はてなキーワード: デリバリーとは
たとえばこんな風に出てくる
https://www.ubereats.com/category/boise-id/sushi
https://www.yelp.com/search?cflt=japanese&find_loc=Boise%2C+ID
Tripadvisor レストラン・観光施設の紹介
https://www.tripadvisor.com/Restaurants-g35489-c27-Idaho_Falls_Idaho.html
差別主義者じゃないなら文盲か知的なハンディキャップを抱えた人だぞ
オリンピック大会期間中の晴海選手村での商品受け渡しについて
なんでも、
だそうな。予想されますってか、「フードデリバリー使っていいですよ!」って組織委員会が広報してんじゃねえの?
で、そう言われたら使ってみるよね。
このコロナ禍でも日本旅行できるのって五輪出るアスリートの特権だし、寿司とかいろいろ取り寄せられるし。
なんか、専用の受け渡し場所ができるらしい。
受け渡し場所
CROSS DOCK HARUMI
注意事項もいろいろ。
受け渡しの流れ
① 注文者と配達パートナー は 2m以上の距離を取り、 その間をスタッフが仲介し て注文内容の照合を行います。
② 注文内容に間違いがなければ、配達パートナーは 食品を机に置き、机から2m以上離れます。
受け渡し場所までのルート
選手村周辺の道路は現在、 交通規制中のため、 交通手段を問わず、案内図に明記 されている指定のルートを通行してください。
受け渡しの際の注意点
なんだか面倒くせえな。
やたら時間ばかり取られて稼ぎ重視の配達員は寄りつかなそうだが、物珍しさで晴海への配達狙う人は出てきそうだ。
さて、どうなりますか。
自分も関東でバイクでuberの配達員をやってるけど書いてあることは概ねあってる。
配達をやってて苦労するのは屋号をいくつも持ってる店が多いこと、実店舗と全く違う屋号でアプリには表示されるのではじめた当初はかなり戸惑った。お店の方でメモに書いてくれてる事が多いけど、たまに何も書いて無い事もあるので泣きそうになる。こういったご時世なので居酒屋が掛け持ちで屋号を持ってることが大半。
だいたいお酒が出せなくなる時間以降は配達のみやってるみたい。配達専門の飲食店が勃興してるのも事実、恐らくこのコロナ渦を乗り越えられなかっただろう潰れた居酒屋や料理店の空いた店先を使いせかせか何人もの人達を動員して調理場で仕事をしている。変わり種で畑の中にあるプレハブにデリバリー専門の店をやってたことがあった、こいつは探すのに苦労した。
お客さんが正しい住所を登録してない事もある、大抵アプリのバグか住所の登録ミスで登録してない。メモ欄に住所を書いてある事が多いが、登録されてる住所を頼りに行くことが多いので最初配達先が見つからず迷ってメモを見て初めて気づく。
まれに配送料をゴマかす為にわざとお店の近くの住所に登録してる人もいる。また登録されてる住所と違うところで配達完了が多いと配達員側アカウントがBANされるらしい、サポートに聞いてみたらそういった配達があったら逐一連絡してねだそうだ。これを読んでる人がいたらピンずれや住所の登録は後から修正できるのでやってくれると助かります。
アプリのバグに苦しめられるのつらいね、配達したはずなのに売上に計上されてないことがあった、サポートに連絡したところ、そういった配達は一件一件詳細を報告してほしいと連絡がきた、そんなもの逐一メモしてるわけないので事実上泣き寝入りだ。AIや凄い技術を使ってても結局のところ作るのは同じ人間なので間違うのよね。
変なお客さんに当たることもある、uber eatsのアプリから配達員の動向みれると思うけど、逐一道が違うとかチャットで言ってくる人とかね、Googleマップの精度はそんな良く無く、ベストなルートは通らない事やマンションの入り口じゃない箇所がゴールになってることはまあまああるのでそんな気にせず遠回りしてても許してね。
新料金になってuberの料金体系がどうなってるのか不明だが、短い距離の配達をいくつもこなすのではなく遠い距離の配達をうまくこなすこと稼ぎ方にトレンドが変わった。自分は最近週に3日働いてだいたい6万くらいの売上だ、もっと働けばかせげるが、前職でメンタルやられてuberやってる身の上なのでそんなに無理はしてない。
兼業ウーバー配達員だが、いろいろ最近思ったことをダラダラ書く。
一応、登録して2年くらいになるかな。
23区内で稼働。
使ってるのは電動自転車。
レンタルではなく、もともと乗っていたのでプライベートでも割と使ってる。
空いてる日は昼飯時と、晩飯時に6時間くらい走って、1万円台で稼ぐこともある。
一応、満足度98%(直近100件でグッドかバッドの評価をした飲食店とお客さんの評価で算出される)なので、ちゃんとやってるドライバーと評価されてるのだろうと思う。
さて、ウーバーの報酬だが、改定以前は、料理を受け取っていくら、相手が無事受け取っていくら、距離の従量料金がいくら、と割合明確だったのが、改定されて基準が不明確になったのは事実である。
ただ、今回の改定にも良い点があって、以前は“飲食店から客のところまで”の距離しか報酬に反映されず、たとえばマック地蔵してそこから2キロ配達したよりも、2キロ走ってマックに到着して1キロ配達したときの報酬が少なかった。
これでは地蔵が増殖するのも当然で、今回の改定に、世間に評判がはなはだ悪かった“地蔵対策”が含まれているのは明確だろう。
あと、スマホにリクエストが来るとき、飲食店と配達先の場所と概ねの移動距離と報酬概算が提示されるようになった。
うまく稼ぐには、これを瞬時に判断してリクエストを受けるかどうか判断する能力がモノを言うようになったと思う。
体感だが、事前概算で提示される距離はおおむねそんなにズレてはいないように思う。
ただ、どうやら自動車のルート基準で距離を判断してるらしく、“あ、これ自転車で公園抜けちゃえば近いじゃん”というときは、得することもある。
まあ、時々、これ安すぎじゃね?というリクエストが出ることもある。暇なときは受ける
たまたま今日、そういうリクエストがでて、まあ反射的に受けてしまったのだが、実際配達し終えてみると、最初の概算より実際の報酬は100円くらい高くなっていて、バグがあったり、あまりに変な数字を提示してしまったときに補正したりは一応やってるようではある。
(普段は、リクエスト段階と実際の報酬は1円くらいしかズレない。自分はまだ、概算より実際の報酬が大幅にさがったことはない。実際あるのかどうかもよく知らない)
あと、報酬改定後、やたら店で待たされたことがあったが、そのときは事前の概算より報酬がたかくなっていて、一応そのへんも補正はしているようではある。
(ウーバーの説明によれば、今回の改定では事前の概算より配達に時間がかかったりする場合は報酬に反映されることになっている)
あと、時間帯その他による需要のあるなしは、報酬計算に反映されているようには感じる。
自分は、23区内とはいえかなり外れのほうに住んでいて、家の近所でやるときと、山手線付近の都心に出るときがあるのだが、稼ぎは全然違う。
都心だと“ピーク料金”が加算されることが多いのだが、それ以前の、ベースの報酬もやはり高額に算出されているように感じる。いや、精密に検証してないので、“感じる”だけかもしれないが。
ピーク料金が適用される地域はアプリ上に色がつく(界隈では染みとよぶらしい)ので、みんなそこを狙って移動するわけだが。
まあ体感としては、頭のいい人たちがAIつかって、より合理的な計算方法を模索してるのかな?とも思うし、配達員目線では“効率的に稼ぐメソッド”か変化したかなとも思う。うまくやってる人はそんなに稼ぎへってないだろうな、とも。
とはいえ、“なにを根拠に報酬計算してるのか判りにくい”のは、やはり不信感があって、現状では配達しているのが人間である以上、人間に理解できる計算ロジックを提示しないと、いろいろギクシャクするだろう。
これが、自動運転の車やドローンが配達するようになれば、そんな必要もなかろうが。
先日、明らかに計算がおかしいのでは?という事例があって、サポートにネットで連絡した。
これは、ヘルプページから連絡フォームを呼び出して、配達と報酬の記録のスクリーンショットを添付して…と、なかなか面倒いのだが。
起こったのはこういうことだ。
最初にリクエストを受けたあと、お客さんから、“〇〇まで配達してもらえますか?”とメッセージがきたのだ。
これは、対応してグーグルマップ検索すれば配達可能だし、予定より遠いところまで配達すると通常は報酬に反映される。なにしろGPSで移動を管理してるのだから、そんなの簡単にできるはずなのである。
ところが、このときは最初に提示された概算報酬より実際の報酬額が少なかったのである。
移動距離が見積もりより明らかに長くなったのに、安くなるのは納得いかん!と連絡したところ、結果、1円だけ追加で払ってきて“なお計算の詳細については開示できないのでご容赦を”と言ってきた。
なんだかね。
(実は、このお客さんは配達先を変更したのを申し訳なく思ったのか、チップくれたのでもとは取ってるのだが、それはまた別の話)。
あと、これは報酬計算とは別なのだか、先日こんなことがあった。
店で商品受け取って動き出した直後、アプリに配達先の情報が表示されなくなってしまったのである。
あれ?なんか余計な操作しちまったか?と慌ててサポートに電話したら、“時々起こるバクで、同時に複数の配達員のところにリクエストが飛んでしまい、別の配達員が取りに行ってる”というのである。
なんだよそりゃ。
サポートの兄ちゃんは、“商品を店に戻してくれ”という。おいおい。
思わず“タダ働きですか!”といったら、“あとから移動分はお支払いを…”といっていたが、これ、すぐにサポート繋がったからいいようなものの、繋がらなきゃ(実際、繋がりにくいことも多いらしい)配達員は途方にくれるし、客はなかなか商品届かなくて途方に暮れそうだが。
いや、そのときは何が起こったのかよくわかってなかったのだが、配達しようとしたら配達先が消えてしまい、このときはサポートに10分くらい電話つながらず、しかも夜で取りにいた店はもう店じまいな感じで、途方にくれた自分は預かったタピオカミルクティは飲んでしまった。
その後、運営含めだれからも何も言ってくることもなく。また客にカネ返してむりやり解決したんかなあ?
全体としてウーバーは何もかも走りながら考えて、トラブルあったら金払って解決してる極めてアメリカ的な会社なんだろうなあと思う。
それがいいか悪いのかは別として、そういうノリが、今の世の中では強いのだろうな。
ついでにあと一つ。
ウーバーを始めとしたデリバリー専門の店は、どんどん進化しているようである。いくつもの屋号を持ち、液晶画面に何件ものウーバーや出前館の配送員むけの割当番号が“調理中”と“配送準備完了”にわけて表示され、若い兄ちゃんパソコン見ながら調理場と配達員を仕切ってるような店が都内にはいくつも存在する。
一方で、“あれ、こんなところに「チキン南蛮専門店」なんてあったっけ?”と思って配達員向けの注意事項よんだら、実店舗は某カラオケボックス大手だったり。
あと、この店いくつもあるなあと思ったら、全部実店舗は違う名前で、経営苦しい飲食店向けにサブブランドを提供するビジネスもあるらしい。
まあ、コロナが収まって食品デリバリーがどうなるのか分からんけど、“持ってきてくれる便利さになれた消費者”と、“立派な店構えなくて飲食をビジネスにできるんだよ環境でうまいこと稼ぐ経営者”は、そんなにいなくならないように思っている。
【追記】補足書きました。anond:20210712212330
疲れやすい。嫌になるくらいすぐ疲れる。病院には行っているが、なんとか仕事をこなすので精一杯だ。
今日はデリバリーを頼んだのだが、食事に疲れてしまい、半分ほど食べて置いておいた。
仕事の続きをして、もう無理というところで休憩した。こうやって一日中仕事と休憩を繰り返すので、仕事をしている時間が 15 時間くらいある。それでなんとか 8 時間になるのだ。
ふと見ると先ほどの食事。まだ次を食べるような時間では無いが、食べてみた。おいしい。冷めているのにさっきよりおいしく感じる。油ものが苦手で使わなかったマヨネーズまですくって食べた。
普段はふらふらになったら無理やり目を瞑って少し眠って、起きたときにある程度の時間が経っていたら、作業的に採っていた。油ものを食べられる状態では無かっただけで、身体は必要としていたのか。
小食の人は、一度に食べる量を苦しくない程度にして、食事の回数を増やすようにという記事はどこかで見かけていた。ただでさえ食事は疲れるし、おなかに物が入っている状態が好きじゃないし、無理だと思っていた。でももしこの疲れやすさが解消する可能性があるなら、無理してみようか。
年々ひどくなる状態に光が射して少しテンションがおかしい。今も半量なのにおなかが苦しいし、諦めたくなることもあるだろうから、決意表明のために書いてみる。とりあえず一ヶ月、できれば三ヶ月、休憩毎に食事をする。
初めてホリエモンチャンネルを再生したら「自治体って要る? 都道府県は中途半端」と問題提起していた。
番組名
「行政のデジタル化改革」の展望と課題(中編)【平将明×竹中平蔵×堀江貴文】
そうそう、中途半端で、ほとんど要らない。しかし、完全解体は抵抗があるという指摘は正しい。
東京・埼玉・千葉・神奈川のうち、2015年〜2021年に他自治体からの転入数がプラスの自治体を中心に
「首都圏エリア」を定め、そのエリア内を関東特区、エリア外を関東県に分け、
医療・ゴミ処理・上下水道・納税などは広域展開すれば、もっと首都圏は住みやすくなると思う。
観光・経済・教育関連の枠組みとしてのみ県名を残す(例:神奈川県観光協会)。もちろん予算も残す。
今年、埼玉県150周年だと知ったが、人口増はさいたま市とその周辺の一部だけ。
横浜市も同じく人口増は、東京寄りの区だけ。県は要らないし、市町村も端境地に住んでいると嫌気がする。
どの市長もメインの地区しか見ていない。僻地や境だと、どうしても隣の市・区が生活圏になる。
診断名は適応障害。生活上のストレスに耐えれなくなったときになる症状らしい。納得感ある。
薬は効いてるが、劇的に楽になるわけでもないので、それなりにつらい日々を送っている。毎日、「ここから逃げたいなぁ。いやどこに行っても逃げれないんだよなぁ」と考えてる。
そんな状況で冷静に働けるわけもなく「うー」とか「わー」とか叫びながら働いてる。リモートワークでよかった。そろそろ隣人に通報されないか心配している。
だいたい午前はつらい気持ちでいっぱいになって、ほぼ仕事にならない。以前は平気でできてたタスクにも苦痛を感じる。メンタルクリニックの先生には耐久力が落ちるのが症状だと言われた。なるほど。
自分をうまく客観視できないので、成果が出せてるかは自信ないが、とりあえず怒られてはいない。
パンデミックで乱された心をクスリで抑えつけて働くの現代的ではある。フィクションの世界だと、あんまりいい結末を迎えれない。
まじでつらい。
https://this.kiji.is/765968295385120768
忙しい人向けのケツ論=肺が完全にやられていても大した設備無しで酸素投与できる。
何が画期的かという前に呼吸が成り立つ要素を紹介したいと思う。
横隔膜も筋肉なので動かすには酸素もエネルギーもいるし、血液中の酸素が少なければたくさん働いて結局消耗してしまう。
完全にへばる前に濃い濃度の酸素を投与して楽をさせたほうが良い。
筋肉がへばったら人工呼吸器で肺の中に空気を押し込んでやらないといけない。
二酸化炭素は水によく溶けるし炭酸が抜けるみたいに簡単に空気中に排出されるが、酸素を取り込むのはなかなか難しい。
赤血球が片っ端から持っていかないと血液にはなかなか溶けないものである。
肺胞が炎症でむくんでしまうと空気と毛細血管が触れ合えなくなって赤血球が酸素を持っていけない。
ちなみに炎症はウィルスや細菌と戦って負けた状態ではなく、戦いのために白血球やら修復のための栄養やらを血管から出血大サービス中の状態である。
赤血球以外の血液成分を細胞周りにばらまいた結果、主成分である水も細胞周りにぶちまけられて水ぶくれして腫れるのである。ときには肺胞の中まで水浸しになる
省略と言いつつ、一酸化炭素中毒みたいに赤血球が酸素を運べない時のための高気圧酸素という方法を紹介する。
高気圧酸素とはカプセル(部屋)の中に入って2~3気圧をかけることにより酸素を血液中に溶けさせるという力技である。
こういう使い方より潜水病で空気塞栓が起こった時、高気圧酸素で血液中の気泡を溶かして詰まりを取り除く方が有名だと思う。
だいたいが酸素で満たされた部屋なのでちょっとした火花で燃える。リア充でも爆発する。(何人でも入れて、酸素を使わないただの高気圧室もある)
肺胞が役に立たない時はエクモか高気圧酸素みたいな大掛かりな設備を使わないといけないが、
そういう状態でも一般の病室で浣腸のように大腸に送り込めば酸素を血液中にデリバリーできるところがすごい。
浣腸は高い浸透圧で水を大腸から便の中に引っ張り込んで便を柔らかくするが、普通大腸は水を吸収する器官なので問題なく血液中に酸素とともに吸収されるだろう。
吸収された水はどうするのだろうか?
生きるのに必要な酸素を大腸から吸収させる場合、何L必要なのかが問題。
体内に水分が過剰になるとそれを血液として送り出すときに心臓に負担がかかる。体の外に捨てるにしても腎臓にも負担がかかる。
その他にも毛細血管が「もうあかん」とそこら辺に放り投げることがある。不法投棄されて回収されない水は「むくみ」と呼ばれる。
さて、聞き覚えがある言葉だが肺にも毛細血管があり、肺がむくむとどうなるかはご存知だろう。
コロナで苦しいとかいう前に国からの補助金・助成金とかこんなにありますけどどれか一つでもやりました?(笑)みたいなやつ、申請にクッソ時間かかるん知らんのかな
感染対策して毎日時短営業でも色々工夫して必死で店が潰れないよう回して疲れ果ててから申請書類揃えたりしてるけど
書類くれる役所は昼しかやってないし申請しても審査に数ヶ月掛かるからそれまで踏ん張ってる底辺のこととか興味ないんやろな
独り身のジジババらも晩飯食いにきたりデリバリー頼まれたりするから休業も可哀想だし頑張りたいな〜と思って一年立ったけどどんどん酷くなるばっかりやしな
もう店やめたいけど今度は俺が生活できんくなるから死ぬしかなくなるな
あーあーこんなのいつまで続くんやろな
菅首相会見 ワクチン接種 1日100万回を目標とする考え | 新型コロナウイルス | NHKニュース
これに対し、ぶくまは手厳しい。例えば、こんなふうに。
アメリカの1日の接種回数300~400万件を考えると目標としては妥当なラインだが、1日わずか数万件の検査で現場がパンクする日本でできるわけないと今から諦めている。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20210507/k10013017981000.html
しかし、アメリカは最初からうまく行っていたわけではなかった。
ワクチン接種が始まった当初は大混乱だった。
連邦政府と州との連絡調整不足、優先順位をめぐる混乱、各州ごとのバラバラな接種戦略、連邦政府のワクチン供給管理への州の非難などなど。
フランスでも1月時点はさんざんだった。報道では「お役所仕事」「縦割り行政」の弊害を厳しく指弾された。
ワクチン供給が始まって1週間もたつのに、わずか接種したのはわずか800名とは何事か、いう報道がみられた。
ただし、それは三か月前のことだけど。当時、アメリカのニュース報道をみていて、前途多難だな、と思ったのを覚えている。
1月に報道をウォッチしていた頃(といってもデイリーショーを英語の勉強がてらみていただけだけど)、
大統領就任から100日の4月下旬、バイデンが高らかに勝利宣言をすることになるとは想像できなかった。
以下は1月27日、デイリーショー(youtubeの報道バラエティーショー)で紹介していた報道の一部だ。
ワクチン接種の遅れにイラついたニュースキャスターがこんなことをいう。(同番組1分過ぎ)
また、現在の日本で報じられている、基礎自治体のワクチン接種予約サイトがパンク状態。
これも、アメリカは3か月前に経験していた。(同番組2分過ぎより)
https://www.youtube.com/watch?v=43y1TOC9aTM&t=140s
各地で予約サイトはクラッシュするなど混乱が続いています。ある予約センターでは、750回分のワクチンに25万もの電話が鳴り響いたという。
また、インターネットで予約するスキルがない高齢者が接種会場へ車の長い列をなして夜を明かしている、といった報道や
予約キャンセルによるワクチンの無駄な廃棄などが問題視された。
あるドラッグストアでは、予約キャンセルで余ってしまったワクチンをたまたま立ち寄った若い健康な女性に接種したという事例などが紹介された。
4月に入ってからも、ワクチン接種に消極的な人々を釣るために、「今ならもれなくビール付き」みたいなキャンペーンをやったりした。
今日、日本で報道されているワクチンのロジスティクスをめぐる問題は、すでに欧米が通ってきた道なのだ。
日本も各国の教訓を生かせばいいし、そもそも災害経験のたくましい日本に、行政にそれほどロジ能力が足りないとはとても思えない。
だから、ひょっとすると案外、一ヵ月もすれば、100万の水準にめどが立つかもしれないと若干、期待している。
しかし、ワクチン供給をめぐるロジ管理も喫緊の課題であるが、実はもっと重要なことがある。
バイデン政権発足後の「3本の矢」ともいうべき最初の取り組みのひとつがワクチン接種の促進だ。
しかし、そもそも一体何のためにワクチンを接種するのか。その方針と目標をしっかりと共有すること。
これがあいまいに理解されていると、一体なんのために急いでいるのかわからなくなる。
以下は、アメリカCDCのファウチ博士が、今年1月下旬、トランプ失脚後、初めて”自由に”会見を行ったときの報道だ。
https://abcnews.go.com/Health/wireStory/coronavirus-guidelines-now-rule-white-house-75419663
ファウチ博士:もし7割から8割の国民が接種されていれば。。それは夏頃になると思うが、少なくとも秋までにはある程度の正常性を回復できるだろう。
記者:(途中で質問を挟んで)それは秋までに接種が完了できると認識しているということですね。
ファウチ博士:いやそんなことは一言も言ってない。”もし”7~8割の大多数のアメリカ人がワクチン接種を受けていれば集団免疫が獲得できるということだ。正常性とはそういうことだ。今懸念しているのは、ワクチン接種を受けたがらない人たちだ。
重ねて、今後、ファウチ博士はホワイトハウスで定期的に記者会見を行うと発表。ファウチ博士は会見の最後にこう語る。
私が今後、会見でお伝えするのは、科学的な事実です。科学に語らせるのです。
https://www.nytimes.com/2021/01/24/health/fauci-trump-covid.html
abcニュースは、この報道に「ファウチ博士ワクチン接種に大きな但し書きをつけた」とした。
記者もまた、住民にワクチンがいきわたるかどうかという、行政サービスデリバリー目線での質問だった。
abcも質疑の記者も、ミクロな視点で、アメリカ人がちゃんとワクチンにアクセスできるかどうかを問題視していた。
一方、ファウチ博士は、彼の答え方からわかるように、ワクチン接種の利益というのは、決して医療アクセスといった住民サービスレベルの問題だけではなく、
感染症の蔓延の克服だ。パンデミックの原因を取り除くために必要なこと、という視点で発言していた。
ファウチ博士のいうノーマリティというのは、個々人一人ひとりのワクチンによる免疫力強化というより社会全体の免疫力のことだ。バイデンも言及していたことだが、ファウチ博士はトランプ政権で一番欠如していた科学性を真っ先に訴えたのは本当に象徴的だったと思う。
しばしば報道機関は、どこの国であれ、災害や事故、殺人事件の現場に急行し、現場の窮状を訴えることでインシデント対応を促す。
しかし、インシデント対応と、リスク削減は根本的に発想の異なるものだ。
報道機関は例えば、殺人事件が起こってもセンセーショナルに報道しがちで、背景にある社会保険の欠如とか貧困といった原因部分を軽視しがちだ。
リスク削減とは、簡単にいえば、そこで起きている出来事の対応の問題点ではなく、出来事の「原因」にスポットを当て、原因を取り除くことにフォーカスすることをいう。
ファウチ博士が強調していたのは、その原因分析は科学的なアプローチでなければならず、そこがすべての出発点だということだった。
5月に入ってからの報道、例えば「バイデン政権、若年層へのワクチン接種へシフト」
をみても、一貫して集団免疫という戦略に基づいたワクチン接種促進を行っている。
https://abcnews.go.com/WNN/video/biden-administration-shifts-vaccination-focus-77501505
一体何のためにワクチン接種を促進するかという全体的な目標ではないかと思う。
住民にワクチンが行きわたるかどうか、の前提として必要なのは、なぜワクチン?という疑問に、「あなたの健康維持」というだけではなく、社会システムの視点から答えることだ。それが本来、公共というものだ。
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine.html
をみても、残念ながら「あなたの健康」以上の情報が見当たらない。
厚生労働省はワクチンによる集団免疫獲得について、明確な見解を示していない。
まあわかる。よくわかっていないリスク(不確実性)については、下手なことは言いたくないものだ。官僚特有のディフェンシブなスタンスがにじみ出ている。
でも実は、その科学的不確実性について沈黙する姿勢こそが、リスク・ガバナンスの内なる敵なのだ。
水俣病に代表される過去の公害問題もその姿勢がボトルネックとなって被害の拡大が見過ごされてきた。
仮説を立てて意思決定をする勇敢さが必要だ。8割おじさんを思い出してほしい。
ファウチ博士が科学的にすべてを見通しているかというと、そうではない。
接種されたワクチンによってどれだけの期間、有効に免疫力を持ち続けることがえきるか、はっきりとした証拠は1月の時点でも、今日でさえも出ていない。つい先日もこんな報道があったばかりだ。
https://gigazine.net/news/20210507-covid-19-herd-immunity
ここでは、5月時点で成人の半数以上が少なくとも1回のワクチン接種を受けているアメリカでさえ集団免疫獲得は困難だと率直に表明されている。
ファウチ博士が7~8割としたコロナウイルスの集団免疫の仮説も、データが蓄積されるたびに、恐らく日々、新しい仮説に塗り替えられてゆくだろう。科学的不確実性と向き合うことがリスクガバナンスのキモだ。だからこそ、ホワイトハウスで毎週のように会見を開く、ということに意義がある。
疑問なのは、日本において、そういったリスク・コミュニケーションが開かれているのか、ということだ。
聞こえてくる報道は、直近のロジ課題、高齢者の接種問題ばかりだ。
それもワクチンの安全性の広報であったり、供給のロジであったり行政の住民サービスの視点が中心だ。
それって、役場の窓口でやる会話でしょ。重要じゃないとはいわないけど。
河野大臣は、恐らく菅首相から突然、ワクチン接種促進担当として指名されて、戸惑っただろう。
感染症の知識もあるわけではない。だからこそ、やれることを模索した結果として、接種促進のロジ分野に集中してしまった印象を受ける。
もちろんワクチンの安全性を広報することに意義がないと言いたいわけではない。
しかし、もっとも根幹にあるべきなのは、最終的なゴールを提示することだ。
高齢者の接種のあとどうなるか?何一つ見えてこない。
一体どれくらいでワクチンの効果が切れてしまうのか。10年持つ、あるいは一生、抗体が働くというわけではあるまい。
そうすると、抗体を持つ人間が何%で集団免疫が達成できるとして、仮定したワクチンの賞味期限以内に短期集中的に接種が完了しなければ
集団免疫がいつまでたっても確立できず、次から次へと新しい変異に対応させられるということになる。
アメリカがこんなにも早くワクチン接種のロジが進歩した理由のひとつは、バックグラウンドとして理解している接種戦略があるからではないだろうか。
やみくもに尻を叩いているわけではないはずだ。
日本では、先日、菅首相が唐突に思いついて7月末までの高齢者のワクチン接種を指示、混乱が広がっている。
冒頭の報道も、厚労省からすれば、寝耳に水だったとしても不思議ではない。
それくらい日本のリーダーの方針は行き当たりばったりにみえる。
一体なぜ7月までに?
・いつものことながら急に何かを決心するくせに、目的意義を聞かれても答えが返ってこない。
・方針や方向性を共有したうえで役割分担を決め、タイムラインを設定するということもしない。
・うまくいかないと、キレて「みろ、周りはもう先に進んでるじゃないか、何してるんだ」と部下を怒鳴る。
河野大臣にしても、自分のプレゼンスをみせるいいチャンスだったのに。将来の総理大臣候補と目されているのだが。
3か月の働きにもかかわらず、目先の短期的なロジ状況を伝達するだけの役人仕事になり下がってしまった。
ロジならロジでもいいのだけど、ドメスティックではない外交の動きがあってもよかった。
例えば、なんなら4月に菅首相とアメリカに飛んでもよかったはずなのに。
これではちょっと大臣の仕事内容としては物足りないというのが私の認識だ。
全体を見ているひとは誰なのか。それが日本ではわからない。それが問題だ。
リスク・ガバナンスというのは、平時のガバナンスに比べてより高い能力水準が求められる。
リスク自体が複合的で、科学的にも不確実性が高く、そして社会政治的な影響について認識がばらつきやすい。
ワクチンも、そういう意味では、リスク・コミュニケーションの能力が試される課題。