はてなキーワード: 設備とは
法人成りはしているけど分類は店。事業を大きくするつもりもなく人を雇いいれるつもりはないのだけど、心身を病み無職期間が続きどうしょうもないとか、一度も働いたことなく40歳間近とか。近所とかNPOからおっつけられることがある。単純軽作業をしてもらうんだけど、考えられないようなミスをぽんぽんやらかす。時給1000円なのにカジュアルに損失をだす。
軽作業によって付与できる付加価値なんてたかが知れてて、原価950円のものをちょっと手間をかけて1000円のものにするというような最終工程を想像して。時給1000円の子なら一時間でこの作業を20回できて人件費とトントンだ。習熟度があがってそれがどれくらいいくかとか、歩留まりや変動費、固定費を踏まえて最終売価を決定する。
だけれども困ったことに、そういう子は何故かケースごと落としてものをだめにしたり何故か設備ごと破損したりするわけだ。なにかをやらかしても自分で始末ができないので熟練者の指導や補助が必要。給食当番でクラスの給食をまとめてひっくり返えす子が給食当番専任になるクラスを思い浮かべて欲しい。みんなが無事に食べ物にありつくために対その子シフトの専用のフォーメーションは必須になる。
実際に働いてみて、その後に障害者手帳をとった子も何人かいた。
こんな風に社会にぎりぎり出れないぐらいのボーダーの子は世間にはそれなりにいる。それこそ給食をひっくり返す子ぐらいには存在する。
真面目に一生懸命掃除したつもりで、結果、散らかしたのかなっていう成果しか出せない子は実在する。根気よく指導すればいずれ人並みになんとかなると思うかもしれないがそれは幻想かもしれない。
このような人は金を払って損失を買い招くようなものだから普通は雇いいれることはできず採用の段階でスクリーニングされる。日本はクビにもできないし、損害分を従業員から取るようなことはできないのだからなおさら慎重になる。もし、正社員などとして雇ってしまったら、なにかをしてもらうだけで信用問題や莫大な損失になりかねないので閑職に追いやることになるのだろう。
最低時給をあげても、その事業が市場において価格決定権があるなら問題ない。
だが、世界にはコモディティの過剰供給能力があり、あらゆる市場はほぼ完全競争になっている。プライステイカーが大勢をしめる社会で、ロースキル、ノースキルなために、時給で働く人材の活用領域はごくごく狭い。産業分類別の付加価値額や年代別の売り場面積あたりの必要人員数などをみればわかる。
最低時給をあげても新たに仕事が生まれるわけではない。← ここ重要
冒頭の軽作業でいえば1時間で20回でクリアだったのが時給1500円なら30回いかないと不採算人材になる。
不採算事業は整理され、不採算人材のボーダーが上にあがり、そこに届かないものは不要とされ、他のものに代替される。
ボーダーからぎりこぼれ落ちるぐらいの子ができる仕事を先に作らないと社会からあぶりだされ不要人材となる。
不要の用は要だ。遊びがななければ外的環境変化によって滅んでしまう。
実際の障害者と非障害者の能力は連続的でほぼ正規分布曲線に従うが公的支援は段階的だ。
最低時給を先行して一律悉皆にあげるべきではない。テストファースト。まずどっかでやってほしい。何がおこるかわかるから。
というか、外国でやった国あるよな。
政府や東京都が率先して、飲食店を農業にでも転換させる施策を半強制的に進めたらいいんじゃないのかなぁ。多摩地区にでも地代、設備代を優遇して移転させて。どうしても都内がいいなら、店舗を野菜工場に改装してさ。そしたら休業じゃなくなるし、「食」にかかわるという意味では連続性があるし、自給率向上にも貢献できるぞ。
どうせ飲食でもブラック肉体労働なんだから、お日様の下で働いたほうがメンタルにもいいだろ。
20年近く前に実家を取り壊して跡地にマンションを建てた。施工と管理会社をO東に任せてしまったせいで欠陥住宅だと後に判明したのだが、こちらに全面的に非があるのはネット回線だと思う。当時の実家は地元のケーブルテレビを引いてネットとテレビを見ていた。その延長でマンションも同じケーブルテレビに任せてしまった。
今となっては非常に残念な結果だが、当時はマンションを建てることに舞い上がっていて設備や細かい部分を疎かにしていた。ケーブルと言ってもそこそこの速度出るしテレビも安定しているから問題ないでしょ?と気軽に考えていた。
当然、ケーブルは遅い。20年でネット環境の考えが根底から変わってしまったし若者が多い地域だからそういうことにみんな敏感だ。たぶん大学のリモート授業をあの回線でするのは大変だろう。
実家がどうするかはまだわからないけど、そろそろリノベーションした方が良いだろう。お金があったらネット回線の自由度を高めたい。
多分、東京五輪は開催されると思うんだよ。
開会式で「依然油断はできない状況でありますが」とか「新型コロナウイルスへの勝利を祈って」とか実況しながら。
それで意外と普通に各種目進んでいく。色々感動シーンとかあって、在宅勤務しながらチラ見とかする。
でも会期の終わりくらいから、速報で「どの国の」「どの競技で」感染が発覚したってニュースで流れるようになるの。
そこまで騒がれないで「無症状でした。良かったね」くらいのコメントで流されて、そのまま閉会式もやる。
閉会式はそれなりに感動する。苦難を乗り越えてとりあえず「閉会」まで持っていけたから。
(会期中に中止とかってあるの?)
でも閉会式が終わった次の週末くらいから、ニュースの雲行きが怪しくなる。
「◯日以来感染者が0人のナントカ村で、4人の感染が確認されました」とか。
「選手が帰宅した先で新型コロナウイルスに感染し、どなたぞが重症です」とか。
それでどんどん東京と札幌市の感染者数が、最大記録を更新する。
緊急事態宣言が発出されて、ずるずる延長されて、結局10月くらいまでやってる。
みんなの不安感情がピークになった頃に選手の行動を叩くニュースが出る。
「XX国の選手8名が外出制限に応じなかったことが明らかになりました」だの、
「金メダリストの◯選手もおり、外出日は試合の1日前のことでした」とかがどんどん報道される。
東京都が文句言っても、IOCは「遡ってメダルを剥奪することはしない」とか言って全く問題無い。
むしろ「あんな設備下に選手をいさせるほうが悪い」みたいな方向の炎上も同時に起こる。
賃貸だと新築時(またはリフォーム時)にプロパンの会社がガス設備を負担してるケースがあって、その場合だとプロパン会社は変更できないし、プロパン会社も投資を回収するために割高な料金設定にしてる
・回線がつながらない
→わかる。だって市人口に比べてこの窓口4人しかいないもの。全員初日から裸足で逃げ出すほどのクレームの荒らしでコールセンター慣れしてる私達だけが残ったのよ。そしてそのクレームの大半が「回線がつながらない」。もともと回線が少ない&人が少ない=クレームが来やすい状況でクレームの嵐にあえばそらそうよ。環境がクレームを呼び、クレームがクレームを呼んでいる。そしてクレームになることによって通話時間が伸び、また回線が激混みする。クレーム輪廻地獄。ネットを今から人類の必修科目にしろ
・接種予定日が埋まるのが早すぎる。
→そうだね。そもそも一日数百人が限界らしい。どんだけスムーズにいっても会場設備が限界。ワクチンの保存場所もある。冷凍なのが意外にやっかいだそうで。あと車椅子とか入れるスペースもいるし、ここでもまた人が足りない。よぼよぼのおじいちゃんドクターに注射の練習してもらって参加を頼んでいる市町村もあるらしい。私の派遣先も近々そうなるらしいけどマジ???大丈夫?????
・なぜ予約制なのか
→マニュアルでは「会場の混雑回避及び、ワクチン管理と接種ミスをなくすため」らしい。どっかのとこで飛び込みで来た人をうっかり受付の人がとおしちゃって即日打てたってニュースがあったじゃん?受付が通しちゃっし余ってたしで特例で打ったのか、何なのか理由は知らんが。あれを見て当接種会場でも「キャンセルを職員に打つくらいなら私に打て!税金払ってんだぞ!!!」とゴネて打たせようとした人がいたらしい。そしてそれに関してのお問い合わせも増しマシ。ここ予約専用ダイヤルなんで苦情は総務によろしくー
・各自治体によって対応が違いすぎる。〇〇はもっと早く終わっていた
→その〇〇は村ではないですか?調べると大概私の勤務先の町より小規模か、逆にめちゃくちゃ大規模かなんですね。そらそうよ、としか。喉元まで「お引越しされてはいかがですか?」と出かけて「申し訳ございません〜。こちら窓口ですので担当のものにご意見伝えておきます〜〜」とへいこら。そうなんですよ。ここ予約窓口なんですね。引っ越せ
→逆に聞くけど、ワクチン打ってない人に対応されるのこわくない?まぁこれは個人的なご意見やし早く打って欲しい気持ちはわかるんやけど。ちなみに回答例は「基本的に当日キャンセルは予測できませんし、例えキャンセルが出ても解凍前にロット数で調節できれば余剰が出ない場合もございます。また混雑と二度打ち等防止のために当日での飛び込みやキャンセル待ちはご遠慮いただいております」です。予約制なのになぜか早い目に来れば早く打てると思ってる人もおるしね。そんなわけないやん。混雑やめてー。早朝の混雑エグすぎ
・キャンセル分があるのは知ってる。今打て
→お前総務の人のフリしてキャンセル数聞いてきたやつだな?もはや犯罪だよ。そらうっかり確認せずに基本的に秘密のキャンセル数を言っちゃった派遣の子にも落ち度はあるよ。あるけどこのクソ忙しい上に外部の人間が行き来する中で「総務の〇〇です。今外から個人ケータイでかけてるんだけどコールセンターのAさん(ベテラン派遣さん)います?あ、対応中ですか?そうですか。あ、今日初めて派遣に来た子なんだねー。申し訳ないけどワクチンの数が合わないから今日のキャンセル数すぐ教えてくれへん?」って来たらそら教えるでしょ。詐欺師か。そこまでして早めにうちたいんか??????怖いわ
・何度も同じクレームを言わせるな
→何度も同じ説明をさせるな。お前が同じクレームを言う限りこちらは同じ回答を言うしかないんですー。そしてそもそもこのダイヤルは予約ダイヤルでご意見は聞くんじゃなくて預かることしかできないんですー。あと検討中のは検討中以外わからないんですー。
→きみ昨日も同じクレームいれてきたな???昨日の今日で決まるくらいならはじめっから検討中にはならないのではないのかい?(ボブは訝しんだ)
・窓口じゃ話にならん。市長を出せ
→全住民がお前やったらこの市町村も平和やろーなー。うそ。地図から消えてそ。バイオ村のがマシレベル。まず財政から立て直す案でももってこいや。ワイは派遣やから定時退社で残業代も出るけどもう現場職員は過労認定出とるで
・今から直接乗り込んだるわ!オレは□✗(出身地)の〇〇や!!この〇〇✗✗(放送禁止用語)!△✗○(恐喝)!□□○✗(犯罪予告)!!
→あんまこんなん言いたないけどそういうことするから差別されるんとちゃう?学校で習った時はなんで出身地ごときで差別されんねやと思ってたけど、君が当時の人間でもないのに被害者意識丸出しで今も恫喝紛いなことするからや。世代も変わって外部の人も移り住んできて普通に暮らしとる人もおるのに。せやからスタッフの間で「○✗の住所は要注意」ってお触れがこっそり回るんや。あと録音しっかりしとるから後日謝罪に来いよ。警察も呼んどるで
時給いいし仕事無いしでコルセンどうかなって思ってる人は参考にしてみてね
もちろん各自治体によって違うよ
受け流せる人やこうやって愚痴って昇華できる人はむいてるかもね
それ以外の人はせんほうがええと思うよ
・
仕事ってつらいものだっていう認識(先入観?洗脳?)があるから。
でもそこに不平等感が入るともう駄目だね。
「俺はつらいのに、あいつは仕事もせずに牛丼食べてる。なんで俺がつらい思いして仕事しなくちゃいけないんだ。」なんですよね。
まったく同じ仕事こなしてるのに年齢が上ってだけで給料2倍違うとか、
そういうのがやる気を奪っていくんですよね。
そういうこともわからず弊社の社長は今日も会社にプライベートの用事持ち込んで遊んでるし牛丼食ってるし、
「それが我慢できずに辞めていくなら、うちには合わなかったってことだね。」みたいなこと平気で言うし、
ずっと黒字なのがご自慢みたいだけど、前社長からの資産食いつぶして、設備や人材に一切投資しなかっただけだよね。
ごめんなさい、カラー入ってますね、と褒められるぐらいだったけど
もはや、
ディレクタークラスでも、照明が通常照明なら、カウンセリング程度なら騙しきれるな
もはや、(機材なしには)わからない。
イルミナヴェールカラー(など多層カラー)を、極めて自然に入れてもらっている
だてに、ファントムとは言わない。 テスカトリポカの神殿でも通れるレベル。
美術はわからないけど、家電プログラマーだから光の三原色は知っている。
赤い光の中でも、青い光の中でも、自然なヴェールカラー、という極めて不自然な色、普通は赤い光の中では赤くなる、ならねーよ。
どう反射しても色味を殺す
専門の設備がないと、色が入っていないように見えるが
逆に、多少の設備があっても、色が入っていないように見えるように、逆に染めもらっている。
赤い光の中では、青い髪の毛ははえない
青い光の中では、赤い髪の毛ははえない
だが
すべて真逆に染めてもらった
どんな光でも映えないように染めてもらうと 黒髪に見える
同業者の美容師のおねーちゃんにデート中にバレるとは思わなかったので、さらに技を使ってもらった
これなら、センコーではわかるまい
いや、民事再生申立前に全従業員は解雇されたので、「私が勤務していた」とするのが正しい表記なのだろう。
これまで何度も転職を経験しているが、勤務先が経営破たんしたのは今回が初めてだ。
一時は時価総額が1000億円近くまで増え、将来有望なスタートアップ企業として注目されていた会社の終わりは非常に呆気の無いものだった。
その日私は自宅から日本橋へ向かい、もう立ち入ることが出来ない本社オフィスビルをじっと見つめた。
大学を出てから、ずっと金融業界に身を置いてきた私が畑違いの当社に入社したのは何年か前の4月だった。
きっかけは知人からの紹介だったが、「IT化が進んでいない電力業界に革命を起こす」という社長の夢に惹かれ入社を決めた。
当時の新電力は雨後の筍のように異業種からの新規参入が続いていたが、参入業者は大まかに2パターンに分類出来た。
1つはガス・通信・石油元売など既存顧客基盤に対する電力販売を狙うインフラ系企業と、そしてもう1つは太陽光やバイオマス発電など自家発電設備を保有する新興系の企業。
当社はそのどちらのパターンにも当てはまらず、「AIによる電力需要の予測」という独自のやり方を売りにしていた。
通常の場合、電力需要の予測は過去のデータや気象データ等を元に行うので、かなりのマンパワーが必要となる。
それを当社はAIで行うため、運用コストが大幅に削減出来て、しかも予測精度が高いので電力の過不足もほぼ発生しない。
今にして思えば、当社はここで「旧一電へのプラットフォーム提供」という事業に特化すべきだったのだろうと思う。
そうすることで自社で多大なリスクを負わず、旧一電とも共存共栄の関係でいられたはずだ。
ところが当社は旧一電にプラットフォームを提供する一方で、事業拡大と自社AIの性能を誇示するため電力小売事業の拡大も進めてしまった。
パートナーとして旧一電と手を組みながら、その一方で自治体案件等を安値で落札し旧一電と敵対する。
電力の市場価格が安定している間はそれでも問題は無かった。ところがLNG価格の急騰により状況は一変した。
これまでは1kwh5~10円で推移していたJEPXのスポット価格が暴騰し、最安値で50円、最高値だと250円というとんでもない相場となってしまったのだ。
これについては色々な要因があるのだが、JEPXが歪んだ市場、欠陥を抱えた市場であることが最大の理由だろう。
JEPXにおいて電力の売り手は、ほぼ旧一電で占められている。つまり市場への供給量を容易にコントロール出来る立場にあるわけだ。
一方で買い手である新電力側はJEPX以外で調達する手段が無く、どれだけ高値をつけようが電力を買わざるを得ない立場にある。
もし仮に新電力会社が調達しなければならない電力量100のうち、50しか調達出来なかった場合どうなるのか。
新電力の契約者である法人個人に電気が行き渡らず停電となる、などということはなくて、各地の旧一電から調達することとなる。
この場合、自社での調達義務を果たせなかったというペナルティで、市場価格に更にインバランス料金を付加された額で電気を買い取ることとなる。
これが何を意味するか、新電力側はインバランス料金の支払いを回避するため、どれだけ暴騰しようが買い注文をいれなければならない。
一方で売り手の旧一電は「原発稼動しねーし、LNG高いし電力供給するのつれーわ、もうこれ以上市場にだせねーわ」と電力を出し渋った方がインバランス料金が付加されるので儲かる仕組みとなっているのだ。
これはもうマーケットと呼べるシロモノではない。豊富な資金量に支えられたインフラ系新電力は生き残ることが出来たが、財務基盤の弱い新興の新電力は資金繰りに行き詰った。
そしてこの局面で当社のもうひとつの弱点であった「取引金融機関とのリレーションの弱さ」が露呈してしまった。
本来なら取引行のまとめ役を引き受けるべき役目のメインバンクが支援に消極的姿勢を示したため、各行の足並みが揃わなかったのだ。
そして当社策定の再生計画についても全行同意を得ることが出来ず、取引行のうち一行が外資系の投資ファンドへ債権譲渡を行ってしまった。
一度崩れだしたバンクフォーメーションは非常に脆い。投資ファンドへの債権譲渡を行う銀行が次々と出てきてしまったのである。
ここで債権譲渡について簡単に説明しておく。債権譲渡には2種類あり、1つは銀行が1社との取引集中を避けるために行うもの。
代表例としてはみずほ銀行がソフトバンクへの超大口融資案件を一旦自社で引き受けたのち、国内の各銀行へ譲渡した案件で、この場合の譲渡はほぼ額面価格で行われる。
もう1つはいわゆる「バルクセール」と呼ばれるもので、回収見込の低い複数の不良債権をひとまとめにして投げ売りするもので、当社のケースは後者にあたる。
ただ通常のバルクセールと異なり、本件ではファンドは明確な意図をもって当社債権の買い集めに動いていた。
過去でいえば、過払い金訴訟に耐えかねて金融再生ADRを申請した消費者金融向けの債権を外資ファンドが買い集め、多大な利益を上げた事例もある。
当社のケースではなぜ外資ファンドが債権を買い集めているのか。ここからは推測となるが、ファンドの狙いは当社と首都電力との共同JV株式であったと思う。
当社は国内最大手の首都電力とJVを設立しており、この事業は好調に推移していた。
ただ、前にも言った通り、一方で手を組みながら一方で敵に回るというやり方を首都電力が良しとするわけがない。
首都電力は当社から役員や従業員を引き抜き、ソフトウェアについても無断で複製するなどして当社のノウハウをそのまま奪い取ってしまったのだ。
この件について当社と首都電力とは裁判で係争中であり、今後も協業は見込めない。
そこに目をつけた外資ファンドの手口は恐らくこうだ。まず当社債権を銀行から買い集める。通常のバルクセールなら相場は額面の1%なので、5%で提示すれば銀行側は喜んで譲渡するはずだ。
そして大口債権者となって発言力を高めたうえで、当社に対し裁判の早期和解を要求する。裁判の長期化は両者にとって望むところではない。
首都電力サイドにしても裁判で争った先にJVの株式を保有されたままではまずい。「JV株式の適正価格での買い取りを条件として早期和解を」と提示されれば恐らく呑むだろう。
ファンドがJV株式の価値をどの程度に見積もったのかは分からないが、事業規模や資産背景から考えると20億円は下るまい。
JVの出資割合は首都電力60%、当社が40%なので当社保有分の価値は8億円。当社の負債総額60億円に対して株式売却額を全額配当した場合の配当率は約13%になる。
ファンドが債権を簿価の5%で買い集めたとすれば差額の8%がファンドの利益となる。彼らは全体の3分の1、20億円程度買い集めていたので20億円の8%を利益として抜く計算だった。
結果として彼らの目算は、当社の民事再生申立によって完全に狂った。管財人がJV株式をどう評価するか分からないが、当初の見立て額には到底及ばないだろう。
私は日本橋の本社オフィスをあとにすると、そのまま東京駅まで歩き山手線へと乗り込んだ。
今日はどうせ何の予定もない、こういう日は憂さ晴らしに限ると決めると、鶯谷で電車を降りた。
適当に飛び込んだ店は平日の昼間ということもあって空いており、「この子たちなら待ち時間無しでいけますよ」と店員がパネル写真を数枚見せてきた。
ここからが真剣勝負だ、私は全神経を集中して写真を凝視した。この手の写真は多少修整されているので各パーツを見ても駄目、全体を・・・大局観を大事にしなければ・・・
全身写真と3サイズに違和感がある子は消し、下半身が写ってない子は腹回りが怪しいので消し、と私は脳をフル回転させ1億と3手を読む勢いで分析を続けた。
「いくらAIが進化したところで、こんな作業は人間の感と経験が一番なんだよ」と思いながら、私は一人の女の子を指名した。
店員に奥に通され、部屋の前で女の子と目が合い、そのとき私の体には電流が走った。
「いやこれ多少の修正とかそういうレベルじゃなくて、完全な別人だろ。こんなのならパネル写真見る意味ないじゃないか!」
膝から崩れ落ちそうになるところを必死に堪えながら、私はこう呟くのがやっとだった。
「・・・これ・・・・・・パネ・・・・・・要る?」
弱者男性論は「貧困面」と「承認欲求面」が折り混ざってるんだよ。
つまり、弱者男性自体が貧困で追い詰められて救いを求めているというところまでは正しい。
だけど承認欲求面というのが厄介で自分が支配できる人間がほしいというのもあるんだわ。
長年の新自由主義政策で格差が拡大して、貧困者が相当増えたのは違いない。だけど、一部稼ぐ女性も現れた。また、弱者女性も相当増えた。
そもそも、元ネトウヨ的な「強いやつに弱いやつが従え」「女は男に従え」という意識が根っこにある。
そこで「稼ぐ女性を自分にあてがえ」という面と、弱者男性が弱者女性を見つけたら攻撃するからネットでは弱者女性は声を上げられなくなるという面もある。
本当は弱者男性+弱者女性=弱者が非常に増えたと言う話なんだけどね。
まあ、まずは格差拡大して貧困があまりに増えすぎたことを何とかするべきだわ。
無論それは経済政策としてね。新自由主義は産業育成の面でも企業の保身家で設備研究投資をしないことと、政府の緊縮で大失敗しているし。
その上で承認欲求についてはまずは落ち着いて休めというのが一つ。上記のあてがえ論や弱者女性の攻撃は許さない。そもそも、女を捕まえに行って、その上で女に優しく、かしづく貧乏ヒモ男は相手を見つけられているわけだ。
ソフトウェアと設備投資とそれにかかる人を一緒に設備投資としちゃった。すいません。
今は設備、ソフトウェアとそこに携わる人に金をかけて製造プロセスを作り込むことで、作業を誰でもできるか無人化して結果的に高品質なものを安く作る感じ。
ごめんなさい。
製造業だが過去の成功体験が強すぎるのとソフトウェアに弱すぎて進歩はなさそう
製造業の主な勝ち筋は
の2つだった。
だがかつての日本は給与安い人に職人芸を取得させ、給与を抑制(タダ働きのQCサークルとかが典型)で金をかけずに高品質なものを作るという新たな勝ち筋を見出し席巻した。
しかし今は貴方が触れているようなソフトウェアの影響で設備に金をかけて人に金をかけずに超高品質をさらに安く作るという新たな勝ち筋ができた。日本の勝ち筋は過去のものとなり中途半端なものになった。
本当は勝ち筋を乗り換えないといけないが成功体験とソフトウェアの弱さで難しく、現実から目を背け職人芸こそが日本の製造業の復活の道と叫ばれているのである。