はてなキーワード: ちらしとは
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これなんだけど、読んだあと色んな読者たちの反応を見てムカついてしまった。
作者は国内人口で割合の多い地方出身者のコンプレックスを刺激するような創作で一山バズろうとしてるんだろうけど、前提としてよその地域を舞台装置にして創作のネタのためだけにディスるのはあまりに失礼だとは思わないの?
適当にググッたのだろう岡山の間違った設定(国道沿いのイオンなぞない)をいかにもリアルっぽく飾りちらして、
花より男子とかビートルズとか、朝日高校という実在する固有名詞まで出して遠回しに田舎者の嗜好品としてディスる、その価値が自分の創作にあるとでも思ってるの?
その地域に住んでたり思い入れがあったりする人に申し訳ないとか微塵も感じなかったのかな?
たとえ岡山を田舎だと思ってる岡山出身者がいたとして、おそらく岡山にかすりもしてないこの創作者にクソみたいなディスられ方をされて共感しはしない。
私は九州出身で、一生九州にいるのが嫌で本州に出てきたけど、同じようによくわからん奴に地元がディスられたらぶち殺したくなると思う。田舎をディスっていいのはその田舎出身者だけだし、都会人が田舎をディスるなら、田舎者に殺される覚悟をしてほしい。
百歩譲って作者が共感性と倫理観0野郎だったとして、それを当たり前のように受け入れてる読者たちはあまりに感覚麻痺してない?
リアリティだとかつまらないとかそういう問題じゃないんだよ、つまらない創作の舞台装置として実在する地域や属性者を中傷したり見下したりするのに違和感を持って欲しいって話なんだよ。
いやいや、まず共有されるべきは白饅頭界隈のアンチフェミ言説(男性の苦境を個々の女性の責任にしてバッシングする議論)に対する怒りであって、そこはほとんど無関心でスルーしているのに、オープンレターの不備や瑕疵にはやたらに噛み付くようなことをやっていたら、「こいつはフェミやリベラルを叩きたいだけなんだな」と思われても当然でしょうよ。「ダブルスタンダード」というのも、「あくまでお前の基準ではな」としか言いようがない。
東浩紀も20年前は人文左派の憧れだったのに、いまは三浦瑠麗とべったりで、「コロナただの風邪」論をまきちらして、本当に地に堕ちた。
(追記)
ちなみにオープンレターには個人的には、よほど親しい信頼できる人から頼まれない限り署名はしないと思う。これが「呉座氏を学術界から永久に追放する」という効果をもたないわけがない、と考えるからだ。「学術界からの永久追放」を事実上是認しているのに、その自覚がほとんどないということに危険性を感じる。
そもそも元々の呉座氏の言説も「女性差別」「ミソジニー」と単純に切り捨てられるもではなく、呉座氏ほどの実績のある研究者でもテニュアではないことへのルサンチマンという社会的な背景を無視するべきではなく、その点でオープンレター呼びかけ人の人たちとは思想を異にする。
端的に言うと皮膚壊死した。
世のわきが手術ブログは「手術したら臭いなくなったし傷もそんなに残らなかったし快適~♪」みたいな成功例が大半で私みたいな症例を教えてくれる人が少ないので書いてみる。
わきが手術を考えている人はこんなリスクもあるよってことも覚悟した上で手術に臨んでほしい。
毎日デオドランド塗るのめんどくさいし傷跡が残るのも全然気にならないし何よりこれから周りの人に不快な顔されなくてすむと思ったので手術には抵抗がなかった。
手術自体は問題なく終わった。世のわきが手術ブログに書いてあるような内容と変わりないのでここは割愛する。
その後が大変だった。
そもそも瘦せ型の人は術後の経過が悪いことが多いらしい。
前職のパワハラでガリガリに痩せた状態で手術に臨んだ私も例にもれず術後の経過が悪く血種ができてしまい、その後処置をしたものの改善せず皮膚が壊死してしまったようだ。
この血種をとる処置がかなーーーーーーーーーーり痛かった。
が、後述する痛みに比べたら全然我慢できる痛みだったのでここも割愛する。
イメージで言うと種をくりぬいた後のアボカドみたいな感じ。脇を肉ごとえぐり取ったみたいになった。
ちなみに壊死したのは利き腕の右脇だったので日常生活にもかなり影響していた。
そんなわけでそのえぐい傷口に1か月ほどワセリンを塗り続ける湿潤療法をした。
本当にこれで治るのかと疑問だったが肉どころか皮膚まで再生し、腕の上げ伸ばしをしても問題がないくらいにまで回復した。やったー!
ただ皮膚のひきつれが起こってしまったこと、いくつか粉瘤ができているので半年後以降にこれを治す処置をしましょうとお医者さんに言われた。
皮膚壊死したぐらいだからまだ通院が必要なのは仕方ないなと思った。
この時はまだ「わきが手術で臭い9割減!サイコー!壊死した皮膚は再生したし、ひきつれぐらい覚悟のうえよ!」ぐらいの軽い気持ちだった。甘かった。
手術から1年後、転職して無職から脱却し仕事にも慣れたからそろそろ病院行ってひきつれ治療しないとなーと思っていたところ、ある日突然右脇の激痛に襲われた。
さすがにやばいと思ったので急いで病院の予約を取ったが早くて4日後だと言われた。泣いた。
この痛みがやばくてキーボードがろくに打てなくて仕事にならないぐらいの痛みだった。
薬局で売ってる1番強いロキソニンを飲んでようやく日常生活が送れる程度まで緩和できる程度の痛みで、病院行くまでしばらく規定量以上のロキソニン飲んで痛みに耐える生活をした。
ロキソニンが切れると睡眠中だろうと仕事中だろうと痛みで何もできなくなるので規定量以上飲むしか手がなかった。胃は荒れた。
この痛みを思うとわきが手術直後ジクジク感なんてかわいいもんだと思う。
4日後ようやくお医者さんに診てもらったところ膿が溜って腫れ上がっていると診断された。
脇にできた粉瘤の1つに膿が溜まってしまったことが激痛の原因だったようだ。
その場で膿を出して粉瘤を切り取る施術をしてもらった。
この施術、今まで生きてきて感じた痛みの中で1番の痛みだった。
まず局所麻酔がすごく痛い。わきが手術の時の局所麻酔はチクッとしたらあとはそんな痛くなかったがこの局所麻酔は全然チクッどころじゃなかった。
そして膿を出し粉瘤を切り取ったのだが麻酔が効いていないところにもメスが入ったためすごく痛かった。
麻酔が効いてないところには当然麻酔が追加されるのでまた注射針の痛みに耐えなければいけない。
麻酔打つ(激痛)→皮膚を切り取る(激痛)→麻酔打つ(激痛)を繰り返すので痛みが終わらない永久機関かと思った。
大の大人が痛みに耐えきれず呻き暴れるのを看護師さんに手術台に押さえつけられながら患部の処置に耐えていた…といえば痛みの程度が伝わるだろうか。
とにかく痛かった。今思い出しても震え上がって泣きそうになるぐらい痛かった。
そんなこんなで激痛を伴う処置が終わった。
切り取った皮膚の傷が回復した後、わきが手術でできたひきつれと粉瘤をなんとかする手術をする約束をした。
ここで恐ろしいのは現時点で脇にある粉瘤に膿が溜った場合、また今回のような処置をしなければいけないということだった。そしてその傷が治るまで手術はできない。
ここでようやく安易にわきが手術に手を出してしまったことを後悔し始めた。
今これを書いているのが膿と粉瘤を搔き出した直後である。あまりに痛かったので書きなぐらずにはいられなかった。
正直、手術後2週間圧迫固定で日常生活が困難になるのも脇に傷痕が残るのも覚悟の上だったが、まさか人生で1番の痛みを更新してしまうほどの激痛を味わうことになる覚悟まではできていなかった。
ここで私が伝えたいのはわきが手術は簡単なものじゃないということだ。
非わきがの人はさも当然だと言わんばかりにわきがの人間に嫌悪を表してくるし、実際わきが手術は保険適用で5万程度で受けられるので
気軽に「わきがはそこにいるだけで迷惑。手術して治せばいいのに」なんて言うのかもしれない。
でも考えてみてほしい。お前は脇に一生消えない傷や後遺症が残る可能性がある手術を任意でやることの覚悟を考えたことがあるのかと。
非わきがのひとはいいよな。絶対自分がその痛みを感じることがないから外野から気軽に手術しろなんて言えるんだから。
私ほど手術に失敗するケースは稀かもしれないが、手術する以上この可能性は0にはならない。
だがこの痛みを感じなくて済むなら手術しなければよかったと思ってる。それぐらい痛かった。
正直私は同じわきがの人に手術を勧めることはできない。応援はできても推奨はできない。
わきが手術に臨む人は「臭いがコンプレックスだから…」という理由で非わきがであれば感じなくていい痛みを覚悟して手術に臨んでいるんだ。
覚悟が足りなくて手術できないわきがの人も臭いで周りに不快な顔されないかビクビクしながら生きている。
非わきがの人はわきがの人にもう少し優しくしてほしいと思った。
わきがの同胞は安易な手術に踏み切らずよく考えてから手術に臨んでほしい。どう転んでも覚悟できるぐらい。
病院選びの際に手術失敗したらどんな処置が必要になってくるのか聞くのもいい。失敗したときのイメージをしておけ。
それで手術の覚悟ができた人、手術するとなったときには少しでも太ってから行け。
前述の私ように痩せていると術後の経過が悪くなる可能性があがる。
私はガリガリの状態で手術した右脇は皮膚壊死したが、その後2か月菓子食べまくって肥えた状態で手術した左脇は傷痕が分からないぐらい綺麗に完治した。
肥えろ。
私が言えるのはそれだけだ。
以上!
わきが手術したのは自分の意志だろ自業自得だバーカぐらい言われるかと思ってたから意外と暖かい意見が多くて泣いてる。
コメント欄見て気づいたけど皮膚壊死したことより粉瘤の方がメインになってるね。どっちも痛かったけどね。
せっかくなので割愛した血種と壊死した皮膚除去したときのこともさらっと書き残しておく。
血種ができていると診断された。このまま放置すると皮膚が壊死してしまう可能性があるので血種を取り除く処置をした。
縫合してある糸を一部抜糸して、血種を押し出して抜糸した部分から溜まった血を押し出す処置だ。
これがまあまあ痛い。
縫合してある部分って当然縫い付ける必要がある程度の皮膚の損傷を受けているところだから、血を出すためとはいえそこを押さえつけられるのはすごーく痛かった。
ちなみに麻酔はしてない。
1週間前の処置の甲斐なく皮膚が壊死していると診断された。壊死した皮膚を切り取る処置をした。
ハサミでジャギジャギと皮膚を切り取った。壊死した皮膚に痛覚はないためまったく痛くなかった。
問題はこの後。
前述のとおり患部は肉ごとえぐり取ったみたいな状態になっている。
直接見ていないから分からないが血や浸出液などが患部に溜まっていたんだろう。
それを脱脂綿でぐりぐりぐりーーーーーって押さえて吸い取る処置をした。
えぐられてる肉そのものに物体が押し当てられているわけだ。当然ものすっっごく痛い。
もちもん麻酔はしてない。
すごく痛かったが私はいい大人なのでギリのギリッギリ耐えられる痛みだった。
その後は前述の通り患部に1~2か月ワセリン塗りたくって湿潤療法で直したワケだ。
壊死した患部はそんなに大きくない。ペットボトルキャップより一回り小さいぐらい。でも割と深さがあったから本当に治るのか心配だった。
私は皮膚壊死とともに粉瘤・ひきつれも起こったタイプなので術後1年経過しても苦しんでるけど、皮膚壊死だけした人なら術後2週間後までがピークでそれ以降はそんな苦しまないんじゃないかな。
ちなみにわきが手術の時の部分麻酔はチクッとするぐらいの痛みって書いたけど、脇って急所だからこの部分麻酔もまあまあ痛いからね。
私はその後の処置が痛すぎてかすんじゃってただけで。
手術前にお医者さんが説明してくれたけど、軽いものから重いものまで手術した人の約1割に合併症が引きおこるらしい。
私はその1割のなかのさらに重篤なものを引き当ててしまっただけで手術自体は本当はそこまで怯える必要ないんだと思う。
ここまで痛みの恐怖をつらつらと書いたけど実際は手術した人の9割は何ともなかったということ。
でも手術をする以上その1割になる可能性はあるということ、そのリスクを知ってもらいたかった。
わきが当事者で手術を考えてる人にも、非わきがでわきがの人は手術して治せよと思っている人にも
週末遊んだので、
実質今日は帰り道なのよね。
開催されて行けたのはよかったけど、
まだまだやっぱりお酒も解禁ならぬって感じなので、
イキフンのいい曲が流れる中、
お酒でもやっぱり飲みたいものよねと本当に緊急事態宣言が明けて欲しいものよ。
改めてそう思ったし、
コンサートホールとか大きいところで行われるより、
小さいハコでのライブの方が迫力がまたより増し増しで私はこっちのほうが好きかな。
まあお友達といったんだけど、
もう何時かもわからないぐらいな早朝に
やれ餌くれだなんだって私も巻き沿いになって起こされるの。
まぶたにそっと爪を立てて手加減した爪加減で撫でられると、
否応もなしに起きてしまうわ。
しばらく寝たふりしてやり過ごすんだけど、
そうすると諦めてどっか行くけど、
また戻ってきて起きろ起きろって催促してくるのよ。
そんでもって、
お腹に飛び乗ったり肩をわざと踏んづけたりと
どうしても起こしたいみたいね。
でさ、
しばらく経って私も普通に起床して
猫遊ぼう猫遊ぼう!って誘っても寝たふりするのよ!
寝たふりしたからって寝たふり返しとはなかなかやるわねって。
猫だけに寝込むのがお得意のようよ。
まあそんなこんなで、
楽しい週末は終わって
うふふ。
だし巻きに焼き鮭となかなか豪華でしょ?
たまには豪勢にキメたっていいじゃない。
こういうのは出先でも水出しお茶ウォーラーの素を忍ばせておくと便利よ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
2021年9月12日にM-1グランプリ1回戦札幌予選を見てきた。会場は狸小路5丁目のサツゲキ。
エントリーは82組で、欠席者もいるので実際の出場は73組。MCはすずらん。3時間超の長丁場だったが、これでもまだ他の都市に比べれば短い方だから恐ろしい。
札幌予選はアバンギャルドなアマチュアが多くて面白い。MCのすずらんも後日のライブで言及していた「R-1三人衆」が今回の注目株で、相方が人間じゃない組が3組もいた。漫才の定義を揺さぶりにかかる札幌は色んな意味でフロンティアだ。ついでに顔出ししていないコンビも複数いた。
印象に残った組についてレポしてゆく。
「新番組」。明らかに悪意のあるキャスティングが展開されるが、そこにはツッコミがない。ひろゆきのモノマネがちょっとだけ似ていて、札幌予選初笑いをとる。
北海道の離島出身だというおじさん2人のコンビ。島の話が面白そうだったのにそこは広げてくれなかった。
声が大きくて初めてちゃんと漫才らしい漫才が来た!という感じだった。でもチビネタ一本槍はきつい。
「好きなペット」。とても演技が上手で、意地を張るあまり暴論をかましてゆく展開が自然だった。この日初めての合格。
「さよならミオちゃん」という札幌のバンドのボーカルの方が組んでいるコンビ。
仮面をかぶりながら踊る雅楽漫才。雅楽は1300年の歴史があるらしいので、すゑひろがりずの狂言漫才よりもさらに古い。場を和ませてくれました。
大学のお笑いサークル出身のコンビ。ボケは2020年に「風水」というコンビで札幌予選2位通過したテレビ局の方で、ツッコミは2018年に「とれたて力」というコンビで3回戦進出したことがある京大医学部卒の方。さすがに達者だった。
「食べちゃいたい」。この日初めてのプロ組で、ピン芸人同士のユニット。クレイジーなボケと悲壮感のあるツッコミの相性がよかった。このツッコミは汎用性ありそう。
「割り込み」。男女コンビで、ボケの女性がはつらつとしている。
「早口言葉」。R-1三人衆の一人目。アレクサを相方にして漫才をする。ちゃんと自分でプログラミングをしているらしい。アレクサは一応自分で声を発しているので、ちゃんと漫才だと思えてしまうのは、だいぶ毒されているのかもしれない。
「言葉を弱くする」。男女コンビ。きれいなお姉さんがくだらないことをやっているのが意外と新鮮。
「刑務所」。「囚人一号」という名前のコンビもいたが、こっちのほうが囚人一号っぽいことをやっていた。
「大喜利」。スケッチブックを持ち込んだトリオ漫才。老人ホームで職員たちがレクしてるみたいだった。
「混浴」。ツッコミの方は2020年に「パブロ学級」というトリオで出場し、2回戦で結構ウケながら惜しくも敗退していた。もともとは札幌の演劇畑の人たちらしく、声も聞き取りやすくて面白かった。この日初めて大爆笑をとっていた。公式サイトの写真の謎の勢いが笑える。
「バーテン」。「ワンランク上!」「ワンランク下!」と評価しながらツッコミを入れてゆくシステムが、アマチュアながら完成されていて面白かった。
「桃太郎」。童話をネタにわかりやすくボケ倒してゆく王道スタイル。
「怖い話」。札幌でフリー活動しているコンビ。熱気あふれまくって最後は卒倒するツッコミの勢いがすごい。
おじさんと若者のコンビ。ちょっと顔が似てるので親子かなと思ったが、互いに苗字で呼び合っているので他人なのかもしれない。謎が多い。腕組みをしながら話すおじさんがMCのすずらんにネタにされる。この日最初の時間切れ爆発。
元気な兄弟コンビ。兄の方は「アンドリア」としても出場していた。
「2択クイズ」。男女コンビ。ボケの女性が見るたびに不気味な雰囲気になってゆく。
「酒」。2020年の札幌予選3位通過コンビ。最近はずっと四字熟語漫才をやっている。
「万引き」。段ボール箱を持ち込んでネタ時間中に組み立てるというとんでもないネタ。アバンギャルドなアマチュアたちの中では埋もれ気味だったけど、結構めちゃくちゃなことをやっていて面白かった。
「改名」。同級生3人のわちゃわちゃした漫才。にぎやかでした。
「運命の出会い」。最近は地元の深夜バラエティにもちょこちょこ出てて知名度があるのか、出てきた瞬間パッと華やいだ印象。ハイテンションな王道のコント漫才で結構ウケていた。
「おなら」。太田プロに札幌支社ができるにあたって東京からやってきたコンビ。
「吹き替え」。日米コンビだが、アメリカ人がツッコミというのが他にない個性。
「千円」。旭川のアマチュアコンビ。声も通っていて達者だった。別のライブで見たときよりも毒は弱めだった。
ひょっとこのお面をかぶって喋らず、パントマイムだけで漫才をしていた。この日二組目の仮面コンビ。オチで一言だけ喋ったとはいえ、このコンビでも終わった後にちゃんとマイク消毒することに笑ってしまった。
「姉が欲しい」。普段はコント師だが今回はしゃべくり漫才。ボケがかなりの変人なのだがいまいち爆発せず、札幌吉本勢唯一の敗退。
「コンビニ強盗」。何度も見た代表ネタだけど、結構改良されていてよりポップになっていた。
「おすすめスポット」。アイヌ文化を題材にしたネタをするコンビ。札幌の地下ライブにもよく出ているけど、今まで見てきた中で一番ウケていた。ウポポイという名前が北海道では相当浸透しているおかげだろうか。東京だと知られているのかなあウポポイ。
ゆるい雰囲気でよかった。
「ペット」。札幌NSC1期生のピン芸人2人による男女ユニット。二人でむかわ町のロケに行ったからイノセラムスなのかな。天然な弟としっかり者のお姉さんという雰囲気のほんわかするコンビだった。
北大サッカー部の先輩後輩というプロフィールだけ妙に記憶に残っている。
「食レポ」。フリーで自ら仕事をとってライブも主催して頑張っている北海道版さらば青春の光。35歳以上の心だけ的確に撃ち抜くワードを連発しながら、若い女性にも結構ウケていた。
「最近好きなもの」。北海道住みます芸人で札幌吉本のエース的な存在。安定のウケを取っていた。
R-1三人衆の2人目。旭川のアマチュア芸人。ジェイソンのお面をつけたマネキンを片手に漫才する。一応声色を変えてジェイソンの声をやっているので漫談ではない。お面を相方と言い張るような人なので、「ネタを飛ばした」とネタ中に言い出していても本当かどうかわからない。嘘と本当の境目が壊れてゆく不思議な体験ができる。タイミングをはかった時間切れ爆発で大爆笑を呼んでいた。キングオブコント札幌予選でも当日に相方を決めたり、とにかく出場したら何かをやらかしてくれる人という謎のワクワク感がある。
「10回クイズ」。使い古されたテーマだが新しい切り口を見せてくれた。アマチュア扱いだけど事務所所属経験があって実質的にフリーに近いコンビ。
「ミスチルに入る方法」。トリオ漫才だが、コンビ漫才を同時並行してやっているようなユニークな形式で斬新だった。公式サイトの写真でも明らかに立ち位置がおかしいのでただならぬことをしているのが伝わる。落選は残念。
ジモティーで結成したという男女コンビ。女性の方は太田プロ札幌のライブに出てるけど、アマチュア扱いってことはまだ正式所属ではないのかな。
なぜか客席の一部が妙に沸いていたが、知り合いが来てたのかな。
札幌ではケーブルテレビなどでレギュラーを持っていてそこそこ露出のあるピン芸人と、ラジオパーソナリティもしているバスガイドのユニット。早口言葉を普通に噛んだ。
「甥っ子」。最近始めた新しい型がうまくいっていた。途中でボケとツッコミが交代するのもハマり、この日見ている途中で少なくともTOP3には入るだろうと唯一確信したコンビ。
「お祈りメール」。R-1三人衆の3人目にして大トリ。金魚片手に目出し帽姿でまあまあ軽妙な漫談。金魚と会話する意志すらほとんど見せていないのでこれはさすがに漫才ではない気がするが、場が荒れに荒れていたのでウケていた。意外とトークスキルはあるので、札幌の地下ライブとか出たら普通に勝つと思う。金魚が強盗より年上で職業がフリーターと、公式プロフィールでボケをかましているのも印象深い。
結果としては不合格だったものの、R-1三人衆、その中でも特に金魚と強盗のためにあるような札幌予選だった。昨年のマヂカルラブリーの漫才論争なんて一笑に付すようなクレイジーな予選で、大阪にも東京にもない北海道ならではの個性が爆発していた。普通にウケて普通に通過したゴールデンルーズも、ほぼ1人しか喋っていないのでマヂラブ漫才じゃない派の人たちの区分けなら漫才じゃないはずなのだが、他が狂いすぎててもはや誰も疑いを挟まないレベルになっている。相方が人間じゃない3組が目立ったが、素顔を晒していないコンビが3組いるのもなにげにポイントである。まあ金魚と強盗はその両方を兼ね備えているのだが。