はてなキーワード: 持ちネタとは
今の俺の持ちネタな。
パクったら燃やすぜ
本題に入るか。
投票所に行ったんだよ。
あえての当日投票さ。
そしたら投票出来ない奴がいるのwwwwwあー草生えちゃったwwww
それも短い間に3人もなwwww生えてるーwwww草生えてるーwwwww
その3人全員が見るからにオタクなのよwww生えるかーwwwこれでもかwwww
オタクはさぁ……さんざん山本太郎に投票するんだーって盛り上がってたんでしょ?
それなのに当日行ったら投票出来てねーのよ。
流石に草も生えないね。
あれだけ誰それに投票しよう若い人は投票しようとリツイートしあっておいて、転居して数カ月は投票できないことも、どう手続きしたらいいのかも知らないのかよ……。
呆れた……。
誰に投票するしないよりも前に、投票することのスタート地点にちゃんと立てよ……。
アホすぎるわ……。
投票は義務じゃなくて権利だからさ、自分たちでちゃんと投票できるように準備しないと役所は助けてくれないのよね。
はぁ……誰に投票してもいいし、投票しないならしないで勝手だけどさ、投票の仕方すら分からないなんて情けない話はやめてくれよ……
あーマジで草生えてねえな。
白けきっちまってるよ。
アニメそのものも面白かったけど、Twitterでのファン同士の交流がお祭り騒ぎで楽しかったなぁ。昔の漫画が原作だけどファン層がやや若めなせいか、皆元気だし発想が奇想天外なので愉快なTLだった。
ともあれアニメ『どろろ』本体の感想などを気がはやいけどつらつら書いとく。
あ、ちなみに私のスペックはというと、原作未履修のまま生き長らえてしまった、最近はあまりアニメに熱烈にハマれなくなっていたオタクを自称するのは気が引けるほどの者。『どろろ』を見始める前に履修したのは『BANANAFISH』で、もう当分こんな悲劇的な作風はいいや、と言った舌の根も乾かないうちにどろろ沼に転落した。なお『どろろ』原作はアニメ前半期が終わるくらいにやっと履修。
では以下感想。
・タイトルは『どろろ』なのだがとかく目を惹かれてしまうのは百鬼丸である。なんせ顔がいい。
・初期の頃の百鬼丸は表情がまるでないのだけど、カメラワークによっては、うるさくまとわりつくどろろにすごく迷惑そうにしているような表情に見えるのがツボだった。単に角度の問題で実際そんなに迷惑してるのかどうか分かんないところが良い。
・百鬼丸が身体のパーツをあちこち奪われた重度の身体障害者であるという設定が、このアニメではリアルに描写されててよかった。身体のパーツを取り戻して当人が感じるのは喜びだけじゃなくて戸惑いや煩わしさもある(むしろ喜びよりそっちの方がフォーカスされがち)という描写がいい。耳を取り戻す瞬間子供みたいに地団駄踏んでたのが印象的。
・特に耳を取り戻したら世界に溢れる音が煩すぎて知恵熱出しちゃうとこがよかった。
・百鬼丸が身体を取り戻す度に、百鬼丸は視聴者が思ってた以上に何も出来ないし何も知らない・分からない赤ちゃんであるというのが発覚していくのが面白い。しかし、発覚するごとに「あっ、なんかごめん……」と一視聴者は百鬼丸に謝罪がしたくなるのであった。
・百鬼丸が16歳の赤ちゃんだと発覚してからは、彼が徐々に成長をしていく様に一々感動してた。つい自分の子供を見守るような目線で見てしまった。
・前半期でいちばん気に入ってるのが『守子唄の巻 上・下』。そのストーリーの悲劇性もさることながら、最初から最後までテンポよくタイトにまとまっていて、とてもよい良い。
・ということにことのほか感動してしまうのは何故かというと、アニメ『どろろ』、全体的に面白いんだけど変にテンポが悪くてかったるい印象があるのが否めないからなのである。90年代後半のロードムービー系アニメの雰囲気がうっすらとあって若干時代遅れな印象も。
・アートと娯楽の境目を綱渡りで進んでいてたまに足を踏み外して落っこちている、そんな感じのアニメ『どろろ』の全体印象である。
・百鬼丸から見れば敵サイドである弟・多宝丸が物凄く良い子に描かれていて好感度高いところが良い。そんな良い子が悲劇に巻き込まれていく鬼畜な脚本とシリーズ構成さいこう。
・今までアニメを観るのに監督には注目したことはあっても脚本家に注目したことはなかったのだけれど、小林靖子という脚本家に期待と信頼を寄せるようになってしまった。
・確かアニメ開始直後くらいは監督が例のあの人なのでどうせ地獄み溢れる展開になるとか、少し経つとどうせミオは梅毒で死ぬんでしょとか噂されていたが、結局、監督が例のあの人だからどうということはなかったような気がする。ま、ミオが梅毒で死ななかった代わりに他のキャラが疫病にかかって大変なことになったのだが。やっぱり監督の持ちネタなの?
・悲劇の全ては小林靖子様のせいに違いないと思ってごめんなさい。そんなことはないよね、常識的に考えて。
・琵琶丸カッコいい。
・どろろがコロコロと丸っこくてとても可愛いのだが、後半期にどろろの身体が実はガリガリに痩せ細っていることが発覚してヒィッてなる。あんまり食えてない設定なので当たり前なのだが、しかし、あの顔の丸さ加減はお肉ではなく頭蓋骨そのものの丸みだったのか……そんな……。
・醍醐夫妻の毒親っぷりに真面目に憤ってしまった。空想上の人物にそんなに真剣にプンスカしても仕方なくない?と思いつつも、つい。あの二人には天誅が下って欲しいと、いまだに思っている。
・やたら母性というものにフォーカスの当たる本作。正直、今時それ?と最初は思ったんだが、登場する母親や母親役のキャラが皆それぞれ人として未熟な部分があり葛藤を抱えているので、OKです。超絶母性愛で全てをミラクル解決するような話ではなくてよかった。
・登場人物がそれぞれ目の前にしている相手に勝手に理想を見出だしているような描写がちょくちょくあるのがグッときた。例えばミオから百鬼丸、おかかちゃんからどろろ、など。相手の虚像に癒されてんだな……。
・どろろが百鬼丸にかなり雑に扱われているのにも関わらず、それでも必死に彼についていく理由が、よくわからなくはある。
・親とはぐれた子犬や子猫が通りすがりの人間に必死についていくのと似たような心理なのだろうか。
・どろろと百鬼丸の絆が深まっていくのを描写するのには、24話では尺が足りないのではないかと思う。
・鈴木拡樹は天才だ!絶叫の演技が特に良い。「地獄変の巻」で背骨を取り戻すシーンなど秀逸だ。
・後半期でいちばん何度も観てしまったのが「地獄変の巻」。演出家の個性なのか単に制作時間と人手の欠乏かなのかわからないが、異彩を放ちまくりの画面に目を奪われてしまった。この話を担当した演出家が総監督する『どろろ』を観てみたい。ただしちゃんと制作費をかけて。そしたら私も微量ながらお金払うし!
・後半期の膝から崩れ落ちるようなあのOPは一体なんなの。曲そのものはいいと思うけど内容と全然合ってないじゃないか。原作漫画をそっくりそのままアニメ化したもののOPというなら納得するんだけど。アジカンにどういうオーダーしたらこうなるんだ。
・そんなOP曲に映像を作ったスタッフもびっくりしたらしいが、いい感じの動画にまとめてくれて一視聴者としては感謝しかない。
・でも『鬼滅の刃』なんか観ると羨ましくなってしまうよなぁ。こんないいOPつけてもらってていいなぁ、と。
・『天邪鬼の巻』は楽しかった。おこわちゃん可愛い。普通ああいうポジションのキャラって性悪に描かれがちだと思うけど、おこわちゃんはしっかり者の良い子で素敵だった。
・『鵺の巻』の上げ落としが酷い(誉め言葉)。中々懲りない百鬼丸ェ。
・身体のパーツを取り戻していき、喋れるようになって感情を表現出来るようになっていった百鬼丸だが、実は優しい顔に反して内面はもしかして結構、うん、性格悪い?将来ものっそいDV男になりそう。そんな危うい奴だったことが判明していくのがつらい。近距離にいるどろろがモロに精神にダメージ喰らってるのがとても可哀想。まだ子供なのに……。
・社会的弱者なKKOに同情出来るか問題の様相を呈してきた。なんて現代的で重いテーマなんだ。
・多宝丸と陸奥・兵庫の絆がグッとくる。なのにあんなことになっちまって……。
・百鬼丸と多宝丸の兄弟対決は、もはや和解の道が全然見えなくてしんどい。が、うまく和解したらしたでそれはぬるすぎる展開なのではないかと思ってしまう。
・百鬼丸が身体のパーツを取り戻すことの是非については、私個人としては、一度きりの人生なんだし他人とかどうでもいいから取り戻せば?と思う。どうせ死んだら人から恨まれようが関係なくなるんだし。
と、こんな感じの感想。
最終回、何とか色々片付いて百鬼丸とどろろには幸せになって欲しい気持ちもあるが、そうなってはぬるいという気もする。
しかし百鬼丸がコロッと死んだり重い業を背負って生きてくというのもなんか違う気がするしな。
ともあれ、今夜の最終回を心して待つことにする。
横から元ピザ屋増田だが、もうやめてくれ。エレベーターネタは、先輩が後輩に「プロの目の付けどころは素人とは違うぞ」という事をマウンティングしながら教育する為の俺の持ちネタなんだ。新人にガツンとかます一種の洗礼みたいなもんだ。本当は俺にもそんな時間感覚ないんだ。だって仕事サボってネットで遊んでるし。俺も。
ちなみに元ネタはこんな感じの、できるリーダーの仕事術みたいなやつ。
エレベータの「行き先階」ボタンとドアの「閉」ボタン。どちらを先に押せば最速で行き先階にいけるでしょうか?
答えは「閉」ボタンです。
そこまでやるかと思われたでしょうか。これは一例に過ぎませんが、こうした日々の段取り次第で、いかようにも仕事のスピードは変わります。段取りが命、といっても過言ではありません。
「作者の気持ち」問題のネタって別にネット時代に入ってから国語叩きに使われるようになったのではなく、ネット以前の80年代、90年代からあるネタなんだよね。
「自分の書いた文章が国語の試験に出題されたので自分で解いてみたところ、自分の答えは正解ではなかった」ってやつ。
作家本人が自分で話して持ちネタにしてる場合もあるし、周辺の人たちが又聞きという形でネタにしている場合もある。
評論文で筆者の意図を問う問題は普通だし、テストに抜粋された文章だけから読み取る問題と、それ以上の情報を持ってる筆者とでは、答える内容が異なる場合もあるだろうから、実際にそういうケースは主に評論文の試験問題ではよくあるのだろう。
これが伝聞を繰り返すうちに真相が不明になり、「物語で作者の気持ちを聞く問題ってどうなの?」などと国語叩きでマウント取るための道具だけに利用されるようになった。
※小学生の国語で、例えば戦争文学の授業の時、「この物語は戦中の作者の体験をもとに書かれました。こうした背景から作者の気持ちを考えてみましょう」みたいなことはあるだろうけど、それと「テスト問題に出て~」というのは全然違う話
そんな大げさな話でもないけど。
無駄に長いし読みづらいよ。
私は友達が少ない。
長期休み明けなどで「友達とライブに行った」「恋人と旅行に行った」など数少ない友人が話ているときに、私は相槌を打ちながらも少し羨んでいた。
そもそも自分が人ごみが極度に苦手・乗り物酔いしやすく酔い止め薬を飲みすぎて効かなくなった・敷布団と掛布団が違うと安眠できない…という旅行というか人付き合いに全く向いていない体質なのと、人と壁を作る性格なのが原因なので、それを人のせいとは思わないし、自分でももう慣れた。
それでも、羨ましいという感情が多少生まれてしまうことはしかたがない。
私の友達は、私がそういう体質であることを知っているから、気を使ったが故に誘わないという心理も理解している。
そこで卑屈になって気を遣われることも面倒なので、基本的にはぼっち・恋人いない=年齢を自分の軽い持ちネタのように扱って喋っている。
そんな中、最近友達の友達といった感じで知り合った人と、なんとなく馬が合い何度か会って話すようになった。
趣味の話ばかりしていたけれど、大学の同学年ということもあってプライベートな世間話も多少するようになった。
いつものように私は重くならない程度の軽め重めのぼっちネタを多少使いつつ談笑する。
相手(仮称:A氏)の話を聞く限り、A氏は恋人がいて友達もそこそこにいるという、人とのコミュニケーションを平均程度にとっている普通の人だった。
A氏は、私の軽め重めのぼっちネタに様々な反応を示しつつも笑顔だった。
私の家族はとりたてたエピソードがあるほど仲がいいわけではないけれど、決して悪いことはない。私と父に関しては、ほんの少し過剰なくらい仲が良かったかもしれない。
なので、そんな話をだらだらと話した。その時も基本的にA氏は笑って聞いていた。
そして2人で会って喋って5回目くらいの時、A氏が切り出した
「自分とこはもうほんとびっくりするくらい仲悪くてさー。家族で外食なんて行ったことない。ていうか中学くらいからは挨拶だって怪しいくらいだった」
「大体家だと親とか兄弟が喧嘩してるからうるさいからずーっとヘッドフォンつけて生活してたんだ」
「大学だって行かせてもらえそうになかったけど、中学の時からずーっと説得して何とか学費全額自分で払うってことでOK貰ったんだ」
驚いた。友達の旅行や恋人との出来事をあんなに楽しそうに話していたA氏が、自分の家族不仲の話を卑屈に顔を歪めて喋っていた。人との談笑としてではなく、自分の鬱憤を晴らすかのようにとめどなく。
多分、私がA氏の地雷を踏んでしまったんだと思う。A氏の地雷は他人の家族仲の良い話だったのかもしれない。
私は本当に驚いた。
大体、ネット上で炎上するのは恋人関係のネタだと感じていた。つい先ほども、男性恐怖症だった女性が男性の恋人ができてそのラブラブな思い出を日記のようにしてSNSに投稿していたということが炎上していたらしい。
家族みんなが仲いいというエピソードを絵や漫画にして炎上したなんてことは、私は聞いたことが無い。
でも、それは私が聞いたことがない、あるいは見えていなかったというだけの話で、家族仲がいいという話を聞いてフラストレーションが溜まっている人間だって数多くいるはずだ。
別にだからといって、自分の恋人仲や家族仲の話をする時は相手に気をつかえ!とは思わない。そんなのは私の勝手だし、やめてほしければ下からお願いすればいいと思う。
ただ、順風満帆に生きているように見えても家族の話をつつくと一気にニートみたいに卑屈な笑みを浮かべる人がいるということを、自分の目の前で見て「あぁ、本当にあるんだなぁ」と思った。
個人的には、恋人や友達が多いなら家族仲とかどうでもよくないかと思う。
でもその後A氏と話してみたら、A氏は、「他の人は知らないけど、自分はいくら他人と仲良くしてたって満たされない。肉親と仲良くできないから盆にも正月にも帰りづらいし、親戚はうちの一家を煙たがってるし、それでも小さい頃怪我したとき本気で心配してくれた時のことは覚えてるし…」
まぁA氏は私とは真逆で、いくら恋人や友達がいようと家族仲が悪いんだったら意味がない、という考え方をもっているらしい。
結局のところ、簡単な結論 ないモノ強請り 隣の芝生は青く見える それだけ。
まぁ、個性が個性がとか叫ばれる現代社会で価値観の相違というはなしはよく流れてくるけど、それが身をもって目の前で発声してびっくりしたって話です。
今日も出勤した直後は目の回るような忙しさだったけど、雷雨のせいで7時過ぎた頃から超暇になってしまい、辛かった。
レジのとこでボーッとするの禁止なんだけど、早め早めに雑用を片付けてしまって何もやること無くなっちゃったので、ボーッとするしかないのしんどいよぉ。つまらないから相棒と喋ろうとすると、そんな時に限ってお客さん来るからちっとも話せないという。
そうそう、夕勤のバイトの人数が増えたので、店長など正社員がシフトに入らなくなって、バイトだけでお店番をする事になったのがまた、退屈に拍車をかけた。正社員とのシフトの時は、暇なら正社員は私に店番を任せてバックヤードで発注業務など正社員しかしない仕事をしているので、やんなっちゃうほど暇になったりはしないのだ。
以前は火曜日は誘蛾灯のような正社員氏と仕事だったが、誘蛾灯氏はバイトの人数が増えた事によって勤務時間が大幅に減ったので、今日は顔を合わせず。誘蛾灯氏が老若男女問わず人を惹き付けまくってるところを見るのが好きだったので、ちと残念な気もする。
誘蛾灯氏は持ちネタ(艶消しブラック過ぎる長時間労働)が1個減った。まあそれはいいよね、寿命削らなくてよくなったんだし。
18時の忙しい時間に、ホットスナックをもっと揚げるべしとオーナーが言うので、相棒と顔を見合わせ「売れないよね~」と言いつつしぶしぶいくらか揚げたが、案の定全部売れ残った。
漫画みたいにずぶ濡れのお客様来店。バケツいっぱいの水被ったみたいに頭のてっぺんから爪先までびしょびしょだった。まさに水も滴るいい男!だったけど、いくら夕立に降られたからってここまでずぶ濡れになる?この方はどんな交通手段でここに来られたのだろう?と不思議でならなかった。
お客様はしばらく雨宿りをされていたが、まだ雨が止んでない頃にいつの間にか消えていた。
また今日も違算が出る。私は-50円で相棒は+200円。入店から先週までノー違算を通していたのに、ここんところは一体何なの?疲れてるの?
雨が止んだなぁと思って私が外にゴミ出しや番重の片付けに出ると、外へ出た瞬間雨足が強まってびしょびしょになったが、帰りも雨がザーザー降りだして、帰宅後車から降りて玄関にたどり衝くまでにびしょびしょになった。
何かの呪い?
吐き出させてください。
その人は出会ったときから私にアプローチをかけてきて、正直不快(サークルでは強引なナンパは禁止されています)だったのですが、
まあそれだけ私のことが好きなのかもと思い、ご飯くらいならいいかーと安易に承諾しました。
ちょうど婚活をはじめた最中でしたし、男女関係で色々あり、自分が好きな相手より、好きになってくれた男性と付き合ってみようかなと考えていた矢先だったので。
で、特に「何が食べたい?」とかも聞かれず、約束の日の前日に「予約しましたー」とだけ一言。
「何の店ですか?」と聞けばよかったんですが、私自身嫌いな物もなく、私の好みを訊かないということは「奢りだし、相手の好きな食べ物でいっかー」と詮索はしませんでした。
当日、落ち合ってすぐに何の店かと聞いたら「イタリアンです。コースを予約しました」といわれました。
ついでに相手はよれよれのシャツを着ていて、それに染みがついていました。
好意を持っている異性との初めての食事にその格好で来るという考え方に引いたんですが、
そこで帰るのもどうかと思い、着いていきました。今思えば、用事を思い出して帰ればよかったです。
お店はイタリア料理のチェーン店で(サイゼではないです)、マルイの中にある店でした。
ちなみにお店を案内するときに迷っていました。
事前に現地まで行けとまではいいませんが、住所でマルイの中にあることは丸分かりだし、
「グーグルマップで大体の場所調べておかないの?」と思いました。
異性としてではなく、仕事をする社会人としてどうなんだと思いましたが、
「まあ、相手も不慣れなんだし仕方が無いか」と諦めました。気分は慈善活動従事者でした。
お店はチェーン店でした。ついでに、相手は予約した店(場所)を間違えており、別の店舗を予約していたようです。
正直、恥ずかしくて店員さんにそれを告げられた瞬間に帰りたかったです・・・。
トイレは店舗の外にあるので帰ればよかったです。自分の人の良さを恨みます。
そして食事です。
「リーズナブルですよ」とはいわれましたが、財布は相手もちだとばかり思っていたので特に気にしませんでした。
私はお酒飲みで、相手もそれを知っており、「アルコール飲み放題もありますよ」といわれました。
勝手に独りよがりな妄想をして、お酒が好きだからアルコール飲み放題の店がいいと思われたのかもしれませんが、
私はお酒はゆっくり楽しむ物だと思ってますし、ましてやイタリアンなら好きなお店のワインと料理を楽しみたいのが本音です。
ついでにこのお店から徒歩圏内にリーズナブルな私の好きなお店があります。
でも、「相手が払うんだし、相手の好きにさせてあげればいっかー」とその点については流しました。
話も正直、退屈でした。
気分は接待でした。話をいくら振っても、すぐに話が終わって盛り上がりません。
結構、話を膨らませやすくしたつもりだったのですが、無理でした。
人として目の前で携帯弄るのはどうかと思うので、それも我慢しました。
相手はネットの住民みたいな人で、数年前にネットで流行ったネタを乱用していました。
本人は面白いのかもしれませんが、ネットってやっぱり世間一般からすると一部の世界ですし、
気心知れた仲ならともかく、ネットの話を一般世界に持ち込まないで欲しいんですよね。
ついでに言うと一部不快な話もありました。
気に入らない相手に嫌がらせするためにツイッターのアカウントを8つくらい持っているそうです。
なんでそれをほぼほぼ初対面といっても過言ではない間柄の人に話せるんだろうと思いました。
ちなみに、「何故、そういう嫌がらせをするのですか?」と聞いたところ、
「友達に協力してくれと頼まれた。相手がすごく嫌な奴だから」との返ってきたんですけど、
そういうネットにありがちな「相手のことをよく知らないけど、嫌な奴だからこいつは叩いていい」という考え方はとても不快です。
一応オブラートにオブラートを重ねて伝えてみたんですけど、伝わったんでしょうかね。
お待ちかねのお会計が来たんですが、待てども待てども席を立たない。
あれれー?おかしいぞー?
「あ、お会計は僕が出します!僕が誘ったんですし!僕が行きたいところに付き合わせちゃったんで」みたいな言葉を期待してたんですが、何も言わない。
催促するために、会計の伝票を見たんですが、何も言わない。
こいつ「割り勘でお願いします」すら言いやがらねえ。
なんだよ、この割り勘で当然だろ、みたいな態度。
私は普段マネークリップとカードを愛用しており、硬貨を出すのが面倒だったので、2400円の支払いに対してとりあえず3000円渡しました。
相手は500円を出し、残り100円が無いからお会計するのを待ってほしいといわれました。
ああ、せめてここで「僕が誘っちゃったんだし、2000円でいいですよ」だったら、まあまだスマート(・・・)だったのに。
席でお金渡して、お会計した後に外でおつりを返してもらうとかさ。
友達相手だったらまだしも、お前は私に好意抱いてるんじゃねえの?????と本気で??????でした。
何がしたいのか分からない。
お前が誘ったんだから、お前が私に興味があるんじゃないの?????
え、なにこれ。実はマルチの勧誘???? 知り合いの店で売上げ貢献したかったの????
つーか、同じイタリアンならサイゼの方が好きな物選べるし、お前の格好にも合ってるし、さくっと帰れるからサイゼの方が絶対よかったよ????
謎だな~と思いながら素早く別れたんですけど、
来たラインにびっくり。
「楽しかったですか?」ですよ。
どういう意味なんだよ。こっちはお前の行きたいレストランと食べたい物に付き合わされて、
食べたいというわけではないものを自分で稼いだお金で食べるという苦行に付き合わされたんだぞ??????
あのね。2400円って、銀座のちょっといいお店でいいランチが食べれるお金なんだよ?????(場所が銀座に近い)
ついでに一人2400円くらいだったらちょっと歩けば、ほかに雰囲気が素敵な店がいっぱいあるんだよね。
それなのになんで気楽に1人で行けるようなチェーン店で2400円も払わなきゃいけないの??
つーか自腹だったら5000円超えてもいいから、行きたいお店で食事を楽しみたいよ・・・。
それなのに、なんで、お前が食べたい物を食べるために私が付き合わなきゃいけないの?????
楽しいわけないだろうが。
え??? お前は私に好意をいただいてるの??? これ嫌がらせじゃないの????
最低限、予め好きな嫌いな物アレルギー等は聞いてからお店を選ぶべきですよ。
(割り勘なら)お店の情報は予め共有するべきですよ。みたいなことを教えてあげたんですが、
「なるほど!そうですね!次はそうします」という返信が帰ってきて、何の謝罪もない。
本当はフェードアウトするつもりだったけど、
この次が私に対しての次だとしたら恐ろしいし、何より腹立たしかったので、
私が怒っていることと、ついでに今後のアドバイスを送ってブロックしました。
でもさ。そもそもお前は友達誘うときとか、どうしてんの????
食べたい物とか訊かないの????
つーか、よく考えてみたら、好意を持たれた異性に食事等に誘われて割り勘されたの初めてだわ。
奢りだったら、マナーとして次のお茶くらい誘うし、そこは私が出すし、繋げやすいのになー。
まあ、女に慣れてなくても、スマートな振る舞いができなくても、
私のことを考えて気を遣ってくれれば、普通だったらそれだけで楽しい食事になると思うんですけどね。
誘った相手の行きたい場所とか食べたい物を訊くだけでいいのに。
会話等がつまらなくても、食い意地張ってるので私の食べたい物さえ食べられてたら、割り勘でも「まあ、いっかー」ってなるんだけど。
まさか、相手の食べたい物に無理やり付き合わされて、しかも自分で支払わなきゃいけない羽目になるとか思ってもみなかったわ。
今後の持ちネタになりました。
そんなクッソどーでもいいトリビアが、なんでかアタシの頭に引っ掛かり続ける。
○
「お客さん、意味分かんないよ」
あきらかにくたびれたふうのサラリーマン。下からのぞく息子のよそおいも、割と似たり寄ったりだ。
まーた面倒くさい客だよ、オーナーもいいかげん、どんだけアタシを廃品処理に回すのが好きなんだ。
ずんどこやかましいダンスミュージュクが、アタシの脳天をゆっさゆっさと揺さぶってくる。
きっと揺さぶられすぎて、あの頃のアタシは脳しんとうにでもなってたんだろう。
「それがキック?」
「そう。まぁ床を足で踏み鳴らすみたいだし、キック。そいつが1分間に128回。ダンスミュージックって、これより速くも、遅くもない」
「へー。で?」
もう全然興味わかない。けど、奴はそのまま続けてくる。
「人間の心臓って、だいたいこの半分、1分間に64回打つらしい。つまり、ダンスミュージックって、割と人体のテンポにぴったりなんだよ」
へー。
ほー。
「だからさ、」
客が、ぐい、とアタシに顔を近づける。
「してみてくんねえ? このテンポで、手こき」
「はあ?」
変な声上げちゃいましたよね、思わずね。
いや、やらせろ、って言ってくる客に比べたら、むしろ楽でいいんだけどさ。
○
音に合わせて、シュッ、シュッ、シュッ、シュ。
○
ピンサロがどういう所か、ってのの説明から、一応しといた方がいいかな。
腰ぐらいの高さの仕切りで区切られた、二メートル四方くらいの空間。立ち上がれば、割と隣のペアのプレイもまる見えだし、会話の内容もまる聞こえだったりする。スペースの中はソファみたいな床なことが多いかな。他のお店じゃ畳だったこともあった。そこでいい年こいたオッサンが、女にこかれてアヘアヘ言う感じの場所。
まぁ、こんなとこに関わったら一発で男のこと嫌いになるの請け合いだよね。控え室の話題だって、いちばん盛り上がるのは客の悪口だしさ。
さて、アタシが掴まされた変な客。
奴のチンコはなかなかの難物で、一気に元気になったりはしない。けど、手の中で、ゆっくりと固く、太くはなってきた。
サイズそのものは、それ程インパクトがあるわけじゃない。けど、言われたことが意味不明すぎたせいで、あのチンコは結構今でもすぐに思い出せる。
「俺さー、小学生の頃、悟っちゃってさ」
「何を?」
興味があるわけじゃない。ただ、返事しなきゃ間が持たない。だから、とりあえず返す。
「チンコってさ、単純な刺激でイクんだよ」
「あー、イクねー。楽させてもらってます」
「何? そんな速い奴いんの?」
「速いのは速いよー。ほっといても勝手に興奮してくるし」
「そっかー、羨ましいわ」
チンコをしごくと、だいたいの奴は声を出したりする。まーなんて言うか、白々しい。
なにせ、こちとら感じるフリのプロですからね。申し訳ないけど、お前たちの演技にゃ敏感ですよ。
ただ、あの時の奴ときたら、もうビクともしない。演じるつもりもない。
ずんどこ響くキック? に合わせて上下させるアタシのテンポに、むしろ合いの手を入れてくる。
「いやさ、イケよいいから。めんどくせーな」
「やだよ。なんでお前らのルーチンに付き合ってやんなきゃいけねえんだ。金払ってんだから、楽しませろよ」
「知らねーよ」
あんまりにも失礼すぎて、けどこっちがお仕事ぶん投げる必要もない感じで、なんつーか、楽だった。その意味じゃ、相性がよかったのかもしれない。
「で? 単純な刺激がなんだって?」
話が途切れかけたときには、前の話題を掘り起こすに限る。おう、ってやけに偉そうに、そいつが鼻を鳴らす。
「セックスの快感ってよ。生殖行為への理由づけなんだと思うわけよ。つまり、メスの子宮に、どうオスに射精させるか、こそが重要なわけだ。そのために、どう効率的にチンコをイかせるか、のためのメカニズムが、オスとメスとの間で組み立てられた」
「ちげーよ。そう言う本能的なあれこれをぶっ飛ばすのが、おもしれーって話だ」
「いやよく分かんない。つーかフェラじゃなくていいの?」
「アレ気持ちいいって思ったことないんだよ。どう考えても手のほうが器用だろ」
「えー。みんなすぐくわえてって言ってくるよ」
「そりゃ支配欲だろ。所詮チンコなんか汚ねえしな。そいつわざわざくわえさすとか、相手屈服させたみてえな感じじゃん。でもあんたらって、金が入るからくわえるだけだろ? それって全然屈服じゃねー。むしろ、よくそんなポーズに快感覚えるよなーって思う」
なんてことを言ってる内に、奴のチンコがすっかり固くなる。
あーこれ、語ることでできあがってく奴か。
いいんだけどさ、聞いて擦っててだけしてりゃオッケーなんだし。
「だから、気付きましたよね。俺は選ばれしオナニーエリートなんです」
さすがに噴く。
「ちょ、何それ。不意打ちすぎるんだけど」
「いやもう、今までのお話のまとめよ。男ってさ、本来はチンコしごくだけでイケる訳じゃん。なのに、なんで女体が必要なのか、相手が必要なのか、って話ですよ。それって大概が支配欲とか所有欲とかなんじゃねーかと思うわけ」
うっかり、うなずきそうになった。
面倒くせー客の殆どは、アタシのことを買い取った、みたいな態度で迫ってくる。今の時間は俺のものだ、だから好きにさせろ、だからやらせろ。
知らねーよ。お前はレンタルしたエロDVDを傷つけたり割ったりして返却すんのかよ。何回か言いかけたし、っつーか出禁待ったなしの奴には、むしろ直で言い放ったりもしてた。
まぁ、「金払ってんだから楽しませろ」ってのはこいつも言ってきたけど、少なくとも、アタシの粘膜への危害はない分、ずっとマシだ。
「で、女を知る前にオナニーの快楽を知った俺は、その支配欲から切り離され、こうしてあんたの前にチンコを晒して代理オナニーをして頂いてるわけです」
言いながら、時々ぴく、って跳ねる。感じちゃいるらしかった。
「つーかさ、それならそれこそ家でこいてた方がよくね? わざわざこんなとこで他人にさせるのって、時間も金も無駄な気がするけど」
テンポに合わせて擦る内、何となくツボみたいなのが分かってくる。スピード、握る強さ、角度。そのなかで、相手の反応が特に大きい奴を探り当てる。「おぅっ」とか洩れるのを聞けば、ちょっとした達成感を覚えないでもない。
「それがいいんじゃねーの。思い通りになるオナニーばっかじゃつまんねーんだよ。いい? ダンスってのはビートに乗ることだ。つまり調和だ。そして俺とアンタは今、ビートに乗って弾んでる。いや、弾ませてもらってる、か」
「え? なに? アタシ今、アンタとダンスしてんの?」
「そういうこと」
「えー、キモ」
食い気味のツッコミじゃあったが、あくまで笑顔でのもの。言われて、こっちもだんだんノリノリになってくる。
やがて音楽がブレイクに差し掛かる。キックがドンっ、ドンっ、から、ドンドンドンドン、さらにドドドドドドドってだんだん速くなっていく、あれだ。ちらりと客の顔を見たら頷いてきた。
よっしゃ、やったりますよ。キックに合わせて手こきも二倍速、四倍速。
そしてブレイクしたところで、発射!
○
「すげぇ、飛んだよ。久々に見た」
「だろ? この日の為にしばらくオナ禁してたしな」
チンコにつく精液を丁寧にふき取り、次いで自分の手をふく。マットにとんだ精液は、その次。
「いやいや、アタシそんな楽しくなかったんだけど」
「嘘だろ!?」
「なんで今さら嘘言わなきゃいけないのさ」
あからさまにショック受けた風でいたのが、ちょっと面白かった。ちくしょうなんだよお前、来る時よりつやつやしやがってさ。こっちは一仕事終えるたびに割とげんなりなんですけど。
「なんてね。まぁ、アンタについてはちょっと面白かったよ。ちょっと待っててね、片付けしてくるから」
○
手ふきとかウーロン茶の入ったグラスだとかを持って、いったん控室に戻る。
時間中、アイツはぜんぜんこっちに触れてくることもなかった。
だいたいの場合、べっとべとの手で触られまくるわけだし、タオルで全身ふかなきゃいけないんだけど、あの時は全然その必要無し。ただまぁフロアって、裸でいても大丈夫なように暖房は掛かってるから、じっとりと汗ばみはしてる。そこは気持ち悪いので、さすがにふいておく。
「ねえ、なんかすっげー盛り上がってなかった?」
隣のブースにいた子が聞いてきた。
「いやー、全然そう言うんじゃなかった。つーか怖かったよ。意味わかんねーんだもん」
「うっそ。の割になんか楽しそうだけど」
「んー、楽しかった、のかな? どうなんだろ」
けど、まいっか。
○
“話はよくわかんなかったけど、
オナニーバトルなら受けて立つ!
再挑戦、待ってるよ”
○
「お待たせ。要るかどうかわかんなかったけど、はいこれ、名刺」
「お、ありがと……って俺が挑戦者なのかよ」
「そりゃそうでしょ。だって発射したじゃん。アンタの負け」
そんなこと話しながら、入り口まで向かった。
だいたいは手を繋いで向かうんだけど、ここでもやっぱり、触れてこない。何なんだこいつ、潔癖なのかな。潔癖のくせにこんな店に来るとか頭おかしいのかな。そんなことを、ちらっと考えた。
「いや、帰って寝る」
「マジで? アタシも寝たいんだけどー」
「じゃ、アンタの分も寝とくよ」
「ふざけんな」
そんなこと言いながらのお別れだったんだが、最後の最後、突然そいつはキスしてきやがった。
しかも舌入り。びっくりしたけど、悔しい事に、これがまたうまい。
「じゃ、またな」
ドアが閉まるまで手を振り、見送る。
○
まぁ、こうやって今も話せるんだもんね。
インパクトはやっぱりあったよ。
けどそいつ、結局二回目はなかった。
○