はてなキーワード: 大袈裟とは
先日娘が生まれた。
私と妻共に初産で、互いの両親から離れた地方都市で、新生児の娘と3人で暮らしている。
強い違和感を覚えたのは、娘の出生後に私の両親が訪れた際のこと。
ミルク育児を選んだ妻に対して、「母乳でなければ健康な子供が育たない」「愛情が育まれない」などと平気で悪態をつく。私が居ればその場でフォローするなり嗜めるなりのことは簡単なのだが、私が赤子の世話で外している時に限って言ってくるのでタチが悪い。
母親はミルク育児に理解はあり、妻の味方になってくれようとはするが、その場で強く父親を否定できない様子だったそうだ。
その時点では妻もそんなに気にしていない様子だったが、問題は続く。
幸いにも無事に娘が生まれたことは、互いの両親や親戚に祝福され、様々なお祝いもいただいた。妻の両親にとっては初孫ということもあり、日頃の感謝を伝える意味でも「みてね」という写真共有アプリで、互いの両親に日頃の娘の成長を共有している。結論から言うと、これが良くなかった。
動画と写真を共有を開始してまもなく、私の父から「母親に笑顔がないので赤ちゃんが不安になります」「ミルクは太りやすいです」などのクソリプが、連日私や妻の投稿した写真や動画に紐づいたコメントに投稿されるようになってしまった。コメントは妻の両親も見られる仕様になっており、私が「娘は妻のことが大好きなので何も問題ないです」「余計なお世話😎」と応戦するも、まるで意に介さない。さすがの妻も気にせずにはいられない様子で、次第に娘の状況を報告することが少なくなっていった。
私の父親は典型的なSNSをさせてはいけない部類の人間で、ネットリテラシーはおろか、普段のコミュニケーションでも相手の状況や価値観などを想像することもなく、思いついたことをその場で発言してしまう。無論本人には悪気はなかろうが、故にタチが悪い。離れて暮らすには支障は無いが、親戚や、特に奥さんの両親や親族のいる場所に出してしまってはいけない人。
増田諸兄も同様の経験はないだろうか。Twitterで晒しあげられるクソリプ見て、一体どんなやつが投稿しているのやらと笑っていたら自分の親だったという絶望感を味わったという話だ。
以上で話はいったん一区切り。この状況について、今すぐにどうこうする気はないし、対処療法的な策は少し考えれば思いつく。その気になれば父親のアカをBANすることも容易い。いったんはそれで解消する程度のいざこざである。
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一言で言えば、私は父親との関係をミスっている。振り返れば関係構築の機会が十分に与えられることがなかったのかもしれない。
父は高度経済成長期の只中に生まれ、首都圏の大学卒業後にメーカーの営業一筋40年間。定年まで勤め上げ、高校卒業後に専業主婦となった母親と共に3人の子供を育てた。何せ企業戦士という言葉がポジティブに使われていた世代よろしく、私が小学校に入学して以降は単身赴任で全国を転々とし、思い返せば思春期以降にまともに話をした覚えがない。そして、私が高校を卒業後に家出同然で地方へ移住してしまって以降、その機会は完全に奪われてしまった。
様子がおかしいこと自覚したのは、父の定年後に久々に実家に帰ったときのこと。父は大概リビングで無言でスマホをいじっている。何をしているのかと思えばyoutubeで右翼コンテンツの類をヘビーリピートしているのだった。ちょうど『ネット右翼になった父』というwebメディアの記事がバズった頃。当時の私にとってはそのことがひどく憂鬱で、同世代の友人にそのことを共有したりしてとりあえず笑うことにしたのだが、父とは特にコミュニケーションすることはなかった。
家族を経済的に成立させるという点において、父は立派な人間だった。子供の頃はよく遊んでもらったし、海外旅行や外食はほぼ無かったが、進学費用をはじめ経済的に苦しかった記憶は無いし、不倫やDVなど、いわゆる毒親と呼ばれる要素は皆無だったので、総合すれば素晴らしい父親に恵まれたと今でも思う。一方でコミュニケーションに難があり、また、個人の思想やライフスタイルの多様性が尊重される時代において、価値観をアップデートする機会に恵まれなかった結果として、前述のような問題として表面化してしてしまったと感じている。
勝手にアプデ済ませとけと思う一方で、父にとって最も身近な若者である私と兄妹が、その役目を果たすことができなかったことに責任の一端を感じないでもない。父同様に、これまで私も父との会話をサボってきたのは事実なのだから。
こうした問題を世代間における価値観のギャップと切り捨て、ともすれば縁を切れと脊髄反射で発言する輩がいるが、私はそれをサボりたく無いのだ。現実的には、両親のサポートが必要な場面は今後も生じるだろうし、観念的には、そうした家族の面倒ごとは大袈裟に言えば私のアイデンティティそのものに関わってくる問題だと思う。こういう事象をサボった結果として、自分が将来娘と絶縁する世界線もないとは言えない。無論、努力した結果絶縁されるのは仕方ないとして、それをせずに絶縁するのは違くない?と。
少し極端な物言いになってしまったが、要するにアプデに失敗した老人の暴走という問題として片付けたくはなくて、家族のコミュニケーション不全を見直す良いきっかけにしたいと思っている。昭和の終わり〜平成の初めにかけて生まれた人間にとって、同様の問題を抱えている人は多いと思う。死ぬほどだるいしムカつくけど、一緒に頑張っていきましょう。
最後に妻よ、私と父親のサボりによって被害を被ってしまって本当に申し訳ない。時間はかかるし、今後も問題は起こるかもしれないけど、少なくとも今よりは改善できるよう努力します。
娘よ、私の至らぬところで君の祖父という人間について、希薄な情報しか残すことはできないかもしれないけれど、父ちゃん頑張るので許してくれ。
女叩きみたいなツイートRTしまくるし私が髪染めたツイートした後「うんこ色に髪染める女はバカ」みたいなツイートしてたし自分の仕事の分野以外を見下してる感じあるしほんのり嫌われてるんだろうなーって思ってた。
声優とか他の女アカウントにはめちゃくちゃ好意的なリプライしまくってんのに私に対しては上から目線のイラっとするリプばっかりだし。
そんな彼にこないだ告白された。意味わからん。付き合ってもディスられ続けるんだろうな怖すぎと思ってやんわり断った。
確かに2人で出かけようみたいな誘いはよくあったが正直怖いので必ず他に誰か誘って会ってた。そういや一度だけ短時間だけど2人で会ったらサイゼ奢ってくれた。普段男に奢らせる女最悪、みたいなRTしまくってるのに自分から奢ってきた。ちょっと怖かったので大袈裟に喜んどいた。
もしかしてあれは好意を示してきてたのか?どっちにしても怖いのでブロ解した。
チョロそうに見える女に手を出そうとしただけ?
勢いで書いたものなのでまともに推敲しておらず体裁も整っていないので、物凄く読みにくいと思われます。申し訳ないです。
私は近畿に住む21歳の大学4年生だ。およそ半年前、初めての彼女ができた。21の誕生日を迎える少し前のことだ。そして先日、私は彼女を振った。
20歳(それもギリギリ)で初めて彼女ができるというのは、どちらかというと遅めなのだろう。片思いして振られたり告白されて振ったりしたことはあったが、両思いで交際に至るという恋愛経験がなかった私は、キラキラした幸せを恋愛に見ていた。そんなものは幻想に過ぎなかった。
付き合った経緯に関しては結構複雑なので端折らせてほしい。付き合って1か月くらいは幸せだった。毎日全てが満たされていた。ただ、違和感を覚えることは多々あった。2か月3か月と時が経つにつれ、その違和感がどんどん膨らんでいった。
束縛や嫉妬が激しいタイプの人だった。そんな彼女を安心させるためにも、就職活動や卒業論文の執筆で忙しいなか、できる限り時間を取って毎日大量にLINEのやり取りをしたり長時間通話したりしていた。
同性の友人と遊ぶことも制限された。「今度○○(私の友人)と遊んでくる」と言うと、激しく不機嫌になった。私がどちらかと言うと女性的な顔立ちや体型だからか、同性の友人であっても「浮気するかも」と疑っていたらしい。私は異性愛者だと丁寧に説明しても「分からないじゃん」「嘘かもしれないじゃん」の一点張りだった。そのため、私は男女問わず友人との関わりを持つことは基本的にできなかった(女友達との関わりがある程度制限されるのは仕方ないと思うし受け入れていたが)。
喧嘩のような雰囲気になった時は最悪だった。怒りながらでも「私はこう思った」「こういうことをされたのが悲しかった」とはっきり伝えてくれれば良いのに、「気持ち悪い」「ウザい」といった攻撃的な言葉をLINEやTwitterでぶち撒けるだけ。それから少し経つと、気分が多少落ち着いて投げやりな反省モードに入るのか「死にたい」「恋愛なんてゴミ」「好きにならなければ良かった」といった言葉に変わる。それがほぼ毎日発生するのだ。
一度「モヤモヤした時は、ゆっくりでも良いから君がどう感じたのかはっきり言葉にして教えてほしい」「話し合いがしたい」と伝えたことがある。その結果返ってきた言葉は「自分は冷静に話し合えるって、すぐ感情的になる私のことを遠回しにバカにしてるの?」「話し合い苦手な私のペースに合わせてよ」だった。「確かにそれもそうだ」と思った私は、変に話し合おうとするのはやめることにした。
それから「私が○○したのは良くなかった。ごめん。これからは気をつけるね」と反省と謝罪を述べるようにしたが、今度は「謝れて偉いですね〜笑」「そうやって素直に謝れない私を惨めな気持ちにさせて楽しいですか?」といったLINEが返ってきた。もうどうしたら良いのか分からなかった。
「これだけ相手を怒らせてしまう以上私に何か問題があるのだろう」「きちんと反省しなくては」という自責思考に陥ったのがいちばんの間違いだった。もちろん私にだって至らない点や反省すべき点は沢山あっただろう。しかし、時に揚げ足を取りながら、相手の悪い点を大袈裟に取り上げて執拗に攻撃してくるような人間に対して、反省して謝るという真っ当な行為は逆効果なのだ。
毎日自分の言動に細心の注意を払い、常に彼女を最優先にし、彼女を怒らせないように機嫌を伺いながら接する日々。次第に私は彼女に支配され、操られているような感覚に陥っていった。彼女の言いなりになって、彼女が求める愛情を完璧に与えるための都合の良い人形、それが私だった。次第に私は、彼女のことを「めんどくさい」というより「怖い」と思うようになった。
たまたま彼女に用事があって時間ができた際、私はこっそり友人と通話をした。隠れて他の人と話すなんてことはしたくなかったが、外部の人間と話さないともう限界だった。
友人にははっきり「すぐに別れた方が良い」と言われた。友人曰く、通話越しでも声色で分かるくらい私は憔悴していたらしい。私も内心「別れた方が良いよなぁ」とは思っていたものの、過去の楽しかった思い出を振り返るとどうしても踏ん切りが付かなかった。とは言えその時の友人との会話で、「私と彼女の関係は異常なんだ」という自覚が芽生え、ある程度目が覚めた節はある。友人には感謝してもし切れない。
ある日喧嘩になって、「冷静に話を聞こうとしても謝っても責められるもんな…なんて声かけたら良いんだろう…」とLINEのトーク画面を開いたまま10分ほど悩んでいた時、彼女が「そうやってめんどくさいって思って放置するんだ」「何も言わないならもういいや、他の男と通話してこよ」といった趣旨のことをツイートした。その時私は「もう別れよう」と決めた。私が引き止めてくれるか試しただけで、他の男と通話をした事実はなかったようだが、もう既に私の気持ちは限界だった。
それでも葛藤はあった。私は付き合っている以上相手の欠点も受け入れて一緒に居続ける責任があると思っていた。だが、このまま彼女と一緒に居たら、私は精神的に壊れてしまうような気がした。
私は1か月以上かけて、少しずつ彼女に対する気持ちを薄れさせていった。毎日のように泣いていた。泣くことで気持ちを整理していった。その1か月の間は、就活が物凄く忙しかったこともあってかなり精神的に不安定だったが、「君が就活で精神的に不安定なのは分かるけど、こっちまで病むからやめて」といった彼女の言葉でますます別れの決意が固まった。「君が精神的に不安定な時はあれだけ寄り添おうとしたのに、私には寄り添う気なんてないんだな」と心底失望した。
そして先日、私は別れを告げた。案の定大泣きされて「反省するから」「チャンスが欲しい」と言われたが、自分でもびっくりするくらい気持ちが揺らがなかった。涙も出なかった。6時間に及ぶ問答の末、結局彼女が折れて、別れることになった。晴れやかですっきりした気分だった。
きっと彼女が求めていたのは彼氏ではなく、何をしても全てを許して受け入れてくれる、理想の母親のような存在だったのだろう。あまりこういうことは言いたくないが、彼女は幼い頃に母親を亡くしており、どうしてもそこと結び付けてしまう私がいる。
今はもう何の未練もない。彼女のことはもうどうでも良いと思っている。強いて言えば少し恨んでいるくらいだが、そんな憎しみもそのうち綺麗に消えてなくなるだろう。
ただ、これからまた誰かと恋愛するのが少し怖くなってしまった。初めての彼女がこんな感じだったせいで、「女性はみんなきっとこうなんだ」という偏見が生まれてしまった。一括りにするのが不適切なのは自分でもよく分かっているのだが、女性、というか彼女という存在が軽いトラウマのようになってしまったらしい。
世間では恋愛経験のない人間をバカにする風潮があるが、世の中には自身に愛情を向ける人を都合良く乱暴に扱う人間が存在するのだ。私はこの程度で済んだものの、相手のことをよく見ずに焦って付き合うと、深い傷を負うことになる。だから、男女問わずきちんと相手のことを見極めて、合わないと思ったら切り捨てる強さが必要だと私は思う。
恋愛が人生の全てだと思っているとそれが難しくなる。自分ひとりでも生きていけるくらい日々の暮らしを充実させ、恋愛そのものへの依存や執着は捨てた方が良い。恋愛のことは「1人でも楽しいけど恋人が居たらもっと楽しい」という人生のオプションくらいに捉えるべきなのだろう。だから交際経験や性経験がない人も、世間の声に惑わされず、焦らずに生きてほしい。
これがさ、女性が凌辱レイプされた挙句に殺されるようなグロ画像ポスターを公共の場に貼られていたら、
凄く理解できるんですよ。
そんなポスター見て、ショックを受ける女性がいるから止めてっていうのは分かる。
人間の尊厳が踏みにじられているようなものだと言われても理解できる。
ところが実際に声が上がるのは、
人工知能学会誌の表紙を飾るアンドロイドがたまたま女性だっただけ、
献血会場で、漫画のキャラが、そのキャラらしいセリフを言っただけ。
こんなので踏みにじられたと感じるような尊厳って、なんなの?
そんなに弱弱しい尊厳だったら、もう、女性で居ることすら恥ずかしくて生きていられなくなるんじゃないの?
世の半分は男性で、大半の男性は、女性を女性として、交尾の対象としてみてるんだし、
隙あらば告白という形で交尾の機会を狙ってるわけなんだからさ。
KKOが見つめてきた!
ってなるはずなのに、実際そうじゃないところをみると、
タイトルの通り、ペット不可のマンションに住んでるけど犬飼ってる人がいる。おそらく、住んでる住民(単身赴任のお父さん)の家にたまーに犬を連れて来て住まわせてる?
鳴き声が聞こえたことはあったんだけど、近所の犬かな?と思ってたがこれまで2回遭遇した。
1回目は駐車場でエンカ。車から犬が飛び出してきて吠えられた。飼い主は「こら~」って感じで声かけ。この時はリード付いてたし、距離も離れてたから良かったんだけど…
2回目が怖かった。深夜帰宅してエレベーターを待ってるとドアの開く音とけたたましい鳴き声。ごみを捨てようと出てきたお父さんと犬が飛び出してきた。しかもノーリードで。もちろん犬は私に吠えて飛びかかってこようとする。犬、走る走る走る。吠える吠える吠える吠える吠える吠える。持ってたカバンで脚は守ったものの、噛まれるんじゃないかと思って怖くて足がすくんだ。
小型犬とはいえ、2匹居ると怖い。あれだけ吠える犬に囲まれたのは初めてでビックリしたし本当に恐怖体験だった。大袈裟かもしれないけど生きた心地がしなかったし、心臓がバクバクだった。エレベーター到着するも、犬が乗ってきたらどうしよう!と思い怖かった。
マンションの管理会社に問い合わせたものの、一週間後に「現地行ったけど犬居ませんでした」みたいなアホな返事しか帰ってこなかった。
なんか仕事で自分の目標を書いたり、振り返ったりするのがホントに苦手なんだよな
それっぽいことを書きながら、いや、おれはそんなに大したもんじゃないしな……こんな大袈裟な書き方はやとめくか、とか、未達成になったら嫌だから、低めの設定にしたいな…とか、余計なことが頭をよぎって時間がかかる、かかる
挙げ句の果てには、学生時代からそうだったなぁ、そういやアイツはこういうのが上手かった、今もうまいことやってんのかな、久々に顔を見たいな…みたいな、現実逃避的な思考も始まる始末
電車に入ってきて反対側の閉じてるドアにドンと背中をもたれて大袈裟にカバンをガサゴソしたと思ったらスキットルを取り出してグビグビ飲んだ男がいた。
めちゃくちゃ自分に酔ってるな〜〜〜wwwと思ったらそのあとポケットからペットボトル出して追加で飲んでてもはやギャグかと思った
クリスマスは娘の誕生日だ。僕はあの日から毎年クリスマスに年末ジャンボを1枚だけ買うことにしている。大きな意味はないつもりだ。ただ、あの日から大きく変わってしまった僕の人生が変わらないかどうか、毎年運試しをしているだけ。でも、その運試しも外れてばかりいる。人生そんなもんだ。
「大きく当たりますようにー」
宝くじ売り場のお姉さんが言う決まり文句。その言葉に見送られて、僕は宝くじ売り場を後にした。今年も買った1枚300円の年末ジャンボ宝くじ。たった1枚それを買うだけでも、財布の中の小銭をかき集めなければならなかったし、今晩のご飯は抜きだ。この貧乏生活にも慣れてはきたが、安い家賃でなんとか借りられた今の部屋を「住めば都」だとは思えない。しかしそれでもそこ以外に帰る場所はないので、足は自然とそちらへ向いた。
世間はクリスマスで浮き足立っている。華やかな街のイルミネーション。赤いサンタ服を着て呼び込みをする若者。楽しげにしているカップル。中でも見ていて一番辛いのが、幸せそうな家族だ。僕がもう無くしてしまったもの。それを持ってる人たちを見るのが辛いので、つい裏通りに入ってしまった。
そんな声が聞こえてきた。そちらの方を向くと、高校生くらいの青年たちがいた。見た目はどこにでもいそうな高校生たちに見えたが、ほんのりやさぐれた空気を纏っている。しまった、と思ったがもう遅い。
「僕は大したお金は持ってないよ」
「おい、やるぞ」
声をかけてきた青年が仲間にそう言った直後には殴られ、財布を盗られていた。
「うっわー、まじで大した金ないじゃん。札すら入ってないぜこの財布」
「え、超貧乏じゃんそれ」
「待て、なんか入ってた。なんだよ宝くじかよー」
青年たちがそう言って財布からあのたった1枚の宝くじを抜き出している。
「まぁいっか、宝くじだけもらっとこうぜ」
そう言って彼らは立ち去ろうとしている。大きな意味を持ってはいないはずの宝くじだったが、持っていかれようとしたこの瞬間、僕は自分が間違っていたことに気がついた。
あの日からどん底の生活に落ちて、それでも生きているのはこの年末に買うと決めた宝くじがあるからだった。だから、返してほしかったが、ボコボコに殴られたお腹が痛くて声が出ない。そして青年たちの声は遠ざかっていく。
悲しい。どうしようもなく悲しい。
「通報は、しないで…」
「あ、おじさん目が覚めた」
目を覚ますと、そこにはちょっと気の強そうな20歳くらいの若い女の子と、その背後に二人のXメンみたいなサングラスとスーツ姿の男が見えた。
「君は…?」
「おじさん、あんまり無理しない方がいいよ。とりあえず水飲みな」
僕はどうやらベンチに寝そべっているようで、ゆっくり体を起こしてからいただいた水を一口含んだ。
「おじさん運が悪かったね。大丈夫?」
「ありがとう。助かったよ」
僕はまだお腹が痛かったけど、水のおかげでだいぶ楽になり、事態を把握できた。この女の子が助けてくれたのだ。ここは倒れたところからそう遠くない公園だった。きっと後ろのXメンみたいな見た目の男性が運んでくれたのだろう。
「おじさん、もしかして訳アリだった?通報はやめて欲しいって」
「警察は嫌いなんだ。できる限り関わりたくない」
そう、警察は嫌いだ。
10年前、僕は痴漢の嫌疑をかけられてしまった。警察の人はとても怖くて、僕はやってもいない痴漢をやったと言ってしまった。認めて示談に持ち込んだら、この地獄のような取り調べから逃げられると思ったからだ。
でもそれはどうしようもないほど悲しい浅知恵で、結果的に僕は家族も仕事も失うこととなった。10年前のクリスマスを最後に、娘には会っていない。今頃は18歳になっているはずだ。
しかし、この女の子も警察が嫌いとは、どういう事情だろう?そこに疑問を覚えたが、踏み込むより先に女の子が言う。
「おじさんいくら盗られたの?」
「1000円も盗られてないよ。財布には小銭しかなかったんだ」
「おじさん、やっぱり訳アリなんだ」
「訳アリというか、貧乏なだけだよ。ただ…」
「ただ、何?」
「毎年のクリスマスに1枚だけ年末ジャンボを買うんだけど、それを盗って行かれた」
「やっぱり訳アリじゃん!」
女の子がそう言う。
「訳ってほど大袈裟じゃないと思ってたけど、毎年の希望みたいなものだったよ」
「じゃあ、それ取り返してあげるよ!」
女の子が笑顔で僕に告げる。僕もとてもびっくりしたけど、彼女の後ろにいるXメン二人組も少し驚いたような顔をしていた。サングラスをかけているから正確な表情はわからないけど。
「取り返すってどうやって?」
尋ねる僕に、まーまーと言って彼女はスマホを取り出す。そしてどこかへ電話をかけた。
「あ、お父さん?探して欲しい輩がいるんだけど。オヤジ狩りしてた輩で、宝くじ1枚だけしか収穫なかったのがいると思うんだ。そいつら探して東公園に寄越して欲しいの。うん、ありがと。待ってる」
この会話、そして彼女も警察が嫌いというのがなんとなく繋がった。
「口を慎め」
思わずそう聞いてしまったが、サングラスのXメンにそう言われてしまった。
「まぁまぁ、それは聞かないお約束ってことにしてちょうだいな」
彼女はそう言って僕に頬笑んだ。その笑顔で気がついたが、もしかしてこの女の子は娘と同い年くらいなのかも知れない。
それからしばらく世間話をしていて、僕の身の上はすっかり話してしまった。
「そんな中で買う年末ジャンボ、すごく大切じゃん」
彼女の感想はそこだった。でも、そこを分かってもらえただけでも、まるでクリスマスに奇跡が起きたような気分になった。
「さて、さっきの輩が来たよ」
彼女がそう言って立ち上がった。彼女が向いた方を見ると、いかにも強面なお兄さんたちに囲まれて、さっきの青年たちが縮こまってこちらへ向かってきているのが見えた。
「私に謝まるんじゃない!おじさんに謝りなさい!」
青年たちはこちらに着くなりそう言って頭を下げてきた。僕はなんて答えていいかわからず、しどろもどろしながら顔を上げていいよ、と言った。
「あんたたち、このおじさんから宝くじ盗ったでしょ。それ、返して」
女の子(というか姐さん)がきっぱり言う。ところが、それを聞いて青年たちが青ざめた。
「あの、もうありません…」
「あの…、女にあげちゃいました」
「えぇ〜!!」
「あげたって誰に?」
「姐さんといつも一緒にいる、あの先輩です!」
青年はそう答える。
「え、あの子に?なんでまた」
「ガメたもんだって気づかれてないな?」
「は、はい!」
「金輪際あの子には近づくんじゃない。あの子は何も知らないんだ」
「はい!!」
青年の返事にはどこか悲壮感があったが、それ以上に女の子の言葉には迫力があった。この程度の揉め事には慣れているのかも知れない。
「そいつらはもういいや。おじさん、行こうか」
「行こうって、どこに?」
「おじさんのくじを持ってる子のとこ。くじはおじさんの落とし物だったって話にしよう。ついてきて」
そう言われて僕は、彼女とXメン二人(多分ボディーガード)の後ろを歩き始めた。
「チャットで聞いたらすぐそこのモールにいるって話だったから、そこで待ち合わせることにしたの」
女の子が言う。
「てかね、時々こういうことしないとやってられなくてね…」
彼女はそう言って少し遠い目をした。が、それは一瞬で消えてこちらに言ってくる。
「これから会う子には、私は社長の娘ってことになってるの。裏のことは何も知らせてないから、おじさんもそのつもりでいてね。さっきの公園でのやりとりとか絶対言わないでね」
「分かった」
彼女の要望に僕は答える。彼女の友達から『落とし物の』宝くじを受け取る間程度ならボロも出ないだろう。
待ち合わせ場所のモールに着いた。もちろん僕には誰と待ち合わせているのか分からない。女の子の方は相手を見つけただろうか?そう思って目をやってみると、ちょうど誰かを見つけたところだったらしく、手を挙げて小走りを始めていた。
「りーすー!」
彼女はそう声をあげた。日本語として意味を取りづらいが、状況からすると相手を呼んだと考えるのが妥当だ。
そう思いながら彼女の向かった方に目をやると、彼女ともう一人、高校生くらいの女の子が立っていた。
「理衣澄…」
クリスマスに生まれた子。だから、それにちなんだ名前をつけた。
「お父さん…!」
理衣澄が答える。手元に、年末ジャンボ宝くじを1枚握りしめながら。
今年の宝くじは、これ以上ないほどの大当たりだった。
自転車のベルは危険防止のやむを得ない防止のためなら鳴らしても良い
わけだから
まあもちろん、このために裁判をやるのは現段階では大袈裟だからあれだけど。
クラクションのようなうるさい音でもないし、声かけよりよっぽど自転車が後ろから来るのがわかりやすいです。
ベルが法律違反になる可能性があるというルールがおかしいような・・・
自転車のベルの「チリン」に目くじら立てて「俺は歩行者様だぞ」とやるクレーマー的な考え方のこの動画の爺さんに腹が立つのです。
自転車でベル1回チリン を許容したら法治国家じゃなくなるとか、本気でおっしゃってないですよね?
このじいさんが発狂して、他人の自転車を掴み、恫喝する行為は放置していいのですか
自転車でベル鳴らしてる人なんて普通にいるし、こんな発狂してくるとは考えませんからね。
あなたは自転車のベル1回でこんな事してくる爺さんがいることを想定出来ますか?
私は今までもこれからも普通に注意喚起のために、自転車のベルも車のクラクションも使用します。
歩行者が横一列で道をふさいでたりとかもあるし、後ろから自転車が来るのを知ることを歩行者にとってもメリットだと思いますが。
激しく鳴らすなら、ともかく。
通りますって声をかける人ってほとんどいませんよね。後からベル鳴らされたらびくっとしちゃうけど、話しかけられる方が私はびっくりしちゃう気がする…。私はですよ。
他人の自転車を掴み、恫喝している爺さんが100%悪いですね。
自転車のベルを1回チリンとならして注意喚起は別に強い違法性があるわけではありません
沸点が低い人も多くなった気がする
無理やり通過と言うか、ふらふらしている人がいると、怖い!声で右側を通ります!とか言ってる
降りろ!と言われても、ずっとそれで進むなら自転車はすごく大変
いろいろこのお母さんのいけないところはあるけれど、別に好きで急いでるわけじゃない
怒鳴って良いなら私が次回じじばばにベル鳴らされたら自転車掴んで倒してご本人を蹴り倒しても別に良くない?と感じるくらいこのじじいはあたおかと思うし。いつも思うけど相手がムッキムキの男ならやらんのでしょ?てか問題の内容はもうどうでも良いけど動画見た感想が唾飛びそうで汚いから黙って欲しいのとこういうたぐいのじじいが嫌い。たまたま鳴らされて動画撮られて内容的に相手にも非があるのかもしれんけどこういうじじいは他のところで素行悪いタイプだからきっかけどうあれ捕まればいい。
二人とも残業多め。
一緒に住んでもう10年近く経つけど、最初は我が家も家事負担がぜんぶ自分に偏ってつらかった。ケンカもした。私が「あえてやらない」ことを徹底した結果、放置されたものに耐えきれなくなって夫も家事してくれるようになったよ。皿洗いとか洗濯(洗濯物放り込んで押すだけだけど)とか。やってくれたら大袈裟に感謝を伝えてる。
・掃除
風呂、トイレなど水回りは週1。トイレは汚れがつきにくいトイレスタンプをつけておく。風呂は自分が風呂入って出るときについでに掃除しておく。2ヶ月に1度防カビ燻煙剤。
・洗濯
ドラム式洗濯乾燥機一択。夫のシャツはユニクロのシワがつきにくいものに統一。靴下も黒に統一。洗った洗濯物はそのままカゴに放っておき週末にたたむ。夫のシャツは洗濯し終えたら脱衣所のハンガーにかけておき、シワ防止。
・料理
平日)
昼は出社時は買って食べる。在宅時はそうめんとか、うどんとか。
夜は週末に作り置きした自家製冷凍ミールキットをホットクックにぶちこんで、ホットクックが動いている間に残務処理。やる気がないときは汁物はレトルト。ご飯は朝にタイマーをセットor忘れたときはレトルトご飯。
ホットクック買うまでは市販のミールキットを買いだめor惣菜買って帰ってきてた。
あと、スープ+パン+サラダみたいなヨーロッパの夕飯みたいな食事や、レトルトカレーにすることもある。
どうせ成人2人なんだから平日は多少栄養偏ってもokにしてる。休日で帳尻を合わせる。
休日)
朝は気が向けば夫がパンとベーコンエッグを焼いてくれる。私も無理して用意しない。
昼は私がパスタなどつくったり作らなかったり。食べないこともある。休日日中にネットスーパーが届くようにしているので、食材が届いたら下拵え、冷凍。野菜や肉はカットして1食ごとに袋にまとめておけば平日鍋にぶちこむだけでいい。ここで平日用のミールキットも一緒に作る。
夜は30分くらいかけて一汁二菜、三菜つくる。余裕があれば翌日用の副菜を1品作り置き。レシピ本2〜3冊買っておいてそのレシピをルーティンしてる。やる気があればネットで新しいレシピに挑戦することも。
・その他
犬の散歩は朝は私、夜は夫。ただし仕事の関係もあるからここは適宜。
食材や日用品の在庫管理はtodoリストを夫婦で共有しておき、仕事帰りなどにお互いチェックして買って帰る。すぐ必要でないものはネットスーパー。洗剤や犬のごはんなどはAmazonの定期便。
自分はやらないのに相手の家事に文句言うのは言語道断だから、だったら自分でやれと言うしかない。それか相手がやらざるをえない状況に追い込む(ex.相手が我慢できなくなるまで放置)。
けっきょく元増田がやってくれるという甘えがあるから文句を言うと思うし、そこはぶつかること覚悟で話し合わないと、たぶん元増田が壊れると思う。きついと思うけど話し合いがんばって。
正直、福島原発の事故って、丸く治まったんかなーくらいに思っていた。
しかし、現実としては、「水を入れまくったら、何かしらないが、原発からの放射性物質が大量放出をしなかった」という感じの収束だったらしい。
映画だから、大袈裟に「日本崩壊シナリオ!西日本と北海道以外日本は住めなくなる!」とか煽ってるんかと思ったら。
本当に、原発から放射性物質が大量放出しなかったのが理由もよくわかっておらず、たまたまそのシナリオにならなかっただけらしい。
え?ってなった。
マジで日本が終わってた可能性もあるし、それが防がれた理由も現状でもよくわかってないってまじ?と。
そんな激ヤバな感じだったんだなあ、福島原発事故って。