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はてなキーワード: 何度でもとは

2023-08-12

[]8月11日

ご飯

朝:コーンフレーク。昼:ナポリタン。夜:豆腐えのきベーコンにんじんオクラ玉ねぎの鍋。たまごやき。間食:チョコ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

アーキタイプ・アーカディア

・はじめに

ケムコウォーターフェニックスコンビが送る文明崩壊した世界で何故か稼働し続けるVRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」を巡る、熱く燃える熱血ノベルゲーム

中人物達が遊ぶ「アーキタイプ・アーカディア」はゲームの設定が作り込まれていて、それを遊ぶ様がまず楽しい

そしてそんなゲームを遊ぶ日常がいつの間にか世界の命運を巡る壮大な物語に広がるんだけど、あくま個人の良いところもあれば悪いところもある生き様の格好良さで魅せる展開が多めの沸るシナリオ面白かった。

主人公のルスト、その妹クリスティンの二人っきりの旅から始まる物語が数多くの人を巻き込んでいきどんどん話が広がっていくのも群衆劇っぽくて好み。

インキャラ、サブキャラわず、どのキャラ重要役割があるを序盤から繰り返しやってくれるので、回想シーンやサブキャラの掘り下げが繰り返されるパートもダレずに楽しめた。

・「アーキタイプ・アーカディア」が面白そう

VRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」内の出来事物語の大半を占めているが、このゲームがよく考えられている。

ゲームログインすると、今までの人生で印象に残っている記憶カードが4枚入ったアルバムもらえる。

アルバムからカードを取り出して呪文を唱えると、その記憶媒体としたアバター召喚されるので、アバター同士で戦うPvP

アバターは人それぞれで、ごっこ遊び記憶から剣や銃や石といった直接攻撃系もいれば、愛し愛されの記憶から回復系、単純な乗り物の移動系、辛い出来事を耐え忍んだ防御系、複雑な事情能力からも伝わる状態異常系などなど、記憶出来事ゲームっぽさとが融合している。

他にも色々とルールはあるのだけど、記憶と共に戦うから戦闘を通じて対戦相手過去理解していくストーリーと密着したシステムになっている。

そのため、ゲームの中のバトルがそのままキャラクタの掘り下げになっていて、バトル描写が退屈しない。

お歌で戦うアバターから元アイドルなのかな? 縄のアバターで縛る子はSM好きか? など敵の記憶を予想しながら楽しく遊べた。

全員分の掘り下げがあるわけじゃないのが残念なところだが、主人公が持つ4枚の記憶カードについてはじっくりたっぷりストーリーが楽しめる。

他人記憶カード交換することもできて、そうするとその能力だけでなく記憶のものも受け取ることになるので、主人公だけでなく他のキャラクタ達の掘り下げも多い。

物語が進むと色々なシステムによってそれだけじゃない手段でも記憶カードの中の記憶を辿るストーリーが楽しめる。

・翔太が可愛すぎる

そんなカードのやり取りで記憶の一端が描かれるメインキャラの中でも一際惹かれたのが翔太。

見た目と表向きの態度は可愛い思いやりのある女の子記憶カードでは回復を使える優しい子なんだけど、VRMMORPGのキャラメイクシステムを使って女性を演じている22歳の青年男性

ネットゲーム用語でいう「姫プレイ」のような遊び方をしており、取り巻きを作り閉じた人間関係の中で悪循環を回している中々に攻めた設定だ。

他人依存し自立できない幼さがある癖に、すぐ調子に乗り増長する愚かさが愛らしい。

であることがバレるのを怖がっているが、性自認女性というわけではなく、あくま他人から都合よく愛されたいがために異性装している打算あるキャラ

とまあ嫌な視点ばかり書いてきたが、そんな人間の愚かさをある意味肯定的に、ある意味否定的に描く、人間人間であるだけで尊いそんな弱くて愚かだけど強くて可愛いキャラだった。

主人公やその他の男性キャラとそういう雰囲気になる展開こそないものの、22歳男性が自立できずに大人の男の人に依存して甘えた態度を取るのはエッチだった。

攻略対象として専用ルートも用意されており、男性キャラながらゲーム内の見た目が女性なのでヒロイン的なポジションとも言える。

なお「ぷぷぷー騙されてやんのー。残念! 男でしたー。おじさん男相手エロいことしようと思ってたのウケるんですけどー」な二次創作Pixiv投稿されていると予想したが一切されておらず涙した。

大人リゲルさんをはじめとしたサブキャラ達も良き

記憶カードの掘り下げこそないものの、他のサブキャラ達も魅力がいっぱい。

特に防衛隊隊長リゲルさんは出番こそ控え目ながら、相手カメラ撮影すると閉じ込める状態異常系のアバターと、竣敏な動きで攻撃する猫の攻撃アバターと、バイクの移動系アバターの三種類を同時に使いこなす屈指の強キャラだ。

アバターの同時併用は二つでも高等技術扱いなので三つでかつそれぞれの役割が被っていないのは強キャラの風格があった。

防衛隊なので物語の都合上どうしても負けシーンは多いが、彼ほどの実力者が負けることに毎回きちんと理由があるし、それが主人公の乗り越えるべき大きな壁になるので、主人公師匠キャラっぽさもあるリゲルさんは美味しいキャラだった。

他にも映画大好きなキャンディさん、翔太の取り巻きながら男を魅せる集落代表最後最後で良いところを持っていく奇妙な倫理観ローズ、肉体を使った「癒し」が得意なカーラのお母さんなどが印象的なキャラだった。

インキャラだけでなく彼らサブキャラたちの想いも乗った熱い展開が幾つもあるので、サブキャラ書き込み上長に感じず楽しめた。

・メインキャラとの思想ぶつかり合いバトルが面白

先に翔太という例外と魅力的なサブキャラ達の感想を書いてしまったが、この作品のメインは記憶カードをぶつけ合って戦う思想の殴り合いだ。

VRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」のシステムを利用した作戦や工夫のシーンも沢山ある。

この作戦を立てるシーンは楽しく、実際に何か3Dキャラを動かしたりステータスが変動する要素は一つも無いのに、このゲームを実際に攻略しているような気分になるのが面白い。

しかし、毎回色々、本当に色々あって、最終的には主人公ルイスが妹のクリスティンと遊んだ記憶カードと、章毎のメインキャラ達の思想のぶつかり合いが主題となる。

最強を目指して奪い取った様々な記憶カードに成り切り演じるリア、自身の犯した罪の意識から自死の願望が強いオリーブ恋人再起不能になったこから世界を憎むアレグロなど、様々な理由の「楽しい」以外の感情記憶対峙する。

これらを主人公ルイスはどのように破るのか、どの章でもここが見どころになってくる。

この思想バトル通じて得た仲間たちの輪がどんどん広がっていくのも良かった。

特にアレグロは表紙に映っているだけあって超重要キャラ対立が一度や二度じゃないのが、物語に深みが生まれていた。

主人公と表裏の関係にあるエピソードなんかもあり、名実共にもう1人の主人公だった。

彼らのエピソードはどれも単純な否定で終わらず、考え続けていくことで、作中でも後々には意見が変わることもあるのが、単純じゃ無さが伝わる難しい話だった。

良い/悪い、正義/悪のように一言で分類できないグラデーションのある多様な意見のぶつかり合いは読み応えがあった。

ゲーム楽しい

自己言及型のメタミステリのような物言いになるが、このゲーム主題を要約するとこれに尽きる「ゲーム楽しい」だ。

主人公ルイスが妹のクリスティンと遊んだゲーム記憶

これが物語最初から最後まで一貫して強く肯定される。

ゲーム楽しいシンプルな主張だが、多種多様な様々な状況においてもこの主張は繰り返される。

「悲しい時ほど遊ぶ」作中で何度も引用されるクリスティンの台詞

どのような意図なのかを細かに解体する必要もなく、遊んでいるプレイヤー自身もまたゲーム楽しいから遊んでいるのだから、この主張には納得しかない。

そんなメタ的な構造の話では終わらず、作中ではきちんと噛み砕いて説明してくれ、ゲームは殺し合いと違って次があること、次があるからこそ工夫をしたくなること、工夫するから技術進歩すること、終わったら勝っても負けても楽しいこと、誰かと時間を共有することの楽しさなどなど、ゲームの魅力をこれでもかと手を変え品を変えアピールしてくれる。

間違っても何度でもやり直せるように取り返しのつかないことだけはしない、そして自分相手も許す、ゲーム肯定することがいつの間にか人間肯定することになっているテーマ性の広がりが最高に決まっていた。

・さいごに

主人公の妹クリスティンが興したギルドで使われていた仲間の中だけで通じる内輪ネタ「ラスモス・ゾティーラ・トゥーラッカ」の意味オーラスオーラスで明らかになるんだけど、これこそが正にゲームだった。

ゲーム遊ぶことを肯定するどころか、ゲーム的でないもの否定するような強いメッセージ性のある強烈な作品でありつつも、そのような良い意味脱力する展開で、緊張がすごく解けてスタッフロールに迎えた。

ゲーム楽しい、そんな当たり前の感情を丁寧に解体して色々な部位で楽しませてれた。

僕もテキスト主体アドベンチャーゲームを一人で遊ぶのではなく、ステータスゲーム技術が求められる人と人との交流がある類のゲームを遊びたくなった。

円安

そろそろ日銀が介入するので、介入したらドル買い。

その後、放置してまた円安報道が出たらドル売り。

何度でもやれる。

2023-08-06

人生失敗した

アラサーにして人生失敗した

失敗は10代のうちに全部終わらせといてくれよ

日本人からからじゃやり直しが効かんねん

自殺するしかない?

それともワンちゃんタイムマシン開発まで待機する?

それともBMI技術が発展して各々が理想人生何度でも生きられるようになるまで待機?

2023-07-29

何度でも問いたい。なぜパプティマス・シロッコだけ「シロッコ」なのか?

アムロ・レイアムロ

シャア・アズナブルシャア

カミーユ・ビダンカミーユ

etc

のなかでどうして唯一

パプティマス・シロッコシロッコ

なのか?

どうして?

とか書いているけど、まあなんとなくわかる。

法則的には

シロッコ・〇〇とするべきなんだけど

どうしてもシロッコには

パプティマス・シロッコ

という組み合わせしか出てこなかったんだろう。

ただそれだけのことだと思う。

法則的にはパプティマスという呼び名にするべきなんだけど

でも本来的にはシロッコと呼ばせるべきキャラからそうはできない。

せめてもの埋め合わせとして登場キャラの一人にだけはパプティマス様と呼ばせんたんだろう。

と思っています

2023-07-25

anond:20230725003420

かに養ってもらうためや世間体のために子どもを作りたい、または虐待意思を持って子どもを作りたい、

子育て自分を育て直したいとかメンヘラポエム吐いてる人は、

どう考えても毒親確定(子ども権利幸せを最優先する能力やつもりがない)なので、流石に止めるけど、

それ以外で子どもを作りたいという人に対して特に何も思うことは無い

健康経済力不安があるなら、公費ベビーシッターヘルパーなどのサービスを利用したり、

生活保護を受けることを検討すればいいだけ

公的支援制度社会的サポートは、子育てを支えるために設けられているし、

低所得家庭に限れば学費無料か大幅減額がある

 

でも、胸に刻んでほしいのは、先進国貧乏に耐えられないのは子じゃなくて親だということ

何度でも繰り返すが先進国において貧乏子どもは困窮しない。生活保護も各種支援もあるので

年収が少ないから困窮するのではなく親がメンヘラ無責任から困窮する

そして、貧乏に耐えられない>< この生活に耐えられない>< とか年がら年中やってんのは子どもじゃなくて"親"

(自分時間がないー、自分のものが買えないーetc)

2023-07-22

君生き感想宮崎監督、『名作』をありがとう!~

自分宮崎駿監督に対する身勝手な期待とか甘えを供養するために書く。今作品は期待半分、不安半分という気持ちだった。宣伝なしということだったし、宮崎駿監督作品を事前情報一切なしで視聴できる機会というのはおそらく最初最後であろうと思ったので、早バレ等も避けるために数日SNS断ちして初日に見に行った。ただ映画館に向かう足取りの中で最後感じていたのは恐怖感だった。子供のころにもののけ姫を見たときの衝撃を再び与えられて、おっさんになった今再度、人生観を揺るがされるかもしれないと―。

さて、いざ蓋を開けてみると、途中まではリアル物なのかファンタジーのどっちなの?というドキドキや不安感。方向性が確定したとき期待感MAXとなったが、それ以上膨らむことはなくしぼんでいった―。

総論

美術アニメーションの美しさは申し分ないが、ストーリー感情移入できない半端な作りと言ったところで、結局、いつもの宮崎監督後期作品という他ない。今、振り返ってみると監督キャリアハイとしての作品千と千尋の神隠しあたりになるのだろうが、その千と千尋も後半から、この半端さの片鱗がある。例えば終盤、千尋は豚の中に両親がいないことを見抜くが劇中にその説明はない。しかしながら説明不足ではあっても、千尋とハクとの心のふれあいみたいなものが十二分に描かれているから、感情的に押しきれている。手を離すシーンとか思い出しただけで泣けるわ。

しかしながら、君生きはストーリーっぽいもの感情の揺らぎみたいな表現はあるものの、説得力というか、それ自体根拠がはっきりと提示されないから、大抵の観客は感情移入できずに戸惑いを覚えると思う。例えば劇中で主人公自傷行為や継母の拒絶が描かれるが、その感情の根っこが分からないので観客は困る。自傷もっと構ってもらいたかったのかな?とか拒絶はやっぱり連れ子がうざかったのかな?とか想像はできるけど見てる側はそれを確定させる要素がないから、多分こうだろうとか理由を補完して見ていくしかない。つまり作品に気を遣う状態になるわけで、それは相当きつい。忖度要求されるが、圧倒的な感情の「分からせ」がない(※)。監督が一人で突っ走ってる。観客は置いてけぼり。かつて宮崎監督は、見終わったあとに2階から出てくる感覚になるような映画がいいとか言っていたような気がするが(ソース探したが見つからず)、君生きは観客が一生懸命2階への階段必死に探すものの見つけられないまま塔の中で迷子になり、最後パヤオけが悠然と2階から出てくるという感じだろうか(画・浜岡賢次想像してもらいたい)。

あとはヒロイン?3人は多すぎる。実母に継母に婆さんでしょ?詰め込み過ぎて破綻する典型。正直、継母は全部削除して、序盤で実母エピソード増やして、実母を探しに塔に行く形にして、最後、実母ときれいに別れてで多少は形になったろうにね。もっとシナリオ段階で練ればいいのに…もったいない

もう一つ、主人公が大叔父と話した後に、急にインコに囚われてるシーンになるが謎過ぎる。壁につながれた手が映ってからの下にパンしたときに、実母でも継母でもなくお前かーいってなったのが一番面白かったかもわからない。宮崎監督過去インディジョーンズの潜水艦移動を批判していたが( https://ei-gataro.hatenablog.jp/entry/20131030/p1 )、それと似たり寄ったりだろう。いくら異世界?だからといってワープしすぎである

※ 宮崎監督とも対談したことのある養老孟司は「バカの壁」において強制了解という語をつかった(p.41)。例えば数学においては前提と論理を共有しているのであれば同じ結論に達せざるを得ない。ある定理証明を正しく説明されたのであれば、その正しさを了解せざるを得ない。そういった強制力を強制了解と呼んだ。そうした強制力は感情においても成立する。例えば電車子供が騒いでるのをぼけっと放置している父親がいたとして、普通はそれを理解できないが、もし父親が「実は母親病院で亡くなって帰る所で、これからどうしていこうかと悩んでいたところなんです」と説明されれば、事情理解できるだろう。事情が分かれば感情了解できる。それは物語を受容する過程でも同じことが言えると思う。

なお、この流れで養老他人気持ち理解できることを重視すると同時に、「個性」信奉を批判する。そんなに個性大事かと。存分に「個性」を発揮している人は病院にいるという。白い壁に毎日、大便で名前を書く患者がいるらしい。芸術的にみればすごいかもわからないが、現実的には大変迷惑でたまらないだろうとのこと。奇しくも本作においては継母の美しい顔が鳥糞まみれになる描写があるのでそういう個性的なスカトロジー芸術理解を示す人はいるかもしれない。

自分映画

こうした一見てんでバラバラに見えるような物語の断片も、もしかしたら宮崎監督だけには分かるのかもしれない。スピルバーグだか有名監督が誰にも分らない映画つくるのはホームムービー撮ってるのと同じだ的なことを言っていた気がするが、もしかしたら本当に宮崎監督ホームムービーを撮ってしまったのかもしれない。自分けがわかる映画作品を作れるとしたら、映画監督としては最高の贅沢だろう。自分用の映画私小説と言われたらなるほどという気もする。今回、宣伝がなかったという点でも符号する。これはもはや天才にだけ許された所業なのかもしれない(現実に実行可能という意味で)。

ナウシカだったと思うが、興行的に大失敗とはならなかったこから次の作品を作るチケットを手に入れたみたいな監督インタビューがあった気がする。ジブリブランド確立するまではコケたら次はない状態であったろうから興行面は大変重視されたことだろう。つまり天才大衆に合わせてくれていたわけであるしかブランド確立された今となっては、大衆を気にすることなく好きな作品を作れるというわけであるジブリ体制を維持できなかった点には目をつむるとして)。だから今もしかしたら「天才が本当にやりたかたこと」を我々は目にしているのかもしれない。

過去パヤオ感性としてはもっとアニメーション表現に全振りしたかったのだろうが、それじゃあ興行的に成立しないから、ストーリーもしっかりさせていたというのが過去の名作への向き合い方だったのだろうか。我々、一般大衆天才現実的妥協のお陰で、(大衆的には)名作となる過去珠玉を見せてもらえていたということなのだろうか。凡人が天才ちょっと付き合ってもらったという感じ。天才ちょっと退屈していたのかもしれない。大衆は今の退屈を嘆くのではなく、昔、天才に付き合ってもらっていたということを感謝すべきなのかもしれない。

この作品のそういった諸々の分からなさに対してなんとか理解しようとする感想や、なんとか説明しようとする解説記事などが上がっているのを見かけるが、なんとも物悲しい。めっちゃ面白作品を骨までしゃぶりつくしたい!という渇望からまれてくる文章はいい。例えばもののけ姫においては「『もののけ姫』を描く、語る 」というムック本があったのだが、それには一ファンから文筆家まで様々な人々の作品に対するとてつもない熱量で溢れている。でも味のしない作品をなんとかして食えるようにしたいという動機から解説を書いたり、それに群がることの虚しさよ。宮崎監督から面白いはずなんてことはない。権威主義的だし、もうそれは諦めて次に行こうよ。これを知っていれば、本当は面白いんだよって本気で思っている人もいるかも知れない。でもそういう解説必要とすればするほど、その面白さが作品内で素直に伝わってないことの裏返しである野球大谷いくらいからって彼の(打者としての)ファールや三振をありがたがったりしないでしょ?今回の打席は残念だったねでいいじゃんね。(もちろん宮崎監督場合、次があるかは分らんが)

「問い」として捉える

さて、作品表題に立ち返ってみると、これは疑問形である作品としては名作とはとても言い難い。しかし聴衆に対する問いであると捉えたらどうであろうか。物語がてんで成立していないのに問いかけを見出すことができるのか?うーん正直、自分には無理。味がしないんだから問われたとも感じない。

しかし確かに思ったことがある。それは、大叔父のようなお爺さんに期待するんじゃなくて、自分が見たい作品があるのなら、他にそれを提供してくれる別の人を見つけるか、もしくは自分で作るべきだということ。初めから品質保証なんてものはなかった。自分勝手に期待して、勝手失望しているだけのことである

すでに名作はあるのに、なぜおかわりを望むのか

最後に話がそれるが、しかしながらなぜ我々大衆は次々と名作を望むのであろうか。新作を批判すると「じゃあ、過去の名作繰り返し見とけや!」って言われるかもしれない。そう言われるとちょっと答えに窮する。何度も見ればストーリーも覚え、感動も薄れてくる。やっぱり初見の衝撃に叶うものはないということだろうか。それを再び味わいたくて次の名作を追い求めているのかもしれない。キリがないし、わがままだなって思われるかもしれないが、正直人としての性としか言いようがなくないか?そこを内省しだしたら仙人になるしかない気がする。

あとは現実がつらいからね。時には金払ってちょっといい気分になりたい!ぐらい許してほしい。こっちは作者の高尚な構想にがんばってついていく苦行やマラソンじゃなくて、自動で楽しませてくれるジェットコースターに乗りたいの!

で、初見という点で最近思っていることは「私の体験」を大事にすることが重要なんじゃないかと思っている。ゲームでもなんでもあまりレビューを見ずに体験するように心がけている。あらかじめレビューを見て他の人が面白い!星4以上!と言っている作品なら、安定して面白いかもしれないが、半分ネタバレのようなものではないか

若い人にはタイパを優先しすぎて自己の視聴体験プレイ体験を損なっていないかと問いたい。面白さの保険料として自身体験・感動を売っていないか?と。おじさんおばさんは子供のころに自分図書館で本を表紙で選んで借りた体験とか、ネットもない時代ゲーム屋で「クソゲーかも知れんがままよ!」と覚悟してゲーム買った記憶とかを思い出してほしい。そういう多少、損するかもと思ってもクソ作品を引く勇気をもって、一対一で作品と向き合う、ぶつかってみるということを時々でもした方がいい気がする。だから、今回、作品に対しては残念だったが後悔はない。純度100%の自分感想を持てた。展覧会的な感じでいろんなアニメーションを見せてもらったという感触では数千円も損したという気もしない。今後もどんどん色んな作品に触れていきたいと思っている。例えばポノックの次作品ちょっと子供向けだろうけど、子供と一緒に見に行こうかなと思ってる。

各論

ゲド戦記を思い出した

視聴しながら、ぼんやり宮崎監督ゲド戦記作るとしたらこんな感じだろうなと思った。影との戦いでゲドは船で移動するし、ところどころの魔法感や大叔父大賢者になったゲドのイメージだなと感じた。大叔父のイケオジ度は過去最高かも分らんので一見価値はあると思う。

東映アニメ長靴をはいた猫』を思い出した

インコ大王を追いかける時に螺旋階段を落とされるシーンがあったが、長靴をはいた猫での魔王主人公たちとの大立ち回りを彷彿させた。この作品監督宮崎ではないが、そのクライマックス部分は大塚康生との二人で原画担当した箇所であり、とにかく面白い( https://www.ghibli.jp/shuppan/old/pickup/nagagutsu/ )。1969年作品なので絵のきれいさはどうしても現代作品には見劣りするがアニメーション面白さは今でも通用する。未見の人はぜひ見て欲しい。君生きよりよっぽど面白いと思う。で、君生きでは大王ラスボスっぽくでてくるが大した戦いもなく終わってしまうのであっけない。長靴をはいた猫でのアクションを思い出しただけに、「あ、これだけなのか・・・」という虚しさが半端なかった。念入りに階段落とさせたり、序盤で主人公の着替え丁寧に描写するぐらいならもっと面白カット増やした方が良かったろうにって思っちゃう

音楽

使いまわし多いし、特に盛り上がる曲もなし。3日で作りましたと言われても信じるレベル久石譲も「これぐらいの作品ならこれでいいや」って感じだったと思う。絶対名曲ストック持ってるだろうと思うが、映像側がそれを引き出せなかったというのは至極残念に思う。米津曲も悪くはないけど、作為ちょっと鼻についたかな。いつも何度でもみたいな作品とのマッチ感は正直ない。と言っても作品の味がしないのでどうしようもない気もする。そういう意味では米津もかわいそう。

2023-07-21

anond:20230721142115

個人的Dr.STONEトリリオンゲームはその枠。

アイシはそうでもないんだけどね。

  

「働かないふたり」みたいな特別イベントが起きない日常系何度でも読めるな。

2023-07-13

自殺する方が悪い。なぜなら…

なぜなら、

これ以上自殺者を増やしたくないから。

オレらが悪かった・責め過ぎた、なんて謝る気はまったくない。

だって自殺して責めるのを止めたなら、逃げるために自殺する人が増えるだろ。

キミはそんなに傷ついてたんだね・気付かないでゴメンね、とも言えない。

だって自殺をキッカケに誰かが態度を変えて反省したり悔やんだり同情するようになったら、復讐のために自殺する人が増えるだろうが。

自死を誘ってんじゃねーよ。

自殺者を甘やかすことが本当の悪だ。

から何度でも言うぞ、『自殺する方が悪い』。」

自殺が増えるだろ論法

複数人がこの恐ろしい論理発明したのを観測した。

おそらく詭弁法の一種だと思うんだが、今まで例がなかったと思う。

2023-07-09

何度でも言うが『うどん病人の食い物』って言った件でおれは山下達郎を許してないからな。

2023-07-07

anond:20230707145323

かに養ってもらうためや世間体のために子どもを作りたい、または虐待意思を持って子どもを作りたい、

子育て自分を育て直したいとかメンヘラポエム吐いてる人は、

どう考えても毒親確定(子ども権利幸せを最優先する能力やつもりがない)なので、流石に止めるけど、

それ以外で子どもを作りたいという人に対して特に何も思うことは無い

健康経済力不安があるなら、公費ベビーシッターヘルパーなどのサービスを利用したり、

生活保護を受けることを検討すればいいだけ

公的支援制度社会的サポートは、子育てを支えるために設けられているし、

低所得家庭に限れば学費無料か大幅減額がある

 

でも、胸に刻んでほしいのは、先進国貧乏に耐えられないのは子じゃなくて親だということ

何度でも繰り返すが先進国において貧乏子どもは困窮しない。生活保護も各種支援もあるので

年収が少ないから困窮するのではなく親がメンヘラ無責任から困窮する

そして、貧乏に耐えられない>< この生活に耐えられない>< とか年がら年中やってんのは子どもじゃなくて"親"

(自分時間がないー、自分のものが買えないーetc)

2023-07-05

anond:20230705172045

そのとき読みたいのなら何度でも買えばいいじゃん

漫画単行本なんて一冊数百円、別に高価なものじゃない

anond:20230705111352

それをちゃんと聴いてあげる増田はえらいし常人だと思う

ワイは直球で『前も聞いた』とか、『○○って話でしょ』って言っちゃう

 

失礼だろって言われて『確かに』と思ったので言わないように気をつけてるが、

ぼんやりしてると言っちゃう

 

何度でも言いたい』と前置きをしてくれると、『そうか何度でも聞くか』って気分になるんだけどな

2023-07-03

何度でも書くが←キモい

ブコメは単体で完結させろ。連続性を持たせるな。

2023-07-02

今のオタクアイマスU149みたいな「非現実的バケモノ達の圧倒的強さの観覧」しか受け入れらないのだろうか

人並みに悩むアイドルアニメが受け入れられない時代になった。

等身大人間を描いたアイドルアニメは「この程度で悩んでんじゃね―よ」「脚本都合の鬱とかいらねーんだよ」と言われてしまう。

もはやアニメアイドルにウジウジと普通の悩み方をするのなんて許されないんだ。

成長、それも絶対的肯定するしかない成長の糧とする悩みしか視聴者求めない

愚かで人間臭いから悩むのではなく、無限に成長する可能性を秘めた怪物から、どこまでも高みを目指しそれ故に自分の至らなさと何度でも向き合う、その過程の悩みだけがある。

鬼滅の刃の炭治郎が口にした「強くなるほどに自分の弱さがよく分かる」という号泣

今やアイドルアニメで許される弱さはそれだけだ。

普通人間がするような躓き方は許されない。

強者強者故に壁に当たり、強者であるが故に素早く乗り越えまた強くなる。

その強さだけを見ている。

努力する姿を見せるのがアイドルであるとその昔誰かが言っていたが、その努力レベルが凡人と同じでは許されない。

無限努力してなお更なる強さを求める姿をオタクアイドルアニメに求めているんだ。

バケモノじゃなければ存在価値はない。

人生が本当に2周目の超常的存在や、常人なら人生を3周しても得られない精神性を持った小学生のような、絶対的で圧倒的で完璧で究極の存在でなければ「アニメアイドル」たり得ないわけである

恐ろしいものだな。

どっかのアニメで「神アイドル」という言葉があり、それが本当に天上の世界に挑む存在になっていたが、まさにそのレベルじゃなければアイドルアニメアイドルじゃないんだよ。

等身大人間を描く場所としてもはやアイドルアニメは相応しくない。

からWUGは失敗に終わった。

まり、この現象は10年以上前から既に始まっているってことだ。

オタクの考える「アイドル」の姿はいつの間にかそういったモノになり、それが一過性ブームで終わらず定着したってことだな。

anond:20230702150545

めぐみん罵倒されたらどうなるの?終わり?

一度で満足できるようなものではないですから何度でも罵倒されたくなるし、中毒性があるので、ますます罵倒されたくなるはずです。

クンニお腹が痛くなる人って本当にいるの?

菌の種類が体質に合わないと痛くなりますよ。


・薄いパンティーは価値があるらしいが、手が熱くない?

全てのパンティーは平等価値があります

・タヌキックマスターってなんで今も人気なの?

タヌキックマスターの人気は永久なので。

・なんで長文で自分語りばかりするの?

背負ってる人生の重みが違うので、長文になるんですわ。

ビール腹の流行の次は何が来るの?

次に何が流行するかわかれば、今頃、大富豪になれてます

ホッテントリブクマ数が4つになることはあるの?

あるかもしれません。

・即消し増田放置してもいい?

たまに見かけたら相手をしてあげても良いかもしれません。

・最強のすいすいすいようびって何?

水曜日に書かれたやつです。

下方婚は何歳までOK

結婚に年齢は関係ありません。

増田って本当に漏らしてるの?

それを聞かないでおくのが、増田の優しさってもんじゃない?

2023-06-20

anond:20230620192840

いや診断済みか自称かってだいぶ違うので当たり前ですね

 

ワイは5chスレというかメンタル板が合わなかった理由は下記かなぁ

増田でも 発達=働けない もしくは 低所得 ってなりがちよな

『いや、別に平均以上取れるでしょ』に突っかかって来る自称発達の主婦ブクマカもいる

Twitterメンタルヘルス板を見ても自分と同じくらい重たい症状の人見ないし

どう見ても自分よりも症状が軽そうなのに働けないとか言っていて『???』ってなるし、

(普通に平均以上は稼げる)

 

いや馴れ合いしてるだけやん・・・・でもこの極端な弱さも含めて精神疾患なのか?って思ってたら

ヤバ過ぎる家庭環境 や 1年くらい風呂入れないとかの激重いの見て、そういう重た過ぎる話がキツ過ぎて増田たこと思い出したり、

 

あとこれかなぁ。考えなしで薬を飲む人が多すぎること。ワイは現在は服用していない。頓服はお守りで持ってるが

ワイなんか処方されそうな薬を事前に副作用とかガッチリ英語で調べたうえで医師にその場で質問するが?

かつ飲んだら血圧心拍数と体温を測るが?

でないと効果出てるのかどんな影響が出てるのかわからんやろ

何度でも繰り返すがどうして何も考えず薬を飲めるんだ?

2023-06-11

anond:20230610230647

何度でも繰り返すが、住むところは勤務地の近所にしろ

いや、わかる。

様々な事情により、それが難しいことは。

でも、ホント通勤時間が徒歩15分とか、どれだけ快適なことか!!

朝は楽だし、帰りもどんだけ残業があったとしても苦にならないぞ。

万難を排してでも引っ越しする価値がある。

ましてや対して難もない独身男性とかが、ただなんとなくの惰性で住むところを変えないとかバカバカしいとしか…(過去自分への感想)。

2023-06-04

anond:20230604211905

何度でも見せてやるさ!!シコシコシコシコ

anond:20230604115419

ピークが落ち着いた程度で終息は無いっしょ

何度でも繰り返す

2023-05-31

[] そのろっぴゃくななじゅうきゅう

パーキンーッス

 

本日世界禁煙デー日本においては青峰忌、藻岩山の日となっております

タバコは怖いですね、身体も悪くするし吸い方で人を傷付けたり家を燃やしたりする

まぁそんなことを言い出したら料理も家を燃やしますし、道具の使い方で人を傷付けますからね、食べるものの成分次第では身体も悪くなります

まり、向き合い方次第ということですね。

どこでも何度でもタバコを吸っていたし処分も下手だったから吸う場所規制された訳で

料理は主に台所調理用に整えられた場所しか行いませんからね、まさか突然歩き料理なんてし始めるのか、なんてのもなかなか手間ですし、すんなり食べちゃいけないものを食べさせるのも小細工が必要ですからね。

やっぱりタバコって扱いが難しいですね。

まぁ自分タバコストレス発散の用途に選んでないかタラタラ書いてるのかもしれません。

からお嗜みの際は周りに気を付けて、ちゃんと消火がしやすいように水などを置くなどして、対策していきましょう。

 

ということで本日は【消火道具の用意はよいか】でいきたいと思います

消火道具の用意はよいか!消火道具の用意ヨシ!

 

それでは今日も一日、ご安全に!

2023-05-27

あなた大事存在だ」

「どこに行こうと、いくつになろうと、私の大事子どもからね」

冗談なのか、軽く酒が入っていたのか知らないが、誕生日ということで買ってきたちょっといい食材料理を食べながら親はポツリとそう言った。

その後ひとしきり花が咲いた他愛のない雑談の流れの中で、しかしその言葉はしっかりと意識の奥底にとどまっていた。

後片付けをして、部屋に帰って一息ついてから、よく分からない泣き笑いのような表情になっている自分に気づいた。

そんなの陳腐クリシェだし、ドラマじゃあるまいし、現実で口にするようなことか?とフル回転するメタ認知をよそに、慈雨のような涙が何筋か、精一杯ニヒルに笑ったつもりの頬を伝っていた。

大事存在には「あなた大事存在だ」と言ってあげるだけでよいのだ。こんなシンプルで単純なことに、なぜ気づかなかったのか。知ってる振りをしていたのか。

もしもあなたの身近にそういう人がいるのなら、折に触れて言ってあげてほしい。冗談でもいいから、何度でも

2023-05-26

ちんちんの歌

何度でも立ち上がるさ俺は

oh yeah! oh yeah!

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