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はてなキーワード: 非武装とは

2022-02-26

ウクライナ情勢ってどうなると思う?

この後どうなるのかは分からないけれど、キエフの陥落は1日後か2日後か数時間後か避けられないでしょう

ウクライナにとって非武装化の和平は受け入れられないから、和平交渉開始してもキエフ陥落で終わるとも思えない

それにウクライナには今はまだ出来ない奥の手が残ってる

いざとなればウクライナを横断するパイプラインを、ウクライナ西側の出口で破壊してやればいい

西側も困るウクライナも困る、だがノルドストームⅡが動かない今はロシアには致命的な傷になる

殺されるのなら殺してやればいいという奥の手がまだ残ってるし、切羽詰まったら西側批判できないでしょう

ロシアだって分かってるから、川の西側までは踏み込みたくないだろうね

そうこうしてるうちに、ウクライナ西部を睨む西側軍事的経済的外交的支援はより手厚くなりロシアは身動き取れなくなってしまうだろう

anond:20220226115301

リベラルは各国の良いとこ取りをしたいから、その二国には非武装なんか端から期待してないよ。

非武装平和主義についてはコスタリカをお手本にしたい。

お手本としてスウェーデンに期待するのは環境保護活動風土と高福祉だし、フィンランドには教育の質の高さ、教員地位の高さ、女性国家元首活躍を期待してる。

それさえお手本になってくれるなら、後は武装とかしても仕方ないと思う。

ちなみにロシアに対しては、手厚い子ども手当見習いたい。

anond:20220226104304

左翼方向性は昔から世界屈指の経済力と非軍事平和国家という特別地位武器外交でうまく立ち回れ」でしょ。

言い方を変えれば「9条があるから攻めてこない」というくらいになるまでイメージ戦略に利用しろ、という話なんだよ。

それを右翼の皆さんが藁人形論法で「9条さえあれば何もしなくても誰も攻めてこない」みたいに矮小化してきたってだけ。

たとえば中東とかのアメリカ嫌いの多い地域では「アメリカは難癖つけて俺らの国を侵略してきたけど日本はそんなことしないから好きだ」という評価は実際にあったんだよな。

そんで集団安全保障かいってアメリカと一緒に軍事行動を取れば「騙された、やっぱりアメリカの仲間じゃないか、じゃあこれからテロの標的にしよう」となったりするわけだ。

これなんかは現実9条平和に繋がっていたパターンだよな。

たとえば今回のウクライナ侵攻も「ウクライナNATOに加入してその戦力がロシアに向けられたら…」という恐れが発端ではある。

ウクライナが完全に武装放棄して中立化を宣言すれば(奇しくも和平条件としてそういう要求が出ているが)戦争回避できたかもしれない。

もちろんこれは「非武装にさえすれば大丈夫」なんて楽天的な話ではなく、その状態平和を維持するためには不断外交努力必要だという話でもある。

2022-02-24

anond:20220224201151

武装非武装わず徹底した中立になれればそれが一番良かったんだろうがまあムリ

2021-12-18

anond:20211217181322

紅茶店男はけっきょく非武装ちょっとイラついて商品陳列を乱しただけの罪だろう

刃物ガソリンを持って暴れる事件とは根本的に別種の事件で大騒ぎしすぎ

2021-11-09

× 犯人と戦う 〇 犯人と話し合う

anond:20211109173254

その場で乗客の全員が服を脱いで非武装アピールしながら「想像してごらん世界は」と語り掛ければ犯人武器を置いて対話に応じる間違いない

2021-07-15

ポリコレ成功した非武装革命である

イキリが有利だった時代発言パラダイムシフトで一気に不利になるのワクワクするわ

革命前の政権に擦り寄ってた人が革命後に処刑されるような気持ちよさを感じる

2021-03-07

anond:20210307101857

非武装丸腰でも、根絶させられたり沖縄戦前線にさせられたり同じことだよね。

anond:20210307080941

警察拳銃を持っているけど裁判所非武装、だから裁判官警察に言われるがまま書類を作るしかできない

なによりも、いつぞやの脱獄版が真っ先にやったのスマホトラックに乗せることだったよな

2020-11-30

[][]中国報道官Twitter豪州風刺画投稿挑発。モリソン首相削除要請。経緯と真相

今月、突然アフガニスタンでの軍による民間人捕虜虐殺調査報告を発表したオーストラリア

近年オーストラリアから香港ウイグル問題や新型コロナについて苛烈な責めを受け、対立が深まっていた中国報道官・趙立堅氏(インテリ眼鏡の人)は「俺たちのターン」とばかりにTwitterにてオーストラリア軍の虐殺非難する声明投稿した。

この投稿には、オーストラリア軍人がアフガニスタンの子供にナイフを突き立ててる様子を描いた画像が添付されていた。

この画像オーストラリアのモリソン首相は「フェイ画像だ」と怒り、Twitter社に政府として削除要請しているという。

首相中国外務省報道官の偽画像投稿巡り謝罪要求 | Reuters

https://jp.reuters.com/article/australia-china-idJPKBN28A0E9

 

趙立堅報道官ツイートがこれ。

Lijian Zhao 赵立坚さんはTwitterを使っています

「Shocked by murder of Afghan civilians & prisoners by Australian soldiers. We strongly condemn such acts, &call for holding them accountable. https://t.co/GYOaucoL5D」 / Twitter

オーストラリア兵士によるアフガニスタン民間人囚人殺害にショックを受けた。私たちはそのような行為を強く非難し、それらに責任を負わせるよう呼びかけます

https://twitter.com/zlj517/status/1333214766806888448

コラかCGか分からないけど現実写真とは違うことは丸わかりなので「フェイ画像」ではなく「風刺画像」ではないか。「子供は殺してないけど子供を殺してる絵だからフェイク」と言いたいのかな。まあはすみとしこの「風刺絵」だっていくら風刺目的でも問題ありありで風刺と受け取られることないしな(はすみとしこの「難民風刺絵」の問題と似ていると思ってる)

で、この画像を作ったのは、中国SNSウェイボー活動している「乌合麒麟」というCG絵師で、「和平の師」という皮肉を込めたタイトルがつけられていた。

和平之师[白眼] 来自乌合麒麟 - 微博

https://weibo.com/1566936885/JvgMubTWg?type=comment#_rnd1606719776846

このユーザー画像をどっかで入手した報道官が、Twitter投稿したらしい。

投稿には画像に作者のアカウント名が入っていたのに、報道官ツイート画像では消えてるのは何でだろうか。

「乌合麒麟」と彼のフォロワー報道官ツイート、その後の豪首相の行動に興奮しているっぽい。

赵司威武!!抽他丫的!!给我破防!!![... 来自乌合麒麟 - 微博

https://weibo.com/1566936885/JwgDMh35J?type=comment#_rnd1606720312092

趙は凄い! 叩きのめしてやれ! 防御を破れ!

听说老莫对我的图很有意见? 来自乌合麒麟 - 微博

https://weibo.com/1566936885/Jwh3YyY4t?type=comment#_rnd1606720347874

モリソンは俺の絵に問題があるらしいな?

 

追記

やっぱり豪州政府とモリソン首相画像の「子供殺し」の部分についてフェイクだと言っていたみたいだ。

オーストラリア、「不快な」フェイ写真めぐり中国謝罪要求 - BBCニュース

https://www.bbc.com/japanese/55127165

同国の公共放送オーストラリア放送協会(ABC)はこの画像について、オーストラリアエリート兵がアフガニスタン10の子ども2人をナイフ殺害したという、立証されていないうわさに関連したものだと報じている。

ADFの調査の結果、このうわさを裏付け証拠は見つかっていない。

しか報告書では、違法殺人が行われた「信用できる証拠」や特殊部隊存在する「戦士文化」について指摘。下位の兵士らが「最初の殺し」として、非武装民間人殺害を強いられた例などが挙げられている。

 

追記

豪州政府から削除要請受けていたTwitter社は、削除を拒否したそうです。

ツイッター中国高官の加工画像削除せず 豪首相要請退け 写真2枚 国際ニュースAFPBB News

https://www.afpbb.com/articles/-/3319024

まあこれも当たり前で、仮に削除させようとするなら、これも前に例に挙げたはすみとしこ難民風刺画」の時のように、「自分作品トレースされているから削除せよ」と著作権等で攻めるべきでしょう。問題の絵も豪州兵士元ネタとか報道写真にありそうなので。

あと、この記事でも「事実に反する画像が使われており、本物の画像ではない」とあるけど、どの部分の何が「事実に反する」のか具体的に指摘せずに「本物の画像でない」とか書いてあって、誠実ではないよね

 

ウェイボーの作者のアカウント見たら、新作投稿してモリソン首相を煽ってた。

致莫里森 来自乌合麒麟 - 微博

https://weibo.com/1566936885/JwulSerwN?type=comment#_rnd1606876273168

モリソンへ

2020-11-04

前面ガラス張りの家にカギをかけず住み非武装アピールすれば安全に暮らせる

2020-09-19

anond:20200919173254

軍備で平和が守れる幻想を主張するよりはい

大日本帝国と軍備増強の結末は日本国民大量死

軍人非武装国民より強いだけで敵軍人とは戦わないから敵が来たら無条件降伏

フリーザクリリンサイコキネシスで殺したら死ぬのが怖くなってフリーザの部下になるのがゴクウゴハン日本人

2020-08-30

anond:20200829203333

大坂なおみが言ったように、彼らもスポーツ選手である前に黒人なんだが。

何がヒーローなら、だよ

ヒーローなら何をされても我慢しなければならないし、憤りを感じても己を出してはいけないって?


黒人が先、なのもお前が言う通り喫緊問題なんだから当然だろ

非武装状態でも射殺される確率が高いのは全人種の中で群を抜いて黒人なのだから

そういう命の危機が起きる度に再燃してるのがBLMで、その中での非均衡を無視して黒人差別を透明化しようとするのがALMなんだが。


物分かりのいい面をしてるけど、「賛同するつもりはない」なんて平気で言えるってことは結局元から差別についてどうでもいいと思ってるって話でしかないだろう

バスケ業界サボタージュが起きてカチンと来たから俺は変わった、のではなくお前が元から差別主義者なだけ。スポーツ選手に対する態度がまさにそのもの

2020-08-15

anond:20200815113226

ホームレスはほかに生活空間がないのだから余裕があるほうが出ていくのが筋だろ

東日本震災とき送られてきた水や食料の内容に文句を言ってただろ

金だけよこせカネカカネカネカネ。。。。

自分らは言っただろ

マスコミボランティアなど非武装の救援者だけ選んで罵倒してストレス解消していただろ

ホムレス公園生活程度寛大な心で許せよ

2020-08-11

anond:20200811121556

そりゃあソ連軍の時みたいに若い女犠牲にして逃げるしかないんじゃないっすかね、「国が非武装とき敵が攻めてきたら」どうなるかって

anond:20200811023158

安全保障学上」ってなんだ?

もっともらしい理屈コネコネして、それを大佐殿が上から国民押し付けて、疑問を持ったり質問をしたやつを非国民だと殴った時代の先にあったのは破滅だった

右翼机上の空論で語るのが大好き

「国が非武装とき敵が攻めてきたらどうする」と、自衛隊にとって都合のいい架空の敵をでっちあげた質問をする連中にまんま逆質問

原子爆弾が二発投下されてソ連軍が押し寄せてきたとき日本はどうした?防衛省自衛隊だったらあの時どうした?」

2020-08-10

anond:20200810210552

戦力は多いほうが勝つので、少ないから負けただけ

防衛能力がなかったら輸入品が何も買えなくなって交渉国の面倒な仕事を全部させられるだけになるから最低限国際間で死ぬ人の準備が必要

殺されたら被害を届けて国の集まりで多いほうが交渉を有利に進めようと判断してもらえるので軍隊必要

永世中立国銀行国益賄うのは保護国連携をふやすため

日本独自文化日本人の安全を願うのだったら団結して国防を含めた国益に貢献すべき

外国ではみんなやってる自民族確立のための努力をしてないのは南国パラダイスの古民族日本人くらいなもの

日本は何度か受けた空襲民間人の死者被害戦争法違反で訴えるべきだったが戦争で勝とうとして被害届をださずに腕に覚えのある知人をたよってみんな負けたので結果負けた

第二次世界大戦アメリカ警察を押さえてた 日本降伏させたのは「UNアメリカではなく国際連合 国際間組織が実質降伏させたので悪いのは日本という事

(いまは国際連合中国が抑えているので数年来抑圧してるチベットとかウイグルとか最近香港などは中国正義がまかり通ってる)

戦争死ぬ役割がでると意見として死なせるなという風潮がおきて国民の何割くらいまで被害がでると戦意喪失されるという結果に至るのであらかじめ死んでもよいまたは死ぬため死なないようにする訓練を受けたもの必要になるので死なない国民をつくるために兵隊組織する

人間人間を殺すという行為自体効率が非常に悪く一人が一人ないしは三人程度を相手にすることくらいが限度 そのため数千の大軍に数百の軍勢勝利したり中央突破できたりする

これを全否定するのが核兵器 つづいて大量殺りく兵器 人を殺すのが戦争なのになぜ効率化がよくないのか 暴力の勝ち負けが戦力の維持が不能になることだから 第二次大戦では戦力自体日本底なしだった(一億総何々)

日本は何割まで死ね戦意喪失するかという基準アメリカの想定をはるかに超えていたため脅威とされそれを人道的と称して講和にもちこんだ(原子爆弾による民間人の大量殺戮上層部の情に訴えた)

戦争ルールを覆すので日本降伏後そういうのはダメ教育に盛り込まされた ベトナムでは軍備量だけでは勝ててない ベトナム民間人を含めてやたらと殺しても許されない程度に世情がうご情報網の発達があった 中国情報統制がうまくいってる(と思ってる)のでこそっと民族殲滅をしてる(ばれても国連に食い込んでるので黙殺

軍備合戦になると天井知らずになるという危惧について、軍備合戦天井相手が戦力の維持が難しいと思わせるところまででよい

国際協力や単体の戦力などで、もし状況が悪化した場合安全維持の名目他国が護衛に入ってくるとそれに見合った戦力を維持することが難しいとなるところで十分

また軍事目的産業国内生産があがる 国力の増加で内需を軍需にまわせる この循環のための一次産業金属と油でよいため生産性が高い

生産性の低い弱小食物輸出国植民地支配を免れているのは国際的連携において面倒な生産部分を担っているため 近代化するといやがらせをうける

軍備の生産をつづけると償却材がでてくるので紛争地帯必要になる 金属と油のあるところには軍事介入が容赦なくされる

日本語がわからない人に簡単説明すると、防衛目的で人の壁を築ける人がいないと被害届を出せる状況にもっていけないので、敵がきたら前にたって死なないように抗う人が必要なだけ それが防衛の人の仕事

境界線に敵が軍事力をもってきたときアルバイト募集で「最前線生活する人募集」でも軍隊と同じ役割ができる(国際組織が正常に機能していたら、国際法違反とかで訴える)がそんなのだもこないのであらかじめ死ぬように(死なないように)訓練されて、死んでほしくない人のかわりになる仕事がいる(兵力

毎回殺されてから被害届をだすのもなんなのであきらかに国際的に定められてる蛮族がくると攻撃してもよいため攻撃手段はほしいところ

人が人をころさないという事が絶対的保障されたら、被害が発生しないので、補償必要はないので、補償を履行させるための力が必要なくなる 人が人をころさなとはいえいから力が必要でそれが殺される局面において抵抗するだけの軍備

欧州の国みたいに国単体では軍事力はないがほかの国から出してもらってるところもある

永久戦争しないって宣言してる国が軍隊をもっているのは攻め込んで戦争する、悪い奴は積極的にやるとかのためにあるわけではなく、攻撃されてもみんなの役に立っている事は自力防衛するのでわたしの国をいろんな国むけに使ってほしいという事のため

永久戦争しない宣言の国の銀行員が不正な行動をしたとき軍隊がないので国際的な介入がされたとき実質支配権安全確保のためという名目の上でその軍事力の国がもつことになる(その時々の違反を正しい「保安部隊」が維持するため)

巨大な兵器や新しい武装や洗練された技術者兵員)が必要なのは その場所まで移動する手段必要なため巨大な引っ越し業者生活もできる)という隊が必要なだけ(兵隊

最新設備や強い武力相手攻撃してきた場合それに耐えかつ攻撃者を撃退することが可能であるようにするため(できるだけ自軍は死んでほしくない相手正当防衛で事の次第による)

海や陸や空においてそこで人が活動しなおかつ問題対処する能力必要な人にそこにいてもらうための能力軍事

日本はそんなに気にしなくていいよアメリカがそれ出してあげるから問題があった場合正義平和のために「アメリカルールアメリカ軍)が動くけどね)というのを国際間協力という名目沖縄とか全国に基地被害者となってくれる率先して前線引っ越してくれる役の拠点)を設けてる

もちろん日本問題があった場合は、国際協力として「アメリカ軍が日本拠点制圧する」ってことがあってもしょうがないよね(しょうがなくないので自衛必要だと思われる)

巨大な軍備があれば国は守れる それはたしかに守れる それは人が人を殺すのは効率が非常に悪いという点から人が多く兵器の数があれば強いわけではない

現に核兵器がそれを示して結果を出している しかたなく民間人を殺すけどというのを武力というなら兵力としてそれを備えないのが核非武装 防衛あくま自衛手段攻撃をしてくる民間人ではない敵対者(時に人間という前提でほぼ人間

どの戦争でも核保有すればいいだけ ただ核兵器使用目的破壊殺戮のみなのでこれほど純粋目的を完遂するものはないので保有国はほかに保有国がふえることを厳しく制限している

内戦移民のつづく国は軍備を高めて核を保有すれば近隣国との交渉もしやすく豊かになっていくが一般的兵器が余る国はそれを消化したいしその的を国際協力という名の元に他国から募りたい

中国国連アメリカソ連兵器の消化を紛争地帯でしないよう根本的な解決を試みたら具体的な中国問題に実力を行使するかもしれないが国防費の循環とGDP成長を握られているのでおおよそ悪いとは言えない

2020-07-21

続編の製作決定で物語の結末が変わる事ってあるんだなぁ…と思った話

新機動戦記ガンダムW」という作品がある

1995年から1996年まで放送された、従来の「宇宙世紀」の世界観一新し新たな世界観を構築・定着させた「機動武闘伝Gガンダム」に続く、まったく新たな視点からガンダムワールド》を描く新世ガンダムの二作目である

人類コロニーに住むようになって百数十年。地球を巣立った人類は、宇宙コロニーでの生活に新たな希望を求めていた。しかし、《地球統一連合》は宇宙での権益を確保するため、非武装を解く指導者暗殺正義平和の名の下に、圧倒的な軍事力をもって各コロニー制圧していった。アフターコロニー195年。作戦オペレーションメテオ連合に反目する一部のコロニー居住者たちは、流星偽装した新兵器地球に送り込む行動に出た。それは、五体の最新型モビルスーツガンダム」。そして、それらを操る五人の少年戦闘プロフェッショナル…彼らこそが、コロニーから送り込まれエージェントだった。というあらすじだけど、Gに負けず劣らずこちらも非常に斬新だと思う。

僕はこの作品存在を視聴する前から知っていた。ゲーム作品によく登場していたからだ。ガンダムWは放送中は勿論の事、放送が終わってからも非常に高い人気を誇り、長い間ロボットが登場するゲームには引っ張りだこだった。

そこで僕はこのガンダムWという作品一目惚れをした。「こんなに美しいロボットが居るのか!?こんなに主題歌がカッコいいのか!?このヒイロって主人公クールすぎるだろ!」ともう好きになる要素しか無かった。何もかも好みだった。

厳密に言えばその作品は「Endless Waltz」というWの続編だったけど、事情をよく知らない僕はこういうサブタイトルなんだろうなと勘違いしていた。「ビーストウォーズ」の「超生命トランスフォーマー」のような副題だと思っていた。

ガンダムシリーズを取り扱ったゲーム作品において、このガンダムWの人気の絶大だった。どの作品にも五人の少年と五機のガンダム達は登場していた。その中にTV版を取り扱った物もあったので、そこでやっと僕は勘違いに気付いた。

ガンダムWの主題歌はどれもカッコ良かった。「JUST COMMUNICATION」も、「RHYTHM EMOTION」も、「WHITE REFLECTION」も、そして「LAST IMPRESSION」も。原曲の良さがゲームアレンジから伝わってきた。

そして、本編もカッコ良かった。「お前を殺す」「死ぬほど痛いぞ」などWを視聴する前から知っていた有名な台詞を実際に聞く事が出来た。「50階建てのビルから飛び降りても骨折するだけで死なない」「骨折自力で治す」「鉄格子素手で握り潰す」などあまりにも有名主人公ヒイロ逸話も全て真実だった。まさかGガンダムの後とはいえガンダムでこんな事を出来るキャラクター達が登場するとは。宇宙世紀強化人間でもここまで人間離れしてない気がする。

Wといえばカトキハジメ氏が手掛けた数々のMSも忘れられない。古くからガンダムファンの中には「GとWはガンダムとして認められない」と否定的人間も昔は少なからず居たらしい。そんな人でもMSトールギス」のデザインに関しては唸らずにいられなかったそうな。デュアルアイや特徴的なV字アンテナなど所謂ガンダム」的な記号は無いのに、あれほどまでにヒロイックな印象を放つMSはそう無いと僕も思う。非ガンダムライバル機の頂点の一つではないだろうか。

ゲーム作品ではあまり出番の無いヒロインリリーナドーリアン」の動向も気になった。序盤で父親を殺された彼女は父を殺した犯人への復讐を目論んだり、物心付く前に生き別れた兄と再会したり、とある王国王女として国家再興のため学園を経営する事になったり、その国が攻められ再び滅びたと思ったら今度は世界国家元首祭り上げられた後すぐに辞めさせられたり。MSにも乗らないというのに何と波乱万丈な人生だろう。Wって4クールの話なのに。

設定記録集に抜粋された放送開始前の企画書によると「新機動戦記ガンダムW」という番組の最大の特色は、息をもつかせぬドラマ展開らしい。確かに主人公達の立ち位置も倒すべき相手も次々に移り変わるガンダムWという作品は非常に目まぐるしくスピーディーな展開だった。勢力図の複雑さは歴代ガンダムNO.1と言っても良いと思う。Zガンダムにも同じ事が言えるけど、一度見ただけでストーリーを把握出来た人はきっと居ないんじゃないだろうか…?

物語の終盤、遂にコロニー革命軍ホワイトファングと地球世界統一国家軍は激突する。ガンダムパイロット達は、どちらにも与さず双方を否定した。未来とは強者支配によって訪れる物ではない、自分達の手で掴む物だと。

このガンダムWの終盤の展開は本当に熱い。それまで世界各地で戦っていたガンダムパイロット達が、遂に5人全員肩を並べて戦うのだ。全49話のアニメでチームが結成されたのが44話目だと言うのだから堪らない。待ちかねたぞ、ガンダム!後期OPラスト10話でようやく解禁された!その後期OP映像が完成したのは何とラスト2話!最終回TVシリーズとは思えない超絶作画といいガンダムWという作品クライマックスは最高に面白かった!!傑作だ!

そしてこの「新機動戦記ガンダムW」という作品は前述したように非常に人気が高かった。宇宙世紀でない所謂アナザーガンダム」であったにも拘らず翌年にはOVA製作され、後にOVAを一本に纏めた劇場版も公開された。

僕はTV版を見終えた後すぐにこのOVA作品Endless Waltz」を見た。この作品に僕が初めて「ガンダムW」の存在を知った時から恋い焦がれていた。ここまで長かった。そして…冒頭の戦闘シーンから度肝を抜かれてしまった。

「何だこの超絶作画!?量産機の動きがTV版と全然違う!しかもこのMSの描き込み!!あ、ガンダムデザインもEW版になってる!スゲー!!」とTVから圧倒的に向上したOVAクオリティにもうテンションが上がった。

舞台TVシリーズから1年後。地球宇宙の戦いが終わり平和になった世界で突如何者かに誘拐されたリリーナを連れ戻すために、世間クリスマスだというのにヒイロ達がまた働くはめになるという内容だった。いかにも続編物らしい。

何と言っても超絶美麗な作画が特徴で、90年代OVA作品としては「ガンダム0083」や「マクロスプラス」と同じくセル画ロボットアニメ極致の一つだと言えるかもしれない。その美麗な作画カトキハジメ氏が新たにデザインを描き下ろしたガンダム達が戦う。この所謂「EW版」の機体はガンダムファンから絶大な人気を得ており、一時ガンダムWのガンダムといえばこの「EW版」を指す事もあった。現在でも定期的に新商品が出続けている。何という人気だろうか。

Endless Waltzでは最終的に『平和自由』を自らの手で掴み取るために立ち上がる民衆の姿が描かれる。弱者たちの代弁者として戦っていたガンダムパイロット役割を終え愛機を爆破した。彼らは自分の道を歩いていった。

こうして、ガンダムWというお話は綺麗に終わった。TV版で完全平和への道を模索し様々な人達が戦った。EW版でその平和を維持するためには一部の人間が戦うだけでは駄目なのだ民衆が立ち上がり声をあげる姿が描かれた。

TV版では描き切れなかった問題とその解決までを描いた見事な続編だと思う。「Endless Waltz」の数十年後の世界を描いた「Frozen Teardrop」という作品もあってこちらでも何らかの事件は起きているらしいが、僕は恒久平和の実現は非常に難しいと考えているのでそういう続編があっても良いと思う。まだ最初の方しか読んでいないけど結構自分好みだったので僕は好きだ。古くからガンダムWファンにはあまり評判が良くないなので人には薦めないけど…。

この「新機動戦記ガンダムW」という作品は非常に個性的面白い。キャラクターエキセントリック言動や行動からギャグアニメという人も居るけど、平和と戦いについてキャラ哲学を続ける内容は硬派である、と高い人気がある。

ここからが本題なんだけど…実は「ガンダムW」という作品の結末は企画当初に予定されていた物から変更されたらしい。これは「ガンダム」に限らずどんな作品で起こりうる事なので悪い事ではない。変更した結果面白くなる事も多い。

TVアニメではラストに亡き父と同じ外務次官の任についたリリーナヒイロから贈られた手紙ぬいぐるみ発見し、その手紙ヒイロの前で破り捨る所で話が終わる。1話ヒイロリリーナから手紙を破り捨てたのでお相子だろうか。

一方小説版コミックボンボンときた洸一先生が連載していた漫画版では微妙に異なる結末が描かれる。TV版ではヒイロ達5人の少年顛末は描かれずその後幾つかの外伝を経て「Endless Waltz」に繋がるのだが、この二作ではヒイロ達は火星地球計画に参加し開拓者として火星へ向かう事となる。ガンダムWで火星舞台となるのは「Frozen Teardrop」なので、大分先取りしている事になる。というよりEWが無ければ即FTが始まるのだろうか。

これは完全に僕個人の好みなので良い悪いの話ではないけど、僕はTV版のラストより小説版ボンボン版で採用された企画当初に考えられていた終わり方の方が好きだ。ガンダムWという作品TV版だけでは「ヒイロ達はこの戦いの後何をするんだろう?」という疑問が残るけど、当初の構想では彼らは火星に赴くと断言されている。また小説版ヒイロは《戦いしか知らない俺たちは今の世界にはすぐには適応できないだろう。俺は戦いの中に身を置く事に慣れきってしまったのかもしれない。赤い惑星には俺たちの戦いが待っている。俺は再び戦いの中に身を投じるつもりだ。だが、今度の戦いは死への戦いではない。生きるための戦いだ。俺は必ず生きてみせる》と語っている。幼い頃からエージェントとして戦闘訓練を受けてきた彼らが日常生活にすぐ適応できるかは分からない。実際で「Endless Waltz」においてガンダムパイロットの一人であった「張五飛」は平和世界無用存在であると切り捨てられた兵士のために立ち上がり、自らが「悪」になる覚悟ヒイロ達と戦った。ベトナム戦争PTSDを負いどうしても平和生活に馴染めなかった「ランボー」のような兵士がきっとあの世界にも沢山居たんだと思う。ヒイロも、トラウマに苦しめられていた。

僕がこの終わり方が好きなのはヒイロ達の戦いがまだまだ続く所にもあると思う。ヒイロTV版で《地球統一連合》を裏から操る秘密結社OZ」の企みにより地球宇宙の和平を望む平和論者であり連合最高司令官でもある《ノベンタ元帥》を殺害してしまう。ヒイロは己の犯した過ちの審判を仰ぐため、元帥一族すべてに面会する旅に出る。己の罪を告白した後相手拳銃を手渡し「ご家族の怒りと無念だった元帥の魂が引き金で静まる事」を願う。

ノベンタ元帥の孫娘・シルビアは「こんな事させて自分だけ楽になろうなんて!!卑怯わ!」とヒイロに怒る。僕も少しそう思う。僕は続編でヒイロが生きている事を知っているので、彼が元帥のご遺族に殺されない事を知っている。

「命なんて安いものだ。特にオレのはな…」という台詞にあるように、ヒイロ・ユイという主人公はとても自分の命を安く見ている。1話民間人に顔を見られて早速自害しようとしたが死ねなかった。2話でも機密保持のために自殺じみた行為を行ったが死ねなかった。3話では飛び降り自殺を図ったが死ねなかった。10話ではガンダムOZに渡さないために機体を自爆させたが死ねなかった。物語の序盤でこれだけ自殺を図った主人公は他に絶望先生くらいだろうか。

そんな死にたがりの彼にいきなり拳銃を手渡されて「貴方のご家族を私が殺しました。許せなければ撃ってください」と言われても大半の人は困惑すると思う。怒った相手に殺されたとしても死にたいヒイロからすれば願ったりだろうし。

そのヒイロが、最終回でついに「俺は死なないっ!!」と生きる意思を見せるシーンは感動だ。これまで手にかけた相手の事で内心ずっと悔やんでいたヒイロが、EWの終盤戦いを終え「オレはもう誰も殺さない…」と呟くシーンも良い!

まり自分の行いを悔やんでいるヒイロには、火星開拓への従事という初期の終わり方は前向きな贖罪になったんじゃないだろうか?と僕は思うだけど…その終わり方だと「Endless Waltz」という作品は生まれなかったろうな…。

続編の製作が決まる事で現在進行中の物語の結末が変わる事はきっとよくあるんだろうけど、それはつまりその作品の続編が生まれるという事だから良い事だ!と僕は思うガンダムW、今年で放送終了25周年らしいです!

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