はてなキーワード: 60円とは
今月はdポイント20%還元のおかげで破格の値段で買えるのが良い。
いつもかむかむ。
まあまあ良い。
取れるだけ取った。
他の乳飲料が人工甘味料マシマシの味わいカルピスとメロンっぽい風味がするフルーツ牛乳のメロンミルクだけだったので、乳飲料はこれ一択だった。
ディスカウントストアで安売りされそうな感じがする。
ひな祭りで食べるやつに似てる。
うまい。
普通のアーモンドチョコレートも隠し枠であったようだが、気付かず品切れに。
歯ごたえ重視で薄味。
まだ食べてないジンジャーエールアップの方を取りたかったが、どこにもなかった。
ドン・キホーテで稀に30円くらいで売ってるので、あまりお得感はなし。
お得ではあるが、わざわざ買うほどでもない。
私の行動範囲いわゆるテリトリーに銭湯が65535か所もあって、
有人火星探査船が地球を出発して到着して戻ってくるまでではぜんぜん全湯コンプリートできないぐらい多いんだけど、
それでも思い付くだけ数えても10か所はあるのね。
意外と知らなかったんだけど、
街に銭湯って多いのね。
これを順繰り順繰り日替わり銭湯にしてたら毎日楽しめるわよね。
へーって思っちゃったわ。
でね、
昨日は滑り込みで閉店間際の銭湯に前転しながら転がり込んだんだけど、
今回は前回と違うところで、
また店内のレイアウトとかも違うし
湯船の広さや種類も違って楽しかったわよ。
いや本当に気持ちいいんだから!こないだも言ったけどこれで460円っていうコスパ最強じゃない?
日々の疲れが溶け出す感じの熱い湯船が気持ちいいのよね。
そんで、
冷たいのと熱いのと交互に入るって私も早速真似してそれやってたのね。
あんたいい入り方するね!って褒められちゃって
見てたのかよ!って思っちゃったけど、
それでその後、
大人しくここは小雀になった気持でもそれは滝沢カレンさんの表現方法を超えることは決してないことにまだ気付いてないぐらいな感じで聞いていたの、
測らなくてもだいたいの今の血圧は当たったら当てられるぐらいに
たぶんこのぐらいよって言って測ったらぴったりその通りだったので、
自分でもまぐれというか、
本当は毎日測ってないけど、
そうこう言ってるうちに
私が行ってみたい銭湯リストのバケットリストを1つ消すことが出来たわ。
異常にもこの楽しさはしばらく続きそう。
銭湯行ってみたいなーって思う人がいたら私が背中を蹴ってあげるから行ってきなさい!って感じよ。
うふふ。
なんか爽快な目覚めで、
昨日湯上がりでくたーっとなっててもうご飯いいやって食べなかったから、
余計にその起き抜けの空腹感が絶望的に心地良いわ。
ランチに備えるわ。
なんか気分爽快よ。
緑茶も秋田市ほうじ茶ホッツウォーラーを飲みましたと言うことと共にもうすぐ10時になりますと言うこともあわせて報じちゃいたいわって、
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
▼条件
・首都圏チェーン店のメニューであること。店舗数は多いほど良い。
・イートインのみ。テイクアウトは✕
・税込500円以内。安ければ安いほど良い。割引を含めた価格でも良いが、複雑な条件下の割引はNG。株主優待も✕
・量が少ないのはNG。量は多いほど良い。ただしチャレンジメニューは✕
・トッピングやサイドメニューなど、満足度を上げる要素は盛り込むほど良い。
・+αの要素もあればぜひ
【候補①】
・小諸そば たぬきそば(350円)+二枚がけ(60円) 計410円
大盛りは+30円、二枚がけ(もり)は+60円という破格設定。
たぶん三枚がけ(もり)以上も出来ると思うけどメニューに書いてないからやっていない。
あとネギかけ放題とか、梅干し食い放題とか、ホスピタリティが激高。
かき揚げを揚げた天かすを使ってるから、具も多少入ってるしね。
ここに卵をトッピングしてもいいけど、それは特別な日のお楽しみ。
夏場は二枚冷やしたぬき(410円)と併用してる。
【候補②】
・日高屋 中華そば(390円)+大盛り(クーポンで無料) 計390円
みんな大好き日高屋。
中華そばにはチャーシュー3枚+海苔+メンマが入ってこの値段。さすが。
まあぜんぶショボいけど、そこはご愛嬌。
大盛りにするとだいぶ満足感あるよ。
味は何の変哲もないんだけど、久々に食うと「コレコレ!コレでいいんだよ!」感がすごい。
みんなのオススメなんかある?
みんなの情報をもとに今日のランチははなまるうどんで温玉ぶっかけ(大)にしてみた。
490円!やるじゃん!
とおもってたら外税で500円オーバーした。
お腹いっぱい
ラーメン屋さんでサブメニューのから揚げ5個(660円)を頼んだんだけど、
1つだけ皮だけのから揚げというか皮揚げ(皮センベイみたいな感じw)。
と店員さんにその旨伝えたんだけど、
私が器が小さすぎるんだろか?
あのさ、
銭湯初めてじゃないんだけど、
そんで持ち物も分からなかったので、
桶がなかったら悲しいので洗面器と最低限タオルだけ持って行ってみたのよね。
女湯と男湯の仕切りのところが空中で繋がっていて、
それこそ神田川先生の銭湯世界観で上から石鹸投げてやり取りできるやつってこれかー!って思っちゃいました。
ドライヤーとか自前のを持って行っても良いのか?とか
ああこれでカゴ使ってロッカー入れるんだーって勉強になったわ。
大人の社交場でもあるのね。
そんで浴槽もいろいろあって
熱めのお湯に浸かったり水風呂入ったり、
俗に言う私も整ったー!ってやってみたかったのよね。
熱い湯船に浸かると日頃の疲れが溶け出していくようで、
本当に極楽極楽って行っちゃわないけど言っちゃいそうになりそうな、
もう絵にも描けない美しさで富士山は壁絵がなかったんだけど、
洗い場の隅っこがぬめってるんじゃないかしら?って思ったけど、
そんなこと一切なくって楽しかったし。
帰りに夜風に当たって涼しげにちょっと湯あたりしてくたーとなった身体には気持ちよかったわ~。
そういうの、
一時体調不良となる「好転反応」ってことらしくってそう言うことらしいわ。
でね、
昨日開店間際に行ったので
それでもゆっくり浸かって夕方の5時には仕上がってたんだけど、
いやもうこれ銭湯グッズ揃えなくっちゃ!ってことで、
意外と知らない世界がまだまだあるんだなぁーって
このまま行くともう回数券も買ってしまいそうな勢いよ。
でもあの腰に手を当てて牛乳飲むのはやるのちょっと恥ずかしかったので、
慣れてきたらまたやってみるわ!
うふふ。
トマトジュースともうそろそろ本当にホットコーヒーでいいような気がするけど、
冷蔵庫にベットボトルのブラックコーヒーがあるので飲みきってしまいたいところでもるわ。
そのままチンしてもいいのかしらって思っちゃう。
剥いて輪切りにしてお湯でいただく
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
ものすごい金があっていくらでも贅沢できるとして、それで得られる体験の瞬間的な良さって案外大したことないんじゃないかと思う。
メシはまあうまかろう。高いものはうまいよなあ。でも肉にせよなんにせよある程度以上高いものって味の違いわかんなくないか?わかったとしてもたいした違いじゃないだろ。100g60円の肉と100g1060円の肉だったらけっこう違うと思うけど、100g1060円の肉と100g10万円の肉だったら正直あんまり違いはわからんだろうと思う。つまり、金持ちが全力出して食えるようなメシと味だけみれば遜色ないようなものを庶民もまあ食おうと思えば食える。
住環境なんかもそうで、たとえば部屋にプールを備え付けられたとしてプールに入ってる時の感覚自体は市民プールに入るんでも個人プールに入るんでもまあ一緒だろう。水に身体が浸かってるって点では同じなわけだし。寝具なんかもそうで、デカイ部屋のいいベッドだろうと狭い部屋のショボい布団だろうと目を閉じてしまえばたいして変わらない。
まあ絶対金持ちのほうがいい暮らしだよ。余裕が違うしいつでも楽しめるっていうのはデカい。でも、「金持ちにしかできない(身体的)体験」って案外ないんじゃないか?
Day,3
3日目
まぜこぜの国
キングサイズの快適なベッドと一昨日からの寝不足のせいか、旅先には珍しくグッスリと眠ることができた。
8時前に起き、準備を整える。
今日は本格的にマラッカの街を散策し、ニョニャクエとニョニャ料理が食べたい。
ホテルからタクシーでオランダ広場に向かうGRABは本当に便利だ。
隅々まで清潔とまでいえないマレーシアで、日本を遥かに超える利便性のあるアプリが普及しているのは、もう進歩の順序の常識が20世紀型と全然違ってしまっているのを感じる。
朝ご飯を食べようと思っていた目当の店が定休日だったので、たくさんの人が食事をしているカフェに入る。
壁にメニューがあるが、なんだかわからないので、いちいち調べながら注文する。
メニューに「ロジャック」という文字があり、これがちょっと安い。
なんだろうと思って調べると、定型のレシピというのがない料理で、あるものを色々混ぜこせにして、エビ味噌やタマリンドなどのソースをぶっかけるモノらしい。
家庭料理でよくある「名前のない炒め物」のようなものだろうか。
ナシゴレンとアイスコーヒーで腹ごしらえしたあと、オランダ広場の中心部に向かうと、帽子をかぶったマレー系の男性、傘をさしたチャイナドレスの女性、宝石のティアラをつけたタミル女性が観光客を歓迎する壁画があった。
観光ガイドなどでよく見かけるオレンジの教会を写真に収めたあと、歴史博物館を訪ねる。
中に入ると、イスラム、中華、インドそれぞれの人々を象った人形が並んでいる。
少し歩くと、日本兵の銅像とその背後にはためく日の丸が見えた。
マレーシアは、第二次世界大戦中、日本の支配も受けているのだ。
しかし、きっとマレーの人々は、その全てを「マレーシア」という袋の中に入れて混ぜこぜにてしまうのだ。
2階に上がると、マハティール首相と習近平書記長が握手をしているポスターが下がっている。
でもきっとそれも、ここにやって来た以上は、混ぜこせにされてしまうに違いない。
みると、キルラキルみたいなテイストの絵や、ちょっと前のやたら目が大きいアニメ少女みたいな絵が結構ある。
源流を辿れば日本初、ではあるんだろうが、アニメ・マンガ文化はもうアジアの中で消化されて、若者の身体の一部になっているようだった。
諦めと誇り
オランダ広場を離れ、ニョニャクエを買うことのできる店に向かう。
その場で飲食ができるカフェと、販売店舗があるらしく、カフェのほうに向かう。
その場で食べようと思ったが、異国なので同じ経営のものなのかイマイチ自信が持てなく、ニョニャクエ自体は販売店舗で買って、その場ではかき氷を食べることにした。
外が暑いのだ。
しばらく待って現れたそれは、上に鮮烈な緑のプルプルした虫状のゼリーが乗っておりなかなか日本で見ない見た目だ。
これは「チェンドル」というゼリーで、ベトナムのチェーにも入っていた。
材料は米粉で、鮮やかな緑はバンダンリーフという植物から採った天然色素だ。
すごい見た目に反して抑制の効いた味わいで、かき氷全体も優しい甘さだった。
ここで気づいたのだが、スマホ用に持って来たモバイルバッテリー、そっちはいいが、ケーブルを持って来ていない!スマホの電池が切れたらGRABでタクシーも呼べない。
まあいいか、これから販売店舗のほうに行ってニョニャクエを買うとして、あれは生菓子なので、冷蔵庫にでも入れないといけない。
店舗のほうに行くと、これが製作工場と棟続きで、でっかい台所に秋葉原のジャンクパーツ屋をくっつけた様な店内に、極彩色の色鮮やかなういろうを思わせるニョニャクエが並んでいる。
その一通りとチマキが詰め込まれれた「お得セット」的な詰め合わせと、緑の球体にココナツパウダーがたっぷり振りかけられた「オンデ・オンデ」、日持ちのしそうなパイナップルケーキ、それとこれはその場で食べるための餃子型の揚げパイを買い求めた。
約41リンギット。
1,100円といったところだ。
よし、ホテルに戻るぞ、パイを食べてみると、?、なんだろう中に入っている餡は。
わかった、カレー風味に味付けられたサツマイモのフィリングだ。
こういう発想はなかった。
GRABでタクシーを呼んでみたのだが、遠すぎてブッキングできない。
少し歩くしかない。
歩いていると、どうやら界隈は学生街らしく、ヒジャブを被って制服を着た7〜8歳くらいの子供をワンボックスがピックアップしていた。
さらに少し歩くと、もう少し上の年代の、これもヒジャブを被った少女たちの一段と出会う。
彼女らはマレー系なのだろうが、そこから2人歩き出した姉妹は痩身に浅黒い肌で、美しい黒髪を揺らしている。
きっとタミル系だ。
ヒジャブの一団から離れて歩くタミルの姉妹を見たり、空気として感じたものを考えると、マレーシア人にとって多民族が暮らしていることは「いちいち気にしていたら日常生活が成り立たない」もので、一種の諦めのような感情も想像できないではない。
でも、博物館で見た様な表現の世界では、それに目を背けず肯定的に描いたものが多く、「受け入れるしかない状況」と「それを自ら肯定的に捉え直す誇り」の間で揺れてるのかも知れないな、と思った。
ホテルに戻り、プールでサッパリした後、少し読書をして日本×スコットランド戦の海外ネットユーザーの反応を見る。
皆、感情を爆発させて、とりわけ日本のプレーの美しさに感嘆する声が多い。
レビューを書いているうちは試合状況を追いながら書いているので、淡々としがちだが、改めて見るとたしかに日本のトライは美しい。
感情を動かされるプレーについても、それに動かされた感情についても書いてもいいのかも知れないな。
タクシーをピックアップして、今日こそは、でニョニャ料理のレストランに向かう。
事前に調べたところによると、以前訪ねた日本人のお願いにより、お一人様向けのお任せメニューに対応してくれるらしい。
到着して、ママさんに「このサイトを見せて頼めば良い」とされるサイトを見せてお願いすると、料理の好みや内容に関する軽い質疑応答を経て、3皿とご飯が出てきた。
野菜が入った平たいオムレツ、レタスと思われる青菜炒め、豚肉とそら豆のちょっと辛い炒め物。
たっぷり出て来ると勝手に想像していたので、「意外と普通の量だな」と思ったものの、おひとりさまメニューとしては妥当な量だ。
味わいは中華といえば中華なんだが、豚肉とそら豆の炒め物のスパイシーで奥深い旨味のある味わいが、ナシゴレンの旨味を思い出させ、確かにこれは「中華風マレー料理」だ。
よくよく考えると、イスラム教国のマレーシアで豚肉の炒め物が出て来ると事自体が特殊な事だ。
だいたい830円くらい。
3皿と飲み物を頼んでこれなら安いだろう。
マレーシアの物価について大体見えてきたんだけど、ホテルとタクシーが異様に安いだけで、その他の物価は日本の5割〜6割いといったところだ。
ママさんにお礼を言って店を後にする。
生温い夜風に吹かれながら歩くと、賑やかな屋台市が見えてきた。
ちょっとのぞいて見ると、皆思い思いの料理を頼んで、夜空の下で食事を楽しんでいる。
まだもうちょっと入りそう。
と、みると「ROJAK」の文字が。
あの謎の混ぜこぜだ。
これは行くしかないと思って頼んで見る。
しばらくすると、茶色いソースがかかったなんだかわからないものが出てきた。
キュウリ、タロイモ、ニラ、揚げパンかな?口に運んでみると、ソースにちょっと独特のくさみがある。
肉類は一切入ってないのだが、この強い味付けで単体でも結構食べ応えがある。
においもすぐに気にならなくなった。
フードコートにうろつく野良犬の横で謎の混ぜこぜ野菜を食べていると「これが熱帯の夜か」という感じがした。
ホテルに戻ってサウナに入ったあと、冷蔵庫に入れておいたニョニャクエを食べてみる。
鮮やかな赤、青、緑のそれは、(色以外は)見た目の通り、ういろうを思わせる味で、さすが中華文化を受け継いでいるだけあって上品な甘みだった。
生菓子でお土産としては適さないので、もしマレーシアに来ることがあれば、ぜひ味わった方がいいと思う。
明日はこの極上のホテルをチェックアウトしてシンガポールに向かう旅程になっていたのだが、シンガポールではわずか1泊してまたマレーシアに戻る予定を組んでいたので、行きはともかく帰りの移動に焦りたくなく、先にバスを予約してしまうことにした。
慣れないバス予約サイトと格闘すること1時間半ほど、なんとかシンガポールからマレーシアのバスを予約できたのだが、ここで小さなトラブルが発生。
何度も予約の失敗を送り返していたため、成功した予約の詳細を確認していなく、ピックアップポイントも降車ポイントも当初の旅程とはやや離れた場所になってしまった。
一瞬焦ったが、シンガポールはショッピングモールの前だし、マレーシアは鉄道駅のすぐ近くだったので、これはシンガポールの物価も見られるし、マレーシアの鉄道にも乗れるし、いいかもしれない、と前向きに捉えることにした。
なんとかなるだろう。
なんとかなるのかな。
「スガキヤのソフトクリームは増税で値上がりしても160円。ミニなら110円。この値段でこのクオリティのソフトクリームは東海地方の学生たちの青春を支えているといっても過言ではないでしょう」
東京への出張の帰り道、名古屋に向かう新幹線の中。自由席で三人がけの通路側を確保し、ようやく終わった出張の疲れを癒すため寝入ろうとしたとき、隣の二人組の会話が耳に入ってしまった。話の入りは聞いていなかったが、スガキヤという馴染みのある単語が耳についたのだろう。俺は住まいは三重だが、大学も職場も名古屋であるため所謂ナゴヤメシには思い入れがあった。確かにこのヒゲの中年男性の言う通り、スガキヤのソフトクリームは学生時代よく食べた。
「そうは言ってもラーメン屋でしょ? さすがにソフトクリームだけを注文するわけにもいかないから、学生にラーメンの値段は重いんじゃないですか?」
「なにもわかっていないな」
声に出してしまっていた、と誤解するほど中年男性とシンクロしてしまった。
「スガキヤのラーメンはオーソドックスなメニューで330円。卵を落としても380円と非常にリーズナブルなんだ。それに加えて、スガキヤはイオンなどのモールに出店していることが多く、ソフトクリームだけなんて頼み方も全然アリだ」
より補足するなら、大学やパチンコ屋にも出店している。かくいう俺の通っている大学にもスガキヤのコーナーがあった。
「ふーん」
「おいおい、随分冷めた目だな」
「いやだって、330円のラーメンと言われても。僕が通ってるリストランテなら水ですよ」
「そのキャラなんか懐かしいな」
「そうですか? この前のグラタンときとかもこういう話をしたと思いますけど」
「そ、そうだったな……」
「ラーメンはいいですから、その名古屋アイストライアングルの一つ目がスガキヤのソフトクリームということですね」
名古屋アイストライアングル? 全く聞いたことのない言葉だ。名古屋に有名なアイスなんて他にあっただろうか。
「うむ。110円〜160円というソフトクリームの値段帯としては低層ながらも味量ともに中々のクオリティだ。ちなみに、このミニとレギュラーの差は店員の目分量らしいから、新人バイトが多い4月や5月はミニを注文してもレギュラーの量でくることがままあるらしい、が俺はまだ当たったことはない」
この男詳しいな。俺は一度、ミニなのにレギュラーサイズどころか、明らかにふざけた量のソフトクリームを出されたこともある。
「次だ」
中年男性が手で若い男のツッコミを制し、続きを語り出した。そうだ名古屋アイストライアングルのあと二角だ。
そうか、それがあったか。アイスという枠で考えたことがなかった。
「あー、甘味部の皆さんに奢ったっていう」
「そうだな。なのでここでは紹介を省略しよう」
む。残念だ。俺なら、あえて「おかげ庵の抹茶シロノワール」あたりを勧めたいところだ。おかげ庵は、どこにでもあるコメダと違って、なんと愛知県に7店舗しかない希少な店舗だけに、この中年男性も知らないことだろう。特に杁ケ池のあたりにある店舗はよく通ったものだ。
「そして名古屋アイストライアングルを形成する最後の一角が……」
ごくり、と唾を飲み込んだ瞬間、携帯電話が鳴り出した。
「おっと。お兄さんすいませんね」
そう言いながら二人は電話をしてもよいデッキへ移動し始めた。いやそれより、アイストライアングルの最後はいったい……
「お兄さんすいません煩かったですよね」
喋りかけられてしまった。よほど気になる顔をしてしまったのだろうか。
「い、いえ……」
名古屋アイストライアングル、いったいどの店のなんのアイスだったのだろうか。どうもあの中年男性の物言いからして、大須や栄にある女学生向けのフォトジェニックなアイスクリームではなさそうだ。ううむ気になる。
あの店だろうか、こちらだろうか、いやでも、しかし…… 早く知りたい。そう考えを巡らせていると、いつのまにか新幹線は静岡の辺りを走っていた。名古屋はまだ遠く、あの二人組は戻ってくる気配がない。
そんなことに思いを馳せていたら、新幹線の車内販売がやってきた。少しきを落ち受けるために、コーヒーでも飲むか。
「はい、ホットでよろしかったでしょうか」
無言でうなづく。
「ご一緒にアイスクリームはいかがでしょうか? コーヒーとご一緒ですと、60円お得になります」
ずっとアイスのことを考えていただけに渡りに船だ。ここでアイスクリームを頼まない手はないな。
「こちら大変硬くなっておりますので、少ししてからお召し上がりください」
そういって、席の前のテーブルを倒し、コーヒーとアイスクリームを置いてくれた。しまった、よく考えたらあの二人が帰ってきたときに少し気まずいな。まあ、良いか。今はとにかくアイスが食べたい。コーヒーを飲みながら、アイスが程良い硬さになるのを待つ。それにしても、こうしてアイスクリームが手元にあるからこそ思うのだが、名古屋アイストライアングルとはいったいなんなんだろうか。アイスを食べながら、アイスのことを考える、典型的なデブの発想だな、と自分で面白くなってしまった。
名古屋アイストライアングルの、スガキヤとコメダは名古屋に戻ってからいくらでも食べられるが、最後の一角の正体を見極めないと、いくらアイスを食べてもモヤモヤしていまいそうだ。
いったい……
目の前のアイスクリームは、まだ硬かった。
9月30日、ちょうど切らしてしまったトイレットペーパーを買いにドラックストアへ行った。
増税直前なこともあり売り場はほぼ全滅で、かろうじてダブルのトイレットペーパーが少し残っている程度。
シングルないかー。まあ余裕を持って買っておかなかった自分が悪いしまあいいか、と普通にそのダブルのトイレットペーパーを買った。
そしてその夜、ホルダーにダブルの物を入れいざ使おうと思った時に疑問が浮かんだ。
……ダブルってどのぐらい出せば十分なんだ?
普段家ではシングル12ロール260円ぐらいのものを使っているし、職場でも商業施設のトイレでも使われるのはシングル。
今までダブルなど昔に帰省した祖母の家で使ったぐらいで最後に使ったのはたぶん5年ぐらい前だ。
つまり自分は、ダブルのトイレットペーパーはどの程度出せば拭くのに十分か知らないも同然。
確か祖母の家ではシングルとかダブルとか意識せず普段家で使ってるぐらいの量を引き出した気がするが今になって思う。
ばあちゃんごめん、きっと腹の弱い俺が帰省した時だけトイレットペーパーの消費量おかしかったかもしれない。
祖母の家で使ってしまった量はともかくとして今使おうとしているのは自分の家のものだ。
昔と同じ感覚で使えばあっという間にトイレットペーパーはなくなり、寂しい懐に与えるダメージは少なくない。
ダブルは文字通り紙が2枚重なっている。つまりシングルよりも厚手で水分や汚れを拭き取りやすくシングルほど消費しなくていい、というところまではすぐわかる。
しかし、一体どのぐらい引き出せばいつも使っていたシングルの量に相当するんだ。
いくら考えても貧乏人の自分にはわからなかったので、結局1回目はシングルと同じ感覚で使った。
初めて自分の家で使うダブルのトイレットペーパーは心なしか尻に優しく、月に3回は物理的にブチ切れてる肛門様も今回ばかりは喜んでいた気がする。
たまにはダブルを使うのも悪くない。
100円ショップは貧困ビジネスだ、と耳にしたことがある。160円だせば品の良いものを買える場合でも、思考停止して100円ショップで購入する。目先の金額を選ぶ。質の悪いものを我慢して使い、すぐに壊れ、再度100円ショップで買う。この時点で200円だ。今の日本は政治も教育も経済も、あらゆるところで「貧すれば鈍する」を地でいっている。現実に耐えられない人がいっぱいいて、他者を攻撃してる。MADMAXみたいな世界なんて…HAHAと笑っていたら、精神的にはすでにディストピアに突入していた。こう感じるのは、俺がはてサ界隈をウロウロし続けているからなのか?世の中の多数は「貧すれば鈍する」が進行してるとは感じていないのか?