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はてなキーワード: 未来とは

2023-12-02

はてなシャドウバンになってたかアカウントをやめようかと考えている

日ログインしていない環境からふと思って

はてブコメント欄に行き、自分コメントが人気コメントから消去されていることに気づく

そのコメントは100以上スターを貰っていたので

多分人気云々のプログラムではないだろう

それで自分過去で人気になったコメントを見たところ

まあ、全てにおいて人気コメントから消えている消えている

Twitterでいうところの、シャドウバンになっていることに気づいた

コメント自体は消えていないので、シャドウバンではないとはてなは言う腹っぽいやつである

いや、シャドウバンだろ。これ

はてなシャドウバンあったんだな

原因は多分私を非常時にしている人が一定以上になると自動バンかけるとか、そういうフィルターがあるんだろうが考えてもしょうがない。どうせ明かされないので

ここまで書いて気づいたけど、最近コメントがどぎついアカウント人達アカウント停止してた理由これなのか。そりゃ止めるわ

次にやることは2つに1つ

・このままアカウントを続ける(未来永劫人気コメントにはならない)

アカウントを再作成する

私は後者を選ぶことにする可能性が高い

このままコメントをしても(どうせ人気コメントにならないんだよなぁ…)ということを考慮してしまう。

別に狙ってスターを貰ったコメントなど一つもないが

あれば少し嬉しいものではあるのだ

今日の午後にも作業に取り掛かるが、正直めんどいなぁ

人形祈りを得た時神となり

その未来を支える支えとなった

人間人形祈りし時より、挑戦者となり

誓いを果たすための役割を得た。

達磨にしても

人には言えぬ思いを託された人形目的を与えられたも同然であった。

心願成就した暁には灰となりて消え行く事を

定めとされた事を知っているのか、知らずにいるのか。

満ち足りた顔をしているのか、それとも慚愧に堪えない顔をしているのか

それは見た者次第である

2023-12-01

anond:20231201224953

ギリアン秘密

ギリアンは、夜の闇が村を包むと、一人静かな家の中で燭台の光を眺めながら過去を思い返していました。彼の心は深い悩みで満たされており、柔らかな声が震えることもありました。彼は言葉を紡ぐごとに、過去の失敗を覆い隠す繊細な言葉の網を編んでいきます。一方で、彼の心の奥底では、真実虚構境界線がぼやけていくのを感じていました。

「こんなにも、言葉は強力なのか...」彼はつぶやきます。彼の目は遠くを見つめ、彼の心は自己反省の海に浮かんでいました。「でも、これが僕を救う唯一の道だ。」彼の言葉は静かで、しかし決意に満ちていました。

彼の心の中では、言葉の力が彼の過去を塗り替えるたびに、新しい自分が生まれ、古い自分が消えていく様子が描かれていました。彼は自分の行動に疑問を抱きつつも、この秘密を守るために言葉魔法に頼るしかないと信じていました。この深夜のひそやかな時、彼は自分自身との葛藤と向き合い、新たな一歩を踏み出す勇気を見つけていました。

エリナの疑問

エリナは、村の静かな図書館で、ほこりっぽい書物の間を熱心に調べていました。彼女の眉間にはしわが寄り、時折深くため息をついていました。彼女ギリアン言葉の背後にある真実を知ることに強い関心を持っていたのです。灯りのもと、彼女は一冊一冊の書物を丁寧にめくり、ギリアン過去に関する情報を探っていました。

「なぜギリアンあんなにも言葉を慎重に選ぶのだろう?」エリナは独り言を漏らしながら、ページをめくり続けます。「どこかおかしい...」彼女の心は疑念で満たされつつありました。

夜が更けるにつれ、エリナの瞳は疲れとともに真実を求める光を宿しました。彼女自分の考えに自信が持てないことが多いですが、この問題に関しては違いました。彼女は何か大きな秘密が隠されていると感じており、その真相を突き止めることに強い意志を見せていました。

「この中に答えがあるはずだ...」エリナはそっとつぶやき、次のページをめくりました。彼女の心の中では、ギリアン言葉の謎を解く鍵を見つけることへの期待と不安交錯していました。彼女は夜通し調べ続ける決意を固め、真実を探る旅を続けていきます

言葉の録音

その日、ギリアンは村の広場で人々を集め、自分の「魔法秘密」について熱心に語り始めました。彼の声は柔らかく、言葉は巧みに選ばれていましたが、エリナはその中に何か不自然ものを感じ取っていました。彼女の心は疑念で満たされ、真実を知るための決意が固まっていました。

エリナは群衆の中に静かに紛れ込み、小さな録音機を慎重に操作してギリアン言葉を録音し始めました。彼女の手はわずかに震えていましたが、その目は集中の光を放っていました。「これで何か手がかりがつかめるかもしれない」と彼女は心の中で思いました。

ギリアン自分言葉に自信を持っていましたが、エリナはその言葉の裏に隠された真実を見抜こうとしていました。録音機はギリアン言葉を一つ一つ捉え、エリナはその内容を精密に分析する準備をしていました。彼女の心は、この行動がギリアン秘密を暴く鍵になることを強く望んでいました。この瞬間、エリナはただの少女から真実を追求する探偵へと変貌を遂げていました。

真実の公開

エリナがギリアンの録音を公開した時、村の広場は緊張で静まり返りました。録音が再生されると、村人たちはギリアン言葉真実を知り、その驚きと困惑の表情が広場に広がりました。ギリアン言葉の裏に隠された意図と彼の過去の失敗が明らかになったのです。

しかし、村人たちが最も驚いたのは、ギリアンの反応でした。彼は怒りや否定ではなく、深い反省謝罪言葉を選びました。「私は間違っていました。過去の失敗から逃れようとして、皆さんを欺いてしまった。本当に申し訳ありません」とギリアンは静かに言いました。

その瞬間、エリナの心は複雑な感情で満たされました。彼女の行動が真実を明らかにしたことには満足感がありましたが、同時にギリアンの素直な反省には感動さえ覚えました。村人たちの反応も様々でしたが、多くの人がギリアンの誠実な態度に心を動かされました。

この出来事は、ギリアンにとってもエリナにとっても、そして村全体にとっても重要な転機となりました。ギリアン自分過去と向き合う勇気を持ち、エリナは真実を追求する力を証明しました。そして村人たちは、誤解や偏見を超えて互いを理解し、許すことの大切さを学びました。この日以降、村はより強く結束し、互いに支え合うコミュニティへと成長していきました。

教訓と成長

この一連の出来事を通じて、村の人々は言葉の持つ力と個人責任について深く考えるようになりました。村の長老集会を開き、みんなが集まる中で、言葉が持つ影響力とそれに伴う責任について語りました。「私たち言葉は、他人人生に大きな影響を与えることができます。だからこそ、私たちはその力を正しく使い、誠実であるべきです」と長老は言いました。

エリナはこの出来事から多くを学びました。彼女自分の行動が村に与えた影響を見て、自信を持つようになりました。彼女真実を追求する勇気を持ち、正義感を持って行動することの重要性を理解しました。

一方、ギリアン自分自身と向き合い、過去の失敗を受け入れることで、新しい人生を歩む決意をしました。彼は「私の過ちが、皆さんに教訓となったなら、それが私の新しい始まりです」と村人たちに話しました。

この経験を通じて、村の人々はお互いをより深く理解し、支え合うコミュニティとしての絆を強めました。言葉の力と責任についての教訓は、村人たちの心に深く刻まれ、これから人生に大きな影響を与えることになりました。エリナとギリアン、そして村全体が、この出来事を通じて成長し、新たな未来へと一歩を踏み出したのでした。

言葉重要性と真実価値

エリナとギリアン物語は、村にとって重要な教訓を残しました。この一連の出来事を通じて、村人たちは言葉重要性と真実価値を深く認識するようになりました。言葉がどのように他人に影響を与え、時には人生を変えることができるのかを理解し、真実を大切にする心を育てました。

エリナとギリアン物語は、次世代の村人たちにも語り継がれるようになり、子どもたちには物語を通じて教育が行われました。彼らの経験は、言葉を慎重に使い、真実尊重することの大切さを教える貴重な教材となりました。

また、この物語は村のコミュニティを強化しました。村人たちはお互いをより深く理解し、互いに支え合う関係を築くようになりました。エリナとギリアン自身も、この出来事を通じて成長し、新たな自分を見つけることができました。

エリナの勇気ギリアン反省は、言葉の持つ力と責任、そして真実を大切にする心の重要性を村全体に伝えました。彼らの物語は、村の歴史に不可欠な一部となり、長い間語り継がれることになったのです。それは、言葉真実が人々の心と社会に与える影響を永遠に思い出させる物語として、村の文化の一部となりました。

「Chat GPTを使ったことがない人は人生を悔い改めたほうがいい」

 この間、ソフトバンクの孫会長が「ChatGPTを使ったことがない人は人生を悔い改めたほうがいい」と何かのプレゼンで話していたらしいことを知った。

 見下されたように感じて正直腹がたったのだが、ちょうど女の子デートする予定がありどんなお店を選べばよいのかさっぱりだったので、ChatGPTに相談してみることにした。

  私「新宿駅周辺で女の子と夜に食事するのに適切なお店を教えてください。お互い大学生です。」

  ChatGPT「ぐるなびで調べるのが良いと思いますよ(要約)」

 生涯で彼女いた事無し22歳童貞の知見では手に負えないかビッグデータに頼ったのだが?無能やん。と、その時は思った。

 その後、その女の子告ったところ「あなたのことは恋愛とかそんな感じには見てない」的な理由で振られ、失意の中で卒業研究に励むある日、ふたたびChatGPTを使うこととなった。

 実験で得た複数データのばらつきを評価することになった。こういった評価には、標準偏差一般的に用いられている。標準偏差高校1年(数Ⅰ)で習う内容だが、なぜ標準偏差でばらつきが評価できるのか、恥ずかしながらよく理解していなかった。特に分散を求めるに当たりどうして2乗するのかサッパリだった。

 公式だけ知りたければGoogle検索で十分だ。しかし、その公式の成り立ちや意味を調べようととしたときGoogleオンリーだと結構難しくて時間がかる。複数サイトを巡り、様々な情報を関連付けながら理解する必要があるからだ。

 というわけでChatGPTの出番が来た。

私「標準偏差の求め方について教えてください」

ChatGPT「標準偏差は、データセット内の個々のデータ点が平均からどれだけばらついているかを示す尺度です。標準偏差を求める基本的な手順は〜(手順を5ステップに分けて丁寧にわかやす説明してくれる)」

私「分かりやす説明してくれてありがとうございます分散を求める過程で、なぜ平均の2乗するのでしょうか。」

ChatGPT「平均を2乗する理由は、主に以下の2つの目的があります。1.負の値の影響を排除する 2.ばらつきの大きさを強調する 〜中略〜 そして、標準偏差はその平方根を取ることで、元のスケールに戻します。」

私「なるほど!標準偏差は元のスケールに戻っているから、母集団と同じ単位で扱ってよいのですね?」

ChatGPT「はい、そのとおりです!」

 目から鱗だった。コイツ有能じゃないか。私は学習塾バイトをしているのだが、私が生徒に教えるよりも、教室にあるiPad渡して「chatGPTに聞いて」と言ったほうがよっぽど分かりやすくて良いじゃないかと。「AI仕事を取られる!」と巷は大騒ぎだが、まさか自分仕事が、直ちに危機的状況にあるとは思っていなかった。

 しかしながら、実際に塾講師仕事絶滅することは無いと思われる。塾講師仕事は「生徒にわからない所を教えること」と思われがちだが、実際には生徒のマネージャーという意味合いが大きいかである

 生徒が苦手な問題を見つけてカリキュラムを考える事はもちろん、宿題をやってこない生徒に居残りさせるとか、授業中に雑談したりスマホ弄ることを止めさせるとか、そういったフィジカルで泥臭い仕事結構多い。そして、泥臭くて人間臭い仕事は、AIよりも人間が得意とする分野だ。

 例えば、居残りしなければならない生徒が、授業後にしれっと帰ろうとしているとする。スマホの中にいるChatGPTが「居残りしましょう」とアラームを鳴らすのと、おいおい何帰ろうとしてるのかな?と生身の先生が声をかけるのとでは、生徒に与えられるプレッシャー結構違うのではないだろうか。

 大抵の児童/生徒はなかなか自主的勉強できないものである自主的勉強できない生徒や児童勉強やらせるためには、適度なストレスをかける必要がある。ここで言う「ストレス」とは、叱りまくって体罰を与えるような暴力的ものではなく、自宅のリビングとは違って少し緊張感を感じる自習スペースとか、宿題テスト出来栄えを授業で毎回チェックされるとか、そういったものである。そして、生徒の肉体的/精神的な体調を考慮しながら、適度なストレス子供にかけるという価値は、学習塾提供する価値として大きなウェイトを占めており、それは生身の人間からこそできるものである

 そういった感じで、今後は生徒のマネジメント業としての性格が強くなりながら、学習塾ビジネスは今後も残り続けるものと思われる。多少なりとも雇用は減るだろうが、学生バイト講師募集が減るくらいだろうし、(私の塾では)どの教室万年人手不足なのでむしろ好都合だろう。

 あと数ヶ月で辞めてしまバイトだが、私は自分仕事価値を感じられて満足した。しかし、研究室を出て駅に向かう道中、歩きながらもうしばらく考えたときAI教育に与える影響はかなりヤバイのではないかと思うようになった。

 私は近い未来について、こんな想像をした。

 近い未来、というより現時点で既ににそうなっているが、分からないところを教えるのはAIがやってくれる。お金時間もかからないChatGPTが、塾や学校先生より分かりやす解説してくれる。自主的勉強できる子供はchatGPTを始めとしたAIをどんどん活用し、今まで以上に短い時間と少ない出費で、ぐんぐん成績を伸ばしていく。家庭では子供勉強にかかるコストを抑えられるからスポーツなどの課外活動によりお金をかけることができる。子供課外活動で様々な経験を得られ、勉強以外の能力もどんどん身につき、文武両道エリートとして育っていく。

 しかし、自主的勉強できない不まじめな生徒はどうだろうか。自主的勉強をやらないためプロによるマネジメント必要とし、学習塾に入れられることになる。学習塾での勉強金銭的にも時間的にも重荷だが、AI活用できる優秀な生徒には追いつけず、何もしないよりはマシな程度に留まってしまう。一方課外活動については、学習面にかかる金銭的・時間的なコストの圧迫を受け、こちらも満足いかないものになり、中途半端レベルに留まってしまう。

 子供大人に成長し、社会に出てからもそれは続く。要領がよくやる気がある人間は、学生時代から使い慣れたAI活用して沢山のことを学びながら、ガンガン仕事をさばいていく。それができない人間は取り残され、仕事を選べなくなり、さら希望を失う。「AI仕事を奪われる」と言われるものの、実際に仕事を奪うのはAIのものではなく、AIにより教育されたエリートである

 もちろん、こういった格差はずっと昔からあった。そして、今現在もある。だが、これがAIによってますますエスカレートしたらどうなるか。

 現在日本は、大学新卒以降になると格差を覆すことが難しい社会である。だがそれは、居住地や親の太さなどの運要素はあるものの、一念発起して大学受験と新卒就活さえ頑張れば、何とか逆転できる社会でもある。

 しかし、それがAIにより教育格差が促進され、小学校卒業時点に開いた差が永遠にまらないような社会になってしまわないだろうか。思春期が過ぎ、自分性格理解しながら理性を持って行動できるようになる頃、心を入れ替えて頑張ろうと思ったとしても、その時には何もかもがAIエリートには敵わなくて格差を覆せない。そんな状況になってしまわないだろうか。

 10歳かそこら、いや、それよりも幼い年齢の時に、何かに興味を持つような性格か否か。自主性を持って物事に取り組めるか否か。新しいものを工夫して使おうと思うか否か。そして、これらの重要性を理解し、子供誘導できる力量の両親をもっているか否か。

 未熟な子供時代性格と、両親の教育レベルの違いが、大きな格差を決定させてしま社会。人として成熟した頃に気づいたとしても、何も為す術が無いような社会。そして、それが世代を重ねるごとに加速してゆく社会

 日が早く沈んだ夕方の頃、研究室からバイト先に向かう電車の中で、そんな不安を感じた。

「Chat GPTを使ったことがない人は人生を悔い改めたほうがいい」

 この間、ソフトバンクの孫会長が「ChatGPTを使ったことがない人は人生を悔い改めたほうがいい」と何かのプレゼンで話していたらしいことを知った。

 見下されたように感じて正直腹がたったのだが、ちょうど女の子デートする予定がありどんなお店を選べばよいのかさっぱりだったので、ChatGPTに相談してみることにした。

  私「新宿駅周辺で女の子と夜に食事するのに適切なお店を教えてください。お互い大学生です。」

  ChatGPT「ぐるなびで調べるのが良いと思いますよ(要約)」

 生涯で彼女いた事無し22歳童貞の知見では手に負えないかビッグデータに頼ったのだが?無能やん。と、その時は思った。

 その後、その女の子告ったところ「あなたのことは恋愛とかそんな感じには見てない」的な理由で振られ、失意の中で卒業研究に励むある日、ふたたびChatGPTを使うこととなった。

 実験で得た複数データのばらつきを評価することになった。こういった評価には、標準偏差一般的に用いられている。標準偏差高校1年(数Ⅰ)で習う内容だが、なぜ標準偏差でばらつきが評価できるのか、恥ずかしながらよく理解していなかった。特に分散を求めるに当たりどうして2乗するのかサッパリだった。

 公式だけ知りたければGoogle検索で十分だ。しかし、その公式の成り立ちや意味を調べようととしたときGoogleオンリーだと結構難しくて時間がかる。複数サイトを巡り、様々な情報を関連付けながら理解する必要があるからだ。

 というわけでChatGPTの出番が来た。

私「標準偏差の求め方について教えてください」

ChatGPT「標準偏差は、データセット内の個々のデータ点が平均からどれだけばらついているかを示す尺度です。標準偏差を求める基本的な手順は〜(手順を5ステップに分けて丁寧にわかやす説明してくれる)」

私「分かりやす説明してくれてありがとうございます分散を求める過程で、なぜ平均の2乗するのでしょうか。」

ChatGPT「平均を2乗する理由は、主に以下の2つの目的があります。1.負の値の影響を排除する 2.ばらつきの大きさを強調する 〜中略〜 そして、標準偏差はその平方根を取ることで、元のスケールに戻します。」

私「なるほど!標準偏差は元のスケールに戻っているから、母集団と同じ単位で扱ってよいのですね?」

ChatGPT「はい、そのとおりです!」

 目から鱗だった。コイツ有能じゃないか。私は学習塾バイトをしているのだが、私が生徒に教えるよりも、教室にあるiPad渡して「chatGPTに聞いて」と言ったほうがよっぽど分かりやすくて良いじゃないかと。「AI仕事を取られる!」と巷は大騒ぎだが、まさか自分仕事が、直ちに危機的状況にあるとは思っていなかった。

 しかしながら、実際に塾講師仕事絶滅することは無いと思われる。塾講師仕事は「生徒にわからない所を教えること」と思われがちだが、実際には生徒のマネージャーという意味合いが大きいかである

 生徒が苦手な問題を見つけてカリキュラムを考える事はもちろん、宿題をやってこない生徒に居残りさせるとか、授業中に雑談したりスマホ弄ることを止めさせるとか、そういったフィジカルで泥臭い仕事結構多い。そして、泥臭くて人間臭い仕事は、AIよりも人間が得意とする分野だ。

 例えば、居残りしなければならない生徒が、授業後にしれっと帰ろうとしているとする。スマホの中にいるChatGPTが「居残りしましょう」とアラームを鳴らすのと、おいおい何帰ろうとしてるのかな?と生身の先生が声をかけるのとでは、生徒に与えられるプレッシャー結構違うのではないだろうか。

 大抵の児童/生徒はなかなか自主的勉強できないものである自主的勉強できない生徒や児童勉強やらせるためには、適度なストレスをかける必要がある。ここで言う「ストレス」とは、叱りまくって体罰を与えるような暴力的ものではなく、自宅のリビングとは違って少し緊張感を感じる自習スペースとか、宿題テスト出来栄えを授業で毎回チェックされるとか、そういったものである。そして、生徒の肉体的/精神的な体調を考慮しながら、適度なストレス子供にかけるという価値は、学習塾提供する価値として大きなウェイトを占めており、それは生身の人間からこそできるものである

 そういった感じで、今後は生徒のマネジメント業としての性格が強くなりながら、学習塾ビジネスは今後も残り続けるものと思われる。多少なりとも雇用は減るだろうが、学生バイト講師募集が減るくらいだろうし、(私の塾では)どの教室万年人手不足なのでむしろ好都合だろう。

 あと数ヶ月で辞めてしまバイトだが、私は自分仕事価値を感じられて満足した。しかし、研究室を出て駅に向かう道中、歩きながらもうしばらく考えたときAI教育に与える影響はかなりヤバイのではないかと思うようになった。

 私は近い未来について、こんな想像をした。

 近い未来、というより現時点で既ににそうなっているが、分からないところを教えるのはAIがやってくれる。お金時間もかからないChatGPTが、塾や学校先生より分かりやす解説してくれる。自主的勉強できる子供はchatGPTを始めとしたAIをどんどん活用し、今まで以上に短い時間と少ない出費で、ぐんぐん成績を伸ばしていく。家庭では子供勉強にかかるコストを抑えられるからスポーツなどの課外活動によりお金をかけることができる。子供課外活動で様々な経験を得られ、勉強以外の能力もどんどん身につき、文武両道エリートとして育っていく。

 しかし、自主的勉強できない不まじめな生徒はどうだろうか。自主的勉強をやらないためプロによるマネジメント必要とし、学習塾に入れられることになる。学習塾での勉強金銭的にも時間的にも重荷だが、AI活用できる優秀な生徒には追いつけず、何もしないよりはマシな程度に留まってしまう。一方課外活動については、学習面にかかる金銭的・時間的なコストの圧迫を受け、こちらも満足いかないものになり、中途半端レベルに留まってしまう。

 子供大人に成長し、社会に出てからもそれは続く。要領がよくやる気がある人間は、学生時代から使い慣れたAI活用して沢山のことを学びながら、ガンガン仕事をさばいていく。それができない人間は取り残され、仕事を選べなくなり、さら希望を失う。「AI仕事を奪われる」と言われるものの、実際に仕事を奪うのはAIのものではなく、AIにより教育されたエリートである

 もちろん、こういった格差はずっと昔からあった。そして、今現在もある。だが、これがAIによってますますエスカレートしたらどうなるか。

 現在日本は、大学新卒以降になると格差を覆すことが難しい社会である。だがそれは、居住地や親の太さなどの運要素はあるものの、一念発起して大学受験と新卒就活さえ頑張れば、何とか逆転できる社会でもある。

 しかし、それがAIにより教育格差が促進され、小学校卒業時点に開いた差が永遠にまらないような社会になってしまわないだろうか。思春期が過ぎ、自分性格理解しながら理性を持って行動できるようになる頃、心を入れ替えて頑張ろうと思ったとしても、その時には何もかもがAIエリートには敵わなくて格差を覆せない。そんな状況になってしまわないだろうか。

 10歳かそこら、いや、それよりも幼い年齢の時に、何かに興味を持つような性格か否か。自主性を持って物事に取り組めるか否か。新しいものを工夫して使おうと思うか否か。そして、これらの重要性を理解し、子供誘導できる力量の両親をもっているか否か。

 未熟な子供時代性格と、両親の教育レベルの違いが、大きな格差を決定させてしま社会。人として成熟した頃に気づいたとしても、何も為す術が無いような社会。そして、それが世代を重ねるごとに加速してゆく社会

 日が早く沈んだ夕方の頃、研究室からバイト先に向かう電車の中で、そんな不安を感じた。

anond:20231201134026

天下のTBS,、全国ネット取材受ける日くらい、

白塗りメイクで隠すやろ・・・


日本人1億2千万人に見られるんやぞ?

デヂタルタトゥー未来永劫残る。

anond:20231201111501

夢に過ぎないもの真実未来と信じさせて売ってるだろ。

詐欺

日本人改憲は無理じゃね

最近安倍悪事が色々見つかっているが、あれ程の権力を持っても改憲は出来なかった

ま、安倍が本気で改憲を狙っていたかは疑わしいという見方もあるが、

メディアを押さえて世論操作する位の力がないと無理だよな

そもそも政権運営に余裕があって支持率爆上げしてないと改憲なんて議題にすら出せない

岸田クラスには無理だし、未来人達も無理だろうね

2023-11-30

anond:20231129192842

これだけ書けてモブはねーだろという気持ち

ワイの隣の席のモブくん40overは文章が書けないというかインプットアウトプット記憶に留めることもできない無能無趣味くん(ゲームはしてるらしい)で、婚活を早々に諦めガールズバーになんとなく通ってるっていうすげーモブなんだけど、自分未来絶望しないんかなってこの増田見て思った。

何においても感想が出てこないタイプから自分未来にも感想はなさそうでもある。

anond:20231130175948

出来てから今年まで小休止挟みながら見てたぞ

後半はほとんど見てないけど

得た結論は昔差別主義者やってた奴がリベラルになって正義振りかざしてるので、今のリベラルも評判悪くなると未来は別な何かとして振る舞ってるだろうさ

anond:20231130181139

あの世界は現在世界未来で、気候変動から地球を見捨てて月に逃げた人類リーダーたちが、天竜人として地上を支配したというSF展開があるから異世界ではなない説

あの時の最優秀賞はおれたちじゃない。

最優秀賞は...T地区です!」

空に舞う白いハチマキ

そこにおれの白いハチマキは無かった。

...

火照った身体が冷めた頃、おれのガラケーには

増田団長に着いてきて良かったです! T地区最強! 来年は任せてください!」

最優秀賞おめでとう! 悔しいけど今年はお前らだったよ、受験頑張ろうな!」

仕送り机の上においておいたから、明日から勉強頑張りなさい。今日はかっこよかったヨ」



などの、その日を締めくくる素敵なメッセージがたくさん届いていた。

未来への高揚と責任青春との決別、親から愛情

それぞれが立場を違えても、今日という日はそれぞれの人生に違った意味を持って刻まれたのだろう。

おれにはどう刻まれたのだろうか。

深夜練という名の集まり明日からなくなること。そしてその週末にはもう統一模試があること。

今日までの日々が青春だったと、日が経つほどに強く感じるのだろうなと思った。

しかしそれを認めたく無かった。それを認めると大人になってしまう気がした。

この儚い気持ちを仲間と共有したいが、身体睡眠を欲している。

そんな中で気力を振り絞り、学寮の友人と語らった。そんな夜だった。

今日を噛み締めたものから、1人、また1人と自分の部屋に戻っていく。

学寮の大広間は静かになっていく。大広間から出ると、その瞬間大人になってしまう気がした。

そんな気持ちのせいで、結局おれは最後まで大広間にいたのだが、遂にあいつは来なかった。

同じクラスで、同じ部活に励み、同じ寮で過ごす、おれが最も今日感情を共有したかったY田のことだ。

おれはY田に伝えたかった。「優勝はおれたちじゃない。」と。

...

おれが通っていた高校はとても歴史がある。

卒業生資金拠出する組織があり、その組織が確か設立100年は超えていたと思う。

そのせいか体育祭もやや風変わりだった。

まず赤組白組といった区分けがない。

生徒たちは自身出身地別に地区」と呼ばれる組織に配属される。

中学校の統廃合を勘案せずに、創立当時の区分けを守り続けてきたため、同じ中学校でも、違う地区に配属されることがよくある。

体育祭では、この地区間で「競技」と「演舞」で競うことになる。

競技はみんなが想像する一般的ものだ。100メートル走綱引きとか。

(なぜかムカデ競争以外の種目は練習することが許されていなかったため、「競技」を中心に活躍する生徒は、青春の多くをムカデ競争に費やしていたのを覚えている)

そして演舞。ここにとても歴史を感じる。

午前に1回、午後に1回、各チームの応援団が学ランと扇子太鼓のみを用いた演舞披露するのだが、その演舞は「創立当時から守り継がれる」ものだった。

日陰のおじいちゃんやおばあちゃんが、高校生の演舞に合わせて手を動かしていることがよくある。それくらいその地域では知られ愛され親しまれたものだった。

また、各地区団長にのみ、先代の団長から「歌言」が描かれた扇子が受け継がれ、演舞の終わりにその「歌言」を空に向かって読み上げ、その言葉自身青春を重ね涙が溢れる大人もいる。

そんな伝統のある応援団で、

おれはT地区団長として、そしてY田はR地区団長として夏が始まった。(イニシャルを用いているが、実際は地区名となる。)

部活でも、クラスでも、学寮でも同じだったおれたちは、夏からより深く話すようになった。

おれの所属するT地区演舞は鋭角でとても美しいこと。

Y田の所属するR地区演舞は流線的で、とても弱々しく見えること。

おれの所属するT地区OBがよく菓子折りを持って見にくること。

Y田の所属するR地区OBは「また最下位だろ?」と嘲笑しにくること。

おれの所属するT地区の深夜練では、演舞シンプルなので、練習が早く終わりすぎて、喋ったりお菓子を食べたりしていること。

Y田の所属するR地区の深夜練では、「この演舞だしどうせ負けるっしょ」という空気蔓延していて、1人で頑張っている気持ちになっていること。

伝統のある演舞のせいで、おれの青春頭打ちになるのはおかしい。」

そう決断したY田は、100年続くR地区演舞を変えられないか動き始めた。

まずR地区内でとても揉めたらしい。女子団長がとても真面目で、伝統を崩すことに猛反発したと。

それを機に女子とは話さなくなったらしい。

次にOBと揉めたらしい。先代の団長から、長々しく生々しいメールを受け取っていたところを見せてもらった。


それでもY田はR地区演舞を変えようと動いた。

流線的ではありつつも、それがどう美しく見えるか、どう迫力を出すか。

実はR地区のRとは、「龍」のRなのだ。だから流線的であることが求められた。

その流線的なイメージを守る演舞をY田は考え続けていた。

「Y田のせいで〜」

そんな話をよく聞くようになった頃、体育祭が近くなり、おれは自分の率いるT地区メンバーと過ごす時間が多くなり、Y田とは話さなくなった。

---

そして体育祭当日。Y田率いるR地区演舞は、例年のアオダイショウのような弱々しい流線的な演舞から、その名に違わぬ龍のような演舞になっていた。

流線的に、爆発的に、人の身体扇子だけで、ここまで美しくなるとは思わなかった。

おれだけでなくみんなそう思ったのだろう。演舞が終わった時、会場からは、R地区に向けて聞いたことのないような拍手が、意味のある長い時間続いた。

R地区OB用のテントからも、同じような拍手が響いていた。

そして結果発表のあのとき、みながR地区の優勝を望み、優勝を分かり切っているとき校長は読み上げた。

最優秀賞は...T地区です!」

R地区の苦労を知らないものほど、白いハチマキを高く放り投げていた。

そしておれは、あのとき、おれは、自分の白いハチマキに手をかけることすらしなかった。

Y田を思い、どうしても投げられなかった。

今思えば、教員達が、R地区OBに対する忖度をしたのだと思う。そして、変えていくという文化肯定しまうことを恐れたのだと思う。

ただしその年、R地区は創立以来の優秀賞を獲得した。

最優秀賞金メダルなら、優秀賞は銀メダルのようなものだ。

万年最下位というレッテルをY田は弾き剥がしたのだ。

遠目に見るY田は泣いていた。悔しさか嬉しさかわからないが、ただ泣いていた。

---

Y田は今、名前検索するとヒットするくらいのカリスマだ。

おれも何者かにならないと会うのが恥ずかしい。そんな恥ずかしさのせいで、あれから会えていないよな。

こんなかたちで伝えてすまない。

あの時の最優秀賞はT地区のおれたちじゃない。Y田。お前だったよ。

未来永劫来ないであろう私的マイノリティにとって理想の世界

いきなりだが、俺はバイだ。といっても俺がそう思っているだけだが。

俺は今の特に気になる人はいないが、そういう人が見つかったとして、それが男性でも女性でも気にしないってことで、バイと思っている。(まぁ昔咥えたことはあるんだけど)

これぐらいでいいんじゃないかと思う。

本題だが、日本左利き割合10%程度らしい。

そしてマイノリティ割合10%程度らしい(統計局が調べてないから正しいかは知らんが)

さて、自分左利きであることを相手に伝えるのを「カミングアウト」という人はあまりいないだろう。

そして知り合いが左利きであることを勝手の話すのを「アウティング」とも言わないだろう。(怒るやつもいそうだが)

俺はマイノリティもそんな感じになればいいと思っている。

「Tはこのグループの中で誰が好きなの?」

「あー、俺ゲイなんだよ〜」

「あ、そうなの、じゃあいっか」

こんな感じ、伝えることにも伝えられることも全く重いことではないカジュアル世界

そんな感じになったらいいなとカジュアルバイの俺は思っている。

まぁ100年後もなってないだろうけど

人類絶対滅びる

科学的にはそうなんだろうけど

それを全人類ガチで信じた場合

遠い未来では無くて今この時点で世界は大混乱になるのではないか

からたとえ幻想であっても人類歴史永遠に続くと信じる必要がある

よって自分が死んだ後のことなんか知らないという人間が増殖するのは危険である

anond:20231130131122

親になって無い人達には

想像できないんだろうなー。

奥さん旦那さんにも

子供時代あったんだよ。

親だけじゃない

色んな人に守られて育ったんだよ。

そして

今結ばれて子が居る。

子供未来の宝だよ。

世の中全体で守らなきゃ。

anond:20231130081521

人工牛乳が普及したら畜産無くなると思う?

未来で人工牛乳が普及したら畜産過去のものになるんじゃないかロマンを感じるが

搾乳というシステムは多くの善意によるローコストでの搾乳に支えられてるから

人工牛乳実用2027年らしい)が大量生産できる時代になっても

牛乳ぐらいの値段で作れない限り畜産が減る事は全く無さそう

でも常温保存で1年保つとも聞くしどうなんだろう

最低限必要量の7割ぐらいを人工牛乳キープして残りを乳牛で余裕をもたせる感じになるのかな?

畜産がなくなるぐらい安価な人工牛乳ができるようにならないのかな~・・・

ちなみに人工牛乳低脂肪乳乳飲料)って結局牛乳からとれた粉乳を水にとかしたりしてるんだよね

血液から血漿とか分離して粉にしてとっとくことは今もわりとやられてるよね

おまえのいってる「人工血液」ってそれ本当に献血いらないやつか?よくかんがえてしらべて物を言えよ

anond:20231129145730

負け犬麻薬

そうだよ?

でも負け犬麻薬なしにどうやって幸福になればいいんだ?

尊敬されず、人とのつながりが持てず、未来に何の楽しみもない負け犬は薬で幸福になるしか救いがない。

本当の弱者は救いたくなるような姿をしていない。だから人には救えない。

anond:20231130112520

子供という未来を持つ可能性の獣にとっての「超重要キーパーソン」になるんだが?

目が小さくて丸顔の男の顔好きすぎるんだけどその顔と己の顔のミックス作ったら容姿コンプなりそうな顔面になる未来しかみえ不安しかない

ガチャだけは悪くないけど輪郭終末だからアゴほっそくて鼻シュッとしてればまあ 目は双方パッチリしてたほうが不安ないけどパッチリ目の男イチミリも好きじゃないのがあー

いや、なんで何にもない男との間に子ができるまで考えて不安になってるんだ?

2023-11-29

anond:20231129171506

新卒カードなら圧倒的にA社。同期が取れない新人採用予算がない所に未来はない。

あと外部の人間入社前の学生)にはいい事しか言わない。その辺差し引いてもA。転職カードポテンシャルも高そう。

iPhoneがなぜ日本人に受け入れられたか


なんとなくこの業界に関わってきたので、どうして日本でこんなにiPhoneが支持されるようになったのか、ちょっと書いてみたいと思う。ちなみに俺は今は亡きS社(今は完全に消滅して、かつての本社市役所になっている)でPHS(みんな覚えてる?)の開発に携わったのが最初。その後は出向で三浦半島の先の方で怒りのデスロードみたいな経験をしたり転職して某関西メーカーAndroidやったり。当時一緒にやってた人たちの一部は京セラに行ったけど、大体はどこに行ったか知らない。とにかく日本の一大産業であった携帯電話基地局生産や開発に一通り関わってきて、その衰退とともに生きてきました。

 

で、よく知られているように日本携帯電話1999年iモードの導入から劇的に進歩し、ネットが見れるだけでなく、カメラも付きラジオも聞け非接触決済もできて音楽を聞いてテレビまで見れて、もちろん防水でアプリまで動かすことができた。カッチリ作られた二つ折りやスライド機構は触ってるだけで楽しかったし、こんな携帯日本メーカー以外どこも作れなかった。

 

まあそれがガラパゴスと言われて後々の衰退につながるんだけど、実際はドコモガラパゴスを良しとしてなくて、iモードを普及させようとして海外携帯キャリアガンガン出資していたし(その大半が失敗して莫大な損失が生じた)、ドコモ進出と同時に日本メーカーは高機能携帯世界に売り込もうとした。でも結局どれもうまく行かなかった。なんとか海外地盤を築いていたのはソニー・エリクソン三洋くらいで、三洋アメリカスプリントCDMA携帯を輸出してそこそこのシェアを取っていた。ライヴァルであるモトローラとかサムスン携帯を買って研究していたのが懐かしい。

 

後にAndroidiPhoneがすごい勢いでエコシステム世界に広げていくのを見ると、どうしてiモードにはそれができなかったのかなと思ったりする。まあでも日本メーカーの小さな筐体にぎっちりと機能の詰まった携帯は、個人的にはサイバーでありジョリーグッドで今でも好きなのだが、海外はいまいち受けなかったし、ドコモおんぶにだっこで儲けていたNECやらパナやら富士通は、お付き合い程度にしか海外進出をする気もなかったようだ。

 

当時すでにスマートフォン海外ではそこそこ普及しており、SymbianとかPocketPCとかBlackBerryなんかの端末は結構海外ビジネスマンは使っていた。しか日本はいわゆる「ガラケー」のデキが良すぎてほとんど普及せず。シャープWindowsCEを積んだW-ZERO3を出してたくらい(持ってた)。

 

で、2010年追記2008年の間違いだった、申し訳ない)ついにiPhone日本で発売。もちろん俺は買った。当時ソフトバンクの独占発売だった。よく知られているように、当時の論調は「iPhoneより日本ガラケーの方がずっと高機能」で、こんなものは驚異にはならないという話だった。確かにiPhoneはすぐに電池が切れるし、FeliCaも防水もワンセグもなし。文章コピペもできないダメケータイだった。実のところ俺自身も使ってみて、こんなダサいもの日本携帯に勝てるもんかと思った。しかソフトバンクiPhone未来イメージシンプルで安い料金プランでガンガン攻めてきて、audocomo対応せざるを得なかった。

 

まもなくシャープ富士通東芝ソニーNECなどが次々とAndroidスマホ発売。このあたりの大混乱の思い出はブコメでもよく見るけど、未だにどうしてこうなったんだと思わざるを得ない体たらくだった。iPhoneに対抗するためにキャリアワンセグFeliCaの搭載を求めたために、開発は難航。第一Androidの開発をしたことがある人なんていなかったし、そもそもスマホなんて作ったことなかったのだった。納期に間に合わせるためにやっつけて作ったソフト不具合連発。一体何であんなもんを作ったのか未だにわからない、メガネケヱスと言われて1円でばらまかれたシャープの端末、まともに動いた時間のほうが少ないと言われたレグザフォン、ホッカイロスマホと言われ東京湾在庫が沈められたと噂されたアローズ。この頃俺は端末の開発からは遠ざかっていたけど、何人が死んでるんだろうと思うくらい現場悲惨だったようだ。

 

それでも各社はなんとしてでもiPhoneに抗おうと必死だったようだ。AndroidiOSはほぼ同時期に出てきているんだけど、端末開発では若干iOSが先んじたが、実際のところ世界ではスマホシェアはあっという間にAndroidiPhoneを抜き去っている。しか日本Android勢はソニーエリクソンを除けば総崩れで、iPhoneを扱うソフトバンクへの流出が止まらない。まずauiPhone4を扱うことに。docomoは当初ツートップ戦略というサムスンソニースマホで推す作戦に出たが、それによってパナやNECといった古くから携帯を作ってきたメーカーが脱落。その後2013年Appleに屈した。その契約屈辱的な内容だったらしく、日経は「不平等条約」と書いた。専用の売り場を設けたりといったよく知られている事に加えて、一説によると販売する端末の3~4割がiPhoneでなければならないとか、iPhoneのために莫大な広告宣伝費負担するなどである。未だに日本ではiPhoneが発売されるとaudocomoiPhoneCMを流すが、あれにはAppleは1銭も出していない。全部キャリアの持ち出しである。彼らの強欲なやり方を告発した、「アップル帝国の正体」という本が出たのもこの頃だ。

 

結局の所キャリア各社はこの契約を履行するために、iPhone用のお得な料金プランや分割購入プランを作り、窓口でも積極的に売り込んだ。初期のAndroidスマホのできの悪さを見聞きしてきた人たちは一斉に乗り換えていった。キャリアはいままで苦楽をともにしてきた日本メーカーをあっさりと見捨ててApple推しまくった。この頃はAndroidの開発もこなれてきて割とマシなスマホ日本メーカーも作れるようになってきたが、もうキャリア消費者も見向きもしなかったのだ。実際iPhoneは使いやすかったし、膨大なCM提灯記事キャリアショップのど真ん中で扱われたことで、もうスマホを買うことはiPhoneを買うことと同じくなっていく。

 

もうこうなるとiPhoneなしでは全くキャリア戦略は成り立たない。今に至るまでApple契約した屈辱的な関係を捨てることはできず、結局の所3キャリアAppleの言いなりになって莫大な国富を貢ぎ続けた。まあ彼らのやり方がうまかったといえばそうなんだが、こんな事になってしまった国は日本くらいで、いまやアメリカをもしのぎ世界で最もiOSシェアの高い国である。他の国ではiPhoneは一部の富裕層の持ち物であり、安くて高性能なAndroidスマホがとっくに主流になっている。iPhoneはそのCPUを除けばもうすでにイノベーションからは周回遅れであり、中国メーカーの作るAndroidがいまや先端を突っ走っているが、日本ではなぜか多くの人がiPhone最先端で最高性能と信じ続けた。

 

結果として、この給料のまるで上がらない国で、値段が上がり続けるiPhoneは売れ続け、日経が「最新のiPhone日本人平均給与の6割」という記事を書くまでになった。まあ別に何を買おうと勝手なのだけど、貧困女子といったタイトルがつく報道カップラーメンをすすっている人が持っているスマホが、10万円近いiPhoneだったりするどこか歪んだ社会になってしまった。最近も同僚から家族みんなでiPhoneを買い換えるので40万かかる」との嘆きを聴いた。OPPOあたりにしとけば全員分買っても10万で済みそうなのだが、その選択肢は彼らにはない。

 

とにかく日本キャリア総務省の顔色を伺いながらiPhoneを売るだけのAppleポチになってしまった。audocomo傲慢な連中だったが(もっと言えばNECもパナもry)、Appleはそれに輪をかけて傲慢クズ会社である。彼らが電気電子産業が壊滅した焼け野原日本から、ケツの毛一本までも利益をむしり取っていく現状は悲劇しか言いようがない。一社支配的な力を持つ市場はろくなことにならないという証左であろうが、もっともそのクソに完膚なきまでに負けたのも我々である。ほんとすみません

 

俺は岐阜のS社の研究所と虎ノ門DDIポケット本社を往復してた時代から、百花繚乱のごとく日本携帯が咲き乱れた黄金期を生きて、それらが全部Appleになぎ倒されていく歴史の中に身を置き、どうしてこうなってしまったのか、どこでどうしたら良かったのかと今も思う。しばらくはiPhoneに使われる部品日本製が多かったが、今や台湾韓国にも負けてしまった。スマホCPUを作れたのはルネサスだけでそれも一世代消滅メモリ液晶もだめになって、今やNANDとMLCCくらいか。最終製品を失った日本にもう一度半導体をと言っても虚しく響く。

iPhoneがなぜ日本人に受け入れられたか


なんとなくこの業界に関わってきたので、どうして日本でこんなにiPhoneが支持されるようになったのか、ちょっと書いてみたいと思う。ちなみに俺は今は亡きS社(今は完全に消滅して、かつての本社市役所になっている)でPHS(みんな覚えてる?)の開発に携わったのが最初。その後は出向で三浦半島の先の方で怒りのデスロードみたいな経験をしたり転職して某関西メーカーAndroidやったり。当時一緒にやってた人たちの一部は京セラに行ったけど、大体はどこに行ったか知らない。とにかく日本の一大産業であった携帯電話基地局生産や開発に一通り関わってきて、その衰退とともに生きてきました。

 

で、よく知られているように日本携帯電話1999年iモードの導入から劇的に進歩し、ネットが見れるだけでなく、カメラも付きラジオも聞け非接触決済もできて音楽を聞いてテレビまで見れて、もちろん防水でアプリまで動かすことができた。カッチリ作られた二つ折りやスライド機構は触ってるだけで楽しかったし、こんな携帯日本メーカー以外どこも作れなかった。

 

まあそれがガラパゴスと言われて後々の衰退につながるんだけど、実際はドコモガラパゴスを良しとしてなくて、iモードを普及させようとして海外携帯キャリアガンガン出資していたし(その大半が失敗して莫大な損失が生じた)、ドコモ進出と同時に日本メーカーは高機能携帯世界に売り込もうとした。でも結局どれもうまく行かなかった。なんとか海外地盤を築いていたのはソニー・エリクソン三洋くらいで、三洋アメリカスプリントCDMA携帯を輸出してそこそこのシェアを取っていた。ライヴァルであるモトローラとかサムスン携帯を買って研究していたのが懐かしい。

 

後にAndroidiPhoneがすごい勢いでエコシステム世界に広げていくのを見ると、どうしてiモードにはそれができなかったのかなと思ったりする。まあでも日本メーカーの小さな筐体にぎっちりと機能の詰まった携帯は、個人的にはサイバーでありジョリーグッドで今でも好きなのだが、海外はいまいち受けなかったし、ドコモおんぶにだっこで儲けていたNECやらパナやら富士通は、お付き合い程度にしか海外進出をする気もなかったようだ。

 

当時すでにスマートフォン海外ではそこそこ普及しており、SymbianとかPocketPCとかBlackBerryなんかの端末は結構海外ビジネスマンは使っていた。しか日本はいわゆる「ガラケー」のデキが良すぎてほとんど普及せず。シャープWindowsCEを積んだW-ZERO3を出してたくらい(持ってた)。

 

で、2010年追記2008年の間違いだった、申し訳ない)ついにiPhone日本で発売。もちろん俺は買った。当時ソフトバンクの独占発売だった。よく知られているように、当時の論調は「iPhoneより日本ガラケーの方がずっと高機能」で、こんなものは驚異にはならないという話だった。確かにiPhoneはすぐに電池が切れるし、FeliCaも防水もワンセグもなし。文章コピペもできないダメケータイだった。実のところ俺自身も使ってみて、こんなダサいもの日本携帯に勝てるもんかと思った。しかソフトバンクiPhone未来イメージシンプルで安い料金プランでガンガン攻めてきて、audocomo対応せざるを得なかった。

 

まもなくシャープ富士通東芝ソニーNECなどが次々とAndroidスマホ発売。このあたりの大混乱の思い出はブコメでもよく見るけど、未だにどうしてこうなったんだと思わざるを得ない体たらくだった。iPhoneに対抗するためにキャリアワンセグFeliCaの搭載を求めたために、開発は難航。第一Androidの開発をしたことがある人なんていなかったし、そもそもスマホなんて作ったことなかったのだった。納期に間に合わせるためにやっつけて作ったソフト不具合連発。一体何であんなもんを作ったのか未だにわからない、メガネケヱスと言われて1円でばらまかれたシャープの端末、まともに動いた時間のほうが少ないと言われたレグザフォン、ホッカイロスマホと言われ東京湾在庫が沈められたと噂されたアローズ。この頃俺は端末の開発からは遠ざかっていたけど、何人が死んでるんだろうと思うくらい現場悲惨だったようだ。

 

それでも各社はなんとしてでもiPhoneに抗おうと必死だったようだ。AndroidiOSはほぼ同時期に出てきているんだけど、端末開発では若干iOSが先んじたが、実際のところ世界ではスマホシェアはあっという間にAndroidiPhoneを抜き去っている。しか日本Android勢はソニーエリクソンを除けば総崩れで、iPhoneを扱うソフトバンクへの流出が止まらない。まずauiPhone4を扱うことに。docomoは当初ツートップ戦略というサムスンソニースマホで推す作戦に出たが、それによってパナやNECといった古くから携帯を作ってきたメーカーが脱落。その後2013年Appleに屈した。その契約屈辱的な内容だったらしく、日経は「不平等条約」と書いた。専用の売り場を設けたりといったよく知られている事に加えて、一説によると販売する端末の3~4割がiPhoneでなければならないとか、iPhoneのために莫大な広告宣伝費負担するなどである。未だに日本ではiPhoneが発売されるとaudocomoiPhoneCMを流すが、あれにはAppleは1銭も出していない。全部キャリアの持ち出しである。彼らの強欲なやり方を告発した、「アップル帝国の正体」という本が出たのもこの頃だ。

 

結局の所キャリア各社はこの契約を履行するために、iPhone用のお得な料金プランや分割購入プランを作り、窓口でも積極的に売り込んだ。初期のAndroidスマホのできの悪さを見聞きしてきた人たちは一斉に乗り換えていった。キャリアはいままで苦楽をともにしてきた日本メーカーをあっさりと見捨ててApple推しまくった。この頃はAndroidの開発もこなれてきて割とマシなスマホ日本メーカーも作れるようになってきたが、もうキャリア消費者も見向きもしなかったのだ。実際iPhoneは使いやすかったし、膨大なCM提灯記事キャリアショップのど真ん中で扱われたことで、もうスマホを買うことはiPhoneを買うことと同じくなっていく。

 

もうこうなるとiPhoneなしでは全くキャリア戦略は成り立たない。今に至るまでApple契約した屈辱的な関係を捨てることはできず、結局の所3キャリアAppleの言いなりになって莫大な国富を貢ぎ続けた。まあ彼らのやり方がうまかったといえばそうなんだが、こんな事になってしまった国は日本くらいで、いまやアメリカをもしのぎ世界で最もiOSシェアの高い国である。他の国ではiPhoneは一部の富裕層の持ち物であり、安くて高性能なAndroidスマホがとっくに主流になっている。iPhoneはそのCPUを除けばもうすでにイノベーションからは周回遅れであり、中国メーカーの作るAndroidがいまや先端を突っ走っているが、日本ではなぜか多くの人がiPhone最先端で最高性能と信じ続けた。

 

結果として、この給料のまるで上がらない国で、値段が上がり続けるiPhoneは売れ続け、日経が「最新のiPhone日本人平均給与の6割」という記事を書くまでになった。まあ別に何を買おうと勝手なのだけど、貧困女子といったタイトルがつく報道カップラーメンをすすっている人が持っているスマホが、10万円近いiPhoneだったりするどこか歪んだ社会になってしまった。最近も同僚から家族みんなでiPhoneを買い換えるので40万かかる」との嘆きを聴いた。OPPOあたりにしとけば全員分買っても10万で済みそうなのだが、その選択肢は彼らにはない。

 

とにかく日本キャリア総務省の顔色を伺いながらiPhoneを売るだけのAppleポチになってしまった。audocomo傲慢な連中だったが(もっと言えばNECもパナもry)、Appleはそれに輪をかけて傲慢クズ会社である。彼らが電気電子産業が壊滅した焼け野原日本から、ケツの毛一本までも利益をむしり取っていく現状は悲劇しか言いようがない。一社支配的な力を持つ市場はろくなことにならないという証左であろうが、もっともそのクソに完膚なきまでに負けたのも我々である。ほんとすみません

 

俺は岐阜のS社の研究所と虎ノ門DDIポケット本社を往復してた時代から、百花繚乱のごとく日本携帯が咲き乱れた黄金期を生きて、それらが全部Appleになぎ倒されていく歴史の中に身を置き、どうしてこうなってしまったのか、どこでどうしたら良かったのかと今も思う。しばらくはiPhoneに使われる部品日本製が多かったが、今や台湾韓国にも負けてしまった。スマホCPUを作れたのはルネサスだけでそれも一世代消滅メモリ液晶もだめになって、今やNANDとMLCCくらいか。最終製品を失った日本にもう一度半導体をと言っても虚しく響く。

anond:20231129144743

そのうち電脳に直接ドラッグきめる未来がくるのにいまさらクサくてカロリーにもならんもの栽培して消費する”文化”を広める意味ある?このままタバコ吸ってるご老人と一緒に緩やかに衰退していこうよ。

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