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はてなキーワード: 決死とは

2022-04-10

ネトウヨ決死のブチャ虐殺擁護が始まる

南京大虐殺否定論のすべてが反復されてるから

ウクライナがやった

便意兵だから殺してもよい

・数が少ないか虐殺ではない

これらを擁護できないと南京大虐殺否定できなくなる

2022-04-06

炊飯器タイマーを仕掛けていた増田住まいたい毛カシをー巻いたの金は椅子回文

おはようございます

レイバンの季節ね。

このスパムメールが多くなるとなんだか暖かくなってきたのねって気になるわ。

もはや春を通り越してレイバン!って感じだわ。

今朝さ、

ご飯炊飯器仕掛けておいたと思って、

早朝にご飯が炊ける香りがただ漂ってなかったので

しまった!

タイマー仕掛け忘れたか!って思ったんだけど、

炊き上がりのランプが点灯していたので、

あれ私ちゃんご飯昨晩タイマー仕掛けて準備できてたじゃん!って

朝慌てて香りがしなかったかご飯が炊けてないものだと思って

弁当詰めなくていいわ!って

少しその分お寝坊ちゃおう!って思ったけど、

炊けていたので、

慌ててお弁当詰め込みまくりまくりすてぃーって思ったけど

何が起こったと思う?

そう!

弁当事務所に忘れていてなんたるちゃーって

今の今まで忘れまくりまくりすてぃー!

私は思わずその場で飛び込み前転を決め込んで、

このままでは時間が無いっ!ってことで

急遽中の急遽!

決死の鮭おにぎりフレーバーを混ぜ込んで

おにぎりを握りまくりまくりすてぃー!なのよ。

まあ今日のお昼は鮭おにぎり

しかもいつもに種類付くって

菜っ葉おにぎりと鮭のおにぎりとで、

お昼食べるときランダムにどちらかさきに当たるだろう!っておにぎりおみくじを一人で楽しみつつ、

でも今日おにぎり1つしか握れてなかったので、

もれなく今日は完全に完璧に鮭おにぎり!って開ける前から分かってしまうと言うことになるんだけど、

そういうお昼の楽しみが今日はないなと思いつつ、

私は結果ご飯が炊けていたから、

慌てて朝そう言うことがあったってことなのよ。

朝は忙しいわよね!

もうさー

ご飯がてっきり炊けまくれてないと思っていたので

アンドの二度寝を決め込むと思っていたのよね。

まあ結果オーライだわ。

でもさー

常々思うんだけど、

朝の二度寝の例えば数分間の寝た感じって

睡眠時間の体力回復度は全体の何パーセントなのかしら?

ディオファントス人生は、6分の1が少年期、12分の1が青年期であり、その後に人生の7分の1が経って結婚し、結婚して5年で子供に恵まれた。ところがその子ディオファントスの一生の半分しか生きずに世を去った。自分の子を失って4年後にディオファントスも亡くなった。”

って墓になぞなぞが刻まれているディオファントスさんは何歳まで生きたでしょうクイズディオファントスさんなら、

この寝た二度寝した何パーセントは全体の何パーセント睡眠時間として有効なのかしら?って代入の名人から解き明かして欲しいわ。

結局はあんまり体力的には回復してないんだけど、

ただただ気持ちいいってだけの効力だと思うので、

朝やっぱり目覚めたら一発目でシャッキキキリン!って飛び起きた方が

パフォーマンスが良いと思うのよね。

でも

怠けてしまうので二度寝モード突入!ってまるで確変ログインボーナスを得たように

ここぞとばかりに二度寝モード突入!って思うけど、

今日ご飯が炊けていたけど誤算だったわ!

ご飯と誤算で韻を踏んでいるワケではないんだけどね。

うふふ。


今日朝ご飯

カフェオレよ。

だんだんこの時期まだ「あたたかーい」が自販機いかと思うけど、

きっと「あたたかーい」と「つめたたーい」の境目いつの時期問題出てくるわよね。

でもさ

4月新入社員フレッシャーズが

あのフレッシャーズバトルスーツから馴染んで普通の装いの社会人的になる時期よりは明確だと思うわ。

「あたたかーい」と「つめたたーい」の境目って。

おのののーかさんしか知らないと思うけどね!

デトックスウォーター

炭酸レモンウォーラーしました。

炭酸入れておくと気合いが入るような気がするのよね!

しゃっきしゃきよ!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2022-04-01

ゆとり弊害なのだろうか

自分@niftyADSL契約したのが2000年だったと思う。インターネットが、時間を気にせずに、生活の中にがっちり組み込まれたのはそれ以来だ。以来22年。2003年くらいかブロゴスフィアなるものが登場した。ネット論壇は高度で刺激的で、礼儀を守りつつ論争的であった。自分体感的には2008年くらいから、「あれ?」と思うことが多くなってきた。はてなブックマークもそこから如実に子供の言い合いのような罵倒コメントが増えてきた。それまでは仮に、イラッと来る言論があったとしても「お言葉ですが、かくかくしかじか理由で、お考えには多少の齟齬があるのではないでしょうか」くらいにぐっと堪えたものである2008年ぐらいから急に「やーいやーい、うんこちんちん」みたいな反応が多くなった。

何が変わったんだろうと考えてみると、だいたいゆとり世代が成人し始めるのがそれくらいからであった。ゆとり世代17年間続いたので、今がちょうどネット活動世代のヴォリュームゾーンかも知れない。明らかに日本語を読めてない人たち、過度に構図を単純化する人たちが増えてきた。

例えば先日の橋下徹twitterでの発言である

ウクライナ兵の決死戦闘に敬意。終結するまでロシア 軍を叩き潰すしかないが、報道がきちんとなされているか懸念。」

これが従前からの、人命を守るために早く降伏しろと言う彼の持論から手の平返しと叩かれた。

手の平返しだろうか。以前からロジックとかけ離れているのであれば、その解釈をまず疑うべきではないだろうか。

「人命のためには降伏が早い方がいいが、それもできないというならば人命を犠牲にしても終結までロシア軍を叩き潰すしかない」

と読めば何の矛盾も無い発言であるし、実際、これ以後の氏のコメントを見るにこの解釈妥当なのだと思う。報道がきちんとされていないという橋下氏の主張は、ゼレンスキー全体主義的な強権を発動して国民盲目にしていると言う橋下氏の見解に沿っている。このtweetの主眼が後段にあるのは明らかだ。

しかし大半の人がそれを読めていなかった。

ウクライナ戦争への評価の話ではない。単純に日本語読解力の問題である

まず国語能力が大幅に低下している。

次に相手に都合がいいように解釈してみると言う精査の段階を欠いている。端的に言えば自己肯定、万能感が強すぎる。客観性が欠如している。

更に悪魔視した相手だと罵倒の限りを尽くしても構わないとする、異論排除傾向と念のために礼儀を守っておこうと言う安全策をとらない無謀さが顕著である

昔はよかったとは安易には言いたくない。

しかし今の20代30代のヴォリュームゾーン20年前と比較しても明らかに水準が低下している。IQが30くらい下がっている印象を受ける。

これは日本人自己肯定感情の低さをてこ入れした結果なのだろうか。

2022-03-31

何故友松直之が問題視されないのかわからない

榊英雄に続いて園子温是枝裕和映画監督の性暴力問題視されている中、何故「レイプゾンビ」の友松直之が無視されるのかわからない。有名監督ではないからか?カルト映画からか?

彼は「女に男を選ぶ権利拒否する権利を与えるから少子化になる」「レイプ合法化して少子化解決

「男の自殺率は女の三倍。レイプされた女性よりやらせてもらえない男の方が三倍苦しんでる」「ヤらせてもらえなくて死ぬくらいならレイプしろ。ヤらせない女の罪はレイプと同じくらい重い」など、独特で異常な思想を持ち、自らの息子にも「自殺するくらいならレイプしろ」と教えているらしい

レイプゾンビ」の友松直之監督「女に男を選ぶ権利拒否する権利を与えるから少子化になる」?

https://togetter.com/li/739000

また、彼はブログで「性犯罪前科二犯」で、レイプした事があると明かしている

こちらは片思いの末に刑務所覚悟しての決死レイプだったのですが、不起訴どころか泣き寝入りされて、そんな事実さえなかったことにされてしまいました。傷ついたのは誰の心でしょうか?」などと、自分被害者のように書いている

http://blog.livedoor.jp/n_tomomatu/archives/39696964.html

また、こちらの恐ろしいタイトルブログ記事を見てほしい

女性セクハラを指摘されて逆ギレしている他、『何が「レイプしてもいい女性なんないません」なものか。女の三割は「レイプされても文句の言えない」女だし、残りの七割は「レイプされるべき」女だろうが。』『「レイプしてもいい女なんかいません」とは女にヤラせてもらえなくて自殺してゆく哀れな男たちへの配慮カケラもない暴言であろう』

『折りにふれて思い出し、怒りに震えがくる。そのまま戸外に飛び出して最初に目についた女を可能な限り残酷手段で殺してやろうかと思う』『女が絶滅せずにすんでいるのは、一重に俺を含む男たちの寛容さのお陰であることに女どもは気づいているのか。思うに殺人罪という法律は、これがないと、あまりの女どもの馬鹿ぶり暴虐ぶりに腹を立てた善良なる男たちが、女どもをすべて殺してしまうから、それを抑止するために作られたに違いなかろう。』

などと、激しいミソジニーを炸裂させている

女はみんな死ねいいね。| 友松直之のブログ

https://ameblo.jp/n-tomomatu/entry-11268438285.html

こんな危険思想公言しているにも拘らず、否、だからこそ、彼は一部でカルト的人気を博している。

ミソジニスト達に支持を受けている

だが今、こんな性暴力扇動するレイプ監督をのさばらせておいて良いのだろうか?

レイプゾンビ」のキャッチコピーは「ヤらせない女の罪は地球より重い」

蜜月」「ハザードランプ」よりも公開停止されるべき映画ではないかと思う

2022-03-25

anond:20220318163804

報道ロシア撃退される可能性が出てきてることに、布石を打ち始めたな

2022-03-16

ウクライナ大統領夫人SNS反戦世論を主導、「国民英雄」に

ロシアの侵攻と暗殺脅威にも屈することな決死の抗戦意志を強調し、世界的に注目を浴びているウクライナのゼレンスキー大統領(44)に劣らず、ゼレンスキー氏と同い年の夫人、オレナ・ゼレンスカ氏も、国民英雄に浮上している。

レナ氏は1990年代半ば、高校時代にゼレンスキー氏に会い、2003年に結婚した。制作会社スタジオ・クバルタル95」で放送作家として活動した。

ウクライナ大統領夫人SNS反戦世論を主導、「国民英雄」に : 東亜日報

https://www.donga.com/jp/article/all/20220311/3244030/1

そろそろ、中露勢力がツイフェミたぶらかして、「女性なのに戦争を推進している!」「平和を求めず世界を混乱に陥れる男性女性象徴!」「SNSで美しく飾り立ててルッキズムを賛美する女性の敵!」とか暴れさせるんかな。

2022-03-07

国境なんてどうでもいい

ロシアウクライナ問題対岸の火事からロシアに屈するな」とか簡単に言う人多いけど、実際に日本で同じようなことが起きたとしたら、国際情勢や領土なんて知らねえから早く終わってくれと祈り散らす人けっこういるんじゃない?

アイデンティティに囚われ決死覚悟で挑む考え方は「日本万歳!」の頃から変わってないのよ。だから、同じ轍を踏まないためにも、死んでも祖国を守ろうとするウクライナ人の考え方を賛美しちゃいけない。

死んだらてめえの人生終わりなんだからさ、国境やら難しいことは政府対応したらいいだけで、俺ら小市民がやるべきことは「いや気持ちめっちゃわかるよ。でも」ってウクライナ人を止めることなんじゃないのかな。

2022-03-05

anond:20220305020931

この説教増田の尻馬に乗って、元増田徹をボコボコ揶揄してるブコメを見るとすげー嫌な気持ちになる。

元増田徹を強く揶揄してるブコメは大半が

侵略されているウクライナ決死覚悟抵抗する大義がある。侵略者の旧日本軍とは違う。国土を明け渡す辛さのわからないサイコパス書き込み

みたいな内容で、それは説教増田説教されてる、ロシアウクライナで捉えてる人間が言うことじゃん。

そういうブコメって、理解の枠組みは増田徹と同じなんだよ。

なんなら、やたら煽るだけブクマカの方が下品に見える。

ロシアが悪でウクライナが善というのがほぼ明らかだから、何を言ってもウクライナに同情してれば正義側に立てるってことに酔っ払って雑に正義感ぶつけてないっすかね。

本国が攻められてるのに引く場所などあるはずもない、とかのブコメもそうだよな。

兵を引くって物理的に後ろに下がるだけじゃなくてその場に立ち止まって降伏することも指すし、酔っぱらわずに考えれば、その程度のレトリック理解できるはずだ。

長めに抵抗すれば経済措置ロシアの首が締まっていくとか、ロシア側が占領後に人権を守ってくれるならまだしもそれは期待できないとか、そういう理屈ウクライナ決死の抗戦を肯定すべきだろーよ。

それか、「戦後日本で多かった、人命第一なんだからかい議論必要なく勝ち目のない戦場での日本軍は即降伏すべき、という意見は確かに乱暴すぎた。ケースバイケースで、死亡前提でも戦争継続が好ましい場合もある」と言う話をすべきだ。

ちゃん理屈のあるコメしてる人や説教増田には勉強させてもらいました、ありがとう

こーゆーのって増田でよく見る流れなんだよな。

増田一般道徳に反する疑問が投下される

反論するブコメが一斉につくが、その多くは内容が間違ってたり、感情的だったり、道徳を疑おうとしないズレた叩きであり、しかもその自覚がなさそう

心ある別の増田が、元増田の疑問にちゃんと向き合ったロジックでの反論をする

ブコメ大絶賛。それはいいが、ズレた叩きコメをしてた奴やそれに星をつけた奴らまで、最初からロジック元増田反論できてたかのような雰囲気を出す

これほんと嫌い。

自分が論戦で結果的に正解側に混じれてたからって、途中で書き込んだガバガバコメントも正しかったぞ俺は正しく考えることができるぞみたいな態度になるのはやめるべ。

ちゃん反省せえよ。

他のブクマカがそういうことやってるのを横から見てる人も他山の石にせえよ。

2022-03-01

anond:20220301134149

ウクライナ戦争放棄して軍縮を選んだもう一つの平和国家であり

日本に並ぶ大国だったか

日本と同じ理念を抱えていたにもかかわらずロシアが何もしていないウクライナ因縁をつけて侵略したという事実

将来同じことが必ず日本で起こることを示している

今起きてることは海の向こうの話じゃなくて

明日日本で起きることであり、憲法9条が起こすことでもある

必ず街が破壊され、人が殺され、決死覚悟火炎瓶を持って特攻する

憲法9条平和憲法理念がある限りは

ウクライナ明日日本

2022-01-22

anond:20220121030231

5個目の鎧を考えついたくらいでネタ切れになってるのにさらに頑張って決死の思いで血の涙を流しながら書いてるアイデアからかなりおかしくなってるんだろうな

2021-12-31

問題職員の正しい辞めさせ方 5/10

case3.C郎さん 

私がK市を退職する時点で係争中だった。判決はどうなったのだろう。もはやどうでもいい。考える価値もない。

彼は、当時40代後半の職員だった。建築系の部署で働いていた。働きぶりは有能で、能力評価ではどの項目も標準以上だった。

そんな彼が、なぜ問題職員だったかというと――性格だ。後に性格ではなく、脳機能障害一種であることが判明するのだが、とにかく苛烈性格だった。

キレたい時にキレ散らかし、毒を吐きたい時に吐き、暴力を振るいたい時に振るい、不謹慎なことを言いたい時に言い、不埒なことをしたい時に埒をあけていた。かと思えば、機嫌がいい時、常識的発言をする時、的確な助言や指示を行うこともあり、そのおかげか、これまでトラブルを起こしても小さい処分で済んでいたようだ。

ある年の春だった。

建築系の部署には珍しく、大学を出たばかりの女の子Sさんとする)がC郎さんの部署に配属された。ただ一人の女性職員だ。そのほかは男性である

の子の働きぶりは良好だった。10コ上の先輩(Aとする。男性。既婚)に付いて回り、仕事をひたすらに覚えていった。パワポの腕に覚えがあり、デザインセンスが抜群だと査定資料に書いてあった気がする。

精一杯頑張る子だった。愛想もいい。新人にふさわしい活発さで、気立てがよく、イベント研修会の仕事もそつなくこなした。仲間受けも上司受けもいい。花見などの親睦行事にもよく出ていた。

……年末になる頃だった。そんな彼女指導役だった10コ上の先輩であるAが、あろうことかSさんに手を出していたことが判明した。きっかけは人事課への匿名の投書と証拠写真(※こういう文書は大抵、職員からの密告である)で、隣の市にあるホテル街で手を繋いでうろつく2人の姿が写真に映っていた。

こうとなっては対応せざるを得ない。人事課の女性職員の付き添いとともに、Sさん面談室に呼んで話をしたところ――Sさんとの行為に及んだのは、Aと、Aの隣の席のBと、島の奥側に座っているD係長と、Bの向かいに机が位置するC郎さんの4人に及ぶことが判明した。特に、C郎さんは(状況は省略)無理やりにSさんとの事に興じ、埒を明けていた。

さて、どうしたものか。ここまでの不倫案件前例のない事態であるため、賞罰を扱ったことのある職員5、6人の間でも意見割れた(賞罰の扱いが難しい案件については、人事課以外でいい意見を出せそうな職員も話に入れる)。

結論を述べると、4人ともに厳重処分(全員、3ヶ月間の減給10%。D係長はそのうえ1ヶ月の停職。Aは僻地に出向。Sさん事務系の部署に異動。本当は免職処分にもできたが、替えの効かない専門職部署だったので考える必要があった)となったのだが、C郎の態度があまりに酷すぎた。

何を言ったかは伏せるが、反省の色が全くなく、Sさんを無理やり行為に誘ったにもかかわらず、「Sが悪い」「なぜ俺がこんな目に」「合意の上だろう」と宣っていた。

そんな彼が、半年も経たないうちに重大事件を起こした。

Sさんの代わりに来た年配の女性職員がいたのだが――ミスの多さに頭にきたC郎は、彼女の頭を分厚いファイルで殴打したのだ(いわゆるキングファイル)。

周りの職員がすぐにC郎を取り押さえようとした。さらにキレて怒鳴り散らすC郎を、その階にいた市民業者が冷たい目で見ていた……と報告書に書いてあった。

かにも、C郎は過去にもこうした問題行動(突然キレたり、非常識性的発言をしたり、ふてくされたり)を起こしてきたという。

この暴力事件指導面談の時のC郎は、上に述べた報告とはうってかわって物静かだった。やはり、その時々によって気分が変わるようだ。

「今回、C郎さんは傷害という罪を犯しました。過去に、何度も職員企業市民を傷つける発言をしていますね」

必要からやった。非常識でもなんでも、やるときはやらねばならない。嘗められたら負けである。本人を傷つけてでも、罪になることでも、組織のために必要なこともある」※私のメモには方言があったので、標準的言葉に直している。

「嘗められようと負けようと、人として不適切言動をしてはいけません。カチンときても我慢しないと。みんな見てるんですから特に私達は公務員です。公務員24時間法律を守って生きていく必要があります。水清ければ魚棲まず、といったことは組織にも当然あろうとは思いますが、今回のC郎さんはあまりにもひどい」

「わかってはいるが、現実はそういうわけにいかない。杓子定規に捉えるべきではない。後輩への指導として、やるべきことはやらないといけない」

「昔はそれでよかったかもしれないが、今は」

「どれだけ時代が変わっても同じだ。それに、私は実際に結果を出している。私が基本設計を手掛けた公共施設は5つ以上ある。十分K市に貢献している。建築弟子だって何人も育ててきた」

「今は関係ありません」

「なぜなのか? わからない人だ」

平行線だった。埒があかない。他の職員にも聞き取ったところ、やはり若手の頃から感情的不安定なところがあるようだ。

慎重に議論を重ねたところ、C郎に下された処分はA夫と同様の諭旨免職だった。依願退職しなければ懲戒免職処分を行う。だが、依願退職を受け入れれば年度末での退職を認め、退職金も満額出すというものだ。

C郎には、建築技師としてのキャリアがあった。民間でも使える資格を多数保持している。事務吏員場合は、この年で辞めることになれば当然露頭に迷うが、彼の場合再就職可能であると元転職エージェント視点から判断した。

C郎さんを切るべきか切らないべきか、幹部の間で幾度も話し合いの場が持たれた。が、これまでの不良行為があまりにも多すぎた。

C郎は労働組合に加入していなかったので、組合からの反発はほぼなかった。ただ形式的に、「職員に対する威圧行為であり、許容されるものではない」との文書での通知があった。

度々になるが、労働組合がここまで形骸化した組織であると知って失望することがよくあった。彼らはいつもそうだ。「当局は〇〇弾圧意図をもって」「〇〇攻撃には屈しない」「労働者がよりよく働いていけるための権利を」などと、いつも組合広報や定期総会で息巻いているが、実際に行動に出ることはない。

昔は知らないが、私が居た〇年間では、職員側への不利益変更(職員定数や給与の削減)を行っても強硬手段ブロックされたことはないし、彼らが出した申入書の要求事項をすべて拒否したとして、特段何も言ってくることはなかった。

繰り返しになるが、彼らはあくま政治団体なのだ。〇〇党などの上位団体献金を納め、メーデーといった形で政治活動への労働力提供し、そのほか票の取りまとめを行うことで自らの政治的意図を実現するための政治的アクターである

その機能の補完的な一部として、職員同士による互助的、連帯的な機能を有している。そのことをわかっている職員は、労働組合に加入しない意思を貫いていた。全体の2割ほどだったろうか。

さて、C郎は自分弁護士を探してきて、法廷で決着をつける道を選んだ。私が退職する時点で未決着だった。とっくに決着は付いているだろうが興味はない。

最後に、C郎がどうしてあんなに異常な行動を取っていたのか説明する。一言で表すと、『障害』だった。彼の異常行動は『性格』に起因するものではなく、(詳細説明は避けるが)脳の一部に異常があって、脊髄反射的にその人が思ったことを即、言葉や行動に移してしまう。そんな障害があった。だからミスが多い女性職員の頭をキングファイルで殴るといった行動を取ってしまった。

もっと早く言ってくれればよかったのに。

法廷ではなく、せめて面談の時にそれを告白していたら、こちらとしても配慮することができたのだ。私は、能力が低いという理由だけで職員免職処分を決めたことはない。能力があろうとなかろうと、仕事への意欲が皆無だったり、他者を傷つける言動を行ったり、組織にとって不名誉となる行為(主に犯罪)をしたり――そういった、能力よりも、もっと深いところに問題がある者に限って組織から駆逐する。それが私のポリシーだった。

蛇足1)

どれだけいい成果を挙げたとしても、違法行為ハラスメントをしていいわけではない。当人に起因する、組織に対するプラス効果によってマイナス効果相殺することはできないのだ。プラス3とマイナス2が併存することはあれど、相殺して1にはできない。プラスプラスマイナスマイナスとして在り続ける。

われわれはすべて、誰かが眼を開けてくれなければ、目を閉じて世の中を歩き廻っている傾きがある。

思考と行動における言語(1985/2/25) P.336


さて、私が新卒で勤めていた会社は若々しい社風で知られており、よくも悪くも調子に乗った社員がそれなりにいた。すでに時効と思われるので、当時の記憶をそのまま辿ってみる。

具体的な仕事としては、飲食店小売店飛び込み営業をかけて自社求人誌情報を載せてもらうのだが(追記:もうわかった人もいるだろうが、旧リクルートジョブズだ。問題のある行動が多い分社のひとつであり、近年同じく問題を起こしたリクルートキャリアとともに本社合併された)、契約条件の交渉の時に調子のいいことを言って相手を騙したり(上司と話をさせろと言われてもブロックする)、人事関係だと、面接を受けに来た転職希望者を鼻で笑って次の質問に移る(時間がないから早く切り上げたい)。そんな連中が同期に何人も居た。

十数年後、私が営業所長に昇進した時には、そういった連中は駆逐されていた。悪行は長続きしないことを30半ばにして知った。今でも肝に銘じている。だが、彼らは別の意味会社の役に立っていた。若手の営業所員が調子に乗った言動を取った際、その駆逐された連中の末期を語って聞かせることで、組織の癌の発生を抑止する役割を暗に果たしていた。

蛇足2)

C郎さんの裁判の結果は見ていないが、障害を抜きにしてもK市敗訴の線が濃厚だ。明らかに能力不足や人格に異常がある職員でも免職処分にすることは原則できない。民間における解雇規制従業員をクビにするのが「相当難しい」とすると、公務員場合は「不可能に近い」となる。

https://www.tokyo-sports.co.jp/social/politics/452874/東スポ

橋本徹氏が大阪市長の頃に、勤務査定が著しく低い職員数名をクビにしたという記事だが、クビにされた職員が抗わなかったからできたことだ。職員側が何らかの事情で弱っていた、あるいは生きる力に欠けていたからできた。裁判に持ち込めば職員側が勝訴していただろう。それくらい公務員免職させることは難しい。

ではなぜ、こちらが負ける公算が高くてもC郎に対する裁判の道を選んだのか? それは、他の問題職員けん制するためだ。「C郎は度重なる指導にも従わず挙句の果てには傷害事件を起こして免職処分になった。あなたも同じことをすればこうなる」というメッセージを全職員に対して発したのだ。

これにより、問題職員の側にいる連中に対して――まともな態度で勤務する姿勢がない人間の末路はこうなる、馬鹿なことをすれば相応の顛末が待っていることを伝えた。

https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/060600020/日経ビジネス

次は民間企業の例だ。数年前に㈱カネカという企業で労使の育休トラブルがあった。増田の諸兄なら覚えておられることだろう。

カネカ実例のなかった男性社員による育休取得を行うことで、マイホーム購入やわが子の保育園入園など、子どもを育てる準備を整えたばかりの人がいた。その彼に対し、育休復帰直後に地方出向(※彼は断った後に退職している)を命じたカネカネット上で袋叩きにあった事件だ。

上にあるのは、カネカ事件後に発したIRである。これを読んだハイレベル増田民の方々は、おそらくこう思われたことだろう。「これは現役社員へのメッセージでもある」と。

現役社員に対して、カネカは裏のメッセージを伝えている。「育休を取りたいなら取っていい。彼と同じ運命をたどる可能性はあるが」という、表にできない本音だ。

なお、IRの中味自体も信ぴょう性がないことに注意すべきだ。ここに書かれていることは、カネカの外部から確認できるものではない。カネカ内部の細かい部分の意思決定(男性社員への処遇理由など)は調査を受けてもバレようがないため、IRに嘘を書いている可能性もある。いや、外部から確認できない時点で嘘ではない。『カネカにとっての真実である

https://president.jp/articles/-/25254プレジデント新卒1年目で解雇された地方公務員の主張

地方公務員の例になる。今は有料記事になっていて途中までしか読めないが、要約すると、「四国にある本山町が、社会人適性の低い職員を試用期間で解雇した」というものだ。公務員のクビを切ることは普通不可能であり、この本山町も、「今しかない」と決死の思いで断行したのだろう。

裁判に訴えれば、この男性免職回避できたのではないかと感じる。試用期間においても解雇濫用法理が適用されるからだ。困った時に誰にも相談しなかったり、相談相手を間違えたり、相手の言うことを鵜呑みにすると彼のようになる。身につまされる記事だった。

2021/1/4 これ以下(約500字)を修正

参考先としたブログを書かれた方が、当項の内容が正しくないもの認識されていることがわかったため修正します。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

この項の要約(抜粋)は次のとおり。

・〇〇商事とか、〇△重工とか、△△電工とか、誰もが知っている一流企業にあっても、上で述べた本山町のような社会的間引きを行っている。適性のない人間採用してしまった場合組織としての非を認め、当人退職を促す。

・K市の採用試験では、一流企業を辞めて試験を受けに来る人を疑ってかかる慣習があった。それも当然であり、採用後のハズレ率が7割を超えているからだ。たとえ一流企業出身であっても、社会的間引きに遭う人間活躍できるほど公務員業界は甘くない。

https://anond.hatelabo.jp/20211231220519

2021-12-21

アベノマスク擁護してたひとは今どんな気持ち

破棄のニュースをみて

アベノマスク、年度内に廃棄と首相

岸田首相は21日記者会見し、新型コロナウイルス対策として配布した「アベノマスク」に関し、希望者に配布して有効活用を行った上で「年度内をめどに廃棄を行うよう指示した」と述べた。

2021/12/21 19:09 (JST)12/21 19:27 (JST)updated© 一般社団法人共同通信社

https://nordot.app/845966798507442176

決死擁衛勢の無茶苦茶擁護を思い出したりしてた。

追記

増田にも当時の発信のまとめがいくつかあった。

引用されてるTwの主とそれに賛同してたやつらの大半は今でも普通にツイッターしてるが厚顔無恥の見本かなこれは…

鉄オタがもつマスコミへの逆恨みが、情報を棄損しているという話

https://anond.hatelabo.jp/20200610235608

2021-12-12

いかにして動けない私が安心して宅配を受け取れるようになったのか

動けなくなって4ヶ月が経つ。

立ち上がって10分も経つと失神しそうになる。そのうえ息切れも激しい。

そうすると外に出られない。買い物に行けない。仕事にいけない。

私の身体社会という輪の中からポンとはじき出されて、魂だけが自宅に軟禁されているかのようだ。

そんな中では些細なことなのだが、私には「宅配の受け取り」という問題があった。

逆説的な話から始めるが、宅配というものは素晴らしい。

食料、医療器具、薬とすべての物が宅配で届く。健康な人にとっては便利なものかもしれないが、病人にとってはライフラインである

現代のように宅配システムが発展していなければ、渋谷スクランブル交差点で寝っ転がり、決死隊同然のデモを起こすしかなかったのかもしれない。デモ当日が晴れであることを祈るばかりだ。

とにもかくにも、宅配のおかげで何とか生きていけている(しかし、これも貯金が尽きるまでという期限付きの安息であるが)。

だが、宅配にもまた壁があった。

まず突然のドアベルが怖い。当然のことながら、配達人は私の事情を把握していない。食後の調子が悪い時間帯でもお構いなしだ。

しかも、驚かせるというのがよくない。私の心臓は壊れているので、驚くと心拍数が上がる。これまた尋常ではない上がり方なのだ

最悪の場合、悪い調子さらに悪い状態対応する必要があるということだ。

次に、マスクを探す。直接玄関には行けない。

マスク必須であるワクチン副反応によってこの窮地にある以上、コロナ罹患した場合さらに命の保障がない。

そして、とぼとぼと玄関に向かう。

息切れも強くなるし、胸も痛い。

なんとか玄関に着く。そしてドアを開ける。

そして、自分の背でよいしょとドアを支える。

それから頑張って応対する。首もうまく動かせないのでにらみつけるような形になるが許してほしいと願う。商品を手渡される。重い重い重い。

毎回がこのありさである

しかし、こんな苦労もほんのわずかの工夫で解消された。

まず、ドアストッパーを購入した。

玄関ドアに磁石でくっつけるタイプストッパーだ。磁力が弱かったらどうしようと考えていたが、それは杞憂だった。

ドアの下部にストッパーを近づけると、金属本体部にパシッとくっつく。ストッパーを下ろすと小さい部品で大きな玄関ドアを力強く支えてくれる。

素晴らしい。

このドアストッパーのように小さくとも力強い人間になりたいものだ。

さらに、このストッパー想像以上の効果を発揮した。

配達人が勝手にドアストッパーを使ってくれるのだ。

これなら、わざわざ自分ストッパーを下ろさずに済む。本当にありがたい。

次に玄関前に椅子を用意した。立って対応するのを避けるためだ。

配達人が来ても落ちついて座る。私は座位でも心拍数が高いが、立位より全然良い。

最後にドアの内側に張り紙を貼った。

商品玄関に置いて下さい」という旨を丁寧に書いたものだ。

今のところ、全員が書いたとおりに対応してくれる。

重ね重ね、本当にありがたい。

これで対策は終わりである

あとはわずかに生じた余裕でもって、心ばかりの笑顔を作ればよい。

対策をしようと思ったきっかけがある。

ギャル風のお姉さんが配達に来た時の事だ。

何も対策をしてなかった頃の私は、まさに必死の形相で対応をしていたのだが、お姉さんは何の気もなく。

「あ、いいっすよ」と荷物を床においてくれた。

そして、最後に「大変ですね」とニコッと笑って、颯爽と去っていった。

ありがたい。ありがたいが、なるほど。

これはもしかしてこちらが「そうして下さい」と言ったほうが、向こうとしても楽なのではないか

そう思ってこの対策を準備した。

今のところ配達人の方にイラっとされた事はない。

玄関ドアを背中で抑えて、にらみつけながら対応されるよりよっぽど良いのではないだろうか。

ギャル風のお姉さんには頭が上がらない。二十代前半だろうか。年齢など、人の器の大きさには関係ないものだなと心底実感する。

ちなみに、ここまで読んだ人は、「置き配」という手があるじゃないかと思うかもしれない。

私も「置き配」が可能であれば利用しているのだが、二つだけ例外がある。

まずは、置き配に対応していない業者があること。二つ目に、ネットスーパーだ。

ネットスーパーに置き配を頼むとコンテナに入れてくれるのだが、そのコンテナが固い。労作性の頻脈でもある私は、ほどくだけでえらく疲れてしまう。

なので、ネットスーパーに「置き配」は存在するが、必ず対面で受け取るようにしている。

そんなこんなで私の宅配ライフは順調なものとなった。

タイトルの「いかにして動けない私が安心して宅配を受け取れるようになったのか」という問いに対しては、小さな工夫を積み重ねた結果という答えになるのだろうか。

この不器用で不自然身体で、これからも小さな工夫を積み重ねて生きていくしかないのだろう。

2021-11-30

妻とのセックスがつらい。

妻には全く協力する意思がなく私が一人で頑張っている。

坂上忍沢尻エリカのような性格をしている。

妻は一日中、全方向に文句批判を行っているタイプ人間だ。

常に批判を行っている人には良くあることだが、妻に、特技とか自分でできることとかは何にもない。

どんなことも代わりにやってあげないといけなくて、

ありがとうの代わりに上から目線批判する。

どんなに真面目に生きていても、一生懸命生きても、

一度エリートコースから外れた男は、こういうのと結婚するしかなくなってしまうのだ。

見た目はどんなんでもいいから、カトパンみたいに愛嬌のある女性結婚たかった。

高学歴になって、有名企業に入っていれば女性を選ぶことができただろうに、

私には選ぶことはできなかった。

砂漠で見つけたラクダの糞が如く

決死の思いで、食らいついて飲み込むしかなかった。

2021-10-14

ある増田書き込み

海外に逃げられるほど優秀じゃなかった日本人

ってあって、これは累進課税の強化が言われるたびに「じゃあ日本を出ていくぞw」って、貧乏人まで口にするアイデアの基礎なんだけれど、歴史的には万単位で「国を捨てた人々」って、悪ければ難民であるし良くても明治日本であった様な北米南米、あるいは満州への移民とかであって、実際には「若さに溢れ御優秀であられハイスペなおまえら」の割合なんて、ごくごく少ないよな。

「賢くて決断力のある素晴らしい俺達」みたいなのが海外雄飛して「無能けが国に残った」なんて例、実際どれくらいあるのやら。 どちらかと言えば、カンボジアベトナムの「エリート側の人間だったが、今の情勢で国に残ったら処刑されかねない」条件にあった人達が、決死の思いで国を捨てた例とかばかり思い浮かぶんだけど。

2021-09-23

anond:20210921010903

転機はもう少し前だと思う。

韓国レーダー事件慰安婦合意破棄あたりから

はてサたちが決死覚悟で守ろうとした対象自らが、左派理論による説明の難しい、不規則な動きを見せた。

このときはてサに隙ができた。

それを見たアンリべが数で仕掛け、はてサ本尊に対する批判コメ欄を圧倒した。

これがアンリベの成功体験となったことで、以降はフェミニズム、BLM、車椅子活動家アメリカ民主党などに関するコメ欄でも、はてサが押し切られる場面が増えた。

コメ欄全体に、はてサ本尊でも叩いていいんだ、遠慮しなくてもいいんだという空気が漂うこととなった。

2021-08-14

いかにしてヴァイオレット・エヴァーガーデン第一次世界大戦を語り直したのか

ソースhttps://www.animefeminist.com/history-not-with-a-bang-but-a-letter-violet-evergarden-rewrites-traditional-world-war-i-narratives/

暁佳奈のライトノベル原作とする京都アニメーションの名作、ヴァイオレット・エヴァーガーデンネットフリックスで公開されたとき初見の私が想像していたのは、Foreignerのヒット曲さながら、愛というものを知ってみたい少女の無邪気な物語だった。まさか号泣することになるとは。

ものの数分でその予想は裏切られた。

この作品は涙なしには観られない戦争ドラマであり、スチームパンク歴史改変モノだったのだ。しかし、何よりもトラウマにまつわる物語だとわかった。

PTSD歴史1900年代初頭の文学作品における定形表現、そして人気ジャンルである戦争物語」を、本作は、少女兵士主人公とした上で見つめ直している。第一次世界大戦歴史、とりわけ女性歴史を振り返り、再解釈することで、かつての物語に対してフェミニスト的なテーマ根底に据えた新たな息吹をもたらしているといえる。

Dulce et decorum est歴史フィクションにおける第一次世界大戦

戦争物語という切り口からヴァイオレット・エヴァーガーデン解説している人は珍しくない。例えば「Mother’s Basement」というYoutubeチャンネルでは、人情味を持って共感表現し、ヴァイオレットの成長を描ききったシナリオの妙について見事な考察動画がアップされている。だが、トラウマ障害を抱えた少女が自信を持って活躍できるようになっていく様子や、いかPTSDリアルに描かれているかという点については、あまり取り上げられてこなかったように思う。

この点を踏まえた上で、テルシス大陸における戦争モデルとなった、第一次世界大戦の基本事項を整理するところから始めようと思う。ざっくりと言えば、この大戦1914年から1918年の間に起こったもので、何がきっかけとなったかは諸説ある。開戦とともに急速に戦火が拡大したけれど、1914年の冬までには終結するだろうというのが大方の見方だった。

その目算が外れたのは言うまでもない。戦争は4年も長引き、フランスドイツイギリスを中心とした各軍のインフラは、塹壕戦と呼ばれる、この時期に流行した新しい兵器や戦法に対応するための装備が圧倒的に不足していた。

兵士の多くが若く経験不足だったこともあり、戦いは想像以上に過酷ものになっていった。戦争から帰還した兵士たちの間には、「新しい」病気蔓延した。俗に「シェルショック」と呼ばれ、後に「PTSD」や「PTSS」 (心的外傷後ストレス障害、外傷後ストレス状態)として診断されることになる、「男性ヒステリー」という病だ。

ヒステリー」とは、当時、性別役割分担に厳格だったヴィクトリア朝時代に用いられた医学用語で、今で言うところの鬱病不安神経症、心的外傷後ストレスといった精神疾患全般を表すものだったが、適用対象シス女性ほとんどだった。そのため、「ヒステリー」扱いされた兵士たちは周囲から男失格のレッテルを貼られ、つまはじきにされる結果となった。

兵士だけではない。第一次世界大戦に参加した国々とその植民地は、集団的トラウマに苦しんでいた。とりわけ顕著なのはドイツで、戦争への参戦とその後の経済低迷の影響からナチスの台頭を許すほどだった。フランスイギリスドイツメディアでは、この大戦は未だ主要なテーマであるし、世界各国の兵士とその家族が残した手紙は今なお読むことができる。

この大戦世界に与えた影響は計り知れず、文学歴史、そして現代戦争にも様々な影響を及ぼしている。だが、ここで重要になってくるのは、戦争にまつわる有名な物語歴史で描かれるのは男性ばかりなのに対し、本作の主人公であるヴァイオレット・エヴァーガーデン女性兵士ということだ。

男性ばかりなのは当然、当時の軍隊で中心的な役割を担うことができたのは男性だけだったからだ。例外としては、第一次世界大戦において戦闘に参加した唯一の女性イギリス兵、フローラサンデス(セルビア所属)や、マリア・ボチカリョーワという若い女性が隊長を務めた、「ロシア婦人決死隊」と呼ばれるロシア軍の小隊などが挙げられる。

だが、第一次世界大戦軍隊従事した女性の多くは、戦場看護師として働くか、工場で働くなどが一般的だった。例えば、アメリカの「ヨーマネッツ」や「ハローガール」と呼ばれる女性たちは、銃こそ持たなかったが、電信技師カモフラージュデザイナー魚雷組立工など、幅広い仕事によって戦争を支えた。

軍に従事した女性たちにも多くの物語があったにもかかわらず、戦争物語フィクション作品ほとんどが男性中心となっている。女性はもっぱら脇役として登場し、戦死した兵士を嘆き悲しんだり、恋人役だったり、あるいは…良からぬことをされる。言ってしまえば、男性キャラクターを成長させるための舞台装置であり、そのためだけに殺されてしまうことも少なくない。

戦場の先にある人生ヴァイオレット・エヴァーガーデンと新たなポスト戦争物語

ヴァイオレット・エヴァーガーデン世界においても、戦闘戦争は男の仕事であり、女性はもっぱら「受動的」な役割に追いやられている。だが、ヴァイオレットは他とは異なり、女性であるだけでなく、兄ディートフリートからギルバートへ「プレゼント」として押し付けられた「道具」という扱いであることから、注目すべき例外と言える。ヴァイオレットはモノ化されているのだ。殺人こそがヴァイオレットの生かされる理由であり、ギルバート命令に従うことが唯一の生きる意味なのだ

こうした虐待と、戦争ギルバートを失ったトラウマ、そして戦場で目にした暴力が相まって、ヴァイオレットは明確なPTSDを抱えることになる。作品を通して、ヴァイオレットは次のようなPTSD特有の症状をいくつも示している。

これらの症状は、娘を亡くして嘆き悲しんでいる作家オスカーのために手紙を書いた後、はっきりと立ち現れてくる。戦いの中で自分がしてきたことを理解し始めたヴァイオレットは、戦場フラッシュバックに苛まれ始める。

最終的に、ヴァイオレットはギルバートを探すために戦地を訪れる。ギルバートを見つけられなかったことで深い絶望に陥ったヴァイオレットは、自殺を試みる。退役軍人自殺リスク現在も高く、自殺者数は戦死者数を上回っている。

第一次世界大戦歴史を描いた物語の多くがそうであるように、ヴァイオレットが抱えるテーマも、いかにして心的外傷後ストレスに立ち向かうかという点に重点が置かれている。このことは、作品構成にも反映されている。

ストーリー序盤におけるヴァイオレットは、戦地での負傷から立ち直ろうとする、感情を失った少女だった。しかし、第7話でホッジンズが警告したように、ヴァイオレットの記憶は「(自身を)燃え上がらせる火」であり、いつか「たくさん火傷している事に気付く」ことになるものだった。そして、ヴァイオレットはそれに気づいてしまう。戦場で過ごした日々を思い出すたび、ヴァイオレットだけでなく、視聴者までもがフラッシュバック体験することになる。

しかし、「女々しさ」とか「弱さ」といったPTSDに対する従来の見方とは異なり、ヴァイオレット・エヴァーガーデンはヴァイオレットのシェルショックを丁寧に扱っている。ヴァイオレットが自動手記人形仕事を通して他人共感してきたのと同じように、この作品視聴者にもヴァイオレットへの共感を求めているのだ。

ギルバートの死を否定するのをやめ、自身トラウマを受け止めたヴァイオレットには、PTSDから立ち直るための長く険しいプロセスが待ち構えていた。トラウマ研究では、これを「心的外傷後成長」と呼び、ネガティブもの(停滞、衝動的な行動、否定)と、ポジティブもの前進対処法の獲得など)の2種類に分けられる。

ヴァイオレット自身にとっても視聴者にとっても幸運なことに、ヴァイオレットの心的外傷後成長はおおむねポジティブものだった。自動手記人形として人と一緒に働くうちに、自分感情を受け入れ、なぜそのような気持ちになるのかを考えて納得できるようになったことで、ヴァイオレットは回復の道を歩み始める。

さて、本作のいわゆる「今週のお客様エピソードの中には、「戦争で失った恋人を恋しがる女性たち」というお約束的展開をそっくりそのまま踏襲しているものがあるが(OVAがその好例)、一応付け加えると、この展開自体本質的に悪であると言いたいわけではない。OVAでは、第一次世界大戦中に多くの女性体験した出来事リアルに描かれており、膨大な量の手紙世界各地に送られたという点も史実に忠実となっている(手紙の多くは歴史資料として残存している)。

しかし、ヴァイオレット自身は、作品を通して、そのような歴史的・文学的な流れに逆らっている。

ヴァイオレットは家に帰ってきたが、想い人は帰ってこなかった。

兵士は、新たな傷を負って帰ってきたのだ。

そして、ヴァイオレットはその生い立ち故に、想い人を亡くしたクライアントと、亡くなった想い人の両者に共感することができる、いわば、境界的な立ち位置人物といえる。「民間人」と「軍人」、「女性世界」と「男性世界」、「家庭」と「軍隊」、そういった境界の中でこそ、ヴァイオレットは真に花開くことができるのだ。

中継役と触媒役— フィクションにおける「受け身女性」のイメージに疑問を投げかける

ヴァイオレットの境界的な立場は、自動手記人形仕事においてユニークな強みとなっている。作中の時代設定と同時期に当たるヴィクトリア朝時代第一次世界大戦期は、タイピストゴーストライターになる女性が急増した時期であり、ヴァイオレットも当時の女性たちと同じく、この波に乗っていると言える。

こうした女性たちは、「媒体としての女性」というお約束表現として文学に登場するようになった。彼女らは、タイプライター電信機、さらには速記法を用いて、人々の思いを目に見える形にし、様々なメッセージを伝えるという役割を担っていた。哲学者文学理論研究者のマーサヌスバウム言葉を借りれば、「目的のために使われる道具」としてモノ化されることも多かったが、家父長制の世界を生きる多くの女性にとって、この種の仕事は、生まれてはじめて主体性を獲得できる場でもあった。

ヴァイオレットの当初の動機は、初めて手にした主体性社会で活かそうとしたヴィクトリアン朝の女性たちとは若干異なっている。自動手記人形を志したのは、他者理解したい、そして何よりも、少佐最期言葉理解したいという目標を叶えるためだった。そして、人々の思考感情の「媒体」としての立場を通じて、自分感情をよく理解し、虐待トラウマを乗り越え、主体性を獲得することができるようになっていく。

第一次世界大戦や、そこに至るまでの過程を題材とした文学作品によく見られる、「媒体としての女性」という定形表現とは異なり、ヴァイオレットが主体性を持つことができたのは、その境界的な立場ゆえである戦争に巻き込まれる家庭の立場戦争を戦う軍隊立場、その両者に対して共感理解できるという強力な武器を生かすことで、戦争テーマにしたアリア歌詞を書くために戦死した兵士手紙研究したり、嘆き悲しむ父親のために文字通りの意味媒体となったり、兄弟の絆を取り戻す手助けをしたりと、ヴァイオレットは単に人の気持ちを左から右に渡す中継役ではなく、自らの手で変化をもたらす主体となっている。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン史実の違いは、これまでメディア等で描かれてきたタイピスト媒体役の職業人たちが受け身存在と見なされてきた一方で、ヴァイオレットは周囲の人々の物語積極的に関わっているという点にある。こうした活動を通じて人々の成長を助けていく中で、ヴァイオレット自身にも成長が見られるようになっていく。

11話では、その成長がはっきりと見て取れる。過激派部隊を立ち退け、銃弾に倒れ死に瀕している兵士エイダン最期言葉を記録し、訃報の知らせと最期言葉家族の元へ届けに行くという、物悲しいエピソードだ。戦争の両側面への共感を要するこの仕事を全うしたことで、ヴァイオレットはようやく自分他人に対して素直に悲しむことができるようになる。ギルベル少佐の死をきちんと悼むことができるようになったのも、ここからである

単なる道具でしかなかったヴァイオレットが、今や積極的に自らの心的外傷後成長を促進しようとしている。これは、従来の戦争物語や、シェルショックや女性タイピストにまつわる歴史に対する新鮮かつ現代的なアプローチといえるのではないだろうか。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第一次世界大戦に大きく影響を受けており、史実によるものから文学から引用されたものまで多岐にわたる。PTSDに対する思いやりあふれる描写然り、「媒体としての女性」という定形表現に対する批判然り、この作品は、歴史上の極めて重要時代最後退役軍人が亡くなり、徐々に記憶から忘れ去られつつある時代—との対話の上に成り立っている。

だが、家庭内物語戦争物語ブレンドし、両ジャンル共通する定番の展開を巧みにひっくり返したという点で、ヴァイオレット・エヴァーガーデンファンタジー世界は、オマージュ元の戦争物語と趣を異にしている。スチームパンクファンタジー世界という舞台の上で、使い古された展開を別な角度から見つめ直すことで、進歩的物語を紡ぎ出しているのだ。

退役軍人の描かれ方、精神疾患女性物語、こうした事柄尊敬の念を込めて丁寧に扱うことで、戦争トラウマにまつわる従来の物語いかに語り直すか、その基準点をこの作品確立したと言える。戦争トラウマにまつわる物語も、より包括的で、健全で、私たちに活力を与えてくれる存在たりえるのだ。それが、従軍した兵士や亡くなられた方々に対する、せめてもの追悼でもある。

戦争は決して変わらない」とよく言われる。だが、ヴァイオレット・エヴァーガーデンが示してくれたように、その語り方を変えることができるのは確かだ。

2021-08-03

とある扁桃炎闘病記録

これはインフルエンザもかかったことがない自分記憶史上最大の大病を後世に残すために記録するものであるオチとかない。

1日目

4時ごろ喉の痛みに気付いて目覚める。風邪でよくある咳が出る系の痛みではなく、飲み込むとき違和感と強めの痛み。口にライトを当てて鏡で見ると、左の扁桃腺らしきものが明らかに赤黒く腫れ上がっている。その奥の喉も血管が太く赤くなっているが、扁桃腺に由来するものだろう。熱はなさそう。

コロナが少し頭をかすめる。コロナの症状的には「喉の痛み」もあるらしいが、咳に関連するものじゃないかなと自分をむりやり安心させる。嗅覚はある。

痛むとはいえ食事が若干つらい程度。味覚はある。

普通に活動でき、普段の1日を送る。

念のため、夕食後に体温を測ると36.7度だったが、就寝前は37.2度。あれ、やばいかも。明日医者に行こう。

2日目

36.9度

痛みはあいかわらず

午前は休みを取り、かかりつけと自分では思っているが10年ぶりくらいの内科へ。額で測定する体温計で37.4度だったが、すでに暑くなった時間に移動したせいじゃないのと思う。コロナ検査はできないと言われる。「扁桃腺が炎症を起こしてますねえ」との診断。知ってるし。何か他に症状はというから、痰が出やすいというと、色を聞かれて無色と答える。「抗生剤、炎症止め、解熱剤を出しておきますね」でおしまい。かかりつけやめるぞ。解熱剤はにわかに有名になったカロナールだった。

帰って測ったら36.9度。だから接触体温計とか信用できないんだよ。

午後は普通に出勤。この頃まで元気。

午後遅くなって頭が回っていないことに気づく。あと重い。幸い体温計を持ってきていたので測ると37.4度もしかしてあれは予知能力のある体温計だったのか、とか思いながらさっさと帰ることにする。熱とかあったらすぐ休めという柔軟性のある会社で良かった。

夕食には早いしとりあえずベッドに潜り込む。

20時ごろ目が覚め、測ると37.9度。これはやばいぞ。コロナ心配もふたたびよぎる。

夕食はなんとか食べ切れたが、あとから思えばかなり喉の痛みに堪えながらだった。処方された薬もちゃんと飲む。

21時ごろやはり37.9度。解熱剤を飲んで就寝。

就寝と言っても、途中何度も目覚め、連続した熟睡はない。痰がとても多く、それを気管から引っ張り出すのに喉が痛み、いちいち立って吐き出しに行けないので、それを飲み込むのに喉が痛む。一度に飲み込めなかったらやり直し。つらい。

3日目

6時ごろ37.4度

朝食のトーストを食べるのがつらい。なるべく小さくかじって何度も噛んで牛乳も追加で含んでドロドロにしても、飲み込むのに決死覚悟必要で、覚悟してても痛いものは痛い。食べなきゃいけないのに大きな苦痛。これ拷問になりませんかね。吐き気まで感じてきたので1枚で切り上げた。いつもは2枚食べるのに。足りないカロリーを補えそうなものはと冷蔵庫を見たら、何年も放置していたゼリードリンクを見つけた。やっぱり痛いけど喉に優しい。

疲れてしばらくまた寝る。

11時ごろ、そうだコロナ検査しようと思い立ち、都道府県ホームページ検査可能医療機関一覧を見つけ、割と近くの耳鼻科に連絡して事情を話す。「発熱感染疑いがある場合は診察と検査は屋外でしますが大丈夫ですか、熱中症対策してきてください」と言われかなり不安になる。

着いたら指示どおりインターホンを押して待つと、看護師が出てきて、医院の裏口の脇に連れられ、そこの椅子に座って問診票書いて待っててくれと言われる。ここで診察・採取会計するんだと。ここ、陽が差してるやん。屋外とは聞いたがテント的な屋根くらいない?普通しかエアコン室外機2台も唸ってるやん。こいつが吐き出した熱のおかげで、室内の他の患者人達涼しいってか。

持っててよかった折りたたみ傘。日傘代わりにさしながら、喉のことや薬のことを問診票に書いて渡し、医師を待つ。医師が来て喉を見せると「左の扁桃腺に炎症がありますねえ」。知ってるし2回目。「重症の」。そうか、だからあんなにつらいのか。薬は今出てるので十分に見えるが足りないのはないか確認される。症状に変化があったり薬を飲みきっても治らないようならまた来てと。何も考えず近さでここを選んだけど、たしか耳鼻科のほうが喉の専門だよな。

次は会計最後検体採取。綿棒の痛いやつかなと思ったら唾液だった。容器の一目盛分唾液を溜めて渡しておしまい。結果は夕方以降に電話でもらえるらしい。

返る途中、ポカリの大きいのとゼリードリンクを購入。

ちょっと横になってから遅めの昼食。毎回だがつらい。1食分食べるのに時間のかかること。

37.9度。解熱剤を飲む。

寝ていてつらいことの一つが痰の処理。飲み込むのが痛くてたまらない。意を決して、洗面器に水を少し入れてベッド脇に置き、ここに吐き出すことにした。そうすると、痰に関するストレスからは大きく解放された。

起きている気力はないので、ほぼ横になりっぱなし、たまに水分補給トイレで起き上がるくらい。

そうこうして外が暗くなった頃に電話が来る。本人確認して、「結果は陰性、マイナスです」と。淡々と礼を言い、電話を切る。安堵。

ベッドに横になったり四つん這いでうずくまったり座ったり。何をしても楽になれない。

遅い昼食に引きずられて遅い夕食。

38.1度。解熱剤を飲んで就寝。処方された3回分を飲みきったけど明日からどうしよう。

4日目

夜中は何度も目覚める。喉だけじゃなく奥歯まで痛く感じるし、頭も痛い。つらい。

とても遅い朝食。食パンまた1枚と牛乳ゼリードリンク

しばらくベッドで苦しみながら過ごしたが、解熱剤は必要なのでドラッグストアへ。近くにあって本当に助かる。たしかアセトアミノフェン系は見事に品切れ。まあなんでもいいだろうと店員扁桃炎の熱と痛みに効くのはあるか聞くと、やはりどれでも大丈夫だと。このへんがおすすめですよって最後さらっと指したのはめっちゃ高いプレミアムEXスペシャルクイックみたいなやつらだった。で、選んだのは、イブAと同成分の一番安いやつ。

空腹は避けたほうがよさそうなので、まずは昼食。これも完食できる気がしないのでいつもの半量程度にした。それでも食べるのに1時間くらいかかる。食後、解熱剤を飲む。37.8度

食べ疲れたのでベッドに倒れ込む。ときどき寝入ったりしながら検温したりとりとめもないことを考えたりする。ふと気づいたのが、そういえば喉が痛くなってから勃起してないぞってこと。朝立ちというが朝だけじゃなく浅い眠りのときはたいてい勃起してるのにそれがまったくない。痛みとか熱と関係あるのだろうか。エロ勃起するかしないかは今は試す気すらしないが。

夕方37.2度。珍しく少し下がった。イブAもどきが効いたのかな?あれ、そういえば痛みも少し和らいでる気がする。奥歯とか頭まで痛くなってない。このまま治っていけばいいがそう甘くはないかな。

甘くはなかった。遅い夕食頃37.7度。痛みもぶり返した。昼と同じくらいだけ食べるので精一杯。

就寝前に解熱剤を飲み横になる。何分くらいで効果が出るのか興味が出てきたので、頭痛が引くのを期待しながら待った。20〜40分のあたりで効果だんだん出てくる感じがわかって満足した。この薬は痛みも止めてくれる、このことで気持ちに余裕ができた。

5日目

7時ごろ36.6度。お、薬の効果がまだ続いてるにしては長いな。回復した?

朝食は食パン2枚食べられた。1日目の痛み程度かもしれない。ちょっと食べ過ぎ感がある。胃が小さくなったかも。

仕事に行けなくもない体調だが、少なくとも午前中は様子を見よう。

もう例の洗面器は必要ないだろう。何度か交換するのにそのままトイレに流していたが、ちょっとした好奇心が頭をもたげる。

痰の物性を知りたい。まずつまんでみる。痰部分と水部分がある程度分かれて1回分ごとのシマになっている気がする。まあそりゃそうだろう。ザルでも使えば水とある程度分離できそうだが、そんな用途に使えるザルはない。今度100均で買っておこう。今できそうな実験シマがなくなるように全部混ぜることくらいなので、指を突っ込んでぐるぐるかき混ぜたら、なんと結構な粘度の(アダルト意味での)ローションと同様の物質ができてしまった。痰そのものよりも水の方がはるかに多くてこの粘度であるムチン恐るべし。感染症があると痰の粘度も上がるらしいからその影響もあるか。

ではこの痰ローションはその目的に使えるのか。つまり前とか後ろに塗りたくればいつもの一人遊びに使えるのか。これはさすがに実行できなかった。まだ賢者だ。これ以上の実験は諦めてトイレに流した。とたん、熱耐性が気になった。実用のためには殺菌が必須だが、加熱殺菌が一番簡単からだ。ムチンはペプチドに糖鎖がいくつも生えている構造らしい。ペプチドが熱変性して物性が変わると困る。次の実験は決まった。あ、冷凍耐性も調べなきゃ。

こんなことを考えられるのも元気になってきた証拠だ。

昼食は少しの違和感がありながらも、問題なく食べられた。

36.8度大丈夫だとは思うが、大事をとって今日仕事休もう。

夕食はほぼ問題なし。

就寝するも寝入りは良くなかった。なんか夢と覚醒がぐちゃぐちゃに頭を駆け巡る感じがかなり続いた。

6日目

勃起した。

処方された薬はあと1日分あるから、念のためこれは飲みきろう。

扁桃炎でググるもっと高熱に苦しんだ人も多いらしい。今後苦しむことになる人はこの記事をみつけてくれるだろうか。もしみつけてくれて、経過の一例と少しでも快適にするための工夫を提供できたなら幸いである。

以上。扁桃炎闘病記録おわり。

2021-08-01

COVIDからフロリダに愛をこめて

ニューヨークからフロリダへとヒッチハイクの旅はトラックを経由した。光り輝くフロリダオレンジ太陽が私の帽子を貫く。木漏れ日に目を細めるとトラック運転手は荷台へ向かって大声を張り上げた。

「おまえさん、こんななにもない場所へどうしたんだい!」

私のうまく起こせない上体はトラックの端にある紐で結ばれている。少し前運転手バスケットコートカメラから見るボールみたいに目を大きくした。私の身体は動かず、車椅子に支えられていたからだ。あんたそんなのでどうして遠出しようってんだ、と運転手は感嘆の声を上げた。それが二時間ほど前のことだ。

私は運転手家族集会があることを伝え、その用事バーベキューであることを教えた。それからフロリダ州の看板が見えたので、コントラストを強く投射する景色を風に流しながら、私の名前を伝える。そうかい、メグっていうのかい、と運転手は陽気に答えた。林立するビルを縫って突き抜ける青が歯科医に飛び込んでくる。フロリダオレンジの国じゃない。避暑地だ。だからバーベキューには都合がいいのだ。多分そうだし、そういうことにしよう。うちの家族に振り回されたことは忘れて。<溶け出しそうな>夏の頃が思い出されたとしても。そういえばあの日もこんな風に感想した風が髪の毛をさらっていったものだ。サングラスが反射する光のその先に目的地があった。





「どうしてそんな事を言うの」

電話の向こう側でケンがなにかの言い訳をしている。言い訳の仕方はまるで父そっくりだ。もうそんなところばかりだ。わたしときたらそんなケンに向かっていつもは冷静なのだけど、彼が父のように逃げ続けるさまを見ていると、どうしても声を張り上げてしまう。ケンはそんな時に決まって「メグはママそっくりだよ」と吐き捨てるようにいう。全く美味しくないチリソースアスファルトにぶちまけるようにだ。理由はこうだ。本当はここで開催される予定だったバーベキュー大会が、父の会社の都合で大きな話になり、他企業を巻き込んだバーベキュー大会に発展したらしい。それも開催地は何故か日本。私はケンに、肉よりも寿司日本でなぜバーベキューなのかと問い詰めたが、頭に血が上っているのかケン日本だって神戸牛があるし、開催地としてアメリカとは違った面白さが出せるんだといい始めた。違う、そういうことじゃない。少なくとも久しぶりの家族バーベキューが行われ、とってもプライベートものだって聞いていたのに、どうしてそれがお父さんの会社と関わっているのか聴きたいのだ。しかケンはこれは日本米国の絆を結ぶためのものなのだ、と主張してやまない。ALS-CoVζ+が未だ収まっていない時期になぜそんなに話を大きくしてしまうのだろうか。そんなことはどうだっていい。それよりも、家族の一致団結できる機会が失われた事実が私にとってショックだった。素晴らしい日差しの下でトロピカルフルーツソーダの飲みながら、サンオイル日焼けをしている人達もいるのに。





「やあケン。今回は会社から大会趣旨が発表されてね。ぜひ神戸牛アンガス牛の対抗戦をという事になったんだ」

「それで、勝った方には?」

「純金製のメダルが贈呈されるだけだよ」

「だけ?」というケンの声がスマートフォン不協和音とともに響いた。父のノキア製は日本ではマイナーだと聞かされて、その音質に少しだけ疑いを持ち始めたばかりだ。父はケン懸念事項がバーベキューの開催予定地のことばかりだと思っていたが、どうやらそのノキアで聞く限りそうではないらしいことが理解された。ケンは明らかに家族集会が壊されたことを怒っており、主催は誰だと問い詰めてきたのだ。父はやむなくドビュッシー会長という人物だと述べたが、俺はクラシック名曲よりも古いラップが好きなんだと皮肉交じりに父の言葉を投げ捨てた。まるでそれじゃあ、ダディはまたしても「お山」の大将「だ」ろうとまでいう。ダディーはクールじゃないとまで言い放った。それは一体何のジョークだいというと、日本版の4chのセリフさ、と返すばかりだった。ゼータ株はあの頃の僕たちのキャンプを奪ったが、父は僕たちから家族の有り様を奪おうとしているのではないか、そんな懸念ケンの頭をもたげた。そのくせゼータ株は活発に人々を結びつけようとしていやがる。ニューヨークからメグを追いかけるケンハンドルを回しながらそうつぶやいた。





ケンがメグと合流して数時間後、隔離完了して未感染者のみが利用できるビーチで突然人が溶けた。その液体は灰色と真っ黒な血をビーチに滴らせ、バーベキューの肉のようにビーチの砂を汚した。それとは関係なく海鳥は通り過ぎ、メグは声にならない声とともにジーザスという単語ピンク色のリップを塗った唇から漏らした。到着したばかりのケンは目の前で人々が弾けて溶けてゆくさまを見て、エボラか何かかと目を疑い、それが数年前に起こった悪夢の再来であることを知覚した。フロリダ州に緊急事態宣言が敷かれ、州知事政府圧力によって州ごと隔離されたことを発表した。通信網は途絶え、父との国際連絡も取れなくなったメグとケンは、暴徒鎮圧用のゴム弾を装備したSWATたちに誘導されて収容施設へと向かった。発電の電源はかろうじて発電機型のバッテリーとして供給され、被災地には水が運び込まれた。しかしそのどれもが決死覚悟で運ばれてくるものであり、運転手は全身防護用の白い服を着て入念な消毒を経た後にフロリダへと入り、そして出てゆく際にも消毒を行わなければならなかった。ひとまずイントラネットとして暫定的に繋がれた外との通信によりニュースだけを見ることができた。

そうして避難所での生活が進む中、ウィルス隔離された人々の間に奇妙な一体感が生まれようとしていた。それはヒステリックな怒りであったり、それを鎮めようとするものであったり、また話し合いによって解決しようとする者達や、殴り合ったあとで肩を組み合うレッドネックたちなどによってだ。彼等はお互いをファミリーと呼び合い、外にいる連中をウォーキング・デッドだと笑いとばした。正気が保てない人々は、普段忌み嫌っている低所得層レッドネックたちの話をよく聞いた。富裕層たちは臨時学校を開いて塾を作り、黒人たちは放課後と称して子どもたちにバスケットボールを教えた。そうして閉鎖空間は小さな社会になった。ケンもメグもよく話し合った。とりわけ、ゼータ株のことについてだ。彼等は先日の家族のことを思い出して悲憤慷慨し、やがてウィルスによって僕たちの絆が深また奇妙さと、ウィルスによって人々がばらばらになった悲劇を語り合った。

その頃からメグの夢枕には、なくなった叔父の姿が映るようになった。叔父家族の異事で何かをいいかけていたが、そのたびに消えてしまう。そんな夜が繰り返された後のある朝、フロリダ海岸にある変化が起こった。その変化はイントラネットTVに映し出されると、やがて通信の全てが回復した。日本企業ソフトバンク提供する緊急ブロードバンド回線につながったメグたちのスマートフォンは、あるものものしい人物たちを映し出した。それは水陸両用車両のようにも見え、中から防護服をつけた人が降りてくるのが見えた。車両には見慣れない文字が書かれており、不意にケンがそれを見て叫んだ。まるでパーティーが始まったかのような喜びようだった。見なよ、あれは"セルフディフェンスフォース"だぜ! ケンの指差す画像の向こうにあったもの。それは自衛隊揚陸艇であった。第十七小隊、フタマルマルこれより状況開始。という声とともに彼等は海岸に落ちた血や散らかった廃棄物、まるでタイフーンにやられた風に映るカビの生えた建築物撤去し始めた。そんな作業が一週間もつづくと避難場所衛星問題はすっかり快適になり、自衛隊の面々と記念写真すら取れるまでに改善した。ケンはその時彼等にどうして来たのが十七小隊なんだいと問いかけたが、ある隊員は、十七小隊は俺達のメダルみたいなもんさ。と笑って返すのみだった。ケンはそれを聞いて、じゃあ俺たちはあんたたちに助けられたから十六小隊でいいさ、と破顔した(筆者注:2021/08/01)。





日本にいる無責任な父は流石に心配な顔をして息子たちを迎えた。ただし父は両名が無事であることを確認すると1、バーベキュー大会玉石混交パトルロワイヤルでありジャパニーズヤキニクとチンギスハーン、バーベキューの三つ巴の戦いだったと熱く語り始めた。勝敗の決し方があまり不透明競技だが、メグにとってそんな話はもはやどうでも良かった。怪しげなバー審査員のことにも興味がなかった。父がミヤゲに持って帰ったネギマをケンは頬張っていたが、メグはどうしたって騙されることはなかった。クールビューティーと目される荒川静香イナバウアーが見たかったというわけの分からい答弁を無視して、メグは今回の隔離事件顛末を事細かに語った。父はそんな事知ってるさと遮ろうとするが、メグは人差し指を父の唇に当てると子供を諭すように父と目を合わせた。彼女は、「それで今回の事件でとっても頼もしいステディな人ができたのよ。自衛隊員の人なの」、という。父は喋りかけていた口を閉じると、目を白黒させた。あのフロリダオレンジの目を見開いたトラック運転手のようにである

しかしやはり父は普通人間と少し違った。それなら早く紹介しなさい。次のバーベキュー大会があるんだ、と彼を巻き込もうとし始めたのだ。メグは両手を上げて首を横に振ると、やはりちょっと前の出来事を少しだけ回想しながらジーザス、と小声でつぶやいた。

ケンはそんな様子を見て、口の中のネギをすっかり胃袋の中に押し込めながら、こいつにケチャップをかけると日本人とも仲良くできるかもね、と一人で口角を上げた。ゼータ株が運んだ全ての問題は、まるでその性質のように全てを溶かして人々をつなぎ、父子は空港で呆れながら仲良く語り合った。避難所メンバーメール着信がなり響いてメグがその知らせに目配せする。

ちょっぴり滅茶苦茶なナリタに醤油匂いが少しだけ香った。


※別作者です。おしまい

2021-07-29

anond:20210728222334

あと50年か100年もすれば国の立場がすっかり入れ替わって、むしろ我が国の方から決死覚悟で諸外国出稼ぎに行く、という時代になるというのに。。

いつまでも上から目線いかにもな正論とやらを振りかざしていられるような立場でしょうかね?

この世で起きることなんてみんな結局はお互い様だし境遇なんかすぐに入れ替わる。そういうことが普通にわかってれば、こんな傲慢不遜で非人道的判断なんか下せないでしょう。

2021-07-26

人間受け入れがたいものをそのまま受け入れるのはものすごく難しいということ

セッション」という映画をご存じだろうか。


まず言っておくが、自分はこの映画を見ていない。

ストーリー公式http://session.gaga.ne.jp/intro/から引用

名門音楽大学入学したドラマーのニーマンは、伝説の鬼教師フレッチャーバンドスカウトされる。彼に認められれば、偉大な音楽家になるという夢と野心は叶ったも同然と喜ぶニーマン。だが、ニーマンを待っていたのは、天才を生み出すことにとりつかれ、0.1秒のテンポのズレも許さない、異常なまでの完璧さを求めるフレッチャー狂気のレッスンだった。さらフレッチャー精神を鍛えるために様々な心理的ワナを仕掛けて、ニーマンを追いつめる。恋人家族人生さえも投げ打ち、フレッチャーの目指す極みへと這い上がろうとするニーマン果たしてフレッチャーはニーマン栄光へと導くのか、それとも叩きつぶすのか─?


もう7年の前の映画なので、結末を軽ーく言ってしまうと、最後はニーマン決死演奏をして、フレッチャーが微笑むというラストらしい。その時に「褒めは甘えへの一歩だから」という理由絶対口にしない「よくやった」を言ったとか言わないとか。


この手のスパルタ教育オッスオッスオラオラソイヤソイヤ!みたいな教育論、反吐が出るほど嫌いなので見ていないのだが、

結末もなんちゃらの王将社長新入社員が抱き合って号泣するだとか、和解するだとか…結局そういうお話かよ。と思ってさら反吐が出た。

タイトルの通り、到底受け入れられないものだった。


そんな時、ある映画レビューを見かけた。


フレッチャー最後笑顔は、ニーマンを称えるものではない。」


あの笑顔は、賞賛ではない。

フレッチャーは『世界最高のドラマーを育てる』ということに狂ったように取り組んでいる。

あの笑顔は、まるで「マッドサイエンティスト世界破滅に導くような兵器を開発した時に出る高笑い」のようなものだ。

決して賞賛ではない。自らの狂った欲望が叶ったからの笑顔なのだ、と。


これだああああああああああああ!!!!ってなった。

さらさらに。


https://www.youtube.com/watch?v=yec5Ima5eHY


アカデミー賞ノミネートされたときの、フレッチャー俳優へのインタビュー


うぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!そうだ!!!そうなんだよ!!!!!ってなった。

もう受け入れ態勢完璧。これは、問題提起だ!と受け入れてしまった。



かくして、全く受け入れられない映画は、受け入れられる映画になりましたとさ。


人間、嫌なものを見ると、見て見ぬふりするか、何とか好意的解釈して受け入れざるを得ないもんかな。やっぱ。

2021-07-23

モデルナ2回目接種の副反応の記録 (n=2)

モデルナ2回目接種の副反応の記録

https://gist.github.com/sadnessOjisan/50d0bcb20b41aae6f281cdc44d5f8b9a

BMIが少し高い以外この人とほぼ同じスペック自分の事例も記録しておく。

受けたのは大手町自衛隊大規模接種センター

自治体のお陰で、非医療従事者/基礎疾患なし/若者/モデルナ という条件だとほぼ最速組だと思う。

一言でまとめると 38度以上の発熱、接種部位の筋肉痛頭痛、関節痛、悪寒、脱水、頻尿。

ちなみに1回目の副反応は腕の痛み(接種部位を下にして寝られない程度)のみ。

前日

 大量の水ペットボトルウィダーフリーズドライ雑炊等を買い込む。

 1年前に処方されたカロナール200を発掘。

当日

  • 12:00 +0h 接種

 ほぼ痛みなし。感覚が無さすぎて本当に打ってもらえたのか?と一瞬疑ってしまう。

 水分を取ると良いと聞いていたので、会場自販機で買ったお茶を飲み干す。

 帰宅途中、徐々に腕に怠さを覚え始める。

  • 14:00 +2h

 接種部位が痛くなってくる。1回目より早くて焦る。

  • 16:00 +4h

 腕の痛みがどんどん強まる。全身が怠くなってくる。

 頭が働かなくなってきたので仕事を早退して寝床へ。

  • 21:00 +9h

 全身の怠さが増してくる。まだ特に熱は感じない。

 起き上がる気力はないものの、「5G電波を感じる〜」などとツイッターでふざける余裕はあった。

 37.3℃。悪寒と熱気が交互に来る。

 悪寒は羽毛布団を被っていても歯が勝手に震えるような寒気。

 腕の痛みがピークへ。

 正直この段階でめちゃくちゃしんどく、すぐにでも薬を飲みたかったが、予防内服は良くないという情報を見ていたこともあり、もう少し熱が上がるまで様子を見ることに。

  • 0:00 +12h

 38.1℃。激痛と悪寒と熱気が続く。

 流石に耐えきれなくなりカロナール200を2錠飲む。

 30分後に楽になり一度は寝付くものの、長くは続かず起きてしまう。

  • 2:00〜5:00 +14h〜17h

 多分38℃〜39℃台。寝たくてもすぐ起きてしまい、悪夢現実の熱気の狭間で苦しみ続ける。

 小さい頃アリス症候群でたまに見た恐ろしい閉眼幻覚が頻発。

 接種部位の激痛だけでなく右肩と首と頭にも痛さがあり寝返りが命がけ。

 枕元の水を決死努力で口に入れてもすぐに喉が乾き、1時間おきに強烈な尿意を催す。

 空腹による気持ち悪さもつらさに拍車をかけるが、起き上がって冷蔵庫まで行く元気もない。

 カロナールを追加したいが、接種してから時間が経っていないので怖くて飲めず我慢

 副反応体験の中で1番の地獄がこの時間だった。

翌日

  • 6:00 +18h

 38.3℃ やっと6時間経ったのでカロナール200を2錠追加する。

 30分ほどで効き、大量の寝汗とともに一眠りする

  • 11:00 +23h

 37.3℃。

 やっと少しなら起きる元気が湧き、水とウィダーを大量摂取

 肩は違和感あるけど動かせるようになったが、ここで酷い頭痛が発生。

  • 12:30 +24h

 酷い頭痛に耐えかね、常備薬のロキソニンSプレミアムを1錠飲む。

  • 13:30 +25h

 ロキソニンが効いたのか、平熱かつ痛みがなくなる。

 やっと起きて動けるようになったのでちゃんとした食事を取り、涼しめのシャワーを浴びた。

 普通にYouTubeを見る。

 ベッドに入ったところで、接種部位の筋肉痛と熱が再発。

 37.3℃。カロナール200を2錠飲んだところ30分ほどで熟睡。

翌々日

  • 10:00 +46h

 平熱。接種部位の少々の違和感以外異常なし。

所感

  • 翌日休みを取っておいたのと、薬と食料を用意しておいたのは正解だった
    • というかしてなかったら無理だった
  • 解熱剤が効かなくても少しでも眠るために、冷えピタか氷嚢を用意しておくべきだった
  • ピークが来る前にちゃんとした食事を済ませておくべきだった
    • 空腹にはなるが食べる元気はないため
  • カロナール効果が弱いのでロキソニンだけで攻めてもいいかもしれないと思った

コロナ重症の方が大変なのは確かだろうし接種したこと自体は全く後悔していないが、

今後ブースター接種やら毎年接種やらと求められるとなると、かなり覚悟必要だなというのが正直な感想

ワク警になりそうだった自分だが、自身重症リスク仕事に穴を空ける代償を天秤にかけるとなると、

打たない選択をする若者がいたとしても責められないと思えるようになった。

なお以上は全て素人感想であり医療助言を意味しません。

2021-07-20

anond:20210719125034

夏だからオカルト要素を入れましたなのか

SF要素で時間を巻き戻したのか

ドラマとかでよくあるよな。

妄想とか夢だった、みたいな展開の後で、その妄想世界のモノが主人公の手に届くとか。

マンガだしなー、アセチレン・ランプの頭のローソクがそれまでマンガ記号で火が付いてたのが、ある日突然他のキャラに奪われたり、可燃性のものに引火して大爆発しちゃったりしたのに比べれば全然かわいい」で流してた。

ちなみに並行世界妄想か、でいうとこれは妄想くさい。

キックを放つの京本を助けたいと決死覚悟がないといけないだろうし、そのためには友達関係になってないとそういう気持ちにはなってない。

バタフライ・エフェクトでは主人公最初から恋人一目惚れしていたし記憶を保持できるからいいが)

京本の「藤野先生!」って展開が妄想くさい。←まあ、現実ルート京本も都合の良い存在でなんだかって思ってしまうんだけどね。

2021-07-19

どうして「オタク」たちが小山田圭吾擁護するのか。その理由が判明

ノザキハコネ

@hakoiribox

ツイのオタクのみんなはいじめにだけはやたら厳しいと思ってたのに小山田さん決死擁護とかやりだすのは意外でした。

https://mobile.twitter.com/hakoiribox/status/1416014949575315457

青春クソ野郎

@kayuumaatsui

へ?! あの悪名高き所謂表現の自由戦士ですら、「自分がされた・される可能性の高いイジメにだけは」常に厳しかった記憶があるのですけれど。

まあ、いまは小山田権力側なので、権力=俺=小山田、という図式が成り立っているんでしょうね。

https://mobile.twitter.com/kayuumaatsui/status/1416361165223972867

愛国心の足りないなまけ者

@tacowasabi0141

これ別に意外でも何でも無いよな。

単にサヨク逆張りと偉大な国家との一体感()を求めて五輪反対は攻撃してりゃ必然的にそんなゴミになるわ。

オタウヨ君にはよくあること。

https://mobile.twitter.com/tacowasabi0141/status/1416358623828193284

イナモトリュウシ ∃xist@キモオタサハ

@yksplash_ina

オタクなんて「小山田圭吾になりたかった奴ら」の集まり」なんだから連中が小山田擁護するのは何ら不思議じゃない。

https://mobile.twitter.com/yksplash_ina/status/1416130747119800321

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