ものすごい金があっていくらでも贅沢できるとして、それで得られる体験の瞬間的な良さって案外大したことないんじゃないかと思う。
メシはまあうまかろう。高いものはうまいよなあ。でも肉にせよなんにせよある程度以上高いものって味の違いわかんなくないか?わかったとしてもたいした違いじゃないだろ。100g60円の肉と100g1060円の肉だったらけっこう違うと思うけど、100g1060円の肉と100g10万円の肉だったら正直あんまり違いはわからんだろうと思う。つまり、金持ちが全力出して食えるようなメシと味だけみれば遜色ないようなものを庶民もまあ食おうと思えば食える。
住環境なんかもそうで、たとえば部屋にプールを備え付けられたとしてプールに入ってる時の感覚自体は市民プールに入るんでも個人プールに入るんでもまあ一緒だろう。水に身体が浸かってるって点では同じなわけだし。寝具なんかもそうで、デカイ部屋のいいベッドだろうと狭い部屋のショボい布団だろうと目を閉じてしまえばたいして変わらない。
まあ絶対金持ちのほうがいい暮らしだよ。余裕が違うしいつでも楽しめるっていうのはデカい。でも、「金持ちにしかできない(身体的)体験」って案外ないんじゃないか?
それが宇宙旅行。無重力空間。
あーーたしかに!! 天才!!!
でも周回軌道を周遊しようが月に行こうが火星に行こうが、どこも無重力じゃん?わざわざ前澤が月に行かなくてもよくね?
月面だと重力が6分の1になるらしい。