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2019-12-03

anond:20191203182414

出出〜自分考察絶対に正しくて作者は何も考えてない馬鹿だと思い込んでるファンタジー考証班〜

2019-12-02

anond:20191202235646

スリルっていうかアホ指摘されてるじゃん

おまえが母親セックス産物だろっていったら「セクハラです」って・・さすがに呆れるわ

紀元前からセーフセックスデンジャーセックスより大事だったっていったら「フェミ論理

常識がない人にはそりゃー通常の会話もスリルだらけなんだろうなあとしか

どこのファンタジー世界から転生してきたつもりなんだろう

2019-12-01

異世界物や時代物でポリコレ回避する創作

異世界度を上げていったり、昔の時代設定にすることで

昔ながらの「横暴な男」「女らしい女」を描いても怒られにくいってテクニックあるよね

価値観面白さって善悪によらないというか

例えばマフィアヤクザ世界価値観でも物語としては面白いんだけど

よりリアルに近づくほど違和感が出てポリコレ棒で殴られたりするので

できるだけリアルから遠ざけてファンタジーにすることで自由価値観を描けるっていうそういうのある

 

わざとそうやってリアルから遠ざけるんだけど

一部で「リアルと変わらない雰囲気」を持たせることである種の不気味さを出す作品は上手いと思う

今度映画やるメイドインアビスとか、今度アニメやるドロヘドロとか、そこらへん上手い

 

あとは異世界転生ものでよくあるのは

元はリアル出身なのにファンタジーみたいな価値観を持ってるキャラを作って楽しむってのもあるね

言い方を変えればそういう、例えばルパン冴羽りょうや横島忠夫(GS美神)のようなスケベキャラスケベネタリアル舞台でやるのに若干ためらいが出てきてる気がする

それは叩かれると言うよりは視聴者違和感問題が大きいと思うけど

 

創作自由だっていうけど

案外読者の違和感に触れないようにカスタマイズしないと売れないとか、話の本筋から注意が外れてしまうからできないってのが多いよな

どこが自由なんだか

 

個人的最近英語発音も気になるようになってきた

あとはステレオタイプ外国人とか

気になっちゃうのは損なんだけどな

ひきこもりが外に出ると大変なことになる

久しぶりに、日常最低限の生活圏外への外出をした。

山手線繁華街に行ったから人がとにかく多くて、あんな人が多い場に行ったのは久しぶりだったから、変になってしまった。変になったときに思うことがあるんだけど、人だかりの人ってきっとみんな意識があるし、大体何十年も生きてるし、その人たちがたまたま同じ場所に集まっていて、そんなことってありえてしまっていいのか?そんなこと恐ろしいじゃないか。人々の生のパワーに圧倒されて心が爆発しそうになる。未知の生き物が同じ場にたくさん集まってたら、誰だって怖いと思うじゃない。自分じゃない他人なんてみんな未知の生き物じゃない。

帰りの電車では総白髪の老夫婦と、結婚して間もないような夫婦がいて、老夫婦はおそらく何十年も連れ添ってるんだと思うとすごすぎておそろしすぎてそれだけで泣けるし、若い夫婦のほうも老夫婦みたいにこの先何十年も連れ添うことになるんだろうかという未来を思ったら、そんな想像を絶するようなファンタジーがふたつ、目の前で起きているわけで、また心が爆発しそうになった。

どうなっているんだよ。毎日通学通勤電車に乗っておそとに出れている学生社会人は。急に感性が鋭くなるときがあって、気持ちが大変なので増田にきてみたんだよ。

2019-11-28

anond:20191126010427

まあご都合主義ポルノ)を楽しめる人と楽しめない人がいるって話だね

ポルノに対して「ポルノファンタジーリアリティがないけしからん」って怒るのはバカげてるから

ポルノを楽しめない人は早くそバカバカしさに気付けるといいね

2019-11-27

anond:20191127161926

小説家になろう」の女性向け作品では、以前から乙女ゲームの脇役」に転生する話が流行っていた。

女性向けに限らず、脇役のほうが気ままに動けるとかの理由で、なろう系では「主役」を避ける傾向がある。

一時期、パーティ追放スローライフ流行っていたのもその流れだ。

また、女性向けの二次創作はいわゆる「嫌われ」というジャンルがあり、

これは「主人公悪者扱いされて可哀想な目に遭う」という悲劇のヒロイン的な類型

「ざまあ」「婚約破棄」なんかもこの流れと言える。

そうした中で「謙虚、堅実をモットーに生きております!」が大ヒットしたわけだが、

謙虚」で転生する世界って乙女ゲームじゃなくて少女漫画なんだよな。

少女漫画の「意地悪なお嬢様」というのはそれこそ昔からテンプレ

ここで「乙女ゲームの脇役」テンプレと「少女漫画の意地悪なお嬢様テンプレが結びついたわけ。

その要素が「乙女ゲームもの」や「婚約破棄」的なファンタジー逆輸入されて

乙女ゲームの悪役令嬢」概念が完成したんだよ。

anond:20191124192718

ファンタジーというかなろうの場合はこれだなぁ、意図的だろうが意図的じゃなかろうがたぶん人間がしてる思考のつもりでは書いていない

ガルパンもっとファンタジーなのは学園艦でもカーボンでもなく、観客だと思う

選手ボルシチ平らげて昼寝してる一方で、

雪の吹きすさぶ中、野ざらしで、屋根すらなく、

猶予宣言で何の動きもないと確定した三時間あいだもずっとちゃんと固唾を呑み続けて見ている律儀さ。

人によっては紅茶をがぶ飲みしてるのにお手洗いへも行かず。

あれは超人集団ですよ。リアルでやったら絶対凍死者が出る。

2019-11-26

anond:20191126183444

逆ってあんた、田舎で600万ってのもなかなかファンタジーだぜ

田舎で350万だとわりとリアリティあるけど

男性向けコンテンツ

都合のいい女ばかり描かれて、男が現実の女もそのように思ってしまうというのが問題視されてる。

女向けのコンテンツでは、リアルでいたらロクでもないだろって思わせるような男がカッコよく描かれてるけど、女がダメな男に引っかかっても問題いからそれはファンタジーを楽しんでください。

anond:20191126165206

今始めると、ジュエル3000個 ガチャ20回分無料。 総勢50名以上のヒロイン・豪華声優陣・超人ゲームDMM版登場・超大作アニメRPGタイプ: アニメRPG, 美少女ゲーム, RPGゲーム, ファンタジーRPG

がんばれってコネクトしまくれよ

やっぱりフェミ連載中止求めてんじゃん

同性愛者に苦しんでほしい」彼女たちへ

おっさんずラブ in the sky」は、

同性愛差別存在しない世界」を描いている。

そして、それを見た一部の視聴者はこう感想ツイートする。

同性愛をこんなにすんなり受け入れるなんてリアリティがない。

これじゃただのBLファンタジーだ。

男を好きになってしまたことに対する葛藤がないのが残念。

ノンケが男に恋をして悩み苦しまないなんてつまらない。


私はゲイだ。

自覚したのは中学生の頃だ。友人を好きだったが、誰にも言えなかった。

親にはまだ話していない。妹が子供を生んだので、このまま親の前では異性にモテない独身男性として生きていったらいいかと思っている。

学生時代所属していた団体カミングアウトしていた。変な人間が集まるので有名な大学で、ただのゲイだった私は平凡な存在だった。彼氏(現在は友人)もできて楽しかった思い出がたくさんある。

世の中変わってきている、もうゲイを隠す必要なんてない。そう思っていたが、就職してすぐ職場で「お前カマっぽいよな」と笑われたときは、やっぱり目の前が真っ暗になった。

職場では今後カミングアウトする予定はない。親にも言う気はない。

そんな私がいま注目しているのが現在4話まで放送されている「おっさんずラブ in the skyである

おっさんずラブ」と言えば、田中圭演じる春田が、職場ゲイたちにキスされ交際を迫られ気持ち悪がるも、そこから性別の壁」を乗り越えて純愛に発展する話、という認識の方が多いと思う。

正直に言って、私はこの作品が好きではない。

「弟の夫」「きのう何食べた?」「となりの家族は青く見える」は好きだった。「おっさんずラブ」はそれらに比べて、あまりに私が傷付く表現ばかりあるドラマだった。

友人に勧められて数話までは見ていたが、ドラマの内容と、それにはしゃぐファンを見ては毎週どんよりとした気持ちになり、視聴を止めた。

逃げるは恥だが役に立つ」で、主人公が「ゲイイケメンを襲う人種だ」と思い込んでいた自分を恥じるシーンがあった。

あれを見たとき、世の中がまたひとつ変わったと思ったのに。

やっぱり世の中は「ゲイは嫌がるノンケを襲うもの」と思っていて、それを笑っているのか、と思うと落ち込んだ。

からおっさんずラブの続編が放送されると聞いたときは心底やめてくれと思った。

だが、2話が終わったあと、友人から連絡が来た。私がおっさんずラブをよく思っていないことを知っている友人だ。

今回のは見られると思うし、見てほしい、という知らせだった。

同性愛を扱うドラマは好きな方なので、友人を信じて2話から視聴した。

不快感はなく普通に見れた。

3話では切なさを感じ、4話は笑って泣いた。

このドラマの中では、ゲイ同性愛という言葉が出てこない。

CAである主人公春田片思いをしている男は二人。

パイロットである上司の黒澤は、職場新人である春田だんだんと惹かれ、恋を自覚する。告白をするも断られ、同じく春田を好きな娘・緋夏を応援することに決める。

整備士四宮は、春田に恋心を抱いているがそれを隠し、仲の良い緋夏の恋愛相談に乗り、二人が付き合うように仕向ける。

二人とも緋夏と春田が付き合うようにと動くが、それは「自分が男だから」ではない。

黒澤は「かわいい娘の幸せのため」妻を亡くした黒澤にとって緋夏は大事な一人娘である

四宮は「自分には幸せになる資格がないから」と発言している(これは5話で詳しく明かされる様子)。

「男の俺なんかより緋夏ちゃんの方が」などという台詞は出てこない。これは意図的だと思う。この世界では同性愛問題にならないのだ。黒澤や四宮がもし女性であっても、二人とも緋夏を応援していたはずだ。

また、緋夏は四宮春田を好きだということを知り動揺するが、こちらも「四宮が男だから」ではない。いままで恋愛相談に乗ってくれていた相手が同じ人を好きだったことに対しての衝撃だ。そして彼女四宮によきライバルになろうと握手を求める。

パイロット成瀬春田のことを好きではないが、遊びで寝た男が職場まで押し掛けてきたとき、新しい恋人ができたと嘘をつくために春田キスをする。

春田成瀬が男と寝たことに対して特に反応しない。突然のキスについても「好きでもない相手キスするなんて信じられない」とこぼしている。男相手に、という言葉は出てこない。

(ここは私は1話を見ていないので友人から聞いた話)

4話では四宮気持ち春田にバレるが、春田四宮気持ち悪がる様子も一切ない。「俺なんかのどこがいいの?」と聞いたり、自分の好きはライク、好きになるってなんですか、と同僚に相談している。気持ちに応えられないことへの申し訳なさはあるが、そこに「男だから無理」という感情はない。それどころか、5話の予告で春田成瀬に無理やりキスをするシーンがある。

春田は2話終わりで緋夏にもキスしかけており、ノンケだと見られていた。

その春田も、男同士であることには疑問を抱かず、成瀬に惹かれていっている。

徹底して、ゲイを隠そうとする描写同性愛への葛藤がない。

キャストスタッフ言及していないようだが、ドラマが終わったらその辺について語ってくれるのかもしれない。

この世界には同性愛差別がないのだ。

(ちなみに四宮気持ち成瀬が伝えてしまうところをアウティングだと批判する声があるようだが、同性愛差別のない世界においてのアウティングとは一体?)

(それを言ったら前作の春田の牧に対するアウティングは許されるのか?私なら死ぬ)

私は4話でこの世界観に気付いて、泣いてしまった。緋夏が四宮に「はるちゃんが好きなんですね、私もです。私たちライバルですね」と握手を求めたシーン。胸が熱くなった。こんな世界があるといいと思った。男が男を好きであることを認めてもらえる世界だ。

同性を好きになっても、悩まなくていい、苦しまなくていい。引け目を感じなくてい。誰かに否定されなくていい。

この感動を噛み締めたくて、ツイッターで同じようなことを感じた人を探そうとサーチした。

そこで出てきたのが冒頭のツイートだ。

同性愛をこんなにすんなり受け入れるなんてリアリティがない」

「これじゃただのBLファンタジーだ」

「男を好きになってしまたことに対する葛藤がないのが残念」

ノンケが男に恋をして悩み苦しまないなんてつまらない」

打ちのめされた。

ファンタジーとはなんだ。

まらないとはなんだ。

現実世界ゲイ差別され苦しむのがそんなに面白いのかこの人たちは。

こういったツイートをする人のホームに行くと、全員が「おっさんずラブ(無印)」のファンだった。

曰く前のドラマでは「恋愛をするのに性別なんて関係ないと思えた」らしい。

ならば、性別なんて関係なく恋愛できるin the sky世界をなぜ応援できないのだろうか。

彼女たちは、同性愛者という弱者が大好きなんだと思った。

彼女らがいる限り、同性愛差別され続ける。

彼女らが「おっさんずラブ(無印)」を好きなのは構わない。

私が個人的に傷付いただけで、あれを好きなゲイもたくさんいる。

あのドラマで、同性愛気持ち悪いものじゃないと思ってくれた人が大勢いるのも理解している。

同性愛の苦悩を描いたドラマ放送されるのはとてもいいことだと思う。

やめてほしいのは、「同性愛を扱うなら葛藤や苦悩を必ず描かなきゃいけない」という考えを押し付けることだ。

前作ファンの人、「おっさんずラブ in the sky」のことは放っておいてくれないか

自分に合わなかった、自分は腹が立った。それはわかる。私も前作でそう思った。

だけど、あなたが嫌な思いをしたこドラマに、心が救済された私みたいな者もいる。

私は、こんな世界になりますようにと願う。このドラマを作ってくれて感謝している。

気に入らないからって、「番組の打ちきりを求む署名運動」とかやめてくれないか。目を疑った。嫌いなもの排除しないと気がすまないのか。

署名が集まっても打ちきりにはならないと思うけど、ドラマを楽しんでいる人間にとって、この仕打ちはあまりにむごい。

10年後には、ゲイを取り巻く環境はどうなっているだろう。

もし、in the skyのような世界が待っているなら、私は親に自分のことを話したいと思う。そして、パートナー家族に紹介して、誰にも隠れることなく一緒に暮らすのだ。

ドラマは残り4話。どのような結末になるのか、楽しみにしている。

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気付いたらコメントが増えていて驚きました。

気になるコメントについて追記しておきます。(11/28 18:20)

無印ファンが怒ってるのはそこじゃない』

私は「無印ファンはin the sky批判をしないでください」と言っているのではありません。批判はいいと思います。私も無印批判をしてますし。

やめてほしいなと思うのは、差別を描けと強制すること、放送中止を求める署名などでドラマ妨害する動きをすること、この二つです。

ドラマリアルさを求めるな』

求めてません。逆です。私は「リアルから先に進んだin the skyは夢のある世界だ」と思って喜んでいます

リアルさを求めるな、は、ぜひ無印ファンに言ってあげてください。

アクション映画を見ろ』

???

差別を扱うな」とは私は書いていません。個人的無印は苦手でしたが、自分で見ない選択肢を取りました。

差別を扱う作品放送されるのはいいこと、だけど全部の作品差別表現を入れることを強制するなよ」これだけです。

同性愛云々ではなく葛藤が描かれないことへの不満では?』

要人物全員片思いですから恋愛に関する葛藤は毎週描かれています特にふられてからの黒澤は恋心と大事な娘の間で揺れてますね。面白いですよ。

『in the sky見てなかった、見ればよかった』

この作品が不発で終わったら「この路線は失敗だった」と思われそうで悲しいです。

話の流れはここで書いた通りです。5話からでも面白いと思うのでぜひ見てください!

テレ朝土曜日23:15からです。

TVerで最新話がご覧いただけます

現在「全員一方通行片思い」となかなか類を見ない展開になっています

公式サイト https://www.tv-asahi.co.jp/ossanslove-inthesky/

予告ツイート https://twitter.com/ossans_love/status/1198255673030692864?s=19

予告動画ロング(放送後消えます) https://youtu.be/mZXMufvCLyM

2019-11-25

なろう小説創作実話だと思って読んでる

そういう人って私だけじゃないと思う。

同じテンプレ展開でも、作者の人柄によって描かれ方がめちゃくちゃ左右されるのが面白い

逆に、自分から見て考え方があまりにも違う作者、性格が悪そうと感じてしまう作者の作品は読めない。

女性が描けているかどうか、という話も、作者が今まで接してきた女性イメージが反映されていると考えると興味深い。

たとえば、『ファンタジーほとんど知らない女子高生による異世界転移生活』という作品では、女子高生主人公について、作者が「まだメイクをするような年齢ではない」とはっきり言っている。

でも、東京在住の自分がまわりを見回してみると、メイクをしていない女子高生なんてほとんど見当たらない。

そんなふうに、作中の細かい描写をもとに作者の年齢や、居住地妄想するのが楽しい

ちなみに、いままで読んできた中で、一番人がよさそうだなーと感じたのは「とんでもスキル異世界放浪メシ」の作者。

anond:20191124165103

簡単にまとめると男性向けファンタジーリアル女性は求められていないんでしょうね 需要がない

2019-11-24

anond:20191124165103

そもそもファンタジー物なんて、現実基準にすれば性別関係なく「人間自体たいしてちゃんと描かれてないのでは・・・

もっと言えば人間に限らずデフォルメされてたり力の入ってない描写の部分のある物語なんていくらでも・・・

anond:20191124180632

昔のほうが一人旅軌道ファンタジー多かったよ

最近のはアニメ小説主人公が大きな団体構成員である場合が多いんだよ

最近けしからん若者虚構の中ですら寄らば大樹が好きなんだよ

キメラって…

新しいポケモン化石ポケモン話題になっていて、ずばりギリシャ神話キマイラのことではなくて、普段からよく話題になる想像上の生き物で「複数動物の特徴を掛け合わせているやつがいたなぁ」って思ったりしてたんですよ。

そいつドラゴン」とか「龍」とかい呼び名でよばれているんですけど。

個人的な分類なのでそれが常識ということは全然ないので構えずに聞いていただければ幸いなんですが、ドラゴンって呼ぶ時は西洋伝承の竜、「龍」って呼ぶ時は東洋伝承リュウ意識しています西洋伝承との比較話題ときにはわざわざ東洋龍をドラゴンとかよんだりして自分からルールを破るので、本当にそこは私事ですよね。

ちょっと前にNHK特集ドラゴン伝説に関する番組があったりしたんです。

テロップに「人類学者」「歴史学者」「宗教学者」って表示される人の他には、古生物学者さんとか比較生物学者さん、気象学者さんなんかもコメントしていたのが印象に残ってます。あと世間話ドラゴンって話題に出すときには、地理学勉強している知人と話していることが個人的に多かったりもしますね。結構、色んな分野からドラゴン伝承というもの話題にすることができるってのは面白いなと思います

生物学的な知見から語るドラゴンとはずばり恐竜化石の話でした。僕たちの世代ともなると人間何人ぶんくらいの恐竜化石が見つかったとして、それは人類が成立する前の時代の、大昔の生き物の痕跡であって「こんな生き物がいまも生きて闊歩している」とは咄嗟にも思わない訳ですが、それは今日に至るまでの研究成果とそれを知識として普及できる教育の賜物であって、それがなかった時代の人たちはそうは思えなかったって話です。

番組ではルーマニアで有名な翼竜化石が見つかっていると言及されていましたが、ルーマニアドラキュラ伝承の元になったヴラド・ドラクル公の故郷ですよね。「ドラクル」という別名は彼の自称で「悪魔の子」って意味だとよく言われますが、本当は「竜の子」とかそういう自称だそうです。言語には明るくないのでもっと正確な意訳ができず恐縮でありますが、無知身上なので「音が似てますもんね」とか言います。どうしてそれが「悪魔の子」だなんて受け取られ方をしたかと言えば後述したいと思いますが「ドラゴンは当時の人々にとっておそろしい敵役で、悪魔に連なるキャラクター」だったからです。竜の子なんて自称するのはその宗教的事情考慮するならば自ら悪魔敵役を名乗る型破りなことだった訳ですね。かなり話が脱線しましたが、竜の子ヴラドの伝説的な話が根付ルーマニアで、空を飛ぶ恐竜化石が見つかっているという話がなんだか面白いなと僕は思う訳です。「無関係とは言えないだろう」とか僕なら思っちゃうし言いたいですし、当時の文献記録に化石の発掘らしき出来事記述とかあるならそれは想像捗るので素敵な話だと思います

比較生物学的な見地からはいまも生きている生き物、特に蛇が槍玉に挙がっていました。ずばりって感じがします。番組では「何故ドラゴンは火を吐く?」という疑問に対して、蛇がちろちろと舌を出す様子に触れつつ、この蛇の習性が「誤った情報伝達の仕方をして」ドラゴンに火を吐かせるようにしたのではないかという話をしていたのでこれが面白かったですね。

まずドラゴンという想像上の生き物が成立する。次に「ドラゴン想像上の生き物で、実物を人前に持ってきて伝えることができないから」人間想像を絵に描いて伝えようとします。この間に、ドラゴンというのは実在しない生物なので、かわりに実在する他の生き物の特徴を取り込んでイラストとして出力されてしまう訳です。無いものを描くことはできないので、かわりに実際に有るものの特徴を代用して想像を膨らませていく。会話で比喩表現を使うようなもんですよね、「奴は蛇のようにずる賢い性格なんだ」とか「鳩が鉄砲で撃たれたような顔してるぜ」とか。

それで番組に出てきた絵なんですけど、たぶん火を吐いてなかったんですよ。イラストの横に難しいラテン語でびっしり説明文書かれていましたが、「これは火を吐いている絵ではなく、蛇のように舌をちろちろさせているドラゴンイラストです」って言われたら僕はそれで納得してしまます。そんな絵でした。

ところで遠い土地に住んでいる人に自分の描いた絵はこういうものだと事細かく説明できますか? 僕はそういうのが得意ではないので、しばしば伝言ゲームみたいになっちゃうんですよ。これが誰もが当たり前にまだラテン語を読めなかった時代で、聖書記述すら読み書きの技術を持つ教会神父様に読み聞かせていただかなればならなかった時代となると、もっと大変だったと思います。もちろん、そういう誤解が広がらない為にバチカンの偉い司祭様たちは色んな対策を立てたと思いますが、果たして悪魔の姿形まで全員の意見を一致させようと手を回す余裕があったのか」はわかりません。イラストというのは文字言葉より強烈です、写真の無かった時代ならそれは写真の代わりすらつとまったほどに。それでもやはり限界はありますよね。実際にあるものを観察して正確に描いたものなら兎も角、空想風景自分が見たことのある風景に喩えながら暗中模索で描きあげたらしいドラゴンイラストですから尚更。もちろんそれを見せる相手が目の前にいたなら言葉にして説明できたでしょうが、その絵が本に載って遠い土地にいる人たちの手に渡った時、そして彼らが字を読み書きできないとかそもそも違う言葉を喋っている人たちだったりしたら、蛇の舌の絵が火を吐いているように受け取られたりしても即座に訂正したりできないのでそのまま広がってしまますよね。

ここでちょっと本旨に触れていますが、空想上の生き物は実際にはいないのでそれが絵や銅像といった形にされる際、実在する動物の特徴をつぎはぎにして成立する時がある、というのが比較生物学的な知見で言いたかたこであるように思います

恐竜化石にしたって、伝説に語られるファブニールヒドラのものしか見えない代物が発掘されている訳じゃありませんからそもそも恐竜化石から想定した想像図が最近すこしずつ変わっているらしくて、僕が映画で見たティラノサウルスコモドドラゴンじみた堅そうなウロコに覆われた姿でしたが、いまは鳥のように羽毛が生えていたのではないかと言われているそうです。ここはもう少し言及すると、恐竜末裔はいまも空を飛んでいる鳥、特に渡り鳥である、なんて話にも波及していきそうですが、僕はそのへん浅学なので触るだけで容赦していただきたく思います

最後歴史学人類学宗教学、あとすごく恐縮なんですが地理学から見たドラゴンの話をしたいな、と思います。ここがすごく自分が興味ある分野になるので話が長くなりそうなんですが、そのほとんどが他の人から受け売り知識・聞きかじりの知識であることを先に明言してから話したいと思います。この話を僕にしてくださった皆様に限りない御礼と尊敬を。

まず、先程までドラゴンが火を吐くのは、蛇の舌の特徴を取り込んで描いた想像図を見た別の人が、その絵の様子を「火を吐いている」と誤解して広がったからではないのか、と話題にしていました。さらにここを掘り下げて「何故火を吐いている姿に見えた(誤解した)んだろう?」という話をしようかと思います

ラクル公の話にも戻りますが、西洋ドラゴン悪魔に連なる存在であり、人々にとっておそろしい敵役だったと言います。これは特に難しい理由がある訳ではなくて、人間より大きく、翼を持っていたり、人間の頭を咥え込める大きな口にずらりと牙が並んでいたり、ずばり「人間に噛みついて攻撃してくる蛇という生き物が人間よりでかかったら食べられそうで怖い」という恐怖心が、当時の宗教的道徳観で形成されている独特の恐怖心とつよく結びついた結果だと思います恐竜人間を食べそうだから怖い、ドラゴン人間を食べるから怖い、悪魔地獄にいて人間に悪いことをするから怖い、というのが全部同じ話になってしまった時、「ドラゴン悪魔の手先である」という話になるんですね。そこにバチカン神父様まで話を合わせはじめるともう誰も待ったをかける人間がいなくなる。恐怖とは使い方があるのです。「食べ物を粗末にすると目が潰れるからしてはいけない」なんて言い回し日本にはありますが、本当にそうなのか?といえば絶対にそんなことないですよね。それが本当の話になってしまうと、目が見えない障がいと向き合って生きている人たちはみんな「食べ物を粗末にした」罰でそうなったという理屈が通じてしまうので大変失礼な話になりますぶっちゃけこの言い回し、嘘か本当かで言えば嘘の話ですよね。でもいま食卓に並んでいる食べ物を、少なくないお金を支払い、少なくない労力を駆使して調理し、なんとか苦労して食卓提供し続けている親からすれば、それを子供台無しにされるのはひどくつらいことであるしその悪癖を矯正しないまま大人になっても子供のためにはならないからなんとかやめさせたいと思うのは当然なわけです。しかし、突然の家不景気に陥れば金銭交換ままならず明日にでもご飯が食べられなくなるという話を、お金単位すら知らない無知の子供に納得してもらうまで言い聞かせるのは大変な交渉スキル言語センス必要とされます。これが「何故人が人を殺してはいけないのか?」「何故人が人から物を強奪してはいけないのか?」というレベルから説明しなければならないとなれば途方もない気分になってきますよね。なのでそれを説明する側は、悪いことをしてはならないという理由として「悪いことをすれば怖い目に遭う」と方便…つまり一種の嘘を用いるという苦肉の策を導入することにしました。これが日本で言えば「目が潰れる」とか「人攫いにあう」とかで、キリスト教国教である場所では「悪いことをすれば悪魔のいる地獄に落ちるぞ」とか言われるようになる訳です。ドラゴンに食べられるのは誰だって嫌ですよね、僕はジュラシックパークティラノサウルスに食べられるレベルから嫌ですしサメだって怖いですから、悪行に対する応報としての悪魔地獄で罪人を責め苛む悪魔ドラゴンを操るなら当時の人たちにとって2倍の怖さになる訳で、時の宗教家たちはおそろしいドラゴン悪魔に与えることでみんなが神の御言葉もっと信じて慎ましく穏やかに生活する世界(=悪人悪魔ドラゴンをおそれて悪行を思いとどまったり、間違えてからでもそれを悪いことだったと反省して償いをする世界)が形成されることを期待したわけです。なので実は違う種類の複数の恐怖が、宗教道徳という枠組みの中で融合するのは全然難しい話ではないってことですね。ドラゴン英雄に退治される話が多いのも似たような理由です。人間勇者が悪いドラゴンを退治して財宝と美しい伴侶を獲得して幸せに暮らす…というのは敵が強いぶん本当にそれを乗り越えられるならば素晴らしい成功であるように思える訳ですね。実際に、ドラゴン退治の伝説宗教に組み込まれた結果、聖ジョージドラゴン退治など、有名な宗教説話としてたくさんの人々に親しまれています。強いドラゴンが悪であったほうが都合がよかった時代場所があったということです。

この長い前提があって、ドラゴンが火を吐く話が続きます。まず多くの宗教において死者の国・地獄とは地下世界に想定されます。そして程度の差はあれど、地獄とは炎の世界で、罪をおかして死んだ者はその炎に焼かれてずっと苦しむと説かれます。これはキリスト教例外ではないというか、悪魔が住む地獄とはその典型であるように思いますね。何故地獄燃えいるかと言えば、人間が火に焼かれる痛みを強烈に忌避する話の他に、古い時代の街並みが火災に弱いというのが挙げられます日本でも江戸時代の平屋づくりなんか想像してくだされば分かりますが、木材を含む家屋が道の両脇にずらりと並んでいるのは火災脆弱なんですよ。火災の真の恐ろしさとは「燃え移る」「燃え広がる」ことです。デマゴーグが人々の間であっという間に拡散して個人名誉毀損の度合いがもう取り返しがつかなくなってしまう様子を「燎原の火」などと喩えますが、あれは草原に火を放つと一瞬で更地になるほどの規模の火災になることのようだと言っています。この草が家に置き換わったようなことが頻発しやす都市計画というのが密集した家屋群にあたります。隣の家同士の距離が近ければ近いほど深刻だという認識で間違いないと言えます対岸の火事なんて言い回しもあるんですが、実は一つの川を挟んだ対岸で火事が起こっているとしても、風向きと風速次第では火の粉が飛び火してきて火事になることも珍しくないらしいです。キリスト教地獄の話をしているのでその圏内にある国の歴史話題にするなら、ロンドンテムズ川を挟んだ両岸の街々が飛び火が原因の大火事被害に見舞われたことがあるそうです(これはNHKドラゴン特集受け売りです)。時代が昔に遡れば遡るほど消火技術というのが未熟なので、燃え盛る地獄イメージが成立したほどの大昔となると一度家に火がつけば街一つ灰になるのも特に珍しくなくて、それが冬越し前ともなれば家の壁と屋根なしで厳しいヨーロッパの冬を耐えなければなりません。みじめなんてものではなくて、死にます火事から助かったとしても家も財産食べ物燃えしまっていて、最悪の場合助けてくれる隣人の家まで飛び火で火事になってて誰も助ける余裕なんかないとなれば、そういうのを「地獄のような風景だ」と言うのでしょう。これを避ける為に毎晩高台に見張りを立てるなどの習慣が根づいたそうです。ファンタジーでやぐらに立つ見張りといえば敵国の侵略者瀬戸際発見するだとか怪物が村や街に侵入しないようにする為だとかいイメージで、もちろんそういう意味での見張りもありますが、一番怖かったのは火事だそうです。というか、敵国の兵士に火付けされることだってあります火攻めとか言われる戦法で、この場合侵略者火事が同時にやってきます侵略者は火で街の財産がすべて灰になる前に大急ぎで火事場泥棒をはたらくので容赦する時間的余裕はありませんし、火をつけられた街の住人だって火に焼かれるか人に殺されるかの極限状態ですから狂乱しています。ただの火事より、もっと大勢死ぬでしょう。侵略者はまさに地獄からやってきた悪魔や化け物に見えたでしょうね。そうやって実際にあった大火災惨事記憶が、架空風景である地獄イメージを補強して、いまの地獄絵図というものがあるそうです。だから悪魔の手先であるドラゴンが火を吐く(操る)のは当然だ。地獄からやってきたのだから」と言われれば、なんだかすごく話の筋が通っているように思いませんかね?

その上で更に別の解釈を交えます地獄は地下世界にあると先述しましたが、地下にあると言えば何を想像するでしょうか。道具や芸術品の材料や貴重品そのものとして今でも生活の身近にある鉱石宝石も地面の下から採掘される資源です。しばしばドラゴンは財宝と関連づけられることを思い出させられますね。化石も地下から現れることが多いです。ドラゴン地獄に住まう悪魔ペットであることと、ドラゴンイメージ形成するのにひと役買ったらしい恐竜化石とがつよく関連づけられるような気がしますね。それで、マグマも地下には流れていますね? マグマによる火災被害、つまり火山噴火というのはそれほど頻繁に起こる訳ではありません。少なくとも、毎日地球のどこでも火山噴火しているともなれば人間生存圏はもっと狭くて、地球人間には住みづらい星だったでしょう。将来的にそうなるかもしれませんけどね。それはそれとして、噴火は頻繁に起こらないので毎日人間マグマに殺されているというほどではないと思いますが、それ故に今でも予測して対策が立てづらく一度起こってしまえばおそろしい被害規模となる天災でもある。邦画にもなった漫画テルマエロマエ舞台くらい昔のローマにおいては、伝説的な火山噴火によって当時の大国が大打撃を受けたらしい…そしてそれはただの伝説という訳ではなく、地質学考古学的な研究からも実際に大災害が起こっているという史実的な話だそうです。ところでテルマエロマエという作品に触れましたが、これはお風呂テーマにした漫画です。日本でも観光地各地が抱える温泉施設というのは間欠泉という自然現象を利用したお風呂であることは周知ですね。この間欠泉温泉というのが、地下の水源がマグマによってあたためられて地表に噴き出す現象で、多くの温泉はそのまま人間が入浴するには適さないほど高熱だったりします、死ぬような大火傷を負うほど熱いこともあります(程度の差はあり、中には最適な Permalink | 記事への反応(1) | 14:56

よくダークファンタジーものとかで木に吊るされてる首つり遺体描写あるけど、それが骨だけになってるのに骨ごとにバラバラにならずに全身保ったままぶら下がってるのってなんでだろ

2019-11-23

anond:20191123172924

一国二制度ベストでそれを冒頭で否定しているのがよくわからない、それも()で。

香港の人は今までの暮らしができればよく、選挙がありインターネット制限されずといったかなり生活によったことができなくなることを不安視してるように思う。

直近の不安に向き合わないで未来夢想するのはそれこそファンタジー現実に失礼だ。

香港独立がしたとしてその後

香港デモ暴動がしている問題で、第三者しか過ぎない一人の日本人として、地域住民意思表明を尊重するという立場である冷笑系と言われるかもしれないが少し悲観的な意見を伝えたい。

今のデモ隊の中には様々な意見の人たちが含まれている事は理解しており、必ずしも独立を訴えている訳ではない事も理解している。(だからこそ着地点がないよね)

ただここでは仮に中国本土から独立をした場合にどの様な結果が待っているかについて意見を述べたい。

独立国家になった場合の一番の懸念大国から干渉だと思われる。一つのさな国家が対抗できるのか。独立後は香港経済も悪くなるだろう。

時代はもはや近代ではない。法治国家として政府不都合な因子を追い出す事はできない。

まり今の国内階層構造が維持されるので潜在的スパイを抱えた状態で国を始まる。大国の金によって傀儡政権だってまれるだろう。

中国にとっては一国二制度約束無効化されるので、堂々とスパイ活動で国を混乱させる事が出来るだろう。ソ連と違い中国はこれからも国力を上げてくるのは明らか。10年後には望んだ結果と真逆になるのではないか

そうなる事も織り込み済みで民主的手続きによるコンセンサス大事なのだという意見もあるかと思うが、中台関係をみてると民主的手続きが望めるかも怪しい。ある日突然攻め込まれ可能性もある。

もちろんイギリス領になったり、台湾共闘するというのもファンタジーだ。

この先に困難な道しか見えない。第三者として見守るしかない。

過去ソ連などから独立を果たした地域があるという事実歴史の授業で学んで方が、綺麗事じゃないのだなと歴史の見る眼差しだ。

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