はてなキーワード: 貨幣価値とは
ホームレスとして生きるしかない人の抱える不安感やリスクや普通の生活をしている人へ抱くであろうさまざまな感情、そしてその背後の深刻な社会問題などを、純粋無垢な女の子性で一切目に入らないものとして、あたかも貨幣価値の異なる異国の部族のように接して、きれいでウェットな文章にしているところ。
行政とか電通とかPRとか関係なく無神経できれいごとでグロテスク。
女性ライターが治安が良いとは言えない街に行くということで、たぶん安全対策はしっかりやったはずで(離れたところから男性スタッフが見てるとか、警報ブザーや暴漢撃退スプレーを持参してるとか)、それを書かないのは街のイメージアップのために読者を欺く行為だし、書いたら書いたでポエミーな物語が成立しないし。
あと、もしかしたら性的な関係になるかも、という異性としての感情を微塵も持っていない相手と二人で行動することをデートとのたまう奴はこいつに限らずくたばれと思う。
確かにインフレになれば貨幣価値が下がる、つまり物価が上がるから1万円で買えるものが変わってくる。
ただ、同時にみんなの所得も上がる。なぜなら、インフレということは経済成長しているということだから。
所得が上がれば、貯金額も増やせるし、一概に損するってことにはならないよ。
60〜70年代あたりの高度経済成長期と今を比べるとわかりやすいと思うけど、
その頃に比べて日本は経済成長しているから物価も所得も上がったけど、損したって思ってる人はいないでしょ。
あと経済成長時代に家や土地を買った人は、経済成長すれば支払いが楽になるって利点もあると思う。昔の人が家買えてたのもそういうことだよ。
今は家どころか車すら買えない人が多いのは、初任給を見るとわかるけど、この20年まったく所得が上がっていないから。。経済が停滞しているってこと。
それでいて増税されるもんだから、貧乏になる人と金持ちになる人との差がどんどん広がり続けている。
だからインフレを起こすためには政府が国債発行して民間にお金を流す必要があって、
国債発行は無限にできるけど、今度はインフレが行き過ぎてお金の価値が下がりすぎる(ハイパーインフレ)のも良くないから、
いやいや、、だからこの記事はMMT批判記事って言ってるんだよ。
意図的にわかりにくく書いてるのか、ライターがMMT理解していないからなのか知らんけど。
おかげで、ブコメの大半がわかってないコメントばっかだもんな。
ここでケルトン教授が言いたいことは、「政府は好きなだけお金使っていいのか?」という問いに対して、
国債をいくら発行したのかは気にする必要はないけど、インフレになってきたら自国の経済が回っているということだから、高インフレにならないよう財政を縮小させたり、増税して(回収して)調整しましょうと言ってるだけ。つまり、政府は「財政の健全化」じゃなくて「経済の健全化」を考えて政策を行わないといけないって言ってるわけ。
経済成長にはマイルドなインフレは必要なんだよ。で、そのインフレにするには政府が何もせず市場に任せておけば、勝手に経済活性化してくれるとでも?これが新自由主義社たちの考え。デフレ時はむしろ悪化させてしまう。今の日本が良い例だよね。
だから政府は国債発行(お金を発行)して、財政を拡大させ、減税して、投資や消費を促して生産力を上げなきゃいけない。需要が拡大しすぎて、貨幣価値が下がりすぎると高インフレになってしまうから、その時は逆をやればいいだけなんだよ。
そして、日本のデータが既にそれを証明しちゃってる明らかな事実があるんだから、日本はMMTを批判できないと思うよ。だからマイルドなインフレになるまで(日本はインフレ2%目標にしているんだったらその目標に達成するまで)、国債発行(貨幣発行)していいんだよ。
https://twitter.com/719j4ss62/status/1353131108615917569
ちょっと読んだ時にモヤついたんでしばらく考えていた。
これについてしっかりと論だてできた気がするので、書いてみる。
多分この一文は『欲しい上で資金力を持った人が「買える人」』だということを言っているんだと思う。
そりゃ資本主義の下では資金力がある人が購入券を得ること自体は正しい。
金があれば、「いくらでも払うから寄越せ!!」みたいなドラマの成金みたいなダサいこともできるわけだ。
別にそれをできるだけの余裕のある人だけが欲しがっているならそれでOKだし、それの最たる形式がオークションだろう。
なら
が成立するはずだ。
これ自体は正しいと思う。
本当に『欲しくない人』はソレに対して金を払うなんて馬鹿らしいと思うだろう。
そもそも資本主義の大前提は需要と供給のバランスによる価格の決定によって形成されている。
ここでいう需要は『商品に対して購買力の裏付けのある欲求』だ。
つまり『商品の機能的価値』に対してのみ欲求を持っている人こそが本来の欲しい人である。
しかし転売をやっている人は『商品の機能的価値』ではなく『売買による利益』つまり『投資的価値』に対して欲求を持っている。
まあ欲しいという欲求を持って買っているなら別にそれ自体が悪なわけではない。
上述の通り、資本主義における価格決定は需要と供給のバランスによって決まる。
全市民が欲しいと思わなければ、値は付かないし、
ごく限られた人しか欲しくないなら、高くなるし、
広く欲しがられるなら薄利でも広く売った方が本来は利益になるはずだ。
(品薄商法の方が利益が出るかもしれないし、これは経営上の信頼なんかも影響するんだろうが、僕は専門家じゃないので詳しく知らない)
転売はこの価格の天秤に対して、つりあいを壊して一方的に値を吊り上げているわけだが、
本来の欲しい人に渡らなくなるわけだが、まず最初に被害が出るのは「少ししかお金を出せない人」だ。
この人たちからの需要がなくなると、自然と価格は上がってこざるを得ない。
そうなると次に被害が出るのは「多くはお金を出せない人」になる。
一番でかい規模で見るなら、それが行き着く先は貨幣価値の崩壊だ。
前回の緊急事態宣言の時のトイレットペーパーやマスクのように、生活に必要な物を買うために札束が必要になる世界になり、
ということで大局的に見て、資本主義下において転売は絶対的に悪である。
PS5やSwitch、鬼滅の刃の初版全巻セットが10万や20万になったところで、貨幣価値の崩壊を招くことはまあ確実にあり得ない。
ただし、PS5やSwitchといったその市場の起点になりうるハードウェアが高騰することはその市場自体を崩壊させる要因になりうる。
具体的に何が起きるかというと、ゲーム機ならそのハードに対して利益が出るだけの経済圏を構築できないため、ソフトメーカーが参入できない。
単独成立する商品だとしても、その経済圏に二匹目のドジョウがいないので、商品自体の発展がされず、将来必ず出てくる代替品に淘汰される事になる。
後者については、もしかしたら昨今の呪術へのスイッチによって遅れて鬼滅の刃などを仕入れた転売屋が最も感じているかもしれない。
はじめに経済の専門家はないのだが、こういうニュースわからないと駄目だな。と思いつつ勉強していたらなんとなく分かるようになった人間だ。
なので自由にコメントして添削してくれ。もちろんわざと簡単にするために細部の正確性を犠牲にしたり、追加で説明したい事を省略している事を考慮してくれると嬉しい。(コメントでその当たりを指摘してくれると集合知になっていいかも。気にせずに指摘してほしい)
まず、経済学というのは、なんでも理屈をつけられるものの、結局、何かを予想できるものではない。という事は現実を見ればみなが知っていると思う。
経済は論理では大まかにも説明できない。謎の時代に生きている。逆にいうと飛んでも理論でも簡単に後付けできる。
なので意見がわかれるし、永久に終わらない議論になる。国語の感想が千差万別であるのと同じだ。物理学や統計学のようにはいかない。というのが私の見方である。
まず、基本的な知識として、人類は「金本位制」から「貨幣経済」に移行する事によって経済を大きく発展させた。
金は総量に限りがあるので、お金の動きが物理的な動きに縛られてしまう。
一方で「貨幣」は、「この紙切れを貨幣とする!」と国が決定する事でその価値をみんなが「信用」する事によって、価値が定まっている。さらに今は国家毎に通貨を決めているので、国の間でも貨幣の価値は相対的である。
「貨幣」を生み出す事で、経済は物理的な制約を取り払われ、経済取引の物理的制限がとりはらわれた。これは人類最大の発明であるかもしれない。
例えば、Aさんは100万円を銀行に預け、その100万円が銀行によって別のBさんに金利をつけて貸し出したとする。
Bさんがさらに別の銀行に預けたとする。そうすると、Aさんが預けた100万円と、Bさんが別の銀行に預けた100万円で、合計200万円が計算上は存在する事にある。
これが「信用創造」だ。物理のお金は増えてないのに、銀行の帳簿上のお金が増えていく。
Aさんは100万円持っていると思っている。Bさんも100万円を持っていると思っている。いつのまにかお金を持っている人が増えている素晴らしい。
こうやってお金が巡っていくと、物体として存在する実在のお金(マネタリーベース)よりも、帳簿上のお金(マネーストック)が増えていく。これがどれだけ増えているかが経済の指標だ。
経済が回っている(上向きに)というのは、この「信用創造」が生み出されている状態を言う。
逆に言うと、誰もお金を借りてくれなければ「信用創造」は生まれないわけだ。その状態は経済が停滞していると言う。
日本政府が行っているのは、現実のお金「マネタリーベース」を増やす事で、お金を借りる人が増えて「マネーストック」が増えるのでは?という事だだった。
だがみんな知っている通り、これは上手く行ってない。
当たり前だ。普通に考えて、別にお金がだぶついたから借りる人が増えるわけではない。
ただ、実は上がる可能性も万が一にも無いわけでもない。予想ができないのだから。なので、論理的でなくても、全否定も嘘になっていまうのが、難しい所なのだ。
さて使われないお金は、政府の支出として税金として使われているはずなので、民間には流れているわけだ。マネタリーベース(物体としての通貨の量)は確実に増える。
ただ、銀行は金利を稼ぐビジネスだ。ただお金を眠らせていると自分達の食い扶持が稼げない。
銀行はあなたのお金を投資に使うし、失敗すると銀行は倒産する。倒産すると、あなたの預金は、上限1千万までしか戻ってない。
いづれにしても、余ったお金は、そうして株式市場や債権市場に流れ込む。
日本の経済が株式の価格とかけ離れている事が指摘されているのはこれが理由だ。
同時にこうしたお金で底上げされた市場に対して、お金の供給が止まるとどうなるか。
市場の参加者は「あ。もうこれ以上あがらないな」と思ってお金をマーケットから引き上げるだろう。
なので、実体の伴わない株価の大暴落が始まる可能性がある。なのでもう止められないのだ。
ちなみに、株をやっている人の間では、金融緩和の話が出る度に「いやー。儲けさせてもらって悪いな」と話題になる。
今、コロナで全体として企業業績が市場最悪なのに、株式市場が上げているのはそういう理由だ。
いずれにしても、日本のように国債を発行して、それを日銀が無尽蔵に買う事で、刷ったお金が結局は、そう言った取引に流れているわけだ。
通貨発行量を十分にコントロールして、株価が成長しているアメリカの経済と比較すると異常だ。と言われる背景はここにある。
国が国債を発行し、それを日銀が(銀行を経由して)間接的に買うことで、日銀はマネタリーベースを増やしている。
ただ、無尽蔵にお金を印刷すると、そのお金は価値がないと見なされる日が来る。
なんせ、貨幣は金と違って紙切れなのだ。こうしてインフレが発生する。だが、日本円はまだその価値を保っていると言える。何故かはわからない。なぜなら根拠も無く印刷され、物理的に増えてしまった日本円の価値は論理的には下がっているはずなのだから。
だがマーケットとしては、まだそう言った反応はしてない。これは一重に「日本」が信用されているからとしか言いようがない。
ただ、一方で、日本円は既に貨幣価値に対する論理的な(物理的な?)根拠を失っていると言える。なので一度、価値が下がりはじめると、止まる要素が無い。と言われている。
だが「借金を返さなくても大丈夫だ」という主張をする人は「信用」という部分については触れない。もっとテクニカルに「日銀がお金を刷るから借金ではない」という話だけをしている。
それはそうだ。無からお金を生み出しているから誰にも返す必要はないのだ。
さて「国債」はやがて「償還」(利子をつけて国債を買ってくれた人に現金として返す事)を行う必要がある。
日銀は「国債」をたくさんもっているので、5年だったり10年の償還期限があり、期限が来たら、政府に現金を利子をつけて返してもらう必要がある。
これが「借金」と言われる所以だ。ちなみに、国債は金融商品なので、民間人でも購入する事ができる。期限が来たら利子をつけて政府がお金を返してくれる定期預金のようなものだ。
だが。日銀は国債の償還を、期限が来ても政府に迫らない。なぜならば日銀は政府の子会社のようなものだから、政府のいいようにコントロールできる。
でも決まりとして償還期限が来たら何かをしないといけない。それが経済のルールだ。
そのため日銀は、お金を返してもらうと同時に、新しい国債を買うのだ。
これを繰り返す事で、政府はお金を返さなくてよくなる。実質として「無期限の国債」というものができあがる。
政府は、日銀からどんなにお金を調達しても、そのお金を返す必要が無い。というからくりはこういう仕組みだ。
ちなみに正確には、政府から国債を買っているのは銀行だ。そして銀行から日銀が買っている。
わざわざマーケットを通して取引しているのは、そこに「市場の原理」が働いているように見せかけるためである。
だが実際にはみんなが知っている通り、国債は全て日銀に流れて行くのだが、そこは「建前」が必要なのだ。
ちなみに「日銀のバランスシートが-」などと言ったり、いろいろ視点を変えて話を難しくする事もできるが、基本はこんな感じだ。
今、各国がコロナ対策のためにやむを得ず、お金を大量に印刷している。
経済の刺激に使うためだ。
そのために現在起きているのが何か。というと金の価格の上昇だ。
もともは「信用」という「気分」によって維持されている貨幣が、貨幣の大量印刷によって物理的に価値が下がってきている。
その信用が崩壊する万が一の状況に備えて、物理的な価値が維持される「金」に資産を変換しておこう。という人々が出て切るのが現状だ。
日銀と安藤議員の会話に「国債残高が減るとマネーが減少します」という事は「日本国民は間違いなくまずしくなる」という事です。会話がある。
これは、よく知らないと正しい会話に聞こえるが、ハイパーインフレで、マネーがたくさんある国を想像して欲しい。その国は豊かな国だろうか?
もしこれが「金」のように価値がある程度固定されてものであれば、たくさんあれば良いにこしたことがない。
お金というのは、量が意味もなく増えると価値がなくなり、「信用」というものに基づいているため、こうした勘違いが起きる。
一方で「信用創造」で帳簿上のお金が増えるのは意味がある。それは経済が回っているからだ。
そう言ったケースでは、お金の需要が高まっているため、「マネタリーベース」もわずかに増やしてあげないと、いくら帳簿上でお金が動くと言っても、市場でお金が上手く回らない。
経済が上向いていると、貨幣の流通量があがあり、わずかにインフレになり、インフレの目標を設定するというというのはこうした背景になる。
ただ、国がただお金を刷って市中に回して「マネタリーベース」が増えるのは、実体の経済を何も伴ってないため、貨幣の価値を落とすだけなのである。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 99 | 15446 | 156.0 | 39 |
01 | 49 | 10870 | 221.8 | 63 |
02 | 37 | 4377 | 118.3 | 37 |
03 | 16 | 1270 | 79.4 | 48.5 |
04 | 6 | 906 | 151.0 | 103.5 |
05 | 11 | 533 | 48.5 | 22 |
06 | 13 | 1811 | 139.3 | 62 |
07 | 36 | 3487 | 96.9 | 40 |
08 | 64 | 5460 | 85.3 | 36.5 |
09 | 115 | 6425 | 55.9 | 34 |
10 | 97 | 11206 | 115.5 | 39 |
11 | 181 | 15409 | 85.1 | 45 |
12 | 198 | 13864 | 70.0 | 35.5 |
13 | 230 | 18831 | 81.9 | 45 |
14 | 194 | 17212 | 88.7 | 44.5 |
15 | 231 | 17620 | 76.3 | 35 |
16 | 178 | 10891 | 61.2 | 43.5 |
17 | 93 | 7222 | 77.7 | 35 |
18 | 151 | 13720 | 90.9 | 35 |
19 | 199 | 16415 | 82.5 | 36 |
20 | 173 | 13747 | 79.5 | 40 |
21 | 173 | 17750 | 102.6 | 40 |
22 | 180 | 14739 | 81.9 | 36 |
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1日 | 2854 | 250915 | 87.9 | 39 |
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6675314(4069)
私自身の経験に基づけば、商品貨幣論は小さな集団では確かに成り立つ。
無論、歴史的な価値が生み出される経緯が商品貨幣論で説明できるとは思わないが、貝貨のように債券として機能しないものが存在していたことも事実である。
Twitterに書くには長すぎたので私の小学校高学年時代の経験を書く。
私が小学校高学年の時は珍消しゴムのトレードが流行っていて、各々の価値基準に基づいたレートで物々交換が行われていた。
香りのついた練りけしをはじめ、フィギュアのような消しゴムや、機能性押しの消しゴムも人気だった。
私は牛乳キャップを使ってコマを作るのが好きだったから、よく消しゴムを買っていってキャップと交換してもらっていた。
しばらくすると牛乳キャップには何枚かで消しゴムと交換可能な程度の価値があるという認識が学年中に広がった。
交換用に消しゴムを買うのにもお金がいるので私は作ったコマを牛乳キャップ何枚かと交換しだした。
私のコマは人気で、私がより多くのキャップを欲したこともあり、一番多いキャップを出した人とコマを交換することにした。いわゆるオークションである。
ところが牛乳キャップの入手手段は限られていたため、入札額にも限度がある。
すると持っている珍消しゴムを売りに出す人、新しいコマを買うために古いコマや作ったコマを売る人が現れ、牛乳キャップが珍消しゴムと交換する以外の価値を持つようになった。
元々コマに興味が無く、消しゴムに飽きた女子は好きな男の子に牛乳キャップを独占的にあげたりしていた。
しばらくすると、コマや消しゴムを牛乳キャップの形で保持する人が出始めた。学年内に流通しているコマや消しゴムは目新しい物の価値が高く、古くて見飽きた物は価値が下がる傾向があった。つまり飽きたなら価値があるうちに牛乳キャップに交換して持っておく方が良い。そうこうする内に消しゴムやコマのブームは去り牛乳キャップは交換券として機能しなくなったが、価値あるものと交換した牛乳キャップは誰も捨てなかった。
この時点で牛乳キャップそのものが貨幣価値を持ったように思う。
月日は流れ、自作カードのブームが来た。担任が自分で作ったカードなら学校で遊んでも良いという発言をしたためである。
UNOを皮切りに遊戯王やデュエルマスターズなど当時はやっていた各種カードゲームを学校で遊ぶため、私含め工作好きな2、3人がパックを手作りしてキャップと交換した。
トレーディングカードゲームの類はある程度枚数が無ければデッキを組む楽しさが味わえないため、かなり苦心してカードを大量生産した。パックで出たデッキに不要なカードはやはり牛乳キャップでトレードされ、各々デッキをくみ上げていた。なお、肝心の私は自分のデッキを顰蹙を浴びない程度に自作できるので、得たキャップの使い道は殆ど無かった。
またしばらくしてカードゲームに飽きた私は、パックを作りつつも今度はルーレットを始めた。キャップ工作が廃れ、毎日給食から供給されたことで大量に増えて消費先のないキャップを、大量に消費してやろうという考えだった。段ボールと画鋲で作ったルーレットでも中々中毒性があり、はまる人が出てきた。
大量にキャップを持っていた私はルーレット一回につきレートに応じたほんの少しの手数料を取って、掛け金の合計から足りない分は自分のキャップを出すという形にした。これが恐ろしい発明だった。ルーレットは全員負けることが少なくない上に主催者である自分は絶対に一定の手数料が入ってくる。キャップは消費するどころかどんどん増え、ジャンキーたちの要望により高レートルーレットの開催が増え、さらに儲かり、顧客は借キャップをし始めた。高利貸しや融資を募る人、親が儲かることに目をつけてカジノを始める人が発生し、授業の合間の休憩時間の教室は狂気のカジノだらけになった。
このあたりは最早脱線しているが、要は最初は消しゴムの交換券でしかなかった牛乳キャップが消しゴムトレード文化の衰退に伴い、消しゴムの価値を吸収し、それ自体で価値を持った訳である。
さらにカジノという、価値を物の購入以外で消費する文化が発生したことで、価値の維持に消耗品が必要なくなった(消しゴムやコマは消耗品なので、交換券としてのキャップが価値を持ち続けるためには常に新しく消しゴムかコマが存在する必要がある)。
つまり結果として、物々交換➝金の交換券としての兌換紙幣(貨幣)→金との交換の保証が不要な不換紙幣(貨幣)と商品貨幣論が実践されたように見える。これが私の経験である。
小学生程度の知性でこのありさまなので、当然長い歴史の中で小さなコミュニティにおいて商品貨幣論的過程で貨幣が価値を持つことは十分に考えられる。貝殻には装飾といった需要があったことを考えれば、貝貨が牛乳キャップ的過程で普及してもおかしくはないだろう。商品貨幣論でよく説明される金が扱いづらいから兌換紙幣が生まれたというような説明を用いずとも兌換紙幣が発生しうるという話でもある。
余談:
・毎日給食で供給されるキャップがあるにも関わらず、過度のインフレが起こらなかったのは、私のような銀行的振る舞いをする人やため込むのが好きな人がいてキャップをため込んでいたからである
・カジノ時代になると、資金が付きそうになったギャンブラー銀行家が他人の預金を使ってギャンブルをしたため、微妙に信用創造的なことも行われていた
・高利貸しがいる以上破産はするが、破産者には多少恵んでやるという暗黙の了解があったため、破産しても1、2週間程度で復活できた
100円ショップのもんが108円じゃなく110円に値上がりして今ある貯金が2%分だけ価値の目減りするとおもってるから反対なんやろ
その分いろいろなところで国家サービス還元されるならいいんじゃないのとわいは思うけどな
それはそれとして高卒でも投票しないと国産車が大好きなおっさんへのサービスのための円安で貨幣価値目減りさせられたりするぞ
牛丼屋でもマクドでも同じ値段のままどんどん内容量が減っていくぞ
投票したということがえらいおっさんたちへの抗議になる とりあえず投票先はどこでもいいぞ
職場の上司がここの党にがんばってもらえればうちの給料あがるんだけどな~ちらっちらってしてきたらそこに従うっていうのでもいい
嫌いな上司だったら反抗してもいい
30~40年前は高等教育の費用はただ同然だった https://oshiete.goo.ne.jp/qa/5531872.html
昔と今の貨幣価値が違うので何とも言えませんが、
1949年当時(60年前)は3600円でした。(ちなみにこのころ、上級国家公務員の初任給約3000円)学費が現在の貨幣価値に直すと、26万円くらい。
1963年には1万2000円。(現在の貨幣価値になおすと16万くらい)
そこから9年後にいきなり
1972年に3万6000円になりました。3倍のUP。当初からは10倍です。
そして、年々値上げされ、
2004年には各大学の判断で基準額に上下するようになった。・・・が、
妙なルールでみな横並び。今は53万5800円かな。
おや、昔は1か月の給料以下くらいだったのが、今では2カ月分の給料
ですね。
1/3.36 三分の一以下ですね。
ということで、事実です。
【4368153】昔の大学授業料はタダ同然であった!!! https://www.inter-edu.com/forum/read.php?1254,4368153
昔と言っても1978年ぐらいのことだが、
調べたら色々と出てくる。 GPIF、過去最大のマイナス運用14.8兆円 株安響く=18年10─12月期実績 | ロイターとか。
こういうニュースを機に、積立金とかに加えて公的年金制度そのものへのよくある誤解に対して何とかしたいなとおもったので簡潔にできるだけわかりやすいように書く。
不正確な点については指摘してください。
現在の日本の年金制度は賦課方式といって、現役の人が引退した人の給付を負担して高齢になったら現役世代から給付を受けるという制度になっている。
この説明は正しい。ただこの説明は少子高齢化に伴って、3人の現役で1人を支える騎馬戦方式から一人が一人を支える肩車方式になり、現役世代は高い負担を強いられる一方で、今の現役世代が引退するころには現在の給付額よりも少ない額しかもらえない…というイメージを我々に与える。
ところが、世の中にはもう一つ、こんなことは起こらない年金のやり方がある。積立方式である。これは、現役の時の掛金を一人一人ずつについて積み立てて、それを運用してある程度増やしたものを老後に給付してもらうという方式である。この方式は自分の老後を自分で支えるから、騎馬戦だの肩車だのと言った問題は起こらない。解決である。
と言いたいところだが、これには落とし穴がある。
年金はなんのために受給するのか。それは多くの人にとって老後だろうが現役だろうが必要となってくる衣食住に加えて医療などの生産物を手に入れるためであると思う。ではそれは誰が供給するのか?
それはまあ考えなくてもわかると思うが、あなたが年金を受給するときの現役世代に他ならない。少子高齢化が避けられないなら彼らによる供給量は当然今の水準より小さくなる。当たり前だ。生産者世代自体がシュリンクしていくのだから。つまり、社会全体が取り合うパイが小さくなっているのだから当然現在より貨幣価値は下がる。ということはお金を積み立てておいて、2,30年前といった時期からお金を蓄えて将来の生産物への請求権を確保したつもりでいてもこれでは全然ダメになるだろうことは予想がつく。結局のところ、年金としていくら支給されようとその時代の生産物を確保できなければ意味がないのである(また、このことは現代の日本において、“若いうちに老後のための費用を貯蓄して自らの老後に備えるべき”という人口に膾炙した考え方も実は誤解である事を示しているのは注意に値する)。
つまり、年金制度において一番重要となるのはその時代における生産物。これを心に刻んでほしい。
積立方式は生産物という観点から見ると問題があるのがわかった。現在の日本のみならず多くの先進国で行われている賦課方式ではこれは問題にならないことがその制度から明らかだろう。
では冒頭にあげたようなニュースにでてきたような積立金はどうだろう?ちなみに、現在の積立金の総額はおよそ2,3年分(正確な数値は忘れた。別にここではさして重要でない)の給付を賄える額である。そして今後100年において年金給付の1年分になるまで積立金を使う事になっている(厚生労働省の公的年金の財政検証のページを見てほしい)。今後やっていけなくなるから積立金を切り崩すと言ってたコメントを見た気がしたがそれは単なる知識不足によるものである。
ここで重要となるのはこの今後100年分の給付における積立金の割合はたったの10%程度であるという事実である。これは調べればいくらでもエビデンスが出てくる。何を言いたいかというと、年金制度において積立金は貯金ではなく、単なるバッファーとしての役割を持つものなのである。つまり年金制度の維持という観点からみると、積立金の運用成績による短期での増減は全体から見てあまり大きな問題ではなく、一番重要となるのは掛金の増大をもたらす賃金の上昇および、社会の生産物を増やす人的な資本の増大なのである。
加えて指摘しておきたいのが年金の未納の問題である。これまでの説明からある程度分かるとは思うが、年金は貯金ではなくて保険なのである。保険では当然ながら掛金を支払わない人には保険金は支払われない。年金でも同様となる。つまり、未納分による保険料の分は当然、バッファーの役割を果たす現在の積立金から支払われるが、その未納者が給付を受ける年齢になっても給付分は支払う必要がなく、“浮く”ので結局未納分を取り返せることになるのである。なので未納によって保険料を支払っている人の年金が破たんすることはない。だから、年金を多く支払っているであろうはてなのメインユーザーの皆さん、安心してください。
もちろん、今の年金制度が完璧なのかと言われれば当然そんなことはないし、課題は山積している。ただ、現在の多くの人々が持っていると感じている年金制度に対する誤解を解きたいと思ってこの文章を書いた。