はてなキーワード: 体外受精とは
2020年における先進的な女性の卵子凍結・代理母に対する率直な考えが現れている非常に重要な対談だと思うので記録のため引用する。
*VERY2020年4月号「卵子凍結事業も始めるスプツニ子!さんに訊きました シンマイさんと学ぶVERY世代と卵子凍結」
https://veryweb.jp/life/106461/
https://web.archive.org/web/20200817141554/https://veryweb.jp/life/106461/
以下引用:
海外(欧米)ではもはやメジャーでカジュアルな「卵子凍結」。自然分娩や母乳育児が尊ばれる日本ではまだまだSF感の漂うマイナーな分野。でも、女性だけにタイムリミットがあり、仕事もノッてる時期に、伴侶を探し、結婚・妊娠しろ、ってどうよ。と立ち上がったのが、自ら26個の卵子を採取したアーティスト・スプツニ子!さん。結婚前に凍結を検討していたシンマイこと申 真衣さんと意気投合!
※この対談はVERY2020年4月号掲載時(取材は2月)のものです。申 真衣さんは、同年7月に第2子妊娠を公表しました。
申 実際にカウンセリングに行ったこともあるんです。もうすぐ30歳だな、と思っていた頃にちょうど未受精卵子の凍結が日本でもできるようになって(*注1)興味が湧いて。結婚願望はなかったのですが子どもは欲しいと思っていたので選択肢のひとつとして話を聞いてみようと思ったんです。でも、当時はまだアングラな雰囲気で……。躊躇しているうちに結婚したので凍結までは至りませんでしたが。
スプツニ子!(以下ス) 私は33歳の時に初めて卵子凍結のカウンセリングを受けました。結婚もしていないしパートナーもいない。仕事もめちゃくちゃ楽しい、でも子どもが欲しかったらそろそろ考えないといけないのかな。じゃあどうする? と思った時に、日本の価値観では出産の前に結婚しないといけないらしいし、結婚するには恋愛しないといけない。やらなくちゃいけないこと多すぎない?と思って、じゃあまず卵子を凍結しようと。昨年2回採卵して26個凍結しました。
ス 自分でやってみたら気持ちが変わったのを実感して。凍結卵子による妊娠は100%ではないから保険みたいなものではあるけど、すごく解放された感じがあった。あぁ、これで私はもっと自由に生きられるんだって。女の人は意識していなくてもbiological clock(出産可能年齢)という枷がある。子どもを産みたかったら何歳までに○○しなくちゃ、と。日本では凍結した卵子を使えるのが45歳未満までだから、あと10年くらいの猶予がある。それだけでもこれだけ明るい気持ちで仕事に取り組めるんだ、と思い、この経験をもっと多くの女性にシェアしたいと思いました。
申 米国だと福利厚生として導入している会社(*注2)もありますね。
ス 2018年には米国の大企業の17%が導入しています。過去3年で3倍になっているから、今年は30%くらいに増えているかも。米国で有名な卵子凍結クリニックはNYの5番街にあって内装もオシャレ、女性が自分の人生の選択肢を広げるために訪れるポジティブな空間。英国では、採卵した卵子の半数を提供するならほぼ無料で卵子凍結ができます。でも、日本ではまだ広まっていないし、中国やシンガポールでは社会的適応による卵子凍結がまだ認められていない。それってもったいない!
申 私も自分が興味を持った時にリサーチしたことがあって。日本でも潜在的な需要は高いはず。それなのに供給はなされてない。これって事業になるんじゃないのかな?と思ったんです。
ス 実は今年、卵子凍結バンク「Cradle」をオープンします。興味はあるけれどよく分からないから手が出せない、そんな空気を変えたかったので情報もクリアにしてもっとハードルを低くしていく予定。いくつか報告はあるのですが、35歳以下の卵子を凍結しておけば子どもができる確率は10個でおよそ50~70パーセント、15個採ると70~80%。この数字を高いと見るか低いと見るかは人それぞれですが、ブランドバッグや海外旅行とそう変わらない金額で人生の選択肢を増やせることを知ってもらいたい。
ス もともと私は女性とテクノロジーに関連するアート作品を作ってきました。テクノロジーって人類にとって平等に進化しているように思われるけど、実は男性中心に動いてきてしまった歴史がある。例えば避妊用ピルは日本では承認にものすごい時間がかかっていて米国から30年以上遅れていて、国連加盟国の中で最後まで承認されなかったのは日本と北朝鮮だけ。承認前も「女性の性生活が乱れる」みたいな論争が起きて。でもバイアグラが出てきたら、多数の死亡例もあったのに、たったの半年で日本の議会は承認したんですね。
ス It’s a Men’s world なんですよ。残念ですがこれまで男性目線で科学が進歩してしまった。ハタチの時にそれに気づいてしまって、人類は月に行ったのに私はまだ毎月生理になっているし、妊娠・出産も原始時代から変わらない。周りは「女だから・そういうものだから仕方ないよ」って受け入れているけど、私は『なんでだろう、おかしいな』と思っていた。だから、卵子凍結という選択肢が出てきた時に、これは人類にとってすごく大事な第一歩だと思ったんです。
ス 社会で活躍する女性が増えているのに、仕事がいちばん楽しい時期と子どもを産まなくちゃいけないとされている時期がドンピシャっておかしい。どれだけ女の人の活躍が進んでも、最後のガラスの天井が肉体のタイムリミット=妊娠・出産。卵子凍結はまだ新しい技術だけど、怖がったりタブーにしておくのはもったいないと思います。
申 私は入籍から1年、31歳で妊娠。このタイミングはタイムリミットから逆算してそれしかないという感じでした。子どもは欲しいと思っていたし、娘のことはかわいくてたまらないので後悔はもちろんないのですが、妊娠のタイミングがキャリア的に最適だったかというと難しい……。昇進の時期を控えての産休だったので、復職後に頑張りすぎてバーンアウトしかけたり、と余裕のない状況にはなってしまいました。少子化に問題意識を持つ男性と話すと、早く結婚しろ・早く子どもを産め、という話になりがちですが「相手もいないのにどうやって」と思います。そして、結婚すると今度は生殖可能年齢のタイムリミットが迫っているのでせっせと妊活に励まなければ、となる……。
――2人目・3人目を望むのであれば猶予がない状況も。
申 晩婚・晩産化で初産が遅れていて(*注3)、1人目が1歳になった瞬間から、『2人目は!?』というプレッシャーを自分自身にかけなければいけないし、仕事もある。忙しすぎです……。子どもの年齢はできるだけ離した方が子育て的にはずっと楽だと思うのですが、生殖可能年齢のタイムリミットがそれを許さない。
ス 30代の間にAMH(*注4)は大きく変化するから、針の穴に糸を通すような感覚ですよね。今の生き方と生殖のバイオロジーが嚙み合っていない。だからこそ、卵子や受精卵の凍結はもっと知られるべきだと思います。すでにパートナーがいるVERY世代であれば受精卵の凍結もアリ。個人的には多様な可能性を残すために未受精卵も凍結することをオススメしますが!
申 日本は不妊大国。体外受精で生まれる子どもは16人に1人の割合でいるはずなのにオープンにしている人は少ないですね。自然に授かることを良しとして生殖医療の話題は触れにくい風潮も。
ス でも、『#MeToo』運動もあって女性の性や生理に対する意識もやっと変わってきてる。その流れで、生殖医療に対する意識も変わってほしいと思う。もっと、自由に産む時期を決める権利があることに気づいてもらいたいです。
ス 卵子凍結をしても自分で産むにはリミットがあるから、その流れは必ず来ますね。
申 日本だと向井亜紀さんが代理母出産(*注5)して話題になっていたけれど、米国ではサラ・ジェシカ・パーカーやキム・カーダシアンのように代理母で出産するセレブがいますね。費用的にはなかなか手軽にはならないのだと思いますが、選択肢が増えることは良いことだと思います。
ス そもそも男性って女性のパートナーに代理で産んでもらって、親として認められているのに、女性だけが自分で産まないと認められない、なんておかしいですよね。大事なのは子どもに愛を注ぐことではないでしょうか。
申 憧れの女性の先輩が精子提供を受けてシングルで子どもを産んだんです。もちろんシングルマザーにはそれなりの大変さもあるかもしれませんが、仕事でも成功を収めていて人間的にも素晴らしい人なのでその決断にはかっこいいという言葉しか見つからなくて。きっとお子さんはたくさんの愛を受けて幸せに育つだろうと思います。
ス 女の人だって仕事があって自立していれば、子どもを産むために結婚する必要はない。恋愛や結婚と関係なく、望んだタイミングで子どもを産める自由がある。夫というパートナーがいなくても、現にアメリカやヨーロッパでは充実した社会的支援のもと精子提供を受けて生まれた子どもがすくすく育っているから、家族という形式にこだわりすぎなくていいと思います。
申 国や社会は家族の在り方や女性の生き方を枠にはめようとしますが、子どもを持つというのは本来すごく個人的な選択。その人らしい選択をできるようになればいいと思います。そのためにはまず選択肢が増えていかないと。卵子が冷凍されていて子宮も借りられるとなると、何歳になっても子どもが持てる。子育てに要する体力的な問題はありますが人生100年時代のこの先、50代、60 代になってから育児をするなんて選択肢があってもいいのでは、と思います。
ス 私たちが当たり前に思っている家族の在り方――何歳くらいでママになって子育ては何歳くらいまで――というのがこれからどんどん変わっていくはず。好きに生きて、好きなだけ仕事して、好きな人に出会えたらラッキーだし、そうじゃなくても「精子バンクで子ども産むもん!」って思えたら楽しいと思う。私はそっち派です (笑)。
申 私はもっと早く知っていれば20代のうちに卵子を凍結していただろうなと思います。娘には本人はその時は必要性を感じていなかったとしても卵子凍結を勧めたいと思っています。免許取得を大学入学祝いにプレゼントするのと同じ感覚ですね。大学生の時間に余裕があるうちなら採卵もしやすい。それに結婚を考えるパートナーがいないうちなら意思をすり合わせる必要もなく、誰かの合意が必要ないから。スプツニ子!さんみたいに爽やかな方が卵子凍結を勧めれば、ポジティブなものだと広まりそう。
ス 私もそうしたいと思っています。20代なら数も採れるし質もいいから、成人式の振り袖より卵子凍結をプレゼントする方がずっといい(笑)。申さんには卵子凍結のアンバサダーになってほしいです!
申 ぜひやりたいです(笑)。
1985年生まれ。東京藝術大学デザイン科准教授。ロンドン大学インペリアル・カレッジ数学部を卒業後、英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)で修士課程を修了。マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ助教、2017年東京大学特任准教授を経て現職。「東京減点女子医大」(2019年)などジェンダーに関する作品も多数。今年、病院と提携する凍結卵子保管バンク「Cradle」(https://www.cradle.care)をオープンする予定。※サイトは5月ローンチ。
1984年生まれ。東京大学卒業後、外資証券会社に約10年勤務したのち、現在はベンチャー企業の取締役を務める。2019年6月号でVERY初登場、効率を重視するワーママらしいロジカルなファッションやライフスタイルが注目を集めVERY世代のオピニオンリーダーに。2020年3月号からVERYモデル。30歳で結婚、31歳で長女を出産。(2020年7月現在、第2子妊娠中)
焦れではない、文字通りだ。
日本で子どもがいる夫婦は今でも大抵二人以上の子どもがいる。2015年でも夫婦の再生産数は2を切っているが、1.5は切ってない。
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/gaiyou15html/NFS15G_html07.html
つまり、子どもがいるルートを選ぶと否応がなしに兄弟がいる人をたくさん見る。
二人以上の子供を体外受精なしでほしいなら27歳で妊活をはじめないといけないし、三人なら体外受精ありでも28歳だ。
https://academic.oup.com/humrep/article/30/9/2215/621769
リミットを過ぎた増田は今後運がよければ希望の人数の子供がいる生活をおくれるかもしれない...にだんだんとなっていくんだ。
希望人数を達成できないのは思った以上にしんどいぞ。他人の妊娠・出産報告、家族写真付き年賀状、兄弟で遊んでる子たちを見るたびに蝕まれるからな。
増田が体外受精に対してどう思っているかは知らんが、まず、パートナーともその方針で合意しないといけない。
日本の体外受精実施病院の先生方はARTのあるなしに差がないと言うが、ARTが自閉症リスクを増やすという調査結果もあるので何とも言えないと思う。少なくとも生まれた瞬間に見た目でわかるような障害については差がないのかもしれない。
ただ、体外受精ルートは思った以上にしんどいことは教えておく。
1回の診察に採血と注射があり、待つだけで数時間消費し、自由診療として数万円毎回消える。
体外受精実施の時は生理が終わってから排卵できるサイズに卵胞が大きくなるまで毎日病院通い。
そして、日本の体外受精成功率は諸外国と比べても悲しいほどに低い。
https://academic.oup.com/humrep/article/31/7/1588/1749683
仕事が大事という価値観は否定しない。でも、周りの家みたいな家族のサイズはもう作れなくなってきているという事実は認識しておいたほうがいいと思う。
ふとこの記事のことを思い出したので、その後のことを言及しておく。こういうの、追跡報告みたいなのがあったほうがいいよね、ということで。
手術の約3か月後の精液検査の結果、精子の運動率諸々を加味して60倍程度改善した。
これは私の場合、「人工授精が必要、もしかしたら体外受精になるかもねレベル」から「人工授精なら高確率、もしかしたら自然妊娠いけるかもねレベル」に改善したことを示している。
項目 | 人工授精 | 体外受精 |
---|---|---|
概要 | 質の良い精子だけを選別して子宮に注入し、妊娠の確率を上げる方法 | 精子と卵子を採取して、体外で受精させて子宮に戻す方法 |
費用 | 2~3万円/回 | 30~50万円/回 |
体外受精は保険適用外なので、かなり費用が掛かる。しかも一回でうまくいくとは限らない。
出産後の養育費まで考えると、経済的なハードルがかなり高く、「体外受精になったら子供は厳しいだろう」という感覚であった。
そういう意味で、今回の手術による改善はかなり大きく、やって良かった手術だった。
さて、検査後の結果はどうだったのか。
精液検査後しばらくして、自然妊娠するところまでいけた。しかし、その時は結果的に流産になった。
この時、改めて認識したのだが、女性にとっては流産後に療養期間が必要になる。
少し考えれば思い至るのだが、確かに小さな出産ではあるので、母体に影響がないはずがないのである。
もし、この記事を読んでいる人に似たような状況の人がいるのなら、是非伴侶を労わってあげてほしい。
一度の流産と療養を経て、現在は再度の自然妊娠を経ての安定期を迎えている。
・優秀な科学者・数学者・技術者に、自身の精子、卵子の提出を義務付ける
・収集した精子、卵子を体外受精をさせて多数の子どもを誕生させる
移民なしで、少子高齢化と経済衰退に歯止めをかけるにはこれしかない
なお、あらかじめ反論しておく
生まれた子どもたちは、通常の出産で生まれる子より幸せになる可能性が高い
Instagramではよく妊活に関するエッセイコミックを書く人がいる。
私も子供が欲しいから、そういった投稿を見て共感したり、ときには一緒に哀しんだり喜んだりしている。
でも、そうやって共感できるのは
同じステージにいる仲間に対してだけなのかもしれないなぁと思った。
5年余り、原因不明の不妊治療をしていて、少し前からは体外受精も始めている。
長く子供ができなくて踏ん切りがつかないので、最終段階まで進んだ形だ。
そんな中、
「ずっと子供が欲しかった」というInstagram(&ブログ)の投稿を見た。
そのインスタグラマーには元々好感を持っていたし、他の妊活コミックエッセイを読むのと同じ気持ちで読み進めていった。
その人は「妊活」といっても、
その程度の期間で、
きっと、そんなタイトルでなければ
私の心はこんなに波たたなかっただろう。
私だってそうだけれども?
妊活漫画と言うけれども、産婦人科に行って人工授精ですらやってない程度。
そりゃあ、子供が欲しい人にとっては
毎度生理が来るたび悲しい思いをするんだから、その悲しみにチャレンジ期間の長短やステップは関係ないよね。
その時辛かった気持ちは、本物だよね。
それは、わかっている。
何年も何年も治療しても、
その幸福を得られていない私たちの気持ちを、考えたことはあるんでしょうか。
考えていたら、そんなタイトルつけないよね。
私を含め妊活中の人は、このエッセイには好感を持てず、コメントする気にはなれないんだと思う。
大きな声で「辛かったんです」と言っているのだ。
私は正直、読まなきゃよかったと思ったよ。
自分と同じように苦労して、
ようやくたどり着いた妊娠出産なら、微笑ましい気持ちで読めたと思う。
タイトルが、そういった苦節を感じられるようなものだったんだもの。
でも実際は想定と異なり、私は苦い思いを抱えてしまっている。
乗り越えてきたと思ったんだけどな…
まさか、妊活期間の違い・ステップの違いで、自分の中でこんな反発が生まれるとは思っていなかったよ。
ただ、今回こういった地雷原を
自分が抱えていると言うことを知れたのは、不幸中の幸いだったね。
今後は、こういった地雷を踏まないようにSNSも活用していくわ。
母になった人たちに対する醜い感情は乗り越えたと伝えていた夫には言いたくないし、
当然親にも、友人にも、
吐き出せないから、この場でぼやかせて頂きました。
子供が来てくれないんだと言われたら、ほんとそれまでだよね…
昨日夫と車で遠出して、車の中では割と和やかに話したりふざけたりして帰ってきた。といっても他愛のない話ばかりなんだけど。家の中では2人とも何となく携帯をいじったりして過ごしているうちに終わっていってしまうので、こういう時間は貴重。
帰ってきてからも、夜はつまみだけ用意して軽く飲んでのんびりしていい休日だった。けど、結局泣き出してしてしまい、それが夫に見つかって、理由を説明するはめになった。
うちはもう15年以上夫婦生活がなくて、なんならキスとかそういうのもない状態が続いている。年に1回くらい意を決して夫の布団に潜入してみるも、毎回逃げられるし、そうなれば多少傷つくので最近はそういうトライもあまりしなくなった。ご無沙汰になって最初の数年が経ったころに、もう何と言ったかは忘れたけど、こんな状態では辛い、と言葉で伝えたことはある。その時に言われたのは、もう家族になってしまったのでそういう対象には見られない、これは普通によくあることだよ、と。私はそれで納得して受け入れてしまった。受け入れてしまったくせに、30代の間じゅう、時おり性欲がくすぶるのを人知れず泣きながら我慢してきた。でも、終わった話を蒸し返すのは良くないと思ったし、再度話し合って、また同じことを言われて、何度も傷つくのも嫌だった。それで10数年経ってしまった。
1日楽しくドライブして、こんなに穏やかな時間を過ごしているのに、私だけ我慢しているのはずるい、そんなことを考えていたら泣けてきた。
自分の内面を言葉にするのが凄く凄く苦手で、泣きながら説明した。
もう女として見れないうんたらと言ったこと自体、夫は覚えていなかった。「うまくできなかった」ことがあって、またそうなるのが嫌で避けていた、というのが真相らしい。(自分で書くのもなんだが、今でも女として見られているそうだ)30代の終わりに不妊治療に通っていたんだけど、初診の時に医師からバイアグラ的な薬を処方することもできるよと言われ、秒で断っていたのも、薬まで使って駄目だったらもう立ち直れんと思ったかららしい。私は、あーほんとに抱きたくないからだな、って思ってたけど。
そんなこんなで体外受精とか顕微授精とかを数年頑張った。最後は予算(当時私は夫と同じかそれ以上の手取りをもらっていて、主にそれでまかなっていた)も尽きて、治療は痛いし、もう我慢したくないと思ってやめてしまった。1回だけ妊娠できたけどあっという間に流産してしまって、そのあと数か月生理が止まった。その時、何をやっても生理が起こせなくて医師から自然妊娠の可能性はないですか、と聞かれ、可能性ゼロなのにそんなこと聞くなんてと思って病院で泣きそうになった。
話が逸れたが、事の真相が昨日やっとわかった。夫もいずれこのことは話し合わねばとは思っていたそうで、今まで言えなかったことも色々話し合えたのはよかった。私も、あのときはむかついた、とかそういうのたくさん聞いてもらえたし。なんかいっぱい謝られた。
で、その後やったかというと、やってない。照れくさかったけどキスはした。何回も何回も夢に見てたので(欲求不満だった)これも夢なんじゃないかと思って確認した。夢と違ったのはお互い年を取ってたことで、おっさんに抱かれるってこういう感覚なのかーと思ったり。(私もおばさんだ)
これからどうなるんでしょうね。次にキスできるのは何年後だろうか。すぐだったらいいね。それと、死ぬまでにあと1回くらいはセックスしたいので、それは後で夫にも宣言しておこうかな。
子作りのプレッシャーはもうないし若くもないので、セックスそのものがしたいというよりは、疲れた時は気軽に肩にもたれたりできる関係でいたい。年齢的に人生の折り返し地点は過ぎてるけど、夫婦になってからの折り返し地点はもうちょっと先なので、後半はもっといい関係でいられたらいいね、努力します、という会話を昨日はした。ちょっと矛盾してるか。
できるかわからんが、でも、もう1回くらいはやってみたいのだよ。更年期の入り口にきて、ホルモンバランスが変わってきてるせいかもしれない。またちょっと性欲がでてきて、平日にお昼ごはん抜きでオナニーしまくったりしてたからな。コロナのせいか。さすがにオナニーのことは夫には言ってない。
私も30代後半で不妊治療(体外受精)して妊娠したけど、8週で流産した。
その後、もう一度だけ採卵から体外受精やってその時に妊娠した子どもが、いま布団で寝てるよ。40歳で産んだよ。
流産はけっこう確率高いし、そもそも妊娠もなかなかしなかったクチなので、問題なく出産までいけるってほんとうに奇跡だよな。
なにを言っても慰めにならないから、いまは悲しむのがいいよ。できたら旦那さんとかと気晴らしに出かけて欲しいけど、いまはコロナで難しいかな?私は流産した後に、いちご狩りにいったよ。
若いからって言われても困るかもしれないけど、データ的にはやはり若いほうが有利なので、諦めないでいて。辛かったらちょっとおやすみしてもいいし。
よく「流産した子がまたお腹に戻ってきてくれる」っていうけど、私はなんとなく、流産した子はお空に戻ってしまって、お友達がきてくれたと思っている。まあ、どっちでもいいよね。
こちとらは、精子密度もそんなに悪くないのに三年以上子供が出来ず、原因不明の不妊ってやつ。
勧めた道は同じで、タイミング療法>人工授精>体外受精で、同様に人工授精で一回、流産している。
一回目の出産がつきっきりで20時間くらい妻の背中を延々、といっても連続じゃないけど、擦ってたから大変だったので立ち会い出産でも「やっと生まれたかぁ」と疲労困憊から開放された感しかなかった。
不妊治療開始から一年半くらいだったけど、セックスとかの行為はいいけど、俺も妻も子供が欲しかったから精神的にはかなり疲れたし。
そんな感じだから二人目は無理だと思ってたら、あっさり自然妊娠したけどね。二人目の出産は楽だったからか、逆に感動して号泣するほど余裕があった。
「そっかー、泣くって精神的に余裕がないと無理なんだ」と初めて知ったよ。
でも百万とはえらく高いな。うちは確か一回五十万もしなかったぞ。どんどん値段上がって行ってんのかな? なんか補助金出てたんだっけ? 当時はなかったからさ。
子供が欲しくてお見合いしてまでして、好きではないけど生理的に無理ではない人と結婚した。
いざ子作りと思ったらできなくて、産婦人科言ったら男性不妊だった。
夫も泌尿器科に行ってるけど、ずっと運動率は10%前後。一向に改善してないのに主治医は、これならいつでも子供ができますよと、無責任なことを言うらしい。
だから夫も自分の責任だって思ってないし、なんならもしも子供が出来なくてもお互いさまだし仕方ないとかいう。
本当は夫要因の不妊ってわかった時点でなぜか急に夫が無理になったのでもはや妊活とかどうでもいい。
体外受精にならまだ希望はあるだろうけど、もう夫のために仕事しながら一週間病院通って、全身麻酔して、命の危険冒してまでってなってる。
ハメを外すどころかちょっとふざける事すらない糞真面目な人って身の回りにいると思う。
ただの真面目ではなく、糞が付くほど真面目な人。
そんな人達が結婚して子供を産んだ、日常の全てが糞真面目な要素で構成されてる家庭がたまにあると思うんだけど、一体どんなセックスをしたのか気になる。
子供が糞真面目に育つってことは根っからの糞真面目家庭なんだと思う。
夫婦になるだけならうわべの関係の可能性もあるけど、子供はそれじゃ出来ない。
体外受精や里子のケースは置いといて、子供を設けるにはどうしたって生チンポをマンコに出し入れして気持ちよくなって中出しするプロセスを無視できない。
生々しい話をすれば、そこにはやっぱり男女が服を脱がせあって裸になり、勃起したチンポを舐めあったり、トロトロのマンコを舐め合ったり・・・といった場面も当然あるはずだ。
不真面目な自分に経験のない中出しセックスと云うものを、糞真面目な人達が経験してるのが想像し難い。
見る限りは日常の99%が糞真面目なんだと思う。だからこそ残りの1%は、糞淫乱って事なのかな。
100%不真面目で生きてるような自分にとっては、逆に中出しセックスは程遠い存在である。ゴム無しセックス の経験すらない。
中には糞真面目100で生きてる人もいるだろう。それでも、我が子に教育をしたいとか体裁を気にするとかの理由で子供を希望する人がいるだろう。
夫44歳。妻(私)41歳。
年末年始は忙しくて、2月末にようやく近所の不妊専門の病院に行った。
この時点で、年齢的に体外受精を勧められる。
3月末に生理が来ないんで妊娠!!?とドキドキしたのも束の間、一週間後に遅れて生理。
ガックリしつつ受診。
そこでさらに検査がされ、AMH以外の検査結果を教えてもらう。
FSHが14.71と高いとのこと。
やはり体外受精を急いだ方が良いといわれる。
ただ、子宮鏡検査についての説明が看護師からあったのだけど、なんとなく怖くて、体外受精をするなら、自分が知っている医療機関(女医)がいいと思い、子宮鏡検査はやめ、セカンド・オピニオンに。
転院先で、残りの検査をしてもらう。
AMH0.404で低いので、やはり早く体外受精をした方がよいと勧められる。
明日が排卵日だったので、フーナーテストをするので、明日夫婦生活をして、翌朝、来てください、とのこと。
翌朝、検査してもらうと、精子が14個と良好。排卵も綺麗にできるているので、妊娠ができる環境ではあるとのこと。
今週末、血液検査。
妊娠できるといいけど、うまくいくのかなー……
体外受精は怖そうだし、妊娠しなければガッカリだし、妊娠しても正常な赤ちゃんに育ってくるかも不安だし、無事出産できるかも不安だし、自分の年齢も考えるし……
今しないと後悔するだろうなーとは思ってるんだけど
#追記 2020.04.18
今日黄体ホルモン検査があったけど、黄体ホルモンの数値が低く黄体ホルモンが出ていないとのこと
今週期の妊娠は難しいそうだ。
アラフォー同士の結婚で、年齢も年齢なので、生理が終わった翌週週末に夫と産婦人科行ってきた。
検査をしたら排卵しそうなのがあるってことで、この3日間で夫婦生活を営んでください、もし生理が来たらすぐに来て、体外受精の準備をした方がいい、と言われた。
え?人工授精も試さずいきなり体外受精なの!?とびっくりしたけど、夫婦が高齢だと人工授精も厳しいのね……
夫もいきなり体外受精と言われて戸惑っていたけど。
言われるがままに産婦人科についてきた夫は、数日後に「不妊治療って一年経った頃に行くらしいよ」と言ってきたけど、それは若いカップルの話なんだよ、と説明したけど理解しているものやら。
拒否らず産婦人科までついてきてくれただけでもいい旦那さんだなーと思うけど(惚気)
ちょっと早めに生理が来たんかな、それとも着床出血?とドキドキして仕事が手につかない。
仮に妊娠していたとしても、無事うまく出産できるかもわからないので、浮足立つのは早すぎるよ!と言い聞かせても落ち着かない。
当方、30代半ば女性准教授。現在不妊治療中。人工授精を複数回試したが妊娠に至らず、体外受精へのステップアップを検討中。
子供を望む女性研究者(とそのパートナー)には、若いときの妊活を勧めたい。研究者は、博士号を取得した時点で20代後半である。博士を取るまでは妊活なんて考えられないし、博士取得後も安定したポストにつくまでは、やはり妊活のことは頭にないという人がほとんどだろう。
妊娠・出産にはタイムリミットがある。30代後半の妊娠確率は約30%で、妊娠したとしても流産確率は20%を超える(参考:https://president.jp/articles/-/29230)。子供を望む人にとって、研究者キャリアと子供を天秤に掛けることは難しいが、若いときから良く考えてほしい。
不妊治療は経済的・時間的・肉体的負荷が掛かる。治療が進むほど負荷は高くなる。初期段階で妊娠に至った方が負荷は小さくて済む。
経済的負荷:検査で数万円。タイミング法は一回数千円。人工授精は一回3〜5万円。体外受精は一回30〜50万円
時間的負荷:タイミング法や人工授精は排卵日付近に1, 2回通院すれば良いが、体外受精は月に数回の通院が必要となる。いずれも生理周期にあわせた通院が必要なので、時間の融通はきかない。
肉体的負荷:検査や施術には痛みを伴うものが多い。自分の場合は卵管造影検査でショック状態になり、1日何もできなかった。人工授精も痛い。体外受精の採卵も痛いらしい。また、人工授精や体外受精では排卵誘発剤を使うため、副作用で卵巣が腫れ、吐き気や息苦しさが生じることがある。
自分の場合は時間的負荷が深刻である。講義や会議よりも不妊治療を優先することはなかなか難しい。周囲にも説明しづらい。時間の自由度が高い若手のうちに取り組んでおけばよかったと切に思う。
若い人にとっては経済的負荷の影響が大きいだろう。幸い、不妊検査や体外受精には自治体から助成金が出る。これらの助成金には、年齢・年収制限があり、若い方が受給しやすい。
研究者キャリアだけを考えていると、気がついたときには妊娠が難しい年齢になっている。パートナーと子供を持つ時期について相談したり、検査を受けて自分達の現在の妊娠のしやすさを知るなどから始めてほしい。