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はてなキーワード: 自己啓発書とは

2023-05-01

ドラクエウォーククリアした

たまたま読んだ自己啓発書に「人生トレードオフである」と書いてあり、

まぁそうよねぇと感じ入ったため、つい起動して時間を浪費してしまアプリの類を削除することにした。

一番、気合を入れて削除したのはドラクエウォーク

ウォーキングの友として起動していたが、いつのまにか行動の足かせになっていた。

ミニゲームとして自宅でも麻雀やらせる始末。いらねぇ機能の追加も大概にせぇ

さようなら。スラミチ。おれは好きな時に好きな方向へ歩くぜ。

(でも、貯めこんだジェム20万が惜しかったので、アカウント連携して保存してはある。)

2023-04-17

読んでる自己啓発書が課してくるハードル、高すぎる

自己分析の項目で、「今までの人生成功だと感じたことは?」とか、

あなた尊敬している人はどんな人で、どんなところ?」とか聞いてきやがる。

そんなもんあったら、もうちょいマシな人生送ってるし、テメェを読んでねぇわ!もっと読者に寄り添え!と毒づきたくなる。

もっと脛に傷があるヤツに優しい自己啓発書はないものか。

2022-11-28

anond:20221128115700

頭悪そう。おまえ自己啓発書以外の本も読んだことないやろ?増田に比べるとおまえらの方が思考が単純でまともに頭も心も働いてないかおまえらの方が元気なんじゃないかと思う。

2022-10-22

現代社会躁病の人たちが作っている(追記あり追記2あり(追記3あり)))

死ぬまで永遠に成長とか、ポジティブ教というか、

なんか読んでて逆にこっちが疲れてくる自己啓発が多い昨今ですが、

それを喜んで読んでる人も躁病の人たちなのです

躁状態になると次から次へと面白いことが思いついて眠れなくなりますが、

面白いというのは錯覚であって、うつになれば冷静になって面白くないことが分かります

まり、今の世の中がクソみたいなことで溢れてるのは、

社会を動かしている躁病の人たちの思いつきだからであって、至極当然なわけです










追記

ごめんなさい、パクりま感想文でした

元ネタこちら!

ひきこもり幸福論〈3〉 | 勝山実@鳴かず飛ばず働かず

https://hikilife.com/hikikomori/happy-theory-mania-3/

いや、こんなのバズると思わねーよ

なんでバズってほしいもんがバズんねーんだよ

よりによって、なんで今回みたいな、なんとなく書いた感想文がバズるんだよ

追記2:

というか、私は近いうちに生活保護に転落しそうなんですが、

前々から自己啓発が読んでいて息苦しくなるので大嫌いなのですが、

上記の文を読んで目からウロコだったのです

あー、そんなやついるよなぁ…、と思い当たることがこれまでの人生で山ほどある

共通しているのは、なんだかんだ陽キャというか、躁うつ病躁状態の人は他者に好まれるということです

ターバンを忘れたアラジン ○国○城をめざす」とかいブログ最近つけました。

このブログの作者も躁うつ病なんじゃないでしょうか。

ブログ記事は3ヶ月分しかない、起業していきなり有名人仕事ができると断言している、

から次へと面白いことが思い浮かんで眠れない←これ、典型的躁うつ病の症状

影響を受けた本が「金持ち父さん貧乏父さん」とか、

ワンピースとか、自己啓発書ばかり読んでそうとか、

でも、今の時代象徴していますよね、こういう人たち

なんかつらい社会だなぁ、と思うんです

子供が生まれてもエンジニアは一生勉強し続けなければいけないとか、

自分も昔は疑わなかったけど、今は息苦しいです、窒息しそうです

そんなことが肯定され、疑われない社会人間としてはおかし

そういった躁病というか、狂った人たちの考え方が肯定され充満している社会なら、

もう世捨て人でいいし、この社会から退いたところで暮らしたい

というか、さっさとしにたいですね

もう、まいっちんぐ

追記3:

おいおい、ホッテントリかよ…

バズったか宣伝しますよ…

誰か、おいらを、雇って、くださいよ…

このままだと生活保護ですよ…

ねがいしますよ…

2022-08-15

自己啓発書に曝された結果そこに書いてあるような壮大に感じるが無内容な言葉言い回しを明けても暮れてもドヤ顔で吐き続ける悲惨生命体に成り果てたみたいなパターンがあって、雰囲気簡単にのまれちゃう素朴な人間があの手のスピリチュアル業者を支えている。

追記

https://anond.hatelabo.jp/20220815052029

大変だな

https://anond.hatelabo.jp/20220815052844

誰だよそいつ

https://anond.hatelabo.jp/20220815053253

尊重してやるからさっさとスピから足洗えよ

https://anond.hatelabo.jp/20220815055623

患者医療費負担が米よりもはるかに軽い日本病気でもないのにスピってる糞ボケもの話に「別の国の文脈」を持ち出すその悲惨なおつむもついでに尊重してやるよ

2022-06-20

ツイフェミへの反動で表出した弱者男性かいツイッターの界隈を眺めてみたけど収集日の朝のゴミ捨て場みたいでかなりキツかった。おそらくマンガ自己啓発書まとめブログくらいしか読んだことがないのだろうが、ツイフェミの争い相手としてはちょうどいいだろう。

2022-06-19

anond:20220619141757

二次創作同人をやってる人の愚痴を聞いたことがありますが、創作活動というもの自分創作物承認されたい評価されたいという欲求があるからこそやるものなんだそうです

自分の内なる欲求が何なのかということを改めて確認し明瞭に言語化し、それを実現可能な形に擦り合わせていくことが肝要かと思います

擦り合わせ方は、カウンセリングを受けるなり自己啓発書を読むなり、好きな方法で身に着けていけばよろしいか

2022-05-15

マジで本が読めない

色々と読んでみたい本はあり、

なんなら気になる本をKindleでチマチマ買ってたりするのだが、

序章部分だけ読んで飽きてしまい、途中ではてブとかを開いてしまう。

そうしたら、もうその本は二度と開くことはなくなる。

そんなことを、もう何度も繰り返している。

ネット記事のように、数分で読了できるようなモノなら興味深く読めるのだが。。

本一冊ぐらいのボリュームになると、集中力が続かない。

唯一最後まで読了できたのは「嫌われる勇気」。

自身が抱えていた悩みをドンピシャで突いていて、

建設的な解決に向けた方策がわかりやすく書かれていたので、

とても興味深く読めた。

でも、それは俺にとって稀有な例で、

他の自己啓発書を手に取ってみても、これほど興味を惹かれるものを未だ見つけられていない。

自己啓発以外でも、色々読んでみたい分野はある。

世界史とか、コンピューターサイエンスとか、経営学とか。。

それらの本を気まぐれに買ってみては、導入部だけ読んで、積む。

一度積んでしまったらもうおしまいで、

あとで読み返そうとしても、既読部分の内容はすっかり忘れているから、もう一度最初から読む羽目になる。

そんなことを繰り返していると、いつしかやる気を無くしてしまう。

なんて不毛なんだと、自分でも思う。

どうすりゃいいんだろう。

かいい策があれば、ぜひ教えて欲しい。

追記

Kindleより物理本、買うより図書館で借りるほうがいいのか

しかに、スマホPCだと一瞬ではてブ開けちゃうもの

ありがとう

2022-04-05

国語ばかり勉強していたのは他者を知りたかたか

物語の中には事実虚構もあった。けれど、数学歴史教科書には事実しかなかった。

会話で自分表現する方法を知らなかった私は、文章に頼ることにした。最初は散文的な詩しか書けなかった。

家庭環境のいざこざ、学校での違和感

友人と競うように本を読み漁り、図書室にある本全てを理解しようとする勢いだった。

そんな友人は早稲田へ進学していった。

大学入学すると文系だった私は他人模倣小説を書くようになった。世の中には感情表現豊かな美文が溢れていて、真似したいと思った。何なら、作品を生み出したいと思った。時には、破天荒恋愛物語を。

狂しい程の人間関係や苦悩を描いた。

その頃漸く、難しいと思っていた新聞も読めるようになった。

社会人になってからはその欲求がぷつりと切れた。

社会では数字がメインで、何なら残業時間が全ての評価指標だった。「私、本とか読まないんだよね。自己啓発書漫画なら読むんだけど」と嘲笑う同僚、先輩。

文化価値観の異なる人脈を得てからは、次第に活字から離れるようになった。それでも、図書館へ行きたい思いは常に抱えていた。

心躍るような英雄譚を、癒やしや共感を得られるような他人人生を欲していた。

本なくしては、自分生活は成り立たない。表現なしには生きていけない。なのに何故生きようとすればするほどに書籍から離れていくのだろう。

アナログ学習する機会が奪われていくのだろう。

早稲田へ進学した友人は子供を生み地方人間関係から疎遠になった。彼女の引き出した私の「本の虫」という性質は徐々に消えていく。今や、正しい日本語を使えているという自信すら無い。

それは彼女が側にいないからではなく元来の自分に戻っただけなのである過去残滓を拾い集めても、あの頃の輝きには届かない。

硝子の破片みたいな危うげで綺羅びやかなあの日々が、図書館の床に落ちていないだろうか。

2022-03-18

anond:20220318131749

ランダムビジネス自己啓発書10冊選んだら3冊には間違いなく書いてある名言やな。

これとフォードの「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、 彼らは「もっと速い馬が欲しい」と答えていただろう」はツートップや。

2022-02-02

anond:20220202093353

ゴマブックスみたいな安い新書もいっぱい書いてた気がする

うちにも古本石原氏の自己啓発書があるよ

ネタになるかと思って自炊してあるけど

石原氏だけでなく、昭和自己啓発書読んでも、

サラリーマン承認欲求を満たさせるコツは昭和から変わらんのよね…

2022-01-25

お前らはHSPを名乗るな

何が繊細さんだ

Highly Sensitive Person心理学用語であって医学用語じゃない、診断名でつくはずもない、単に自己啓発書で有名になっただけの言葉

病院に行くならまず社会不安障害社会不安症)や発達障害由来の感覚過敏・こだわりを疑って行け

医学専門家心理学由来の自己啓発書言葉をぶつけて戸惑わせるな

HSPますなんて病院は信用するな、病気名じゃないんだから現状は薬も治療法もねえ

認知行動療法うつ双極性障害強迫性障害強迫症)向けのもんだ

うつ双極性障害だってなら止めはしないが

『この子は繊細さんだから』『私はハイリーセンシティブパーソンだから』『この子ハイリーセンシティチャイルドから』で終わるな

日常生活に困ってるならHSP以外に何らかのはっきりした病名がつくか障害と診断されるから病院に行け、精神科精神保健指定医持ってる心療内科に行くんだぞ

2022-01-15

増田の星を誰も覚えていない

人はTikTokYouTube自己啓発書ばかり観てる

2021-11-30

最近自己啓発書はどれもこれも「脳のストレスを減らせ」と「メタ認知しろしか言わないか面白みがない

もっと無茶苦茶なことを言い出してほしい

2021-10-20

インフルエンサーになった知人が憎い。

会社を辞めてインフルエンサーになった知人が2人ほどいるのだが、たまに投稿を目にするとゾクゾクする。

意識高い系note自己啓発書籍の出版Twitterに並ぶ香ばしい言葉の数々。

そこそこ人気がありそうなのが、また見てて腹立つ。

普通に嫉妬ではあるんだろうが、この愛憎入り混じった感情は何だろう。

おまえブラック企業ロスジェネ派遣社員が何偉そうなこと言っちゃってんの、と言う気持ちと、会社辞めて食ってけてんなら良かったね、という気持ちがいり交じる。

でもやっぱ、稼いでるならイラっとするし、困ってそうならざまぁだな。

今後も3年に一度くらいそいつらの名で検索してほぞを噛んでいきたい。

2021-09-14

本のタイトルが思い出せない

自己啓発書

公共衛生の、北欧出身研究者が書いた

データを正しく見よう。なんとなく偏見で「アフリカ貧困地域、と決めつけるのはやめよう」という内容

再生紙わら半紙のような茶色カバー

・紺色でタイトルが書かれた

なんとかLessだったかFearなんとかだったか忘れた。

ーーーーーー

判明しました。

2021-07-28

ちんぽに自己啓発書読み聞かせしてたら

「ちんぽ2.0」になった

2021-06-16

お前の苦しみなどユダヤ人絶滅収容所で生き延びた人に比べればどうということはない、と

自己啓発書マウンティングされ続ける人生

2021-05-20

anond:20210520121535

他人比較するからそうなるんだよ

自己啓発書を熱心に勉強しているからね

それくらいはわかるよ

自分を超えることに集中しなきゃ

から不幸になる

体育会系の人たちは勝ちにこだわって可哀そうだね

って優しく諭してあげる

2021-04-09

自己投資』←これって具体的に何を指してるの?

ビジネス書成功した起業家投資家、一流の学者

みんな口を揃えて「自己投資しろ、株なんかよりもずっと有益投資だ」みたいなこと言ってるけど、

この『自己投資』が何を指しているのかがよくわからない。

資格なんてとったところで弁護士資格とかでもなけりゃ人生は何一つ好転しないだろ?

自己啓発書なんてもっと意味なさそうだしいよいよわからん

今暇はありあまってるからなんか始めたいんだが何をどう自己投資すればいいんだろう。

うーん……

2021-04-02

anond:20210402142842

お前の言うことは正しい。

しかし、失敗を嘲笑うことは誰にしもできて、お前がこの件で正しいことは全く凄くない。

 

もしもお前が自分価値を示したいといるのなら、「資格とってるやつはクソ」は単なる話のマクラで、その次に「本当に成功したいならこれをやれ」と言わないとな。

ビジネス書自己啓発書ががいつもやってるやつだよ。さあやってみろ。

2021-02-22

必読書コピペマジレスしてみる・日本文学

方針

森鴎外舞姫

留学先で女性妊娠させて見捨ててしまう話なので、近頃は評判が非常によろしくない。そのくせ、この文体のせいで美しいと感じてしま自分がいて、実はこれ、レトリック文体によって騙されることに注意しろっていう警告なんじゃないかって気もする。「自分おすすめ編」にも書くつもりなんだけど、ナボコフロリータ」もそういう自己正当化がとにかくうまい

余談だが、鴎外自身東洋人だったこともあり、留学先では写真を撮らせてくれと頼まれたことがあったという。それに対して、構わないけどもあなた写真も逆に撮らせてくれ、と言って、相手も満足させつつ日本人としての尊厳も守ったことがあって、これは割と好きなエピソードの一つ。まあ、漱石よりは世渡りうまいよな。

樋口一葉にごりえ

古風な文体挫折しかかるも何とか読破。これよりは幼馴染系の「たけくらべ」のほうが好きだったなあ。増田では古文いるかどうかで議論になったことがあったらしいが、古文がすらすら読めるほうがこういう趣味というか楽しみが増える気もするし、純粋実用面だけでいえば法律用語や古い公文書を読む必要がまだあるんじゃないのかな。

舞姫」の話の続きだけど、古典文学にもやっぱりクズエピソード結構あり、じゃあどれを教えてどれを教えないかは割と難しい。

泉鏡花高野聖

僧侶山間で美しい妖怪出会う話。文庫ちくま日本文学全集で読んだ。全集と銘打っているけど、このシリーズ日本の近現代文学作家ベスト盤みたいな感じで、チョイスはいいのだけれどときどき抄、つまりダイジェスト版みたいなのが紛れていて、コンプリートしようとは思わなかった。

話としては幻想的ですごく好き。幻想譚が好きな自分がどうして泉鏡花にどっぷりはまるまでいかなかったのかが不思議なほどだ。当時は、著名な作品をどんどん消化しようと思って乱読していたからかもしれない。そういう意味でも、課題図書読破することが自己目的化した読書には幾分害がある。

国木田独歩武蔵野

とても好き。小説が読めなくなったときには、文豪の書いたこうした随筆というか、風景描写の豊かな文章を読むことで、自分リズムを整えたくなる。外出の難しい昨今、こうして空想世界でだけでも豊かな自然のなかで過ごしたいものだ。五感が刺激される文章というのはなかなかない。

夏目漱石吾輩は猫である

我輩を吾輩に修正

ここ最近漱石の評判はあまりよろしくないと聞く。所詮は当時の欧米文学の輸入に過ぎないとか、結局は男社会文学だとか。言われてみれば確かにその通りなのだけれども、日本近代文学開拓者にそこまで求めちゃうのも酷でしょうと思わないでもないし、この作品からたったの十年で「明暗」にまでたどり着いたのだから、やっぱりすごい人ではないかと思う。五十になる前に亡くなったのが惜しまれる。

で、肝心の内容だが。基本的おっさんおっさんの家をたまり場にしてわいわいやる日常ものなので、当時の人にしか面白くないギャグを除けば、普通に笑える。最終回は突然後ろ向きになるが、もしかしたら漱石の本分はユーモアにあるのかもしれない。

余談だが漱石留学時代日記に付き合いのお茶会について「行カネバナラヌ。厭ダナー」とのコメントを残している。

島崎藤村破戒

素直に面白かった。若干のプロパガンダっぽさがなくはないが、読んだ当時は差別する側のねちっこさや意地の悪さが良く書けているように思われた。とはいえ、昨今は善意から来る差別についても考える時代であり、問題はより複雑になった。

被差別部落問題については気になっているのだがなかなか追えていない。日本史について読んでさまざまな地域実例について断片的にかじった程度だ。それでも、地域によって温度差やあったり、差別対象が全く異なっていたりすることがわかり、どこかで日本全体の実情について知りたく思っている。

田山花袋蒲団

女中の布団の残り香を嗅いで悶々とする話だってことは覚えているんだけれども、読んだときにはあまり印象に残らなかった。なぜだろう。自分が読んできた近代文学は、基本的ダメな奴がダメなままうだうだする話ばかりだったからかもしれない。その多くの一つとして処理してしまたか

で、自分が好きなのは飢え死にするほど悲惨じゃないくらいのダメさであり、親戚のちょっと困ったおじさんくらいのダメさなんだろうと思う。

有島武郎或る女

読んだことがない。ただ、ドナルド・キーンの「百代の過客〈続〉 日記に見る日本人」によればこんなことを書き残しているそうだ。「僕ハ是レカラ日記ハ僕ノ身ニ大事件ガ起ツタ時ノミ記ケルコトニ仕様ト思ツタガ、矢張夫レハ駄目な様デアル。日記ヲ記ケ慣レタ身ニハ日記ヲ一日惰ルコトハ一日ヲ全生涯カラ控除シタ様子ナ気ガスル。夫レ故是レカラ再ビ毎日日記ヲ始メ様ト思フ」(意訳。日記書かないとその日が無かったみたいで落ち着かない)。ここでツイッターに常駐している自分としては大いに共感したのである。そのうち読もう。

志賀直哉小僧の神様

読んだはずだが記憶にない。「暗夜行路」で娼婦の胸をもみながら「豊年だ! 豊年だ!」と叫ぶよくわからないシーンがあったが、そこばかり記憶に残っている。これを読んだ当時は、この小説のように自分がどれほど理想を抱いていたとしても、モテいからいつかソープランドに行くのだろうな、とぼんやり思ったことを覚えている。

ちなみに、自分が初めて関係を持った女性貧乳だった。だがそれがいい

お父さんとうまくいっていない人は子供の才能をつぶす話である清兵衛と瓢箪」が刺さるんじゃないかな。あとは少女誘拐視点の「児を盗む話」もよかった。

内田百閒『冥途・旅順入城式』

大学時代知り合った文学少女から薦められて読んだはずなのだが、覚えているのは「阿房列車」の何編かだけだ。それと、いつも金に困っていて給料を前借りしていて、そのことのまつわるドタバタを描いた作品日記もあって、そうした印象ばかり残っている。

関係ないけど就職活動中に、この文学少女から二次関数を教えてくれと言われ、片想いしていた自分はそのためだけに都内にまで足を延ばしたことがある。いいように使われていたなあ、自分あいつには二度と会いたくないが、元気にしているかどうかだけは気になる。

宮澤賢治銀河鉄道の夜

めんどくさいファンがいることで有名な作家全集には第三稿や第四原稿が収録されており、比較するのも楽しい。俺は〇〇は好きだが〇〇が好きだと言ってるやつは嫌いだ、の○○に入れたくなる作家の一人。○○には「ライ麦畑で捕まえて」「村上春樹」「新世紀エヴァンゲリオン」「東京事変」などが入る(註:この四つのものとその愛好家に対する歪んだ愛情から来る発言です。僕も全部好きです。すみません)。サブカル系にはこれがモチーフになっているものが数多くあり、その点では「不思議の国のアリス」と並ぶ。

思想に偏りはあるが、独特の言語感覚や観察眼は今でもすごく好きだ。余談だが新書の「童貞としての宮沢賢治」は面白い。

江戸川乱歩押絵と旅する男

知り合いにいつもぬいぐるみキーホルダーを持ち歩いてかわいがっていた男がいたが、それで本人が落ち着くのならいいと思う。不安の多い世の中で、人が何か具体的に触れるものにすがるってどういうことなんだろう、って、ってことをこの作品を思い出すといつも考える。どこで読んだか思い出せなかったが、これもちくま文庫全集でだった。

横光利一機械

狭いコミュニティの中でこじれていく人間関係の話ではあるけれども、新潮文庫場合表題作よりも他の話のほうが気に入った。印象に残っているのは十二人の旅芸人夜逃げする「時間」と、ナポレオンヨーロッパ征服に乗り出したのはタムシのせいだったという「ナポレオンと田虫」。

谷崎潤一郎春琴抄

実はこの作品は読めていない。谷崎作品は割と好きで、「痴人の愛」「刺青秘密」「猫と庄造と二人のおんな」「細雪」は読んだ。「痴人の愛」という美少女を育てようと思ったら逆に飼育される話は自分人生観に多大な影響を与えたし(例の文学少女気持ちをもてあそばれても怒らなくなってしまったのもこれが遠因だろう)、「細雪」はただ文章リズムにぷかぷかと浮くだけで心底気持ちがいい。ついでに、戦時中生活爆弾が実際に降ってくるまでは震災コロナでただよう自粛雰囲気そっくりだったこととよくわかる。

ところで、最近久しぶりに谷崎作品を読もうと思ったら、ヒロイン名前が母と同じだったのですっかり萎えしまった。というか、ここ最近趣味が「健全」になり始めていて、谷崎作品に魅力を感じられなくなっている。感覚がどんどん保守的になっていく。これはいかん。

夢野久作ドグラ・マグラ

ミステリ編参照。anond:20210215101500

川端康成雪国

高校生の頃に読んだのは確かに記憶に残っているのだけれど、高校生川端康成エロティシズムが理解できたかどうかはよくわからない。たぶんわかっていない。せいぜい伊豆の踊子の裸の少女を読んで、ロリコン発症させたことくらいだろう。

太宰治斜陽

太宰はいいぞ。自分は愛される値打ちがあるんだろうか、というテーマを本人の育った境遇パーソナリティの偏りや性的虐待疑惑に求める説は多いが、そういう心理普遍的ものでもあり、だから多感な時期に読むとわかったつもりになる。芸術に何歳までに読むべきという賞味期限原則としてないが、これもできるだけ若いうちに読んでおくといい。太宰の理解者ぶるつもりはないが。

もっとも、本ばかり読んで他の活動をないがしろにしていいものだとは全く思わない。あまりにもドマイナーな本を読んでマウンティングするくらいならバンジージャンプでもやったほうが話の種にもなるし人間的な厚みも出るというものだ。たぶん。

三島由紀夫仮面の告白

天才的。男性のあらゆる種類のコンプレックスとその拗らせ方を書かせたら彼の右に出るものは少なかろう。ただ、大学卒業してから突然読めなくなってしまった作家でもある。息苦しくなるまで端正に磨きこまれ文章のせいかもしれない。

武田泰淳ひかりごけ

極限状況下でのカニバリズムテーマにした小説なんだけれども、途中から戯曲になって、「食べちまう葬式ってえのは、あっかなあ」などとやけにのんびりした台詞が出てくるなんともユニーク小説。ただし、これは単なるブラックジョークではない。物語は序章、戯曲第一部、第二部と別れているのだけれども、その構成にきちんとした意味がある。

人類全体の原罪を問うようなラストは必見。あなたは、本当に人を食べたことがないと言えますか?

安部公房砂の女

祖父母の家から貰ってきた作品で、愛蔵版らしくカバーに入っていた。カフカにはまっていた時期だから楽しんだ。カフカ父親の影から逃れられない主人公とは別の種類の渦巻にとらわれてしまった主人公がだらだら、ぐだぐだしてしまうのだが、カフカ男性によって抑圧されているとしたら、こちらは女性に飲み込まれている文章だ。

大西巨人神聖喜劇

未読。不条理陸軍の中で、最強の記憶力を頼りにサバイブする話だと聞いて面白そうだと思い購入したのだが、ずっと積んだままだ。これに限らず、自分戦争もの小説漫画をあまり読んでない。戦争に関しては文学よりも歴史書からアプローチすることが多い。

これは自分の悪癖だが、戦争ものになると庶民よりも知識人にばかり感情移入してしまう。

大江健三郎万延元年のフットボール

大江健三郎は初期の作品をいくつかと、「燃え上がる緑の木」三部作を読んだきりで、どういう態度を取ればいいのかよくわかっていない作家の一人だ。狭い人間関係の中のいじめだとかそうした描写に病的に関心のあった時期に読んだせいで適切な評価ができていない。

燃え上がる緑の木」は新興宗教原子力発電といった(結果的には)非常に予言的であった作品であったが、癖が強くカトリック宗教教育を受けた自分であっても世界観に入り込むのに時間がかかった。「1Q84」よりもきつい。面白いが。

萩原朔太郎『月に吠える』

大学時代の友人に薦められて読んだ。「この家の主人は病気です」と、飢えて自分を食ってしまったタコの詩ばかりを覚えている。覚えているのはこれだけだが、この二つが読めたからいいか、と考えている。大体、詩集ってのはピンとくる表現ひとつでもあれば当たりなのだ。そして、それはあらゆる書物にも当てはまることである

福沢諭吉福翁自伝

祖父学生時代に送ってくれたのだけれども、ぱらぱらとしか読んでいない。

子供向けのものだった気もするし、近々原文にチャレンジするべきか。自助論西国立志編)なんかと合わせて、自己啓発書の歴史を知る意味でも興味深いかもしれない。

正岡子規歌よみに与ふる書

読もうと思って読めていないけれども、これまたドナルド・キーンの本で面白記述を見つけた。「墨汁一滴」の中に、つまらない俳句乱造しているやつの作品にはどうせ碌なもんなんてありゃしないんだから、そういう連中は糸瓜でも作ってるほうがマシだ、という趣旨のくだりがあるそうだ。創作する上でのこういう厳しさは、いい。

石川啄木時代閉塞の現状』

ローマ字日記しか読んだことがない。たぶん日本最初フィストファックが描写された文学かもしれない。春画はどうか知らないけど。

小林秀雄『様々なる意匠

詩集翻訳しか読んだことがない……。

坂口安吾堕落論

堕落と言いつつもある種の誠実さについて語った本だった気がするが、それよりも新潮文庫で同時に収録されていた、天智天皇天武天皇家系にまつわる謎についてのほうが印象に残っている。

哲学編に続く→anond:20210222080300

関係ないけど芥川が載ってないのは納得できないぞ。

2021-01-02

anond:20181117123321

人を動かす」「道は開ける個人的自己啓発書は胡散臭くて嫌いだが、この2冊は絶対読んだ方がいい。

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