いたいのは、確定申告が便利になったからといって年末調整を廃止していい理由にはならないこと。
還付申告は1月1日から可能だけど、元増田にあるように医療費通知情報を利用するのであれば2月9日以降になる。
https://www.keisan.nta.go.jp/r4yokuaru/cat1/cat13/cat132/cat1322/cat13224/cid672.html
2月9日に申告したとして、税務署の処理〜振込手続きを考慮すると3月以降になるし、どちらにしろキャッシュフローで不利になることには変わりはない。
まとめてやるとキャッシュフロー的に不利になる。
年末調整をしなければ、確定申告で同じことをしないといけないので労力は変わらない。
> 年末調整も楽になっている
知識がなくて批判する人の気持ちはまだ和なるが、豊富な知識があるのにその知識を強引な批判を探し出すのに使うのはなんなんだろう。
お前もな。
自分で答え書いてるね。確定申告を3月まで待たずに早めにすれば、早めに還付されるよ。4か月も差はない
どちらかで作業すればいいなら、確定申告でまとめて作業すればいいだけの話。
自分で答え書いてるね。年末調整が楽になっているのは、そういうシステムを導入している会社の従業員だけ。
2重で控除入力できるのは、年末調整と確定申告の両方できてしまう現在の制度のデメリットで一本化するべきってなるよね。
いくつか自動連携できない費用については、そりゃどうしても発生する。ただ少数の例外的な処理があるからと言って、多くの場合における効率化・簡便化が否定されるわけではない。
医療費なら交通費と自費診療分の領収書だけ残しておけばいい。全部の医療費明細を残す必要はない。
これについては確定申告ではなく税制の問題。確定申告の工夫や税制の知識によっによって税金が変わるのは本来おかしな話。特に配当課税の選択については問題となっており、申告の有無に社会保険料の算定などが同じになるような改正が検討されているよね。
知識がなくて批判する人の気持ちはまだ和なるが、豊富な知識があるのにその知識を強引な批判を探し出すのに使うのはなんなんだろう。
https://anond.hatelabo.jp/20240906034901
まず、年末調整なら12月に還付が受けられるのに確定申告だと(2月〜3月にする前提で)還付が3月以降になるっていう点が抜けてるよ。
インフレで金利のある世界になっているのに、わざわざキャッシュフローを悪くする理由は何もない。
還付を受けられるのなら早ければ早いほどよい。
サラリーマンの確定申告で行うのは源泉徴収票の入力(もしくは連携)だけど、年末調整を行なっていれば年末調整で申請した内容は反映されているので楽。
年末調整をしないで確定申告すると、それも入力しないといけなくなる。
これは会社によるかな。うちの会社の場合、年末調整はWeb上の入力で、保険料の控除とかも保険会社のデータをアップロードすれば良いだけになっているので楽。
確定申告サイトでやるのは「連携」まで。連携した内容が正しいかどうかは保証されない。
例えば、年末調整で保険料控除を入力済みでも、確定申告で連携させると2重に控除が入力される。これは申告する側で修正しないといけない。
医療費で連携されるのは保険診療分のみ。自費診療や交通費は考慮されないし、漏れが無いことも保証されていないので、結局は自分で領収書や明細と付き合わせて入力する必要がある。
例えば
などなど。
連携すればOKというものではなく、判断が求められるし、連携通りに申請すると損することもある。
サラリーマン側として「源泉徴収を廃止しろ!」という主張ならわかる。
源泉徴収をそのままにして、源泉徴収の取りすぎを調整をしている「年末調整を廃止しろ!」という主張は理解できない。
奴隷なのかな?
・ あなたの悲しみはもっともだ。まずは美味しいものを食べて、よく寝て、好きなことをして、自分をいやしてください
・ でもやはりあなたは産後の奥さんの絶望をまだ理解できていないのではないかと思う。産後、子どもが3歳くらい(子どもの特性によっては5-6歳くらいまで)というのは、寝られない日々が数週間から数か月続き、かつ育てたこともないのに子どもの命の責任を一手に引き受けているという、心身ともに人生最大といっていいほど超高ストレスの状態なのです。その時に、夫が全く頼りにならないどころか、裏切りともいえる言動をしてしまうとどうなるか。比喩でなく鬱病になる人も自殺する人もいます。その中で、奥さんは省エネモードに入って、あなたとのコミュニケーション(信頼関係構築)をあきらめて、子どもを育てることに専念してきたということです。苦しすぎるその時に、子どももいるし、コミュニケーションできないんですよね。
・ そして裏切りをうけた当事者にとっては、いつまでたってもそれは過去の話にはならない。人生で一番つらいときに助けてもらえなかった記憶は鮮明に残るわけです。で、結果、産後の恨みを50歳になっても60歳になっても繰り返し呪詛のように吐き続けるという人をたくさん見てきました(たまたま、周りの親せきや年の離れた知人にそういう人が多かった)。もちろん、彼女たち(多くは専業主婦)の多くは、他方で稼ぐ夫の苦労や苦しみには鈍感なわけで、なんだかなぁと思わないわけでもないですし、そもそも夫婦間のコミュニケーション不全が原因ですよねと言ってしまえばすべてなわけですが、でも今本当に苦しいときに助けてもらえなかったり、裏切られた経験というのは深い深い傷になるわけです。奥さんの今回の発言はその深い傷がまだ全然癒えていないために出てきているわけです
・なので、もしあなたが奥さんとの人間関係を今後も続けていこうと思うのであれば、①様々な子育て経験者(できれば妻の立場)の人たちから話を聞き、過去の行いを深く理解し、反省し、謝罪する ②そのうえで、あなたの悲しみ・苦しみを丁寧に伝える ということが必要だと思います。ダラダラ書いてしまいましたが、私が一番言いたかったのはここです。
・次に、これから子どもを持つお父さんに伝えたいことです。上記を参考に、子育て中のお母さんたちはその元々の性格にかかわらず「言いたいことが言えない」(なぜなら命の危険を感じるレベルで疲弊しているから)という状態になることをよく理解し、そのサポートに全力を注いでください。産後の1年を本気でやれば、あとの5年のやり方がだいたい掴めるでしょう。ここでしくじると、50、80年の禍根を残すということを肝に銘じてください。最初の1年をうまくやるためには、可能な限り3か月以上、なるべく半年以上の育児休暇をお父さんも取ることをおすすめします。近年の制度はかなり手厚く、そんなに高所得者でなければ税の減免などもふくめキャッシュフロー上のインパクトはだいぶ抑えられると思います。(どうしても育児休暇が無理だったら、2歳になるまでのどこかで、1週間だけでいいので朝から晩まですべて一人で面倒を見てみるとよいです)散々脅かしてしまいましたが、赤ちゃんも子どもも、可愛いしとても良いものです。
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”>もちろん、彼女たち(多くは専業主婦)の多くは、他方で稼ぐ夫の苦労や苦しみには鈍感なわけで”と書いたのは、専業主婦の人たちが他責的であるとか主観的であるとか言いたいわけでは全くなく、彼女達は元増田が当時は産後の恨みに想像が至らなかったのと同じように、会社勤めのダークサイドを経験したことがないので、そこへの想像力が働きにくいというだけなのです。同じ専業主婦でも、ブラック企業で過労休職を経験したことがあったり、管理職まで経験のある人だとまた違ったりすると思います。とはいえ書き方悪かったかな。反省。このエントリで書きたかったのはどっちが良いとか悪いとかでは全然ないのです。産後も仕事もどっちもきつい。そして産後の恨みはきつ過ぎることが多く、禍根を残す。以上です (コメにあった、「結婚アフロ田中」「子育てアフロ田中」も私も超おすすめです)
追記 8/29
コメントを一通り眺めて思うのが、みんな、頑張ってるなぁということ。子育て世帯も、独身世帯も、Dinksも、妻も、夫も、きついのに頑張ってるから、怒っちゃうよね。そりゃ、稼ぐのだってきついよ。評価され比べられ圧力かけられ裏切られてね。子育て、ほんとはすごく楽しいことなのに、今は無理ゲー感あるよね。まぁ、人類という生き物の歴史500万年(?)に対して、資本主義・工業化・都市化・核家族化、このへんって始まってまだ300年くらいだから、人間が生きて子どもを生み、育てる営みと全然マッチしてない。このミスマッチの解消が、子育て中の夫婦に凝縮されて押し付けられていることからは目をそらしてはいかんと思う。特に、出産後の女性と赤ちゃんなんて、ほとんど原始人か動物(すみません)なのに、資本主義・工業化・都市化・核家族化と絶対的に合わない。人類の危機ですよこれは。7万年にはトバ・カタストロフという天変地異が起きて、現生人類は1000~1万組の夫婦まで減ったことが分かっているそうです。今だって、このまま分断を放っておいたらそのくらいやばいよ。生きるのが大変なんだよ。みんなで助け合ってなんとかしていこうよ。
金利上昇によるインフレ抑制効果は、フィリップス曲線を用いて説明できる。フィリップス曲線は、インフレ率 (π) と失業率 (u) の間の関係を示す。
π = πᵉ - α(u - u*)
ここで、πᵉ は期待インフレ率、α は係数、u* は自然失業率である。金利上昇により、失業率が上昇し (u ↑)、インフレ率が低下する (π ↓)。
金利 (r) の上昇が貯蓄額 (S) に与える影響は、以下のように表現できる。
S = S₀ × (1 + r)ⁿ
ここで、S₀ は元本、n は期間である。金利が上昇することで、貯蓄額が増加する。
金利上昇が企業の資金調達コストに与える影響は、以下の式で表現できる。
C = L × r
ここで、C は資金調達コスト、L は借入額である。金利が上昇すると、資金調達コストが増加し、企業の投資 (I) が減少する。
I = I₀ - βr
株価 (P) は、将来のキャッシュフロー (CF) を割引率 (r) で割った値として表現される。
P = Σ (CFₜ / (1 + r)ᵗ), t=1 から T まで
金利差 (Δr) が為替レート (E) に与える影響は、購買力平価説や金利平価説を用いて説明できる。
E = E₀ × (1 + (Δr / (1 + r_f)))
ここで、E₀ は初期為替レート、r_f は外国の金利である。金利上昇により、自国通貨が高くなる。
M = L × (r × (1 + r)ⁿ) / ((1 + r)ⁿ - 1)
ここで、L は借入額、r は金利、n は返済期間(月数)である。金利が上昇すると、月々の返済額が増加する。
インフレが抑制されると、実質経済に以下のような影響が期待できる。
実質購買力 (RP) は名目購買力 (NP) と物価水準 (P) の関数として表現できる。
インフレが抑制され、物価水準 (P) が安定すると、実質購買力 (RP) が向上する。
実質賃金 (RW) は名目賃金 (NW) と物価水準 (P) の関数として表現できる。
RW = NW / P
インフレが抑制され、物価水準 (P) が安定すると、名目賃金 (NW) の上昇が実質賃金 (RW) の上昇につながりやすくなる。
金利上昇の影響は多岐にわたり、単純に経済成長が鈍化するとは限らない。金融セクターや貯蓄行動、為替レートなどにプラスの影響を与える一方で、企業の投資にはマイナスの影響を与える可能性がある。これらの影響を総合的に評価するためには、各セクターや経済主体に対する個別の影響を数理モデルを用いて分析することが重要である。
購入にはニンテンドーアカウントの作成必須、本体を1台購入(仮に4万とする)の際には例えば3万ポイントをチャージする必要があることにする。
要するにデポジットさせるわけ。本体は物理的に「ある」ので究極的には転売対策は難しい。
ポイントはもともと譲渡不可のため、それぞれ別個のアカウントにチャージ必須にすることで転売ヤーのキャッシュフローを悪化させることができる。
このポイントを転売ヤーが換金するには何か別の商品を購入してそれも転売する必要がある。ダウンロード版以外購入できないポイントになってるとなおベター
あれこれバーターになる?バーターって禁止されてるんだっけ??
けどスイカ買うとき3千塩分くらいチャージ必要よな?そのへんどうなんだ?
デメリットとしては、普通に買いたいお客さんのキャッシュフローも圧迫すること。
けど普通に買いたいお客さんは3万分くらいソフト買うやろ??なので理解されるんちゃうか
もしポイントをダウンロード版購入のみに制限すれば効果は絶大よ。
転売ヤーからすると換金不可の3万ポイントをペイするためには本体を4万(仮)プラス3万、それにメルカリとかの手数料をふくめ、8万弱で売って初めてトントン、儲けを得るためには9万とか10万で売らないといけない。
それで売れたとしても薄利だし、しっかり利益を出そうとすると10万とかで売らないといけない。売れなかった場合のリスクも高い。
ダウンロード版に限定できなかった場合はちょい弱いが、それでも「絶対転売できる」レベルに需要のある本体と比べれば各ソフトは品薄になりづらいし、転売で利益は出しづらい。
売る側視点としてはたぶんとてもよくて、今まで転売ヤーに掠め取られていた利益、それは本来ソフトや周辺機器購入にあてられる予算なわけ。
その予算が本来通りに使われる。これがすばらしい。まぁほしい周辺機器がニンテンドーストアで売ってなくてポイント使えんよとかあるかもしれんが
まじでプレステ5みたいな状況になってほしくないわけよ。
購入派というのはとりあえず全額をマンションに投資することになるが、賃貸派は当初の出費が少ないので余剰資金を株式等に回せたから、その利益の方が購入したマンションの値上りより大きかった
家賃に15万払っていた年収1000万余剰資金2000万の人が、コミコミ6000万のマンションを買ったとする。金利0.5%として、全額ローンで月々のローン支払いが15万なら、毎月のキャッシュフローは変わらない。今の相場感だと、都内だと10年住んでも、買った時より高く売れる。同じ金額6000万で売れたとすると、10年間ローンとして払った額がまるまる帰ってくる感じ。1500万くらいの収益がでる。
このケースでは余剰資金を使わずにフルローンなので、2000万はそのまま運用に回せてる。2000万が10年で倍の4000万になったとする。
賃貸派は運用益の2000万。持ち家だったら運用益の2000万と、譲渡益で1500万円の3500万。
次に、余剰資金2000万を全額頭金に当てた場合を考える。ローン4000万。毎月の支払いは10万くらいに減る。10年で600万くらい月々の支出が減る。10年後に同じ6000万で売れたら残債引いても3000万入ってくる。支出の減少分と、譲渡益、そこから頭金にあてた2000万引いて、持ち家派は1600万くらい利益があったことになる。
賃貸派は2000万を運用に回して、2000万の利益。よって賃貸のほうが得をした。
うーん、かなり強引な理屈だよな。
前
https://anond.hatelabo.jp/20240502193039
この時期は多くのことを考えた。特に就職のことだ。第一志望の大学には入れなかった。だからこそ、今後の人生では逆転したいと思っていた。
就職四季報を読み耽ったし、就職活動の参考になるサイトは巡回したし、就職課の方々にもクソお世話になった(ワンピース的な意味で)。
リクナビとかあるじゃん。あれで友達とかにURL付きの回答ページを送って、送り主のことを回答してもらって、そしたら他人から見た自分自身の分析結果とか、どんな業界が向いてるとか、どんな価値観で仕事をしたいとか、いろいろわかるサービスがあった。そういうのをやってた。
当時は、LINEとかTwitterが一般的だった。ひと昔前の人って、LINEとかなかったんだろ? もしかして、全部メールとか郵便で就職活動をしてたんだろうか、一体どうやって? という疑問を感じていた。
本格的に就職活動が始まろうとしていた。自分は、1回生の頃から【TOEIC】の勉強に励んでいた。少しずつではあるけど実力を身に付けていた。勉強時間はそれほどでもないけど、ずっと続けていた。二年半。
受験にはお金がかかるし、実力を付けてから挑んでみようと考えていた。そしてついに、秋頃だったかな。受験料が少ないタイプの学内試験(※本番で実施済のテストを使い回すやつ)を受けることにした。
人生で初めてのTOEICは……うん、こんなもんかって感じだった。緊張していて、そこまで問題は解けなかったけど、ベストを尽くすことができた。
その結果は、なんと……(ドラムロール鳴る)……760点だった!! 当時の自分は、大喜びだった。狂喜乱舞だった。心の中でもリアルワールドでも小躍りをしていた。実際、佛教大学でのランキングは堂々の二位だった。一位は確か、文学部英米学科の人だったと思う。
これは、この結果は……紛れもない一流である!! おそらくきっと、この点数は、同志社だろうと立命館だろうと飛び抜けた点数だろう。京都大学でも通用するし、ましてや就職活動で通用しないはずがない。祇園や木屋町などの飲み屋街、東本願寺や渉成園とかの観光地で【外国人】とトークをしても通用するだけの英語力を、ついに、ついに身に付けたのだ!!
※そんなふうに考えた時期が俺にもありました。
そんなこんなで、就職活動が本格スタートした。俺は必死で、シューカツとやらに取り組んだよ。リクスー集団に交じってさ、学内の企業説明会とか、大阪城ホールでの合同説明会とか、東京までOB訪問に行ったこともあったっけ。とにかくマジだった。
あの頃の自分は飢えていた。なんの実力も実績も持っていないのが嫌だった。とにかく何か、ほかの人から見て、「あいつはスゴイ」となるものを最低一つはほしいと考えていた。
いつからか知ることになったのだが、この佛大というのは宗教系の比較的裕福な大学である。当時の週刊誌の大学職員給料ランキングでは、慶應や関西大学などの有名私大と肩を並べていた。キャッシュフロー的な意味で裕福な理由はいくつかあるが、そこまでは述べない(この日記の趣旨ではない)。
大学構内には、相応の見た目の講義棟(兼研究棟)が鎮座している。学生時代は「おしゃれ~でかい~」くらいの印象だったが、歴戦の社会人となった今ではわかる。あの1棟ものの巨大な建物は、建設工事だけで百億とかいってるかもしれない。同じ規模の大学で、あれを作れるところは少ないだろう。
あれは確か、3回生の終わり頃だったかな。本日の部活もさあ終わりだ、という時に、部長(※教員側の部活責任者)から声がかかった。ほかの3回生も一緒だった。「佛大の就職試験を受ける気はないか? 希望者がいたら優遇する」ということだった。
考えたのだけど、大学職員というのは、その大学がすんごく好きな人がなるものだと思った。当時は、民間企業への就職を視野に入れていた。優遇できる枠は1名ということで、ほかの同回生が手を挙げることになった。
まあ、年収であるとか、職務内容とかのバランスを考えると、「魅力的だ」とは正直思った。当方は、人生の方向転換が苦手なタイプである。この頃は、先輩やOB・OGを探して、就職活動に関する考え方や情報を集めていた。何でもいい、そういう生のデータがほしかった。
けど、嫌なことはやっぱり起きる。わざわざ日記に書いているのだから、当時の俺は相当ムカついたのだろう。
就職に関する情報を探してる中で、聞き込みのために学内アルバイトをすることがあった。それは講義の出席者からレポートを受け取って、受付番号を整理して、最後に整頓するようなアルバイトだった。1日勤務で六千円だった気がする。
二人一組で受付作業をするのだが、隣の組を見てると気分が悪くなった――と日記には書いてある。
その組は、男子と女子の組み合わせだったのだが、男子の方がやたらと女子の方にがっついている。レポート提出者がいない時に、割と雑談をしていた。
その中で、男子の方が「彼氏いる?」と聞いた後で、女子の方が「いる」と答えると、男子の態度が急に悪くなったのだ。それは仕事終わりまで続いた。
最後にレポートの仕分け確認をする時も、その男子は怒鳴りつけるようにして女子に当たっていた。俺はあまりにムカついたので、「ちょっと静かにやってもらえます?」と声をかけて、ようやく静かになった……。
と、記憶を思い返したけど、今の俺にそこまで思うことはない。「男の態度がひどいね。でも、オスってそんなもんじゃね?」くらいしか思わない。間近で見たらムカつくんだろうけど。注意とかするかもしれない。
当時は、実際どんな人間だったんだろう。俺って。記憶が薄らいでるとかいう次元ではない。消失している。全然わからない。
なんかさ、十年前の自分ってさ、もはや『他人』じゃないか。体の細胞でいうと、20回分は完全に入れ替わっている。もはや完全に他人である。
余談だが、佛教大学に通ってる女子には可愛い子が多いと、アルバイト先の立命館大学の人に言われることがよくあった。
根拠は全くないものの、社会に出た後の個人的感想では当たっていると感じる。福祉や教育に強い大学はそうなのだろうか?
就職活動に本気だった。この頃は、大手企業は今よりも早く内定を出していた(4月の1週目くらい?)。就職活動以外に教職課程のこともあったが、時間の隙間を縫って面接試験を受けに行った。まあ、書類選考でお祈りされることの方がずっと多かったけど。
うちの大学の卒業生で、すごい就職先に進んだ人っているのだろうか? 自分は高望みをしていないだろうか? そんなことが気になっていた。大手病に罹患していた可能性が極めて高い。
当時は社会学部で政策学を学んでいた。社会学だけじゃなくて、社会科学ならなんでも学べる学部だった。地域を盛り上げる系のゼミに入っていたのだけど、どんな先輩方がどんな進路に進んでいるか、正直気になるところだった。
ほかのゼミと交流する機会があった時に、同輩や先生方に聞いて回ったのだけど、凄い人というのはやっぱりいた。学生が六千人もいるのだから、レベルが高い人は一定数存在しているのだ。
社会学部の先輩(俺と同じ公共政策学科)の例だと、自分が入学する数年前に総合商社の内定を取った人がいたらしい。学業だけじゃなくて、外の世界に飛び出して活動していた人だと聞いた。とにかく忙しい人で、授業にはそこまで出席してなくて、水商売の仕事に明け暮れていたらしい。
単位はそれなりに取得して、教職課程最難関の講義(兼演習)ではチーム全員で百点満点を取って、大学同士の研究分科会では発表役になって、大学の学園祭ではパヒュームのダンスを踊ってウケを取って……とにかく活動的な人だったらしい。
学歴って、仕事の実力とは相関が薄いよな。多く見積もっても3割くらいだ。『誰もが嘘をついている』という本に書いてあったのだが、高偏差値の名門校に1点差で受かった人・落ちた人を追跡調査する社会実験があったらしい。結果的には、学歴と現在の地位に相関関係はないという結論だった。相関係数は0.1程度とあった。
アメリカ合衆国での話なので、日本だとどうなるかわからない。けど、自分も同意見である。どんな中学・高校・大学を出てるとか、そういうのは人生での成功にはほぼ関係ない。
どんな瞬間だって、自分が今どこにいて、何を目指していて、どんな努力をしているか。それが大事だ。学歴を振り返ってる暇があるなら、さっさとやることをやって次の先に進むのだ。
就職活動の話に戻るけど……就職活動の面接で問われる内容(志望動機、自己分析、自己アピール、就職活動の軸、ガクチカ)とかってさ。釈迦人になった今ではわかるんだけど、ぶっちゃけ茶番だよな。はてなブログだと、借金玉さんがそんなことを言ってた。部族の掟に近いものがあるってさ。
就活的なキャラの型枠を、リクルートその他の人材会社が用意したうえで、企業側が「茶番」に対して本気になれる人材(会社の方針を素直に受け入れて、貢献してくれる)を探してる。それだけだ。
若き大学生が当日記を読んでる可能性は低いけど、たったひとつだけ、ただひとつだけ、会社選びで言えることがあるとすれば……以前、どっかの増田日記に書いてあったのを参考にすると、こんなところだ。
「自分が入りたい会社というのは、自分が将来、どんなキャリアを描きたいのか、どんな人生を歩みたいのか、どんな人間になりたいのか。そういうところから逆算して決めていく」
就職活動の軸というよりは、人生の軸という観点である。ちなみに軸、というのは「他人に関係なく、自分が正しいと思える考え方」という意味だ。
経済社会でバリバリ働きたいなら、そういう会社に行くべきだし、あなたが大事にしてる『たましいの仕事』があって、仕事は副業でやりたいなら暇そうな業界を選ぶべきだ。
将来、どんな人生を歩みたいのか? それさえ決まっていれば、業界や会社を決めることはできる。職種についてはナントモだが……敢えて言うと、保育所とか幼稚園とか小学校とか、それくらいの年頃に何が面白かったのか、が答えになるんじゃないか。その年代に心から楽しめたものは、大人になってからもきっと楽しい。
結局、その年の春の終わりに就職活動を終えて、内定をもらえたのは……京都市内にある電子機器メーカーだった。
大手企業を受けるのはやめた。大手病を克服したのだ。それで地元の会社一本に絞った。ここまで絞ると、受験できる会社の数は十社程度になった。自分の力をそんなに分散する必要もない。十分に集中できる。
当時は嬉しかったよ。両親に報告したら、父も母も衝撃を受けていた。うちの親って、自分の子どもを親戚の子と比べたがる嫌いがある。それはムカつくのだが、いい結果を報告できてよかった。
両親が、俺が出した実績をありがたがって聞いている。その実績を、電話などで親戚やご近所に知らせて調子に乗りまくっている。スタンダールの小説の『赤と黒』を思い出した。小説の中で、こんな感じの場面がなかったっけ? ブクマカで詳しい人がいたら教えてほしい。
両親よりも喜んでいたのは就職課の人だった。内定先を告げると、ご機嫌なビートで小躍りするようにして、ハッピーな感じでターンをキメていた。ずっと以前から、いろいろとお世話になっていた。喜んでもらえてよかった。
この年度の終わり頃、卒業間近だったか。大学が出してる何かの広報で、俺の就職先がデカデカと上の方に載っていた。トレーニングルームでそれを読んでいる時、隣にいた学生達も同じ広報の同じページを読んでいた。
「ん。どこどこ?」
「ほら、ここや。この会社」
「ああ、それマンコやろ」
「……」
「女の一般事務職だって。総合職ちゃうし。こんな掲載は詐欺に近い」
俺の怒りは有頂天に達していた。当時の日記には「有頂天」と書いてあったが、怒髪天と書きたかったのだと信じたい。
こういう連中はどこにでもいる。気にしたら負けである。増田の読者の人も、レベルが高い解釈と低い解釈があるとしたら、迷わず高い方を選ぼう。そっちの方が心身ともに健やかな人生を送ることができる。
次
>「返品されるとそれは出版社の在庫になり資産税がかかります」
こんな事を平気で書くだけでまるで信用がおけない文になるのだけど、これを補足して原価に計上できないから法人税がかかるなどというブコメに多くのスターが集まっているので訂正しておく。
①まず500円の商品を仕入れ、全て売れ残っていると棚卸資産は500円となる。(便宜上最終仕入原価法とする。)
その場合、売上原価の項目は商品仕入高500円、期末商品棚卸高△500円なので0円となる。
②次に500円の商品を2個仕入れ、1個が1,000円で売れたとする。
その場合は売上高1,000円、商品仕入高1,000円、期末商品棚卸高△500円なので利益500円となり法人税が発生する。つまり売れた分のみにしか法人税はかからない。
以上で分かるように棚卸資産が増えようが売上分しか利益に影響しないので法人税は増えようがない。
不良在庫であるならば処分損、廃棄損を計上するので棚卸資産にはならない。仮に翌期に処分したとしても翌期の利益を減らすのでトータルで同じ。
棚卸がいくら増えようがあくまで利益は売上分しか残らないのであるから法人税には一切影響することはないでふ。
この考えって素人にありがちなのだけど借入金の返済額が経費だと思ってるのと同じなのよね。
棚卸資産が増えたら法人税が増えたのであれば、それは売上が増えたか、原価率が下がったってだけです。間接的も直接的もへったくれもないです。
①の例では損益0円だが商品仕入高500円分がそのままキャッシュの減少となる。
②の例では売上と仕入が同額でキャッシュも増減0円だが利益500円に対する法人税分だけキャッシュが翌期に減少する。
黒字倒産の主な要因になるやつね。
間違いがあれば指摘してくれれば応答しまーす。