2024-02-16

棚卸資産が増えても法人税は増えません

印税の誤解が広まる前に|紅林 直

>「返品されるとそれは出版社在庫になり資産税がかかります

こんな事を平気で書くだけでまるで信用がおけない文になるのだけど、これを補足して原価に計上できないか法人税がかかるなどというブコメに多くのスターが集まっているので訂正しておく。

①まず500円の商品仕入れ、全て売れ残っていると棚卸資産は500円となる。(便宜上最終仕入原価法とする。)

その場合売上原価の項目は商品仕入高500円、期末商品棚卸高△500円なので0円となる。

販管費等は無しとして損益0円なので法人税は発生しない。

②次に500円の商品を2個仕入れ、1個が1,000円で売れたとする。

その場合売上高1,000円、商品仕入高1,000円、期末商品棚卸高△500円なので利益500円となり法人税が発生する。つまり売れた分のみにしか法人税はかからない。

以上で分かるように棚卸資産が増えようが売上分しか利益に影響しないので法人税は増えようがない。

不良在庫であるならば処分損、廃棄損を計上するので棚卸資産にはならない。仮に翌期に処分したとしても翌期の利益を減らすのでトータルで同じ。

棚卸いくら増えようがあくま利益は売上分しか残らないのであるから法人税には一切影響することはないでふ。

この考えって素人ありがちなのだけど借入金の返済額が経費だと思ってるのと同じなのよね。

棚卸資産が増えたら法人税が増えたのであれば、それは売上が増えたか、原価率が下がったってだけです。間接的も直接的もへったくれもないです。

棚卸資産の増加の影響はキャッシュフローにある。

①の例では損益0円だが商品仕入高500円分がそのままキャッシュの減少となる。

②の例では売上と仕入が同額でキャッシュも増減0円だが利益500円に対する法人税分だけキャッシュが翌期に減少する。

黒字倒産の主な要因になるやつね。 

間違いがあれば指摘してくれれば応答しまーす。

  • 簿記3級レベルの話だよね…

  • 「在庫に資産税がかかる」と言われたら「何言ってんだこいつ?」とは思うが、 資産税がかかると言ってるやつに「法人税は増えない」と言うやつに対しても「何言ってんだこいつ?」...

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