はてなキーワード: 西海岸とは
今の「コロナの対して日本、圧倒的に善戦してるじゃん!」ムードって
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E4%BA%89
(真珠湾攻撃から2ヶ月後の)1942年の2月には、開戦以来連戦連勝を続ける日本海軍の伊号第十七潜水艦が、アメリカ西海岸沿岸部のカリフォルニア州・サンタバーバラ市近郊のエルウッドにある製油所を砲撃し製油所の施設を破壊した。(略)日本海軍は、同月に行われたジャワ沖海戦でアメリカ、イギリス、オランダ海軍を中心とする連合軍諸国の艦隊を打破する。(略)また、日本陸軍も3月中にイギリス領ビルマの首都であるラングーンを占領(ビルマの戦い)し、日本は連戦連勝の破竹の勢いであった。
原点あたってないけど、基本的に翻訳年を観るとちょうどUFOや超能力が取り沙汰された、70年台の頃の作品だなと。これはあくまで国内事情で、向こうではアダムスキーなど、数年早くブームがきていた。この頃の空気感が自分の子供の頃にはまだ全然残っていて、TVでは超能力特集とか毎度のように放送していたと記憶している。
番組ではクラーク氏の科学観を云々と述べていたいのだが、どこまでいっても時代の制約を人は脱しきれないのだ、という印象が強くなるばかりだった。時代の空気を読んで何かを作らざるを得ない以上仕方ないことなのかもしれない。
科学のカウンターとして宗教的なものを尊ぶという極端なヒッピー文化的な発想、近年の疲れ切った西海岸のIT実業家がカウンターカルチャーとして嵌まるメディテーションとそう変わらない印象を受ける。西洋人はその不自然なまでの実存主義に厭世感を覚えて常に別世界に逃げ込もうとする。
厭世的と極端なユートピア思想の背景は言うまでもなくベトナム戦争にるものなのだろう。両極端な分離した心理で常に葛藤して、それに対して内外圧と極端な癒やしを求める。もはやアメリカ全体がうつ状態なのではと思う。躁鬱の差が激しい国だと感じる。そういえばうつ病になりやすい性格は白黒はっきりつけようとする性格だとか。
以下、憶測だよ!
先日、「男だって革靴は痛いんだよ!」というエントリが話題になっていたけれども、普段から革靴を履かない人達が色々と勘違いしている事が多いようなので、一言書いておきたい。自分は、以前お客さん相手の仕事をしていて、自宅にお邪魔する場合も稀にあるようなスーツの仕事をしていた。元々革靴は好きなので、今でも革靴は少々こだわりを持って毎日履いている。
まず言っておきたいのは、「革靴が痛い」、という人は何かが間違っている。本来、新品でも痛くも無いし、足に馴染んだ革靴はもはや体の一部と言っていいほど履いていて気持ち良いものだ。だから一生モノとして靴底を交換しながら同じ革靴を10年以上とか長く履く人も普通に多い。もし、革靴を履いていて痛い、という場合は、単にサイズが合っていないか、安物の変な革を使った靴だったりしているだけである。
ここで、良い革靴とは~、とかウンチクを始めると、普段革靴を履かない人達から煙たがられるだろうから、注意するポイントだけ。
1.良い革をメンテして育てるべし。クリームなども塗らずに乾燥して固くなった状態のまま履くといった事は論外(普段革靴を履かない人達がやりがち)。足が痛いだけじゃなく最悪革がひび割れる。
2.革の種類に注意すべし。カーフやキップの革は高品質かつとても柔らかいのでおススメ。少なくとも銀付きの牛革である事を確認。樹脂加工(ガラスレザー)の革はダメ。理由は後述。
3.自分のサイズにあったもの、特に幅も意識して選ぶべし。(EとかEEとかEEEとか表記)日本人は幅広が多いんだとか。スニーカーのサイズと革靴のサイズは別物。1センチは違うのが普通。
大体、「革靴が痛い」という人達はどんな革靴を履いているのだろうか。1,2万円前後の革靴は90%ほぼダメと言っても良いだろう。リーガルの革靴でさえその価格帯はガラスレザーのテカテカでゴツゴツの革が殆どだ(丈夫で高品質だけど)。ガラス加工がしてある革は安くてメンテフリーで雨に濡れようが泥を被ろうが全部はじいてしまうが、クリームやワックスも同様に全部もはじく。このガラス加工した革は馴染むというよりクシャってなる感じだ。利点もあるが、基本履き潰し、履き捨てが前提の革で、しばらくは血マメを覚悟しろ、というレベル。良いカーフやキップの革靴を履くと柔らかすぎてえ?ってなるほど別物。
本当は、高級クラスのクロケット&ジョーンズなどの良い革靴が欲しい所なのだけど、高級クラスの革靴は普通に5万~10万円する。かと言って、1万円未満のペラペラの薄い革を使ったセメント製法(接着剤で底をくっつける)の大量生産の靴も直ぐにダメになってしまうので「安物買いの銭失い」。お金持ちなら新しい靴をポンポン買い換えるのだろうが、普通は長持ちする靴が理想。なので、高過ぎず安過ぎずの価格帯で、良い革を使った良い製法の自分のサイズに合った靴を探すのは根気とコツがいる。しかしその段階を過ぎれば、コスパの高くて良い革靴を一発で見分ける事ができるようになる。革靴は奥が深いのである。とりあえずはリーガルやスコッチグレインの3万円クラスの定番靴がやはり無難で定番と言われるゆえんだろう。安く買いたい場合、物さえ分かっていれば、アウトレットやメルカリ等で定価の半額ぐらいで買える場合もある。
因みに、高価格帯のヨーロッパ製の靴は革底(レザーソール)の事が多いけれど、ヨーロッパの石畳の道と室内のフローリングや絨毯の上でも歩くあちらと違って、家の中では靴を脱ぐ日本ではさすがにレザーソールはそぐわないと思う。メンテも大変だし。かといってスニーカーのような革靴・靴底はダサすぎる。自分は一時、アメリカに住んでいたので今でもあちらと同じように室内でも靴を履きたい(脱ぐと無防備に感じる)し、今も革靴は室内に持ち込んで保管している。ただ、アメリカは昔から道が悪かったからブーツが発達して、レッドウィングとかのブーツとか、ナイキとかのスニーカー文化であって、アメリカの習慣はあまり参考にはならない。アメリカと言ってもヨーロッパ風の東海岸とブーツとスニーカの西海岸とカウボーイブーツの南部とか、地域によって特色も違いすぎる。いずれにせよ、革靴モドキのウォーキングシューズなんて中途半端な靴はダサすぎ。
履きこんだ革靴で良くメンテされ、革の銀面が鈍く黒光りしていている靴(靴の値段もブランドも関係ない)を履いている人を見ると、一目も二目も置いてしまう。逆に、安っぽい革靴やモドキの靴を「雑に」履いている人を見ると即興味を無くす(というか見てはいけないものを見てしまったというか)。先のとんがったダサい靴を履いた若い男を見るとオレオレ詐欺でもされないかと警戒する(または何も分かってないイキがった奴あつかい。実際、キャッチとかホストのニーチャンとか、冴えない会社員に限ってロングノーズの革靴をバタバタと不格好に履いているから分かりやすい)。
あと、革靴以前の話し、デブはダメだ。以前、体重が増えた時に服のサイズだけでなく、靴のサイズも合わなくなって1cm大きいサイズを買い直さなければならなくなってしまった。とっても不経済。これだと足が痛いとか靴も型崩れしてしまうとかだけでなく、身長と靴の長さのバランスが悪く、つま先がやたらスカスカで靴ばかりデカイ道化師の靴みたく見た目が間抜けになっていまう。きれいに靴や衣服を着るには体重管理は基本中の基本。日本人はただでさえ頭がデカくて短足なんだから。そもそも、日本人はスーツもサイズに合ってないのを着過ぎ。元々肩幅が狭い日本人にはスーツ自体が似合わない人が多い。なで肩ひょろひょろが貧相に着てるか、デブがピチピチ状態で着ているのは自分で情けなくないのだろうか。欧米みたく仕事の前か後にジム行くもよし。または少なくとも自分のサイズとスタイルにあったものをチョイスするようにしてほしい。本来はV字のスタイルの人が着ると無理なくカッコイイのだが・・・。というか現代の日本人は歩き方からしてダメ。特に踏ん反り返ったガニ股で歩くバブル期のオヤジども。絶滅しろ。恥を知れ。お前ら猿か。ピシっとしろや。
話しが逸れた。ともかく、「革靴は足が痛いから」と言って(誤った理由で)、ウォーキングシューズモドキのダサい革靴なんか履くな。本物履け。
追記(ほっとエントリに入るとは思わなかったので、補足。他にも文中数カ所補足訂正しました):
*因みに、自分で一生懸命調べたり実験したり教えを請うた事はあれど、人様に押し付けがましくこうすべきなんて説教たれるようなことをした事は一度もないし、ここでもそのような話をするつもりもない。知らないで誤解している人も多いようだから、書いただけ。インターネットバンザイ。
*デブを否定するような捉えられ方をした人もいるようだが、その意図はない。書いたとおり自分も一時デブだったし、むしろ開き直ったデブは好きだったりする。接客やら商談やらしない系の仕事なら客からチクチク言われることもないだろうし、自分の好きにすればよし。ただし、デブになって靴ずれやら靴が痛いとか言うのは違うだろ、と。履いて足が痛いのは革靴のせいでは無い、デブになったからであって、靴のせいにするな、という事。
*ヒールについて。ヒールの高さ3cmが多いが、本来もっとも楽に姿勢良く背筋をピンとさせることができる。ヒール最高。
*ちなみに、この話と女性のハイヒールの話は別だ。バレエのダンサーのような無理な姿勢を強要するようなハイヒールの靴は履きたい人が履けば良い。慣れないハイヒール履いて腰と膝を曲げながら前かがみで歩く若い日本人女性は美しくもない。あれは似合う人が履きたいときに美しく履けば良いだけで、強要するもんじゃない。
*お金云々〜などとブコメでも言う人が多いが、安物を履き捨てている人はむしろ「安物買いの銭失い」をしているだけだろう。ブコメの指摘にもあるように、革靴は長く履けるから経済的。
*やはりお金がが〜給料が〜だなんだかんだ言っているのが散見されるが、昔ながらの「本物の良いモノを手を入れながら大事に長く使う(ために見る目も養う)」という話であって、昨今の大量生産の安価なだけど粗悪なパチモンを新しければ良いとでもバンバン簡単に使い捨てするような文化になってしまったことの方が嘆かわしいと思うがね。そもそも、レッドウィングやらジーパンにしても本来は作業靴、作業服であって(シャレオツにワークブーツとか日本では言うらしいが)元々は肉体労働者の為のもので、丈夫で長持ちするってことで広まった。日本では若者ファッションのディッキーズだって、アメリカじゃ普通に工事や建設現場での作業服。チノパンなんて元は汚れが目立たない色だからという昔の米軍の支給服。「金が無いと文化が〜」なんて、なんにも知らんくせに知ったような口で偉そうに言うんじゃない。文化ってのはな、昔の人もそうだったかもだが、大衆が良いものを良いと見極める目を養うところから始まるんだよ。むしろ日本のブランド信仰とかがクソだろ。グダグダ言ってないで、我らが日本のミドリ安全の安全靴をシャレオツなワークブーツって事にして世界に広めて見やがれ。(下駄でも足袋でも構わん)
*スニーカーに何万も払う人達の方が信じられん。メーカーの「限定」に騙されてホイホイ高額なお金を払う人達はブランド信仰の人達より馬鹿だと思うな。まぁ所有欲という自己満足の趣味だと言われれば、そうですが、ではご自由に、だけど。
*革靴を長持ちさせるには、履いたあとのほこり落としのブラッシングとシューキーパーを入れるだけで全然違ってくる。2,3足でローテーションして休ませ、月一くらいでクリームを使いメンテをする、というのが基本。
*革靴の製法については、マッケイ製法かグッドイヤーウェルト製法のものにすべし。セメント製法は底を接着剤で貼り付けてあるだけで、ひどいのだと数日で靴底が剥がれてくる。底の厚みが薄いの多いし。製法の記載のない1万円以下の革靴は大抵この靴底接着タイプ。
*基本、雨の日でも履いても問題ない、ちゃんとメンテすれば。自分は一応雨の日用にガラスレザーとかゴアテックスのとか持っているけれど、最悪ずぶ濡れになったら丸洗いの良い機会、と思う事にしている。
*ぶっちゃけ、革靴よりも、未だに特定の業界、例えば銀行・証券・不動産界隈とか、真夏でもスーツのネクタイ&ジャケットで接客・・・みたいな空気のほうがしんどい。汗っかきの自分にはそんなの単なる拷問・地獄である。接客や外回りもなく、社外の人達と合うことのない会社員は楽で良いよな、クソw
*ちなみに、良い革靴を安く買いたかったらアウトレットで買うか、メルカリ等で新古品を探すのがオススメ。ただし自分の足のサイズや靴の型番知っていることが前提。履き込んだ中古品は他人の足に馴染んでしまっているような気がするのであまりオススメはしない。
*余談で、靴はある程度重いほうが疲れないで歩きやすいらしい。膝を持ち上げるだけで振り子の作用で自然に足先が前に行くからだとか。
*サイズ調整で中敷きの話が出たので、ついでに言うと、東急ハンズとかでレザーのハギレを数百円で買って、靴底の形に合わせてカッターでカットして使うと結構良かったのでオススメ。
*きれいに衣服を着たり楽に靴を履くには体重管理が基本、次にサイズにあった服を、という話をしているのに、ヘイトとか言っている幼稚な奴らはなんなのか。文章読解力が無いのか、僻んでるのかなんのか知らんけれど、そんなに悔しければ運動して体型を整えれば?体型維持してれば健康にも良いだけじゃなく、服も買い換える必要なくコスパ高いぜ?「ヘイト」の意味すら理解してないオコチャマが何もせずにヘイトだとか知ったばかりの言葉を間違って使うようなバカ晒している暇があったら行動しろw。
*なんか、はてなにこんな読解力の無い人達が多いとは思わなんだ・・・書いたのは「痛くないように、安物買いの銭失いをしないように、楽にきれいにみえるように」というポイントを説明したのに、理解せずに「金が」とか「ヘイト」とかトンチンカンな事をブコメが目立つ。ここまでレベル低かったっけ?はてなって・・・。
COP25開催地がチリからスペインへ急遽変更となり、参加予定だったグレタさんがtwitterで移動方法の支援を求めた。
元々国連会議の場へヨットで大西洋を渡ってきていたが、ヨット故障で帰路の手段に難渋していたのもある。
これにCOP25開催地であるスペイン政府から支援の申し出が表明されたので、スペイン政府が提示する移動手段について考えてみた。
◆移動行程
アメリカ東海岸(現在西海岸とのことだがアメリカ横断は自力でなんとかできるものとして)→スペイン、マドリード
◆時間的期限
COP25は12月2日~13日マドリードで開催される。開始に間に合うには4週間ほど、開催期間中に到着としても6週間弱
◆制約条件
・乗り物は移動行程中にCO2(及び環境汚染物質)を排出しない
・乗り物の製造工程やライフサイクルでのCO2排出量は考慮しない
◆理想路線(CO2排出量は極小だが1人の人間が太平洋を横断する手段としてのコストは高い)
・東海岸にある代替となるヨット……スペイン政府のつてでヨットと乗員を手配できれば
・スペイン海軍の訓練用ヨット……ゲストに移動手段として提示するにはリスクがあるのでは
https://es.wikipedia.org/wiki/Armada_Espa%C3%B1ola
Veleros Escuela A-72 ~ A-79
https://es.wikipedia.org/wiki/Juan_Sebasti%C3%A1n_de_Elcano_(A-71)
(参考)
なぜ帆船なのにエンジン搭載? 「日本丸」はダイハツ製エンジン その使い道とは
https://trafficnews.jp/post/78510
・旅客機……1人が搭乗するかどうかはCO2排出量にほぼ影響がない、利用した上でカーボン・オフセットをすれば良いのではないか
・客船……上に同じ
・コンテナ船……往路ヨットの船長が提案していた帰路の手段、世界物流の大動脈であるコンテナ船をshameすると世界の経済・社会に大きな影響が出るだろう、コンテナ密航ではなく乗船
◆未来路線(現在の技術では挑戦的で高コスト、あるいは移動手段として適さず、スペイン政府の影響力下にない)
・ソーラー飛行機……数年前世界一周中のソーラーインパルスが名古屋に寄ったこと覚えてますか、操縦士1人が乗るのが限界なので不適
・機帆船……動力の他に帆を併用して風力を活用する輸送船、原油高騰の時には燃費削減のため、現在ではCO2排出削減のため、効果はあるもののゼロ・エミッションではない
・原子力潜水艦……移動中CO2を出さない、乗員の出したCO2は回収し、水を電気分解して酸素を生み出す
理想的手段は過去の産業革命以前の技術(材料や製造技術などで近代化されているが)であるが現代社会で日常利用は難しい、
現実路線は現在の炭素経済と呼ばれるもので一般人の経済的スケールでアクセスできる移動手段であり、未来路線は将来的に技術が普及するまで一般人には利用できない。
選択した手段も彼女の方向性の現れになり、支持者や反対者の注目するところで慎重に検討してほしいが、決断は早い方がいい。期限が差し迫るほど天候に左右されて、結果として不本意な選択肢しか残らなくなる。
実現性や安全性で問題がある手段、丸木舟やイカダ、ベーリング海峡を渡る陸路横断コース、大西洋横断ハイパーループやどこでもドア、などは除外した。
同じくアメリカでソフトウェアエンジニアをしている自分がアドバイスしてみる(が、ブコメにも書かれた内容とかぶるところが多々ある)。
勝手に元増田の情報を整理&推測してみると、以下のようになりそうだ。
・RSU:不明 (書き方的に年収には含んでいないように見える)
普通はRSUを年収に含むのが一般的なのだが、元増田はRSUは全額貯金主義なのだろうか。自分が20万ドルほど稼いでいたとき(独身)の内訳は、
・RSU:6万ドル
(しかしちょっとした違和感なのだが、元増田はアメリカに来てからそんなに経っていないのだろうか?RSUを年収に含まないところや、クレジットカードに疎そうなところが少し気になった)
このときにはプレミアムエコノミーさえ高いと思っていたし、自分よりも倹約家であることが想像できる元増田は(東京-NY往復9万円はすごい…直行ではなく経由便?)、よりそう思うことは想像に難くないが、それでもビジネスクラスに乗る敷居を下げるためのテクニックを自分の知る範囲で書いてみる。
当たり前のようなアドバイスだが、出張や帰省時の利用航空会社は最低限同じアライアンスで揃えておくべき。ANAならスターアライアンス加盟会社(United)、JALならワンワールド加盟会社(American)だ。ちなみに自分は日本の航空会社(ANA)で貯めているので、残念ながらアメリカの航空会社のマイレージプログラムには詳しくない。なので、以下は日系の航空会社で貯める前提の話になるが、元増田が日系航空会社のビジネスクラスで帰省したいと思うのなら実際これが近道だろう。
アメリカ国内線では目的地によって使いやすい航空会社は変わってしまうが、大陸横断便を利用するときにもできるだけ揃えた方が貯めやすいだろう。AmericanならJFKに、UnitedならEWRにハブがあるし、ニューヨークから西海岸に飛ぶ便はスターアライアンスでもワンワールドでも潤沢にありそうだ。
マイルの使用方法だが、元増田が書いている通り、ビジネスクラス往復航空券は(コスパは良いとはいえ)マイルを大量に使うので、自分は基本的に後述するアップグレードの時のみ使っている。
せっかく会社でビジネスクラス乗せてくれたりするのなら、ステータスをゲットしてしまおう。ただし毎年ステータスをゲットできるほどの出張頻度ではないなら、持っているだけでステータスを維持することができるクレジットカードを作るといい。ステータスを持ってもビジネスクラスに乗れるわけではないが、ラウンジを使えたりよりマイルがつきやすくなったりするので、持っていて損はない。
元増田もご存知かもしれないが、”マイル修行”と俗に呼ばれる、ステータスをゲットするために航空機を利用しまくる行動は、実は”マイル”をゲットするためではなく、プレミアムポイント(ANA)/FLY ONポイント(JAL)をゲットするために行う。このポイントとマイルのつき方はやや違うので注意されたい。これらのポイントを5万マイルまで貯めて、ANAではプラチナ、JALではサファイアまで達成した上でクレジットカード(ANAならSFC、JALならJGC)を作ろう。
このポイントの仕組み上、アメリカ在住組は比較的不利になってしまう。国内線や日本からのアジア路線をたくさん乗る方が簡単に達成できてしまうからだ。でもビジネスを東京NY間で乗れたりするなら達成までのハードルは低いだろう。
3.プレミアムエコノミーのチケットを買ってアップグレードしよう
ご存知かもしれないが、アップグレード可能なエコノミーのチケットというのは意外と高い。東京NY間だと、エコノミー最安値16万くらいの時、アップグレード可能なエコノミーは32万ほどになる。もらえるマイル数が倍になるとは言え、得られるサービスが全く一緒なのに、アップグレード可能というだけで倍の値段を払うのは難しいだろう。しかしこのチケットに2ー3万ほどのせるとプレミアムエコノミーに乗れる。エコノミーに比べてプレミアムエコノミーが2倍強の価値があるかどうかは微妙なところではあるが、シートピッチも広いしレッグレストもあるし、食事やドリンクもそれぞれグレードアップされているのでロングフライトではその恩恵を十分に受けられるだろう。プレミアムエコノミークラスは必ずアップグレード可能なチケットなので、アップグレードに28000マイル(ANA)/30000マイル(JAL)を使えば片道ビジネスを楽しむことができ、さらにマイルも100%換算で稼げる。ちなみにANAだとアップグレードポイントという、アップグレードのみに使えるポイントが上級会員には付与されるので、これを使えばマイルを消費せずにアップグレードが可能になる。
元増田がいう”心の余裕”は”ビジネスクラスを個人のお金で買える余裕”であるようだが、とりあえず”プレミアムエコノミーを買える余裕”程度から目指してみるのが良い気がした。
ここまではマイルを飛ぶことで貯める、マイルの消費を抑えてビジネスクラスに乗る敷居を下げる方法について書いてきた。そうではなく、元増田が軽く触れているようにクレジットカードでもマイルを稼ぐことができる。
元増田は”100円に対して1マイル”と書いていたが、実はアメリカではカード/工夫次第でもう少し還元率を上げることができる。以下はANAのマイルの話になるが、AmexのポイントからANAのマイルには1:1で交換できるので、Amexのカードを作ると効率よくANAマイルを貯めることができる。具体的には以下のようなカードが候補になるだろう。
よく飛行機乗るなら100ドル分のエアラインクレジットは簡単に回収できてしまうので、実質150ドルの年会費となるだろう。3500ドルの航空券には1万マイル以上つくし、年間の外食費はNYなら5000ドル(2万マイル)は行くのではと思われるので余裕で年会費分も回収できてしまいそうだ。
Amex EveryDay Preferred
このカードの良いところは、とりあえず毎日切っていれば服やらAmazonで頼む家電やらの全ての買い物のポイントが50%増になるところだ。レストランや旅費に対してポイントを増すカードは沢山あるので、すでにそういうカードを持っていて手放したくないならこちらのカードの方が良いかもしれない。
これらのカードを使えば10万マイル貯めるのは実質4-5万ドルくらいの持ち出しで抑えられるのではないだろうか。ちなみにもしアメリカ来てからそう経っていないのであればクレジットヒストリーがないので、これらのクレジットカードを作るまで渡米後一年ほど待つ必要があるかもしれない。大抵JAL USAカードかANAカードUSAか何かを使ってヒストリーをためることが一般的だが、これらは上記のようなカードを持ったら基本的には使わない方が良い。
(JALのマイルをアメリカのクレジットカードで効率よくためる方法は知らないので誰か教えてください)
5.インカムが増えるまで待つ
…というのは元も子もないかもしれない話だが、NYでソフトウェアエンジニアをやっているのであれば、もう少し上が狙えるのではないだろうか。というかそもそもRSUのvesting scheduleが4年程度なのだとすれば、3-4年RSU refreshを貰いながら暮らせば(当然株価にもよるが)RSU分だけで8万ドルくらいは余裕で行きそうなので、年収は30万ドルくらい、今の出費ペースなら貯金も年10万ドルくらいは問題なく行くだろう。ベースだけで18-20万ドル程度行ってるのであれば、シニアエンジニアクラスだと思われるので、そろそろ家族ができたりしてそんなに自由に使えなくなるのかもしれないが。順調にキャリアが育てば(RSU含んでの)年収30-40万ドルは(少なくともBay Area/NYでは)一般的と思われるので、それくらいを独身(または夫婦それぞれ)稼げばプレエコへの出費くらいは高くないであろう。エコノミーに乗りながら心の余裕がないとポエティックに嘆く元増田にとっては特に。
ちなみにシリコンバレーの給与の話は以下の記事を参考にしたが、levels.fyiを見る限りNYもシリコンバレーもそう給与水準は変わらないだろう:
https://medium.com/@sakamoto.kazuki/2018-01-demystify-compensation-489fd16b40c5
https://www.levels.fyi/salary/Google/
まあ在米日本人にとって、これくらいの情報はよく出回っている話なので、すでに知っている話だったかもしれないが、知っている範囲の情報をまとめてみた。ちなみに自分は日本人の中でも小柄な方なので幸いエコノミークラスでもそこまでシートピッチに苦しむことはないが、プレミアムエコノミーで席を倒してレッグレストで足を浮かせるとまあまあ気持ちよく寝られることを発見して以来、やめられなくなってしまった。せっかく稼いでいるし、これくらいの贅沢は許されるだろう、と思いながらほぼ毎回乗っている。