はてなキーワード: 卑下とは
ブラック企業でどんなに理不尽な仕打ちを受け続けても転職を考えないのは、自分なんて他の会社で働けるわけがないと卑下してしまったり、他の選択肢があることを考えもしなかったり、お前はいまここで恵まれているのだと上司や同僚に吹き込まれたことを固く信じ込んでしまったり、などの理由が挙げられる。あるいはまた、配偶者からひどい身体的・精神的な暴力を受けている人が逃げようとしないのは、逃げたところで今より状況が良くなる保証もないと考えてしまったり、自分を愛してくれる人が他にはいないと思ってしまったり、そもそも自分がいま受けているのはDVではないのだと信じ込むことで乗り切ろうとしていたり、などがある。本当は、現在の環境を「変える」ことは、ただ「変える」ことに過ぎないのだけど、それが逃げ癖と呼ばれてしまったり現実を直視できない人間だと批難されたりする。世の中は基本的にトライアンドエラー、試行錯誤というものが許されていない。環境を次々と変えていって、より良い場所を見つける、より良い方法を編み出すことが良しとされない社会では、いつまでも人はブラック企業に残って心身を病んでしまい、ブラック企業は末永くいつまでも栄える一方で、健全な企業が競争に敗れて消えていく。あるいは暴力や暴言で人を支配するような酷い人間によって人が縛り付けられて、どこかに必ず存在する優しい人に出会えないままで時間が過ぎ去っていく。不遇のときを過ごしている人が自ら呪縛を脱ぎ捨てて今とはまったく異なる選択肢に踏み出していくのは容易ではないようにも思えるけれど、だいたいの場合において人は疾走するトロッコ列車に載せられている訳ではなく、ただ単に自分の足で歩いているだけなのだから、いつでも曲がり角を曲がって異なる方向へ進むことができる。水際に向かって下り坂を全力疾走するネズミの群れではないのだから、いつでも自分ひとりで方向を変えて、下り坂から横道へ入ることができる。ひどく長い前置きのあとに政治の話をすると白けるだろうなと思いつつ政治の話をするのだけど、いまの自公政権を支持するのは、DV加害者やブラック企業から離れられない心理に近い。「俺と別れたらお前はひどい目にあう」「他の会社でやっていける訳がない」という言葉が、そのまま「野党はだらしない」「民主党時代は悪夢だった」という言葉に等しい。いまの状況が恵まれているのだと百回や千回繰り返すことで、そうかたしかに今が一番恵まれているよなと刷り込まれて行き、自分の生活を苦しめる政権を支持し続けることになる。今も苦しいけど他の政権に変えるなんてできない、という思考になる。だけど自分の行動は自分で変えられるのだし、変な言い方をすれば、配偶者を変えることに比べれば政権を替えることは容易い。自分の心や経歴に傷がつくことはないし、いつでも何度でも取り替えていける。だから、DVをふるう現在の政権からは、いったん縁を切ろう。6年も付き合って駄目だったんだから、もう我慢しなくていい。
もう安倍政権は支持しない https://anond.hatelabo.jp/20190611120229
の人と言いたい事はほぼ同じだけど付きあってほしい
こども手当を海外に垂れ流す、人はコンクリートじゃないから復興も遠ざかる
沖縄米軍基地問題で中国がイキイキしだす、こんなのは許せなかった
これで分かると思うが自分は"まっとうな日本人"と思ってたし、他人をネトウヨと卑下する人は苦手だった
だって明らかに米軍に尻尾振ってたほうが命も金も安上がりなので、改憲が国民投票で否決されると思うから
だから昭和の間は「日本人から米軍の枷を外すと軍国化して怖いで〜」と言うお題目でやってきたんだよ自民は
でも軍とか外国とか驚くほどどうでもよくなった!!
アベノミクスは言っていたこととやっていることが違いすぎたし、三党合意だっけ?の呪いで増税路線は堅持するみたい
旧来の野党も野党で消費税に大きな声で反対する気もないときた(アホすぎ)
この人らがあまりに経済オンチなせいで、数年前に心の中でバカにしてた山本太郎までもが経済政策でまともなことを言いだす始末
こういうこと言うと「じゃあ政権初心者を大臣にして民主党の二の舞が見たいのか」と言うのはネトウヨと呼ばれてたのでよく分かるよ
理想を言えばここ山本太郎みたいなのに政権取らせて、色々な党から大臣を決めてやってほしい
絶対無理だって分かってるけどね、もう政党政治なんて民意を殺す機械でしかなくなってしまった
自民党内で経済分かってる人も、党には逆らえないから増税決めたときも起立しちゃうんだよね
かといって消費税の減税すら言いだせない旧来の野党も興味なし(増税凍結はまだ足りない)
ネトウヨとかパヨクとか言いあっている余裕はもうこの国には無くなってきているよ
なんで多分山本太郎に投票するよ、彼なら軍国主義には走らないだろうし
どうみても普通の人間だぞ、追い詰めるの追い詰められるのって周りの人間との相性も大きいぞ。
正論だけで詰めて俺正しいと思ってるやつとかいて、はたから見てて可哀想だけどそれが自己卑下して私は障害かも〜とかアホかっちゅう
褒められたいと嘆く人が一定数居る。
自分の作品を「こんな絵なんて誰も評価しないでしょ」と自虐と共に発信する。
または、「私なんて~」と自分を卑下し、「そんなことないよ!」以降褒め言葉を要求してくるような人。
そんな人に対して褒めたところで、
「褒めてもらえた!」なんて認識しない。
そりゃそうだよね。褒めて欲しいと強請り、褒めてもらえただけだし。
そして挙句、「私は一度も人から褒めてもらったことがない!!」と言う始末。
そういったネガティブなことを言わない人であっても
「褒められるのは嫌い」「褒め方が悪いんだから自分を振り返れグズ」など内心思っていたりするからな。
よほどの事が無い限り、褒めるなんてしないほうがマシ。
ほめる学校でテストの点が上がったとか色々あった気もするが、「日本人には無理」だ。
残念だったなお前ら。
https://note.mu/sumomodane/n/n100d70e27871
ほんとに女はいらんから。なんどか試したけど俺女性に性欲持てない人なんだわたぶん。とーぜん結婚願望ないし、結婚してないことで自己卑下する気持ちも全然ないわけ。資産もあるし女友達もいるから、貧乏だからだろとかモテないからだろっていわれても鼻で笑いとばせるしなんならそういう性格ブスな内面が顔にも表れてるメスバエどもを見るとを哀れむ余裕さえある。
ただ、こういう資産2000万なくて老後が不安で男に依存しないと生きていけないプライドのかけらもないなめ足ペロリストのくせに一丁前に屈辱を感じてるみたいなんだよな。だからご主人様には尻を振りつつ見下せるほかの男を探さざるを得ない精神分裂気質におちってんだよおこの雑魚女フェミカス豚どもは。こいつら意地でも俺みたいな独身男を見下せないと分裂した精神が保てないらしいんだよね。自分の子供以上に独身男にペナルティを課すことに情熱燃やしてるんだけどなんなのかね。お前どうせ将来旦那に捨てられて独身になるんだから俺と同じ立場になったときのこと考えて身の振り方決めろよって言いたいんだが、務めを果たさずにただ乗りしてるから独身税課せとか寝言をほざきよる。そういう理屈を言うなら先生活保護者から殺せよお前は何の権利があって自分が気に入らないやつを弾圧するような言葉を口に出してんだ勘違い♀が。お前独身女性のこと全く考慮してないだろどういう教育遍歴があればこういう発言できるんだよ。独身男性だけにペナルティ課すならそれは差別だしどうあがいてもお前の言ってることただのうんこだろ。自分がうんこだからって他人がうんこ臭くないと思うなよ。
そこまでやられたらこっちだってお前のような他人に迷惑しかかけない生産性マイナスの産業廃棄物は死ね親に懺悔の土下座を毎日やって24時間以内に一万回地面に頭打ち付けられるようになってから自殺しろっていちいち言わないといかんわけよ。
頼むから放っておいてくれよ。そしたら仲のいい女性以外のことなんてどうでもいいんだよ。呼吸はしてもいいから発声はしないでくれ。エターナルミュートで頼むわ
河野 真太郎氏の私が一橋大学の教員を辞めた理由〜国立大に翻弄された苦しい日々
これが分断統治であるということの意味は、「教養対専門」の対立は、「大学改革」を押し進めるための人為的な対立だ、ということである
これは事実に反すると思う。「教養対専門」の対立は「大学改革」を押し進めるための人為的なものではなく、新制大学発足当初からある構造的なものである。そして、大学設置基準の大綱化を奇貨として大学側が旧教養部を解体したことで、むしろその対立が緩和されたと考えられる。
例えば、平成10年の大学審議会の議事録に以下の認識が残されている。
△ 教養部再編の時に各大学が積極的になったのは、教官グループ内の差別がなくなるということがインセンティブになったから。これから、大学院専任と学部専任という仕分けができてくるとすると、教養部の時に一度解決しているのに新たな差別を持ち込むこととなり、非常に強い抵抗があると思う。
また、旧教養部の成立から解体までを詳しく分析した第3章 教養部の形成と解体 一教員の配属の視点から 吉田文は、大綱化の背景を以下のように要約している。
P.61
一般教育に関わる規定が大学設置基準から消えた背後には、一般教育そのものに対する大学内外からの批判や不要論よりもむしろ、一般教育のみを担当する教員やその所属組織の存在に対する大学教員自身の卑下と格差解消の願望の歴史があったといってよいだろう。
もちろん河野氏も「とはいえ、大綱化によって、それまで存在しなかった教養対専門の分断・対立が生まれたという話ではない。その対立はずっとあった」と述べてはいるが、ではその対立とは一体どんなものだったのか。
P.65
民主化の旗手のようにいわれて新制大学に導入された一般教育であるが、専門教育しか行ってこなかったうえに、新制度下の組織編成も専門教育を行う学部が中心であった旧制度下の大学には、一般教育の根付く場がなかったのだといってよい。新制のもとでの教育がスタートしてわずか数年のうちに一般教育の座りごこちの悪さは、どのようなタイプの大学にとっても問題となって、それぞれの方式で解決策を見出そうとした。
で、一般教育の座りごこちの悪さはどのようなものだったかというと、
P.66
こうした(引用者注:教養部を法制化して学部と格差を埋める)要望が出されるに至った背景には、教養部が劣悪な教育・環境条件におかれていたことがある。名古屋大学の場合では「学部だと・・・文科系で教授三十二万五千円、助教授が十七万円。・・・理科系になると教授百二十三万円、」助教授でさえ七十五万円になる。それが、教養部となると、教授でも文科系が十三万五千円、理科系四十四万七千円。とても学部助教授諸君の足元にもよれない。」(名古屋大学、1989、p. 250)といった状況が記されている。こうした物質的な条件格差に加えて、「ごく最近のことだ。全学教授が顔をそろえた席上で『大学ではねぇー、こんな風にやっとるんだが、教養のはどうだね』と、・・・教養部の教授たちは、さぞくちびるをかみしめたことだろう」(名古屋大学、1989, p. 251)というような、条件格差を身分格差とみなすような日常が教員間には醸成されていたようだ。
このように、大綱化のはるか前から深刻な「教養対専門」の格差と対立が存在したのである。上記の名古屋大のエピソードは1950年代後半から60年代初頭の間のものと思われるが、そのエピソードをわざわざ1989年発行の大学史に載せるぐらいだから、大綱化直前の大学内の空気を推して知るべきだろう。そして、大綱化によってカリキュラム編成の裁量拡大が大学側に与えられ、このような格差を是正するために旧教養部を解体することを大学教員側が決断したのである。
ツイッター上には大学設置基準の大綱化によって旧文部省が大学の教養教育を破壊した、という言説が蔓延っている。しかし、教養教育を破壊したのは1990年代の当の大学教員側である。「教養対専門」対立に関する河野氏の主張も含めて、これらは大綱化を巡る歴史修正主義ではないか。
昔から鈍感だった。
誰と誰が付き合ってるかとか、誰がイジメられてて誰がイジメのリーダーだとか、そういう周りの状況がわからなかった。
今もわからないけど。
幸い自分自身がイジメられることはなかったが、それは単にイジメの対象とすら思われていなかったんだろう。
それは彼の生い立ちが原因だったと思われる。
おぼろげにしか覚えていないが、多分、卑しいとされる家の子だった(と推測する)。
腫れ物のような扱いだったと今ならわかる。昔はわからなかった。
卒業も間近に控えて、彼が言った。
そこで初めて、周囲の人間を見る目が少しおかしいことに気が付いた。自分は、属する集団の状況を、まるで理解していなかったのだ。
彼の言葉は嬉しかったけれど、同時に呪いでもあった。それが無ければ、一気に気がつくことは無かったのだろう。発達に際して、徐々に受け入れていったのだろう。
仕事がうまくいかなくてオフィスに戻るとき、あまりにも惨めで悲しかったのでnatural beauty basicの税抜き5,500円のカーディガンを衝動買いしたんだけど気分がまるで晴れなくて、ほんと上司が無理すぎて、言動が合わなくてなのに勝手に失望されてうざすぎて、とぼとぼ歩いて思った。
処女、そろそろ捨てるかなって。
もう26だし、別に取っといてもここまで来たらいざという時相手にお手間かけるかもだし、夏になるし、捨てるかと。
処女 捨て方 で検索したら出会い掲示板?とかアプリとか紹介されたけど、できれば金払って捨てたかったんだよね。二万くらい。その方が私になんか無作法あっても金払ってるし…で済むじゃん。経験も心構えも気配りもないけど尊重?してほしくて。
で、しばらく検索してもピンとこなくて。そもそも多分私の処女捨てたい願望ってここ2ヶ月くらい続いてる死にたさの表れなのかなー不可逆て意味では死亡も喪失も変わらんかーいやー死にてーと思いながらオフィスついて。
土日も働けだの数字追えだの活動がなってない昇進お前には無理だのだの。可愛がってる職員には愛想よくして先帰ってほんとクソ。合わない。私の人生仕事への意欲3%だけど最近まじで1%。毎日目覚めたとき神様今日オフィスにうざい上司いませんようにって祈ってる。
だけどさー貯金は2000万やんなきゃらしいし結婚もそろそろ考えろらしいしでもほんと上司が合わない。顔を見るのも声を聞くのも苦痛。存在が合わない。でも私辞められたら困るーってこの前お客様に言われたから辞められないし、やっぱ死ぬか私 は?つら。
ての考えながら担々麺食べてコンビニスイーツどかぐいしてたら泣けてきて、バス停でバスチー食べながら泣いた。
やだなーあのクソボケのせいで定期的に泣くのほんとやだ。思い切り気分転換しようと思って、映画に行くことにした。映画館とかそもシュガーラッシュから行ってないし、なんならアラジン観に行こうと思ったけど、普段見ない映画かなって。
絶対見ないの貞子かゴジラで、強いて言えば貞子かなと思ったからゴジラ見に行った。
シンゴジラも見てなかったし、正直よく分かんなかったというか、満をじして!的に出てきてもいや知らんしって思うこと多かった。けど、なんだろう、PMS?超泣けた。
普段見てる映画とかって、ちゃんとした人間が主人公じゃん。夢持ってたり恋してたり。私とは違う。でも、この映画って怪獣が主人公なんだよね。人間も出てくるけどそんなの御構い無しで。人間のため!とか人間との絆!とかでもなくて、全然関係ないところで縄張り争いしたり殺しあったり恋したりしてんの。で、人間はその足元でなんかごちゃごちゃしてる。
なんかいいな、と思った。
当たり前のことなんだけど、私が上司憎もうが処女捨てようが死にたかろうが、もう全然世界に関係ないし、主人公私ですらないし。夢持ってなくてもいいし、どうせギドラに殺されるから。ていうかゴジラが来るまでに自分から死ぬとかもったいなくない?
私のオフィスからさ、ゴジラが見えたらきっとそれまで人生占めてた嫉妬とか卑下とか希死念慮とか、絶対秒でなくなる。なのにそんな感情で死ぬとかくだらないと思う。
どう頑張っても昇進できないし、また体壊して今度は働けなくなるかもだけど、でもとにかく生きてたら、渡辺謙みたく一瞬ゴジラと友達にだってなれるかもよ。
多分週明けからまた上司はうざいし朝礼は一時間上司の檄を聞くから引くほどうんざりだしわがまま同期の愚痴も面倒だし出来のいい人間に嫉妬するだろうし営業先では無視されるし失敗するししくじるだろうけど、でもちょっとちゃんとしてみよう。ちゃんとしようがしまいがゴジラに殺される時は一緒だから、それならちゃんとしてた方が映画的に盛り上がるよ。
旦那の卑屈さが辛い。
旦那とは新卒の頃友達の紹介で出会った。一個上の優しくて真面目でおおらかでのんびりした人。同じ愛知県出身で、東京の大学に来て、そのまま就職して地元に帰らなかった人。
何年か付き合って無事結婚し今年で結婚5年目。去年まではのんびり楽しく暮らしてたが、最近旦那が、自分を卑下する発言が多くなり辛くなってきた。
それまで私達はお互いの年収の話をしたことがなかった。生活費はお互い決めた額を同額を出してそこから使い、余ったら貯金というスタンスだった。結婚式もしなかったし、お金のかかる趣味もなくて、出しあった生活費も自分の手元に残してあった分も、普通に生活してれば余るぐらいだった。
結婚前の話し合いでお互い子育てする自信がないという話になったことから、子どもは作っていない。だから教育費もかからない。なんとなくでしかやってなかった貯金も、30歳までの額を見たら自分達の老後の資金ぐらい大丈夫そうだなと思ったし、あんまりお金のことを深刻に考えたことがなかった。
転職のきっかけは理不尽なことが重なったことと、尊敬していた先輩がやめたこと。仕事内容自体は嫌いじゃないけどキャリアが描ける部署じゃなく、先が見えないなか同じ環境で踏んばる気力がなくなってしまった。つまり家庭事情は全然関係ない。
転職にあたって日常会話のなかで少し旦那にも相談することはあった。恥ずかしながら目標があって辞めたわけではないので、同じぐらいの給料がもらえればいいかと思って求人サイトに登録していると、それを見た旦那が「その給料で雇ってとらえるところはないと思う」と言ってきた。たぶんこれがはじまり。
退職を決めた年の私の給料は残業代込み額面で550万程度。特に高いわけじゃないけど、何か特殊な技術や資格があるわけでないので充分もらってたと思う。
「女性で、文系で、30歳で、転職したらその金額はもらえないよ」と旦那だけじゃなく周りから何度も心配されたし、確かにそれは的を得た意見だった。実際自分が狙っていた中小企業だとそういう求人は少なかった。でも運よく狙いの企業に入ることができて、給料はほぼ据え置きにしてもらえた(額面では20万ほどあげてもらえたが見なし残業で残業が増えたのでトントンだと思う)。
私の転職が決まった頃から、彼の自分を卑下する発言が増えていった。
最初に「すごいね、俺なんか踏み出す勇気ないし特に誇れるものもないから」と言われたときは誉めてもらったんだと思って頑張るねと答えた。今でも覚えてるけどお祝いに作ってくれた夕飯の餃子を食べてた時だ。私は餃子が大好きで外でもよく食べるけど、彼の作る餃子は特別においしい。
外食すれば「あんまり稼いでないからいいとこで食べさせられなくてごめん」
(私が選んだ店でも)
家でご飯食べてると「俺の方が給料低いんだから俺が作るべきだよね、ごめんね」
(生活費折半なのに、逆に私が給料低かったら家政婦扱いなの?)
親子連れを見れば「俺が金持ちだったらなんの苦労もなく子どもを育ててやれるのに」
(子どもいらないって言ってたのに…)
(海外行かないのはどちらかというとお互いの休みの予定が合わないことが大きい)
不動産屋の前を通れば「友達が家買うって言ってたけど俺はそんな稼げないしなぁ」
共通の友達と一緒に遊んでてもことあるごとに「増田ちゃん俺より稼いでるからさ」
(脈略なくいうのでとても反応に困る)
最初は年収比に応じて生活費を出せと言われているのかと、自分の生活費の比率を挙げることも提案したけど、これは完全に悪手だった。言った瞬間傷つけたと分かる顔をしたし、これまでの発言は年収コンプレックスを発揮してるのだと思い当たった瞬間でもあった。
考えてみれば昔から学歴コンプのきらいはあった。彼は理系のMARCHクラスで、客観的に見ればコンプになるような学歴ではないんだけど、これは環境によるものが大きいと思う。
地方はどこも同じような傾向があるかもしれないけど、私たちが育った愛知県の公立高校は国立大至上主義で、東大名大合格実績がものを言う。彼のような進学校の理系では名大、最低でも名工大に行かないと、と本気で言われる場所だった。学費の問題ではなく、面子の問題でそう言われる。
私も似たような境遇だけど女だったことも親が東京出身なこともあり、あまり強く国立コンプはもたなかった(そうなると今度は女子に下宿させてまで東京の私大行かせるの?とか言われるのだけど)。
大学出たてで出会った頃、彼から「社会に出てから相手探すより同じ大学の男のが将来性あるんじゃない?もったいない」とか何度か言われたことを思い出す。「浪人せずに私大に決めたから地元の友達に会いたくない」ともよく言っていた。
その度に学歴よりも今どういう人なのかとか何を頑張ったかじゃない?みたいにそれらしいことを言ってきたけど、なんて返すのが正しかったのかよくわからない。
「もっと頑張ればよかった」は最近の彼の口癖だが、とても真面目な人で生活もちゃんとしてて仕事もサボってるわけじゃない。外聞を気にしてるんだろうけど、学歴も、職歴も、年収も別に悪くないはず。主観で頑張らなかったと後悔しているのであれば、頑張ってねとしか言えない。
私は未だに彼の年収を正確に聞いていないけど、諸々の会話から450~500ぐらいだろうと思ってる。向こうも、折半の生活費を出しても暮らしに余裕はあると思う。お金のかかる趣味を持ってないのはお互い様なので、たぶん。
どうしたらいいんだろう。
前みたいに楽しく暮らしたい。
いちいち卑屈にならないで欲しい。
サンドイッチ買って公園で食べて、ぼんやりして、それで楽しいじゃん。
レンタカーで名古屋まで交代で運転して、SAでご飯食べたり好きな音楽聞いたりしながら帰省するの楽しいじゃん。
生活に困ってないし家族もいるし友達もいるし余剰金もある。これ以上何が必要なの?
結婚するとき、この幸せな気分を一生覚えておこうと思った。この優しい人を一生大切にしようと思った。
文章にしてると本当に些細な愚痴に思えてくる。こんなことで嫌なりかける自分が更に嫌だ。
でも辛い。
なんて言って欲しいの?どうしたら満足してくれるの?
直接聞けばいいのはわかってるけど、私から出す生活費を増やすと提案した時の顔が忘れられず、君の収入コンプが辛いなんてはっきり伝えたらそれこそ終わりそうな気がしている。
ずっと心の中にあったもやもやが、北条加蓮Pの書いたエントリーを読んではっきりとした。
私は本田未央ちゃんを担当しています。シンデレラガールズの顔の一人で、パッション代表で、太陽の擬人化のような彼女に一目ぼれしてから、ずっと未央ちゃんがトップになれるように応援してきました。
去年惜しくも安部菜ちゃんに破れて以来、今年こと、2019年こそ、未央ちゃんをトップに導こうと決意して総選挙を迎えました。
炎上をネタにするザコメンタル。見た目もオタクが好きそうな感じで、これは人気が出るだろうな、と思いました。私はPaが好きなので、Paアイドルに人気キャラが増えるのは良いことだと思ったのです。
けれど総選挙が来て、中間発表があって、その考えは変わりました。
夢見りあむちゃんは中間発表でPa二位総合三位と言うとんでもない場所に立っていました。
おかしい。どうしてあなたがそこにいるの?そこにいるべきなのはあなたじゃない。そこにいるべきなのはナターリアちゃんで、梨沙ちゃんで、藍子ちゃんなのに。今までのシンデレラガールズを背負ってきたキャラクターなのに。いきなり出てきて、界隈をかき回しただけの、”浅い”アイドルが立っていい場所じゃないのに。
夢見りあむちゃんをシンデレラガールにと言う言葉をいくつも見ました。
アイドルに対して申し訳ないと思わないんでしょうか? アイドルたちの決意を見て、投票セリフを読んで、それでも夢見りあむちゃんをシンデレラガールにしようと思う人に、Pを名乗る資格はありません。
『プロデューサーにパワーをもらえば、どこへだって飛んでいけるよ!アイドル本田未央を、その目でしっかり見ててね☆』
未央ちゃんは私たちをいつも応援してくれました。本当はPである私たちが応援するべきなのに、いつも笑顔で私たちの背中を推して、手を引いてくれました。
そして未央ちゃんは私たちの応援に、全力で答えてくれました。君への詩のセリフを、私はずっと忘れることはありません。
『……いつも私を応援してくれて、ありがとう。今日ここに立てたのは、君のおかげだよっ!だから、この姿を目に焼きつけて……次の空へ、一緒にいこう!』
私は未央ちゃんと次の空へ飛んでいこうと決めました。一緒にどこまでも、未央ちゃんの姿を見ていようと決めました。
だから、夢見りあむちゃんに票を入れているPは、Pではありません。
本気で応援している人もいると思います。夢見りあむちゃんを担当して、彼女に本当にトップに立ってほしいと思っている人も、数は少なくともいるはずです。
けれど夢見りあむちゃんに投票している人のほとんどは愉快犯です。夢見りあむちゃんを総選挙をひっかきまわすだけの道具にしか見ていないようにしか見えません。というか、実際そうでしょう。彼らは夢見りあむちゃんに夢を見ているのではなく、自分の夢のために夢見りあむちゃんを利用しているだけです。そんな彼らにPを名乗る資格はありません。
夢見りあむちゃんは何も持っていません。
アイドルになりたい理由はチヤホヤされたいから。やる気もなく、何も頑張らずにトップアイドルになりたい。自分を卑下して、取柄は胸が大きいだけ。
そんなアイドルがいてもいいと思います。シンデレラガールは多様性のゲームです。双葉杏ちゃんもそうでした。
けれど、彼女には歴史があります。初期からシンデレラガールズの人気アイドルとして活躍してきた彼女がシンデレラガールになったら私は納得できます。
夢見りあむちゃんにはそれがありません。私たちは彼女の背景も、歴史も、何も知らないです。彼女はただの空白です。あなたたちはただの空白に投票券を投げつけているのです。他に美しく色づいたアイドルたちが、あなたたちを待っているというのに。