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はてなキーワード: 正当防衛とは

2016-10-16

おっさんなのでペルソナ5ストーリーに乗り切れなかった

ペルソナ5ストーリー違和感の話。軽く重めのネタバレが入ります


ペルソナ5、終わった後「うーん」な感じが拭えなくてツイッターやらamazonレビューやらで感想探ってたら、なんとなく自分と近い世代のオッサンは割と同じような違和感を感じており、その一方で、ツイートの様子からたぶん学生くらい?と思われるユーザーに向かって徐々に絶賛度が高まっている傾向があるように感じた。


そこで何の感じ方が変わるかっていったら、やっぱり「社会悪正義の捉え方」が一つ鍵なのかなーと。


P5の主人公たちは、基本的には、アウトロー

学校を含めた大人社会への適合度が低く、何らかの形で暴力差別迫害を受けている。登場人物全員がそういうバックボーンを持ってるって時点で、3や4とは一線を画してるなーと思う。そういう設定事態はすごく好みだった。

そして、最も身近な学校の不当(と当人たちは感じている)支配構造に反発し、ゲリラ的な手段でそれをはねのける手段を得る。それが怪盗団。

怪盗団は、抑圧に対抗する手段であると同時に、彼等の居場所にもなった。彼等は、自分たちが手にした力の使い道を探す過程で、また別の被害者を探し、弾圧側を排除して仲間を増やしてゆく。


ここまではいいなって思うんです。

「闇に隠れて悪を切る」の義賊的な怪盗感が有効に働いてる。

特に祐介のエピソードコミュが好きで、彼はゲーム終盤まで割り切れない思いと向き合わされる事になり、結果、そういう人間の複雑さを受け入れる。立派な奴だなあーって素直に感心した。


でも、物語全体で見ると、徐々に違和感は拡大してて、

私たち、これでいいのかな。正しい事をしているのかな」

「悪いヤツを改心させる事が間違ってるわけがない」

的な会話が言葉を変えて何度も繰り返される。

まり、彼等はまだまだ精神的に未成熟さが残る学生なので、自分たち行為が「原則として誰にも咎めようがないものである事に、自分で耐えきれてない。

そこにどう落とし前をつけるのかなーってずっと思ってたんですが、つかなかったんですよ。

途中からターゲット自分たちと直接関わりのない著名な組織及び個人に変わり、そこから物語の掛け違いが発生してるように感じる。


そもそも、P5の主人公たちが持っている力って

個人精神世界に入り込んで人格を直接攻撃し、歪んだ欲望消滅させ、改心させる」って、率直に言って「社会的リスクを伴わない洗脳」ですよ。

暴力of暴力です。

自分たち被害者である間は正当防衛になるけど、直接関係のない相手だと話が違ってくるように思うんだよね。


劇中における「善悪」の基準もゆるい。

P5は、人の良き悪しきをテーマの中心に添えながら、その結論を完全に持て余してると思う。

最初は「自分たち被害を覆すために」やっていた行為が、最後の方では「悪人だと思うからこらしめてやりたい。」が先に来てて、そのためにパレスを探す…みたいに、完全に手段目的が逆転してる。

『怪盗をしたいか悪人を探す』って、ノルマ目的犯人でっち上げ警察みたいなもんじゃいか。見ようによっては、劇中の誰よりも怪盗団が一番の『悪意なき悪人』ですよ。

そしてp5の主人公たちには、その客観性に耐えうる精神的強度がない。

それを物語的にうまく隠そうとした結果、終盤に行くにしたがって、ターゲットたちをどんどん単純なテンプレ悪人化させるしかなかったんじゃないかって思う。

鴨志田とか斑目って大人としてのずるさ、邪悪さの深みみたいなのがあった悪役だと思うんだけど、なんかシドウってそのへん随分単純だったよね。演説直後のシーンで、衆人の前で普通に「クソガキ」とか言い放っちゃうし。


シドウをカモシダやマダラメと同じくらい人間味があるキャラにしちゃうと、主人公たちの正当性を立てるのが難しくなるから」っていう逃げにも見えちゃう

正義」「世直し」ってワードが後半に行くに従って増えてるように感じるのも、シナリオの都合で主人公たちを正当化するために無理やり連呼してるのかな、とか勘ぐったりして。


主人公たちが迷わなかったとは思わないけど、終盤やっぱり、どこか「悪いやつは倒していいんだ」っていう単純化にぐっと話が移動してた感は拭えない。

それをペルソナ世界正当化ちゃうのか、っていう。

善悪あくま相対的もの」という、女神転生シリーズが元々持っていたセオリーを真っ向から否定してないかなと。


シドウを倒した後の展開がまたキツイ

シドウが真なる悪人であったのか、彼を改心させる事が本当に正しい事だったのか。

それを判断するのは「主人公たち以外のみんな」であるべきなんだけど、p5はそれすら放棄したんですね。

聖杯という「集合的無意識」に人格を持たせ、それを全ての元凶とした。

これ、逃げだと思いますよ…


シドウを倒した、でもシドウの支持率が下がらない。

なぜならそれは『事なかれ主義が具現化した悪神のたくらみだから』」

って…


そんなん「衆愚は正しい判断を下せない」っていうのを、遠回しにdisってるだけやん!

怪盗団支持率100%とかも、まあコミュレベルの高いゲストキャラが心から怪盗団支持を主張するのは分かるんだけど、それ以外の大多数からしたら「噂程度に存在していた怪盗団がなんかこのピンチ解決させてくれるらしい」ってだけだし、勝ち馬に乗る勢いだけの演出で、あれを「怪盗団が支持されている」ことの演出としてはとても受け取れない。


いや~ちゃんとシドウを改心させた事実としっかり向き合うべきでしょ?

悪人内面がどうあれ、結果として行われているのが「強い国を作るための改革」なんだったら、その手立てを失った事のフォローをちゃんとシナリオでして欲しいわけよ。

それとも「心が汚い人間がする事は絶対に間違ってる」みたいな話なの?

「心が清い人間がやったことな洗脳は正しい」って話なの?

それこそ暴力的差別でしょうよ!!!!!

(一応、主人公シドウは因縁があるんだけど、でも物語的には明らかにまず『シドウ倒す』が先にあって、『ついでに主人公の仇だった』って流れになってると感じる。完全に主人公私怨として戦って、結果それが世直しになる、って方がまだ納得できたかな…)


自分はp3やp4やったときもそこそこオッサンだったのが、3と4は5に感じた違和感ほとんどなかった。3と4の主人公たちははっきりと自分または親しい仲間のために戦ってたから。

それが「社会」「正義」が絡んできた時、そこまでの強度をペルソナ世界観は持ってなかったんじゃないのかなと、そういう事を思ったわけです。


とかなんとか書いたんだけど

ゲームとしてはしっかり面白くて、最後まで楽しんだし、80時間かけてゲーム部分は楽しませてもらったなーって思ってる。

ペルソナって開発者側も「ジュブナイル」って言ってるように、10代または20代に響けばそれで成功してる世界観なんだと思うし、ターゲット層がなんかしら考えさせられたり、勇気をもらったりしたらそれで充分成功なんだと思うし。

おっさんなりに、3と4やって感動した感じを5にもうっすら求めてたら、5はそういう作品ではなかった、自分が筋近いの期待してた、と、そういう話です。

2016-10-01

[]カミュ異邦人

読んでてかなり興奮したのでメモ

あらすじ

1. 第一

(1) 主人公ムルソーは、母が死んだ翌日にナンパした女を抱いちゃうような変な男。

(2) そんなムルソーはある日「太陽がまぶしかたから」という理由アラブ人拳銃で殺してしまう。

 ※ここで重要なのはムルソーに罪を犯したという意識がないことだ。なぜならアラブ人を殺したのは「太陽のせい」だからだ。

2. 第二部

(3) ムルソー殺人罪起訴されるが、彼を救おうと弁護士牧師がやってくる。

(4) 弁護士は「心証をよくするために嘘を付け」と言い、牧師は「罪を認めて神の救済を受けろ」と言う。

(5) しかムルソーは、嘘を付くのは嫌だし、そもそも自分は罪人ではない、と言って、いずれの救済も拒否する。

(6) 始まった裁判では、ムルソーの「太陽がまぶしかたから殺した」という言い分を誰も理解できず、経験則に従って彼の行為理屈付けられていく。

(7) その結果、ムルソー極悪非道殺人鬼ということになり、死刑判決が下される。

(8) 社会法廷から宗教キリスト教からも「異邦人」とされた彼は、死刑を待つ獄中で生きる意味を問う。

(9) 結果、このような自分排除せず「優しい無関心」を示す自然存在に気が付き、幸福を得る。

感想

第一部で描かれる殺人の経緯が、検察官裁判官による経験則に基づく認定により、全く異なる事実関係に作り替えられてしまうのが見どころ。

ここでムルソーは味方のはずの弁護士にまで「刑を軽くしたければ黙っていろ」と言われ、ものすごい疎外感を感じることになる。

社会ルール自分を合わせられないことで悲劇に陥るのはカフカの『変身』や『城』と似ている。

ただムルソーラスト幸福を得る点で、カフカと異なる模様。ただ何でこういう違いが出て来るのか、という点になるとまだよく分からない。

ちなみにネット感想で、ムルソー行為正当防衛、過剰防衛が成立するのではないか、との意見が見られた。

しかし、被害者アラビア人は匕首を構えただけである上、ムルソーに対して攻撃する意思もあったかどうかよく分からないので、正当防衛ないし過剰防衛は成立しないのでは、と思った。

2016-08-03

http://anond.hatelabo.jp/20160803113434

日本国内警官拳銃を所持している。

警官と言えどもただの人間であり、病気にかかることもあるのだから、突然、統合失調症になり

妄想に囚われて、正当防衛の名のもとに一般市民を銃撃しまくることだって有り得る。

少なくとも、絶対にないとは言い切れない。

2016-07-29

もう何も感じない。

いくらい無関心。何もかもどうでもいいから波風立てないでくれればいい。

攻撃されたらもちろん正当防衛するが。

2016-06-27

http://anond.hatelabo.jp/20160627112830

お前も元増田もどこ行ったってムダ無駄

どこに行こうがあらゆるものを「嫉妬」に変えて「正当防衛」して「一つ上のレベル世界」へ逃げるんだから一生夜逃げ人生だよ。

お前らの理想郷はお前らの頭の中にしかねえよ。

2016-05-12

ゴーンガール鑑賞メモ

※本編内容に抵触しま

普段サスペンス系の映画はあまり見ないので少し驚いたけど、ハリウッド映画なので勧善懲悪な結末になるかと思ったらある意味バッドエンドでびびった

・なんで妻はモーテルのドアを開けてしまったんだろう。扉越しに適当に噓つけばよかったのに。

防犯カメラ確認したら、嫁が無理矢理別荘に連れられて来たんじゃないってわかるのでは?

防犯カメラ確認したら初めて姿を録画された日と誘拐された日の間にブランクがあき過ぎって分かるんでは?

カッター云々言ってたけど、妻に対して対応が甘過ぎでは?正当防衛でも殺人殺人でしょ。

・助けてくれた元彼はリッチな感じだったけど、天涯孤独なの?誰もよく調べてほしいとか言わなかったのかな?

クレジットカード履歴があるなら購入時間とかIPアドレス(自宅から)で旦那が購入したのではないとわかるのでは?

プレゼント全部は触ってなさそうだから、一応指紋を調べて貰えばよかったのに。手袋をしてたって思われるかもだから意味いかもしれないけど出ても嫁だけでしょ。

プレゼント最初から素直に警察に報告していればよかったようにも思うけど…。

最後なんで妊娠したんだろ。これは素で見逃した。

2016-04-22

ブロガーは生きろ、増田死ね

 排出された薬莢が、乾いた音を立てて足元に跳ねた。

 至近から硝煙のにおい。

 いや、それよりも。

 遠くから、血のにおい。

 だが、気配はまだ消えていない。

 殺気はむしろ増している。


「どうしてです?」


 俺は周囲に対する警戒を解かずに、フミ夫に、重ねて問うた。


「どうして、こんな意味のことに命を賭けるんです?」


 "白い悪魔"と畏怖される彼のことだ。

 平然と「答えなどない」といった返答をするもの予測していた。

 が、振り返ったフミ夫の顔には、子どものような率直な感情が浮かんでいた。

 純粋な、驚きの表情だった。

 まるで、そんな質問をするやつがいるなんてことを今まで想像だにせず生きてきたかのような。


 実際、彼は想像した経験がないのだと初めて気付かされた。

 フミ夫の、いや、「彼ら」の行動原理はいだって単純だ。

 目の前に獲物がいるから狩る。敵がいるから殺す。

 なぜなら、獲物や敵は死すべき存在から


 そして、それは彼女も――"かや"もおなじことだ。

 彼女生存本能が敵を生み出す。その敵が彼女攻撃する。だから殺し返す。正当防衛だ。

 理屈理論ではない。

 システムだ。

 人が生き、死ぬためのシステム

 インターネットという皆殺しの野に用意された闘技場。

 入るのは二人。

 出るのは一人。


 しっきーの死に際を思い出す。

 彼はネットバトラーとして立派な死を遂げた。

 本来助けるひつようのないものを助けようとして、戦うべき理由のない相手と戦った。

 本物の紳士であり、騎士だった。

 だが、紳士騎士も、悪魔の前では単なる肉でしかない。

 そして彼は実際に魂なき肉塊に成り果てた。

 俺は彼の遺骸を前にして、祈った。

 彼のための祈りではなかった。

 じぶんのための、眼前の地獄から逃げ出すための祈りだった。

 俺がひざまずいてすいようびの祈祷を唱えていると、隣りにベテランの先輩増田がやってきて言った。

「人が死ぬ度に祈るのはやめておけ。

 でないと、インターネットでは、はてなでは長続きしない」


 その先輩は二日後に Hagex に襲われて死んだ。


 俺はまだ生きている。

 なぜ生きているのだろう。

 はてなにおけるあらゆる論争は無意味だ。

 そんなことは増田に入る前からわかりきっていたことではなかったか


「どうして、こんな意味のないことに命を……」


 フミ夫はやはり答えない。

 代わりにライフルを構え直し、私に手で制して、かやが潜んでいると思しき方面へとゆっくり前進する。

 さきほどの澄んだ眼の光はすっかりその眼底に暗く沈んでいた。


ポルシェだかロマンだかから支援が来た」


 フミ夫は若本規夫並の激渋ボイスで呟いた。


余計なお世話だよな。リアル著名人からお情けを受けるほど、俺達は落ちぶれちゃいない。なあ?」


 俺に同意を求めているのだと気づくまで数秒かかった。

 俺は頷く。

 先行するフミ夫の表情はうかがい知れない。

 丸太のように転がっている物言わぬ増田たちの死体を踏まないように注意を払いつつ、かやへ接近する。

 硝煙のにおい。

 ひたいがチリチリ灼ける感覚

 狙われている。

 俺にはわかる。


 数瞬後には、俺かフミ夫かどちらかが右手を射抜かれている。おそらくフミ夫のほうが。かやなら最大の効果を狙うはず。

 だが、そのときにはもうフミ夫は左手キーボードを叩いているだろう。


 そういう人種なのだ

 「彼ら」は。

 俺達とは根本的に違うのだ。

 

2016-03-02

なんだかんだ言っても男尊女卑

先に行っておくけど自分フェミ女性じゃない。

女性から男性への暴力ギャグになっている漫画とか大嫌いだ。

それでも男尊女卑を感じるのはやっぱりセクハラ問題だ。

少し前に予備校漢字テキストセクハラ表現だとして回収された。

大多数の人から見て不快なのに一部の男性は「騒ぎすぎ」「過剰反応」なんてことを言う。

あれをセクハラと感じられないのはマズイ。

さらに困るのが考え方の歪みから草食系になる人。

「すぐセクハラって言われるなら独りでいい」

こんな歪んだ考えはやめようよ。

どうしても女性性的弱者だ。

それの正当防衛を草食化と無理やりこじつけるような人をどう説得すればいいのか?

2015-11-26

anond:20151126224354

なにいってんだ?私は誰も逆らってない

正当防衛でしょう

anond:20151126135150

10年間叩かれ続けて少しやり返したら悪?正当防衛でしょう

2015-11-03

合法的に人を殴りたくて仕方ないんだけどどうすればいいの

法律は犯したくないんだけど、生きている人を殴りたくて殴りたくて仕方ない。

出来ることならどこかしらの骨が折れる位まで殴りたい。

でも合法的に殴る方法が見つからない。

強盗とかしてもらって、正当防衛で殴る?でも程度をわきまえないと過剰防衛とかになっちゃうよね。

スポーツ中に不慮の事故として殴る?それはそれですごく難しいよね。

どうすれば合法的に殴れるんだろう。ボクシングとかやればいいの?そういう場所だと逆に「この力を悪意に使ったらあかんでー」って感じの掟(?)みたいなのがすごく厳しくて隙が無かったりしないかな?

あー全然思いつかない。誰か知っている人が居たら教えて欲しい。

絶対違法行為はしたくないんだ。でも生きている人を殴りたい。

2015-09-27

http://anond.hatelabo.jp/20150927185306

じゃあ正当防衛武器使用が認められるPKO協力法の時点で9条は無効化された、という主張ね

http://anond.hatelabo.jp/20150927184316

それじゃあPKO派遣された自衛隊敵対勢力攻撃されて正当防衛した時点で無効じゃん

(確かにPKO時点で「憲法違反」って批判野党からあった)

2015-09-15

http://anond.hatelabo.jp/20150915181423

あの程度の犬 とおっしゃいますが、

飼い主に対してすら異常な噛みつきをする犬は、 第一に狂犬病の可能性が疑われるんですよ。

狂犬病は一旦発症すれば効果的な治療法はなく、ほぼ100%の方が亡くなります

犬を射殺するのは、正当防衛範疇として十分に認められます

2015-08-29

http://anond.hatelabo.jp/20150829002158

増田

「もちろん侵略戦争は反対だが、攻め込まれた時が本当に怖い。そこが重要なだけで、あとは勝手改正してくれって感じだ。」

といい、シールズの彼らは

「もちろん攻め込まれた時は本当に怖いが、侵略戦争は反対だ。」

と言う。並べ方が違うだけで言ってることは変わらん。そこは知っておいた方がいいよ。

いま問題なのは、『地域限定なく、対象限定もなく(車両から艦船から果ては核ミサイルまで)、内閣判断一つで自衛隊武器を持って警備することができると解釈できる法案』が、まともに議論もされず(増田も多分理解していないだろう?)成立するところなんだが、それでも増田としては「勝手改正してくれ」なんだろうか? 「自衛のためと判断できる場合に限るから大丈夫」と政府は繰り返すけど、解釈次第でどうとでもなる法案と言ってるに等しい。地域限定対象限定は、いずれもナシだ。そんなワケで、これが「侵略戦争」につながらない保証は全くない。

「攻め込まれた時」に守るのは、これは当たり前の自衛であって、ほとんどの人はそんなこと反対してない。(歴代内閣解釈通り)

しかし、自分の都合で他国に攻め込むのは、これは「自衛」とは言い難い。これも、大体誰でもそうだと言うだろう。たぶん、今の自民党の皆さんも、さすがにそこは一線引いてる。少なくとも表向きは。

ややこしいのは、自衛をする時に、一緒に守ってくれるだろうA国が仮にあるとして、その国との共同行動に関する問題だ。

 (1)A国が自衛を手伝ってくれているときに、A国軍と共同で自衛する。

 (2)A国が地球の裏側で戦争してるときに、A国軍と共同で戦争する。

この2つの、前者はOKでも後者ダメじゃね? ってのが普通判断だと思う。ところが、今の安保法案だと、「解釈」や「運用」により、「現場自衛官判断」で(2)に近いことができてしまうので、それが最大の問題

(※ちなみに、イラク戦争時に人道支援名目派遣された「ヒゲ隊長」こと現自民党議員佐藤正久は、当時、友軍が攻撃されたら「情報収集名目」で駆けつけ、戦闘に巻き込まれることで「正当防衛」という言い訳のもとに戦争するつもりだったと発言したことで有名。こういう人らが推進してることが、今の安保法案を一層信頼のおけないものにしてる。)

だったら、もっと制限つければと思うわけだけど、それはしたくないらしい。だから、「色々言い訳してるけど、結局戦争するための法案なんじゃないの」と批判されてる。自民は、批判をのらくらかわしながら(その間支持率を落とし、次の選挙で多くの落選議員を出す危険を冒してでも)時間切れでの成立に持ち込むのだろうね。

2015-08-21

http://anond.hatelabo.jp/20150821172005

先に手を出されたんだから正当防衛だろw手を出されなきゃ出してない。

2015-08-08

インターネットにおける暴言危険

2ちゃんねるで勃興したインターネットにおけるマウンティングはより具体性を持ってきており、インターネット文化には暴言をもって優位に立つような行為が根強い。

しかしながら、相手の顔をみない一方的コミュニケーションには、危険性が多い。まず、ニュース報道される文章には犯人被害者性格人間性は全く予想できないことが挙げられる。

本来ならば正当防衛とも言えるべき行為であっても、行きすぎて死に至らしめるなど、悪意のない不注意に基づく事件などはより注意深く観察する必要があるだろう。

2ちゃんねるTwitterにおいては、私刑ともいうべき言葉暴力が横行しており、当事者に対する偏見や誤解に基づいた言動が多々見受けられる。

当事者性格から離れて、レッテルによるテンプレーション的なマウンティングが行われているのである

言われた側はたまったものではない。インターネットにより増幅された憎悪自分に襲いかかってくるためだ。数の暴力ともいうべき精神的なストレス尋常ではないだろう。

特に最近は、インターネットが普及しているためか、電凸ストーキングなど、実社会への影響も大きくなっている。

暴言を書き込む際は、言われた側の立場に立って考えなくてはならないだろう。そうでなくては、今後人間社会コミュニケーション独りよがり自己満足として衰退していくに違いない。

2015-07-16

安保法案自衛隊

上念司が「憲法学者イラクシリアトルコ無防備ヒッチハイクさせろ」と言ってたが、安保法成立で自衛隊が完全武装ヒッチハイク後方支援する可能性も

「スガくんとアソウくん」の喩え話も、実際は安倍じゃなくて自衛隊員が殴りに行くわけで、ボコられてケガしたり、やりすぎて事件になるかも

後方支援中に殺されたら殉職戦死か知らんが、反撃して殺しちゃった場合正当防衛でも殺人じゃね?でもそれだと刑務官死刑執行殺人なっちゃうか

安倍曰く、

後方支援安全場所でするから非戦闘地域で行うのと一緒

武器の使用は、任務遂行型ではなく自己保存型

襲撃に遭ったらただちに退避する

との事。

アソウ君助けに行くとき戦闘地域行って任務遂行攻撃してね?と思うが、友達保存型の攻撃で、アソウくん助けたら非戦闘地域に退避と考えればセーフかも。

でも自衛隊9条があるから反撃しかできねェチクショウ!つってミサイル打ち込まれ全滅ENDすれば世論9条改正に動くかも

2015-07-05

http://anond.hatelabo.jp/20150705032222

「親」と「社会」とか「罪」と「迷惑」とかやたらでてくるけど、

あなた個人の、自分の親への「生かしてくれてありがとう」という感謝と「障害を持って生まれ申し訳ない」という罪悪感と「なぜ自分を生かしたのか」というある種の憎しみや恨みを、「障害者」が「社会迷惑」という大きな主語ごまかして、ごちゃ混ぜにしてるだけなんじゃないの?

そうでなければ、

「生まれてくるべきかどうか」をもし決めれるならば、死んだ後にしか評価はできなくない?

健常者だけど、テロとかを起こしてめちゃくちゃ社会に損害を与えた人も、

障害者だけど、めちゃくちゃ社会に益を与えてる例えば乙武みたいな人とかもいるわけじゃん。

何もできなかったと思ったけど、死ぬ直前にすごい発明をして社会がよくなる可能性とかゼロではないわけじゃん。

障害者からこそ生まれる発想とかってゼロなのかな?それがあるかどうか分からないけど、ないことは証明できないよね?

もうほんとになにもできないまま死んだけど、脳死だったから他の重い病気の人に健康な臓器を分けることができたなら、それけっこうよくない?

まり、まだ分からなくない?判断はもう少し先でよくない?

というか生物学的には先天性の障害者多様性において、つまり人類という社会の存続においてとても重要存在と聞いたことがあるけどね。

今日本で食べられてる稲とかは、美味しさとかを追求してそのかわり、一つの病気流行るとほぼ全滅するらしいね

そもそももし罪があるとすればあなたを生んだ親に罪がいくはずじゃない?

べつにあなた卵子精子ときに「神様お願いしま障害者に生まれ社会迷惑をかけたいんです」と願ったわけじゃないよね?

例えば、科学者殺人ロボットをつくって何百人か殺したとして、罪を受けるのは科学者のほうであってロボットはむしろ被害者じゃね?

まあこれは冗談で、罪になるには「そうしない選択肢があってそれを選択可能だったにもかかわらず罪であるほうを選んだ」ときに罪になるんで、ほら例えば正当防衛とか無罪になったりするじゃん?

なら最初から選択肢のなかったあなたの親も、あなたも、罪ではないだろ?

障害者ゼロで、社会通念上受け入れがたい意識を持った人間ゼロ社会って、いわゆるディストピアだと思うんだけど。

コストパフォーマンスや「よりよいもの」をあまり希求すると、

優生学」という人類史の汚点の二の舞を踏むことになるから、あまりおすすめできないね

障害者コストがかかるからまれるべきでないなら、食事のコストがよりかかる肥満体質の遺伝子を持った人間もまた生まれるべきでない?

ブサイク美人なら美人を選ぶ?

白人黒人黄色人とどれが一番コスパがいいんだ?女と男なら?身長は高い方がいい?低い方がいい?血液型は?目の色は?

道徳の話」だというなら「○○だからまれるべきでない」という主張こそ、まさに非道徳的でないかい

話を変えて、この世の中からメガネがなくなったとしよう。

そうすると視力の悪い人間視力障害者という扱いになるわけよ。

でも今の社会は違うよね?メガネがあるから障害者とは扱われてない。

パワードスーツとか開発されてるけど、あれがもっと進化すれば、腕や足が一本なくなったくらいでは障害者と呼ばれなくなるかもね。

いや、そもそも健常者でさえも、生まれてくるべきかどうかと言われると答えることはできないのでない?

どうせ誰がめちゃくちゃすごい発明しようが、テロで何百人か殺そうが、人類滅亡したら全部ゼロなわけよ。

何億年後かにはあなたの持ってる障害も、アインシュタイン相対性理論も全部等しく無価値なわけよ。

ニヒリズム」とかいうやつだけども、詳しくはググって。

例えば日本平安時代は女の人はおかめ顏が美人だったらしいよね。

現代でも、場所が違えば南米だと太ってれば太ってるほどモテるんだっけ?

殺人好きな人も、戦時中兵士として生まれれば英雄扱いかもね?

場所といえば、アフリカとかの一部民族では、障害者は神の使いとして崇拝の対象になるらしいね

もしあなたがそこで生まれてきてたなら、むしろ健常者が生まれてきてなくてよかったねになったかもね。

なので「必要かどうか」という価値問題はその社会時代場所にめちゃくちゃ影響を受けるし、つまり障害者は生れてくるべきでない」と結論づけることなんてそもそも不可能なんじゃね?

メガネ下りでも書いたように、「障害者」というくくりがまず決まってないんだから

マーサズ・ヴィンヤード島」という島があって、その隔離された島では昔、他の社会より耳の聞こえないろう者が多かったんだって

多いとはいえ数%以下の割合だったらしいけど。

そのころのその島では、ろう者障害者という扱いではなかったらしい。

耳の聞こえる人も聞こえない人も全員手話を使って話してた。聞こえる人同士だともちろん英語は使うけどね。

まりそのころのこの島では生まれつき耳が聞こえないというのは、個性程度のものだったらしい。

それによって特に不利益を被ることはなかったし、障害者というレッテルを貼られることも、自分障害者だと思うこともなかった。

まりだよ。障害者障害者にしているのは、あなたのその障害ではなく、その障害を障害だと決める社会のほうなんだよ。

からあなた障害者になっているのは、不完全な社会のせいなんだ。

からもしどこかに罪があるとしたら、社会が罪を償うべきなんだ。

社会あなた迷惑をかけているんだ。

2015-06-30

シェアハウスタバコときめんどくせぇ

http://togetter.com/li/840532

http://cpplover.blogspot.jp/2015/06/blog-post_30.html

外野から見てるとどうでもいいような事でワチャワチャやってるけど当事者には譲れない点があるんだろうな。

こいつらがやってるのは「おれが正しい点を相手に認めさせる」という自己満足ゲームなのかな。

主張を認めさせれば勝ち。一部でも認めさせれば。最終的には冷静になって両者勝ちで終わりそうだし。

シェアハウスタバコ問題」はもはやどうでもいいように読める。

これを見てると、マジメな人っていうか非DQNというかどんな言葉で括ればいいのかわからないけど

こういう人たちの衝突の解決方法ってほんとめんどくさいしダサいよな。

警察現場検証みたいにどんな状況だったか提示して、目撃者連れてきて、判例とかマナーとかモラルとか持ち出して

どっちが先に手を出した、いやおれは手を振り払っただけだ、目撃者の位置からはそれが見えていない。正当防衛だとか。

DQNだったらこんな場面は取っ組み合いになるけど、大事になる前に周囲が仲裁はいって引き離されるだろ。

そんで1時間後には冷静になってはいおしまいちょっとした連帯感とか芽生えちゃって後々お互いに気を使うようになったりな。

まぁこ方法が嫌いな人がいるのもわかるけど。

とにかくこのやり方じゃ問題が解決されることはないだろうな。

常識とか正論を持ち出して反論したらバカ扱いして終わりにするのは遺恨しか残らないわ。

2015-03-25

http://anond.hatelabo.jp/20150325130815

程度や症状の質の詳細を知れば、たぶん納得できると思う。

あと実際には、一つの精神病も一因である行為(か出来事)が、

「本人が悔い改めるべき非道」か「病気のせいだからしょうがないよね…」のどちらかになるわけではなくて、

ある点では病気のせいでしょうがないが、ある点では改めるほうがよいということになるだろう。

狭い意味での精神病に限っても、

自分迫害され続けていると信じているが、直ちに殺される切迫感までは感じていないのに、

自分迫害していると妄想患者が信じている相手を殺した場合と、

目の前にいる人が武器を持っていて、抵抗しないと殺されると強い恐怖感とともに感じて暴れたら相手が死んでしまった場合とではたぶん対応は異なる。

というか、程度の違いによって扱いが分かれることに納得できないなら、

上の妄想や幻覚が事実だったとして、それらへの対応が分かれることにも納得できないはず。

たとえば実際に迫害された怨恨による殺人正当防衛による殺人への対応が分かれることにも。

典型的サイコパス精神病神経症(古い用語法かもしれないが)とは遠い人々だが、

元の疑問を抱いた人は精神障害精神疾患に含まれると考えているのかもしれない。

彼らがその楽観的な気質ゆえに自分自分利益のために他人を殺しても罰を受けるようなヘマはしないと考えて人を殺したときに、

実際にはヘマをしたのに罰を受けないのは、それこそ納得ができないんじゃないかと思うが。

それに彼らはその楽観的で苦しみを感じにくい気質のおかげで人生を謳歌している。

多くの人々が苦しみによって踏み止まらざるをえないことをなすことによって自分利益を得るのはいいとしても、他人に害を与えたときには、

せめていわば外側からの罰は被っていただきたい。多くの人々はいわば自らの内側からの罰によって苦しんでいるのだから

いや無駄な罰を被ってもらう必要はないな。

他人に害を加えた後で、その程度に応じて、一定期間他者危害を防止できるようになればよい。

彼らの人生の楽しさはある程度は弱くなるだろうが。

2015-02-17

http://anond.hatelabo.jp/20150217082059

母親凄惨虐待に耐えられず、親を殺した娘の事件

結構な数で上がる「私の親も毒親だった」「私も悲惨だった」「こんなの正当防衛」の声。

ひでぇな、子供の一番の敵は間違いなく親、はっきりわかんだね。

子供を殺してるの親だって、それ一番言われてるから


でも、【親】は気持ち悪くもないし、犯罪者予備軍でもないんだぜ。

運転免許を持ってる者が、犯罪者予備軍と思われないのと一緒でな。


こうして考えてみると、オタクってすげぇよな。

年に一人、殺すか殺さないかで、属性全部犯罪者予備軍だからな。

この世は本当ユートピアだぜ。

2014-08-04

そもそも人を殺してはいけないのか

最近、人を殺してはいけない理由について、色々な人が色々な事を言っていて、「なるほどなぁ」と思う意見もあるけど、どれも根本的なところで間違っていると思う。

そもそも、突き詰めて考えれば、人を殺してはいけない理由なんてないのだ。

たとえば、「人を殺してもよいとすると、社会崩壊する」みたいな意見をみかけたけど、so what

そんなのはあくま社会の都合であって、「社会なんて知ったことか」と思っている個人にとっては、他人を殺してはいけないという根本的な理由にはならない。

では倫理的にはどうか。「命は地球より重い」、だから殺してはいけないのだ、という議論をよくみかける。また、「殺される人やその家族の気持ちを考えろ」なんて意見もある。

でも、このように倫理的観点から「人を殺してはいけない」という意見を持つ者でさえも、一定場合には殺人を認めるだろう。

例えば、死刑制度国家的殺人に他ならないし、正当防衛で、ナイフで刺しかかってきた強盗に対しバットで対抗して殺してしまうことを悪と考える人比較的少数派だと思われる。

まり倫理的に「人を殺してはいけない」というのは、「一定場合に人を殺してはいけない」と言っているにすぎず、純粋に「人を殺す」ということを禁忌としているわけではないのだ。

そして、「一定場合」等というものは時と場合によっていくらでも変わりうる。

このように考えていくと、「人を殺してはいけない」というのは、社会から罰を受けたくないなら人を殺してはいけない、といった条件付きの命題にすぎないことがわかる。

もちろん、多数派は、「社会崩壊したら困る」と思っているし、だからこそ殺人には厳罰が設けられている。

また、仮に社会的な罰が課されないようなシチュエーションにあったとしても、ほとんどの人は、理由なく他人を殺したりはしないだろう。

しかし、それと人を殺してはいけないかどうかとは、別の話だ。

本当に「人を殺してはいけない」というには、例えば「神様(仏でも、大宇宙でも、なんでもいい)が『人を殺してはいけない』と定めたから」等、これ以上「なぜ?」と問えない絶対的ものを持ち出すしかないだろう。

まあ、こんな極論自体So What?なわけですが。

そんじゃーね

(追記)

論理的には、絶対的な何かを持ち出さない限り「人を殺してはいけない」とはいえない(この論理は、「人は●●をしてはいけない」という命題ほとんど全てにあてはまる)が、これを乗り越えるのが社会的な繫がりと共感力想像力である

なぜ、ほとんどの人は、別に社会的な罰等なくても、理由無く他人を殺したりしないのか。逆に、なぜ社会的な罰があっても殺人が起こるのか。

答えはそこにあるように思われる。

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