2015-08-29

http://anond.hatelabo.jp/20150829002158

増田

「もちろん侵略戦争は反対だが、攻め込まれた時が本当に怖い。そこが重要なだけで、あとは勝手改正してくれって感じだ。」

といい、シールズの彼らは

「もちろん攻め込まれた時は本当に怖いが、侵略戦争は反対だ。」

と言う。並べ方が違うだけで言ってることは変わらん。そこは知っておいた方がいいよ。

いま問題なのは、『地域限定なく、対象限定もなく(車両から艦船から果ては核ミサイルまで)、内閣判断一つで自衛隊武器を持って警備することができると解釈できる法案』が、まともに議論もされず(増田も多分理解していないだろう?)成立するところなんだが、それでも増田としては「勝手改正してくれ」なんだろうか? 「自衛のためと判断できる場合に限るから大丈夫」と政府は繰り返すけど、解釈次第でどうとでもなる法案と言ってるに等しい。地域限定対象限定は、いずれもナシだ。そんなワケで、これが「侵略戦争」につながらない保証は全くない。

「攻め込まれた時」に守るのは、これは当たり前の自衛であって、ほとんどの人はそんなこと反対してない。(歴代内閣解釈通り)

しかし、自分の都合で他国に攻め込むのは、これは「自衛」とは言い難い。これも、大体誰でもそうだと言うだろう。たぶん、今の自民党の皆さんも、さすがにそこは一線引いてる。少なくとも表向きは。

ややこしいのは、自衛をする時に、一緒に守ってくれるだろうA国が仮にあるとして、その国との共同行動に関する問題だ。

 (1)A国が自衛を手伝ってくれているときに、A国軍と共同で自衛する。

 (2)A国が地球の裏側で戦争してるときに、A国軍と共同で戦争する。

この2つの、前者はOKでも後者ダメじゃね? ってのが普通判断だと思う。ところが、今の安保法案だと、「解釈」や「運用」により、「現場自衛官判断」で(2)に近いことができてしまうので、それが最大の問題

(※ちなみに、イラク戦争時に人道支援名目派遣された「ヒゲ隊長」こと現自民党議員佐藤正久は、当時、友軍が攻撃されたら「情報収集名目」で駆けつけ、戦闘に巻き込まれることで「正当防衛」という言い訳のもとに戦争するつもりだったと発言したことで有名。こういう人らが推進してることが、今の安保法案を一層信頼のおけないものにしてる。)

だったら、もっと制限つければと思うわけだけど、それはしたくないらしい。だから、「色々言い訳してるけど、結局戦争するための法案なんじゃないの」と批判されてる。自民は、批判をのらくらかわしながら(その間支持率を落とし、次の選挙で多くの落選議員を出す危険を冒してでも)時間切れでの成立に持ち込むのだろうね。

記事への反応 -
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    • 『憲法は守りましょう』がないのはわざと?

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