はてなキーワード: 体外受精とは
SEXは週1回するくらいで、多いときに週2回する。嫁曰く「回数よりも排卵日」なのだが、自分が本を読んだところでは週3回以下は少ないと書いてあったので回数を増やしたいのだが、嫁はつかれるからしたくないとのこと。
嫁は子供が欲しけどSEXには興味はないっぽくて、俺の性欲解消のためだけにしてもらってる感があった。
週2回の決まった日にすることにして、決まった日に誘ったら、かったるそうで、でもするかーみたいな感じで布団入って、やっぱり眠いからと断られた。
嫁が以前からめんどくさそうだったと、子供欲しいのにやる気が無いのに腹が立った。男性不妊の病院になんのために通ってるんだと怒って、もう俺からは誘わないと言った。
嫁が自分から誘うのは嫌だと言うので、じゃあもうお互いに誘わないねってなって、じゃあ子供ももう無理だねてなって、喧嘩している。喧嘩というか、気まずくなってると言うか。一緒に寝てないというか。
ああめんどくさい。俺は性欲解消のためだけにSEXしてると思われてたのか。嫁がただ苦痛だったとか。ああしんど。体の相性って大切ですね。
まあともかく、男性不妊の病院に通ってたのがアホらしくなり、嫁は前から体外受精とか養子がほしいとか言っててしんどい。
自分の精子ならともかく、自分の子供じゃないのをなんで育てなければならないのか。体外受精も、卵子は嫁のでも精子を精子バンクから選ぶとかお前の子供であっても俺の子供ではないだろ。なんでそんなこというんだ。自分のことしか考えられないのか。
SEXのことでこんなに悩みたくなかった。糞。
増えてるというなら何か原因があるはずだけど、晩婚化以外にも色々あるのかなぁ。
まだやってないならぜひやってみて
夫は無精子症だ。無精子症には閉塞性無精子症と非閉塞性無精子症があり、非閉塞性無精子症はしばしば閉塞性無精子症と比べると重症とされ、精子が精巣で形成されない事例が多く、精巣を開き精子を回収するTESEやMicro-TESE手術をしても回収率は30%ほどに留まる。
希望を持って九州の有名な病院でMicro-TESE手術をしたが、精子は見つからなかった。
我々夫婦に残された選択肢は3つ。二人の人生を歩むか、養子をとるか、精子提供をうけるか。
しかし精子提供はそう簡単では無いことを知る。いま日本では産○人科学会によって知り合い、兄弟、親戚、両親等からの精子提供は認められていなく、顔も名前も知らない血液型のみを明らかにしてる第三者からのみの精子提供が許可されている。また、第三者からの精子での体外受精は認められなく、一度冷凍した精液を膣に戻す人工受精のみが認められている。(当然精液を一度冷凍すれば精子はほぼ動かなくなり、受精率はかなり低い。)産婦○科学会のガイドラインは法律ではないが、不妊治療を行う病院は皆この学会に入会しているため、ガイドラインを厳守する必要がある。
今の日本では夫と遠からず血の繋がった子供を望むことも許されないのだ。
絶望した。
我々夫婦の子供をともに育てる未来は科学に敗北し、そして産婦○科学会のガイドラインによって潰された。
…
そこから2年。私たち夫婦は今息子がいる。夫の兄の精子を使って体外受精した子だ。日本では認められていない、兄弟からの精子提供。しかも体外受精で授かった。
我々夫婦は産婦人科学会のガイドラインに反して夫の兄弟の精子を使い、体外受精で子供を授かった。
私達は夫の兄を私の夫として不妊治療の病院に連れていき、体外受精をした。幸いにもその病院は夫の兄に身分証明を求めなかった。自由診療なので保険証もいらない。
私達は書類の偽造も何もしていない。
ただ夫の兄と一緒に病院へ行っただけだ。
前にも述べたようにこれは法律に違反してはいないが産○人科学会のガイドラインには反している。しかし産○人科学会のガイドラインは学会に入会している病院の責任であって、私達が直接は責任を追うことは求められていない。
可愛い息子は私と夫に笑いかけてくれる。夫は息子を溺愛している。かけがえのない時間だ。息子がぐずってねれない夜も何ヶ月もあったけど、不妊治療中の絶望に比べたらなんてことなかった。
夫の兄もとても子供を可愛がってくれている。息子には二人のお父さんがいる。もうすぐ2歳の息子にはそれを伝えている。息子がもう少し大きくなってこれをどう受け止めるかは我々親にかかっていると思うが、決して負い目に感じて生きず、願わくば沢山の人に愛されながら育ったことを誇りに思って生きてほしいと思う。
そこまでして子供がほしいか?と罵る人もいるだろう。どうぞ罵ってくれ。私達夫婦はそこまでしたからこそ今、息子と3人で笑えている。