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はてなキーワード: 仙人とは

2023-09-12

増田ってすごい

どんな話を始めても嫌な顔をされない。

ここでなら初対面でいきなりうんこの話やセックスの話ができる。

身の回り差別病気死生観だって自由にしてもいい。

現実なら「意味が分からない(困惑)」「いや、ちょっと(苦笑)」「家族相談すれば?(他人事)」と拒否されるような話でも気軽な気持ちで始められる。すごい。

 

それにちゃんと返事が付くのがさらにすごい。

ノイズはかなり多いけどなんだかんだ反応らしきものがもらえる。

時にはとんでもなく博識な人や人情機微を知り尽くした風来の仙人みたいな人が現れて深い滋味のある返事をしてくれる。

どこの馬の骨ともわからない人間駄文時間を割き、親身に文章を考えてくれる、心温かい人がここには住んでいる。

報酬や見返りは一切ないのにだ。

ほとんど奇跡だと思う。

ここは奇跡が起こる場所だ。すごい。

 

また、ここでは自分で始めた話をどんな形でも終わることができる。

今ここで終わってもいいし後で書き足してもいい。

嫌になったら消すこともできる。

この真っ白なページにおいては、まるで編集長になったような気分になれる。すごい。

 

はてな匿名ダイアリー。略して増田

これだけすごい場所なのに「屑の掃き溜め」のように風聞されていることは残念でならない。

やはり昨今はSNS時代なのだろうか。

SNSで容易に付けられるハートやサムズアップに勝る真の愛がここにはあるだろうに。

2023-09-10

太鼓の◯人

太鼓名人←そこそこ上手い

太鼓仙人ものすごく上手い

太鼓変人変態的に上手い

太鼓猿人←猿並みに上手い

太鼓宇宙人宇宙人なのに上手い

太鼓夫人人妻

太鼓吟遊詩人太鼓を叩きながら吟じる

太鼓巨人太鼓を持って襲ってくる

2023-09-09

仙人になるのは厳しそうです

5月から昨日まで100日超、仙人になるための修行を積んできましたが、日常生活に支障が出るようになったので諦めようと思います

ここ1週間、頭、胸、下腹部などが急激に熱くなって、寝れない日が続き、頭痛も何日か続きました。朝起きたら大丈夫だけど、夜に近づくにつれてどんどん熱くなる。ずっと風邪ひいたぐらいの熱が出るので、流石に修行やめようかなと思い始めました。先生がいたら助けてくれるのかもしれないけど、独学でこれ以上踏み込んだら戻れなそうな感じがしました。病気の線も考えたけど、熱はコントロールして全身に回せるのでこれは気で疑いようがないし、最近特に気を強化してたからそれの影響の可能性が高そう。クンダリニー症候群とか気功の偏差の症例に近いしね。

誰かのために役に立つかもしれないので、修行内容を書き起こしておくと小周天、全身周天、精宮瞑想を各ポイントで5分~10分ぐらい留め置くようにしてました。全部回して大体1時間超ぐらいで、朝昼晩の3回で3時間ぐらい。土日は4、5回やってたこともあります。あと関係あるかわからないけど、站樁とヨーガも朝に1時間ぐらいやってました。

仙人自分の精を気に変えるのでこの期間の食事は基本精力がつくものほとんどでした。にんにくにら玉ねぎしょうが牡蠣など。

補助で栄養ドリンク生薬メンズサプリメントなども試しました。確証はないけど、サプリメントを摂ってから急激に精と気が強くなって、修行が進んだので、これのせいじゃないかという気持ちは少しあります。一応書き残しておくと、亜鉛マカオタネニンジン高麗人参)は間違いなく効果あります。鹿茸、亀板膠はどうだろ、なくはないけど日常摂取には高すぎるかな。サプリメントの一番の特性亜鉛なので、良くも悪くも亜鉛が一番精力には効くのかもしれないです。というか、効き過ぎた。

中国系修行者は結構割合でこの精力を維持する作業をしているらしいです(百日築基というやつですね)が、結構きついらしく、語らない人も多いです。この修行期間は精力のことしか考えない生活が続いていて、正直キツかったです、はい。漏らした時の罪悪感が半端ない。ただ、メンズサプリメントや精力剤で補給すれば、気の強化自体はそこまで問題なかったので、本当に漏らしたら駄目かはよくわからなかった。仙人ぐらい気が強くなれば影響が出るのだろうか。出るんだろうな。

元々中国武術先生のことを調べていて、最初の頃は先生は周天の法について書いていたけど、途中から站樁だけで良いと急に言い出したのはなんでだろうと思ったのがきっかけでした。否定しているけど自分絶対やってたでしょと思った試してみたけど、意味はわかった。後半の先生は「練功時は口を僅かに開け、自然呼吸で、つぼを守らず、周天の循環については語らず、故に絶対いかなる副作用を産むことはない(练功时嘴微张,自然呼吸,不守窍,不讲周天循环,因此,绝不会产生任何副作用)」と書いているけど、そりゃそうだという感じでした。一方で、気を強くするだけなら站樁よりかなり効率が良かったので最初の頃に推していた理由もわからなくもない。

仙人になれたら先生もっと効率的に近づけると思ったけど、壊れてしまったら近づくことはできないので仕方がない。站樁やヨーガ方面をもう少し研究しながら、別の方面から近づけるか検討しようと思います。独学で成功している人もいるらしいので、仙人になりたい人のために参考までに書き残しておきます

2023-08-29

anond:20230829132816

キミをメンター仙人と思ったんじゃね、いいマスターにしてあげるんだぞ

2023-08-21

anond:20230821223043

鷹兄は仙人か何かだと思うんスよね

動物と会話しちゃってます

2023-08-19

恋愛至上主義の母

精神年齢中学生くらいだと思ってる。正直嫌。

母親はそういう人なの。あなたもいい大人ななんだから、いい加減認めようよ。って脳内仙人が言うけど、生理的嫌悪感がどうやっても拭えないので吐き出す。

中学時代夏休み三者懇談に行った。学校につくと、母は周囲をキョロキョロ。

すると突然、

「あっ!あの子カッコイイ!ねぇねぇ、あの子の子。なんて名前?」

と私の腕を掴んで、部活中のクラスメイトを指差した。

その当時、私は別のクラスメイト男子数人から嫌がらせを受けていた。だから三者懇談に行くのは億劫だった。

絶対に誰にも会いませんようにと心臓バクバクさせながら登校して、この通り。吐きそうだった。

高校に上がれば、ねぇカッコいい子いないの?恋バナしたい。好きな人いないの~?のオンパレード

この頃には生理的嫌悪感さらに強くなっていて、むしろ絶対彼氏はつくらないって思っていた。

大学に上がれば、デキ婚でもいいよとか言い出す。早く孫が欲しい~。無視

就活中に悩んでいると、適当就職して(フリーターは許さない)早く結婚して辞めればいいの!と言う。無視

転職を決めた時、女ばかりの職場と知って文句たらたら。えー、出会いないじゃん。また結婚が遠のいたと小言を言われた。

ドラマを見ていても、この人の奥さん誰だっけ?旦那さん誰だっけ?っていつも神経衰弱みたいなことをしている。

だが、記憶力があまりにもないため、常に私が正解を発表している。はぁ。なんで関心の強い母が覚えてなくて、私が覚えてるんだろ?

親戚の子彼氏の話とか、知り合いの子彼氏の話とかを聞かされる。どうでもいいよ。誰なのよ、その子

恋愛観も幼稚で全く賛同できない。

いろんな男と付き合えと言われたが、私はむしろ生涯たった一人とだけ付き合いたい。別れが辛いから。

仕方なく別れて結果的複数人になったのと、初めから複数人目指すのは違うと思うんだけど。

「深夜2時に呼びつけてもすぐ来る男じゃないとダメ。なんでも言うことを聞く男じゃないと!」

嫌です。相手迷惑も考えてください。あと、なんでも言うことを聞く人なんて嫌です。その人は主体性のない人です(父)

私が恋活婚活もしていないのは、全く別の理由からで(簡単に書くと、どうしてもやり遂げたいことがあるため)、

心の中でもう無理かもしれないと弱音を吐き続けた上に、大切な人に出会いたい。愛したい。笑顔にしたい……なんて願望がつい浮いてきてしまったけれど、

さっき母との会話で一連の記憶を思い起こして、やっぱり今は恋愛しなくていいや!よし!頑張るぞ!という気持ちになった。やっほー

2023-08-16

anond:20230815150113

達観した仙人になればいいんじゃね

ヤケクソで社会保障を貪る仙人

素敵やん

2023-08-11

anond:20230811102014

家族はネックだよねえ。

国内で働いていても、給料が安いだの、盆・正月仕事をしてるだの、私費から毎月2桁万円研究に使ってるだの、嫁から文句を言われなければ多分最後まで気にならなかったと思う。

やっぱり結婚していたら坊主にも仙人にもなれないらしい。

2023-07-23

ダークコミュニティノート術をお前に授ける

ワシはダーク仙人

WEBをダーク化するためにお前たちをダークトゥルゥース戦士として育て上げる指名を受けた。

ダークコミュニティノート術は闇の秘術であり、現代社会においては一歩間違えれば犯罪者となってしまうので用法用量は守って欲しい。

まず獲物となる著名人を探し、賛否両論になりそうな発言をダーク吟味する。

その後、その発言を完全にひっくり返せそうな根拠をダーク検索する。

ここで重要なのは「あとから法律が変わっている」だろうが「その論文がガセである」だろうがどうでもいいということだ。

内容をバカでも分かりやすくして貼り付ければバカソースちゃんと当たらないのでダーク振り下ろした拳を下げられないモードのダーク民兵達が結成され相手はダーク論破される。

ダーク論破とは多数決によって構築される真にトゥルゥースな論破であり、令和における真なるファクトチェックとして機能するので、相手がどう反論しても多数決で押し切れる必殺のダーク交渉術である

もしもちょうどいいデータが見つからなかった場合はダーク捏造術によりそれっぽい内容の論文をダーク生成して、ダーク画像ツイート化して貼り付ける。

どうせバカソースを洗わないのでダーク捏造画像真実だと思い込み、結果としてダーク論破は完成する。

ダークコミュニティノート術は闇の秘術であり、現代社会においては一歩間違えれば犯罪者となってしまうので用法用量は守って欲しい。

だが君が真のダークトゥルゥースファクトチェッカーズならば、現代社会の歪んだ方の元で懲役刑を食らっても気にならないはずだ。

なぜなら、本当の仲間たちがインターネットにいるのだから……

この書き込みフィクションです。

でも、貴方の街にもダーク仙人はすでに訪れているかも……

2023-07-22

君生き感想宮崎監督、『名作』をありがとう!~

自分宮崎駿監督に対する身勝手な期待とか甘えを供養するために書く。今作品は期待半分、不安半分という気持ちだった。宣伝なしということだったし、宮崎駿監督作品を事前情報一切なしで視聴できる機会というのはおそらく最初最後であろうと思ったので、早バレ等も避けるために数日SNS断ちして初日に見に行った。ただ映画館に向かう足取りの中で最後感じていたのは恐怖感だった。子供のころにもののけ姫を見たときの衝撃を再び与えられて、おっさんになった今再度、人生観を揺るがされるかもしれないと―。

さて、いざ蓋を開けてみると、途中まではリアル物なのかファンタジーのどっちなの?というドキドキや不安感。方向性が確定したとき期待感MAXとなったが、それ以上膨らむことはなくしぼんでいった―。

総論

美術アニメーションの美しさは申し分ないが、ストーリー感情移入できない半端な作りと言ったところで、結局、いつもの宮崎監督後期作品という他ない。今、振り返ってみると監督キャリアハイとしての作品千と千尋の神隠しあたりになるのだろうが、その千と千尋も後半から、この半端さの片鱗がある。例えば終盤、千尋は豚の中に両親がいないことを見抜くが劇中にその説明はない。しかしながら説明不足ではあっても、千尋とハクとの心のふれあいみたいなものが十二分に描かれているから、感情的に押しきれている。手を離すシーンとか思い出しただけで泣けるわ。

しかしながら、君生きはストーリーっぽいもの感情の揺らぎみたいな表現はあるものの、説得力というか、それ自体根拠がはっきりと提示されないから、大抵の観客は感情移入できずに戸惑いを覚えると思う。例えば劇中で主人公自傷行為や継母の拒絶が描かれるが、その感情の根っこが分からないので観客は困る。自傷もっと構ってもらいたかったのかな?とか拒絶はやっぱり連れ子がうざかったのかな?とか想像はできるけど見てる側はそれを確定させる要素がないから、多分こうだろうとか理由を補完して見ていくしかない。つまり作品に気を遣う状態になるわけで、それは相当きつい。忖度要求されるが、圧倒的な感情の「分からせ」がない(※)。監督が一人で突っ走ってる。観客は置いてけぼり。かつて宮崎監督は、見終わったあとに2階から出てくる感覚になるような映画がいいとか言っていたような気がするが(ソース探したが見つからず)、君生きは観客が一生懸命2階への階段必死に探すものの見つけられないまま塔の中で迷子になり、最後パヤオけが悠然と2階から出てくるという感じだろうか(画・浜岡賢次想像してもらいたい)。

あとはヒロイン?3人は多すぎる。実母に継母に婆さんでしょ?詰め込み過ぎて破綻する典型。正直、継母は全部削除して、序盤で実母エピソード増やして、実母を探しに塔に行く形にして、最後、実母ときれいに別れてで多少は形になったろうにね。もっとシナリオ段階で練ればいいのに…もったいない

もう一つ、主人公が大叔父と話した後に、急にインコに囚われてるシーンになるが謎過ぎる。壁につながれた手が映ってからの下にパンしたときに、実母でも継母でもなくお前かーいってなったのが一番面白かったかもわからない。宮崎監督過去インディジョーンズの潜水艦移動を批判していたが( https://ei-gataro.hatenablog.jp/entry/20131030/p1 )、それと似たり寄ったりだろう。いくら異世界?だからといってワープしすぎである

※ 宮崎監督とも対談したことのある養老孟司は「バカの壁」において強制了解という語をつかった(p.41)。例えば数学においては前提と論理を共有しているのであれば同じ結論に達せざるを得ない。ある定理証明を正しく説明されたのであれば、その正しさを了解せざるを得ない。そういった強制力を強制了解と呼んだ。そうした強制力は感情においても成立する。例えば電車子供が騒いでるのをぼけっと放置している父親がいたとして、普通はそれを理解できないが、もし父親が「実は母親病院で亡くなって帰る所で、これからどうしていこうかと悩んでいたところなんです」と説明されれば、事情理解できるだろう。事情が分かれば感情了解できる。それは物語を受容する過程でも同じことが言えると思う。

なお、この流れで養老他人気持ち理解できることを重視すると同時に、「個性」信奉を批判する。そんなに個性大事かと。存分に「個性」を発揮している人は病院にいるという。白い壁に毎日、大便で名前を書く患者がいるらしい。芸術的にみればすごいかもわからないが、現実的には大変迷惑でたまらないだろうとのこと。奇しくも本作においては継母の美しい顔が鳥糞まみれになる描写があるのでそういう個性的なスカトロジー芸術理解を示す人はいるかもしれない。

自分映画

こうした一見てんでバラバラに見えるような物語の断片も、もしかしたら宮崎監督だけには分かるのかもしれない。スピルバーグだか有名監督が誰にも分らない映画つくるのはホームムービー撮ってるのと同じだ的なことを言っていた気がするが、もしかしたら本当に宮崎監督ホームムービーを撮ってしまったのかもしれない。自分けがわかる映画作品を作れるとしたら、映画監督としては最高の贅沢だろう。自分用の映画私小説と言われたらなるほどという気もする。今回、宣伝がなかったという点でも符号する。これはもはや天才にだけ許された所業なのかもしれない(現実に実行可能という意味で)。

ナウシカだったと思うが、興行的に大失敗とはならなかったこから次の作品を作るチケットを手に入れたみたいな監督インタビューがあった気がする。ジブリブランド確立するまではコケたら次はない状態であったろうから興行面は大変重視されたことだろう。つまり天才大衆に合わせてくれていたわけであるしかブランド確立された今となっては、大衆を気にすることなく好きな作品を作れるというわけであるジブリ体制を維持できなかった点には目をつむるとして)。だから今もしかしたら「天才が本当にやりたかたこと」を我々は目にしているのかもしれない。

過去パヤオ感性としてはもっとアニメーション表現に全振りしたかったのだろうが、それじゃあ興行的に成立しないから、ストーリーもしっかりさせていたというのが過去の名作への向き合い方だったのだろうか。我々、一般大衆天才現実的妥協のお陰で、(大衆的には)名作となる過去珠玉を見せてもらえていたということなのだろうか。凡人が天才ちょっと付き合ってもらったという感じ。天才ちょっと退屈していたのかもしれない。大衆は今の退屈を嘆くのではなく、昔、天才に付き合ってもらっていたということを感謝すべきなのかもしれない。

この作品のそういった諸々の分からなさに対してなんとか理解しようとする感想や、なんとか説明しようとする解説記事などが上がっているのを見かけるが、なんとも物悲しい。めっちゃ面白作品を骨までしゃぶりつくしたい!という渇望からまれてくる文章はいい。例えばもののけ姫においては「『もののけ姫』を描く、語る 」というムック本があったのだが、それには一ファンから文筆家まで様々な人々の作品に対するとてつもない熱量で溢れている。でも味のしない作品をなんとかして食えるようにしたいという動機から解説を書いたり、それに群がることの虚しさよ。宮崎監督から面白いはずなんてことはない。権威主義的だし、もうそれは諦めて次に行こうよ。これを知っていれば、本当は面白いんだよって本気で思っている人もいるかも知れない。でもそういう解説必要とすればするほど、その面白さが作品内で素直に伝わってないことの裏返しである野球大谷いくらいからって彼の(打者としての)ファールや三振をありがたがったりしないでしょ?今回の打席は残念だったねでいいじゃんね。(もちろん宮崎監督場合、次があるかは分らんが)

「問い」として捉える

さて、作品表題に立ち返ってみると、これは疑問形である作品としては名作とはとても言い難い。しかし聴衆に対する問いであると捉えたらどうであろうか。物語がてんで成立していないのに問いかけを見出すことができるのか?うーん正直、自分には無理。味がしないんだから問われたとも感じない。

しかし確かに思ったことがある。それは、大叔父のようなお爺さんに期待するんじゃなくて、自分が見たい作品があるのなら、他にそれを提供してくれる別の人を見つけるか、もしくは自分で作るべきだということ。初めから品質保証なんてものはなかった。自分勝手に期待して、勝手失望しているだけのことである

すでに名作はあるのに、なぜおかわりを望むのか

最後に話がそれるが、しかしながらなぜ我々大衆は次々と名作を望むのであろうか。新作を批判すると「じゃあ、過去の名作繰り返し見とけや!」って言われるかもしれない。そう言われるとちょっと答えに窮する。何度も見ればストーリーも覚え、感動も薄れてくる。やっぱり初見の衝撃に叶うものはないということだろうか。それを再び味わいたくて次の名作を追い求めているのかもしれない。キリがないし、わがままだなって思われるかもしれないが、正直人としての性としか言いようがなくないか?そこを内省しだしたら仙人になるしかない気がする。

あとは現実がつらいからね。時には金払ってちょっといい気分になりたい!ぐらい許してほしい。こっちは作者の高尚な構想にがんばってついていく苦行やマラソンじゃなくて、自動で楽しませてくれるジェットコースターに乗りたいの!

で、初見という点で最近思っていることは「私の体験」を大事にすることが重要なんじゃないかと思っている。ゲームでもなんでもあまりレビューを見ずに体験するように心がけている。あらかじめレビューを見て他の人が面白い!星4以上!と言っている作品なら、安定して面白いかもしれないが、半分ネタバレのようなものではないか

若い人にはタイパを優先しすぎて自己の視聴体験プレイ体験を損なっていないかと問いたい。面白さの保険料として自身体験・感動を売っていないか?と。おじさんおばさんは子供のころに自分図書館で本を表紙で選んで借りた体験とか、ネットもない時代ゲーム屋で「クソゲーかも知れんがままよ!」と覚悟してゲーム買った記憶とかを思い出してほしい。そういう多少、損するかもと思ってもクソ作品を引く勇気をもって、一対一で作品と向き合う、ぶつかってみるということを時々でもした方がいい気がする。だから、今回、作品に対しては残念だったが後悔はない。純度100%の自分感想を持てた。展覧会的な感じでいろんなアニメーションを見せてもらったという感触では数千円も損したという気もしない。今後もどんどん色んな作品に触れていきたいと思っている。例えばポノックの次作品ちょっと子供向けだろうけど、子供と一緒に見に行こうかなと思ってる。

各論

ゲド戦記を思い出した

視聴しながら、ぼんやり宮崎監督ゲド戦記作るとしたらこんな感じだろうなと思った。影との戦いでゲドは船で移動するし、ところどころの魔法感や大叔父大賢者になったゲドのイメージだなと感じた。大叔父のイケオジ度は過去最高かも分らんので一見価値はあると思う。

東映アニメ長靴をはいた猫』を思い出した

インコ大王を追いかける時に螺旋階段を落とされるシーンがあったが、長靴をはいた猫での魔王主人公たちとの大立ち回りを彷彿させた。この作品監督宮崎ではないが、そのクライマックス部分は大塚康生との二人で原画担当した箇所であり、とにかく面白い( https://www.ghibli.jp/shuppan/old/pickup/nagagutsu/ )。1969年作品なので絵のきれいさはどうしても現代作品には見劣りするがアニメーション面白さは今でも通用する。未見の人はぜひ見て欲しい。君生きよりよっぽど面白いと思う。で、君生きでは大王ラスボスっぽくでてくるが大した戦いもなく終わってしまうのであっけない。長靴をはいた猫でのアクションを思い出しただけに、「あ、これだけなのか・・・」という虚しさが半端なかった。念入りに階段落とさせたり、序盤で主人公の着替え丁寧に描写するぐらいならもっと面白カット増やした方が良かったろうにって思っちゃう

音楽

使いまわし多いし、特に盛り上がる曲もなし。3日で作りましたと言われても信じるレベル久石譲も「これぐらいの作品ならこれでいいや」って感じだったと思う。絶対名曲ストック持ってるだろうと思うが、映像側がそれを引き出せなかったというのは至極残念に思う。米津曲も悪くはないけど、作為ちょっと鼻についたかな。いつも何度でもみたいな作品とのマッチ感は正直ない。と言っても作品の味がしないのでどうしようもない気もする。そういう意味では米津もかわいそう。

2023-07-18

anond:20230718001836

恐らくこの映画芥川龍之介の『仙人』という小説を一部下敷きにしている。

仙人になりたがっている青年が騙されて20年間タダ働きさせられるが、嘘の修行でなぜか仙人になれてしまう話。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/144_15208.html

しかしこの話をそのままやってしまうとあまり資本家に都合が良すぎるので、左寄りの宮崎駿としてはそのままのモチーフにはできなかったんだろうね。

2023-07-11

anond:20230711174322

ワイの知り合いに仙人みたいな生活してる奴がいるんだが

本や小説を1日1冊以上読んでるって言ってた

普通社会人にはなかなかできないいい趣味だと思った

2023-07-03

承認欲求が高いことをはしたないと思わない連中

立派な仕事してるのに「自分仕事なんかしょーもないもんですよ」と謙遜ができる人間が本当に少なくなった。

たいていの人間勉強仕事がこんなに大変だとか、家事育児が大変だとか言って愚痴ばかり。(そしてそれをこなしている自分凄いでしょ、という心)

自分のやってることなんか誰にでもできますよ、なんてとても言えないだろう。

最近CMとか見るとどの企業も「社会の誰かの役に立ってる」的な、なんかふわっとした良い感じのポエミーなキャッチフレーズで自社を気持ちいくらい賛美してるものが多い。

社長やら実業家やらが驕り高ぶって謙虚さをしばし忘れてしまっているのはまだいいが、水商売やら配達員みたいな連中まで「誰かの役に立つ大事仕事だ」、とかそりゃ需要があるから金が入るんであって必要不可欠な仕事だし誇りを持っていいことなかめちゃくちゃ当たり前なのに、自分に自信が持てないでそんなポエムに縋ってる姿が哀れで仕方ない。

そんな薄っぺらな当たり前のことしか言わんポエムがないと自己肯定できんのかと悲しくなる。

一番典型的なのは、昔は芸人とか芸術家なんかはめいめい自分仕事しょうもない、俺らは落伍者だ、道化だと自虐していた。学問ばかりをやってる研究者なんかも、自分社会からはみ出た仙人みたいな存在であること認識していた。

そいつらに位置するYoutuberやらなんかは完全におごり高ぶってわけわからんポエムを吐いて自分仕事神格化している。

研究者専門家はまるで世界の中心にいるかのような感覚仙人である自分自覚せず、机上だけの論理現実的生活感覚のないまま好き勝手に本を書いたり、コメンテーターして世の中をかく乱している。

とにかく自分のことを良い感じに見せることしか頭にないやつが多い。

別に自分しょうもない人間」でいいじゃないか!そして「しょうもないなりにはそこそこやれてるな」って、内心で思ってればそれでいいじゃないか

そりゃ誰だって内心自分仕事を誇りに思ってるし、でもだからってそれを他人にわかってもらおうなんてしなくていいし、自分仕事が一番偉いと思いながらも、表面上はお互い立てあってたらいいじゃないか

日本人謙虚さとかは、それを逃げ道にして臆病なだけの人間が増えたせいでいろいろ言われるが、やはり素晴らしい美徳だと思う。今一度取り戻してほしい。

現代では自分のことを下げて言えるのは強者特権で、自分なんかしょうもないですって言えるほど余裕のある強者がもういないんだろうか。

2023-06-29

氷河期世代だけど苦労してない

氷河期世代のおじさんです。

世代の人たちは、やたらと苦労話をしてくるので、なんとなく合わせていますが、内心、そんな苦労してないんだけどなあ、と思っています

そもそも、僕は34で死ぬ勝手に思っていました。

高校生あたりまでの記憶曖昧で、あまり覚えてないのですが、小学生くらいに同級生自称霊感強い子か、近所の白龍から天啓を受けたと称する老人か、どこの田舎にも一人は存在するご当地仙人か、多分そのあたりの人に「おまえは34で死ぬ」と言われた気がします。

素朴な脳みそを持った少年期の僕は、すんなりその与太話を受け入れてしまい、そのまま成長し、ある程度人並みにものを考えられるようになった高校生以降も、ロケンローな人のように34歳死亡説を当然のように受け入れていました。

中学後半でマイコンを知った僕は、寝食を忘れるくらいに夢中になってプログラムを書いていました。ちなみに、コンピュータは持ってなかったので、紙に。

プログラムを考えることで、僕の無邪気な脳細胞達はようやく手をつないで思考することを覚えてくれたので、この頃からなんとなく記憶もしっかりしています

この頃は、よく、あと20年弱で死んじゃうのか、やべーなと思ってました。

教師や親兄弟親戚一同から増田ちゃんコンピューターが上手なんだから大学専門学校にいけばと言われたましたが、あと20年弱の余生を金銭的に不自由学生生活で潰したくありませんでしたので、とりあえず東京に出て働くことにしました。

僕が、高校卒業時点は、バブル崩壊直前でしたので、高卒でも就職はできました。

プログラムとは無縁の仕事でしたが、寮完備だったので、数年働いてお金を貯めようと思いましたが、就職してすぐにバブル崩壊が始まりました。

働いていた会社鉄鋼業だったこともあり、この先相当ヤバイという雰囲気が社内にプンプン漂っていました。

まだ、一年しか働いておらず、お金もそれほど貯まってなかったのですが、焦った僕は就職雑誌を買い漁り、とにかくプログラムが組める仕事を探しました。

運良く、未経験でも募集しているゲーム会社があったので、「なんでもやります、お願いします」みたいな感じで入社しました。

気がついたら、そこで6年働いてました。

既に24歳。あと10年の命です。

死ぬまでプログラムを組んでいたいと考えていましたが、当時はwindowsdos/vパソコンの勢いが凄く、メーカー規格パソコン終焉を迎える気配がプンプンしてましたが、仕事ではPC-98とかx68kアセンブラ、自宅ではMSXPC-98しか触ってないので、そのへんの知識は全くありません。

とりあえず秋葉原で働けばなんとかなるやろと会社を辞めて、秋葉原のパーツショップ就職しました。

当時の秋葉原は某宗教団体国籍不明なおじさんが出所不明なパーツを路地で売っていたりと、とても魅力あふれる街でした。

薄給ではありましたが、自作PC知識がもりもりつきました。

あと、彼女もできました。

めちゃめちゃ楽しい職場だったので、このままでも良いかなとか思ってましたが、2年くらいで倒産してしまいました。

他のショップに移るつもりでしたが、彼女に「結婚するつもりなら、もう少し安定した仕事に就いて」と怒られたので、都内システム会社面接しました。

高卒アセンブラ経験者でアキバショップ店員がお店が潰れた話をしたら、「お金大丈夫?少ないけど支度金あげるから、ウチ来なよ」とえらく心配されて入社が決まりました。

あと、結婚しました。

その会社で6年ほど働いてたら、既に32歳になってました。

子供も生まれたし、もういつ死んでもいいかなと思ってました。

ちなみに奥さんには34歳死亡説は話してましたが、ほーん、じゃ保険かけとくか、くらいの反応でした。

日本システム会社といえど長く働いているとプログラムより管理者仕事が増えるので、どうせ死ぬなら、と管理的な仕事が増えたら辞めるを繰り返してました。

転職回数は増えましたが、経験した業種や言語も増えるので、就職先には困りませんでした。

で、気がついたら34歳とっくに超えてました。

あれ、死んでねえし。

なんか損した気分だったので、もうロックに生きようと思い、当時設立したての会社面接しました。

経歴書だけは立派で、その時は上場企業に勤めていたので、そこの社長に、え、マジでウチくるの?給料さがるよ?すぐ潰れるかもよ?と言われましたが、会社が大きくなる過程も見れるかもしれないじゃないっすか、とか適当うそぶいて入社し、今に至ります

会社は順調に経営しており、今も適当に働かせてもらってます

すいません。オチはないです。

氷河期世代だけど、バブル崩壊後も人手不足コンピューターを扱う業種にたまたま就いており、運よく会社転々とでき、運良く成長前の会社に潜り込めただけかもしれないし、人によってはこれがよい人生と言えるかわからんですが、僕にとっては苦労のない人生でした。

ただ、僕より上の世代が僕より恵まれてるとも思わないし、僕より下の世代が苦労知らずだとも思いません、という話でした。

2023-06-15

anond:20230615185620

おバカからやると思ってるし(DQNの川流れ然り)

おバカ・・・・というか発達がアレしているから言って良いことと悪いことがわからんのでは?

 

ソロキャンプやってる人に男女とも良い印象持ってないです

https://anond.hatelabo.jp/20230615111750#

 

いまだに反社仙人じみた世捨て人が山や誰もいないところでいらんことしてるのによくやります

 

キャンプ場でも施設管理者が夜間も常駐しているとこもゼロではないから、せめてそういうところ使ったらどうか?

あるいはグランピング施設とか都心部キャンプ練習とかさ

 

それは嫌だって場合はもう山や丘を買ったらいいだろ。投げ売りしているとこあるし

anond:20230615101411

マジでこれ

社会に対する信頼が高いのは結構なことだけど、

いまだに反社仙人じみた世捨て人が山や誰もいないところでいらんことしてるのによくやります

 

キャンプ場でも施設管理者が夜間も常駐しているとこもゼロではないから、せめてそういうところ使ったらどうか?

あるいはグランピング施設とか都心部キャンプ練習とかさ

 

それは嫌だって場合はもう山や丘を買ったらいいだろ。投げ売りしているとこあるし

2023-06-07

anond:20230607214501

うぶんとぅすとかおぺらとかじゅもんとなえて髪も髭も伸ばし放題の仙人みたいなイメージ

2023-06-02

anond:20230602195915

西周末の霊王の太子

王に諫言して追放され仙人になって長く生きたとされる人物

彼の目から見た乱世を超人ロック火の鳥足して2で割った感じで

2023-05-31

ウヒャヒャ…!

わしは 記念仙人ぢゃ

ない 異常おじさんぢゃ!

 

増田に何かいいことが起きたわけでもないけど

日記を書いたのぢゃ!

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